JPH0569713B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ 産業上の利用分野 本発明はインパクト式印刷技法、より具体的に
言えば、オンザフライ・インパクト・プリンタに
おいて、印刷ハンマの飛行時間を測定する
（flight timing）プリンタ制御装置に関する。

Ｂ 従来の技術 活字を担持したベルトのような移動する活字担
持体上の選択された文字を印刷媒体に対して打撃
するようなオンザフライ・インパクト・プリンタ
においては、一行に並べられた複数個の印刷ハン
マが選択的に作動される。この型の従来のプリン
タにおいて、公知のスキヤン／サブスキヤンの動
作原理に従つて、ハンマに整列した活字に対して
ハンマが発射されるように、ハンマと、活字との
相対的な間隔は異ならせてある。一般に、一つの
印刷行を完了するためには、複数のプリント・ス
キヤンが必要である。

夫々のハンマの飛行時間は、ハンマの発射を制
御するのに重要なパラメータである。個々のハン
マの飛行時間が異なつているから、各ハンマの飛
行時間が測定され、そして、その飛行時間のデー
タは、印刷中におけるハンマの発射時間の測定用
の電子印刷制御回路によつて使われる。

プリンタにおける印刷ハンマの飛行時間を測定
することは公知であり、例えば、米国特許第
4440079号や、1972年９月のIBMテクニカル・デ
イスクロジヤ・ブレテン第27号、第4B号の2318
頁に記載されている。

Ｃ 発明が解決しようとする問題点 従来のオンザフライ・インパクト・プリンタに
おいて、プリンタに印刷ハンマを取付ける作業の
一環として、ハンマの飛行時間の測定を行うこと
が慣習的に行われていた。また、ハンマの飛行時
間の測定は、プリンタが長期間使用された後にも
行われる。従来、印刷ハンマの飛行時間を測定す
るためには、通常の印刷作業を中止しなければな
らなかつた。

Ｄ 問題点を解決するための手段 本発明のプリンタ用の電子的制御回路は、印刷
動作中にハンマの飛行時間の測定が出来る制御回
路装置を提供する。基本的には、本発明は、印刷
ハンマ作動信号により付勢される飛行時間制御手
段を設けることによつてこの目的を達成してい
る。好ましくは、この制御手段は、印刷ハンマ動
作が連続するのを一時的に禁止する。好ましく
は、この制御手段は、印刷制御回路の記憶装置中
に記憶されている印刷行のデータ及び活字素子の
データの比較を禁止することによつて印刷ハンマ
の作動を禁止する。この実施例の禁止手段の禁止
時間は、すべのハンマの飛行時間の平均値に基づ
いた一定の期間である。本発明の他の実施例とし
て、この禁止期間は、ハンマの個々の飛行時間に
従つて、変化することが出来る。本発明に従つて
印刷動作中の飛行時間を測定することは、印刷す
る文字の印字量を低下させるが、ハンマの飛行時
間の測定動作は、各印刷動作中の最初に発射され
たハンマだけに制限される。従つて、ハンマの飛
行時間の測定によつて印刷動作を賦課される遅延
は、印刷処理に対する影響を無視しうるほど小さ
くするように、比較的長い期間に配分することが
出来る。その結果、印刷作業を中止することな
く、すべてのハンマの飛行時間を更新して、プリ
ンタの性能を向上するのを可能とする。

Ｅ 実施例 第１図に示したように、本発明を適用するプリ
ント機構は、連続した活字ベルト１０と、活字ベ
ルトの直線部分と平行に並べられ、電子的に動作
する印刷ハンマ１１を含んでいる。活字ベルト１
０は、駆動プーリ１２及び１３によつて保持され
ており、一方のプーリは、印刷動作中に一定速度
で活字ベルトを移動するように動作する駆動モー
タに接続されている。活字素子１５は活字ベルト
１０を取り囲んで等間隔に、即ち均等なスペース
で並べられているが、そのピツチは、ハンマ１１
の間隔とは、異なつている。このピツチの相異に
よつて、活字素子１５は、スキヤン／サブスキヤ
ンの動作原理に従つて、印刷ハンマ１１のサブグ
ループに、サブグループとして活字ベルトの動作
中、整列する。スキヤン／サブスキヤンの動作原
理は、公知であり、細部については米国特許第
4275653号を参照されたい。

プーリ１２及び１３の間の活字ベルト１０の一
方の側に隣接して、プラテンが設けられている。
プラテン１６に対向し、且つ活字ベルト１０に隣
接して、インクリボン１７及び紙葉１８を含む印
刷媒体がある。選択的に動作される印刷ハンマ１
１は、活字素子１５に対して紙葉１８及びインク
リボン１７を打撃して、活字ベルト１０をプラテ
ン１６に打ちつける。本発明を実施するために、
ハンマの打撃は、プラテン１６に埋込まれるか、
または接続されている１個またはそれ以上の打撃
変換器により感知される。この目的に適した埋込
み型の変換器を使つたプラテンが、1986年10月31
日に出願された米国特許出願第925591号に記載さ
れている。

本発明が実施される特定の装置において、プリ
ント機構は、25.4ミリメートル（１インチ）に10
行の間隔を持つ印刷行中の168の印刷位置に対し
て168個の印刷ハンマを有している。活字ベルト
１０は、約3.4ミリメートル（0.133インチ）の間
隔、即ちスペースを持つ480個の活字素子を持つ
ており、これにより、１回のプリント・スキヤン
毎に４個のサブスキヤンを与える。この装置によ
つて、活字ベルト１０の完全な１回転は、480の
サブスキヤンに分れる。１つのプリント・サイク
ル、即ち１つの印刷動作は、１行の印刷行に印刷
される文字の数に従つて、１個またはそれ以上の
プリント・スキヤンを持つことになる。

活字ベルト１０は、変換器１９によつて感知さ
れるタイミング・マーク（図示せず）を持つてお
り、この変換器は、プリント・サブスキヤンパル
ス（PSS）発生器２１に印加するスキヤンパルス
を線２０上に発生する。慣習的に１個のタイミン
グマークが各活字文字１５に整列されているの
で、変換器１９は、各プリント・スキヤン毎に１
個のスキヤン・パルスを発生する。転じて、PSS
発生器２１は、線２２上に複数個のPSSパルスを
発生する。PSSパルスの数は、ハンマ１１に整列
する活字素子１５のサブスキヤンの数に対応す
る。既に説明した特定のスペースに対して、PSS
発生器２１は、線２０を経て変換器１９から受取
つた各スキヤン・パルスに応答して線２２上に４
個のPSSパルスを発生する。

第１図に模式的に示したプリント制御装置にお
いて、印刷行バツフアストレージ即ちPLB２３、
活字ベルト・イメージ・バツフアストレージ即ち
BIB２４及び飛行時間遅延バツフアストレージ即
ちFTB２５は、読取り／書込みメモリ装置であ
る。PLB２３は、好ましくは１度に１行の割合
で、紙葉１８に記録されるべき印刷データを記憶
する。PLBはハンマ１１の数に対応する数の記
憶位置を持つている。印刷データは、PLBバツ
フアストレージに記憶され、その記憶位置はハン
マ１１の印刷位置に対応する。従つて、所定の印
刷位置に印刷される文字は、その印刷位置に対応
したPLBのアドレス可能な記憶位置に記憶され
る。

活字文字は活字ベルト上に順番に並べられてお
り、BIB２４は活字文字１５と対応する活字デー
タを記憶している。印刷データ、活字データ、遅
延時間データ及びその他のデータは、システム・
インターフエース２６によつて、データ・インタ
ーフエース２７を介してデータバス２８上に与え
られる。データの転送は任意の態様で行つてよい
が、ワードに対しては直列で、ビツトに対しては
並列に行われるのが好ましい。印刷データは、１
行のデータを印刷するための各印刷動作を行う前
に、PLBに転送される。活字素子のデータは、
BIB２４に転送され、そして飛行時間データは、
印刷データの始めの一部として、FTB２５へ、
全ての印刷動作に先立つて転送される。活字素子
１５の異なつた組を活字ベルト１０に置き換えた
場合、活字素子データはBIB２４に送られる。ま
た、本発明に従つて印刷動作の間で遂行すること
の出来る飛行時間の測定動作の完了に続いて、遅
延時間データがFTB２５に転送される。

公知の論理回路で構成されたアドレス及び制御
回路２９は、アドレス及び制御バス３０上にアド
レス信号や、その他の種々の制御信号を供給す
る。線３１のクロツク・パルスは、アドレス信号
が発生される速度を制御する。PSS発生器２１か
らのPSSパルスは、ハンマ１１と整列する活字１
５の整列順序に従つてアドレス信号を発生するよ
うにアドレス及び制御回路２９を条件付ける。活
字１５の移動に対して、アドレス及び制御回路２
９によるアドレス信号の同期は、活字ベルト１０
上のタイミング・マークを感知する変換器１９に
より線２０に印加される走査パルスによつて与え
られる。上述したように、複数個のPSSパルス
は、活字１５と印刷ハンマ１１の相対的なピツチ
に依存した数の各スキヤン・パルスを発生する。

印刷サイクルの間で、アドレス及び制御回路２
９によつて発生されるアドレス信号は、ハンマ・
アドレス信号と、活字文字位置信号を含む。これ
を達成する方法は、公知であり、上述した刊行物
から理解することが出来る。印刷動作中におい
て、各ハンマ１１の位置と、印字行バツフアスト
レージ即ちPLB２３の対応するストレージ位置
とのアドレス信号は、アドレス及び制御回路２９
によつて、各スキヤン毎に１つずつ発生される。
印刷動作中において、アドレスされた活字ベル
ト・イメージ・バツフアストレージ即ちBIB２４
のストレージ位置から、印刷データと同時に読取
られた活字データとを比較器によつて比較するた
めに、印刷データがアドレスされたPLB２３の
ストレージ位置から読取られる。印刷データと活
字データとが一致したとき、比較器３２は、線３
４上のクロツク・パルスによつて、アンド回路３
３を通つてゲートされる「発射開始」信号を発生
し、その信号は、線３５を介してハンマ発射及び
飛行時間（HFT）制御回路３６へ印加される。
アドレス及び制御回路２９により、後述されるハ
ンマ・アドレス信号及びその他の制御信号が、バ
ス３７を通つてHFT制御回路３６に供給される。

HFT制御回路３６は、アドレスされたハンマ
駆動回路３８を、所定の時間だけオンに転ずるた
めの「セツト」及び「リセツト」信号を供給する
論理回路、及びその他種々の回路を含んでいる。
適当なHFT制御回路は上述した米国特許第
4440079号に開示されている。その特許によると、
HFT制御回路３６は、動作開始時においてバス
３９上の飛行時間遅延バツフアFTB２５から受
取つた遅延時間を記憶し、且つ「セツト」信号の
発生を遅延するために使われるレジスタを含み、
これにより、ハンマ１１の発射時間の相異を補償
している。また、HFT制御回路３６は、クロツ
ク・パルスを計数するカウンタのようなタイミン
グ手段を含み、そして、ハンマ１１のエネルギレ
ベルを制御するために、ハンマ駆動回路３８がオ
ンに転じている時間を決定するための「リセツ
ト」信号を発生する。ハンマ駆動回路３８は、
HFT制御回路３６からの「セツト」及び「リセ
ツト」信号に応答して動作し、アドレスされたハ
ンマ１１の動作コイルを電源に接続し、そして電
源から遮断するための電子的スイツチ回路を備え
ている。

本発明に従つて、印刷ハンマ１１の飛行時間の
測定を印刷動作と合致して付勢することは、印刷
及び飛行時間マルチプレクサ（PFTM）制御回
路４２を用いて実行される。飛行時間を測定しよ
うとするハンマを選択するために使われるデータ
は、データ・インターフエース２７からバス２８
を介して転送される。ハンマ１１の選択されたハ
ンマ・アドレス及び制御信号は、アドレス及び制
御回路２９からバス３０を経て受け取られる。
PFTM制御回路４２への他の入力は、線４３上
のクロツク信号と、比較器３２からアンド回路３
３を通つて線４４上に現れる「発射開始」信号で
ある。PFTM制御回路４２への他の信号は、
HFT制御回路３６から、夫々線４７及び４８を
通る「印刷ラツチ」（PL）信号と、「飛行時間マ
ルチプレクサ・モード」（FTMM）信号である。
第３Ａ図に示したように、線４７上のPL信号は、
バス３７の線３７ａ上のアドレス及び制御回路２
９からの印刷コマンド信号に応答する印刷ラツチ
４９によつて発生される。線４８上のFTMM信
号は、コマンド・デコード・バス３７の線３７ｂ
上のアドレス及び制御回路２９からの「セツト飛
行時間MPX」コマンド信号に応答する飛行時間
マルチプレクサ（MPX）モード・ラツチ５０に
よつて発生される。以下に説明するように、
PFTM制御回路４２は、データ・インターフエ
ース２７からデータ・バス２８を介してPFTM
制御回路４２に印加される飛行時間データに従つ
て、PLB２３及びBIB２４からの印刷データ及
び活字データ信号の比較を一時的に禁止するため
に、比較器３２へ加えられる「飛行時間禁止」
（FTI）信号を発生する。

第２図に示したように、本発明の実施例の
PFTM制御回路４２は、飛行時間アドレス
（FTA）レジスタ５２及び比較禁止（CI）レジス
タ５３を含んでいる。線５４上の「セツト比較禁
止」信号は、データ・インターフエース２７から
データ・バス２８を介して供給される禁止時間デ
ータを表す信号である。禁止時間データは、印刷
の開始プロシージヤの一部として、飛行時間
MPXコマンド信号がアドレス及び制御回路２９
によりラツチ５０へ印加される時間の前の任意の
時間に、CIレジスタ５３に転送される。本発明
に従つて、CIレジスタ５３に記憶される禁止時
間データは、ハンマ１１の飛行時間に比例した禁
止時間を含んでいる。この「比較禁止時間」は、
実際のハンマ飛行時間よりも遥かに短く、そし
て、線４５上の「ハンマ打撃」信号が、測定され
ている位置のハンマの実際の打撃信号であること
を保証するために、次のハンマの発射が充分に長
時間を取るよう遅延する。禁止時間は、最も速い
ハンマの飛行時間と、最も遅いハンマの飛行時間
との差に、安全率を加えて決められる。然しなが
ら、精度をより大きくするために、ハンマ１１の
飛行時間のばらつきの範囲が大きい場合は特に、
CIレジスタ５３に記憶される禁止時間は、個々
のハンマの飛行時間に比例する。

線５５を通り、アドレス及び制御回路２９から
の「セツトFTA｝信号は、データ・インターフ
エース２７からデータ・バス２８上に現れる目標
のハンマ・アドレス、換言すれば、飛行時間が測
定されるハンマのアドレスを記憶する。目標のハ
ンマ・アドレスは、PLB２３への印刷データを
転送する前にFTAレジスタ５２に転送される。
若し、個々の比較禁止時間が使われるならば、比
較禁止時間データは、印刷データと同じデータ流
の一部として転送される。

印刷動作の間、比較器５６は、PLB２３から
データを読取つている間に、アドレス及び制御回
路２９により、サブスキヤン順序で発生されてい
るバス３０上のハンマ・アドレス信号と、FTA
レジスタ５２に記憶される目標のハンマ・アドレ
ス信号とを比較する。これと同時に、PLB２３
から読取られたデータが、上述したBIB２４（第
１図参照）から読取られた活字素子データと比較
される。ハンマ・アドレスの一致が生ずると、比
較器５６は、アドレス・イコール（AE）信号を
発生し、この信号は、比較禁止ラツチ６０のセツ
トＳ入力へ接続されたアンド回路５８に線５７を
経て印加され、そしてまた、飛行時間制御６５の
一部として飛行時間ラツチ５９（第３Ｂ図参照）
にも印加される。同時に、最初の発射開始信号
が、比較器３２による印刷データ及び活字データ
の一致の結果として、線４４を経てPFTM制御
回路４２に印加される。

目標のハンマは、所定の印刷動作の間で動作さ
れる２個以上のハンマであつてもよいが、本発明
は、印刷動作で発射されるよう選択された最初の
ハンマだけを選択して、このハンマの飛行時間の
測定を行うように実施されるのが好ましい。これ
は、印刷する文字の量に対して、ハンマの飛行時
間の測定の影響を最小にするばかりでなく、目標
のハンマの飛行時間の測定の制御を極めて単純化
する。目標のハンマは、印刷されるべきデータの
処理の一部として、印刷動作前に、容易に識別す
ることが出来る。この理由のために、PFTM制
御回路４２は、始め（first）比較（FC）ラツチ
６１と、比較インターロツク（CI）ラツチ６２
とを含んでいる。FCラツチ６１がオンに転じた
とき、FCラツチ６１の出力は、線６３上の飛行
時間マルチプレクサ（MPX）モード信号と、線
６４上のT5クロツク・パルスと協働することに
よつて、アンド・ゲート５８を介して比較器５６
からのAE信号を通過させて、FTラツチ５９（第
３Ｂ図を参照）と、比較禁止ラツチ６０とをセツ
トする。FCラツチ６１及び線６４上のT5クロツ
ク・パルスに応答して、CIラツチ６２は、FCラ
ツチ６１をリセツトし、そして、印刷ラツチ４９
がセツトされている間は、ラツチ６１がセツトし
ないように、比較器３２からの次の発射開始パル
スを阻止するために動作する。制御信号が発生さ
れ、これらのラツチがセツトされ、そしてリセツ
トされる特定の順序は、第４図を参照することに
より、より明瞭に理解出来る。

既に説明したように、比較禁止ラツチ６０がセ
ツトされると、線５１を介して比較器３２（第１
図）にFTI信号を印加し、その結果、PLBとBIB
の比較が禁止される。FTラツチ５９がセツトさ
れると、飛行時間測定制御回路３６を付勢する。
この回路３６は、目標のハンマをオンに転じるハ
ンマ駆動回路をセツトしてから、プラテン１６の
感知装置によつて発生されるハンマ打撃信号が線
４５に印加されるまでの時間を測定するよう設計
された任意の公知の回路である。比較禁止ラツチ
６０をセツトした結果は、最初は０にセツトされ
ている禁止時間（IT）カウンタ６７にアンド・
ゲートを介して、クロツク・パルスをゲートす
る。比較器６８は、ITカウンタ６７の計数状態
と、レジスタ５３に記憶された禁止時間とを比較
する。この両者が等しければ、比較器６８は、比
較禁止ラツチ６０をリセツトするための信号（Ａ
＝Ｂ）を線６９に印加し、これにより、線５１か
ら比較器３２（第１図）へのFTI信号を除去し、
且つ禁止時間タイマ６７をリセツトする。このよ
うにして、PLB２３中の残りの印刷データの印
刷が続けられる。その後、線４５のハンマ打撃信
号はFTラツチ５９をリセツトする。

上述の説明から、印刷は大きく遅延されること
なく処理することが出来るのが解るであろう。そ
れと同様に、ハンマの飛行時間の測定は、印刷動
作と同時に行うことが出来る。同じか、または異
なつた目標のハンマが、次の印刷動作で選択され
る。かなりの時間の経過後、すべてのハンマが、
選択された時間で、飛行時間が測定され、新しい
飛行時間が計算されて、FTB２５に記憶される。

Ｆ 発明の効果 本発明により、プリンタの使用を中止すること
なく、印刷ハンマの飛行時間の測定をすることが
出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の回路を示すブロツク
図、第２図は第１図の飛行時間マルチプレクサ制
御の全般的な論理回路図、第３Ａ図及び第３Ｂ図
は第１図のマルチプレクサ制御を動作するのに使
われる信号を発生するための印刷制御の一部の論
理回路図、第４図は第１図乃至第３Ｂ図に示した
印刷及びハンマの飛行時間マルチプレクサ制御の
動作を説明するタイミング図である。 １０……活字ベルト、２１……プリント・サブ
スキヤン・パルス発生器、２３……印刷行バツフ
アストレージ、２４……活字ベルト・イメージ・
バツフアストレージ、２５……飛行時間遅延バツ
フアストレージ、２９……アドレス及び制御回
路、３２……比較器、３６……ハンマ発射及び飛
行時間制御回路、３８……ハンマ駆動回路、４２
……印刷及び飛行時間マルチプレクサ制御回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 印刷行の複数の印刷位置において電気的に選
   択的に動作可能であつて記録データを印刷し得る
   列状の印刷ハンマを有するラインプリンタであつ
   て、 前記ラインプリンタは、 前記印刷行の前記複数の印刷位置に活字が連続
   的に現われるよう移動する活字担体と、 前記活字担体を打撃して前記記録データの印刷
   を生じるよう前記ハンマ作動のための選択信号を
   与えるハンマ選択手段、並びに、前記活字担体の
   移動に同期して前記印刷ハンマを反復的にアドレ
   スする手段及びハンマ飛行時間制御手段を有す
   る、印刷制御手段とを有し、 前記ハンマ飛行時間制御手段が、 飛行時間を測定しようとする特定のハンマのア
   ドレスを記憶する手段と、 印刷動作中において前記印刷ハンマを反復的に
   アドレスする手段によつて生じるアドレスと前記
   飛行時間を測定しようとする特定のハンマのアド
   レスとを比較して一致する場合にはアドレス一致
   信号を供給する手段と、 前記ハンマ選択手段によつて与えられる前記選
   択信号に応答して、前記特定のハンマを動作可能
   にし、前記アドレス比較手段からのアドレス一致
   信号に応答して前記ハンマ選択手段に信号を供給
   し、前記記印刷ハンマのうちの何れか又はすべて
   の飛行時間に関連する所定の時間には前記選択信
   号を与えることを禁止して該特定のハンマの飛行
   時間を測定し、その後に印刷動作を再開して残り
   の前記記録データの印刷を生じさせるよう選択信
   号を与える手段とを有する、 前記ラインプリンタ。