JPH057032U - モアトラクタのミツドマウントモア駆動装置 - Google Patents

モアトラクタのミツドマウントモア駆動装置

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Publication number
JPH057032U
JPH057032U JP5753291U JP5753291U JPH057032U JP H057032 U JPH057032 U JP H057032U JP 5753291 U JP5753291 U JP 5753291U JP 5753291 U JP5753291 U JP 5753291U JP H057032 U JPH057032 U JP H057032U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mid
mower
shaft
bevel gear
mount
Prior art date
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Pending
Application number
JP5753291U
Other languages
English (en)
Inventor
利恭 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH057032U publication Critical patent/JPH057032U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本機の走行ミッションから腹部に配置したミ
ッドマウントモアへの動力伝達を効率よくし、伝動部で
の寿命低下や異音の問題がない伝動体を得て、モアトラ
クタの小型化も図る。 【構成】 車体の腹部にミッドマウントモアを昇降自在
に吊り下げ支持し、走行ミッションより突出するミッド
PTO軸と、ミッドマウントモアの入力軸とを左右方向
一側に向けて配置し、各軸端に軸心回りで相対回転自在
なベベルギア伝動体を設置して両軸間を連動連結したも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトラクタの腹部に装着するミッドマウントモアへ動力を伝達するため の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からトラクタの前輪と後輪の間にミッドマウントモアを装着する技術は公 知となっているのである。例えば、実開昭61−81427号公報の技術である 。これらは走行ミッションよりミッドPTO軸を前方に向けて配置し、ミッドマ ウントモアの入力軸をミッドPTO軸に対向するように後方に向けて配置し、両 軸間にユニバーサルジョイントを接続して動力を伝達していたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような構成において、作業時であるミッドマウントモアを下げて接地し たときには、ユニバーサルジョイント部で折れ曲がるのである。そして、モアト ラクタの小型化を図るべくホィールベースを短かくし、ミッドPTO軸とミッド マウントモアの入力軸との距離を短かく設定する程、その折れ角は大きくなりユ ニバーサルジョイントの寿命低下を招く要因となる。また、この部分で異音が発 生する問題もある。よって、ミッドマウントモアの駆動装置そのものが小型のモ アトラクタの小型化を阻害する要因となっていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような問題点を解消するために、車体の腹部にミッドマウントモ アを昇降自在に吊り下げ支持したモアトラクタにおいて、走行ミッションより突 出するミッドPTO軸と、ミッドマウントモアの入力軸とを左右方向一側に向け て配置し、各軸端に軸心回りで相対回転自在なベベルギア伝動体を設置して両軸 間を連動連結したものである。
【0005】
【実施例】
本考案が解決しようとする課題及び解決するための手段は以上の如くであり、 次に添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。図1は走行ミッションとミ ッドマウントモア斜視図、図2はミッドマウントモアを接地させた状態の側面図 、図3はミッドマウントモアを上昇させた状態の側面図、図4は走行装置及びモ アへの駆動伝達経路を示す平面図である。
【0006】 モアトラクタのエンジンEがボンネット1内に内装され、該エンジンEの出力 軸10は下方に突出され、該出力軸10に駆動プーリー11が固設され、他方走 行ミッション13の前部上に入力軸14を上方に突出して入力プーリー15を固 設し、該入力プーリー15と前記駆動プーリー11の間にベルト12を巻回して エンジンEからの動力を走行ミッション13に伝えている。該走行ミッション1 3は車軸ケースと一体的に構成してあり、走行ミッション13後部両側にリアア クスルハウジングを形成して車軸16を突出して後輪3を軸支している。
【0007】 前記走行ミッション13内の構成は図4に示すように、入力軸14の走行ミッ ション13内の他端にはベベルギア20が固設され、該ベベルギア20にベベル ギア21が噛合され、該ベベルギア21はHST式変速装置Aのポンプ軸22に 固設され、該ポンプ軸22の回動により可変油圧ポンプ23が駆動され、その圧 油が油圧モーター24に送油されて駆動され、該油圧モーター24のモーター軸 30に歯車31が固設され、該歯車31にデフ装置Dのリングギア32が噛合さ れ、車軸16を駆動可能としているのである。尚、前記HST式変速装置Aは可 変油圧ポンプ23の斜板を変更することにより車軸16の回転速度及び回転方向 を変更できるものである。
【0008】 また、前記ポンプ軸22の他端は可変油圧ポンプ23を貫通して作業機クラッ チ25のクラッチ板を固設し、該作業機クラッチ25の他側へ突出したクラッチ 軸26には歯車27が固設され、ミッドPTO軸29上の歯車28と噛合してい る。該ミッドPTO軸29は機体左右方向の車軸16と平行に走行ミッション1 3から突出され、該ミッドPTO軸29端にベベルギア伝動体33が嵌合され、 該ベベルギア伝動体33はミッドPTO軸29を中心に回転自在に装着され、該 ベベルギア伝動体33内でベベルギア34とベベルギア35を噛合して内装し、 駆動伝達方向を90度変更し、該ベベルギア35は伝動軸36に固定され、該伝 動軸36他端は摺動ケース37内にスプライン嵌合して挿入され伸縮可能として いる。
【0009】 該摺動ケース37他側にも伝動軸39がスプライン嵌合して挿入され伸縮可能 とし、該伝動軸39他端はベベルギア伝動体40に挿入されてベベルギア41を 固設し、該ベベルギア41にはベベルギア42と噛合され、ミッドマウントモア Mのギアケース44から前記ミッドPTO軸29と同方向に突出した入力軸43 が前記ベベルギア伝動体40に挿入嵌合されて、該入力軸43上に前記ベベルギ ア42が固定され、ベベルギア伝動体40は入力軸43を中心に回転可能として いるのである。
【0010】 前記ミッドマウントモアMは前輪2と後輪3の間の機体フレーム下方の腹部に 配設され、該ミッドマウントモアMのカバー4の前部上と機体フレーム前部との 間に前リンク5を回動自在に介装し、カバー4後部上と機体フレーム中央部との 間に後リンク6・6を回動自在に介装し、油圧シリンダー等のアクチュエーター を前リンク5又は後リンク又はミッドマウントモアMと、機体フレームの間に介 装してミッドマウントモアMを平行に昇降可能としている。前記カバー4上には ギアケース44が固設されて、該ギアケース44から前記入力軸43を突出して ギアケース44内でベベルギア45を固設し、該ベベルギア45にベベルギア4 6が噛合して、該ベベルギア46はギアケース44に垂設した刈取駆動軸47の 上端に固設され、該刈取駆動軸47下端はケース4を貫通して刈刃48を固定し ているのである。
【0011】 このような構成によりミッドマウントモアMを昇降すると、ミッドPTO軸2 9を中心にベベルギア伝動体33が回動し、他方、ミッドマウントモアMの入力 軸43を中心にベベルギア伝動体40が逆方向に回動して、両者が相対的に回転 するようになり、また、昇降リンクの回動中心と伝動軸の回動中心が異なるため にベベルギア伝動体33・40の間の長さが変化するが、伝動軸36・39は摺 動ケース37に挿入されているので伸縮し、長さの変化に対応できるように構成 してあり、ミッドマウントモアMが昇降しても動力伝達に変化はなく伝えること ができるのである。
【0012】
【考案の効果】
以上のように構成したので、ミッドマウントモアM昇降時には伝動軸上で折れ 曲がる部分がなくなり、ミッドPTO軸とミッドマウントモアの入力軸でベベル ギア伝動体が相対回転するようになって、動力伝動部での寿命低下や異音等の問 題がなく動力をミッドマウントモアに伝えることが可能となったのである。また 、ベベルギア伝動体を介して動力を伝達するので、昇降リンクの回動角を大きく とれるようになり、ミッドPTO軸を後方位置に設定する必要なくミッドマウン トモアを走行ミッション側へ接近配置でき、ホィールベースの短い小型のモアト ラクタを構成できるようになったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行ミッションとミッドマウントモア斜視図で
ある。
【図2】ミッドマウントモアを接地させた状態の側面図
である。
【図3】ミッドマウントモアを上昇させた状態の側面図
である。
【図4】走行装置及びモアへの駆動伝達経路を示す平面
図である。
【符号の説明】
M ミッドマウントモア 13 走行ミッション 29 ミッドPTO軸 33・40 ベベルギア伝動体 36・39 伝動軸 43 入力軸

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 車体の腹部にミッドマウントモアを昇降
    自在に吊り下げ支持したモアトラクタにおいて、走行ミ
    ッションより突出するミッドPTO軸と、ミッドマウン
    トモアの入力軸とを左右方向一側に向けて配置し、各軸
    端に軸心回りで相対回転自在なベベルギア伝動体を設置
    して両軸間を連動連結したことを特徴とするモアトラク
    タのミッドマウントモア駆動装置。
JP5753291U 1991-07-23 1991-07-23 モアトラクタのミツドマウントモア駆動装置 Pending JPH057032U (ja)

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JP5753291U JPH057032U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 モアトラクタのミツドマウントモア駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH057032U true JPH057032U (ja) 1993-02-02

Family

ID=13058363

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JP5753291U Pending JPH057032U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 モアトラクタのミツドマウントモア駆動装置

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Cited By (4)

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