JPH0568369A - スイツチング電源回路 - Google Patents
スイツチング電源回路Info
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- JPH0568369A JPH0568369A JP25575991A JP25575991A JPH0568369A JP H0568369 A JPH0568369 A JP H0568369A JP 25575991 A JP25575991 A JP 25575991A JP 25575991 A JP25575991 A JP 25575991A JP H0568369 A JPH0568369 A JP H0568369A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路基板の設計が制約されず、安価な回路で
負荷を保護できるようにする。 【構成】 電源トランスＴの入力巻線W1にスイッチング
トランジスタTR1 を直列接続する。電源トランスＴの帰
還巻線W2をスイッチングトランジスタTR1 のベースと接
続する。電源トランスＴの出力巻線W3を負荷L1と接続す
る。負荷L1の異常電圧を検出する異常検出回路Ｃと、出
力巻線W3を短絡するための短絡回路Ｆとを備える。
負荷を保護できるようにする。 【構成】 電源トランスＴの入力巻線W1にスイッチング
トランジスタTR1 を直列接続する。電源トランスＴの帰
還巻線W2をスイッチングトランジスタTR1 のベースと接
続する。電源トランスＴの出力巻線W3を負荷L1と接続す
る。負荷L1の異常電圧を検出する異常検出回路Ｃと、出
力巻線W3を短絡するための短絡回路Ｆとを備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電源トランスの小型化及
び出力電圧の安定化を図り得るリンギング・チョーク・
コンバータ方式のスイッチング電源回路に関するもので
ある。
び出力電圧の安定化を図り得るリンギング・チョーク・
コンバータ方式のスイッチング電源回路に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】図１及び図２は夫々、従来のこの種のス
イッチング電源回路の回路図である。図１において図示
しない交流電源と接続する電源プラグ１の一側電極は、
常閉接点を備える電源入断回路Ｈと抵抗R1との直列回路
を介して整流ブリッジＥの一側交流入力端子と接続さ
れ、他側電極は直接に整流ブリッジＥの他側交流入力端
子と接続される。整流ブリッジＥの正側直流出力端子は
電源トランスＴの入力巻線W1の一端ｔ1 と接続され、負
側直流出力端子は電源トランスＴの帰還巻線W2の一端ｔ
3 と接続される。
イッチング電源回路の回路図である。図１において図示
しない交流電源と接続する電源プラグ１の一側電極は、
常閉接点を備える電源入断回路Ｈと抵抗R1との直列回路
を介して整流ブリッジＥの一側交流入力端子と接続さ
れ、他側電極は直接に整流ブリッジＥの他側交流入力端
子と接続される。整流ブリッジＥの正側直流出力端子は
電源トランスＴの入力巻線W1の一端ｔ1 と接続され、負
側直流出力端子は電源トランスＴの帰還巻線W2の一端ｔ
3 と接続される。
【０００３】帰還巻線W2の他端ｔ4 はそれにアノードを
接続しているダイオードD1と抵抗R2との直列回路を介し
て入力巻線W1の一端ｔ1 と接続される。ダイオードD1に
はコンデンサC2が並列接続される。整流ブリッジＥの
正，負側直流出力端子間にはコンデンサC1が介装され
る。前記入力巻線W1の他端ｔ2 はスイッチングトランジ
スタTR1 のコレクタと接続され、そのエミッタは帰還巻
線W2の一端ｔ3 と接続される。
接続しているダイオードD1と抵抗R2との直列回路を介し
て入力巻線W1の一端ｔ1 と接続される。ダイオードD1に
はコンデンサC2が並列接続される。整流ブリッジＥの
正，負側直流出力端子間にはコンデンサC1が介装され
る。前記入力巻線W1の他端ｔ2 はスイッチングトランジ
スタTR1 のコレクタと接続され、そのエミッタは帰還巻
線W2の一端ｔ3 と接続される。
【０００４】トランジスタTR1 のベース、エミッタ間に
は制御回路Ｇが介装され、トランジスタTR1 のベースは
抵抗R3を介して抵抗R2とダイオードD1との共通接続部と
接続される。電源トランスＴの第１の出力巻線W3の一端
ｔ5 は、それにアノードを接続しているダイオードD2及
び負荷L1の直列回路を介して接地される。出力巻線W3の
他端ｔ6 は接地される。
は制御回路Ｇが介装され、トランジスタTR1 のベースは
抵抗R3を介して抵抗R2とダイオードD1との共通接続部と
接続される。電源トランスＴの第１の出力巻線W3の一端
ｔ5 は、それにアノードを接続しているダイオードD2及
び負荷L1の直列回路を介して接地される。出力巻線W3の
他端ｔ6 は接地される。
【０００５】ダイオードD2のカソードはコンデンサC3、
出力電圧検出回路Ｂ及び異常電圧検出回路Ｃを各別に介
して接地される。電源トランスＴの第２の２次巻線W4の
一端ｔ7 は、それにアノードを接続しているダイオード
D3及び負荷L2の直列回路を介して接地される。ダイオー
ドD3のカソードはコンデンサC4を介して接地される。出
力巻線W4の他端ｔ8 は接地される。
出力電圧検出回路Ｂ及び異常電圧検出回路Ｃを各別に介
して接地される。電源トランスＴの第２の２次巻線W4の
一端ｔ7 は、それにアノードを接続しているダイオード
D3及び負荷L2の直列回路を介して接地される。ダイオー
ドD3のカソードはコンデンサC4を介して接地される。出
力巻線W4の他端ｔ8 は接地される。
【０００６】出力電圧検出回路Ｂが出力する電圧検出信
号は例えば絶縁トランス又はホトカプラ等からなる入力
−出力絶縁回路Ａに入力され、その出力信号は前記制御
回路Ｇの制御信号として制御回路Ｇへ与えられる。異常
電圧検出回路Ｃが出力する異常電圧検出信号は、入力−
出力絶縁回路Ａと同様に構成されている入力−出力絶縁
回路Ｄへ入力され、その出力信号は電源入断回路Ｈの遮
断信号として電源入断回路Ｈへ与えられる。
号は例えば絶縁トランス又はホトカプラ等からなる入力
−出力絶縁回路Ａに入力され、その出力信号は前記制御
回路Ｇの制御信号として制御回路Ｇへ与えられる。異常
電圧検出回路Ｃが出力する異常電圧検出信号は、入力−
出力絶縁回路Ａと同様に構成されている入力−出力絶縁
回路Ｄへ入力され、その出力信号は電源入断回路Ｈの遮
断信号として電源入断回路Ｈへ与えられる。
【０００７】次にこのスイッチング電源回路の動作を説
明する。電源プラグ１を図示しない交流電源に接続する
と、交流電源の交流電圧が電源入断回路Ｈ及び抵抗R1を
介して整流ブリッジＥに与えられ、その交流電圧を整流
した直流電圧が電源トランスＴの入力巻線W1とトランジ
スタTR1 との直列回路に与えられ、また、抵抗R2、R3を
介してトランジスタTR1 のベースに与えられて、トラン
ジスタTR1 がオンする。
明する。電源プラグ１を図示しない交流電源に接続する
と、交流電源の交流電圧が電源入断回路Ｈ及び抵抗R1を
介して整流ブリッジＥに与えられ、その交流電圧を整流
した直流電圧が電源トランスＴの入力巻線W1とトランジ
スタTR1 との直列回路に与えられ、また、抵抗R2、R3を
介してトランジスタTR1 のベースに与えられて、トラン
ジスタTR1 がオンする。
【０００８】トランジスタTR1 がオンすると入力巻線W1
に電流が流れて帰還巻線W2に電圧が誘起し、その電圧が
トランジスタTR1のベースに与えられて、入力巻線W1と
帰還巻線W2との結合による正帰還作用によりトランジス
タTR1 がスイッチング動作する。それにより出力巻線W
3,W4 には交流電圧が誘起し、ダイオードD2,D3 を各別
に介して整流された電圧が負荷L1,L2 に供給される。負
荷L1に供給している電圧を出力電圧検出回路Ｂが検出
し、検出した電圧に応じた検出信号を入力−出力絶縁回
路Ａを介して制御回路Ｇに与えて、負荷L1の電圧が一定
になるようトランジスタTR1 のオン時間を制御する。
に電流が流れて帰還巻線W2に電圧が誘起し、その電圧が
トランジスタTR1のベースに与えられて、入力巻線W1と
帰還巻線W2との結合による正帰還作用によりトランジス
タTR1 がスイッチング動作する。それにより出力巻線W
3,W4 には交流電圧が誘起し、ダイオードD2,D3 を各別
に介して整流された電圧が負荷L1,L2 に供給される。負
荷L1に供給している電圧を出力電圧検出回路Ｂが検出
し、検出した電圧に応じた検出信号を入力−出力絶縁回
路Ａを介して制御回路Ｇに与えて、負荷L1の電圧が一定
になるようトランジスタTR1 のオン時間を制御する。
【０００９】ところで、負荷L1に過電圧が加わって異常
電圧状態になると、異常電圧検出回路Ｃがそれを検出し
て、異常電圧検出信号を入力−出力絶縁回路Ｄを介して
電源入断回路Ｈに与え、電源入断回路Ｈを断動作させて
図示しない交流電源を遮断し、スイッチング電源回路の
動作を停止させて負荷L1,L2 を保護する。
電圧状態になると、異常電圧検出回路Ｃがそれを検出し
て、異常電圧検出信号を入力−出力絶縁回路Ｄを介して
電源入断回路Ｈに与え、電源入断回路Ｈを断動作させて
図示しない交流電源を遮断し、スイッチング電源回路の
動作を停止させて負荷L1,L2 を保護する。
【００１０】図２は従来の他のスイッチング電源回路の
回路図である。電源プラグ１の一側電極は電源スイッチ
SW1 と抵抗R1との直列回路を介して整流ブリッジＥの一
側交流入力端子と接続される。異常電圧検出回路Ｃの異
常電圧検出信号が与えられる入力−出力絶縁回路Ｄの出
力信号は制御回路Ｇへ与えられる。それ以外の回路の構
成は図１に示したスイッチング電源回路と同様となって
おり、同一構成部分には同一符号を付している。
回路図である。電源プラグ１の一側電極は電源スイッチ
SW1 と抵抗R1との直列回路を介して整流ブリッジＥの一
側交流入力端子と接続される。異常電圧検出回路Ｃの異
常電圧検出信号が与えられる入力−出力絶縁回路Ｄの出
力信号は制御回路Ｇへ与えられる。それ以外の回路の構
成は図１に示したスイッチング電源回路と同様となって
おり、同一構成部分には同一符号を付している。
【００１１】このスイッチング電源回路は、図１に示し
たスイッチング電源回路と同様に動作して負荷L1,L2 に
電圧を供給する。ところで、異常電圧検出回路Ｃが負荷
L1の異常電圧を検出した場合は、異常電圧検出信号を入
力−出力絶縁回路Ｄに与えて、その出力信号を制御回路
Ｇに与え、制御回路Ｇの制御動作によりトランジスタTR
1 をオフさせる。それにより入力巻線W1への電圧の供給
を遮断し出力巻線W3,W4 には電圧が誘起しないようにし
て負荷L1,L2 を異常電圧から保護する。
たスイッチング電源回路と同様に動作して負荷L1,L2 に
電圧を供給する。ところで、異常電圧検出回路Ｃが負荷
L1の異常電圧を検出した場合は、異常電圧検出信号を入
力−出力絶縁回路Ｄに与えて、その出力信号を制御回路
Ｇに与え、制御回路Ｇの制御動作によりトランジスタTR
1 をオフさせる。それにより入力巻線W1への電圧の供給
を遮断し出力巻線W3,W4 には電圧が誘起しないようにし
て負荷L1,L2 を異常電圧から保護する。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来のス
イッチング電源回路は電源トランスの出力巻線側、即ち
高電圧回路側に設けた異常電圧検出回路が負荷の異常電
圧を検出したときに出力する異常電圧検出信号を、電源
トランスの入力巻線側、即ち低電圧回路側に設けた電源
入断回路又は制御回路に与えている。そのため異常電圧
検出回路の異常電圧検出信号を電源入断回路又は制御回
路に与える回路途中に入力−出力絶縁回路を設けて、高
電圧回路側と低電圧回路側とを絶縁する必要がある。
イッチング電源回路は電源トランスの出力巻線側、即ち
高電圧回路側に設けた異常電圧検出回路が負荷の異常電
圧を検出したときに出力する異常電圧検出信号を、電源
トランスの入力巻線側、即ち低電圧回路側に設けた電源
入断回路又は制御回路に与えている。そのため異常電圧
検出回路の異常電圧検出信号を電源入断回路又は制御回
路に与える回路途中に入力−出力絶縁回路を設けて、高
電圧回路側と低電圧回路側とを絶縁する必要がある。
【００１３】またスイッチング電源回路は、各国の安全
規格に基づいて絶縁設計をする必要があり、そのような
ことからスイッチング電源回路の回路基板の設計が制約
される等してコストアップが余儀なくされるという問題
がある。本発明は斯かる問題に鑑み、高電圧回路側で負
荷の異常電圧を検出して出力される異常電圧検出信号を
入力−出力絶縁回路を介さずに用いて、負荷を異常電圧
から保護するスイッチング電源回路を提供することを目
的とする。
規格に基づいて絶縁設計をする必要があり、そのような
ことからスイッチング電源回路の回路基板の設計が制約
される等してコストアップが余儀なくされるという問題
がある。本発明は斯かる問題に鑑み、高電圧回路側で負
荷の異常電圧を検出して出力される異常電圧検出信号を
入力−出力絶縁回路を介さずに用いて、負荷を異常電圧
から保護するスイッチング電源回路を提供することを目
的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスイッチン
グ電源回路は、トランスの入力巻線と直列接続したスイ
ッチ素子をスイッチング動作させて、前記トランスの出
力巻線と接続した負荷に電圧を供給するスイッチング電
源回路において、前記負荷の異常電圧を検出する手段
と、前記出力巻線を短絡させる回路とを備え、負荷が異
常電圧の場合に出力巻線を短絡させる構成にしてあるこ
とを特徴とする。
グ電源回路は、トランスの入力巻線と直列接続したスイ
ッチ素子をスイッチング動作させて、前記トランスの出
力巻線と接続した負荷に電圧を供給するスイッチング電
源回路において、前記負荷の異常電圧を検出する手段
と、前記出力巻線を短絡させる回路とを備え、負荷が異
常電圧の場合に出力巻線を短絡させる構成にしてあるこ
とを特徴とする。
【００１５】
【作用】負荷の異常電圧を検出する手段が、異常電圧を
検出すると異常電圧検出信号を出力する。この異常電圧
検出信号を出力巻線を短絡する回路に与えると、出力巻
線が短絡される。そしてスイッチ素子がオフし、入力巻
線への電圧供給を遮断して出力巻線に電圧が誘起しなく
なる。これにより出力巻線を短絡して、スイッチング電
源回路の動作を停止させて、負荷を異常電圧から保護で
きる。
検出すると異常電圧検出信号を出力する。この異常電圧
検出信号を出力巻線を短絡する回路に与えると、出力巻
線が短絡される。そしてスイッチ素子がオフし、入力巻
線への電圧供給を遮断して出力巻線に電圧が誘起しなく
なる。これにより出力巻線を短絡して、スイッチング電
源回路の動作を停止させて、負荷を異常電圧から保護で
きる。
【００１６】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図３は本発明に係るスイッチング電源回路の回
路図である。図示しない交流電源と接続される電源プラ
グ１の一側電極は、電源スイッチSW1 と抵抗R1との直列
回路を介して整流ブリッジＥの一側交流入力端子と接続
され、他側電極は直接に整流ブリッジＥの他側交流入力
端子と接続される。
述する。図３は本発明に係るスイッチング電源回路の回
路図である。図示しない交流電源と接続される電源プラ
グ１の一側電極は、電源スイッチSW1 と抵抗R1との直列
回路を介して整流ブリッジＥの一側交流入力端子と接続
され、他側電極は直接に整流ブリッジＥの他側交流入力
端子と接続される。
【００１７】整流ブリッジＥの正側直流出力端子は電源
トランスＴの入力巻線W1の一端ｔ1 と接続され、負側直
流出力端子は電源トランスＴの帰還巻線W2の一端ｔ3 と
接続される。帰還巻線W2の他端ｔ4 は、それにアノード
を接続しているダイオードD1と抵抗R2との直列回路を介
して入力巻線W1の一端ｔ1 と接続される。ダイオードD1
にはコンデンサC2が並列接続される。
トランスＴの入力巻線W1の一端ｔ1 と接続され、負側直
流出力端子は電源トランスＴの帰還巻線W2の一端ｔ3 と
接続される。帰還巻線W2の他端ｔ4 は、それにアノード
を接続しているダイオードD1と抵抗R2との直列回路を介
して入力巻線W1の一端ｔ1 と接続される。ダイオードD1
にはコンデンサC2が並列接続される。
【００１８】整流ブリッジＥの正，負側直流出力端子間
にはコンデンサC1が介装される。前記入力巻線W1の他端
ｔ2 はスイッチングトランジスタTR1 のコレクタと接続
され、そのエミッタは帰還巻線W2の一端ｔ3 と接続され
る。トランジスタTR1 のベース、エミッタ間には制御回
路Ｇが介装され、トランジスタTR1 のベースは抵抗R3を
介して抵抗R2とダイオードD1との共通接続部と接続され
る。
にはコンデンサC1が介装される。前記入力巻線W1の他端
ｔ2 はスイッチングトランジスタTR1 のコレクタと接続
され、そのエミッタは帰還巻線W2の一端ｔ3 と接続され
る。トランジスタTR1 のベース、エミッタ間には制御回
路Ｇが介装され、トランジスタTR1 のベースは抵抗R3を
介して抵抗R2とダイオードD1との共通接続部と接続され
る。
【００１９】電源トランスＴの第１の出力巻線W3の一端
ｔ5 は、それにアノードを接続しているダイオードD2及
び負荷L1の直列回路を介して接地される。出力巻線W3の
他端ｔ6 は接地される。ダイオードD2のカソードは、コ
ンデンサC3、出力電圧検出回路Ｂ及び異常電圧検出回路
Ｃを各別に介して接地される。
ｔ5 は、それにアノードを接続しているダイオードD2及
び負荷L1の直列回路を介して接地される。出力巻線W3の
他端ｔ6 は接地される。ダイオードD2のカソードは、コ
ンデンサC3、出力電圧検出回路Ｂ及び異常電圧検出回路
Ｃを各別に介して接地される。
【００２０】出力巻線W3の一端ｔ5 と他端ｔ6 との間に
は、常開接点Faを備える短絡回路Ｆが介装される。電源
トランスＴの第２の出力巻線W4の一端ｔ7 は、それにア
ノードを接続しているダイオードD3及び負荷L2の直列回
路を介して接地される。ダイオードD3のカソードはコン
デンサC4を介して接地される。出力巻線W4の他端ｔ8 は
接地される。
は、常開接点Faを備える短絡回路Ｆが介装される。電源
トランスＴの第２の出力巻線W4の一端ｔ7 は、それにア
ノードを接続しているダイオードD3及び負荷L2の直列回
路を介して接地される。ダイオードD3のカソードはコン
デンサC4を介して接地される。出力巻線W4の他端ｔ8 は
接地される。
【００２１】出力電圧検出回路Ｂが出力する電圧検出信
号は、例えば絶縁トランス又はホトカプラ等からなる入
力−出力絶縁回路Ａに入力され、その出力信号は前記制
御回路Ｇの制御信号として制御回路Ｇへ与えられる。前
記異常電圧検出回路Ｃが出力する異常電圧検出信号は、
短絡回路Ｆの常開接点Faを閉路させる信号として短絡回
路Ｆに与えられる。なお、入力巻線W1に対し、例えば出
力巻線W3が最も密に電磁結合されている。
号は、例えば絶縁トランス又はホトカプラ等からなる入
力−出力絶縁回路Ａに入力され、その出力信号は前記制
御回路Ｇの制御信号として制御回路Ｇへ与えられる。前
記異常電圧検出回路Ｃが出力する異常電圧検出信号は、
短絡回路Ｆの常開接点Faを閉路させる信号として短絡回
路Ｆに与えられる。なお、入力巻線W1に対し、例えば出
力巻線W3が最も密に電磁結合されている。
【００２２】次にこのように構成したスイッチング電源
回路の動作を説明する。電源プラグ１を図示しない交流
電源に接続して、電源スイッチSW1 を閉路すると、交流
電源の交流電圧が電源スイッチSW1 及び抵抗R1を介して
整流ブリッジＥに与えられ、その交流電圧を整流した直
流電圧が電源トランスＴの入力巻線W1とトランジスタTR
1 との直列回路に与えられ、また抵抗R2,R3 を介してト
ランジスタTR1 のベースに与えられてトランジスタTR1
がオンする。
回路の動作を説明する。電源プラグ１を図示しない交流
電源に接続して、電源スイッチSW1 を閉路すると、交流
電源の交流電圧が電源スイッチSW1 及び抵抗R1を介して
整流ブリッジＥに与えられ、その交流電圧を整流した直
流電圧が電源トランスＴの入力巻線W1とトランジスタTR
1 との直列回路に与えられ、また抵抗R2,R3 を介してト
ランジスタTR1 のベースに与えられてトランジスタTR1
がオンする。
【００２３】トランジスタTR1 がオンすると入力巻線W1
に電流が流れて、帰還巻線W2に電圧が誘起し、その電圧
がトランジスタTR1 のベースに与えられて、入力巻線W1
と帰還巻線W2との電磁結合による正帰還作用によりトラ
ンジスタTR1 がスイッチング動作をする。それにより出
力巻線W3,W4 には交流電圧が誘起し、ダイオードD2,D3
を各別に介して整流された電圧が負荷L1,L2 に供給され
る。
に電流が流れて、帰還巻線W2に電圧が誘起し、その電圧
がトランジスタTR1 のベースに与えられて、入力巻線W1
と帰還巻線W2との電磁結合による正帰還作用によりトラ
ンジスタTR1 がスイッチング動作をする。それにより出
力巻線W3,W4 には交流電圧が誘起し、ダイオードD2,D3
を各別に介して整流された電圧が負荷L1,L2 に供給され
る。
【００２４】負荷L1に供給している電圧を、出力電圧検
出回路Ｂが検出し、検出した電圧に応じた電圧検出信号
を入力−出力絶縁回路Ａを介して制御回路Ｇに与えて、
負荷L1の電圧が一定になるようにトランジスタTR1のオ
ン時間を制御して、負荷L1,L2 に定電圧を供給する。
出回路Ｂが検出し、検出した電圧に応じた電圧検出信号
を入力−出力絶縁回路Ａを介して制御回路Ｇに与えて、
負荷L1の電圧が一定になるようにトランジスタTR1のオ
ン時間を制御して、負荷L1,L2 に定電圧を供給する。
【００２５】ところで、負荷L1に過電圧が加わって異常
電圧状態になると、異常電圧検出回路Ｃがその異常電圧
を検出して異常電圧検出信号を短絡回路Ｆに与える。そ
れにより短絡回路Ｆの常開接点Faが閉路し、出力巻線W3
を短絡する。それにより入力巻線W1と出力巻線W3との電
磁結合に比べて電磁結合が粗である帰還巻線W2には電圧
が誘起しなくなり、それによってトランジスタTR1 がオ
フして、入力巻線W1に与えていた電圧が遮断され、出力
巻線W3,W4 には電圧が誘起しなくなって、スイッチング
電源回路の動作が停止し、負荷L1,L2 への電圧の供給を
遮断して、負荷L1,L2 を異常電圧から保護する。
電圧状態になると、異常電圧検出回路Ｃがその異常電圧
を検出して異常電圧検出信号を短絡回路Ｆに与える。そ
れにより短絡回路Ｆの常開接点Faが閉路し、出力巻線W3
を短絡する。それにより入力巻線W1と出力巻線W3との電
磁結合に比べて電磁結合が粗である帰還巻線W2には電圧
が誘起しなくなり、それによってトランジスタTR1 がオ
フして、入力巻線W1に与えていた電圧が遮断され、出力
巻線W3,W4 には電圧が誘起しなくなって、スイッチング
電源回路の動作が停止し、負荷L1,L2 への電圧の供給を
遮断して、負荷L1,L2 を異常電圧から保護する。
【００２６】このように入力巻線W1との電磁結合が最も
密である例えば出力巻線W3を短絡させ得るようにしてお
けば、その短絡により、帰還巻線及びそれ以外の出力巻
線には電圧が誘起しなくなり、それによってトランジス
タTR1 を瞬時にオフさせて、スイッチング電源回路の動
作を確実に停止させることができる。
密である例えば出力巻線W3を短絡させ得るようにしてお
けば、その短絡により、帰還巻線及びそれ以外の出力巻
線には電圧が誘起しなくなり、それによってトランジス
タTR1 を瞬時にオフさせて、スイッチング電源回路の動
作を確実に停止させることができる。
【００２７】ところで、リモートコントロールできるテ
レビ受像機は、テレビ受像機を待機状態にするリモート
コントロール用電源が、テレビ受像機の主電源と別に設
けた構造となっている。図４及び図５の夫々はテレビ受
像機に適用したスイッチング電源回路の要部の回路図で
ある。
レビ受像機は、テレビ受像機を待機状態にするリモート
コントロール用電源が、テレビ受像機の主電源と別に設
けた構造となっている。図４及び図５の夫々はテレビ受
像機に適用したスイッチング電源回路の要部の回路図で
ある。
【００２８】図４において、電源トランスＴの出力巻線
W3の一端ｔ5 は、それにアノードを接続しているダイオ
ードD2と負荷L1との直列回路を介して接地される。ダイ
オードD2のカソードはコンデンサC3を介して接地され
る。出力巻線W3の一端ｔ5 と他端ｔ6 との間には、リレ
ーRLの常開接点RLa が介装され、そのリレーコイルRLc
の一端はテレビ受像機のリモートコントロール用電源Ｖ
ccの第１電圧端子Ｖcc1 と接続され、リレーコイルRLc
の他端はエミッタ接地のトランジスタTR2 を介して接地
される。
W3の一端ｔ5 は、それにアノードを接続しているダイオ
ードD2と負荷L1との直列回路を介して接地される。ダイ
オードD2のカソードはコンデンサC3を介して接地され
る。出力巻線W3の一端ｔ5 と他端ｔ6 との間には、リレ
ーRLの常開接点RLa が介装され、そのリレーコイルRLc
の一端はテレビ受像機のリモートコントロール用電源Ｖ
ccの第１電圧端子Ｖcc1 と接続され、リレーコイルRLc
の他端はエミッタ接地のトランジスタTR2 を介して接地
される。
【００２９】負荷L1の異常電圧を検出する異常電圧検出
回路Ｃの異常電圧入力端子はダイオードD2のカソードと
接続され、また電源端子はリモートコントロール用電源
Ｖccの第２電圧端子Ｖcc2 と接続され、異常電圧検出信
号の出力端子はトランジスタTR2 のベースと接続され
る。
回路Ｃの異常電圧入力端子はダイオードD2のカソードと
接続され、また電源端子はリモートコントロール用電源
Ｖccの第２電圧端子Ｖcc2 と接続され、異常電圧検出信
号の出力端子はトランジスタTR2 のベースと接続され
る。
【００３０】次にこのスイッチング電源回路の動作を説
明する。いま、負荷L1の電圧が異常になると、異常電圧
検出回路Ｃが異常電圧検出信号を出力してトランジスタ
TR2のベースに与えトランジスタTR2 がオンする。それ
によりリレーコイルRLc が励磁されて、常開接点RLa が
閉路して出力巻線W3が短絡される。それにより前述した
ようにしてスイッチング電源回路の動作が停止して出力
巻線W3に電圧が誘起しなくなり負荷L1は異常電圧から保
護される。
明する。いま、負荷L1の電圧が異常になると、異常電圧
検出回路Ｃが異常電圧検出信号を出力してトランジスタ
TR2のベースに与えトランジスタTR2 がオンする。それ
によりリレーコイルRLc が励磁されて、常開接点RLa が
閉路して出力巻線W3が短絡される。それにより前述した
ようにしてスイッチング電源回路の動作が停止して出力
巻線W3に電圧が誘起しなくなり負荷L1は異常電圧から保
護される。
【００３１】このようにしてスイッチング電源回路の動
作が停止した場合はリモートコントロール用電源Ｖccの
第２電圧端子Ｖcc2 の電圧によりトランジスタTR2 をオ
ンさせ続けてリレーRLを励磁状態に保持して、出力巻線
W3を短絡状態に保持することになる。
作が停止した場合はリモートコントロール用電源Ｖccの
第２電圧端子Ｖcc2 の電圧によりトランジスタTR2 をオ
ンさせ続けてリレーRLを励磁状態に保持して、出力巻線
W3を短絡状態に保持することになる。
【００３２】図５において、電源トランスＴの出力巻線
W3の一端ｔ5 と他端ｔ6 との間に、双方向制御整流素子
TR3 を介装しており、他端ｔ6 は接地される。双方向制
御整流素子TR3 にはコンデンサC5が並列接続される。双
方向制御整流素子TR3 のゲートGTは抵抗R4を介して接地
される。出力巻線W3の一端ｔ5 はそれにアノードを接続
したダイオードD2と負荷L1との直列回路を介して接地さ
れる。ダイオードD2のカソードはコンデンサC3を介して
接地される。
W3の一端ｔ5 と他端ｔ6 との間に、双方向制御整流素子
TR3 を介装しており、他端ｔ6 は接地される。双方向制
御整流素子TR3 にはコンデンサC5が並列接続される。双
方向制御整流素子TR3 のゲートGTは抵抗R4を介して接地
される。出力巻線W3の一端ｔ5 はそれにアノードを接続
したダイオードD2と負荷L1との直列回路を介して接地さ
れる。ダイオードD2のカソードはコンデンサC3を介して
接地される。
【００３３】異常電圧検出回路Ｃの異常電圧入力端子は
ダイオードD2のカソードと接続され、電源端子はテレビ
受像機のリモートコントロール用電源Ｖccと接続され
る。異常電圧検出信号の出力端子は双方向制御整流素子
TR3 のゲートGTと接続される。
ダイオードD2のカソードと接続され、電源端子はテレビ
受像機のリモートコントロール用電源Ｖccと接続され
る。異常電圧検出信号の出力端子は双方向制御整流素子
TR3 のゲートGTと接続される。
【００３４】次にこのスイッチング電源回路の動作を説
明する。いま、負荷L1の電圧が異常になると異常電圧検
出回路Ｃが異常電圧検出信号を出力して、双方向制御整
流素子TR3 のゲートGTに与え、双方向制御整流素子TR3
がオンして出力巻線W3を短絡する。それにより前述した
如くスイッチング電源回路の動作が停止して出力巻線W3
に電圧が誘起せず、負荷L1を異常電圧から保護すること
になる。
明する。いま、負荷L1の電圧が異常になると異常電圧検
出回路Ｃが異常電圧検出信号を出力して、双方向制御整
流素子TR3 のゲートGTに与え、双方向制御整流素子TR3
がオンして出力巻線W3を短絡する。それにより前述した
如くスイッチング電源回路の動作が停止して出力巻線W3
に電圧が誘起せず、負荷L1を異常電圧から保護すること
になる。
【００３５】なお、この場合もリモートコントロール用
電源Ｖccの電圧を双方向制御整流素子TR3 のゲートGTに
与え続けて、双方向制御整流素子TR3 をオン状態に保持
する。コンデンサC5、抵抗R4は双方向制御整流素子TR3
の誤動作を防止する。
電源Ｖccの電圧を双方向制御整流素子TR3 のゲートGTに
与え続けて、双方向制御整流素子TR3 をオン状態に保持
する。コンデンサC5、抵抗R4は双方向制御整流素子TR3
の誤動作を防止する。
【００３６】このようにして出力巻線を短絡する回路
は、前述した実施例に限定されるものではなく、それ以
外の種々の短絡回路を適用できる。即ち一旦、出力巻線
を短絡した場合は別の電源から電圧を与えなくても、そ
の出力巻線の短絡状態が保持できる回路であれば同様に
使用できる。
は、前述した実施例に限定されるものではなく、それ以
外の種々の短絡回路を適用できる。即ち一旦、出力巻線
を短絡した場合は別の電源から電圧を与えなくても、そ
の出力巻線の短絡状態が保持できる回路であれば同様に
使用できる。
【００３７】なお、本実施例では出力巻線W3を短絡させ
たが、入力巻線に対し密に電磁結合している巻線であれ
ば、それ以外の出力巻線であってもよい。
たが、入力巻線に対し密に電磁結合している巻線であれ
ば、それ以外の出力巻線であってもよい。
【００３８】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
電圧回路側で、負荷の異常電圧を検出した異常電圧検出
信号を低電圧回路側へフィードバックさせずにスイッチ
ング電源回路の動作を停止させて負荷を異常電圧から保
護できる。したがって、従来のように入力−出力絶縁回
路を必要とせず、回路基板を設計する制約をうけずに、
設計できてスイッチング電源回路のコストダウンを図る
ことができる優れた効果を奏する。
電圧回路側で、負荷の異常電圧を検出した異常電圧検出
信号を低電圧回路側へフィードバックさせずにスイッチ
ング電源回路の動作を停止させて負荷を異常電圧から保
護できる。したがって、従来のように入力−出力絶縁回
路を必要とせず、回路基板を設計する制約をうけずに、
設計できてスイッチング電源回路のコストダウンを図る
ことができる優れた効果を奏する。
【図１】従来のスイッチング電源回路の回路図である。
【図２】従来の他のスイッチング電源回路の回路図であ
る。
る。
【図３】本発明に係るスイッチング電源回路の回路図で
ある。
ある。
【図４】テレビ受像機に適用した場合のスイッチング電
源回路の要部の回路図である。
源回路の要部の回路図である。
【図５】テレビ受像機に適用した場合の他のスイッチン
グ電源回路の要部の回路図である。
グ電源回路の要部の回路図である。
Ａ 入力−出力絶縁回路 Ｂ 出力電圧検出回路 Ｃ 異常電圧検出回路 Ｅ 整流ブリッジ Ｆ 短絡回路 Ｇ 制御回路 Ｔ 電源トランス W1 入力巻線 W2 帰還巻線 W3,W4 出力巻線 L1,L2 負荷 RL リレー RLa 常開接点 TR1,TR2 トランジスタ TR3 双方向制御整流素子
Claims (1)
- 【請求項１】 トランスの入力巻線と直列接続したスイ
ッチ素子をスイッチング動作させて、前記トランスの出
力巻線と接続した負荷に電圧を供給するスイッチング電
源回路において、前記負荷の異常電圧を検出する手段
と、前記出力巻線を短絡させる回路とを備え、負荷が異
常電圧の場合に出力巻線を短絡させる構成にしてあるこ
とを特徴とするスイッチング電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25575991A JPH0568369A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | スイツチング電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25575991A JPH0568369A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | スイツチング電源回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0568369A true JPH0568369A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=17283236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25575991A Pending JPH0568369A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | スイツチング電源回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0568369A (ja) |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP25575991A patent/JPH0568369A/ja active Pending
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