JPH0567335A - 光デイスク装置 - Google Patents

光デイスク装置

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JPH0567335A
JPH0567335A JP25426491A JP25426491A JPH0567335A JP H0567335 A JPH0567335 A JP H0567335A JP 25426491 A JP25426491 A JP 25426491A JP 25426491 A JP25426491 A JP 25426491A JP H0567335 A JPH0567335 A JP H0567335A
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optical disk
disk
magneto
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Toshiyasu Hattori
俊康 服部
Kazuo Shigematsu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表裏逆フォーマット(逆スパイラル)光ディ
スク(2層型光磁気ディスクを含む)と表裏同一フォー
マット(同一スパイラル)光ディスクの識別、及びディ
スクの表裏の識別を行うことで、装着されたディスクの
表裏挿入方向及びディスクの識別に合わせて、ディスク
の回転方向及び記録再生回路を自動的に切り換える。 【構成】 図は表裏(B/A)逆スパイラル(12)の
ディスクを各記録面側から見た状態を示し、上から見る
と回転方向14は同一で、トラック始点13から両面に
同時に記録再生できる。このディスクと、従来の片面ず
つ裏返して記録再生するディスク(同一スパイラルディ
スク)とを同一装置で再生できるようにするため、ディ
スク又はカートリッジに識別マークを入れる。また、2
層型の逆スパイラル記録では、初期磁化及び記録磁化方
向を表裏で逆極性とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表裏両面に情報が記録
再生可能な光ディスクを用いる光ディスク装置に係り、
特に表裏両面に同時に記録再生可能な光ディスク装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置は、例えば特開平
2−281424号公報(以下「文献1」という)に記
載の如く光ヘッドがディスクの片側にのみ実装されてい
るものが一般的であり、光ディスクの裏面に記録・再生
する場合は一旦ディスクを装置の外に出し裏返す(反転
させる)必要があった。また、例えば特開昭63−24
4315号公報(以下「文献2」という)に記載の如
く、ディスクの両側にヘッドを設け、光ディスクを装置
に取付けたままで両面の記録再生を行うものも知られて
いるが、この例においても表面の記録再生が終って裏面
をアクセスする場合は、ディスクの回転を止め逆方向に
回転させる必要があった。
【0003】また、例えば特開昭59−38948号公
報(以下「文献3」という)に記載されているように、
表裏のトラックのスパイラル形状を逆向きとしたものも
の知られている。
【0004】更に、近年、例えば「日経エレククトロニ
クス,第506号,1990年8月6日」(第173頁
〜第180頁)(以下「文献4」という)に記載されて
いるように、比較的キューリ点温度が高く保持力が低い
補助層と比較的キューリ点温度が低く保持力が高い記録
層とが積層された光磁気記録媒体を用い、該記録媒体を
初期化(初期消去)する際には、初期化磁石を用い記録
媒体面に垂直な第1の方向例えば補助層から記録層に向
かう方向に両層の保持力の間の強さの磁界を与えること
により、補助層を第1の方向に一様に磁化し、記録媒体
にデータを記録する際には、前記第1の磁化方向とは逆
向きに比較的低いバイアス磁界を与えるバイアス磁石を
用いると共に、データで高低2レベル光に変調され、低
レベル光で記録層をキューリ点よりも高く加熱し補助層
をキューリ点以下に加熱するレーザ光を用い、補助層の
磁化を低レベル光で保持し高レベル光で反転し、媒体の
冷却時に2層間に働く交換結合力により記録層が補助層
の磁化方向に転写されるようにした光強度変調方式によ
る2層膜型光磁気記録方式が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記文献1または2の
従来技術では光ディスクを、その片側の面からしか記録
再生できず、他側の面を記録再生するには、ディスクを
取出して入れ直すかまたはモータを逆回転させる動作が
必要で、上位の装置から見た場合、ディスク両面を同時
に記録再生できないため両面の持つ容量(片面の2倍)
が活かせず又上位装置への転送速度も低いものとなって
いた。また、文献2や3の従来技術の装置において、当
該装置で記録したディスクをその装置に裏返して挿入し
た場合はディスク面の表裏を識別する情報信号があるの
で問題ないが、文献1や文献2の装置で記録したディス
クを文献3の装置により記録再生しようとする場合は、
表裏の識別や渦巻きの方向、または記録方向(回転方
向)の識別ができず、このため、文献1や文献2で記録
したものを文献3の装置で記録再生することはできなか
った。
【0006】しかし、上記文献1〜3のいずれにも、こ
のような装置間での記録再生を可能にしようとすること
は何も考慮されていなかった。
【0007】また、文献4による2層膜を持つ光強度変
調方式の光磁気記録方式において、両面記録方式を適用
しようとすると、両面の補助層を初期化させる必要があ
り、ディスクの両面に光ヘッドを持たせるだけでなく、
初期化及び記録マグネットの実装及び磁化方向も考慮す
る必要がある。
【0008】従って、本発明の目的は上記問題点を解決
し、上位装置より見た場合ディスクの両面の容量が活か
せ、転送速度も上げられるようディスクの表裏面を同時
に記録または再生できる装置を得ると共に、この装置で
従来の片面ずつ記録再生するディスクも再生できるよう
にした光ディスク装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、2層型の光強度変調
方式の光磁気ディスク記録媒体を用いた光ディスク装置
において、表裏に別々の記録ヘッドと表裏に共通の初期
磁化ヘッド(初期化マグネット)により、表裏に同時に
情報を記録することを可能とした光ディスク装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、表裏に逆方向の記録トラックフォーマッ
トの記録面を持つ第1の光ディスク記録媒体を用い、両
記録面を同時に記録再生する1組の光ヘッドを有する光
ディスク装置において、片面に記録面を持つ第2の光デ
ィスク記録媒体または表裏に同方向の記録トラックフォ
ーマットの記録面を持つ第3の光ディスク記録媒体を使
用し、各光ディスク記録媒体はそれぞれ表裏を識別する
表裏識別マークを備えると共に、いずれかの光ディスク
記録媒体に前記第3の光ディスク記録媒体と前記第1ま
たは第2の光ディスクの記録媒体を識別する媒体識別マ
ークを備え、使用時に、前記表裏識別マーク及び前記媒
体識別マークを検出することにより当該光ディスクの表
裏挿入状態及び記録トラックフォーマット(を判別しこ
の挿入状態及びフォーマット)に合わせてディスク駆動
部及び記録再生部を切り換えるように構成する。ここ
で、「記録トラックフォーマット」とは、同心円状トラ
ックの場合、そのトラックの記録方向すなわちヘッドの
ディスクに対する相対回転方向をいい、スパイラルトラ
ックの場合は更にスパイラルの方向も含んでいる。ま
た、「表裏に逆方向」,「表裏に同方向」は、表面の記
録面は表面側から、裏面の記録面は裏面側から、それぞ
れ見た方向を示す。
【0011】また、表裏に逆方向の記録トラックフォー
マットの記録面を持つ2層型の光強度変調方式の光磁気
ディスク記録媒体を用い、両記録面に同時に信号を記録
する1組の光磁気ヘッドを有する光ディスク装置におい
て、前記光磁気ヘッドは、表裏両記録面にそれぞれ信号
を記録する個別の記録ヘッドと、表裏両記録面に共通し
て一方向の初磁化磁界を与える単一の初期化マグネット
とを含み、前記初磁化の方向及び記録信号の極性を表裏
の記録面で各面からみて逆向きに設定する。更に、前記
光ディスク装置は、前記表裏に逆方向の記録トラックフ
ォーマットの記録面を持ち初磁化方向及び記録信号の極
性を表裏の記録面で各面からみて逆向きとした2層型の
光強度変調方式の第1の光磁気ディスク記録媒体のほか
に、片面に記録面を持つ2層型の光強度変調方式の第2
の光磁気ディスク記録媒体、または表裏に同方向の記録
トラックフォーマットの記録面を持ち初磁化方向及び記
録信号の極性が表裏の記録面で各面からみて同じ向きの
第3の光磁気ディスク記録媒体を使用することができる
ようになっており、前記第1〜第3の光磁気ディスク記
録媒体はそれぞれ表裏を識別する表裏識別マークを備え
ると共に、いずれかの光ディスク記録媒体に前記第3の
光磁気ディスク記録媒体と前記第1または第2の光磁気
ディスクを識別する媒体識別マークを備え、使用時に、
前記表裏識別マーク及び媒体識別マークを検出すること
により、当該光磁気ディスクの表裏挿入状態、記録トラ
ックフォーマット、初磁化の方向及び記録信号の極性
(を判別し、この挿入状態、フォーマット、初磁化方
向、及び極性)に合わせてディスク駆動部及び記録再生
部を切り換えるように構成する。この場合、従来のディ
スク表裏識別手段と、ディスク記録媒体の媒体識別手段
とを組合わせてもよいが、その代りに、ディスク記録媒
体に記録磁化方向または初磁化方向を示す信号を表裏各
面について入れておけば、表裏両面の各記録磁化方向ま
たは初磁化方向を検出するだけで、表裏の識別、及び第
3の光磁気記録媒体とそれ以外の光磁気記録媒体の識別
をすることもできる。
【0012】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0013】本発明によれば、光ディスク表裏面の記録
トラックフォーマットが逆方向となっているため、光デ
ィスクが一方向に回転しているとき、表裏面共に光ディ
スク装置上では同一フォーマットと見え同時に記録再生
ができる。また、光ディスクまたはカートリッジに第
1,第2,または第3の形式の光ディスクのいずれであ
るかを識別する機能と、各形式の光ディスクの表裏を識
別する機能を設けたので、これを検出して、第3の形式
の光ディスクを、それに適合したディスク回転方向及び
記録再生手段に自動的に切り換えて、共に再生すること
が可能となる。
【0014】また、いずれの形式の光ディスクでディス
クを記録時と再生時に表裏を逆にして挿入した場合で
も、それに合った正しいディスクの回転方向及び記録再
生回路を判別して自動的に切り換えることによって、如
何なる場合でも、ディスクを入れかえることになく記録
再生できる。
【0015】また、2層膜片光強度変調方式の光磁気デ
ィスク記録媒体を使用する場合、本発明によれば、表裏
両面に共通して一方向の初磁化磁界を与える単一の初期
化マグネットを設けると共に、記録信号の極性を表裏で
逆極性に設定したので、簡単な構成により、表裏で同時
に信号を記録することが実現できる。この場合、初期磁
化方向をディスクフォーマットに入れることによりディ
スクロード時ディスクの種別(表裏逆方向記録フォーマ
ットで初磁化方向及び記録磁化方向が表裏で逆のもの
と、表裏同一方向記録フォーマットで初磁化方向及び記
録磁化方向が表裏で同一のもの、または、1つの記録フ
ォーマットで一面しか記録面がないもの)、及び、表裏
の挿入状態を判定でき、それに応じてディスクの回転方
向、信号の極性、再生回路を自動的に切り換え、いかな
る条件においても記録再生できる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0017】図1は、本発明の一実施例の光ディスク装
置の横断面図で、記録再生位置にディスク4がセットさ
れた状態を示す。光ディスク装置1は、ディスク4の表
裏両側に各々ある光学ヘッド2と3,ディスク4の駆動
用モータ9,ディスク(カートリッジ)の保持・ローデ
ィング機構,上側面ヘッド2のローディング機構10,
カートリッジ識別センサ6,光学ヘッドの支持ベース1
1,及び制御回路8により構成される。通常5インチI
SO規格の光ディスク4はカートリッジ5に入り使用さ
れる。
【0018】次に動作を説明する。ディスク4の収納さ
れたカートリッジ5はオペレータにより光ディスク装置
1に入れられる。カートリッジ5がローディング機構の
ホルダ7に入ったことが検出されると、ローディング機
構7は記録再生位置へ下降する。この動作と同期して上
側ヘッド2はローディング機構10により下降する。カ
ートリッジ5が所定の位置にセットされたことが検出さ
れると、ローディング機構は停止する。この時上下の光
学ヘッド2,3は各々ディスク4に対し位置決めされ
る。ローディング機構7,10が停止すると、モータ9
は上から見て時計方向(以下cwと略す。)に回転す
る。所定の回転数に達したことが検出されると、光学ヘ
ッド2,3のレーザが発光し記録再生可能となる。
【0019】図2にこのディスク4のトラックフォーマ
ット(記録溝)12を示す。本例では下側の面(以下説
明上この面をA面とする)をこの面側(下側)からみて
右回り(時計回り)のフォーマットとしてある。5イン
チのディスクの場合0トラックは内周側で、ディスクの
回転方向14が左回り(反時計回り)となるので、光ス
ポット13はトラックの先頭(内周)からアクセス可能
となる。上側の面(以下B面とする)の場合フォーマッ
ト12がこの面側からみて左回りとなっておりディスク
の回転方向14が右回りとなるので、A面同様光スポッ
ト13はトラックの先頭(内周)からアクセス可能とな
る。本実施例では、上下の両光ヘッド2,3は各々独立
にアクセスできるので、両面同時に記録再生でき、片側
ヘッドの装置(記録面は表裏2面あっても、連続し転送
できる容量は片側の面の分しかない。)に比べ上位装置
から見たオンライン上の記録容量が2倍となり転送速度
も向上する。
【0020】図示の例ではフォーマット12は渦巻き状
としたが、同心円状の場合でも上下面の記録フォーマッ
ト(記録方向)を逆にすればよい。
【0021】次に、片側にヘッドを持つ装置でA/B両
面記録した。現状のISO(国際標準化機関)フォーマ
ットの光ディスクが入った場合の説明をする。図3に現
状のISO規格のカートリッジ5の外観を示す。カート
リッジ5にはカートリッジの識別をするマークとして例
えば穴15,15aが開いている。このマーク15,1
5aは、従来のISO規格では、(1)光磁気ディスク
のような書き替え可能ディスクか書き替えできないディ
スクか、(2)両面記録面をもつディスクか片面しか記
録面を持たないディスクかを例えば穴の有無で識別する
ものである。また、ISO規格のカートリッジの場合、
A/Bの(表裏の)識別用マークとして切欠きがある
(図示せず)。
【0022】本実施例では、更に、表裏両面のヘッドを
同時に動作して表裏両面に逆スパイラル(逆フォーマッ
ト)のトラックを形成するディスクか、それ以外のディ
スクか(文献1の片面ヘッドディスク裏返し形の装置に
より同方向に記録されたディスク、または文献2の両面
ヘッド逆回転駆動形の装置により同方向スパイラルトラ
ックを形成したディスクか)を識別するため、その識別
用マークとして識別用穴15bを追加する(逆スパイラ
ル形ディスクでは穴15bをあけ、それ以外の形式のデ
ィスクでは穴15bをあけない)。これによりカートリ
ッジを装置に挿入又はローディングした時に逆スパイラ
ル型(逆フォーマット型)ディスクか、同方向スパイラ
ル型(同方向フォーマット型)ディスクか識別可能とな
る。この逆スパイラル(逆フォーマット)/同スパイラ
ル(同方向フォーマット)識別マーク及びA/B面(表
面/裏面)識別マークの2つを検出することにより、デ
ィスク4のフォーマット方向(スパイラル方向)12を
判定できる。これにより、フォーマット12の方向に合
わせてモータ9の回転方向をcw又はccwに自動的に
切り換えることができ、両面同時記録再生(逆フォーマ
ット)/片面ずつの記録再生(同方向フォーマット)の
いずれに対応したディスク4も記録再生可能となる。本
実施例の場合のモータ回転方向を図4に示す。図4で
「A面」はカートリッジのA面を下にして(正規に)挿
入した場合、「B面」はB面を下にして(逆に)挿入し
た場合を示し、「逆フォーマット」は図2の実施例によ
り形成(記録)したフォーマットのディスクを再生する
場合、「同方向フォーマット」は文献1または2の例に
より形成(記録)したフォーマットのディスクを下面か
ら再生する場合をそれぞれ示す。また、cw,ccw等
の回転方向は、ここではいずれも上から見た状態で示
す。
【0023】この両面(逆フォーマット)/片面ヘッド
(同方向フォーマット)用ディスクの識別用マークは、
カートリッジ5でなくディスク4の中の、ヘッド3のイ
ニシャル位置に記録してあってもよい。また、識別マー
クは、穴に限らず、機械的電気的または光学的に検出で
きる種々の手段が適用され得る。また、カートリッジま
たはディスクの各記録面毎に、記録方向(フォーマッ
ト)を識別するマークを設けることもできる。
【0024】次に、図5と図6により、前記光ディスク
装置が2層膜を持つ光強度変調方式の光磁気ディスク装
置の場合の説明をする。2層膜の場合ディスク4には記
録層(A面19,B面18)と補助層(A面17,B面
16)がある。従来例の、片側に光学ヘッド3を持つ場
合を図6に示し、本実施例の、光学ヘッド2及び3をデ
ィスクの両側に持たせ、補助層の初期化マグネット20
を片側に持たせた場合を図5に示す。図5,図6で、2
0は初期化マグネット、21は初磁化方向、22は補助
層磁化力、23はA面記録マグネット、24はA面記録
マグネットによる磁化方向、25はB面記録マグネッ
ト、26はB面記録マグネットによる磁化方向である。
従来例(文献4)の場合図6に示すように、保持層17
(比較的高いキュリー点温度と低い保持力)はヘッドに
対し上側向の磁化方向に初期化(消去)され記録マグネ
ット23の磁化方向は下向となっていた。これはA/B
面とも(ディスクを裏返して同様に片面記録が行われる
ので)同じとなる。
【0025】これに対し、本発明の実施例では、図5に
示すように、記録ヘッド2,3は、ディスクの両面に設
けられているが、初期化マグネット20はA,B両面の
初期化に共用され、初期化と記録とは両面で同時に行な
われる。従って、片側(A面側)にある初期化マグネッ
ト20によりB面側も上向の初期磁化方向となる。この
ため、上下の記録マグネット2,3の磁化方向26,2
4は逆向きとなる。このため、上下のヘッド2,3で記
録再生する場合記録信号“0”,“1”の極性を逆さに
させる必要がある。もし上側にも片側ヘッドと同様磁化
方向を持つ初期化マグネットを持たせると、信号の極性
を逆にする必要はなくなるが、記録時に片側の初期化マ
グネットを影響の無い位置へ下げるなど、各々の初磁化
マグネットによる磁界が他側の磁性層に影響しないよう
にする対策が必要となり、実際上そのような対策をとる
ことは極めて困難であるため、両面同時に記録再生でき
なくなってしまう。これに対し、本実施例によればその
ような対策を講じる必要がなく、両面同時記録・再生を
容易に行うことができる。
【0026】次に、図6のような片側ヘッドの装置で使
われた(記録された)ディスクが本実施例による両面ヘ
ッドを持つ装置(図5)により用いられる場合を説明す
る。両面ヘッドで使用するディスクの場合、ディスクに
その記録した磁化方向(信号の極性)を示す情報をディ
スクフォーマットに入れておく。例えば、記録信号の極
性の反転のあるディスクまたはカートリッジに、そのこ
とを示す穴などのマークを追加する方法、またはディス
クのトラックの初頭部に、記録信号の極性を示す情報を
書き込んでおくなどの方法が考えられる。このフォーマ
ット(マーク)で無い場合は従来の片側ヘッドを持った
フォーマットと判定できる。これと前記A/B面(表面
/裏面のいずれであるか)の判定の組み合わせにより記
録信号の極性を検出し判定することができ、これにより
記録信号を再生することが可能となる。次に両面ヘッド
用(逆フォーマット型)ディスクが逆に入った場合を説
明する。両面ヘッド用ディスクの場合、ディスクには信
号の極性がディスクフォーマットに入っているので、こ
れを読み取り、信号の極成回路を自動的に切り換えるこ
とにより信号再生可能になる。
【0027】また、本案では5インISOの光ディスク
カートリッジを使用する場合であって、ディスク上下面
に配置される光ヘッドは各1個ずつであったが、転送速
度をさらに上げるためにはヘッドアクセス用穴をカート
リッジにさらに追加してあけ、光学ヘッドを片側に各2
個ずつ配置する方法も考えられる。
【0028】
【発明の効果】以上詳しく述べたように、本発明によれ
ば、光ディスクの表裏両面の記録トラックフォーマット
を逆にすることにより、両面にある光ヘッドで同時に両
面共記録再生できるので、上位装置より見たオンライン
容量及び転送速度を片面ずつ記録再生する方式に比べて
2倍にできると共に、この両面同時記録再生型の光ディ
スクと、従来の片面のみ記録面をもつ光ディスクや、表
裏の記録面を片面ずつ記録再生する光ディスクとを識別
するマーク、及びこれら光ディスクの表裏を識別するマ
ークを設けたので、これらの光ディスク及びその挿入状
態を識別して、その光ディスク及び挿入状態に合ったモ
ードで各種の光ディスクの記録再生を行うことができる
効果がある。
【0029】また、2層型光強度変調方式の光磁気記録
媒体を使用する場合、表裏両面に共通して一方向の初磁
化磁界を支える単一の初期化マグネットを設けると共
に、記録信号の極性を表裏で逆極性に設定したので、簡
単な構成により、表裏の同時記録を行う2層型光磁気変
調記録を容易に実現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ディスク装置の横断面図
である。
【図2】本発明の一実施例に用いられる光ディスク記録
媒体の記録溝フォーマットを示す図である。
【図3】一般的なカートリッジの斜視図である。
【図4】本発明の一実施例における光ディスク駆動用モ
ータの回転方向を示す図である。
【図5】本発明を2層膜光強度変調方式の光磁気ディス
ク装置に適用した実施例の説明図である。
【図6】従来の2層膜光強度変調方式の光磁気ディスク
装置の説明図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置 2 上側(表側)光ヘッド 3 下側(裏側)光ヘッド 4 光ディスク 5 カートリッジ 6 カートリッジ識別センサ 7 カートリッジローディング機構 8 制御回路 9 スピンドルモータ(光ディスク駆動モータ) 10 ヘッドローディング機構 11 (ヘッドの)ベース 12 フォーマット(記録溝) 13 光スポット(記録開始位置) 14 ディスク回転方向 15 カートリッジ識別穴 16 B面補助層 17 A面補助層 18 B面記録層 19 A面記録層 20 初期化マグネット 21 初期磁化方向 22 補助層磁化方向 23 A面記録マグネット 24 A面記録マグネット磁化方向 25 B面記録マグネット 26 B面記録マグネット磁化方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏に逆方向の記録トラックフォーマッ
    トの記録面を持つ第1の光ディスク記録媒体を用い、両
    記録面を同時に記録再生する1組の光ヘッドを有する光
    ディスク装置において、片面に記録面を持つ第2の光デ
    ィスク記録媒体または表裏に同方向の記録トラックフォ
    ーマットの記録面を持つ第3の光ディスク記録媒体を使
    用し、各光ディスク記録媒体はそれぞれ表裏を識別する
    表裏識別マークを備えると共に、いずれかの光ディスク
    記録媒体に前記第3の光ディスク記録媒体と前記第1ま
    たは第2の光ディスクの記録媒体を識別する媒体識別マ
    ークを備え、使用時に、前記表裏識別マーク及び前記媒
    体識別マークを検出することにより当該光ディスクの表
    裏挿入状態及び記録トラックフォーマットに合わせてデ
    ィスク駆動部及び記録再生部を切り換えるように構成し
    たことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 表裏に逆方向の記録トラックフォーマッ
    トの記録面を持つ2層型の光強度変調方式の光磁気ディ
    スク記録媒体を用い、両記録面に同時に信号を記録する
    1組の光磁気ヘッドを有する光ディスク装置において、
    前記光磁気ヘッドは、表裏両記録面にそれぞれ信号を記
    録する個別の記録ヘッドと、表裏両記録面に共通して一
    方向の初磁化磁界を与える単一の初期化マグネットとを
    含み、前記初磁化の方向及び記録信号の極性を表裏の記
    録面で各面からみて逆向きに設定したことを特徴とする
    光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記光ディスク装置は、前記表裏に逆方
    向の記録トラックフォーマットの記録面を持ち初磁化方
    向及び記録信号の極性を表裏の記録面で各面からみて逆
    向きとした2層型の光強度変調方式の第1の光磁気ディ
    スク記録媒体のほかに、片面に記録面を持つ2層型の光
    強度変調方式の第2の光磁気ディスク記録媒体、または
    表裏に同方向の記録トラックフォーマットの記録面を持
    ち初磁化方向及び記録信号の極性が表裏の記録面で各面
    からみて同じ向きの第3の光磁気ディスク記録媒体を使
    用することができるようになっており、前記第1〜第3
    の光磁気ディスク記録媒体はそれぞれ表裏を識別する表
    裏識別マークを備えると共に、いずれかの光ディスク記
    録媒体に前記第3の光磁気ディスク記録媒体と前記第1
    または第2の光磁気ディスクを識別する媒体識別マーク
    を備え、使用時に、前記表裏識別マーク及び媒体識別マ
    ークを検出することにより、当該光磁気ディスクの表裏
    挿入状態、記録トラックフォーマット及び記録信号の極
    性に合わせてディスク駆動部及び記録再生部を切り換え
    るように構成したことを特徴とする請求項2記載の光デ
    ィスク装置。
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