JPH0576912U - シートベルト自動装着装置 - Google Patents

シートベルト自動装着装置

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JPH0576912U
JPH0576912U JP1548692U JP1548692U JPH0576912U JP H0576912 U JPH0576912 U JP H0576912U JP 1548692 U JP1548692 U JP 1548692U JP 1548692 U JP1548692 U JP 1548692U JP H0576912 U JPH0576912 U JP H0576912U
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JP
Japan
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seat
seat belt
occupant
anchor
shoulder side
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Pending
Application number
JP1548692U
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English (en)
Inventor
浩二 浅野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員の体型等に拘らずシートベルトを適正状
態で装着できるシートベルト自動装着装置を提供する。 【構成】 ドア5の開時に乗員が乗り込み易いように肩
側アンカ12が解除位置7aに移動させられる一方、ド
ア5の閉時に乗員の胸腹部にシートベルト11が掛かる
ように肩側アンカ12が装着位置7bに移動させられる
ようになっているシートベルト自動装着装置において、
肩側アンカ12が装着位置7bに位置したことを検知す
るスイッチS2(検知手段)と、スイッチS2の検知信
号に基づいて乗員とシートベルト11とが非接触の状態
となるまでシートバック17を所定角度後傾させた後、
乗員にシートベルト11が掛かるまでシートバック17
を起き上がらせるシートバック駆動手段18とを備えて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シートベルトの装着を自動的に行なうシートベルト自動装着装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、シートベルトの装着の煩わしさを解消するとともに装着忘れを防止 するためのシートベルト自動装着装置として、いわゆるパッシブ式シートベルト 自動装着装置が知られている。
【0003】 このパッシブ式シートベルト自動装着装置では、シートベルトの肩側アンカが アンカ駆動手段を介して車体のサイドルーフレールに沿って移動可能に取り付け られ、シートベルトの腰側アンカが車体フロアの車幅方向中央部付近に取り付け られていると共に、サイドルーフレール側に位置するドアが開いた時にシートベ ルトとシートとの間に乗員が乗り込めるように肩側アンカが車体前方の解除位置 にアンカ駆動手段により移動させられる一方、ドアが閉じた時にシートに着座し た乗員の胸腹部にシートベルトが掛かるように肩側アンカが車体後方の装着位置 にアンカ駆動手段により移動させられるようになっている。
【0004】 そして、乗員がシートに着座してドアを閉めるとシートベルトの肩側アンカが サイドルーフレールの車体前方に設けられた解除位置から車体後方に設けられた 装着位置まで移動し、これに伴ってシートベルトが腰側アンカを支点として乗員 の前面側から迫ってきて、やがて乗員の車幅方向外側の肩部から車幅方向内側の 腰部にかけての胸腹部に自動装着されるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このようなシートベルトの自動装着に際して、シートベルトの装着 状態は、正面から見たときに略直線に掛かる(以下、この状態を適正状態という )のが望ましい。
【0006】 しかし、シートベルトが乗員と接触しはじめる部位は乗員の体型や衣服の厚み あるいは着座姿勢等によって違ってくるため、正面から見たときにシートベルト が必ずしも適正状態とならず、折れ曲がったままの状態で装着が完了することも ある。
【0007】 このような場合、乗員は自分でシートベルトを適正状態に装着し直さなければ ならず面倒であった。
【0008】 そこで、本考案は、乗員の体型や着座姿勢等に拘らずシートベルトを適正状態 に装着することのできるシートベルト自動装着装置を提供することを目的として いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るシートベルト自動装着装置は、上記の課題を解決するために、シ ートベルトの肩側アンカがアンカ駆動手段を介して車体のサイドルーフレールに 沿って移動可能に取り付けられ、シートベルトの腰側アンカが車体フロアの車幅 方向中央部付近に取り付けられていると共に、サイドルーフレール側に位置する ドアが開いた時にシートベルトとシートとの間に乗員が乗り込めるように肩側ア ンカが車体前方の解除位置にアンカ駆動手段により移動させられる一方、ドアが 閉じた時にシートに着座した乗員の胸腹部にシートベルトが掛かるように肩側ア ンカが車体後方の装着位置にアンカ駆動手段により移動させられるようになって いるシートベルト自動装着装置において、肩側アンカが装着位置に位置したこと を検知する検知手段と、検知手段から出力される検知信号に基づいてシートに着 座した乗員とシートベルトとが非接触の状態となるまでシートのシートバックを 所定角度後傾させた後、乗員にシートベルトが掛かるまでシートバックを起き上 がらせるシートバック駆動手段とを備えていることを特徴としている。
【0010】
【作用】
本考案に係るシートベルト自動装着装置によれば、肩側アンカが装着位置に位 置すると検知手段から検知信号が出力される。この検知信号に基づいてシートバ ック駆動手段がシートに着座した乗員とシートベルトとが非接触の状態となるま でシートのシートバックを所定角度後傾させる。このとき、シートベルトは正面 から見て略直線状にはりつめた適正状態となっている。その後、シートバックは シートバック駆動手段により、乗員にシートベルトが掛かるまで起き上がらせら れる。
【0011】 したがって、シートベルトは乗員に対して適正状態で自動装着されることとな る。
【0012】
【実施例】
以下に、本考案に係るシートベルト自動装着装置の実施例を図面を参照しつつ 説明する。
【0013】 図5において、1は自動車の車体、2は車体1のサイドルーフレール、3は車 体1のセンターピラー、4は車体1のフロントピラー、5はフロントドア、6は フロントシート(以下、単にシートという)である。
【0014】 7はサイドルーフレール2に沿って取り付けられた中空のガイドレールである 。このガイドレール7は、図1に示すように、その後端部7bがセンターピラー 3に固着され、その前端部7aがフロントピラー4の上端部近傍に固着されてい る。しかも、ガイドレール7内には、フロントピラー4にまたがるワイヤスクリ ュー8が回転自在に配設されているとともに、スライダSが前後動自在に保持さ れている。
【0015】 スライダSは、図1に示すように、ワイヤスクリュー8に螺着されており、し かもこのワイヤスクリュー8はフロントピラー4の下方内部に配設されたモータ 9によりワイヤ10を介して回転駆動されるようになっている。したがって、こ のモータ9の正転または逆転によってスライダSがガイドレール7内を前後に移 動される。尚、ワイヤスクリュー8、モータ9、ワイヤ10等によってアンカ駆 動手段Kが構成されている。
【0016】 ガイドレール7の前端部7aおよび後端部7bには、スライダSが前端部7a および後端部7bにそれぞれ位置したことを検知する検知手段としてのスイッチ (センサ)S1,S2がそれぞれ配設されている。
【0017】 また、車体1にはフロントドア5の開閉によってON・OFFするスイッチF S(図4参照)が配設されている。
【0018】 シートベルト11の腰側端部は、シートクッション13の車幅方向内側に取り 付けられている腰側アンカとしてのスルーアンカ15に挿通され、さらに、車体 フロアFの車幅方向中央部付近に設けられた固定アンカ16に取り付けられてい る。
【0019】 シートクッション13には、クッションフレーム(図示省略)に固定されたシ ートクッション側ヒンジ13aが設けられ、シートバック17には、バックフレ ーム(図示省略)に固定されたシートバック側ヒンジ17aが設けられている。 しかも、シートクッション側ヒンジ13aは、シートバック駆動手段としてのリ クライニング機構18を介してシートバック側ヒンジ17bに連結されている。 これにより、シートバック17のシートクッション13に対する傾斜角度が調整 できるようになっている。
【0020】 リクライニング機構18は、図2および図3に示すように、歯車部19とモー タ20とから大略構成されている。
【0021】 歯車部19は、シートクッション側ヒンジ13aに固着された内歯歯車21と 、モータ20のウォーム22に噛み合わされるウォームホイール23と、内歯歯 車21に噛み合わされる小歯車24と、一端に内歯歯車21の軸心が固定される とともに他端に小歯車24を回転自在に保持するクランク軸26とから構成され ている。クランク軸26の中間部はベアリング25を介して内歯歯車21の軸心 に回転自在に保持されている。また、小歯車24には、ブラケット27を介して シートバック側ヒンジ17aが固定されている。さらに、モータ20には、運転 席に設けられたリクライニングスイッチLS(図4参照)が接続されている。
【0022】 フロントドア5の開閉によってON・OFFするスイッチFSからの信号、ス イッチS1およびS2からの検知信号、リクライニングスイッチLSからの操作 信号は図4に示すように、制御回路30に入力され、モータ9および20はこの 制御回路30によって駆動制御されるようになっている。
【0023】 また、モータ20には、ロータリーエンコーダ31が連動されており、ウォー ム22の回転量が検出されるようになっている。ロータリーエンコーダ31から の回転量検出信号は、制御回路30に入力される。
【0024】 次に、この制御回路30の制御をシートベルト自動装着動作とともに説明する 。
【0025】 まず、乗員が車体1内に乗り込むためにドア5を開けるとスイッチFSからの ドア開信号が制御回路30に入力され、制御回路30はモータ9を例えば正転駆 動させてワイヤスクリュー8を回転させ、スライダSをガイドレール7に沿って 前端部7aまで移動させる。これにより、スライダSと一体に肩側アンカ12が ガイドレール7の前端部(解除位置)7aまで移動すると、スライダSによりス イッチS1がONされて、このスイッチS1から検知信号が制御回路30に入力 され、制御回路30はモータ9の正転駆動を停止させる。これによりシートベル ト11とシート6との間に乗員が乗り込める空間が確保される。
【0026】 乗員が車体1に乗り込んでドア5を閉じるとスイッチFSからのドア閉信号が 制御回路30に入力され、制御回路30はモータ9を例えば逆転駆動させてワイ ヤスクリュー8を回転させ、スライダSをガイドレール7に沿って後端部7bま で移動させる。これにより、スライダSと一体に肩側アンカ12がガイドレール 7の後端部(装着位置)7bまで移動すると、スライダSによりスイッチS2が ONされて、このスイッチS2から検知信号が制御回路30に入力され、制御回 路30はモータ9の逆転駆動を停止させる。
【0027】 しかも、制御回路30はこのスイッチS2からのON信号を受けると、モータ 20を例えば正転駆動させて、このモータ20の回転がウォーム22、ウォーム ホイール23を介してクランク軸26に伝達され、小歯車24が内歯歯車21の 内面に沿って図2中時計回り方向に回動される。これによりシート6のシートバ ック17がリクライニング機構18を介して後傾される。
【0028】 このシートバック17の後傾角度は、ロータリーエンコーダ31が検知するウ ォーム22の回転量に基づいて制御回路30が制御するようになっている。すな わち、ロータリーエンコーダ31からの検知(パルス)信号が所定量になり、シ ートバック17が所定角度後傾して、シートベルト11が乗員から離れたところ で、制御回路30はモータ20の正転駆動を停止させる。このとき、シートバッ ク17に寄り掛かっている乗員はシートベルト11から一旦非接触の状態となる 。
【0029】 すなわち、シートベルト11は正面から見て略直線状にはりつめた状態となって いる。
【0030】 その後、所定時間経過後、制御回路30はモータ20を先のパルス分だけ逆転 駆動させ、シートバック17を元の位置まで起き上がらせる。
【0031】 これにより、シートバック17に寄り掛かっている乗員に対してシートベルト 11はその胸腹部に略直線状に掛かった状態となり自動装着が完了する。
【0032】
【考案の効果】
以上、説明したように、この考案のシートベルト自動装着装置によれば、シー トベルトの肩側アンカが装着位置に位置したことを検知する検知手段と、この検 知手段から出力される検知信号に基づいてシートに着座した乗員とシートベルト とが非接触の状態となるまでシートのシートバックを所定角度後傾させた後、乗 員にシートベルトが掛かるまでシートバックを起き上がらせるシートバック駆動 手段とを備えているので、乗員が自分でシートベルトを適正状態に装着し直すこ となく、シートベルトを自動的に乗員に対して適正状態で装着することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のシートベルトの自動装着装置の全体
斜視図である。
【図2】この考案のシートベルトの自動装着装置の一部
を構成するリクライニング機構の側面図である。
【図3】図2中A−A矢視断面図である。
【図4】この考案のシートベルトの自動装着装置の制御
回路を説明するブロック図である。
【図5】この考案のシートベルト自動装着装置を備えた
自動車の室内の説明図である。
【符号の説明】
5 フロントドア(ドア) 6 フロントシート(シート) 11 シートベルト 12 肩側アンカ 15 腰側アンカ 2 サイドルーフレール 7a 解除位置 7b 装着位置 S2 スイッチ(検知手段) 17 シートバック 18 リクライニング機構(シートバック駆動手段) F 車体フロア K アンカ駆動手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトの肩側アンカがアンカ駆動
    手段を介して車体のサイドルーフレールに沿って移動可
    能に取り付けられ、前記シートベルトの腰側アンカが車
    体フロアの車幅方向中央部付近に取り付けられていると
    共に、前記サイドルーフレール側に位置するドアが開い
    た時に前記シートベルトとシートとの間に乗員が乗り込
    めるように前記肩側アンカが車体前方の解除位置に前記
    アンカ駆動手段により移動させられる一方、前記ドアが
    閉じた時に前記シートに着座した乗員の胸腹部に前記シ
    ートベルトが掛かるように前記肩側アンカが車体後方の
    装着位置に前記アンカ駆動手段により移動させられるよ
    うになっているシートベルト自動装着装置において、 前記肩側アンカが前記装着位置に位置したことを検知す
    る検知手段と、 該検知手段から出力される検知信号に基づいて前記シー
    トに着座した乗員と前記シートベルトとが非接触の状態
    となるまで前記シートのシートバックを所定角度後傾さ
    せた後、前記乗員に前記シートベルトが掛かるまで前記
    シートバックを起き上がらせるシートバック駆動手段と
    を備えていることを特徴とするシートベルト自動装着装
    置。
JP1548692U 1992-03-24 1992-03-24 シートベルト自動装着装置 Pending JPH0576912U (ja)

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JP1548692U JPH0576912U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 シートベルト自動装着装置

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ID=11890129

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JP1548692U Pending JPH0576912U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 シートベルト自動装着装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7950715B2 (en) 2007-09-03 2011-05-31 Honda Motor Co., Ltd. Rear seat passenger detection device

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US7950715B2 (en) 2007-09-03 2011-05-31 Honda Motor Co., Ltd. Rear seat passenger detection device

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