JPH0575132A - 縦型mosトランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

縦型mosトランジスタ及びその製造方法

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JPH0575132A
JPH0575132A JP23464791A JP23464791A JPH0575132A JP H0575132 A JPH0575132 A JP H0575132A JP 23464791 A JP23464791 A JP 23464791A JP 23464791 A JP23464791 A JP 23464791A JP H0575132 A JPH0575132 A JP H0575132A
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JP
Japan
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opening
polycrystalline silicon
oxide film
region
forming
Prior art date
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JP23464791A
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English (en)
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Junichi Ochiai
淳一 落合
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MIYAGI OKI DENKI KK
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
MIYAGI OKI DENKI KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲート幅Wを大きくすることによる、縦型M
OSトランジスタ構造メリットの喪失又はパターン設計
における自由度の低下をなくし、かつ製造が容易な縦型
MOSトランジスタを得る。 【構成】 縦型MOSトランジスタにおいて、デバイス
面Aに対し、垂直に筒状シリコン31が設置され、筒の
内側にゲート絶縁膜32を介したゲート電極33が埋め
込まれており、ゲート電極端から各々ソースドレイン3
4が筒状シリコン31に形成されており、必要ゲート幅
Wとは独立に空乏層幅に応じたシリコン層幅Dの設定が
可能となり、縦型構造のメリットを十分に生かすことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦型MOSトランジス
タの構造及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、「超LSIプロセスデータハンドブック、19
90年、サイエンス フォーラム(SCIENCE F
ORUM)社、P47〜48、P403〜405、P1
09〜113に記載されるものがあった。
【0003】縦型MOSトランジスタの新しい試みとし
て、柱状シリコンの側壁にゲート電極を持つSGT(S
urrounding Gate Transisto
r)が提案されている。図10はかかる従来のSTGの
構造を示す図であり、図10(a)はそのSGTの模式
斜視図、図10(b)は図10(a)のA−A断面図で
ある。
【0004】なお、図中、1はSi基板、2はp- ウェ
ル、3はソースとしてのn+ 層、4は多結晶シリコンゲ
ート、5はゲート酸化膜、6はドレインとしてのn+
である。かかる縦型MOSトランジスタのメリットは、
ゲート電極を縦方向に設置することによる大幅な面積縮
小に加え、柱状シリコンの幅を狭めていくと、両サイド
からの空乏層がくっついて、柱状シリコンが完全に空乏
層化できる。このため、Thin−SOI(Silic
on On Insulator)トランジスタと同様
にチャネルゲート電界で完全に制御できるようになり、
図11に示すように、サブスレッショルド特性(sub
−threshold)が改善され、更に、短チャネル
効果の抑制や電流駆動能力の向上等が期待できるもので
ある。
【0005】なお、図11において、11はSi基板、
12は空乏層領域、13は多結晶シリコンゲート、14
はゲート酸化膜、15はソースとしてのp+ 層、16は
ドレインとしてのp+ 層である。つまり、縦型pMOS
であり、多結晶シリコンゲート13の長さLは1.5μ
m、ゲート酸化膜の厚さToxは20nm、ドレイン電圧
d は−4.0V、基板電圧Vsub は0Vである。
【0006】また、図11の横軸はSiアイランド寸法
a(μm)、縦軸はサブスレッショルド・スイングSで
ある。サブスレッショルド・スイングSとは、サブスレ
ッショルド電流(ゲート電圧が閾値電圧Vth以下で、し
かもSi表面が弱反転状態のときに流れる電流)を10
倍変化させるのに必要なゲート電圧変化量(mV/デケ
ード)をいう。
【0007】また、ゲート、ソース、ドレインの配置に
ついて、断面イメージを図12に示す。この図に示すよ
うに、まず、デバイス面Aに対しシリコン柱21が垂直
に設置され、これを囲むようにゲート絶縁膜22及びゲ
ート電極23が配置され、ゲート電極23の端から上下
にそれぞれソース、ドレイン領域24がシリコン柱内に
設置された構造を有している。したがって、シリコン柱
の長さでゲート長Lが、シリコン柱の周囲長でゲート幅
Wが決定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造には、次のような問題点があった。MOS型
トランジスタの電流駆動能力を制御するために、通常設
計者はゲート幅Wをパラメータとして、パターン設計を
行なっているが、本構造の場合ゲート幅Wを大きくする
方向はシリコン柱の径を大きくしなければならない。こ
の場合、空乏層領域は、図11の断面図(a=2μm)
のように、シリコン柱内に空乏層領域端電荷(空乏層電
荷)が存在することによって、サブスレッショルド特性
が劣化しても、従来の横型MOSFETレベルになり、
縦型構造のメリットを一部失うことになる。
【0009】また、空乏層が対向する面の間隔を一定に
して、長手方向でゲート幅Wを稼ぐ方法は、横型MOS
FETと同じような面積の増加傾向を引き起こす等、実
際のパターン設計をする上で、縦型トランジスタとして
のメリットである大幅縮小化、高性能化を犠牲にする結
果となる。更に、本構造から予測される構造プロセス上
の問題として、ソース、ドレイン各々からの電極引き出
し方法が挙げられる。まず、柱状シリコン上部拡散層か
ら電極を引き出す場合、縦型MOSトランジスタ構造の
メリットを生かすべく、図11において(a=1μm)
のように、柱状シリコン領域の径を小さくしていくと、
電極引き出しのために形成する電極取り出し口の径も小
さくしなければならず、パターニングの微細化を強いる
ことになる。
【0010】本発明は、以上述べた縦型MOSトランジ
スタのデバイス設計における阻害要因、つまりゲート幅
Wを大きくすることによる、縦型構造メリットの喪失又
はパターン設計における自由度の低下をなくし、製造プ
ロセス上、容易に予測されるパターンの微細化を強いる
ことによる製造困難度の増大を回避し得る縦型MOSト
ランジスタ及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、縦型MOSトランジスタにおいて、素子
形成面に対し、垂直に筒状のチャネル形成部が埋設さ
れ、該筒状のチャネル形成部の内側にゲート絶縁膜を介
してゲート電極が設けられ、該ゲート電極を挟むよう
に、前記筒状のチャネル形成部のゲート電極端から上下
にソース・ドレイン領域が形成されるようにしたもので
ある。
【0012】また、前記ソース・ドレイン領域の引き出
し電極がデバイス表面に延在し、筒状のチャネル形成部
の底に設けられたソース領域の一部からソース電極をデ
バイス表面に引き出した構造を有する。更に、前記ソー
ス・ドレイン領域の引き出し電極がデバイス表面に延在
し、筒状のチャネル形成部の底に設けられたソース領域
周辺全域からソース電極をデバイス表面に引き出すよう
にしたものである。
【0013】(A)縦型MOSトランジスタの製造方法
において、第1導電型エピタキシャルを生長させる工程
と、パッド酸化膜及び窒化膜を順次被着後、アクティブ
領域以外の窒化膜及びパッド酸化膜を除去し、選択酸化
にてフィールド酸化膜を生成させる工程と、アクティブ
領域の一部に逆導電型不純物拡散層を形成し、前記アク
ティブ領域の一部の表面を酸化膜に変換後、全面の窒化
膜及びパッド酸化膜を除去する工程と、全面に第1多結
晶シリコン膜を生成し、逆導電型不純物を導入した後、
窒化膜を生成し、前記アクティブ領域の一部を除くアク
ティブ領域及びアクティブ領域から延在する所望の領域
に、窒化膜/多結晶シリコン層を残存させる工程と、前
記アクティブ領域の一部以外のアクティブ領域の中央に
第2開口部を形成し、第1多結晶シリコン膜及びエピタ
キシャル層を反応性イオンエッチングで除去する工程
と、熱酸化を行なって前記第2開口部内に酸化膜を生成
した後、不純物を導入した第2多結晶シリコンを全面に
被着し、前記第2開口部が覆われ、かつフィールド部へ
延在する所望の領域の多結晶シリコンを残存させる工程
と、第1開口部上の酸化膜上及び第1多結晶シリコン層
の所望の部分を開口し、メタル電極を形成する工程とを
施す。
【0014】(B)縦型MOSトランジスタの製造方法
において、第1導電型基板にフィールド酸化膜を生成
し、アクティブ領域を開口した後、逆導電型拡散層を形
成する工程と、選択エピタキシャル法にてアクティブ領
域内を第1導電型単結晶シリコンで満たし、全面に第1
多結晶シリコン及び窒化膜を順次被着する工程と、前記
アクティブ領域からフィールド領域へ延在し、アクティ
ブ領域を分割するような第1開口部内と該第1開口部に
よって分割された片側のアクティブ領域に内在するよう
な第2開口部内と、アクティブ領域からフィールド領域
へ延在する所望の領域以外の窒化膜及び多結晶シリコン
を反応性イオンエッチングにて除去する工程と、前記第
1開口部及び第2開口部内のエピタキシャル層を反応性
イオンエッチングにて選択的に除去する工程と、熱酸化
にて前記第1開口部及び第2開口部内を酸化膜で埋め込
むと同時に第1多結晶シリコン側壁にも酸化膜を生成す
る工程と、前記第1開口部で2分され、前記第2開口部
が存在しない方のアクティブ領域に接続された多結晶シ
リコン表面の窒化膜を除去し、逆導電型不純物を導入す
る工程と、前記多結晶シリコン表面に酸化膜を生成した
後、残存している窒化膜を選択的に除去し、イオン注入
法にて露出した第1多結晶シリコン表面に逆導電型不純
物を導入する工程と、前記第2開口部内酸化膜を選択的
に除去し、比較的薄い酸化膜を第2開口部内及び前記第
1多結晶シリコン表面に生成する工程と、全面に逆導電
型不純物を導入した第2多結晶シリコン層を被着した
後、第2開口部が覆われ、且つフィールド領域へ延在す
る所望の領域以外の第2多結晶シリコンを除去する工程
と、全面に酸化膜を被着後、第1多結晶シリコン上の酸
化膜の所望の部分に開口部を形成し、メタル電極を形成
する工程とを施す。
【0015】(C)縦型MOSトランジスタの製造方法
において、第1導電型基板にフィールド酸化膜を生成
し、アクティブ領域を開口した後、逆導電型拡散層を形
成する工程と、選択エピタキシャル法にてアクティブ領
域内を第1導電型単結晶シリコンで満たし、全面に第1
多結晶シリコン層及び窒化膜を順次被着する工程と、前
記アクティブ領域端から等間隔に内在し、中心部が残存
する閉ループの第1開口部内及びアクティブ領域からフ
ィールド領域へ延在する所望の領域以外の窒化膜及び第
1多結晶シリコンを反応性イオンエッチングにて除去す
る工程と、前記第1開口部内のエピタキシャル層を反応
性イオンエッチングにて選択的に除去する工程と、熱酸
化にて前記第1開口部内を酸化膜で埋め込むと同時に第
1多結晶シリコン側壁にも酸化膜を生成する工程と、前
記第1開口部で分離されたアクティブ領域内の外側領域
の第1多結晶シリコン表面の窒化膜を除去し、逆導電型
不純物を導入する工程と、前記多結晶シリコンの表面に
酸化膜を生成した後、残存している窒化膜を選択的に除
去し全面に第2多結晶シリコンを生成する工程と、イオ
ン注入法にて逆導電型不純物を第2多結晶シリコン内に
導入した後、全面に窒化膜を生成する工程と、前記第1
開口部で分離されたアクティブ領域に内在するような前
記第2開口部内及びアクティブ領域からフィールド領域
へ延在する所望の領域以外の窒化膜及び第2多結晶シリ
コン層を反応性イオンエッチングにて除去する工程と、
前記第2開口部内エピタキシャル層を選択的に反応性イ
オンエッチングにて除去する工程と、熱酸化にて、前記
第2開口部内及び第2多結晶シリコン側壁に比較的薄い
酸化膜を生成した後、全面に逆導電型不純物を導入した
第3多結晶シリコンを生成する工程と、前記第2開口部
が覆われ、かつフィールド領域部へ延在する所望の領域
以外の第3多結晶シリコンを除去する工程と、全面に酸
化膜を被着後、第1多結晶シリコン及び第2多結晶シリ
コン上酸化膜の所望の部分に開口部を形成し、メタル電
極を形成する工程とを施す。
【0016】
【作用】本発明は、断面イメージ図(図1)の縦型MO
Sトランジスタのように、デバイス面Aに対し、垂直に
筒状シリコン31が設置され、筒の内側にゲート絶縁膜
32を介したゲート電極33が埋め込まれており、ゲー
ト電極端から各々ソースドレイン34が筒状シリコン3
1に形成されている構造を有するもので、必要ゲート幅
Wとは独立に空乏層幅に応じたシリコン層幅Dの設定が
可能となり、縦型構造のメリットを十分に生かすことが
可能となる。
【0017】更に、これらの薄膜化したシリコン層から
微細パターニングを強いることなく電極を取り出すこと
ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図2は本発明の第1実施例を示
す縦型MOSトランジスタの構造を示す図であり、図2
(a)はその平面図、図2(b)は図2(a)のA−A
線断面図である。
【0019】以下、図2を用いて本発明の第1実施例に
ついて説明する。基板41上の厚い酸化膜42にアクテ
ィブ領域が開口され、開口底部基板41内にソース領域
43が埋設され、酸化膜42の側壁から順に、ソース引
き出し電極44、絶縁膜45及びシリコン層46が内在
し、中心にゲート酸化膜47を介してゲート電極48が
設置されている。ドレイン領域49はシリコン層46の
上部のドレイン引き出し電極44との接点部に設置し、
ドレイン引き出し電極50の上端部は、任意に絶縁膜4
5及び酸化膜42上に延在させる構造を有する。
【0020】次に、図3は本発明の第2実施例を示す縦
型MOSトランジスタの構造を示す図であり、図3
(a)はその平面図、図3(b)は図3(a)のA−A
線断面図である。以下、図3を用いて本発明の第2実施
例について説明する。ここで、基板51上に厚い酸化膜
52にアクティブ領域が開口され、開口底部基板51内
にMOSトランジスタのソース領域53が埋設され、開
口部の側壁の一部にソース領域53と接続するようにソ
ース電極54を設置し、ソース電極54表面の絶縁膜5
5を介し、シリコン層56が内在し、中心にゲート酸化
膜57を介したゲート電極58が設置されている。ドレ
イン領域59はシリコン層56の上部のドレイン引き出
し電56aとの接点部に設置し、ドレイン引き出し電極
56aとソース引き出し電極60は任意に絶縁膜55及
び酸化膜52上に延在する構造を有する。
【0021】次に、以下本発明による縦型MOSトラン
ジスタの構造による利点を述べる。まず、上記第1及び
第2の実施例に共通して挙げられることは、MOSFE
Tのチャネル部分となるシリコン層の厚さを任意に設定
できることによって、動作時におけるシリコン層内の完
全空乏層化がゲート幅Wの設定と独立に可能となる。し
たがって、従来構造で問題となったゲート幅Wの増大に
よって、シリコン柱の径が太くなり、ソースドレイン間
の完全空乏層化が不完全になり、目的とする性能向上が
得られなくなったり、性能を維持するためシリコン層を
板状に延ばすことで、パターン設計の自由度を低下させ
る等の不具合が抑えられる。
【0022】更に、第1と第2の実施例のそれそれの特
徴について述べる。まず、構造上の大きな違いは、ソー
ス電極の引き出し方で、第1の実施例では、基板内ソー
ス拡散領域の周辺全域から電極の引き出しを行なってい
るが、第2の実施例では任意に一部から引き出してい
る。つまり、第1の実施例ではゲート端部のソース拡散
領域からソース電極までの距離はどのポイントでも一定
であり、均一なソース抵抗が付加している。しかし、第
2の実施例では、ソース領域の周辺の一部から引き出し
ているため、電極接続と対向している部分でのソース抵
抗が大きくなり、性能的に若干不利になることが考えら
れるが、トランジスタ占有面積は小さく、ソース領域も
小さくなることによる接合容量の低減は逆に性能向上に
寄与するところであり、優劣はつけ難いところがある。
【0023】次に、本発明による縦型MOSトランジス
タの製造方法を説明する。図4は本発明の第1の実施例
を示す前半の縦型MOSトランジスタの製造工程断面
図、図5はその後半の縦型MOSトランジスタの製造工
程断面図である。まず、図4(a)に示すように、P型
基板61に酸化膜62を4000〜5000Å生成し、
アクティブ領域63を開口し、N型不純物であるAs
を、例えばイオン注入法で1×1016/cm2 注入した
後、アニールし、ソース領域64を形成する。
【0024】次に、図4(b)に示すように、全面の酸
化膜を除去し、P型エピタキシャル層65を不純物濃度
1×1016cm-3に制御し、厚さ1μm生成した後、酸
化膜66を200Å及び窒化膜67を2000Å順次被
着する。次に、図4(c)に示すように、ソース電極引
き出し部68と、ゲート・ドレイン部69以外の窒化膜
67及び酸化膜66を順次除去し、選択酸化を行ないフ
ィールド酸化膜70を2μm生成する。
【0025】次に、図4(d)に示すように、ソース電
極引き出し部68の窒化膜及び酸化膜を選択的に除去
し、例えばPOCl3 の熱分解により熱拡散を行ない、
高濃度N+ 拡散層71を形成し、埋め込みN+ 層(ソー
ス領域)64と接続させる。このときN+ 拡散層71の
表面には新たに酸化膜72が2000〜3000Å生成
される。
【0026】次に、ゲート・ドレイン部69の窒化膜6
7及び酸化膜66を選択的に除去し、図5(a)に示す
ように、ポリシリコン(多結晶シリコン)層73を全面
に4000Å生成させ、例えば、イオン注入にてリンを
1×1016/cm2 ポリシリコン層73内にのみ打ち込
み、更に、全面に窒化膜74を2000Å生成した後、
配線パターニングを行ない、配線部以外の窒化膜とポリ
シリコンを除去する。
【0027】次に、図5(b)に示すように、ゲート領
域75の窒化膜74、ポリシリコン層73及びエピタキ
シャル層65を反応性イオンエッチングにて順次除去
し、埋め込まれているソース拡散層64の表面を露出さ
せる。この工程は、図5(a)における配線パターニン
グ工程で、周囲の酸化膜とのエッチング選択比が十分に
とれれば、同時に行なってもよい。そして、熱酸化を行
ない、ゲート領域開口部側壁と底部にゲート酸化膜76
を100〜200Å生成させ、ゲート電極となる例えば
ポリシリコン77を4000〜5000Å生成し、リン
拡散を行なった後、ゲート電極77のパターニングを行
なう。ゲート酸化を行なう条件は、低温ウェット法を採
用し、ドレイン引き出し用ポリシリコン電極73の側壁
とソース埋め込み層64の表面には、エピタキシャル層
65側壁より厚く生成することで、ソース・ドレイン部
とゲートの重なり容量を低減させる。
【0028】次に、図5(c)に示すように、熱酸化ま
たはCVD法によりゲート電極77上に酸化膜78を被
着した後、ソース電極取り出し部71とドレイン電極取
り出し部73にメタル電極取り出し口79,81をそれ
ぞれ開口し、メタル電極80,82を形成し完成する。
このように、本発明の縦型MOSトランジスタの製造方
法は構造1を構築する上で、スタンダードな工程と言
え、特に困難度の高い技術は何ら使うことなく製造可能
である。
【0029】更に、従来構造において構造上素子底部に
位置するソース領域からの電極取出しが段差的に厳しく
なることが予測されるが、本発明の製造法はバイポーラ
素子製造で一般的に用いられている埋め込み技術とLO
COS法を併用することにより、ソース・ドレインから
の電極引き出しに何ら悪影響(開口部アスペクト比の増
大によるメタルカバレッジ低下等)を与えることはな
い。
【0030】以上、第1の実施例による製造方法は、技
術的困難度が低く、実用的な製造方法ではあるが、幾つ
かの改善点が見出せ、以下に記す。 (1)埋め込みN+ 層(ソース拡散領域)に対するアク
ティブ領域のアライメント余裕や、LOCOS法で生ず
るバーズビークのアクティブ内への食い込み分を考慮す
ると、その分アクティブ面積を大きく設定しなければな
らない。 (2)埋め込みN+ 層形成後、フィールド酸化膜を生成
するための長時間熱処理を行なうことで、埋め込みN+
層がエピタキシャル層内に上昇し、チャネル長が短かく
なる等、実効ゲート長の制御に難がある。
【0031】次に、以上の改善点を考慮した本発明の第
2の実施例を示す縦型MOSトランジスタの製造方法に
ついて説明する。図6は本発明の第2実施例を示す前半
の縦型MOSトランジスタの製造工程断面図、図7はそ
の後半の縦型MOSトランジスタの製造工程断面図であ
る。まず、図6(a)に示すように、P型基板91にフ
ィールド酸化膜92を1μm生成し、アクティブ領域9
3を開口後、埋め込みソース領域となるN+ 層94を、
例えば、イオン注入法にてAsを1×1016cm-2注入
した後、アニールする。
【0032】次に、図6(b)に示すように、選択エピ
タキシャル法にてP型エピタキシャル95を1×1016
cm-3の濃度で厚さ1μmをアクティブ領域内に成長さ
せた後、全面にポリシリコン96を3000〜4000
Å及び窒化膜97を2000Å順次被着させる。次い
で、図6(c)に示すように、ゲート部、ドレイン部、
ソース部を分離するため、反応性イオンエッチングにて
領域98、99の窒化膜97及びポリシリコン層96を
順次除去し、領域98はエピタキシャル層95も除去
し、埋め込みN+ 層94表面を露出させる。このとき酸
化膜との選択性の良い条件を採用することで、フィール
ド酸化膜92上領域99のエッチングは進行しない。そ
して、熱酸化を行なって領域(溝)98を酸化膜100
で埋め込む。この場合、例えば、溝幅0.5μmを開口
すれば、5000Åの生成膜厚で溝は完全に埋め込ま
れ、幅1μmの酸化膜層が形成される。
【0033】次に、図6(d)に示すように、ソース電
極部101の窒化膜を除去し、例えば、POCl3 の熱
分解リン拡散法にてポリシリコンのソース電極部101
を介し、エピタキシャル層95にリンを拡散させ、埋め
込みN+ 層94と接続させる。次に、図7(a)に示す
ように、ソース電極部101上に熱酸化膜102を生成
させた後、ポリシリコンドレイン電極部103上窒化膜
を選択的に除去し、イオン注入法にてリンを1×1016
cm-2程度電極部103中に注入する。
【0034】次に、図7(b)に示すように、ゲート領
域105の酸化膜を、例えば、ウェットエッチング等で
選択的に除去し、ゲート酸化を行ない、開口溝のエピタ
キシャル95の側壁及び底部に100〜200Å程度の
ゲート酸化膜106を生成した後、ゲート電極107
を、例えばリンをドープしたポリシリコンで埋め込み、
パターニングする。
【0035】次に、図7(c)に示すように、ゲート電
極107上に酸化膜108を被着後、ソース電極部10
1とドレイン電極部103の酸化膜102上に電極取り
出し口109を開口し、メタル電極110を形成して完
成する。この縦型MOSトランジスタの製造方法による
と、 (1)長時間熱処理工程(フィールド酸化)の後に、N
+ 埋め込み層の形成及びエピタキシャル成長を行なうよ
うにしたので、N+ 層の広がりや、エピタキシャル層へ
の上昇拡散が抑えられ、チャネル長の制御性が向上す
る。
【0036】(2)アクティブ領域はフィールド酸化膜
側壁(反応性イオンエッチングによる)に沿って垂直に
成長したエピタキシャル層で構成されているため、LO
COS構造のバーズビークに相当する余分な面積の設定
は不要になる。 (3)N+ 埋め込み層はフィールド酸化膜をマスクとし
て形成するため、アクティブ領域とセルフアライン構造
となり、アライメント合わせ余裕等が不要となる。
【0037】以上のように、第2実施例の製造方法によ
ると、選択エピタキシャル成長というまだ課題が残され
ている技術を使うものの、実効チャネル長(L)との制
御性や高集積化に対し極めて有効な製造方法である。次
に、第1の構造のトランジスタ(図6参照)を製造する
ための第3の実施例について説明する。
【0038】図8は本発明の第3の実施例を示す前半の
縦型MOSトランジスタの製造工程断面図、図9はその
後半の縦型MOSトランジスタの製造工程断面図であ
る。まず、図8(a)に示すように、P型基板121に
フィールド酸化膜122を1μm生成し、アクティブ領
域123を開口後、埋め込みソース領域となるN+ 層1
24を、例えば、イオン注入法にてAsを1×1016
-2注入した後、アニールする。なお、このステップは
第2実施例の図6(a)と同様である。
【0039】次に、図8(b)に示すように、選択エピ
タキシャル法にてP型エピタキシャル125を1×10
16cm-3の濃度で厚さ1μmをアクティブ領域内に成長
させた後、全面にポリシリコン126を3000〜40
00Å及び窒化膜127を2000Å順次被着させる。
なお、このステップは第2実施例の図6(b)と同様で
ある。
【0040】次に、図8(c)に示すように、ソース電
極部128とドレイン電極部129を分離するためドレ
イン電極部129を囲むように、反応性イオンエッチン
グにて分離領域130を選択的に開口し、窒化膜12
7、ポリシリコン126及びエピタキシャル層125を
順次除去し、溝を形成した後、熱酸化にて酸化膜131
を生成する。
【0041】そして、ソース電極部128上の窒化膜を
選択的に除去し、例えばPOCl3 を用いたリン拡散を
行ない、ソース電極部128のエピタキシャル層内にN
+ 層132を形成し、埋め込みN+ 層124と接続させ
ると同時に、ソース電極ポリシリコン層126表面には
新たな酸化膜133を形成する。引き続き、図9(a)
に示すように、ドレイン電極部134上の窒化膜を除去
し、全面にポリシリコン層135を3000〜4000
Åを生成し、イオン注入法にてリンを1×1016cm-2
をポリシリコン層135に注入した後、窒化膜136を
2000Å被着し、配線パターニングを行なう。
【0042】引き続き、ドレイン電極部134の中央
に、図9(b)に示すように、ゲート電極用開口部13
7を反応性イオンエッチングにて埋め込みN+ 層124
が露出する程度に形成し、ゲート電極138で埋め込
み、パターニングを行なう。次に、図9(c)に示すよ
うに、新たな絶縁膜139を被着後、ソース・ドレイン
からメタル電極引き出し開口部140,141を形成し
た後、メタル電極142,143を形成し完成する。
【0043】以上の縦型MOSトランジスタの製造方法
によって、埋め込みN+ (ソース)層全周辺からソース
電極を取り出すことが可能となり、ソース抵抗の低減を
目的とした構造が得られる。また、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種
々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除
するものではない。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)従来の縦型MOSトランジスタのゲート部と基板
領域の位置関係を逆にすることにより、縦型MOS構造
でしか成しえない、高性能かつ大幅縮小化のメリットを
必要ゲート幅に左右されることなく維持することが可能
となる。
【0045】(2)縦型トランジスタの底部に位置す
る、ソース拡散領域周辺全域から電極引き出しを行なう
ことにより付加抵抗を低減し、性能の向上を図ることが
できる。 (3)本発明の第1の製造方法により、困難度の高い技
術は何ら使うことなく、実用的な製造プロセスで製造す
ることができる。
【0046】(4)本発明の第2の製造方法により、選
択エピタキシャル生長技術を行なうことにより、実効チ
ャネル長の制御性の向上と、パターンの微細化を強いる
ことなく縮小化を図ることができる。 (5)本発明の第3の製造方法により、第2の製造方法
にポリシリコン生成を1工程付加することで、本発明の
第1の構造であるソース拡散領域の周辺全域からの電極
引き出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦型MOSトランジスタの断面イメー
ジ図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す縦型MOSトランジ
スタの構造を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す縦型MOSトランジ
スタの構造を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す前半の縦型MOS
トランジスタの製造工程断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示す後半の縦型MOS
トランジスタの製造工程断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す前半の縦型MOS
トランジスタの製造工程断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す後半の縦型MOS
トランジスタの製造工程断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す前半の縦型MOS
トランジスタの製造工程断面図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示す後半の縦型MOS
トランジスタの製造工程断面図である。
【図10】従来のSTGの構造を示す図である。
【図11】従来のSTGのSiアイランド寸法a対基板
−閾値電圧の振れの特性を示す図である。
【図12】従来のSTGの断面イメージ図である。
【符号の説明】
41,51 基板 42,52,62,66,72,78,100,10
2,108,131,133 酸化膜 43,53 ソース領域 44,68 ソース引き出し電極 45,55,139 絶縁膜 46,56 シリコン層 47,57,76,106 ゲート酸化膜 48,58,107,138 ゲート電極 49,59 ドレイン領域 50,56a ドレイン引き出し電極 54 ソース電極 60 ソース引き出し電極 61,91,121 P型基板 63,93,123 アクティブ領域 64,94,124 ソース領域(N+ 層) 65,95,125 P型エピタキシャル層 67,74,97,127,136 窒化膜 69 ゲート・ドレイン部 70,92,122 フィールド酸化膜 71 高濃度N+ 拡散層(ソース電極取り出し部) 73,96 ポリ(多結晶)シリコン層(ドレイン電
極取り出し部) 75 ゲート領域 77 ポリシリコン(ゲート電極) 79,81 メタル電極取り出し口 80,82,110,142,143 メタル電極 98 領域(溝) 101,128 ソース電極部 103,129,134 ドレイン電極部 105 ゲート領域 109 電極取り出し口 126,135 ポリシリコン(層) 130 分離領域 132 N+ 層 137 ゲート電極用開口部 140,141 メタル電極引き出し開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素子形成面に対し、垂直に筒状のチャネル
    形成部が埋設され、該筒状のチャネル形成部の内側にゲ
    ート絶縁膜を介してゲート電極が設けられ、該ゲート電
    極を挟むように、前記筒状のチャネル形成部のゲート電
    極端から上下にソース・ドレイン領域が形成されること
    を特徴とする縦型MOSトランジスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の縦型MOSトランジスタ
    において、前記ソース・ドレイン領域の引き出し電極が
    デバイス表面に延在し、筒状のチャネル形成部の底に設
    けられたソース領域の一部からソース電極をデバイス表
    面に引き出した構造を有することを特徴とする縦型MO
    Sトランジスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の縦型MOSトランジスタ
    において、前記ソース・ドレイン領域の引き出し電極が
    デバイス表面に延在し、筒状のチャネル形成部の底に設
    けられたソース領域周辺全域からソース電極をデバイス
    表面に引き出した構造を有することを特徴とする縦型M
    OSトランジスタ。
  4. 【請求項4】(a)第1導電型エピタキシャルを生長さ
    せる工程と、 (b)パッド酸化膜及び窒化膜を順次被着後、アクティ
    ブ領域以外の窒化膜及びパッド酸化膜を除去し、選択酸
    化にてフィールド酸化膜を生成させる工程と、 (c)アクティブ領域の一部に逆導電型不純物拡散層を
    形成し、前記アクティブ領域の一部の表面を酸化膜に変
    換後、全面の窒化膜及びパッド酸化膜を除去する工程
    と、 (d)全面に第1多結晶シリコン膜を生成し、逆導電型
    不純物を導入した後、窒化膜を生成し、前記アクティブ
    領域の一部を除くアクティブ領域及びアクティブ領域か
    ら延在する所望の領域に窒化膜/多結晶シリコン層を残
    存させる工程と、 (e)前記アクティブ領域の一部以外のアクティブ領域
    の中央に第2開口部を形成し、第1多結晶シリコン膜及
    びエピタキシャル層を反応性イオンエッチングで除去す
    る工程と、 (f)熱酸化を行なって前記第2開口部内に酸化膜を生
    成した後、不純物を導入した第2多結晶シリコン膜を全
    面に被着し、前記第2開口部が覆われ、かつフィールド
    部へ延在する所望の領域の多結晶シリコンを残存させる
    工程と、 (g)第1開口部上の酸化膜上及び第1多結晶シリコン
    層の所望の部分を開口し、メタル電極を形成する工程と
    を含むことを特徴とする縦型MOSトランジスタの製造
    方法。
  5. 【請求項5】(a)第1導電型基板にフィールド酸化膜
    を生成し、アクティブ領域を開口した後、逆導電型拡散
    層を形成する工程と、 (b)選択エピタキシャル法にてアクティブ領域内を第
    1導電型単結晶シリコンで満たし、全面に第1多結晶シ
    リコン層及び窒化膜を順次被着する工程と、 (c)前記アクティブ領域からフィールド領域へ延在
    し、アクティブ領域を分割するような第1開口部内と該
    第1開口部によって分割された片側のアクティブ領域に
    内在するような第2開口部内と、アクティブ領域からフ
    ィールド領域へ延在する所望の領域以外の窒化膜及び多
    結晶シリコン層を反応性イオンエッチングにて除去する
    工程と、 (d)前記第1開口部及び第2開口部内のエピタキシャ
    ル層を反応性イオンエッチングにて選択的に除去する工
    程と、 (e)熱酸化にて前記第1開口部及び第2開口部内を酸
    化膜で埋め込むと同時に第1多結晶シリコン側壁にも酸
    化膜を生成する工程と、 (f)前記第1開口部で2分され、前記第2開口部が存
    在しない方のアクティブ領域に接続された多結晶シリコ
    ン表面の窒化膜を除去し、逆導電型不純物を導入する工
    程と、 (g)前記多結晶シリコン表面に酸化膜を生成した後、
    残存している窒化膜を選択的に除去し、イオン注入法に
    て露出した第1多結晶シリコン表面に逆導電型不純物を
    導入する工程と、 (h)前記第2開口部内酸化膜を選択的に除去し、比較
    的薄い酸化膜を第2開口部内及び前記第1多結晶シリコ
    ン表面に生成する工程と、 (i)全面に逆導電型不純物を導入した第2多結晶シリ
    コン層を被着した後、第2開口部が覆われ、且つフィー
    ルド領域へ延在する所望の領域以外の第2多結晶シリコ
    ンを除去する工程と、 (j)全面に酸化膜を被着後、第1多結晶シリコン上の
    酸化膜の所望の部分に開口部を形成し、メタル電極を形
    成する工程とを含むことを特徴とする縦型MOSトラン
    ジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】(a)第1導電型基板にフィールド酸化膜
    を生成し、アクティブ領域を開口した後、逆導電型拡散
    層を形成する工程と、 (b)選択エピタキシャル法にてアクティブ領域内を第
    1導電型単結晶シリコンで満たし、全面に第1多結晶シ
    リコン層及び窒化膜を順次被着する工程と、 (c)前記アクティブ領域端から等間隔に内在し、中心
    部が残存する閉ループの第1開口部内及びアクティブ領
    域からフィールド領域へ延在する所望の領域以外の窒化
    膜及び第1多結晶シリコンを反応性イオンエッチングに
    て除去する工程と、 (d)前記第1開口部内のエピタキシャル層を反応性イ
    オンエッチングにて選択的に除去する工程と、 (e)熱酸化にて前記第1開口部内を酸化膜で埋め込む
    と同時に第1多結晶シリコン側壁にも酸化膜を生成する
    工程と、 (f)前記第1開口部で分離されたアクティブ領域内の
    外側領域の第1多結晶シリコン表面の窒化膜を除去し、
    逆導電型不純物を導入する工程と、 (g)前記多結晶シリコンの表面に酸化膜を生成した
    後、残存している窒化膜を選択的に除去し全面に第2多
    結晶シリコンを生成する工程と、 (h)イオン注入法にて逆導電型不純物を第2多結晶シ
    リコン内に導入した後、全面に窒化膜を生成する工程
    と、 (i)前記第1開口部で分離されたアクティブ領域に内
    在するような前記第2開口部内及びアクティブ領域から
    フィールド領域へ延在する所望の領域以外の窒化膜及び
    第2多結晶シリコン層を反応性イオンエッチングにて除
    去する工程と、 (j)前記第2開口部内エピタキシャル層を選択的に反
    応性イオンエッチングにて除去する工程と、 (k)熱酸化にて、前記第2開口部内及び第2多結晶シ
    リコン側壁に比較的薄い酸化膜を生成した後、全面に逆
    導電型不純物を導入した第3多結晶シリコンを生成する
    工程と、 (l)前記第2開口部が覆われ、かつフィールド領域部
    へ延在する所望の領域以外の第3多結晶シリコンを除去
    する工程と、 (m)全面に酸化膜を被着後、第1多結晶シリコン及び
    第2多結晶シリコン上酸化膜の所望の部分に開口部を形
    成し、メタル電極を形成する工程とを含むことを特徴と
    する縦型MOSトランジスタの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861236B1 (ko) * 2007-04-10 2008-10-02 경북대학교 산학협력단 낮은 누설전류를 갖는 기둥형 전계효과트랜지스터
JP2009038201A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Elpida Memory Inc 半導体装置および半導体装置の製造方法
US8188552B2 (en) 2008-08-27 2012-05-29 Nanya Technology Corp. Transistor structure
US9564200B2 (en) 2007-04-10 2017-02-07 Snu R&Db Foundation Pillar-type field effect transistor having low leakage current

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