JPH0568672U - 特許解析表 - Google Patents

特許解析表

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JPH0568672U
JPH0568672U JP870392U JP870392U JPH0568672U JP H0568672 U JPH0568672 U JP H0568672U JP 870392 U JP870392 U JP 870392U JP 870392 U JP870392 U JP 870392U JP H0568672 U JPH0568672 U JP H0568672U
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judgment
judgment target
constituent
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JP870392U
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嗣郎 山▲崎▼
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当該出願人の発明における構成要件と他人の
発明等における構成要件との比較判断を容易に行うこと
ができる特許解析表を提供する。 【構成】 判断対象及び被判断対象を特定する対象特定
欄1と、上記判断対象及び上記被判断対象が有する構成
要件を記載する構成要件記載欄2と、上記判断対象及び
上記被判断対象が有する構成要件を記載し、上記判断対
象及び上記被判断対象のそれぞれについて上記判断対象
及び上記被判断対象が有する構成要件で上記構成要件記
載欄に記載した構成要件と当該欄に記載した構成要件と
の比較結果を複数種類の記号を用いて記載する解析欄3
と、上記解析欄の記載に基づき上記判断対象についての
解析結果を記載する対策欄4と、を備えたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば日本国内及び外国における特許法、実用新案法、意匠法、商 標法、著作権法等を含む知的財産権法の見地より判断対象と被判断対象とを比較 解析する特許解析表に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
例えば特許法に基づき出願した発明について、審査、審判段階で拒絶理由通知 書に挙げられた引例の構成要件と上記発明の構成要件との比較、拒絶理由対処の ための請求範囲の記載の減縮の仕方、あるいは取得した特許権の権利範囲が他人 の特許権等と抵触するか否かの判断等については、当該出願人の発明における構 成要件と他人の発明等における構成要件とが複雑に絡み合い、上述した比較判断 等は困難な場合が多く、手間のかかる作業であるという問題がある。 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、上記比較判断 を容易に行うことができる特許解析表を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段とその作用】
本考案は、知的財産権法の見地より判断対象と被判断対象とを比較解析する特 許解析表において、 上記判断対象及び上記被判断対象を特定する対象特定欄と、 上記対象特定欄に記載した判断対象及び被判断対象に対応する位置に配され、 上記判断対象及び上記被判断対象が有する構成要件を記載する構成要件記載欄と 、 上記構成要件記載欄に隣接する欄であって、上記判断対象及び上記被判断対象 に対応する位置に配され、上記判断対象及び上記被判断対象が有する構成要件を 記載し、上記判断対象及び上記被判断対象のそれぞれについて上記構成要件記載 欄に記載した構成要件と当該欄に記載した構成要件との比較結果を複数種類の記 号を用いて記載する解析欄と、 上記解析欄の記載に基づき上記判断対象についての解析結果を記載する対策欄 と、を備えたことを特徴とする。
【0004】 このように構成することで、対象特定欄には判断対象及び被判断対象を記載し 、構成要件記載欄には上記判断対象及び被判断対象に対応して上記判断対象及び 被判断対象が有する構成要件を記載する。解析欄にも上記判断対象及び被判断対 象が有する構成要件を記載し、上記構成要件記載欄に記載した構成要件と上記解 析欄に記載した構成要件とを、判断対象及び被判断対象のそれぞれについて比較 しその解析結果を複数種類の記号を用いて解析欄に記載する。よって、解析欄に 記載された上記記号は、判断対象及び被判断対象についての構成要件毎の比較結 果を視覚的に表示しているので比較結果を容易に認識可能なように作用する。 又、対策欄は、上記解析結果に基づき上記判断対象の取りうる措置を示してい るので、どのような措置をとればよいかを直ちに認識可能なように作用する。
【0005】 又、本考案は、上記対策欄には、上記判断対象を実施する場合の対策事項を記 載する実施対策欄を備えることもでき、又、特許対策欄を備えることもできる。
【0006】 実施対策欄及び特許対策欄には、他人の権利と抵触せずに出願人の発明等を実 施するための措置、拒絶理由に対処するための措置を記載することより、実施対 策欄及び特許対策欄は取り得る措置を直ちに認識可能なように作用する。
【0007】 又、本考案は、上記解析欄に記載した構成要件と上記構成要件記載欄に記載し た上記判断対象及び被判断対象における構成要件との比較結果における上記記号 は、上記判断対象が有する構成要件を示す第1の記号と、上記判断対象が有しな い構成要件を示す第2の記号と、上記被判断対象が有する構成要件を示す第3の 記号と、を備えるようにしてもよい。
【0008】 このように構成することで、第1ないし第3の記号は、比較結果をより明確に かつ迅速に認識可能なように作用する。
【0009】 又、本考案は、上記判断対象が例えば日本国及び外国の特許等の公開、公告公 報のような特許文献である場合、上記第1の記号は、上記判断対象における上記 特許文献の請求範囲に記載の独立項に記載がある構成要件を示す第4の記号と、 上記判断対象における上記請求範囲に記載の従属項に記載がある構成要件を示す 第5の記号と、を備えるようにしてもよい。
【0010】 このように構成することで第4及び第5の記号は、判断対象が特許文献である 場合に独立項又は従属項の認識を比較結果から容易に判断可能なように作用する 。
【0011】 又、上記構成要件記載欄は、上記判断対象及び上記被判断対象が特許公報であ る場合には、上記判断対象および被判断対象の請求項を記載する請求項欄を備え 、上記構成要件記載欄に記載される上記判断対象及び上記被判断対象が有する構 成要件は、上記請求項欄に記載される請求項別で請求項に対応して記載すること もできる。
【0012】
【実施例】
本考案の特許解析表の一実施例を示す図1及び図2を参照し、特許解析表につ いて説明する。尚、特許解析表とは、上記知的財産権法の見地から、判断対象で ある例えば当該人の出願あるいは権利化後の発明等における構成要件と、被判断 対象である拒絶理由通知書に挙げられた引例の発明等あるいは他人の特許権等に 係る発明における構成要件とを挙げ、両構成要件が同一か否かを比較しこの比較 結果を比較結果の種類に対応した記号にて示すことで、上記両構成要件の重複部 分の有無、重複している態様等を視覚的に容易に認識可能とし、あわせて上記比 較結果から拒絶理由に対処するための措置、他人の権利と抵触せずに発明等を実 施するための措置を記入するようにした表をいう。
【0013】 又、このような特許解析表の使用方法としては、大きく分けて2つの使用方法 が考えられる。一つは、判断対象が当該人に関するものである場合であり、例え ば当該人の出願に係る発明と拒絶理由通知書に挙げられた引例の発明等との比較 において、新規性、進歩性、特許法29条の2に該当するか否か等の判断材料と して使用可能である。又、このようにして比較し補正した発明等が登録され該発 明を実施するときには、上記発明が他人の特許権に係る発明等と利用、抵触関係 にあるか否か、他人の製品との関係はどうか等の判断材料としても使用可能であ る。さらに、改良発明等をした場合にどのような請求範囲として出願すればよい か等の判断材料としても使用可能である。
【0014】 他の一つは、判断対象が第三者に関するような場合である。例えば相手人が何 等かの権利を取得している場合等に、請求項欄を設けることにより情報提供、特 許異議申立、特許無効の審判を請求項毎に行う際に、上記権利を全部又は部分的 に消滅させる要因を挙げる判断材料としても使用可能である。又、当該人の製品 が相手人の製品を侵害するおそれのある場合にその判断材料としても、又、その 侵害に対処するための条件の判断材料としても使用可能である。 このような特性を有する特許解析表の具体的な作成手順を以下に説明する。
【0015】 本特許解析表は、図1にその全体を示すように、紙面の左端から右端へ横方向 に対象特定欄1、構成要件記載欄2、解析欄3、対策欄4及び備考欄5の順で区 画され、紙面の上側から下側へ縦方向にそれぞれ上述した各欄が延在する。尚、 解析欄3の最も上欄には後述するように判断対象及び被判断対象の構成要件を記 入するため、対象特定欄1、構成要件記入欄2及び対策欄4における最も上欄に はなにも記入しないようにするのが好ましいが、図2に示すように、構成要件記 載欄2には判断対象と被判断対象とにおける各構成要件の相関関係を図式的に関 連図として記載するようにしてもよい。又、対象特定欄1、構成要件記載欄2等 の配列順は、上述した順番に限るものではないが、比較の容易さより構成要件記 載欄2及び解析欄3は互いに隣接するのが好ましい。
【0016】 対象特定欄1には、判断対象である、例えば当該人の特許出願や特許権等と、 一つもしくは複数の被判断対象である他人の特許出願、特許権、あるいは雑誌、 技術文書、文献、商品等と、を特定するための情報、例えば公報番号、公報発行 日、出願人、国籍、審査請求の有無、雑誌名、文書名、出版日、発行日等を記入 する。 尚、以下の説明では当該人の特許出願について雑誌が拒絶理由として示された 場合を例とする。図2に示すように、特許解析表の対象特定欄1の記載欄101 には本願発明に関する事項を記入し、その下側に配置される記載欄201には拒 絶理由通知書にて挙げられた雑誌である引例Aに関する事項を記入し、その下側 に配置される記載欄301には補正後の本願発明に関する事項を記入する。尚、 いずれの記載欄に何を記載するかは限定するものではない。
【0017】 構成要件記載欄2について、まず記載欄101に対応する記載欄102には補 正前の当該人の特許出願(以下、本願発明と記す)の明細書に記載されている構 成要件を表す語句、目的、効果等の特徴的な語句等を請求項毎に請求項に対応さ せて記載する。例えば当該明細書の請求項1に防錆塗料であって、その含有量が 5%以上であり、水溶性である塗料が記載されている場合、請求項1に該当する 行には「防錆塗料、 の含有量5%以上、水溶性ビークル」と記載する。 又、請求項1を引用する請求項(以下、単に従属項と記す)である請求項2には上 記含有量が10ないし15%であることが記載されている場合、請求項2に該当 する行には「10ないし15%」と記載する。
【0018】 尚、上述したような、請求項に対応して構成要件を記載する必要は必ずしもな く、請求項は必要に応じて省略してもよく、あるいは主要な請求項又は他の請求 項を引用しない請求項(以下、独立項と記す)のみを抽出して記載してもよい。
【0019】 又、解析欄3の最も上段であって、予め、等の記号が付された記載欄53 には、上記等に対応した語句を記載する。例えば、記載欄53のの欄には「 防錆塗料」と記載し、記載欄53のの欄には「5%以上」と記載し、記載欄53 のの欄には「水溶性ビークル」と記載し、記載欄53のの欄には「10ないし 15%」と記載する。
【0020】 次に、解析欄3と補正前の本願発明記載欄とが交差する記載欄103には、記 載欄102に記載したからの構成要件と記載欄53に記載したからの構 成要件との交差箇所に、独立項に記載されている内容を示すときには「◆」の記号 を記載し、従属項に記載されている内容を示すときには「◇」の記号を記載する。 具体的に説明すると、記載欄103において、記載欄102にて「防錆塗料」 と記載した行と記載欄53のの列3aとが交差する箇所には、「防錆塗料」 は独立項の記載内容であるから「◆」の記号を記載し、記載欄102にて「5% 以上」と記載した行と記載欄53のの列3bとが交差する箇所には、「5% 以上」は独立項の記載内容であるから「◆」の記号を記載し、記載欄102にて「 水溶性ビークル」と記載した行と記載欄53のの列3cとが交差する箇所に は、「水溶性ビークル」は独立項の記載内容であるから「◆」の記号を記載し、 記載欄102にて「10ないし15%」と記載した行と記載欄53のの列3 dとが交差する箇所には、「10ないし15%」は従属項の記載内容であるか ら「◇」の記号を記載する。
【0021】 一方、拒絶理由通知書に挙げられた引例Aには、防錆塗料であり、その含有量 が8%以下であり、溶剤性の塗料である旨が開示されているとした場合、「防錆 塗料」については本願発明のの構成要件であり、「8%以下」についてはの構 成要件に含まれる。一方、「溶剤性ビークル」であることは本願発明の構成要件 ではないでことから、構成要件記載欄2と引例Aの記載欄201とが交差する記 載欄202には、「防錆塗料」、「8%以下」と記載し、一方、「溶剤性ビー クル」は新たな構成要件であるので、「溶剤性ビークル」と記載する。さらに 、解析欄3のの最上欄の記載欄53のの欄に「溶剤性ビークル」を追加記載す る。
【0022】 したがって、解析欄3と引例Aの記載欄201とが交差する記載欄203にお いて、記載欄202にて「防錆塗料」と記載した行と記載欄53のの列3a とが交差する箇所には、本願発明の構成要件が引例Aにも記載があることを示す 「●」の記号を記載し、記載欄202にて「8%以下」と記載した行と記載欄 53のの列3bとが交差する箇所にも同様に「●」の記号を記載し、記載欄20 2にて「溶剤性ビークル」と記載した行と記載欄53のの列3eとが交差す る箇所にも同様に「●」の記号を記載する。 又、引例Aには「水溶性ビークル」、「10ないし15%」であることは 開示されていないので、引例Aの記載欄203において、記載欄53の「水溶 性ビークル」と記載した列3c及び「10ないし15%」と記載した列3dには 、引例Aに開示がないことを示す「〇」の記号を記載する。
【0023】 又、「溶剤性ビークル」であることは本願発明には開示のないことであるので 、本願発明に対応する記載欄103において、上記列3eが対応する適宜な箇所 に本願発明には開示のないことを示す「〇」の記号を記載する。 尚、以上の説明では引例Aは雑誌であるとしたが、引例Aは特許公報であって もよい。この場合、引例Aにおける請求項に記載される構成要件等に応じて、上 述したように独立項、従属項の区別を行うようにして記号を記載しても良く、又 、そのような区別をせずに、特許公報であっても上述したような「●」等の記号 を使用するようにしても良い。
【0024】 以上のようにして解析欄3に記載した記号から以下のことを容易に認識するこ とができる。即ち、記載欄53にて「水溶性ビークル」と記載した解析欄3の列 3c及び「10ないし15%」と記載した解析欄3の列3dについては本願発明 の記載欄103には本願発明に開示のあることを示す「◆」及び「◇」の記号が記 載されているが、引例Aの記載欄203における上記列3c、3dには引例Aに 開示の有ることを示す「●」記号の記載ではなく引例Aに開示のないことを示す「 〇」記号の記載であること、さらに、記載欄53にて「5%以上」と記載した解 析欄3の列3bについて、本願発明の記載欄103及び引例Aの記載欄203の 両者に「◆」、「●」の記号が記載されていることが分かる。よって、「5% 以上」の構成要件については本願発明と引例Aとが重複する部分であり、「水溶 性ビークル」及び「10ないし15%」の構成要件については本願発明のみに開 示のある構成要件であることが判る。 又、「溶剤性ビークル」の構成要件について、上記列3eをたどると本願発 明は「○」の記号であり開示のないことが認識でき、一方、引例Aは「●」の記 号であり開示のあることが認識できる。
【0025】 したがって、拒絶理由に対処するための本願発明の特許請求の範囲の補正内容 としては、「水溶性ビークル」、「含有量10ないし15%」を構成要件に 限定すれば良いことが解析欄3の記号から容易に判断することができる。尚、本 願発明についてこのような限定を行えば、「防錆塗料」の構成要件が加わって いても差し支えないことも判断できるので、構成要件を「防錆塗料」、「水 溶性ビークル」及び「含有量10ないし15%」に限定すればよいことがわか る。 尚、このように判断した事項を対策欄4の該当する記載欄である、例えば特許 対策欄に文字、図式等で記載することもできる。 又、上記特許対策欄には、「本願発明の塗料は水溶性であるから、防錆塗料を 10%以上配合することができ、それによって顕著な防錆性を得ることができる 」旨の効果等を記載しておくこともできる。 又、対策欄4に記載することができる実施対策欄には、本願発明等を実施する 場合における障害、その主な理由、実施上の注意事項等を記載することもできる 。
【0026】 以上の比較、解析結果に基づき、本願発明について記載する記載欄302には「 防錆塗料」、「水溶性ビークル」及び「含有量10ないし15%」の構成 要件を記載し、解析欄3における記載欄303の該当する箇所には、「◆」あるい は「◇」の記号を記載しておく。 又、補正にて防錆塗料の含有量を増したことから、引例Aとの差において本願 発明は防錆効果を有するので、例えば解析欄3における記載欄53には「防錆効 果」の記載をし、補正後の本願発明の記載欄303における該当する欄には、顕 著な効果を有することを意味する「+++」の記号を記載しておく。尚、引例等と の比較において本願発明の効果の度合により「++」のように記号を変化させても 良く、逆に本願発明はそのような効果を奏しないときには「−」の記号を記載する ようにしてもよい。
【0027】 又、新たな態様として、上記拒絶理由通知を受領した後補正前に、本願出願後 に、防錆塗料であり、その含有量が15%であり、水溶性である商品Yが販売さ れたことが分かった場合を考えてみる。 商品Yの構成要件記載欄2における記載欄402には、「防錆塗料」、「、 15%」及び「水溶性ビークル」と記載する。又、解析欄3における記載欄4 03には、上述した方法で「●」を記載する。この記載欄403の記載内容より商 品Yは本願発明の補正後の構成要件をすべて満たしていることが分かり、補正後 の本願発明によれば、上記引例Aに対しても商品Yに対しても対処できることが 容易に判断できる。
【0028】 以上説明したように、本願発明及び引例等における構成要件を記載した上で、 これらの構成要件が本願発明に記載があるのか否か、引例等には開示等があるの か否かを異なる種類の記号で解析欄3に記載するだけで、例えば拒絶理由に対処 するための措置等について解析欄3に記載した記号を見るだけで容易に差異を見 つけ技術範囲の異同を判断することができる。
【0029】 又、相手方が権利を取得しており、例えば特許異議申立、特許無効審判等を行 なう場合においても、上述した「本願発明」に関して構成要件、記号等を記載した 欄に特許異議申立等の被申立人が有する発明等に関する事項を記載し、上述した 場合と同様に処理することで、解析欄3に記載される記号から一部又は全部の請 求項に対し特許異議申立をするに際しどの点を強調すべきかを容易に判断するこ とができる。
【0030】 又、図2に示すように作成された特許解析表において、本願発明と引例等とを 比較するだけでなく、例えば引例Aと商品Yとの比較を行なうために使用するこ とも勿論できる。
【0031】 尚、以上の説明では日本国内の「特許」を例に取り説明したが、これに限るも のではなく、実用新案登録出願は勿論のこと、意匠登録出願、商標登録出願につ いても適用可能であり、又、外国の出願にも適用可能なことは勿論である。
【0032】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、本願発明及び引例等における構成要件を 記載する構成要件記載欄を備え、記載した構成要件が本願発明に記載があるのか 否か、引例等には開示等があるのか否かを異なる種類の記号で記載する解析欄を 備えたことより、例えば本願発明と引例との差異を容易に比較することができ拒 絶理由に対処するためにどのような措置等を行えばよいかの判断が解析欄に記載 した記号を見るだけで容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の特許解析表の一実施例における特許
解析表の全体を示す図である。
【図2】 本考案の特許解析表の具体的な使用例を説明
するための図である。
【符号の説明】
1…対象特定欄、2…構成要件記載欄、3…解析欄、4
…対策欄、5…備考欄。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 知的財産権法の見地より判断対象と被判
    断対象とを比較解析する特許解析表において、 上記判断対象及び上記被判断対象を特定する対象特定欄
    (1)と、 上記対象特定欄に記載した判断対象及び被判断対象に対
    応する位置に配され、上記判断対象及び上記被判断対象
    が有する構成要件を記載する構成要件記載欄(2)と、 上記構成要件記載欄に隣接する欄であって、上記判断対
    象及び上記被判断対象に対応する位置に配され、上記判
    断対象及び上記被判断対象が有する構成要件を記載し、
    上記判断対象及び上記被判断対象のそれぞれについて、
    上記構成要件記載欄に記載した構成要件と当該欄に記載
    した構成要件との比較結果を複数種類の記号を用いて記
    載する解析欄(3)と、 上記解析欄の記載に基づき上記判断対象についての解析
    結果を記載する対策欄(4)と、 を備えたことを特徴とする特許解析表。
  2. 【請求項2】 上記対策欄は、上記判断対象を実施する
    場合の対策事項を記載する実施対策欄を備えた、請求項
    1記載の特許解析表。
  3. 【請求項3】 上記対策欄は、特許対策欄を備えた、請
    求項1又は2記載の特許解析表。
  4. 【請求項4】 上記解析欄に記載した構成要件と上記構
    成要件記載欄に記載した上記判断対象及び被判断対象に
    おける構成要件との比較結果における上記記号は、上記
    判断対象が有する構成要件を示す第1の記号と、上記判
    断対象が有しない構成要件を示す第2の記号と、上記被
    判断対象が有する構成要件を示す第3の記号と、を備え
    た請求項1ないし3のいづれかに記載の特許解析表。
  5. 【請求項5】 上記判断対象が特許文献である場合、上
    記第1の記号は、上記判断対象における上記特許文献の
    請求範囲に記載の独立項に記載がある構成要件を示す第
    4の記号と、上記判断対象における上記請求範囲に記載
    の従属項に記載がある構成要件を示す第5の記号と、を
    備えた請求項4記載の特許解析表。
  6. 【請求項6】 上記構成要件記載欄は、上記判断対象及
    び上記被判断対象が特許公報である場合には、上記判断
    対象および被判断対象の請求項を記載する請求項欄を備
    え、上記構成要件記載欄に記載される上記判断対象及び
    上記被判断対象が有する構成要件は、上記請求項欄に記
    載される請求項別で請求項に対応して記載する、請求項
    1記載の特許解析表。
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