JPH0571045U - エアホーン - Google Patents

エアホーン

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JPH0571045U
JPH0571045U JP1016792U JP1016792U JPH0571045U JP H0571045 U JPH0571045 U JP H0571045U JP 1016792 U JP1016792 U JP 1016792U JP 1016792 U JP1016792 U JP 1016792U JP H0571045 U JPH0571045 U JP H0571045U
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plate
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air
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陽二 久保
幸雄 常盤
定二 二瓶
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音響振動および空気流の放出を妨げないよう
にして音質を変化させることなく、レゾネータに水滴が
侵入しないようにする。 【構成】 圧縮空気により音響振動を発生する振動板
に、空間を囲む空洞に接続された入力端から自由空間に
開口する出力端までゆるやかに内径が増大するように形
成されたレゾネータが取り付けられたエアホーンにおい
て、出力端と同形状の板の中心部に放射状に一致する3
以上の壁と、板の周囲に形成され出力端に係合する3以
上の爪とを備えたキャップをレゾネータの出力端に音響
振動が通過するのに十分な間隔を介して被せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車の警笛に利用する。本考案は、特に中型もしくは大型自動車に 利用され、圧縮空気により音響振動を発生するエアホーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
圧縮空気により音響振動を発生する振動板と、この振動板に接する空間を囲む 空洞に接続された入力端から自由空間に開口する出力端までゆるやかにその内径 が増大するように形成されたラッパ状のレゾネータとを備えたエアホーンが、中 型もしくは大型車両に広く利用されている。この古い形式ではレゾネータは金属 製であったが、近年プラスチック成形体により製造されるようになった。そして 多くの場合には、上記のエアホーンを一対実装したユニット形式であり、その一 対のエアホーンはその音響振動の周波数が互いに和音の関係になるように耳障り にならない音を発するように構成されている。
【0003】 このエアホーンもしくはエアホーンユニットは、キャブオーバ・エンジン形式 の車両では、フロントバンパーの内側すなわち前車輪のすぐ前に実装される。一 般にラッパ型のレゾネータを前に向けて、かつ雨水が直接にレゾネータの内部に 侵入しないようにやや下向きにして取付けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構造の車両で、走行時の飛沫や高圧洗車時の水流などにより、レゾネー タの内部に水が侵入することがあると、一時的に警笛の音が小さくなりあるいは 音質が変化する場合があった。すなわち、レゾネータの開口端から少量の水滴が 侵入しても、いちど警笛を吹鳴すると空気流がレゾネータの内側から開口端に向 けて生じるから、これにより水滴は吹き飛ばされすぐに回復するものであるが、 一時的にとはいえ水滴が侵入しにくい構造が望まれることになった。水滴の侵入 を防止することはレゾネータの開口端を塞ぐことであるが、一方音響振動と空気 流はレゾネータの開口端から外に向けて放出されることが必要であるからこれを 妨げることはできない。
【0005】 本考案は、これらの調和をとり、音響振動および空気流の放出を妨げることな く、しかもレゾネータに水滴が侵入しないような簡易な構造を提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、圧縮空気により音響振動を発生する振動板と、この振動板に接する 空間を囲む空洞に接続された入力端から自由空間に開口する出力端までゆるやか にその内径が増大するように形成されたレゾネータとを備えたエアホーンにおい て、前記出力端と同形状の板と、この板の中心部に放射状に形成されその縁の一 部が前記レゾネータの内側形状に一致する形状をなす3以上の壁と、前記板の周 囲に形成され前記出力端に係合する3以上の爪とを備えたプラスチック製のキャ ップが、前記壁が前記縁の一部により前記レゾネータの開口中央部を押す力によ り前記板の中央部に生じる押上力と、前記爪により前記板の周囲を前記レゾネー タの出力端に向け引張る力により前記板に生じる引張力とにより前記板が撓む状 態で、前記出力端に音響振動が通過するに十分な間隔を介して被せられたことを 特徴とする。
【0007】 前記音響振動が通過するに十分な間隔は10mm±3mmであり、音響振動の周波 数が相互に和音の関係にある一対のエアホーンが一つの基盤に取付けられること が望ましい。
【0008】 本考案の第二の観点は上記キャップである。
【0009】
【作用】
レゾネータの出力端にキャップを被せると、出力端と同形状の板の中心部に放 射状に形成された壁の縁の一部がレゾネータの内側の形状に一致して当接すると ともに、板の周囲に形成された爪の溝がレゾネータ出力端のフランジ状外周に係 合する。このとき、レゾネータの内側に当接した壁にはその中央開口部を押し上 げる力が加わり、また、レゾネータ出力端の外周に溝により係合した爪には板を 引張る力が加わる。この壁の押上力と爪の引張力とにより板がわずかに撓み、そ の弾力によってキャップはレゾネータの出力端に、振動により回転したり、外れ たりしないように強く固定される。また、板と出力端の面との間には音響振動が 通過するのに十分であり、かつ水滴が侵入しにくい間隔がとられる。
【0010】 これにより、音響振動および空気流の放出を妨げることなく、レゾネータに水 滴が侵入することを防ぐことができる。
【0011】
【実施例】
次に、本考案実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案実施例に係わる エアホーンの構成を示す一部断面図、図2は本考案実施例に係わるエアホーンの 構成を示す平面図、図3(a)は本考案実施例におけるキャップの背面図、(b )はその側面図、図4は本考案実施例におけるキャップの取付状態を示す斜視図 である。
【0012】 本考案実施例は、圧縮空気により音響振動を発生する振動板1と、この振動板 1に接する空間を囲む空洞に接続された入力端2aから自由空間に開口する出力 端2bまでゆるやかにその内径が増大するように形成されたレゾネータ2とを備 え、このレゾネータ2の出力端2bと同形状の板3aと、この板3aの中心部に 放射状に形成されその縁の一部がレゾネータ2の内側形状2cに一致する形状を なす3つの壁3bと、板3aの周囲に形成され出力端2bの外周に係合する三つ の爪3cとを備えたプラスチック製のキャップ3が、壁3bが前記縁の一部がレ ゾネータ2の開口中央部を押す力により板3aの中央部に生じる押上力と、爪3 cが板3aの周囲をレゾネータ2の出力端2bに向けて引張る力により生じる引 張力とにより、板3aが撓む状態で出力端2bに音響振動が通過するに十分な間 隔を介して被せられる。
【0013】 音響振動が通過するに十分な間隔は10mm±3mmが望ましく、音響振動の周波 数が相互に和音の関係にある一対のエアホーンが一つの基盤に取付けられる。
【0014】 三つの壁は板の中心部で不連続であり水が溜まらないようになっている。
【0015】 次に、このように構成された本考案実施例におけるキャップ3のレゾネータ2 への取り付けについて説明する。
【0016】 まず、板3aの周囲に形成された三つの爪3cのうちの二つの溝をレゾネータ 2の出力端2bのフランジ状に形成された外周に係合させ、係合側と反対方向に 力を加えると、プラスチック製のためにそれぞれの爪3cの溝部の位置が拡大し 、出力端2bの外径よりも大きくなる。この状態を保ちながら、キャップ3をレ ゾネータ2の開口中心部に向けて押し込み手を離すと、爪3cの溝がそれぞれレ ゾネータ2の出力端2b外周に係合する。
【0017】 このとき、板3aの中心部に放射状に形成された三つの壁3bの縁の一部がレ ゾネータ2の開口中央部の内側形状2cに一致して当接する。爪3cと壁3bの 当接部との軸線方向の位置関係は、レゾネータ2の実寸法に対しあらかじめやや きつめになるように0.5mm〜1.0mm短く形成されているために、板3aの中 央部は壁3bからの押上力とレゾネータ2の出力端2bに係合した爪3cによる 引張力とを受け、板3aにはその寸法差に相当する撓みを生じる。この撓みに抗 する反力がキャップ3をレゾネータ2に強固に取り付け、内燃機関の振動や走行 振動を受けても外れたり、回転しないように固定される。
【0018】 このようにしてキャップ3をレゾネータ2に取り付けたときに、キャップ3の 板3aとレゾネータ2の出力端2bの表面との間隔が近すぎると、音響振動およ び空気の放出を妨げることになるので適当な空気の通路が必要とされる。一方、 通路をとるためにキャップ3とレゾネータ2の出力端2bとの間隔をあけすぎる と水滴が侵入しやすくなる。この相反する条件を満たす間隔としては、試験の結 果10mm±3mmになるように壁3bと爪3cとの位置関係を設定することが望ま しい。
【0019】 なお、この種のエアホーンは耳ざわりのない音質が求められるために、音響振 動の周波数が相互に和音の関係にある一対のエアホーンが一つの基盤に取り付け られる。
【0020】 点検整備のためにレゾネータ2からキャップ3を取り外すときには、爪3cの 一つを板3aの外周方向に持ち上げて出力端2bの外周から外すことにより、他 の二つの爪3cとレゾネータ2の出力端2bの外周との係合が解放されて容易に 分離することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、音響振動および空気流の放出を妨げない ようにして音質を変化させることなく、レゾネータに水滴が侵入することを防止 することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例に係わるエアホーンの構成を示す
一部断面図。
【図2】本考案実施例に係わるエアホーンの構成を示す
平面図。
【図3】(a)は本考案実施例におけるキャップの背面
図、(b)はその側面図。
【図4】本考案実施例におけるキャップの取付状態を示
す斜視図。
【符号の説明】
1 振動板 2 レゾネータ 2a 入力端 2b 出力端 2c 内側形状 3 キャップ 3a 板 3b 壁 3c 爪

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気により音響振動を発生する振動
    板と、この振動板に接する空間を囲む空洞に接続された
    入力端から自由空間に開口する出力端までゆるやかにそ
    の内径が増大するように形成されたレゾネータとを備え
    たエアホーンにおいて、 前記出力端と同形状の板と、この板の中心部に放射状に
    形成されその縁の一部が前記レゾネータの内側形状に一
    致する形状をなす3以上の壁と、前記板の周囲に形成さ
    れ前記出力端に係合する3以上の爪とを備えたプラスチ
    ック製のキャップが、前記壁が前記縁の一部により前記
    レゾネータの開口中央部を押す力により前記板の中央部
    に生じる押上力と、前記爪により前記板の周囲を前記レ
    ゾネータの出力端に向け引張る力により前記板に生じる
    引張力とにより前記板が撓む状態で、前記出力端に音響
    振動が通過するに十分な間隔を介して被せられたことを
    特徴とするエアホーン。
  2. 【請求項2】 前記音響振動が通過するに十分な間隔は
    10mm±3mmである請求項1記載のエアホーン。
  3. 【請求項3】 音響振動の周波数が相互に和音の関係に
    ある一対の請求項1記載のエアホーンが一つの基盤に取
    付けられたエアホーンユニット。
  4. 【請求項4】 前記出力端と同形状の板と、この板の中
    心部に放射状に形成されその縁の一部が前記レゾネータ
    の内側形状に一致する形状をなす3以上の壁と、前記板
    の周囲に形成され前記出力端に係合する3以上の爪とを
    備え、前記壁が前記縁の一部により前記レゾネータの開
    口中央部を押す力により前記板の中央部に生じる押上力
    と、前記爪により前記板の周囲を前記レゾネータの出力
    端に向け引張る力により前記板に生じる引張力とにより
    前記板が撓む状態で、前記出力端に音響振動が通過する
    に十分な間隔を介して被せられたことを特徴とするエア
    ホーン用キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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