JPH0567708B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0567708B2
JPH0567708B2 JP60151888A JP15188885A JPH0567708B2 JP H0567708 B2 JPH0567708 B2 JP H0567708B2 JP 60151888 A JP60151888 A JP 60151888A JP 15188885 A JP15188885 A JP 15188885A JP H0567708 B2 JPH0567708 B2 JP H0567708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
seal bar
casing
rolls
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60151888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6213572A (ja
Inventor
Kenichi Yanagi
Mitsuo Kato
Heizaburo Furukawa
Akimitsu Shibamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP15188885A priority Critical patent/JPS6213572A/ja
Publication of JPS6213572A publication Critical patent/JPS6213572A/ja
Publication of JPH0567708B2 publication Critical patent/JPH0567708B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は真空蒸着装置のシール装置の他、高圧
のシール装置にも利用できるロールシール装置に
関するものである。
(従来の技術) 鋼帯に連続的に焼純、メツキ等の処理を施すラ
インでは、装置内各室の雰囲気ガスの圧力、温
度、組成等を、その目的に応じて一定に保持する
必要があるので、外気の侵入又は隣接室との間で
ガスの移動を極力少なくする必要があり、従つて
境界部にシール装置が必要であつた。特に外気又
は隣接室との間に圧力差が大きい場合には、境界
部の隙間を通つて多量の空気の侵入や、雰囲気ガ
スが流れるので、雰囲気のガスの条件保持が困難
となるばかりでなく、ガスの補充、抜去り等の為
のガス処理設備の容量が大きくなる欠点があつ
た。
第4図は従来使用されているロールシール装置
を示し、1は鋼帯、2はシールロールで、室4と
5の雰囲気ガスの移動を制限する為のものであ
る。また3はロールの背面の隙間δ2を運転上許さ
れる最小限度に保持するための隙間調節装置であ
る。第5図は第4図のA〜A断面を示したもの
で、6′はロール軸受、7′は軸シール、7は駆動
軸で、図示してない駆動装置と連結されてロール
を回転させる。また第4図において、室4の圧力
P1と室5の圧力P2にて、仮にP1>P2とすれば、
雰囲気ガスは室4より室5にむけて、第5図の
δ1,δ2,δ3の隙間を通つて流れる。なお、隙間
δ2,δ3は設備の構造上許される最小限に保持され
る。
このうち隙間δ3はロールの熱膨張、あるいは工
作精度上小さくすることは難しい。このため、ロ
ール端面とケーシング間を通過するガス流量は大
きくなり、ガス処理設備の容量が大きくならざる
を得なかつた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、従来のロールシール装置において
は、隙間δ3が小さくできないためガス処理設備の
容量の大きくならざるを得なかつた等の問題点を
解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) このため本発明は、高圧側と低圧側を仕切る1
対のロールを設け、同1対のロール間に板を通す
ようにしたものにおいて、同ロールを収納したケ
ーシング、前記板の上下を空間を置いて挟むよう
に配設され、同ロールの長手方向の周面に先端が
近接し、同先端が同ロールに沿つた形状に形成さ
れると共に、前記ケーシングに気密に支持された
シールバー、先端が前記ロールに沿つた形状に形
成されると共に、前記シールバーの両側面部に前
記空間を塞ぐように配設されて、同シールバーと
共に一体の箱状構造を形成し、前記ケーシング内
面と小さな隙間をもつて設置されたアダプターと
よりなるもので、これを問題点解決のための手段
とするものである。
(作用) 1対のロールを駆動し、その間に挟まれた板を
高圧側と低圧側の室間を通す際、シールバーはロ
ールの長手方向の周面に近接し、先端が同ロール
に沿つた形状で、ケーシングに気密に支持されて
おり、アダプターは先端がロールに沿つた形状に
形成されると共に、前記シールバーの両側面部に
配設されて、同シールバーと共に一体の箱状構造
を形成し、かつケーシング内面と小さな隙間をも
つて設置されているので、前記2室間でのガスの
移動を極力小さくできる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面について説明する
と、第1図〜第3図は本発明の実施例を示す。図
において1は板、2は板1を挟む1対のロールを
示す。なお、板幅は任意に変わるため、板1とロ
ール2,2を収納したケーシング6の間には隙間
がある。シール装置は4と5の部屋との間でガス
の移動を極力少なくするために板1の上下を空間
を置いて挟むように配設され、ロール2の長手方
向の周面に先端が近接したシールバー10と、シ
ールバー10の両側面部に配設されて、同シール
バー10と共に一体の箱状構造に形成されたアダ
プター9を装備する。即ち、シールバー10、ア
ダプター9は一体化しており、シールバー10の
形状は、先端10aがロール2に沿つた形状をし
ている。またアダプター9も先端9bがロール2
に沿つた形状をしており、アダプター9の端部
は、ケーシング6の内面に小さな隙間13を維持
できる構造としている。なお、ロール2は軸8に
より駆動されると共に、同軸8を介して軸受7で
支持されている。また本実施例では、板1の厚み
変更に対応できるように、ロールを上下動可能に
するため、ロール軸8、ロール軸受7を1体化し
たものをケーシング6とベローズ12を介して結
んだ構造としている。
(発明の効果) 以上詳細に説明した如く本発明は構成されてお
り、1対のロールを駆動し、その間に挟まれた板
を高圧側と低圧側の室間を通す際、シールバーは
ロールの長手方向の周面に近接し、先端が同ロー
ルに沿つた形状で、ケーシングに気密に支持され
ており、アダプターは先端がロールに沿つた形状
に形成されると共に、前記シールバーの両側面部
に配設されて、同シールバーと共に一体の箱状構
造を形成し、かつケーシング内面と小さな隙間を
もつて設置されているので、前記2室間でのガス
の移動を極力小さくできる。従つてケーシングと
ロールの両側端面間の隙間におけるシール性能が
向上し、同隙間からのリーク量を極力減すことが
できる。
以上の如くロールの長手方向の周面とシールバ
ーを接近させ、先端を同ロールに沿つた形状にし
たため、従来に比べて流動抵抗を大きくすること
ができる。
ここで従来の隙間による圧力損失係数をζ0とす
ると、本発明の隙間による圧力損失係数ζは ζ=ζ0+λl/d ζ01.0、λ=0.2、l/d=5程度とれるので、 ζ=2ζ0とすることが可能となり、リーク量を
減すことができる。
また従来のロール端面とケーシング内面との隙
間をδ3とすると、隙間面積=S0=δ3×2D(Dはロ
ール直径)となる。
本発明の隙間をδとし、隙間面積をSとする
と、 S=δ×(θD/2)×2 〔θ=アダプターのロールに沿つた弧の角度(ラ
ジアン)〕 δはδ3と同程度、あるいは1より小さくするこ
とが可能であるため、S<S0となる。従つてリー
ク量を従来に比べて小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すロールシール装
置におけるロール端部の側断面図、第2図は第1
図のB〜B断面図、第3図はロールとシールバー
及びアダプターとの関係の概略を示す斜視図、第
4図は従来のロールシール装置を示す正面断面
図、第5図は第4図のA〜A断面図である。 図の主要部分の説明、1……板、2……ロー
ル、4,5……高圧側、低圧側の室、6……ケー
シング、9……アダプター、10……シールバ
ー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高圧側と低圧側を仕切る1対のロールを設
    け、同1対のロール間に板を通すようにしたもの
    において、同ロールを収納したケーシング、前記
    板の上下を空間を置いて挟むように配設され、同
    ロールの長手方向の周面に先端が近接し、同先端
    が同ロールに沿つた形状に形成されると共に、前
    記ケーシングに気密に支持されたシールバー、先
    端が前記ロールに沿つた形状に形成されると共
    に、前記シールバーの両側面部に前記空間を塞ぐ
    ように配設されて、同シールバーと共に一体の箱
    状構造を形成し、前記ケーシング内面と小さな〓
    間をもつて設置されたアダプターとよりなること
    を特徴とするロールシール装置。
JP15188885A 1985-07-10 1985-07-10 ロ−ルシ−ル装置 Granted JPS6213572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15188885A JPS6213572A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 ロ−ルシ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15188885A JPS6213572A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 ロ−ルシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6213572A JPS6213572A (ja) 1987-01-22
JPH0567708B2 true JPH0567708B2 (ja) 1993-09-27

Family

ID=15528395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15188885A Granted JPS6213572A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 ロ−ルシ−ル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6213572A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011078626A2 (en) 2009-12-24 2011-06-30 Posco Strip passing apparatus, apparatus for treating surface of strip with the same, and method for treating surface of strip
JP7325312B2 (ja) 2019-11-29 2023-08-14 芝浦機械株式会社 ガスシール構造及び抽出乾燥装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040599Y2 (ja) * 1981-04-01 1985-12-07 三菱重工業株式会社 ロ−ルシ−ル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6213572A (ja) 1987-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS611801A (ja) 渦巻部材
US3193188A (en) Rotor and seal construction for rotary mechanisms
US3467399A (en) Roll seal for vacuum strip-treating chamber
JPH0567708B2 (ja)
US3334908A (en) Rotary seal
JPS59103911A (ja) ロ−タリバルブ
US3984150A (en) Sealing apparatus
JPS61185693A (ja) スクロ−ル型圧縮機
JPH04147973A (ja) ストリップ連続真空処理装置の差圧シール装置
JPS6040599Y2 (ja) ロ−ルシ−ル装置
JPH0538053Y2 (ja)
JP3404719B2 (ja) 真空シール装置
JPH0339473A (ja) 帯板真空差圧シール装置
US3123011A (en) Pumps and motors having inter-meshing rotors
JP2835194B2 (ja) 真空差圧シール装置
JPH0527491Y2 (ja)
JPS6320456A (ja) 差動排気型蒸着処理室
JP2003042298A (ja) シール装置
JPH0139714Y2 (ja)
JP2568920B2 (ja) 差圧シール装置
JPS6328966B2 (ja)
JPH0471A (ja) 差圧シール装置
JP3210682B2 (ja) 真空差圧シール装置
JPS61205795A (ja) 浮動プレ−ト型熱交換器のシ−ル装置
JPS5647696A (en) Screw compressor

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees