JPH0567274A

JPH0567274A - リサイクルポイント処理方式

Info

Publication number: JPH0567274A
Application number: JP22935691A
Authority: JP
Inventors: Tomoko Yoshida; 倫子吉田
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1991-09-10
Filing date: 1991-09-10
Publication date: 1993-03-19

Abstract

(57)【要約】【目的】ＰＯＳシステムのリサイクルポイント処理方式
に関し、環境保護活動を支援することを目的とする。【構成】包装品の返却、手提げ袋不要の申出に相当する
リサイクルポイント数を入力するポイント数入力手段１
１を備え、商品登録処理部１８内に、入力したリサイク
ルポイント数に基づいて現金で買上のときはレシート２
３にリサイクルポイント数を印字するリサイクルポイン
ト処理手段２１を設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、流通小売業の環境保護
活動を支援するためのＰＯＳシステムのリサイクルポイ
ント処理方式に関する。現在、我が国では環境保護に関
する意識が社会的に高まりつつあり、特に、深刻なゴミ
処理問題から資源の再利用・有効利用が求められてい
る。消費活動で発生するゴミについては地方公共団体に
よる回収・処理が一般的だが、製造販売業者による相応
の責任分担もまた検討される時期に来ており、中でも食
料品（主に生鮮・惣菜）で使用される発泡スチロール製
のトレイ、パックなどが家庭から出るゴミを激増させて
いるとの指摘がされていること、また、ポリエチレン製
の手提げ袋についても消費者が買物袋を持参することで
使用量を減らそうとする動きが現れていること、などか
ら販売業者側もまた、消費者に与える企業イメージを考
慮して何らかの対応を示さなければならないところにあ
る。

【０００２】したがって、販売業者の環境保護活動を支
援するＰＯＳシステムの開発が必要とされている。

【０００３】

【従来の技術】従来のＰＯＳシステムとしては、例え
ば、図５に示すようなものがある。図５において、顧客
１が商品を購入するとＰＯＳ端末２では商品登録処理を
行い、現金で買上のときは、顧客１に買上記録を印字し
たレシート３を渡し、カードで買上のときはカード４に
登録する。精算後、顧客１はトレイ、パックなどの発泡
スチロール製包装品に入った商品などを店で提供するポ
リエチレン製の手提げ袋５に入れる。

【０００４】一方、売上データはストアレベルプロセッ
サ６および本部ホスト７に送られ、ストアレベルプロセ
ッサ６では、ストアレベルで、本部ホスト７では、スト
アを統合して、販売、仕入、在庫管理や顧客カード管理
を行っていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のＰＯＳシステムにあっては、食料品で使用さ
れる発泡スチロール製のトレイ、パックなどの包装品や
ポリエチレン製の手提げ袋などが家庭から出るゴミを激
増させていると指摘されているが、これに対する対応等
はなく、環境保護活動を支援することができないという
問題点があった。

【０００６】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、トレイ、パックなどの包装品
を返却、または手提げ袋を不要とした顧客に対してポイ
ント（得点）サービスを行うことで、環境保護活動を支
援することができるリサイクルポイント処理方式を提供
することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理説明
図である。本発明は、図１に示すように、商品登録処理
を行う商品登録処理部１８を有するＰＯＳ端末１２にお
いて、包装品の返却、手提げ袋不要の申出に相当するリ
サイクルポイント数を入力するポイント数入力手段１１
を備え、前記商品登録処理部１８内に、入力したリサイ
クルポイント数に基づいて現金で買上のときはレシート
２３にリサイクルポイント数を印字するリサイクルポイ
ント処理手段２１を設けた。

【０００８】また、本発明は商品登録処理を行う商品登
録処理部１８を有するＰＯＳ端末１２において、包装品
の返却、手提げ袋不要の申出に相当するリサイクルポイ
ント数を入力するポイント数入力手段１１を備え、前記
商品登録処理部１８内に、入力したリサイクルポイント
数に基づいてカードを用いるときはカード２５にリサイ
クルポイント数を登録する処理を行うリサイクルポイン
ト処理手段２１を設けた。

【０００９】また、本発明は、商品登録処理を行う商品
登録処理部１８を有するＰＯＳ端末１２において、包装
品の返却、手提げ袋不要の申出に相当するリサイクルポ
イント数を入力するポイント数入力手段１１を備え、前
記商品登録処理部１８内に、入力したリサイクルポイン
ト数に基づいてカードを用いるときはカード２５にリサ
イクルポイント数を登録する処理を行うとともに、カー
ド残高がゼロになったときは、リサイクルポイント数を
次のカードに継承させるリサイクルポイント処理手段２
１を設けた。

【００１０】また、本発明は、個人を特定することがで
きるカード２５を用いるときは、上位装置１７，２６内
に、ＰＯＳ端末１２から送られてきたリサイクルポイン
ト機能関連データである、顧客別リサイクルポイントデ
ータ、包装品の回収数、手提げ袋不要数を集計、管理す
るデータ処理手段２７，２８を設けた。

【００１１】

【作用】ＰＯＳ端末のオペレータは、商品登録を行う
際、顧客からトレイ、パックなどの包装品の返却または
手提げ袋不要の申立を受けると、ポイント数入力手段か
ら相当するリサイクルポイント数を入力する。入力した
リサイクルポイント数に基づいて、リサイクルポイント
処理手段により、現金で買上のときは、レシートにリサ
イクルポイント数を印字し、カードを用いるときは、カ
ードにリサイクルポイント数を登録するように処理す
る。個人を特定することができるカードを用いるとき
は、上位装置に対して、リサイクルポイント機能関連デ
ータを送る。

【００１２】上位装置では、送られてきたリサイクルポ
イント機能関連データ、すなわち、顧客別リサイクルポ
イントデータ、トレイ、パックなどの回収数、手提げ袋
不要数を集計、管理する。このように、トレイ、パック
などの包装品を返却または手提げ袋を不要とした顧客に
対して、リサイクルポイント（得点）サービスを行い、
また、リサイクルポイント機能関連データを集計、管理
するので、環境保護活動を有効に支援することができ
る。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図２〜図４は本発明の一実施例を示す図である。
図２において、１１はポイント数入力手段としてのキー
ボードであり、キーボード１１により、トレイ、パック
などの包装品の返却、手提げ袋の不要を申出をする顧客
に対して相当するリサイクルポイント（得点）数をテン
キーで入力し、リサイクルポイントキーを押下する。

【００１４】１２はＰＯＳ端末であり、ＰＯＳ端末１２
は、データ入出力制御部１３、データ処理部１４および
データ伝送制御部１５を有している。データ入出力制御
部１３はリサイクルポイント数を含む売上データの入出
力制御を行う。データ伝送制御部１５は、専用通信回線
１６を介して接続されているストアレベルプロセッサ１
７との間のデータ伝送の制御を行う。

【００１５】データ処理部１４は、商品登録処理部１
８、点検処理部１９および精算処理部２０を有してい
る。商品登録処理部１８は買上のとき商品登録処理を行
い、点検処理部１９は商品別売上、顧客別売上などの点
検処理を行い、精算処理部２０は一日の売上の精算処理
を行う。商品登録処理部１８内にはリサイクルポイント
処理手段としてのリサイクルポイント処理部２１が設け
られ、リサイクルポイント処理部２１はキーボード１１
より入力したリサイクルポイント数に基づいて、現金で
買上のときは、プリンタ２２によりレシート２３にリサ
イクルポイント数を印字し、カードで買上のときはカー
ドリーダライタ２４によりカード２５にリサイクルポイ
ント数を登録するように処理を行う。個人を特定するこ
とができるカード２５、例えばクレジットカードのとき
は、リサイクルポイント機能関連データ、すなわち、顧
客別リサイクルポイントデータ、トレイ、パックなどの
回収数、手提げ袋不要数を上位装置であるストアレベル
プロセッサ１７および本部ホスト２６に送る。

【００１６】ストアレベルプロセッサ１７および本部ホ
スト２６には、リサイクルポイントデータを集計、管理
するデータ処理部（データ処理手段）２７，２８がそれ
ぞれ設けられている。ここで、運用の形態をまとめて説
明する。（１）現金取引（取引相手を限定することができないの
で、客ごとのポイント数を管理することが出来ず、且つ
取引時客に渡されるものがレシートのみ）の場合、レシ
ート２３に今回発行のポイントを印字、もしくはポイン
トの印字されたポイント券を発行して、顧客がこれらを
提示した際、ポイントの合計を計算し、計算結果に応じ
て金券、景品等のサービスを行う。（２）取引を行う媒体が現金、カードを問わず、ポイン
トを累積記憶するためのポイントカードを用意し、同カ
ードに累積ポイント数を記憶させておく。また、顧客が
サービスを受けた際は、サービスを受けた点数分累積ポ
イントから減算した値に書き直す。（３）プリペイドカードにて取引を行う場合、カードに
カード残額とともに、ポイント数を記憶させておく。ま
た、カード残がなくなり、次のカードにて取引を引き続
き行う場合は、前のカードから読み問った累積ポイント
を次のカードに継承し、前のカードに記憶されたポイン
ト（残高０）は無効とする。（４）クレジットカードにて取引を行う場合、カードに
累積ポイント数を記憶させておく。または上位装置側の
ファイルにて管理しておく。（５）（１）〜（４）の混合が実現できるよう、
（１）〜（４）にて各々読み問ったポイントを累積し、
累積値から今回サービスを受けた点数を減算し、減算結
果を顧客の指定した１つの記憶媒体に記憶させ、他の媒
体の累積点数は無効化或いは０書き込みするようにす
る。また、単に、複数種の媒体に分散記憶されたポイン
ト数を１つの媒体に纏めることも上記のようにして可能
である。

【００１７】次に、図３に基づいて動作を説明する。Ｐ
ＯＳ端末１２のオペレータは、商品登録を行う際、顧客
２９から、トレイ、パック３０などの包装品の返却、ま
た、手提げ袋３１不要の申出を受けると、相当するリサ
イクルポイント数をキーボード１１によりテンキー入力
し、リサイクルポイントキーを押下する。

【００１８】入力したリサイクルポイント数は、リサイ
クルポイント処理部２１で処理される。すなわち、現金
で買上のときは、プリンタ２２によりレシート２３に買
上記録に追加してリサイクルポイント数を印字するよう
に処理する。また、カードで買上のときは、カードリー
ダライタ２４によりカード２５に買上記録に追加してリ
サイクルポイント数を登録するように処理する。

【００１９】売上データとリサイクルポイント機能関連
データは、上位装置１７，２６に送られ、上位装置１
７，２６では、販売、仕入、在庫管理、および顧客カー
ド管理を、ストアレベルで、また、ストアを統合して行
うとともに、リサイクルポイント機能関連データの集
計、管理を、それぞれ行う。すなわち、上位装置１７，
２６は、データ処理部２７，２８により顧客別リサイク
ルポイントデータ、トレイ、パックなどの回収数、手提
げ袋不要数をそれぞれ集計、管理する。

【００２０】次に、図４に基づいてさらに具体例を説明
する。例は、６月６日にＡさんが買物袋３２持参で××
ストアへ行き、トレイ３０を２０個返却した場合であ
る。××ストアでは、トレイ１個の返却につき、１ポイ
ントを獲得、また、手提げ袋３１不要で５ポイントを獲
得するリサイクルポイント制を行っているとすると、Ａ
さんはこの日２５ポイントを獲得し、Ａさんの現在ポイ
ント（累計）は８５ポイントとなる。このように顧客別
のポイント数を集計し、１００，２００・・等一定のポ
イントを獲得したときは相応の特典を店から提供する制
度とすれば集客効果を期待することが可能である。ま
た、トレイ、パック３０等の回収数はＡさんの返却分を
プラスして１００個で、現在回収総数は６６０個とな
る。このように集計しておくことにより、計画的に回収
業者に引取を依頼することが可能となる。手提げ袋３１
の不要分についても同様に集計することによって、その
実績を把握し、在庫調整に役立てることができる。

【００２１】また、図にはないが、商店街等、複数の小
売業者によってシステムを構成するならば、地域振興に
寄与することも可能と思われる。このように、トレイ、
パック３０などの包装品の返却および手提げ袋３１不要
の申出をした顧客２９に対して、リサイクルポイントの
サービスを行い、リサイクルポイント機能関連データを
ＰＯＳ端末１２から上位装置１７，２６に送信し、上位
装置１７，２６でデータの集計、管理を行うので、環境
保護活動を支援することができる。

【００２２】

【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、トレイ、パックなどの包装品の返却または手提げ袋
を不要とした顧客に対して、相当するリサイクルポイン
ト数を入力し、レシートに印字するか、またはカードに
登録するとともに、リサイクルポイント機能関連データ
を上位装置に送信するようにしたため、環境保護活動を
有効に支援することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理説明図

【図２】本発明の一実施例を示す図

【図３】動作を説明する図

【図４】具体例の説明図

【図５】従来例の説明図

【符号の説明】

１１：キーボード（ポイント数入力手段）１２：ＰＯＳ端末１３：データ入出力制御部１４：データ処理部１５：データ伝送制御部１６：専用通信回線１７：ストアレベルプロセッサ（上位装置）１８：商品登録処理部１９：点検処理部２０：精算処理部２１：リサイクルポイント処理部（リサイクルポイント
処理手段）２２：プリンタ２３：レシート２４：カードリーダライタ２５：カード２６：本部ホスト（上位装置）２７，２８：データ処理部（データ処理手段）２９：顧客３０：トレイ、パック３１：手提げ袋３２：買物袋

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品登録処理を行う商品登録処理部（１
８）を有するＰＯＳ端末（１２）において、包装品の返
却、手提げ袋不要の申出に相当するリサイクルポイント
数を入力するポイント数入力手段（１１）を備え、前記
商品登録処理部（１８）内に、入力したリサイクルポイ
ント数に基づいて現金で買上のときはレシート（２３）
にリサイクルポイント数を印字するリサイクルポイント
処理手段（２１）を設けたことを特徴とするリサイクル
ポイント処理方式。
【請求項２】商品登録処理を行う商品登録処理部（１
８）を有するＰＯＳ端末（１２）において、包装品の返
却、手提げ袋不要の申出に相当するリサイクルポイント
数を入力するポイント数入力手段（１１）を備え、前記
商品登録処理部（１８）内に、入力したリサイクルポイ
ント数に基づいてカードを用いるときはカード（２５）
にリサイクルポイント数を登録する処理を行うリサイク
ルポイント処理手段（２１）を設けたことを特徴とする
リサイクルポイント処理方式。
【請求項３】商品登録処理を行う商品登録処理部（１
８）を有するＰＯＳ端末（１２）において、包装品の返
却、手提げ袋不要の申出に相当するリサイクルポイント
数を入力するポイント数入力手段（１１）を備え、前記
商品登録処理部（１８）内に、入力したリサイクルポイ
ント数に基づいてカードを用いるときはカード（２５）
にリサイクルポイント数を登録する処理を行うととも
に、カード残高がゼロになったときは、リサイクルポイ
ント数を次のカードに継承させるリサイクルポイント処
理手段（２１）を設けたことを特徴とするリサイクルポ
イント処理方式。
【請求項４】個人を特定することができるカード（２
５）を用いるときは、上位装置（１７），（２６）内
に、ＰＯＳ端末（１２）から送られてきたリサイクルポ
イント機能関連データである、顧客別リサイクルポイン
トデータ、包装品の回収数、手提げ袋不要数を集計、管
理するデータ処理手段（２７），（２８）を設けたこと
を特徴とする請求項２，３のリサイクルポイント処理方
式。
【請求項５】現金取引のとき、および前記カード（２
５）を用いるとき、前記リサイクルポイント数を累積
し、累積値から今回サービスを受けた点数を減算し、減
算結果を顧客の指定した１つの記憶媒体に記憶させ、他
の媒体の累積点数を無効化あるいはゼロを書き込みする
ことを特徴とする前記請求項１〜３のリサイクルポイン
ト処理方式。