JP3144723U - 図画鏡 - Google Patents

Abstract

【課題】殺風景な鏡に和らぎと癒しを与える模様を付した図画鏡を提供する。
【解決手段】透明板１と、透明板１の裏面に設けられる反射板２とからなり、被写体の映像は透明板１を通過して反射板２で反射されて被写体まで戻ってくるものである。なお、透明板１には、硝子、アクリル樹脂、金属があり、そのどれでもよいが、硬くて傷付き難い点で硝子がもっとも適する。模様３は、透明板１の裏面に印刷、シール貼り、刻印によって付す。この点で、模様３を透明板１の裏面に印刷する場合、裏面から見ると、左右逆のものにする必要がある。このように、透明板１の裏面に模様３を付すのは、模様２がぼけたりせずに鮮明に写るからであるが、同時に模様３が透明板１と反射板２とで保護されるから、損傷し難く、長持ちするからでもある。模様３の付し方の最適なものは、透明板１の裏面に直接印刷することであり、もちろん、着色も施される。
【選択図】図１

Description

本考案は、模様（図画）が描かれた図画鏡に関するものである。

鏡は、洗面所、壁等あらゆる場所に嵌込み、掛け吊るしの状態で取り付けられているが、従来の鏡は鏡面だけであり（贈呈者等の名前が印刷されたものもあるが）、非常に殺風景であった。また、手に持つ手鏡でも同様であった。このため、下記特許文献１には、表面から透視可能な模様を付したものが提案されている。しかし、この先行例のものは、透明板の裏面に凹所を設けて模様を形成し、更にその裏面に着色を施す等、構造が複雑でコストの高いものになっていた。
実開昭６２−６８６５７号公報

本考案は、このような課題を解決したものであり、構造が簡単で安価であり、写す者にとって和らぎ、癒しを与えることができる鏡を提供したものである。

以上の課題の下、本考案は、請求項１に記載した、透明板と反射板とからなる鏡において、透明板の裏面であって写像の邪魔にならない隅、縁に表面から透視できる模様を付したことを特徴とする図画鏡を提供するとともに、これにおいて、請求項２に記載した、透明板が硝子板であり、模様が硝子板の裏面に印刷されたものである手段を提供するものである。

請求項１の手段によれば、殺風景である鏡に和らぎ、癒しを与えるとともに、構造が簡単で安価であり、また、鏡本来の機能を損なわないものを提供できる。請求項２の手段によると、模様がより鮮明になるとともに、製作費もより安くなる。

以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図１はこの鏡の正面図、図２は断面図であるが、本考案に係る鏡は、透明板１と、透明板１の裏面に設けられる反射板２とからなり、被写体の映像は透明板１を通過して反射板２で反射されて被写体まで戻ってくるものである。なお、透明板１には、硝子、アクリル樹脂、金属があり、そのどれでもよいが、硬くて傷付き難い点で硝子がもっとも適する。また、反射機能を持つもの（反射板２）は表面部材（透明板１）の表面を鏡面仕上げして表面に設定されるものもあるが、本考案では、表面板１の裏面に反射板２を貼着するものが適する。

本考案では、この鏡に表面から透視できる模様３を付すのであるが、模様を付すのは透明板１の隅や縁といった写像の邪魔にならない個所である。模様３については、和らぎ、癒しを与える対象のものであれば何でもよく、具体的には、植物、動物、風景、人物といったものが考えられる。

模様３は、透明板１の裏面に印刷、シール貼り、刻印によって付す。この点で、模様３を透明板１の裏面に印刷する場合、裏面から見ると、左右逆のものにする必要がある。このように、透明板１の裏面に模様３を付すのは、模様２がぼけたりせずに鮮明に写るからであるが、同時に模様３が透明板１と反射板２とで保護されるから、損傷し難く、長持ちするからでもある。模様３の付し方の最適なものは、透明板１の裏面に直接印刷することであり、もちろん、着色も施される。また、この種の鏡はノベルティーとして使用される場合もあり、その場合は、提供者や贈呈者の名前４も付すことになるが、その場合も透明板１の裏面に印刷するのが適する。

本考案に係る鏡の正面図である。 本考案に係る鏡の断面図である。

符号の説明

１ 透明板
２ 反射板
３ 模様
４ 提供者等の名前

Claims (2)

1. 透明板と反射板とからなる鏡において、透明板の裏面であって写像の邪魔にならない隅、縁に表面から透視できる模様を付したことを特徴とする図画鏡。
2. 透明板が硝子板であり、模様が硝子板の裏面に印刷されたものである請求項１記載の図画鏡。