JPH0570842U - アーム付工具用可動式位置決めブロック - Google Patents

アーム付工具用可動式位置決めブロック

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JPH0570842U
JPH0570842U JP019199U JP1919992U JPH0570842U JP H0570842 U JPH0570842 U JP H0570842U JP 019199 U JP019199 U JP 019199U JP 1919992 U JP1919992 U JP 1919992U JP H0570842 U JPH0570842 U JP H0570842U
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JP
Japan
Prior art keywords
positioning block
tool
spindle
spring
arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP019199U
Other languages
English (en)
Inventor
哲二 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
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Publication date
Application filed by Okuma Corp filed Critical Okuma Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回り止め用ピン6のばね7による位置決めブ
ロック8への押圧力を、工具交換アーム21のATC動
作時の力関係により制限されることのない強力なばね力
にしてアンギュラアタッチメント4の回り止め剛性を増
し、強力切削を可能とする。 【構成】 主軸頭1先端部に油圧シリンダ9を固着し、
ピストンロッド11の先端に位置決めブロック8を取付
けて、主軸軸心方向に移動可能となし、アンギュラアタ
ッチメント4が主軸2に挿入されるときに、位置決めブ
ロックを後退端位置に位置決めし、工具クランプ信号で
位置決めブロックを前進端に位置決めしてばね7の力に
抗してピン6を押し込み、テーパ6aとテーパ穴8aの
ばね力による係合で回り止め剛性を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はマシニングセンタ等工作機械に使用される多軸アタッチメント又はア ンギュラアタッチメント等アーム付工具の回り止めピンと係合する可動式位置決 めブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、マシニングセンタで使用される自動工具交換可能な工具例えばアンギュ ラアタッチメント106には、図3に示すように切削力を保持するためのアーム 101が付いた工具が使用されている。このアーム101内にはピン102が図 示しないテーパシャンクと平行かつ軸方向移動可能に設けられており、ピン10 2はばね103により常時突出勝手に付勢され、先端がテーパ102aに形成さ れている。一方主軸頭先端の対応位置にはテーパ穴104aを有する位置決めブ ロック104が固着さており、工具交換アーム105によりこのアンギュラアタ ッチメント106を主軸に挿入する際、ピン102先端のテーパ102aが位置 決めブロック104のテーパ穴104aに当接して、ばね103の力に抗してピ ンが押し込まれて装着が行われる。そしてこのばね力でピンを位置ブロックに押 圧する力が切削力に耐える剛性となる回り止め構造が一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたアーム付工具の回り止め構造は、重切削を行うためには強 力なばねによる押圧力が必要であり、工具交換アームユニットに過大な負荷が加 わることになる。従ってばねの強さには限界があり、必要とする強力なばねの使 用が不可能であるという問題点を有している。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは位置決めブロックを必要に応じて出し入れできるようにし て、工具交換アームユニットの負荷による限界から解放して、重切削に耐える強 いばねを使用することのできるアーム付工具用可動式位置決めブロックを提供し ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案におけるアーム付工具用可動式位置決めブロ ックは、主軸頭に設けられ主軸に自動着脱されるアーム付工具の軸方向移動可能 かつばねにより突出勝手に付勢されるピンの先端と係合して前記アーム付工具の 回り止めをする位置決めブロックにおいて、前記位置決めブロックを主軸軸心方 向に移動可能に設け、該位置決めブロックを必要に応じて出し入れする手段を設 けてなり、主軸にアーム付工具を自動着脱するときばね力が作用しないようにし たものである。
【0005】
【作用】
工具交換アームに把持されたアーム付工具が、主軸テーパ穴に挿入されるとき には位置決めブロックを後退端に位置決めしてピン先端との間に隙を作り、挿入 工具が主軸にクランプされたときの確認信号で、位置決めブロックが前進してば ねの力に抗してピンが押し込まれ、位置決めブロックが前進位置に位置決めされ たときに、ばねが所定量圧縮されて、ピン先端部が位置決めブロックに圧着され て係合し、強力切削に耐えるだけの回り止めの剛性が得られる。
【0006】
【実施例】
実施例について図1,図2を参照して説明する。 公知の横形マシニングセンタにおいて、図示しないベッド上に設けられた前後 (Z軸)方向の案内上に、図示しないコラムが移動位置決め可能に設けられてお り、コラムに設けられた上下(Y軸)方向の案内上に、主軸頭1が移動位置決め 可能に載架されている。主軸頭1には主軸2が図示しない複数の軸受により回転 可能に軸承され、主軸先端のテーパ穴2aに、テーパシャンク4aの先端にプル スタッド3を有するアンギュラアタッチメント4等の工具が自動着脱されるよう になっている。アンギュラアタッチメント4にはアーム5が一体に形成されてお り、アーム5に穿設されたテーパシャンク4aに対して平行な穴に、ピン6が軸 方向移動可能に嵌挿されており、ピン6は先端がテーパ6aに形成され、ばね7 により常時突出勝手に付勢されている。
【0007】 一方、主軸頭1の先端部にはテーパ6aに対応するテーパ穴8aを有する位置 決めブロック8が、主軸軸心方向に移動可能に設けられており、位置決めブロッ ク8は主軸頭1に固着の油圧シリンダ9のピストンロッド11の先端に固着され ている。油圧シリンダには電磁切換弁12により切り換えられた圧油が、管路1 3,14を経て供給され、管路13,14の途中に並列配置されたチェック弁と 絞り弁がそれぞれ取付けられている。更に位置決めブロック8にはテーパ穴8a の底部に連通するエア穴8bが穿設されており、電磁切換弁15により切り換え られたエアが、管路16を経てこのエア穴8bに供給され、テーパ穴8a及びピ ン先端のテーパ6aを清掃するようになっている。
【0008】 位置決めブロック8にはドッグ10が固着されており、ドッグ対応位置に出し 入れ確認用のリミットスイッチLS1,LS2がそれぞれ固着されている。 更に主軸頭1の後側には工具クランプ用油圧シリンダ17が設けられており、 油圧シリンダ17に嵌挿される円筒状のピストン18にドッグ19,20がそれ ぞれ固着されており、ドッグ19,20対応位置に工具しめ・ゆるめ確認用リミ ットスイッチLS3,LS4がそれぞれ取つけられている。 更に図示しないコラム上の所定の主軸側位置に割出されたレディステーション ポットと、工具交換位置に位置決めされた主軸2との中央に、ツインアーム形工 具交換アーム21が旋回及び抜き差し動作可能に設けられている。
【0009】 続いて本実施例の作用について説明する。 今、工具交換位置に位置決めされた主軸2にはアームの無い通常の使用済工具 が装着されており、電磁切換弁12はSOL1に通電されてA位置に切換えられ 、油圧シリンダ9の前室に圧油が供給されて位置決めブロック8は後退端位置に あり、主軸側位置に旋回割出されたレディステーションポットに、次工具に指定 されたアーム5を有するアンギュラアタッチメント4が挿入されて待機している 。 NCより工具交換指令が出ると、工具交換アーム21がほぼ90°旋回して主 軸2の使用済工具と、レディステーションポットの次工具(アンギュラアタッチ メント4)が同時に把持され、油圧シリンダ17の左室に圧油が供給されてピス トン18が前進して工具引張り棒23が前進し、先端のコレット24が開いてク ランプが解除され、同時に工具交換アーム21が旋回軸方向に伸びて把持する両 工具が主軸2と、レディステーションポットから同時に抜き取られる。
【0010】 次いで工具交換アーム21が180°旋回して使用済工具と次工具の位置が入 れ替わり、再び旋回軸方向に縮んで使用済工具がレディステーションポットに、 次工具が主軸2に同時に挿入される。この次工具に指定されたアンギュラアタッ チメント4が主軸2に挿入されたときには、ピン6の先端テーパ6aと、後端位 置にある位置決めブロック8のテーパ穴8aとは僅かな隙間を有しており、この 隙間からエアが外部に向けて噴出され清掃が行われている。次いで油圧シリンダ 17の右室に圧油が供給され、ピストン18が後退して皿ばね25の力でアンギ ュラアタッチメント4がコレット24に把持されて引き込まれると、リミットス イッチLS3がクランプ確認信号を出力する。このクランプ確認信号で、電磁切 換弁12がSOL2に通電されてB位置に切換えられ、油圧シリンダ9の後室に 圧油が供給されて、位置決めブロック8が前進し、ばね7の力に抗してピン6を 押し込み、前進端位置にて停止する。こうして位置決めブロック8がストローク S1だけ前進すると、ばね7がS2だけ圧縮され、圧縮されたばね力によるテー パ6a,テーパ穴8aの係合により回り止めが行われ、同時に電磁切換弁15の SOL3が非通電となってC位置に切換わり、清掃用エアの供給が停止される。
【0011】 次いで工具交換アーム21がほぼ90°旋回して両工具から離れ、レディステ ーションポットに挿入された使用済工具は図示しない工具マガジンに返却される 。 こうして主軸2に装着されたアンギュラアタッチメント4による切削加工が 終わって、再び主軸2が工具交換位置に位置決めされ、NCより工具交換指令が 出ると、油圧シリンダ12がSOL1に通電されてA位置に切換わり、油圧シリ ンダ9の前室に圧油が送られて、位置決めブロック8が後退端位置に後退し、ピ ン先端テーパ6aがテーパ穴8aから離れる。それから工具交換アーム21がほ ぼ90°旋回して、レディステーションポットの次工具と主軸2のアンギュラア タチメント4を同時に把持する。次いで油圧シリンダ17の左室に圧油が供給さ れ、皿ばね25が圧縮されてクランプ解除されるとドッグ20がリミットスイッ チLS4に当接して、クランプ解除信号を出力する。以後一連の工具交換動作を 行う。
【0012】 尚、ばね7を強い皿ばねと工具交換アームの工具差し込み力に影響のない弱い コイルばねとの組合わせ構造とすることもでき、この場合は位置決めブロック後 退時のピン6先端との隙間は必要なく、従って位置決めブロック8のストローク S1は、皿ばねを所定量圧縮するだけの小さなストロークとすることができ、そ れだけATC時間を短縮することができる。 またピン6をアームに固着し、位置決めブロック8が前進端位置に達する前に ピン先端が当接するようにすれば、油圧力による推力で回り止めを行うようにす ることもできる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 位置決めブロックを主軸軸心方向に移動可能にして、工具自動交換時に、ばね 力が作用しないようにしたので、工具交換アームによる工具差し抜き動作の力関 係によるばね力の制限がなくなり、ピン押圧力を大きく設定できるようになり、 アタッチメントの回り止めに対する剛性を高めて強力切削が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の主軸に装着されたアーム付工具と移
動式位置決めブロックを表す側面図である。
【図2】本実施例の構成図である。
【図3】従来の技術のアーム付工具と位置決めブロック
を表す側面図である。
【符号の説明】
1 主軸頭 2 主軸 4 アンギュラアタッチメント 5 アー
ム 6 ピン 7 ばね 8 位置決めブロック 9,17
油圧シリンダ 12 電磁切換弁 LS1〜LS4
リミットスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸頭に設けられ主軸に自動着脱される
    アーム付工具の軸方向移動可能かつばねにより突出勝手
    に付勢されるピンの先端と係合して前記アーム付工具の
    回り止めをする位置決めブロックにおいて、前記位置決
    めブロックを主軸軸心方向に移動可能に設け、該位置決
    めブロックを必要に応じて出し入れする手段を設けてな
    り、主軸にアーム付工具を自動着脱するときばね力が作
    用しないようにしたことを特徴とするアーム付工具用可
    動式位置決めブロック。
JP019199U 1992-02-28 1992-02-28 アーム付工具用可動式位置決めブロック Pending JPH0570842U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2505285A1 (en) * 2011-03-31 2012-10-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Machine tool and tool holder
JP2014193508A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 工具ホルダおよび工作機
KR101468228B1 (ko) * 2008-12-05 2014-12-04 두산인프라코어 주식회사 공작기계의 어태치먼트 인식장치
US9364899B2 (en) 2013-03-13 2016-06-14 Fanuc Corporation Tool holder on which nonrotational tool of machining center is mounted

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