JPH0567950A - コンパレータ - Google Patents

コンパレータ

Info

Publication number
JPH0567950A
JPH0567950A JP3226083A JP22608391A JPH0567950A JP H0567950 A JPH0567950 A JP H0567950A JP 3226083 A JP3226083 A JP 3226083A JP 22608391 A JP22608391 A JP 22608391A JP H0567950 A JPH0567950 A JP H0567950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mos transistors
comparator
mos
circuit
amplifier circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3226083A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kobayashi
健一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP3226083A priority Critical patent/JPH0567950A/ja
Publication of JPH0567950A publication Critical patent/JPH0567950A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低消費電流で応答速度が速く、ICとして集
積した場合にはレイアウト面積の小さいコンパレータが
得られる。 【構成】 差動増幅回路10の正出力端子と負出力端子
がそれぞれ増幅回路11および12を通して、MOSト
ランジスタ31および32のゲートに接続され、このM
OSトランジスタがインバータ13および14の2つの
たすきがけ接続により構成されるラッチ回路をそれぞれ
反転させるように接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つの入力電圧の電
位の大小を判定し、“0”または“1”の論理振幅の出
力信号を出力するコンパレータに関し、入力から出力ま
で完全に差動で動作するコンパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2つの入力電圧の電位の大小を判
定するコンパレータにおいて、電源ノイズの影響を少な
くしたり、互いに反対の出力が必要な場合、例えば図2
に示すような完全差動型のコンパレータが使われてい
た。このコンパレータは、2つの入力電圧を差動増幅回
路10で増幅し、この差動増幅回路10の2つの互いに
反対の出力を、波形整形のため増幅回路11および12
で増幅し、論理レベル振幅を得るためのインバータへ接
続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路において応
答速度は、増幅回路11および12の駆動用MOSトラ
ンジスタ22および24と定電流負荷MOSトランジス
タ23および25それぞれの電流駆動能力で決定され
る。簡単のため、いまMOSトランジスタ22、24、
26、27がすべて等しいチャネル幅、チャネル長であ
るとすると、MOSトランジスタ22および24の最大
電流駆動能力は、差動増幅回路10の入力MOSトラン
ジスタ28または29のどちらかがカットオフした場合
であり、例えば、MOSトランジスタ28がカットオフ
していれば、MOSトランジスタ21によるバイアス電
流は、MOSトランジスタ27へ流れるため、MOSト
ランジスタ27と24のカレントミラー回路により、M
OSトランジスタ24は、MOSトランジスタ21によ
るバイアス電流と同じ電流が流れることになる。すなわ
ち、MOSトランジスタ22および24の最大電流は、
MOSトランジスタ21のバイアス電流に等しい。定電
流負荷MOSトランジスタ23および25の電流は、い
ま、MOSトランジスタ22、24、26、27のトラ
ンジスタサイズがすべて等しいと仮定していることか
ら、MOSトランジスタ21のバイアス電流の2分の1
となる。これは、プラス入力端子2とマイナス入力端子
1の電位が等しい平衡状態で回路を安定的に動作させる
ための条件である。MOSトランジスタ21のバイアス
電流は、半分ずつMOSトランジスタ26および27に
流れるため、トランジスタサイズの等しいMOSトラン
ジスタ22および24で最も安定なバイアス電流は、M
OSトランジスタ26、27と同じ電流でバイアスした
ときであり、MOSトランジスタ21の半分の電流であ
る。
【0004】以上のように、MOSトランジスタ22、
24、26、27がすべて等しいサイズであるとき、回
路の応答速度を決定する増幅回路11および12の速度
は、MOSトランジスタ22、24が定電流負荷MOS
トランジスタ23、25の2倍の電流供給能力を持って
いるため、定電流負荷MOSトランジスタ23および2
5のバイアス電流によって制限されている。さらに、M
OSトランジスタ26、27とMOSトランジスタ2
2、24がそれぞれ異なるサイズのときでも、回路の安
定動作条件から同様に言える。
【0005】以上の議論から、回路の反応速度は増幅回
路のバイアス電流が制限しており、反応速度を速めるた
めには、バイアス電流を大きくする必要があった。しか
し、バイアス電流を大きくすることにより、回路全体の
消費電流が増えるばかりでなく、MOSトランジスタ2
3、25および回路の安定動作の条件から、MOSトラ
ンジスタ22、24のすべてのサイズを大きくしなけれ
ばならず、ICとして集積化した場合には面積的にも不
利であった。この発明は低消費電流で、応答が速くIC
として集積化した場合にも、小さい面積でレイアウト可
能なコンパレータを得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明では図1において増幅回路11および12
が、MOSトランジスタ31および32のゲートを駆動
し、MOSトランジスタ31および32が、インバータ
13および14のたすきがけ接続によって構成されるラ
ッチ回路を反転させるようにした。
【0007】
【作用】本発明では、図1における増幅回路11および
12がMOSトランジスタ31および32を駆動してい
る。先に議論したように、増幅回路11および12のM
OSトランジスタ22および24は、MOSトランジス
タ23および25の2倍の電流駆動能力があり、立ち下
がりよりも立ち上がりの方が速い。MOSトランジスタ
31および32は、この速い立ち上がりに反応して、イ
ンバータ13および14のたすきがけ接続によるラッチ
回路を反転させるが、この回路ではMOSトランジスタ
31および32のどちらかのドレイン電圧がインバータ
の反転電圧を越えると、回路に正帰還がかかり、ラッチ
の反転がさらに加速される。従って、増幅回路11およ
び12のバイアス電流が小さくても、すなわち、より少
ない消費電流で応答速度の速いコンパレータが得られ
る。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1において、2つの入力電圧の電位差を増
幅する差動増幅回路10の正出力端子と負出力端子がそ
れぞれ増幅回路11および12に接続され、増幅回路1
0の出力端子が、それぞれMOSトランジスタ31およ
び32のゲートに接続され、前記MOSトランジスタ3
1および32のドレインは、それぞれ2つのインバータ
13および14のたすきがけ接続によって構成されるラ
ッチ回路に接続されている。
【0009】差動増幅回路は、2つの入力端子が第1お
よび第2のMOSトランジスタ28、29のゲートにそ
れぞれ接続され、第1および第2のMOSトランジスタ
28、29のソースは共に第3のMOSトランジスタ2
1のドレインに接続され、第3のMOSトランジスタ2
1のゲートは、一定のバイアス電圧によりバイアスさ
れ、第3のMOSトランジスタのソースは接地端子に接
続され、第1および第2のMOSトランジスタ28、2
9のドレインと電源端子の間には、それぞれ負荷素子2
6、27が接続されている。
【0010】また、負荷素子は第1および第2のMOS
トランジスタと反対の導電型の第4および第5のMOS
トランジスタ26、27で、第4および第5のMOSト
ランジスタ26、27のドレインとゲートは、それぞれ
第1および第2のMOSトランジスタ28、29のドレ
インに接続され、第4および第5のMOSトランジスタ
26、27のソースは、電源端子に接続されている。
【0011】このように、増幅回路の出力が1つのMO
Sトランジスタを駆動し、このMOSトランジスタが、
2つのインバータのたすきがけ接続によって構成される
ラッチ回路を反転させるように構成することによって、
少ない消費電流で応答速度の速いコンパレータを構成す
ることができる。これは、増幅回路11および12の負
荷がMOSトランジスタ31および32の1つだけで軽
くて済むこと、また、MOSトランジスタ31および3
2は、増幅回路11または12の出力が立ち上がるとき
だけに反応して、ラッチを反転させるため、増幅回路の
バイアス電流を大きくして、立ち下がりも速くなるよう
にする必要がないこと、さらに、MOSトランジスタ3
1および32のドレイン電圧が、インバータの反転しき
い値電圧を過ぎると、ラッチに正帰還がかかり、応答速
度がさらに加速されることの3点による。さらに、本発
明では増幅回路11および12のバイアス電流を大きく
しなくても応答時間が速いため、ICに集積化したとき
に小さい面積で良く、コスト、歩留りの点で有利であ
る。
【0012】図3は、本発明の実施例の図1における、
差動増幅回路の別の実施例で、図1の負荷素子が2つの
入力端子に接続される、第1および第2のMOSトラン
ジスタ40、41と反対の導電型の第4および第5のM
OSトランジスタ42、43で、第4および第5のMO
Sトランジスタ42、43のドレインは、第1および第
2のMOSトランジスタ40、41のドレインに接続さ
れ、第4および第5のMOSトランジスタ42、43の
ゲートは、一定のバイアス電圧によりバイアスされ、第
4および第5のMOSトランジスタ42、43のソース
は、電源端子に接続されている。
【0013】この回路構成とすることにより、差動増幅
回路の利得が図1における差動増幅回路の利得よりも大
きいため、スピードの点で有利である。以上の実施例の
図1、図3において、NチャネルMOSトランジスタと
PチャネルMOSトランジスタをそれぞれ逆にした構成
としても、本発明と同じ効果が得られることは言うまで
もない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は差動増幅
回路の正出力端子と、負出力端子をそれぞれ増幅回路に
接続し、増幅回路の出力をそれぞれMOSトランジスタ
のゲートに接続し、このMOSトランジスタで、インバ
ータ2つのたすきがけ接続によるラッチ回路を反転させ
るように構成することで、低消費電流で応答速度の速
い、またICに集積化した場合にも、少ない面積でレイ
アウト可能なコンパレータを構成することに効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるコンパレータの構成図であ
る。
【図2】従来のコンパレータの構成図である。
【図3】この発明にかかる別の差動増幅回路の回路図で
ある。
【符号の説明】
1 マイナス入力端子 2 プラス入力端子 3、 8 バイアス電圧入力端子 4、 7 マイナス出力端子 5、 6 プラス出力端子 10 差動増幅回路 11、 12 増幅回路 13、 14 インバータ 21、 22、 23、 24、 25、 31、 32、 40、 41、42、 43 MOS
トランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの入力電圧の電位差を増幅する差動
    増幅回路の、正出力端子と負出力端子がそれぞれ増幅回
    路に接続され、前記増幅回路の出力端子が、それぞれM
    OSトランジスタのゲートに接続され、前記MOSトラ
    ンジスタのドレインは、それぞれ2つのインバータのた
    すきがけ接続によって構成されるラッチ回路に接続され
    ていることを特徴とするコンパレータ。
JP3226083A 1991-09-05 1991-09-05 コンパレータ Pending JPH0567950A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3226083A JPH0567950A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 コンパレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3226083A JPH0567950A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 コンパレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0567950A true JPH0567950A (ja) 1993-03-19

Family

ID=16839560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3226083A Pending JPH0567950A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 コンパレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0567950A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6940316B2 (en) 2003-11-19 2005-09-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Comparator circuit
US7403045B2 (en) 2005-02-10 2008-07-22 Oki Electric Industry Co., Ltd. Comparator circuit with reduced switching noise
JP2008234015A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 過電流検出回路、dc−dcコンバータ、及び過電流検出方法
JP2010004468A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Seiko Instruments Inc コンパレータ
US7679406B2 (en) 2006-12-15 2010-03-16 Oki Semiconductor Co., Ltd. Comparator having a preamplifier with power saved while latching data
WO2016009832A1 (ja) * 2014-07-14 2016-01-21 ソニー株式会社 比較器、ad変換器、固体撮像装置、電子機器、および比較器の制御方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6940316B2 (en) 2003-11-19 2005-09-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Comparator circuit
US7403045B2 (en) 2005-02-10 2008-07-22 Oki Electric Industry Co., Ltd. Comparator circuit with reduced switching noise
US7679406B2 (en) 2006-12-15 2010-03-16 Oki Semiconductor Co., Ltd. Comparator having a preamplifier with power saved while latching data
JP2008234015A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 過電流検出回路、dc−dcコンバータ、及び過電流検出方法
JP2010004468A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Seiko Instruments Inc コンパレータ
WO2016009832A1 (ja) * 2014-07-14 2016-01-21 ソニー株式会社 比較器、ad変換器、固体撮像装置、電子機器、および比較器の制御方法
US10021331B2 (en) 2014-07-14 2018-07-10 Sony Corporation Comparator, AD converter, solid-state imaging device, electronic apparatus, and method of controlling comparator
US11394912B2 (en) 2014-07-14 2022-07-19 Sony Corporation Comparator, AD converter, solid-state imaging device, electronic apparatus, and method of controlling comparator
US11758305B2 (en) 2014-07-14 2023-09-12 Sony Group Corporation Comparator, ad converter, solid-state imaging device, electronic apparatus, and method of controlling comparator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4333020A (en) MOS Latch circuit
KR940006619B1 (ko) 버퍼회로
US5248946A (en) Symmetrical differential amplifier circuit
JPS6032912B2 (ja) Cmosセンスアンプ回路
JPH0616571B2 (ja) 電流増幅装置
JPH08204470A (ja) 演算増幅器
KR900000993B1 (ko) 개선된 출력특성을 갖는 비교기 회로
JPH0572680B2 (ja)
US4749955A (en) Low voltage comparator circuit
JPH0567950A (ja) コンパレータ
US4658160A (en) Common gate MOS differential sense amplifier
US4240039A (en) MOS Differential amplifier
US4780686A (en) Semiconductor differential amplifier
JPH06214527A (ja) 出力回路
JP3341945B2 (ja) 演算増幅器
KR950005094Y1 (ko) 데이타 감지 증폭기 회로
KR100242469B1 (ko) 고속 동작 교차 결합 증폭기
JPS598912B2 (ja) 論理信号増幅回路
JPH0159678B2 (ja)
JPH05308273A (ja) 入力バッファ回路
JP2594539B2 (ja) 差動増幅器
KR100221070B1 (ko) 래치형 센스앰프회로
KR950003281B1 (ko) 교차 결합 증폭기
KR950003280B1 (ko) 교차 결합 증폭기
JP3071034B2 (ja) 出力バッファ回路