JPH0575757U - 画像表示体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真、カラ−コピ−等の表面が反射して見え
にくくならないようにする。 【構成】 台紙１に、写真、カラ−コピ−等の画像２が
表示されている表示体３の画像面４に、表面５ａ，裏面
５ｂが凹凸である透光性フィルム６を粘着剤７により貼
り付けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、写真、カラ−コピ−等の画像表示体、特に表面が光を反射し易い光 沢の画像表示体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、カラ−写真、白黒写真、カラ−コピ−等のような画像が表示されている 画像表示体が各種ある。これらには表面が光沢を有して光を反射し易いものと、 表面が凹凸して光を反射しにくいものとがある。 従来の画像表示体のうち、前者のものは表面に光が当ると、図３に示すように 反射光によって見えにくい部分Ａができる。著しい場合には表面全体が見にくく なることもある。そこで従来は画像面に片面が凹凸しているフィルムを貼付けて 反射を防止（防眩）していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、凸凹がフィルムの片面だけにしかないと防眩効果が得られず、光の入 射状態によっては反射することが多々あった。これを防止するには貼付けるフィ ルムを厚くすることが考えられるがそのようにすると画像が濁って見えにくくな るという問題があった。

【０００４】

【考案の目的】

本考案の目的は光がどのような角度で入射しても画像が反射光によって見えに くくならないようにした画像表示体を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の画像表示体は、図１に示すように、台紙１に、写真、カラ−コピ−等 の画像２が表示されている表示体３の画像面４に、図２に示すように表裏面５ａ ，５ｂが凹凸である透光性フィルム６を粘着剤７により貼付けたものである。

【０００６】

【作用】

本考案の画像表示体は、表示体３の画像面４に表裏両面５ａ，５ｂが凹凸であ る透光性フィルム６を粘着剤７で粘着してあるため、同透光性フィルム６に入射 した光は図２に示すようにフィルム６の表面５ａの凹凸と裏面５ｂの凹凸と粘着 剤７との三カ所で屈折するので光の入角、出角が不規則になり反射しない。特に 粘着剤７の屈曲率がフィルム６の屈曲率と異なるため一層反射しにくくなる。こ のため図３に示したように反射光で見えにくい部分Ａができない。

【０００７】

【実施例】

本考案の画像表示体の一実施例を図１、図２をもって説明する。３は表示体で あり、これは台紙１に写真、カラ−コピ−等の画像２が表示されているものであ る。台紙１は白黒写真、カラ−写真で使用される印画紙、カラ−コピ−用紙等で ある。画像２は写真の画像、絵、図柄、商業用広告のデザイン等どのようなもの であってもよい。但し、何れの場合も表面に艶、光沢のあるものである。本考案 ではこの表示体３の画像面４に表面５ａと裏面５ｂが凹凸している透光性フィル ム６を粘着剤７で貼り付けてある。同透光性フィルム６としては例えばＰラミ５ ０フィル等がある。これは透光性フィルムにエンボス加工して図２に示すよう表 裏両面５ａ，５ｂに凹凸を形成したものである。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の画像表示体は次のような効果がある。 、フィルムと粘着剤とによる防眩効果で画像面４がほとんど反射せず見易い 画面となる。また、画像に深みも出るので、画像が重厚に見える。 、透光性フィルム６により表示体３の画像面４が保護されるので、例えば、 画像面４に水等の液体がかかっても防水効果が発揮され、画像面４に汚れや染み ができない。また傷も付きにくい。 、透光性フィルム６を貼ることにより表示体３がしなやかさを増すため、折 れ曲がりにくくなり、丈夫になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の画像表示体の一実施例を示す正面図。

【図２】図１の画像表示体の光の乱反射状態を示す縦断
面図。

【図３】従来の画像表示体の説明図。

【符号の説明】

１ 台紙 ２ 画像 ３ 表示体 ４ 画像面 ５ａ 表面 ５ｂ 裏面 ６ 透光性フィルム ７ 粘着剤

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 台紙１に、写真、カラ−コピ−等の画像
   ２が表示されている表示体３の画像面４に、表裏両面５
   ａ，５ｂが凹凸である透光性フィルム６を粘着剤７によ
   り貼り付けたことを特徴とする画像表示体。