JPH0576263B2 - - Google Patents

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JPH0576263B2
JPH0576263B2 JP12588689A JP12588689A JPH0576263B2 JP H0576263 B2 JPH0576263 B2 JP H0576263B2 JP 12588689 A JP12588689 A JP 12588689A JP 12588689 A JP12588689 A JP 12588689A JP H0576263 B2 JPH0576263 B2 JP H0576263B2
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JP
Japan
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mover
movers
pulse motor
linear pulse
stator
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JP12588689A
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Hiroshi Nakagawa
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、プリンタのヘツド送り、光電式読
取装置のヘツド送り、また工作機械の位置決め部
等に適用されるリニアパルスモータに関する。
「従来の技術」 周知のように、リニアパルスモータは、1次側
の移動子に供給されるパルス信号に基づき、移動
子または2次側の固定子をステツプ状に歩進動作
させるものであり、機構の簡素化がはかれ、薄形
化が容易、または変換機構による信頼性の低下
(例えばベルト切れ、スクリユー部の摩耗)の心
配がなくモータの位置決め精度が良い等の利点が
あることから種々の機器のアクチユエータとして
利用されている。
従来のこの種のリニアパルスモータを第7図に
示す。この図において、18は長方形板状のバツ
クプレートである。このバツクプレート18上面
の両端部には、その長手方向に沿つて長尺状の永
久磁石3,3が接着されており、これら永久磁石
3,3上面には、それぞれコイルが巻回されたヨ
ーク6,6が取り付けられ、2次側の固定子2を
構成している。この固定子2の両側には、その長
手方向に沿つて、ガイド8およびガイド9が、そ
の互いに向かい合う側面が平行となるように取り
付けられている。また、固定子2のヨーク6,6
上面には、長方形板状の1次側の移動子1が載置
され、更に、その移動子1は、両側からガイド
8,9の互いに平行に向かい合う側面によつて、
摺動自在に挟着されている。また、移動子1上面
のガイド8側の端部には、ラツク19がビス2
0,20で固定されている。このラツク19は、
ガイド8上面に回動自在に取り付けられたピニオ
ンギア22を介して、ラツク21と係合してお
り、これらラツク19,21の、ピニオンギア2
2と係合する側面には、ピニオンギア22と同ピ
ツチのギアが形成されている。また、8a1および
8a2はそれぞれガイド8の外方に延長して、互い
に平行となるように設けられた支持板であり、こ
れら支持板8a1,8a2には、2本の支持棒8b1
8b2が、移動子1の移動方向(矢印A方向)に互
いが平行となるように固定されている。この支持
棒8b1,8b2にはラツク21の下面に、ビス2
4,24で固定された平衡おもり(カウンタウエ
イト)23が、摺動自在に通されており、移動子
1の移動方向と逆方向に移動するようになつてい
る。
このような構成において、コイルに所定のパル
ス信号を供給すると、移動子1およびラツク19
が、図に示す矢印A方向に移動し、これに伴つて
ピニオンギア22およびラツク21を介してカウ
ンタウエイト23がガイド8の側面に規制されな
がら、移動子1と反対方向に平行移動する。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述したリニアパルスモータにおい
ては、リニアパルスモータのカウンタウエイトそ
のものが慣性負荷となる。例えばリニアパルスモ
ータの各接触部の摩擦係数を無視し、移動子1の
質量をMm、カウンタウエイトの質量をMc、移
動子1の推力をFとすれば、移動子1の加速度α
は、α={F/(Mm+Mc)}=F/2M(但し、
Mm=Mc=M)となるので、リニアパルスモー
タの(推力/質量)比が1/2となり、この結
果、リニアパルスモータの応答性が低下する問題
が生じる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、(推力/質量)比を低下させることなく、こ
れによつて応答性を良くすることができるリニア
パルスモータを提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 第1発明は、特定方向に沿つて当間隔Pで複数
列の歯部が平行に形成され、かつ前記歯部に沿つ
て平行に複数の案内部が形成された固定子と、前
記固定子の複数列の歯部の上方に各々載置され、
前記案内部に沿つて移動自在に支持された複数の
移動子と、前記複数の移動子にそれぞれ取り付け
られた第1の係合部材と、前記第1の係合部材に
当接し、前記複数の移動子を互いに係合する第2
の係合部材とを具備し、前記複数の移動子の内、
一方の移動子を固定子に対して前記特定方向に移
動させると、他方の移動子が前記係合部材を介し
て逆方向に移動することを特徴とする。
第2発明は、前記係合部材によつて係合された
複数の移動子を前記特定方向に互いにP/(2×
相数)ずらしたことを特徴とする。
「作用」 この発明によれば、複数の移動子が係合部材に
よつて互いに係合されているので、一方の移動子
のコイルに所定の電流を供給すると、その移動子
が固定子の案内部に沿つて移動し、これによつ
て、係合部材で係合された他方の移動子が逆方向
に移動する。従つて、一方の移動子に対して逆方
向に移動する他方の移動子がカウンタウエイトの
役割を果たすことになる。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。第1図はこの発明の第1の実施例に
よるリニアパルスモータの平面図、第2図は同リ
ニアパルスモータの正面図である。
これらの図において、30は2次側の固定子で
ある。この固定子30において、31は長方形板
状の固定部材であり、この固定部材31の上面両
端部には、長手方向に沿つて案内溝部32,32
Aが形成されており、これらの案内溝部32と案
内溝部32Aとの間に、接着剤等により固定部材
31よりもやや幅の狭い長方形状のスリツト板3
3が張り付けられている。また、このスリツト板
33の上面両端部には、その長手方向に沿つてピ
ツチPの間隔で平行に打ち抜かれた歯部33a,
33aが、2列平行に形成されており、これら歯
部33aと歯部33aとの中間部には、スリツト
板33を貫通し、固定部材31上にシヤフト34
が埋め込まれ固定されている。このシヤフト34
の上部には、回動自在なピニオンギア35がベア
リングを介して取り付けられている。また、歯部
33a,33a上には、それぞれ1次側の移動子
36,37が定められたギヤプを介して載置され
ている。これらの移動子36,37には、例えば
第3図に示す4極のリニアパルスモータの1次側
スライダ51(詳細は後述する)が用いられる。
また、移動子36の前部および後部には、矢印Y
で示す移動方向と直交する方向に、それぞれ軸3
8,38が通され固定されており、これら軸3
8,38の案内溝部の端部に、ベアリングを介し
て回動自在なツバ付きローラ39,39が取り付
けられ、そのツバの部分が、固定部材31の案内
溝部32に嵌め込まれている。また、軸38,3
8の他端部には、ベアリングを介して回動自在な
ローラ40,40が取り付けられ、スリツト板3
3上面に当接している。これと同様に移動子37
にも、軸38A,38Aが通され、これらの軸3
8A,38Aにツバ付きローラ39A,39Aお
よびローラ40A,40Aが取り付けられてい
る。また、移動子36,37のバツクプレート3
6b,37bの上面には、各々のラツク41,4
2が、ネジ43,43,…で固定されており、そ
れらラツク41,42がピニオンギア35を介し
て係合されている。また、ピニオンギア35を介
して係合された移動子36と移動子37とは、互
いにP/8ずらして設定されており、移動子36
が実線の矢印Y方向に移動すると、移動子37
が、移動子36の移動方向と逆方向(実線の矢印
Y1)へ移動するようになつている。
ここで、前記した第3図に示すリニアパルスモ
ータの構成を説明する。この図において、50は
長尺板状の磁性体によつて構成されたスケールで
あり、その上面には、本発明の第1の実施例によ
るリニアパルスモータのスリツト板33上に形成
された歯部33aに対応する凹凸状の歯部50
a,50a、…が、長手方向(図面左右方向)に
沿つて等間隔に形成されている。このスケール5
0の上面には、本発明の第1の実施例のリニアパ
ルスモータの移動子36および37に用いられる
スライダ51が、図示せぬローラ等からなる支持
機構によつてスケール50の長手方向へ移動自在
に支持された状態で載置されている。スライダ5
1は、コ字状のA相鉄心54およびB相鉄心55
と、A相鉄心54のA相磁極54aおよびA1相
磁極54bに各々巻回されたコイル56aおよび
56bと、B相鉄心55のB相磁極55aおよび
B1相磁極55bに各々巻回されたコイル57a
および57bと、鉄心54および55の上面に図
示する極性で取り付けられた永久磁石58および
59と、永久磁石58および59の上面に取り付
けられた板状の磁性体によつて構成されるバツク
プレート60とから構成されている。そして、磁
極54aの下面には、スケール50の歯部50a
のピツチPと同一ピツチの極歯64aが3個形成
されており、磁極54b,55a,55bの各下
面にも同様に極歯64b,65a,65bが各々
形成されている。また、これら極歯64b,65
a,65bは極歯64aに対して順次P/4づつ
ずらして配置されており、極歯64a,64b,
65a,65bの各下面と歯部50aの上面との
間には、所定のギヤツプGが各々形成されてい
る。そして、コイル56a,56b,57a,5
7bに所定のパルス信号を順次供給することによ
り、コイル56a,56b,57a,57bが発
生する磁束と、永久磁石58,59が発生する磁
束とが各磁極54a,54b,55a,55bに
おいて、順次加減され、スケール50に対するス
ライダ51の磁気的安定位置が順次移動し、これ
により、スライダ51がスケール50の長手方向
に沿つて移動する。
次に、上述した第1の実施例によるリニアパル
スモータの動作を第4図によつて説明する。
但し、第4図において、○印は移動子36の先
端部36Tを示し、×印は移動子37の先端部3
7Tを示しており、これらの移動子36,37の
先端部は、上述したようにP/8ずれている。ま
た、実線で描かれた横線は、移動子36の安定位
置を示し、破線で描かれた横線は移動子37の安
定位置を示しており、これらの横線の間隔は各々
P/8である。まず、移動子36のコイルに所定
のパルス信号を供給すると、移動子36がで示
す位置に移動し、これと同時に移動子37がで
示す位置に移動する。即ち、移動子36,37が
互いに逆方向にP/8移動したことになる。次
に、移動子36のコイルに供給されているパルス
信号をオフとし、移動子37のコイルに所定のパ
ルス信号を供給すると、移動子37がで示す位
置に移動し、これと同時に移動子36がで示す
位置に移動する。次に、移動子37のコイルに供
給されているパルス信号をオフとし、移動子36
に所定のパルス信号を供給すると、移動子36が
で示す位置に、移動子37がで示す位置に移
動する。以下、同様にパルス信号が供給すること
によつて、移動子36,37は互いに逆方向に
P/8づつ移動する。
次に、第5図を参照して、この発明の第2の実
施例によるリニアパルスモータの説明を行う。こ
の図において、第1図の各部に対応する部分には
同一の符号が付してある。
この第2の実施例によるリニアパルスモータが
第1の実施例によるリニアパルスモータと異なる
点は、1次側の移動子を固定して、2次側の固定
子が移動するように構成したことであり、その構
成を次に述べる。
第5図において、70は断面が凹状の固定部材
である。この固定部材70の互いに向かい合う側
面には、1次側の移動子36,37が、互いの磁
束発生面36f,37fが対向するように、ネジ
71,71…で固定されている。また、固定部材
70の底面中央部には軸34が埋め込まれてお
り、この軸34の上部には、ベアリングを介して
回動自在なピニオンギア35が取り付けられてい
る。また、移動子36の長手方向の前部および後
部には、それぞれ軸38,38が通され固定され
ており、これらの軸38,38の一端部にツバ付
きローラ39,39が、他端部にローラ40,4
0が、各々ベアリングを介して回動自在に取り付
けられている。これと同様に、移動子37にも、
軸38A,38Aが通され、軸38A,38Aに
ツバ付きローラ39A,39Aおよびローラ40
A,40Aが取り付けられている。
また、移動子36の磁束発生面36fには、長
方形板状の2次側の固定子30が取り付けられて
おり、磁束発生面36fに向かい合う固定子30
面の一端部には、その長手方向に沿つて案内案内
溝部32が形成されており、この案内溝部32に
移動子36のツバ付きローラ39のツバの部分が
嵌め込まれている。また、固定子30の案内溝部
32が形成された面には、案内溝部32が露出す
るように、長方形状のスリツト板33が接着され
ており、このスリツト板33に、その長手方向に
沿つてピツチPの間隔で歯部33aが形成されて
いる。これと同様に、移動子37の磁束発生面3
7fにも、固定子30Aが取り付けられており、
この固定子30Aに、案内溝部32Aが形成さ
れ、スリツト板33Aが接着されている。
そして、互いに向かい合う固定子30,30A
の面には、断面形状が凸状のラツク71,71A
が、ネジ72,72で、各々取り付けられてお
り、それらラツク71,71Aの先端部のギア部
が、それぞれピニオンギア39に係合している。
このような構成において、第1の実施例と同様
に、移動子36および37のコイルに、所定のパ
ルス信号を供給すると、第1の実施例でリニアパ
ルスモータの移動子36,37が移動したと同様
に、固定子30,30Aが互いに逆方向に、P/
8づつ移動する。
次に、第6図を参照して、この発明の第3の実
施例によるリニアパルスモータを説明する。この
図において、第1図の各部に対応する部分には同
一の符号が付してある。
この図において、30は2次側の固定子であ
る。この固定子30において、31は長方形板状
の固定部材であり、この固定部材31の上面両端
部には、長手方向に沿つて案内溝部32,32A
が形成されており、これらの案内溝部32と32
Aとの間に、長方形状のスリツト板33が接着さ
れている。また、このスリツト板33上面の両端
部と中央部には、その長手方向に沿つてピツチP
の間隔で歯部33a,33aと歯部33bとが、
それぞれ3列平行に形成されている。また、それ
らの歯部33a,33aおよび歯部33bは、図
に示すように、歯部33a,33aが幅Haで形
成されており、これに対して、歯部33bが2倍
の幅Hbで形成されている。
また、一方の歯部33aと歯部33bとの中間
部にはシヤフト34が、他方の歯部33aと歯部
33bとの中間部にはシヤフト34Aが、それぞ
れスリツト板33を貫通し、固定部材31上に垂
直に固定され、これらのシヤフト34,34Aの
上部には、ピツチのピニオンギア35および35
Aがベアリングを介して回動自在に取り付けられ
ている。
また、歯部33a,33a上には、1次側の移
動子36,37が、歯部33b上には移動子80
が、各々載置されている。これらの移動子36,
37には例えば第1の実施例で用いたリニアパル
スモータの1次側スライダ51を適用し、移動子
80には、そのスライダ51の2倍の幅のスライ
ダを用いる。
次に、移動子36の前後には、矢印Yで示す移
動方向と直交する方向に、それぞれ軸38,38
が通され固定されており、これら軸38,38の
一端部に、ベアリングを介して回動自在なツバ付
きローラ39,39が取り付けられ、そのツバの
部分が、固定部材31の案内溝部32に嵌め込ま
れており、また、軸38,38の他端部に、ベア
リングを介して回動自在なローラ40,40が取
り付けられている。また、移動子37および移動
子80についても、移動子36と同様に構成され
ているが、移動子80については、軸38,38
の両端部に、各々ローラ40が取り付けられてい
る。次に、移動子36のバツクプレート36b上
面の一端部および移動子80のバツクプレート8
0b上面の一端部には、ラツク41,81が、ネ
ジ41,41,…で固定されており、それらラツ
ク41,81はピニオンギア35を介して係合さ
れている。また、ラツク41,81の、ピニオン
ギア35Aに接する側面には、ピニオンギア35
と同ピツチのギア部が形成されている。これと同
様に移動子37のバツクプレート37b上面の一
端部および移動子80のバツクプレート80bの
他端部にも、ピニオンギア35Aを介して、ラツ
ク42,82がネジ41,41,…で固定されて
いる。また、ピニオンギア35および35Aを介
して係合された移動子36と37とは、各々の歯
部33a,33a上に同位置に設定され、移動子
80は、移動子36,37に対してP/8ずらし
て設定されている。そして、移動子80が実線の
矢印Y1方向に移動すると、移動子36および3
7は、移動子80の移動方向と逆方向(実線の矢
印Y)へ移動するようになつている。
このような構成において、移動子36および3
7のコイルに所定のパルス信号を供給すると、移
動子36および37が実線の矢印Y(または破線
の矢印Y)の方向にP/8移動し、これと同時に
移動子80が実線の矢印Y1(または破線の矢印
Y1)の方向にP/8移動する。次に、移動子3
6および37のコイルに供給されているパルス信
号をオフとし、移動子80のコイルに所定のパル
ス信号を供給すると、移動子80が実線の矢印Y
(または破線の矢印Y)の方向にP/8移動し、
これと同時に移動子36および37が実線の矢印
Y1(または破線の矢印Y1)の方向にP/8移
動する。以下、同様にパルス信号を供給すること
によつて、移動子36および37と移動子80と
が互いに逆方向にP/8づつ移動する。また、移
動子36のコイルまたは移動子37のコイルのい
づれか一方のコイルにパルス信号を供給した場
合、各移動子36,37,80は前記の移動子3
6,37の双方のコイルにパルス信号を供給した
と同様な動作を行う。
なお、上述した各実施例では、いづれのリニア
パルスモータにおいても、同形状のピニオンギア
を用いて移動子を係合しているが、この係合部分
のバツクラツシユ等のがたつきをより少なくする
ために、シザースギアを用いて構成してもよい。
また、移動子を係合する部材として、ギアの他
に、長尺板の両端部に同一長さの長孔を形成した
リンクを用いる方法も考えられる。この場合、例
えば第1図に示すリニアパルスモータにおいて、
軸34とピニオンギア35とラツク41,42と
を取り外し、移動子36,37のバツクプレート
36b,37bの上面中央部に、各々ピンを立
て、これらのピンに、前記したリンクの2つの長
孔を摺動自在に嵌入する。このように構成すれ
ば、リンクを介して互いの移動子が逆方向に移動
し、第1図に示すリニアパルスモータと、ほとん
ど同じ動作をさせることができる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、特定
方向に沿つて当間隔Pで複数列の歯部が平行に形
成され、かつ前記歯部に沿つて平行に複数の案内
部が形成された固定子と、前記固定子の複数列の
歯部の上方に各々載置され、前記案内部に沿つて
移動自在に支持された複数の移動子と、前記複数
の移動子にそれぞれ取り付けられた第1の係合部
材と、前記第1の係合部材に当接し、前記複数の
移動子を互いに係合する第2の係合部材とを具備
し、前記係合部材によつて係合された各々の移動
子を互いにP/(2×相数)ずらして設定し、一
方の移動子を固定子に対して前記特定方向に移動
させると、他方の移動子が前記係合部材を介して
逆方向に移動するようにしたので、次に述べるよ
うな効果がある。
移動子がカウンタウエイトの役割も兼ねるの
で、カウントウエイトを取り付けなくとも、耐
振動性および衝撃性を向上させることができ、
また、移動子を2台とし、その移動子が係合部
材を介して互いに逆方向に移動するようにした
ので、各接触部の摩擦係数を無視した場合、移
動子の加速度αは、α=2F/2M(Fは移動子
の推力、Mは移動子の質量)となり、(推力/
質量)比がほとんど低下することがなくなる。
従つて、従来のリニアパルスモータに比べて移
動子の応答性が良くなる。
また、カウンタウエイトが必要でないことか
ら、リニアパルスモータを全体として小形にす
ることができる。
互いの移動子が相対的にP/(2×相数)ず
れて係合されているので、移動子を交互に駆動
すれば、2倍の分解能で移動子を移動させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例によるリニア
パルスモータの平面図、第2図は同リニアパルス
モータの正面図、第3図は第1の実施例によるリ
ニアパルスモータの1次側の移動子に適用される
1次側スライダの構成を示す側面図、第4図は同
ルニアパルスモータの動作を説明するための図、
第5図はこの発明の第2の実施例によるリニアパ
ルスモータの正面図、第6図はこの発明の第3の
実施例によるリニアパルスモータの平面図、第7
図は従来のリニアパルスモータの斜視図である。 30……2次側の固定子、31……固定部材、
32……案内溝部(案内部)、33……スリツト
板、33a……歯部、34……ピニオンギア取り
付け軸、35……ピニオンギア(第2の係合部
材)、36,37……1次側の移動子、36b,
37b……バツクプレート、38……軸、39…
…ツバ付きローラ、40……ローラ、41,42
……ラツク(第1の係合部材)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 特定方向に沿つて当間隔Pで複数列の歯部が
    平行に形成され、かつ前記歯部に沿つて平行に複
    数の案内部が形成された固定子と、前記固定子の
    複数列の歯部の上方に各々載置され、前記案内部
    に沿つて移動自在に支持された複数の移動子と、
    前記複数の移動子にそれぞれ取り付けられた第1
    の係合部材と、前記第1の係合部材に当接し、前
    記複数の移動子を互いに係合する第2の係合部材
    とを具備し、前記複数の移動子の内、一方の移動
    子を固定子に対して前記特定方向に移動させる
    と、他方の移動子が前記係合部材を介して逆方向
    に移動することを特徴とするリニアパルスモー
    タ。 2 前記係合部材によつて係合された複数の移動
    子を前記特定方向に互いにP/(2×相数)ずら
    したことを特徴とするリニアパルスモータ。
JP12588689A 1989-05-19 1989-05-19 リニアパルスモータ Granted JPH02307356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12588689A JPH02307356A (ja) 1989-05-19 1989-05-19 リニアパルスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12588689A JPH02307356A (ja) 1989-05-19 1989-05-19 リニアパルスモータ

Publications (2)

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