JPH0568779B2 - - Google Patents

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JPH0568779B2
JPH0568779B2 JP61198994A JP19899486A JPH0568779B2 JP H0568779 B2 JPH0568779 B2 JP H0568779B2 JP 61198994 A JP61198994 A JP 61198994A JP 19899486 A JP19899486 A JP 19899486A JP H0568779 B2 JPH0568779 B2 JP H0568779B2
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Japan
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gear
rotates
moving body
lever
ring
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JP61198994A
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Yasushi Yoshida
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Akai Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は磁気記録再生装置に関するものであ
る。
<従来技術> 磁気記録再生装置では第1のモードの動作を行
う第1の移動体と、第2のモードの動作を行う第
2の移動体とが、共通の駆動伝達手段で選択的に
駆動される構成を有する。例えば第1の移動体と
してテープをローデイングする機構が、また第2
の移動体としてテープリール台のブレーキ作動用
のスライダがあり、これらは共通の歯車列からな
る駆動伝達手段によつて選択的に駆動されてい
る。
第11図は従来の磁気記録再生装置の第1及び
第2の移動体と、これらの移動体の駆動伝達手段
の構成を示す図である。
第1の移動体として、テープをローデイングす
るためにリング40が設けられ、リング40は矢
印Z方向に回動自在に設けられる。リング40に
ギヤ42が噛合し、ギヤ42によつてリング40
が駆動されるように構成されている。
一方、第2の移動体として、例えばテープリー
ル台のブレーキ作動用スライダ41が設けられ、
スライダ41にはギヤ43が噛合し、ギヤ43に
よつてスライダ41が駆動されるように構成され
ている。
プランジヤ46から出入制御されるプランジヤ
鉄芯45の端部にロツクレバー44の一端が回動
自在に係合されている。このロツクレバー44は
支点47を中心に回動自在に配設され、ロツクレ
バー44の他端にはロツク片44Lが一体に形成
された構成となつている。
第11図に示す従来の磁気記録再生装置の動作
を説明する。
第11図はプランジヤ46からプランジヤ鉄芯
45が突出した状態を示し、この状態ではロツク
レバー44はロツク片44Lがギヤ42と係止さ
れるように位置している。ロツク片44Lとギヤ
42との係止によつて、ギヤ42は停止し、ギヤ
42の停止によつてリング40が停止するので、
テープのローデイングは行われない。
一方、ギヤ43はロツク片44Lと係止してい
ないので、ギヤ43によつてスライダ41は矢印
V方向に移動し、テープリール台に対するブレー
キ動作は行われずテープリール台は回転する。
この状態は第12図で時間O〜Aの区間に示す
ように、第1の移動体であるリング40が停止
し、第2の移動体であるスライダ41が移動する
第2のモードの動作が選択実行されている。
プランジヤ鉄芯45がプランジヤ46内に引き
込まれると、ロツクレバー44が回動してロツク
片44Lがギヤ43と係止される。ロツク片44
Lとギヤ43との係止により、ギヤ43が停止し
スライダ41が停止する。従つて、テープリール
台に対するブレーキ動作が行われ、テープリール
台が停止する。
一方、ギヤ42はロツク片44Lとの係止から
解除され、ギヤ42の駆動によつてリング40が
回転し、テープのローデイングが行われる。
この状態は第12図で時間A〜Bの区間に示す
ように、第1の移動体であるリング40が回転
し、第2の移動体であるスライダ41が停止する
第1のモードの動作が選択実行されている。
図示していないが、スライダ41或はリング4
0に位置検出スイツチを設け、その出力によりプ
ランジヤ46をON,OFF動作させることによ
り、前述の動作が行われる。
<発明が解決しようとする問題点> 前述せる従来の磁気記録再生装置では、部品と
して高価なプランジヤを使用し、その駆動回路も
必要であつて、全体が大型化すると共に製造費用
が増大し、また駆動用の消費電力が大きく運転費
用も増大する。また、プランジヤによる駆動であ
るため、動作時の衝撃音が大きいという欠点があ
る。
この発明は前述せるような磁気記録再生装置の
現状に鑑みてなされたものであり、その目的はプ
ランジヤを使用せずカムとレバーの組合わせで選
択機構部を構成し、全体を小型化し製造費用及び
運転費用を大幅に低減可能とし、且つ衝撃音を発
することなく高精度動作が行われる、磁気記録再
生装置を提供することにある。
<問題点を解決するための手段> 前記目的を達成するためにこの発明では、1つ
の駆動源から2つの出力を取り出し、これらの出
力を選択的に第1の移動体及び第2の移動体に伝
達する駆動伝達手段を備え、前記第1の移動体及
び第2の移動体により第1のモード及び第2のモ
ードの動作を行なわせる磁気記録再生装置におい
て、前記駆動伝達手段が、前記駆動源の出力に応
じて回転する回転体と、この回転体の回転に伴つ
て前記第1の移動体及び第2の移動体のいずれか
一方のみを選択的に移動させるギヤ機構とから成
り、前記駆動源の出力により回転するカムと、前
記第1の移動体、第2の移動体のそれぞれに設け
た係止部と、前記カムに係合するピンを有すると
ともに、前記第1の移動体、第2の移動体の前記
係止部のそれぞれに選択的に係合して該当する第
1の移動体、第2の移動体のそれぞれの移動を阻
止する係合体を有し、前記カムの回転に伴つて所
定の一方向、及びこの一方向に対して反対方向で
ある他方向のいずれかに揺動可能なレバーとを備
え、前記カムの回転に伴い前記ピンを介して前記
レバーが前記一方向、及び前記他方向のいずれか
に揺動することにより、選択的に前記レバーの前
記係合体が前記第1の移動体、第2の移動体のう
ちのいずれか一方の移動体の係止部に係合し、当
該いずれか一方の移動体の移動を阻止するととも
に、前記駆動伝達手段を介して、前記駆動源の出
力による他方の移動体の移動のみを可能にさせる
構成にしてある。
<作用> 本発明は上記の構成にしてあることから、カム
の回転によりピンを介してレバーが一方向に揺動
し、これに伴つてレバーの係合体が例えば第1の
移動体の係止部に係合し、この第1の移動体の移
動を阻止し、このとき駆動伝達手段を介して駆動
源の出力による第2の移動体の移動のみを可能に
させる。また、カムの回転によりピンを介してレ
バーが他方向に揺動すると、これに伴つてレバー
の係合体が例えば第2の移動体の係止部に係合
し、この第2の移動体の移動を阻止し、このとき
駆動伝達手段を介して駆動源の出力による第1の
移動体の移動のみを可能にさせる。このために、
高価で形状の大きいプランジヤを使用する必要が
なく、装置の製造費用および運転費用を低減させ
ることが出来ると共に、装置全体も大幅に小型化
することが出来る。
また、動作時に衝撃音を発することがなく、円
滑且つ高精度の動作を行わせることが可能であ
る。
<実施例> 以下、この発明の磁気記録再生装置を、その実
施例に基づき図面を使用して詳細に説明する。
第1図はこの発明の実施例の要部の構成を示す
断面図であり、第2図はこの発明の実施例におい
て、第1及び第2のカムにピンで係合されて回動
動作を行うレバーの構成を示す図である。また、
第3図乃至第10図はレバーの係合体と第1もし
くは第2の移動体の係止部との係合状態を、それ
ぞれの作動位置に対応して示した動作説明図であ
る。
最初に第1図に基づいてこの発明の実施例にお
ける駆動伝達手段の要部の構成を説明する。
駆動源からの駆動力を伝達するウオーム4が回
転体5に噛合され、回転体5の中心部を貫通して
軸8が設けられ、回転体5は軸8の廻りに回動自
在に配設されている。
回転体5上にはギヤ6が回転体5の軸部5Sに
嵌合されて配され、ギヤ6は軸部5Sの廻りに回
動自在に配設されている。このギヤ6には軸8を
中心とする同一円周上に、複数の軸9が板面に直
角に突出形成されている。
ギヤ6上において、軸9に回動自在にギヤ7が
嵌合され、このギヤ7は回転体5とその軸部5S
において噛合している。
回転体5の軸部5Sの突出端面上にギヤ24が
軸8に回動自在に嵌合して配され、このギヤ24
はギヤ7に噛合している。
ギヤ6に噛合するギヤ12が、軸13の廻りに
回動自在に配設されている。
回転体5の軸部5Sに噛合するギヤ10が、軸
11の廻りに回動自在に取り付けられている。軸
15の廻りに回動自在にギヤ14が、ギヤ10に
噛合して配設されている。軸18の廻りに回動自
在にギヤすなわち第2のカム20が、ギヤ14に
噛み合うように配設されている。
また、軸18の廻りに回動自在にギヤすなわち
第1のカム19が配設され、この第1のカム19
及びギヤ14と噛合するギヤ17が軸16の廻り
に回動自在に配設されている。このギヤ17によ
り、ギヤ20とギヤ19とは回転方向が反対で同
一回転速度の回転をするように設定されている。
駆動伝達手段に結合されて駆動される、第1及
び第2の移動体、第1及び第2のカム及びレバー
の構成について説明する。
ギヤ24に噛合して第3図等にも示す第1の移
動体としてのリング1が取り付けられている。リ
ング1にはその周縁部に、リング1の中心に対し
て90°の角度差を持つて係止部としての第1及び
第2の係合凹部37及び38が形成されている。
これらの係合凹部37及び38には、後述するレ
バーの係合体が係合可能な構成とされている。
リング1はテープローデイングの目的で用いら
れ、すでに説明した駆動伝達手段により駆動さ
れ、時計廻りに所定角度回転することによりテー
プローデイングを完了するように構成されてい
る。
ギヤ12に噛合して第2の移動体としてのスラ
イダ2が取り付けられている。スライダ2はほぼ
直方体形状に形成され、その中央部に係止部とし
ての係合凹部39が形成されている。この係合凹
部39には、後述するレバーの係合体が係合可能
な構成とされている。
スライダ2はテープリール台のブレーキを作動
させる目的で用いられ、テープローデイング以前
に1mm左に移動し、テープローデイング以後に2
mm左に移動するように構成される。
第1及び第2のカム19及び20は第3図及び
第4図に示すように、それぞれ円板の円周の一部
が扇状に突出した駒形状に形成され、第1及び第
2のカム19及び20は互いに共通軸18を中心
に回動自在に重ね合わせて配設されている。
レバー25は第2図に示すように、平板帯状の
第1及び第2のレバー片26及び27のそれぞれ
の端部が、軸28を中心に回動自在に連結された
構成となつている。第1のレバー片26の端部か
ら取付片29が一体に突出形成され、この取付片
29に一端を固定された板ばね32が、第1のレ
バー片26の延長方向に突出配設されている。
第2のレバー片27には狭持片30,31が板
面に直角に突出形成され、これらの狭持片30,
31間に板ばね32の先端部が挟持されている。
第2のレバー片27の端部にはピン35が突出形
成され、第1のレバー片26の端部には、係合体
としての係止ピン36が突出形成されている。
第3図乃至第10図に示すように、軸28位置
を固定し、ピン35を第1及び第2のカム19及
び20に係合可能な状態に位置してレバー25が
配される。このレバー25の係止ピン36を、係
止部すなわち第1及び第2の係合凹部37及び3
8に係止可能にして、リング1が配され、係止ピ
ン36を係止部すなわち係合凹部39に係止可能
にしてスライダ2が、リング1に近接対向して配
される。
この発明の駆動伝達手段部分の動作を、第1図
を用いて説明する。
この発明における駆動伝達手段は、駆動源から
の回転力を第1及び第2の移動体であるリング1
及びスライダ2に対して、選択的に伝達する。こ
の選択動作は、レバー25により行われ、係止ピ
ン36がリング1或はスライダ2の一方の係合凹
部と係止することにより、リング1或はスライダ
2の一方を選択的にロツク状態とすることで行わ
れる。
先ず、第1の移動体であるリング1がロツク状
態の場合を説明する。
駆動源からの回転力が第1図に示すウオーム4
により回転体5に伝達され、回転体5が回転す
る。この場合、スライダ2は非ロツク状態にある
ので、ギヤ12は回動自在である。従つて、回転
体5の回転により、回転体5上のギヤ6は軸8の
廻りに回転する。
軸9に挿通されているギヤ7は、ギヤ24と噛
合しながら、回転体5及びギヤ6と一体的に、軸
9が描く円周上を回転する。この場合、リング1
がロツク状態にあるためにギヤ24は軸8の廻り
に回転することは出来ない。
従つて、ギヤ24に噛合しているギヤ7は、こ
の噛合により軸9の廻りに自転しながら軸部5S
との噛合により、軸9の描く円周上を公転する。
ギヤ6と噛合するギヤ12は、軸13の廻りに
回転する。この回転によりギヤ12と噛合するス
ライダ2が移動する。
また、回転体5の回転によつてその軸部5Sと
噛合するギヤ10が軸11の廻りに回転する。ギ
ヤ10の回転によつて、ギヤ10と噛合するギヤ
14が軸15の廻りに回転する。ギヤ14の回転
によつて、ギヤ14と噛合する、第2のカム20
が回転する。また、ギヤ14に噛合されているギ
ヤ17がギヤ14に駆動されて回転する。ギヤ1
7の回転によつて、ギヤ17に噛合する第1のカ
ム19が、第2のカム20とは反対方向に回転す
る。
このようにして、リング1がロツク状態の場合
には、駆動伝達手段によつて第2の移動体である
スライダ2が選択駆動され、第2のモードの動作
が行われる。
この場合、第1及び第2のカム19及び20
は、互いに反対方向に回転している。
次に、第2の移動体であるスライダ2がロツク
状態の場合を説明する。
この場合にはスライダ2がロツク状態にあり、
ギヤ12は軸13の廻りに回動不可能な状態にあ
る。駆動源からの回転力がウオーム4により回転
体5に伝達され、回転体5が回転する。回転体5
上のギヤ6はギヤ12と噛合しているために、回
転する回転体5上で軸8を中心に停止している。
従つてギヤ7は軸9に挿通された状態で、軸部
5Sに噛合されているために、停止している軸9
の廻りに自転する。ギヤ7が自転するために、ギ
ヤ7と噛合しているギヤ24が回転し、ギヤ24
の回転によつてこれと噛合しているリング1が回
転する。
このようにして、スライダ2がロツク状態の場
合には、駆動伝達手段によつて第1の移動体であ
るリング1が選択駆動され、第1のモードの動作
が行われる。
この場合にも、第1及び第2のカム19及び2
0は、互いに反対方向に回転している。
この発明の第1及び第2のカム19及び20、
レバー25、第1の移動体すなわちリング1及び
第2の移動体すなわちスライダ2間の動作につい
て、第3図乃至第10図を用いて説明する。
第3図に示す初期状態では、レバー25はほぼ一
直線状に配され、第2のレバー片27の端部が第
2のカム20の円板部分に対接している。係止ピ
ン36は第2の係合凹部39内に位置し、リング
1は係止ピン36により回動を阻止されていてロ
ツク状態にある。
第1及び第2のカム19及び20が、90°回転
した第4図に示す位置で、スライダ2の係合凹部
39がリング1の第2の係合凹部38と一致す
る。この間、第2のカム20の扇状部によつて第
2のレバー片27のピン35が押し上げられ、第
2のレバー片27は軸28の廻りに第4図の矢印
θ方向に回動する。
この回動によつて第1のレバー片26が第4図
の矢印ψ方向に回動し、係止ピン36は係合凹部
39内に挿入され、スライダ2がロツクされ、リ
ング1はロツク状態を解かれる。従つて、図示し
ていないテープリール台のブレーキが作動され、
テープローデイングが開始される。
第5図は、初期状態から第1及び第2のカム1
9,20が225°回転した場合で、リング1は第5
図に矢印Ψで示す方向に回転している。一方、ピ
ン35は第1のカム19の扇部で押し下げられ、
板片ばね32を介して第1のレバー片26には、
軸28を中心として矢印ψで示す方向に偏倚力が
与えられている。
この状態では、図示していない回転シリンダに
テープを巻付けるローデイング動作が行われてい
る。
第6図は、初期状態から第1及び第2のカム1
9及び20が270°回転した場合で、リング1の第
1の係合凹部37位置がスライダ2の係合凹部3
9と一致する。従つて、板ばね32の偏倚力によ
つて第1のレバー片26の係止ピン36は、第1
の係合凹部37内に挿入される。
リング1は係止ピン36により回動が阻止され
てロツク状態となり、スライダ2はロツク状態か
ら開放される。この状態で、テープのローデイン
グ動作は完了し、テープリール台のブレーキが解
除される。
第7図は、第1及び第2のカム19,20が
360°回転した場合で、リング1の回転がロツクさ
れ、スライダ2は第7図の矢印X方向に移動可能
となつている。この状態では、テープのローデイ
ング動作は行われず、テープリール台のブレーキ
は解除されている。第7図の状態から駆動源のモ
ータが逆方向に回転する。このため、ギヤ12の
駆動によつてスライダ2は、矢印X方向に移動を
する。
第8図は駆動源のモータの逆転により、第1及
び第2のカム19及び20が初期状態から270°の
角度位置に達した第6図の状態と同一の位置に達
した場合である。スライダ2の係合凹部39がリ
ング1の第1の係合凹部37と一致し、第1のカ
ム19の扇状部によつて第2のレバー片27が押
し上げられ、板ばね32の偏倚力で第1のレバー
片26が矢印ψ方向に回動して、係止ピン36が
係合凹部39に挿入される。
従つて、スライダ2は係止ピン36によりロツ
クされ、リング1はロツク状態を解かれる。この
ため、図示していないテープリール台のブレーキ
が作動され、テープアンローデイングが開始され
る。
第9図は、第1及び第2のカム19及び20
が、初期状態から135°の角度位置に達した状態と
同一の位置に達した場合である。レバー25はほ
ぼ一直線状に配され、リング1は矢印Ψ方向に回
転して、テープアンローデイング動作が行われて
いる。
第10図は、第1及び第2のカム19及び20
が、初期状態から90°の角度位置に達した状態と
同一の位置に達した場合である。スライダ2の係
合凹部39とリング1の第2の係合凹部38とが
一致し、第2のカム20の扇状部でピン35が押
し下げられ、板ばね32の偏倚力で第10図のψ
方向に第1のレバー片26が回動し、係止ピン3
6はリング1の第2の係合凹部38内に挿入され
る。この状態でスライダ2はロツク状態が解除さ
れ、図示していないテープリール台のブレーキ作
動が解除され、スライダ2は第10図の矢印X方
向に移動を開始する。リング1はロツク状態とな
り、テープのアンローデイング動作が完了する。
第10図の状態から第1及び第2のカム19及
び20が90°回転した位置に達すると、第3図と
同一の状態が得られる。この状態から、駆動源の
モータが逆転して、同一動作が繰り返される。
第1及び第2のカム19,20、レバー25、
リング1に形成された第1及び第2の係合凹部3
7,38及びスライダ2に形成された係合凹部3
9とで、リング1とスライダ2の選択切換動作
が、高精度に且つ衝撃音を発することなく行われ
る。
このように構成した実施例ではプランジヤを使
用しないために製造費用も低減可能であり、全体
も大幅に小型化することができ、且つ衝撃音を伴
わない静かで円滑な動作が行われる。
なお、実施例においては、第1の移動体として
回転体であるリング1を、また第2の移動体とし
てスライダ2を用いたものを説明した。しかし、
第1及び第2の移動体を共に回転体としたもの、
或は第1及び第2の移動体を共にスライダとした
ものも実現可能である。
<発明の効果> 以上詳細に説明したように、この説明によると
プランジヤを使用することなく、磁気記録再生装
置に必要なモードの切換動作を行わせることが可
能で、全体を小型化し製造費用及び消費電力量を
低減させ得、且つプランジヤの動作時の騒音がな
く静かに円滑な動作が行われる。磁気記録再生装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の駆動伝達手段の構
成を示す断面図、第2図はこの発明の実施例にお
けるレバーの構成を示す平面図、第3図乃至第1
0図はこの発明の実施例におけるリングとスライ
ダの切換駆動の各状態をそれぞれ示す動作説明
図、第11図は従来用いられている磁気記録再生
装置におけるリングとスライダの切換駆動部の構
成を示す原理説明図、第12図は磁気記録再生装
置におけるモード切換動作の特性図である。 1……リング(第1の移動体)、2……スライ
ダ(第2の移動体)、5……回転体、5S……軸
部、6,7,10,12,14,17……ギヤ、
19……第1のカム、20……第2のカム、8,
9,11,13,15,16,18……軸、25
……レバー、26……第1のレバー片、27……
第2のレバー片、32……板ばね、35……ピ
ン、36……係止ピン(係合体)、37……第1
の係合凹部(係止部)、38……第2の係合凹部
(係止部)、39……係合凹部(係止部)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1つの駆動源から2つの出力を取り出し、こ
    れらの出力を選択的に第1の移動体及び第2の移
    動体に伝達する駆動伝達手段を備え、前記第1の
    移動体及び第2の移動体により第1のモード及び
    第2のモードの動作を行なわせる磁気記録再生装
    置において、 前記駆動伝達手段が、前記駆動源の出力に応じ
    て回転する回転体と、この回転体の回転に伴つて
    前記第1の移動体及び第2の移動体のいずれか一
    方のみを選択的に移動させるギヤ機構とから成
    り、 前記駆動源の出力により回転するカムと、 前記第1の移動体、第2の移動体のそれぞれに
    設けた係止部と、 前記カムに係合するピンを有するとともに、前
    記第1の移動体、第2の移動体の前記係止部のそ
    れぞれに選択的に係合して該当する第1の移動
    体、第2の移動体のそれぞれの移動を阻止する係
    合体を有し、前記カムの回転に伴つて所定の一方
    向、及びこの一方向に対して反対方向である他方
    向のいずれかに揺動可能なレバーとを備え、 前記カムの回転に伴い前記ピンを介して前記レ
    バーが前記一方向、及び前記他方向のいずれかに
    揺動することにより、選択的に前記レバーの前記
    係合体が前記第1の移動体、第2の移動体のうち
    のいずれか一方の移動体の係止部に係合し、当該
    いずれか一方の移動体の移動を阻止するととも
    に、前記駆動伝達手段を介して、前記駆動源の出
    力による他方の移動体の移動のみを可能にさせる
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP61198994A 1986-08-27 1986-08-27 磁気記録再生装置 Granted JPS6355750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61198994A JPS6355750A (ja) 1986-08-27 1986-08-27 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP61198994A JPS6355750A (ja) 1986-08-27 1986-08-27 磁気記録再生装置

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