JPH0577052U - 液体用紙容器の注出口栓 - Google Patents

液体用紙容器の注出口栓

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JPH0577052U
JPH0577052U JP1598092U JP1598092U JPH0577052U JP H0577052 U JPH0577052 U JP H0577052U JP 1598092 U JP1598092 U JP 1598092U JP 1598092 U JP1598092 U JP 1598092U JP H0577052 U JPH0577052 U JP H0577052U
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JP
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spout
unsealing
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stopper
plug
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JP1598092U
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Inventor
賀孝 西平
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】酒類、果汁飲料、コーヒー飲料及び調味料など
に使用される液体用紙容器の注出口栓による封止フィル
ムの開封時の切れ味を向上し、また、容器製造時の開封
刃の取り付け方向位置の規制をなくす。 【構成】破断可能なフィルム120で封止された液体用
紙容器の注出孔に突設される注出口具210と、前記注
出口具210の内側に上下移動可能に内設される下端に
欠刃部222分を有し複数の開封刃221を備える開封
中栓220と、前記開封中栓220を移動する内筒部2
31を有し、前記注出口具210を覆うように挿着され
るキャップ230とからなる注出口栓200であって、
前記フィルム120の前記開封中栓220による円形状
の破断部121分の直径に対する前記開封中栓220の
押し出し最大長の比が、0.65より大きく、且つ、前
記開封中栓220の下端に備える前記複数の開封刃22
1の先端が全て同一平面上にあるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、酒類、果汁飲料、コーヒー飲料及び調味料などに使用される液体用 紙容器の注出口栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、清酒、ワイン、ジュース、みりん及びコーヒーなどの液状食品の常温流 通用容器として、従来のガラス瓶や金属缶に替わり、経済的で廃棄物処理の容易 なワンウェイの液体用紙容器が広く使われるようになってきた。この液体用紙容 器は、実公昭58−37828号公報で開示されているように、円筒形状の注出 口具と注出口具の内側に上下移動可能に内設される下端に歯状の複数の刃部を備 えた開封中栓と開封中栓を下方に移動させる内筒を有した注出口具を覆うキャッ プとからなる注出口栓が注出口位置に突設され、その注出口具を容器内面からフ ィルムで封止したものであり、内容物の使用時に、キャップを開口するために回 転すると開口中栓が自動的に下方に押し出されて封止しているフィルムを破断し て開封するものであった。キャップの回転時に開封中栓を下方に押し出す方法は 、キャップの内筒部の外壁に設けられた案内斜面と開放中栓の内壁に設けられた 案内斜面との滑合により行う実開平1−66324号公報で開示された方法など がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来使用されている液体用紙容器の注出口栓は、実公昭58− 37828号公報に記載されているように、封止フィルムを破断して開封する開 封中栓の刃部は、図2(c)に示したように、複数個の三角歯状の刃を順次小差 をもって長さを変えて設けたもの(例えば、開封刃の先端ラインが湾曲面上S2 )であり、封止フィルムに当たった刃が、順次、封止フィルムを破断して行くた め、封止フィルムの破断はし易いが、感覚的な切れ味があまり良いものでなく、 もの足りなさが残った。また、封止フィルムの破断部分が容器内に落下しないよ うに、破断部分の一部分に切り残し部分を設けるため、開封中栓の下端の刃部の 一部に欠刃部を設けてあるが、破断部分が内容物の注出時に、内容物の流れに押 されて注出口を塞いだり注出を妨げないように、注出口栓の取り付けの時に、開 封中栓の欠刃部を注出口の右側か左側かのいずれかになるように取り付けて、破 断部分を残す方向に規制があった。本考案は、上述の問題を解決し、容器開封時 の封止フィルムの破断時に開封音が発生し、感覚的な切れ味と満足感を向上した ものであり、さらに、注出口栓を取り付ける時に開封中栓の方向の規制をなくし て、生産性を改善した液体用紙容器の注出口栓を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、図1及び図3に示すように、破断可能なフィルム(120)で封止 された液体用紙容器(100)の注出孔に突設される注出口具(210)と、前 記注出口具の内側に上下移動可能に内設される下端に欠刃部分を有し複数の開封 刃(221)を備える開封中栓(220)と、前記開封中栓を移動させる内筒部 (231)を有し、前記注出口具を覆うように挿着されるキャップ(230)と からなる注出口栓であって、前記フィルムの前記開封中栓による円形状の破断部 分の直径(R)に対する前記開封中栓の容器内への押し出し最大長(L)の比が 、0.65より大きく、且つ、前記開封中栓の下端に備える前記複数の開封刃の 先端が、図3(b)に示したように、全て同一平面上(S1 )にあることを特徴 とする液体用紙容器の注出口栓(200)である。
【0005】 上述の破断可能なフィルムには、開封中栓の下端の開封刃で破断し得る薄いプ ラスチックの単層及び積層フィルムやプラスチックフィルムとアルミニウム箔及 び金属蒸着フィルムとの複合フィルムなどを用いるもので、ヒートシール法や超 音波シール法で容器の注出口の内側に熱融着して設けられるものである。
【0006】 注出口具及びキャップは、射出成形法でポリエチレンやポリプロピレンなどの 熱可塑性樹脂を用いて成形されるものであり、注出口具は、ヒートシール法や超 音波シール法で容器の注出孔に突出させて熱融着して設けられるものである。
【0007】 開封中栓は、端部に刃部を形成するため射出成形法でアクリロニトリル・スチ レン共重合体(AS樹脂)、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリエステル樹脂な どの比較的に剛性の高い熱可塑性樹脂を用いて成形されるものである。
【0008】
【作用】
本考案の開封中栓の下端に設けられる複数の開封刃は、開封刃の先端ラインが 湾曲面上にある従来の開封中栓と異なり、開封刃の先端が全て同一平面上に設け られているため、容器の開封時に開封中栓が容器内側に押し出される時に、全て の開封刃が同時に封止フィルム面に当たり、直後、瞬時に封止フィルムの破断が 起こる。このため、フィルムの破断時に開封音が発生し、また、ある程度の抵抗 があり破断感が有るため、却って、感覚的には切れ味が良く感じられ、満足感も 得られる。
【0009】 また、封止フィルムの開封中栓による円形状の破断部分の直径に対する開封中 栓の容器内への押し出し最大長の比が0.65以上であるため、同上の比が通常 0.55以下である従来の注出口栓に比較して、開封中栓の容器内への最大押し 出し長が大きくなる。この結果、欠刃部で繋がっている円形状の破断部分が、注 出中に注出口を塞いだり、注出を妨げる問題がなくなり、開封中栓を取り付け時 に、従来と異なり欠刃部の位置規制の必要がなくなる。
【0010】
【実施例】
図1は、本実施例の注出口栓の側面の部分断面図であり、(a)図は、開封前 の状態を示し、(b)図は、封止フィルムを開封中栓が破断直後の状態を示した ものである。図2(a)は、本実施例の開封中栓の平面図であり、図2(b)は 、その側面図である。また、図3は、本実施例の注出口栓を液体用紙容器の頂部 の天板に取り付けた状態を示す説明図である。つぎに、実施例を図を用いて詳細 に説明する。
【0011】 まず、図1の(a)及び(b)に示したように、開封中栓を上下に移動する外 周に案内斜面(232)を有する内筒部(231)と注出口具と螺合する内側の 雌ネジ(233)と外周に設けられたローレット(234)とを有する外径が2 4.2mmで高さが15.7のキャップ(230)を、射出成形でポリプロピレ ンを用いて作製した。つぎに、円筒状の側壁(211)の外側にキャップと螺合 する雄ネジ(213)と下端に三重のリング状の熱融着用突起(図示せず)を下 側に設けた台座リング(212)を有し、内側の上端と下端にアンダーカットリ ング(214と215)を有した外径が21.2mmで高さが16.5mmの注 出口具(210)を、射出成形でポリエチレンを用いて作製した。さらに、図1 (b)と図2(a)及び(b)に示した円筒状の側壁の下端に複数の開封刃(2 21)と欠刃部(222)を設け、外側の上端に突起(224)を有し、内側に キャップの内筒部の案内斜面と滑合する案内斜面(223)を有し、側壁に流出 口と空気口(225)を設けた外径が17.9mmで高さが15.8mmの開封 中栓(220)を、射出成形法でポリプロピレンを用いて作製した。なお、開封 刃は、先端が尖った一面が曲面状である四面の角錐であり、曲面状の一面を外側 にし三面を内側に設けたもので、いわゆる外刃であり、全ての開封刃の先端が同 一平面上(S1 )に有るように設けたものである。また、封止フィルムの開封中 栓による円形状の破断部分の直径に対する開封中栓の容器内への押し出し最大長 の比は、11.6/16.7=0.69であった。
【0012】 次に、図3及び図1(a)に示したように、切妻型の頂部(110)を有する 1000mlの内容物(300)を充填した液体用紙容器の天板(111)の封 止フィルム(221)で密封された流出口に、作製した注出口具(210)を超 音波シール法で熱融着して突設し、さらに、作製した開封中栓(220)を注出 口具内に挿入し、作製したキャップ(230)を注出口具と螺合して挿着して本 実施例の注出口栓を取り付けた。なお、開封中栓の取り付けにおいて、従来の注 出口栓では使用不可能であった欠刃部の位置を注出口の下側に設置した。
【0013】 作製した本実施例の注出口栓を挿着した液体用紙容器を評価のため開封した。 キャップを脱着のために右に回転すると、キャップが上昇するにつれて抵抗を感 じ、半回転付近で破断音と共に容器内部の封止フィルムが破断された。従来の注 出口栓より封止フィルムの破断の認識が明確であり、切れ味が向上したように感 じられた。次に、キャップを完全に脱着して、開封れた注出口から内容物を全て 排出しみたが、封止フィルムの開封中栓によって破断された部分が容器内部の注 出口の下方にあるにもかかわらず、内容物の注出を妨げることはなかった。従来 の注出口栓に比較して、内容物の注出状態が安定しており、非常に良好であった 。なお、本実施例は、注出口栓を液体用紙容器の注出口の外側から取り付ける構 造のものを示したが、これに限らず、注出口栓の台座リングの下面に直接封止フ ィルムを接着し、この注出口栓を、液体用紙容器の注出口の内側から取り付けて も良い。この場合、注出口の内側周縁と台座リングの上面とが接着される。
【0014】
【考案の効果】
本考案の注出口栓を使用すると、開封中栓の開封刃の先端が全て同一平面上に 設けられているため、容器の開封時に、全ての開封刃が同時に封止フィルム面に 当たって封止フィルムを破断するため、ある程度の破断感があり、切れ味が良く 感じられ、満足感が得られる。最初に開封した時に、封止フィルムが破断したこ とが感覚的に分かるので、バージンシールの確認にもなる。
【0015】 また、封止フィルムの開封中栓による円形状の破断部分の直径に対する開封中 栓の容器内への押し出し最大長の比が0.65以上であり、従来の注出口栓より 開封中栓の容器内への最大押し出し長が大きいため、開封中栓を取り付け時に、 従来と異なり欠刃部の位置規制の必要がなくなって、製造時の生産性が向上する 。さらに、開封中栓の側壁に設けられる注出口及び空気口も大きく設けることが 可能となるため、注出性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の注出口栓の側面の部分断面図であり、
(a)図は、開封前の状態を示し、(b)図は、封止フ
ィルムを開封中栓が破断直後の状態を示す。
【図2】(a)図は、本考案に係る開封中栓の平面図で
あり、(b)図は、その側面図である。(c)図は、従
来の開封中栓の側面図である。
【図3】本考案の注出口栓を液体用紙容器の頂部の天板
に取り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】 100……液体用紙容器 110……頂部 111……天板 120……封止フィルム 121……破断部 200……注出口栓 210……注出口具 211……側壁 212……台座リング 213……雄ネジ 214,215……アンダーカットリング 220,420……開封中栓 221,421……開封刃 222……欠刃部 223,232,423……案内斜面 224,424……突起 225,425……流出口又は空気口 230……キャップ 231……内筒部 233……雌ネジ 234……ローレット 300……内容物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】破断可能なフィルムで封止された液体用紙
    容器の注出孔に突設される注出口具と、前記注出口具の
    内側に上下移動可能に内設される下端に欠刃部分を有し
    複数の開封刃を備える開封中栓と、前記開封中栓を移動
    させる内筒部を有し、前記注出口具を覆うように挿着さ
    れるキャップとからなる注出口栓であって、前記フィル
    ムの前記開封中栓による円形状の破断部分の直径に対す
    る前記開封中栓の容器内への押し出し最大長の比が、
    0.65より大きく、且つ、前記開封中栓の下端に備え
    る前記複数の開封刃の先端が全て同一平面上にあること
    を特徴とする液体用紙容器の注出口栓。
JP1598092U 1992-03-26 1992-03-26 液体用紙容器の注出口栓 Pending JPH0577052U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0228465B2 (ja) * 1985-09-06 1990-06-25 Mitsubishi Metal Corp Boshintokuseinosuguretaznnalkeigokinseiboshinbuzai

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0228465B2 (ja) * 1985-09-06 1990-06-25 Mitsubishi Metal Corp Boshintokuseinosuguretaznnalkeigokinseiboshinbuzai

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