JPH0567208A - 画像合成方法と画像撮像装置 - Google Patents

画像合成方法と画像撮像装置

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JPH0567208A
JPH0567208A JP17005491A JP17005491A JPH0567208A JP H0567208 A JPH0567208 A JP H0567208A JP 17005491 A JP17005491 A JP 17005491A JP 17005491 A JP17005491 A JP 17005491A JP H0567208 A JPH0567208 A JP H0567208A
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JP
Japan
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image
small area
fundus
images
same
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JP17005491A
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Inventor
Akio Sakurai
桜井明男
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で画像の合成を行なうことのできる画
像合成方法を提供する。 【構成】 一部分が重なるようにして撮像素子16で撮
像して第1フレームメモリ51に記憶させた第1画像と
第2フレームメモリ52に記憶させた第2画像をそれら
の同一部分を一致させて重ねることにより連続した画像
に合成する画像合成方法であって、第1画像の前記同一
部分内における所定位置の小領域部分の小領域画像デー
タと、第2画像の前記同一部分内における各小領域部分
の画像データとを制御装置50によってパターンマッチ
ングを行ない、このパターンマッチングの相関係数が最
大となる第2画像の小領域部分位置を求め、この小領域
部分位置と第1画像の前記所定位置とを一致させて第1
画像と第2画像とを合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一部分が重なるよう
にして撮像された所定画像と他の画像をその同一部分を
一致させて重ねることにより連続した画像に合成する画
像合成方法と、連続した画像を撮像する画像撮像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば眼底カメラで眼底を撮像す
る場合、眼底カメラの画角はほぼ50度であるから、一回
の撮像で眼底全体を撮像することができない。このた
め、眼底の撮像箇所をずらせながら、一部分が重なるよ
うに連続撮像していくことにより眼底全体を撮像してい
る。
【0003】そして、撮像した1つの眼底像と他の眼底
像の重なる部分内の数点をそれぞれにプロットして、そ
れらの数点を一致させて画像を合成し、さらに、他の各
画像についても同様に行なって各画像を合成することに
より連続した全眼底像を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各画像
の共通する部分の数点をプロットする作業が手作業であ
るため非常に厄介であり、画像を合成するのに多くの手
間と時間を費やさなければならないという問題があっ
た。
【0005】また、眼底の撮像箇所をずらせて撮影する
場合、指標を光軸と直交する方向へ移動させて被検眼の
向きを変えているが、その指標の移動方向や移動量は検
者が感で決めているので、画像の重なる部分の面積がま
ちまちとなり、このため合成が非常に行いにくく、しか
も、隅々まで撮像したパノラマ画像を得ることが難しい
等の問題があった。
【0006】そこで、この発明は、上記問題点に鑑みて
なされたもので、その目的は、短時間で画像の合成を行
なうことのできる画像合成方法と、画像の重なる部分の
面積を一様にするとともに隅々まで撮像したパノラマ画
像を得ることのできる撮像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、一部分が重なるようにして撮像された
第1画像と第2画像をそれらの同一部分を一致させて重
ねることにより連続した画像に合成する画像合成方法で
あって、第1画像の前記同一部分内における所定位置の
小領域部分の小領域画像データと、第2画像の前記同一
部分内における各小領域部分の画像データとをパターン
マッチングして、このパターンマッチングの相関係数が
最大となる第2画像の小領域部分位置を求め、この小領
域部分位置と第1画像の前記所定位置とを一致させて第
1画像と第2画像とを合成することを特徴とする。
【0008】また、この発明は、中心画像から所定距離
はなれた周辺画像を、その一部分が前記中心画像と重な
るように撮像可能とする撮像箇所変更手段を備えている
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明は、上記構成により、第1画像の同一
部分内における小領域部分の小領域画像データと、第2
画像の同一部分内における各小領域部分の画像データと
のパターンマッチングが行なわれ、パターンマッチング
の相関係数が最大となる第2画像の小領域部分位置が求
められ、この小領域部分位置と第1画像の小領域部分位
置とを一致させて第1画像と第2画像とが合成される。
【0010】また、撮像箇所変更手段が、一部分が中心
画像と重なるように中心画像から所定距離はなれた周辺
画像を撮像可能にする。
【0011】
【実施例】以下、この発明に係わる画像合成方法によっ
て眼底像を合成する眼底カメラ(撮像装置)の実施例を
図面に基づいて説明する。
【0012】図1はかかる眼底カメラの光学系の配置を
示したもので、図1において、1は被検眼Eの眼底Er
を照明する照明光学系、2は照明された眼底Erを撮影
する撮影光学系、30は被検眼Eに指標を投影する指標
投影光学系である。
【0013】照明光学系1は、観察用被検眼照明光源と
してのハロゲンランプ3と、コンデンサレンズ6と、被
検眼Eの瞳孔と共役位置にあるリング状絞り7と、リレ
ーレンズ8と、全反射ミラー9と、リレーレンズ10
と、孔空きミラー12と、対物レンズ11等とから構成
されている。
【0014】指標投影光学系30は、指標板31と、コ
リメータレンズ37とハーフミラー35と、リレーレン
ズ8と、全反射ミラー9と、リレーレンズ10と、孔空
きミラー12と、対物レンズ11等から構成されてい
る。そして、指標板31には、図2に示すように、指標
となる発光ダイオード31a〜31iが31aを中心に円
状に配置されている。
【0015】撮影光学系2は、対物レンズ11と、孔空
きミラー12と、合焦レンズ13と、結像レンズ14
と、クイックリターンミラー15と、CCD等からなる
撮像素子16とから構成されている。20は接眼光学系
で、全反射ミラー21と、接眼レンズ22等とから構成
される。観察時には、ハロゲンランプ3の照明光が、コ
ンデンサレンズ6、リング状絞り7、リレーレンズ8、
全反射ミラー9、リレーレンズ10、孔空きミラー1
2、対物レンズ11を通って被検眼Eに導かれ、被検眼
Eの眼底Erを照明する。その照明光は被検眼Eの瞳孔
36を通過する際にリング状照明光となる。
【0016】眼底Erからの反射光束は、対物レンズ1
1を介して孔空きミラー12に導かれ、その孔部12
a、合焦レンズ13、結像レンズ14を介してクイック
リターンミラー15に至る。クイックリターンミラー1
5は、観察時に撮影光学系2の光路に挿入され、眼底E
rからの光束は、そのクイックリターンミラー15によ
り反射されて、接眼光学系20のミラー21、接眼レン
ズ22を介して検者の眼25に入る。これによって、被
検眼Eの眼底Erが観察される。撮像時、すなわち、図
示しない撮影スイッチを押すとクイックリターンミラー
15が破線位置へ跳ね上がり、眼底像が撮像素子16に
よって撮像される。
【0017】他方、指標投影光学系30によって指標が
眼底Erに投影され、この指標を被検眼者が視認するこ
とによりに被検眼Eが所定方向を向き、検者は眼底Er
の所定箇所の観察や眼底Erの所定箇所を撮像すること
ができる。観察箇所や撮像箇所を変える場合には、指標
板31の発光ダイオード31a〜31iの点灯を変えれば
よい。例えば、発光ダイオード31aを点灯すれば、図
3に示すように、眼底Erの中央部Eaを観察することが
でき、発光ダイオード31bを発光させれば、眼底Erの
下部Ebを観察することができるようになっている。同
様に発光ダイオード31c〜31iを発光させれば、眼底
Erの部分Ec〜Eiを観察することができ、それらの箇
所を撮像することができる。
【0018】発光ダイオード31a〜31iは、眼底Er
の各部分Ea〜Eiの重なる面積が一様となるようそれぞ
れ互いの距離が設定されて配置されており、これによ
り、眼底Erの隅々まで一様に撮像したパノラマ画像を
得ることができる。
【0019】図4は眼底カメラの制御系の構成を示した
ブロック図であり、図4において、51,52は撮像素
子16で撮像された眼底像を記憶する第1,第2フレー
ムメモリ、53は第1,第2フレームメモリ51,52に
記憶された眼底像のパターンマッチングや合成等の画像
データの処理を行なう制御装置であり、この制御装置5
3はマイクロコンピュータなどから構成されている。ま
た、制御装置53は撮像素子16の制御や発光ダイオー
ド31a〜31iの点灯制御等をも行なうようになってい
る。
【0020】54は光デイスク等からなる記憶装置で、
制御装置53によって処理された眼底像や、第1,第2
フレームメモリ51,52に記憶された眼底像等を記憶
する。55は撮像素子16に撮像されている眼底像,第
1,第2フレームメモリに記憶されている眼底像や記憶
装置に記憶されている眼底像の表示等を行なうディスプ
レイである。56は発光ダイオード31a〜31iの点灯
の切換操作や他の動作を行なわせるキーボードである。
【0021】次に、上記の眼底カメラの動作について図
10に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0022】先ず、キーボード56を操作してハロゲン
ランプ3を発光させ眼底Erを照明するとともに、発光
ダイオード31aのみを点灯させて被検者に指標(発光
ダイオード31a)を視認させる。この視認により被検
眼Eが正面を向き、図3に示すように、眼底Erの中央
部Eaが検者に観察される。そして、図示しない撮影ス
イッチを押すと眼底Erの中央部Eaが撮像素子16によ
って撮像され(ステップ1:図面ではステップをSとし
て記す)、その画像が第1フレームメモリ51に記憶さ
れる(ステップ2)。
【0023】この場合、第1フレームメモリ51を多数
設けておけば、同一指標での撮影を数回行なって、それ
らの画像を第1フレームメモリ51にそれぞれ記憶させ
て、それらの画像の取捨選択を行なうことができる。
【0024】次に、キーボード56の操作により発光ダ
イオード31aを消灯させて発光ダイオード31bを点灯
させ、被検者に発光ダイオード31bを視認させる。キ
ーボード56の操作中、第1フレームメモリ51に記憶
された画像が制御装置53によって記憶装置54に転送
され、該記憶装置54に記憶される(ステップ3)。
【0025】他方、発光ダイオード31bの点灯によ
り、眼底Erの下部Ebが観察される。そして、図示しな
い撮影スイッチを押すと眼底Erの下部Ebが撮像素子1
6に撮像されて(ステップ4)、その画像が第2フレー
ムメモリ52に記憶される(ステップ5)。
【0026】次いで、キーボード56の操作により発光
ダイオード31bを消灯させて発光ダイオード31cを点
灯させる。そして、被検者に発光ダイオード31cを視
認させる。これにより、眼底Erの斜め下部Ecが観察さ
れる。
【0027】一方、ステップ6では、第2フレームメモ
リに記憶されている画像が記憶装置54に転送され、該
記憶装置54に記憶される。ステップ7では、各発光ダ
イオード31a〜31iが順次点灯されて撮像が9回実行
されたか否かが判断され、ノーであれば、ステップ1へ
戻り、イエスであればステップ8へ進む。
【0028】ここまでの説明では撮像は2回実行された
だけなので、ステップ1へ戻る。そして、撮像が9回実
行されるまで、ステップ1〜ステップ7の動作が繰り返
し行なわれる。すなわち、キーボード56の操作により
発光ダイオード31a〜31iを順次点灯させ、眼底Er
の部分Ea〜Eiを順次撮像していくと、それらの画像が
第1フレームメモリ51あるいは第2フレームメモリ5
2を介して記憶装置54に記憶されていく。
【0029】眼底Erの撮像が9回実行されると、記憶
装置54から眼底Erの中央部Eaの画像Ea1が読み出さ
れて第1フレームメモリ51に記憶される。同様に、第
2フレームメモリに眼底Erの下部Ebの画像Eb1が記憶
される。そして、中央部Eaの画像Ea1と下部Ebの画像
Eb1との合成位置がパターンマッチングによって求めら
れる。
【0030】このパターンマッチングは、濃度パターン
等を比較して行なうものである。例えば、図5に示すよ
うに、画像Ea1と画像Eb1とが重なる画像Ea1の範囲S
H1内における所定位置の小領域部分SEaと、形状大き
さが同一のSEbを、図6に示すように、画像Ea1と重な
る画像Eb1の範囲内SH2を上下左右に移動させてい
き、その移動した各位置におけるSEbの画像データの濃
度パターンと小領域部分SEaの画像データの濃度パター
ンとの相関係数が最大となるSEbの位置(合成位置)を
求めるものである。
【0031】画像の明るさに違いがあるとき、前処理と
して重なり合った部分の濃度を同じぐらいにするとよ
い。例えば、画像Eb1の部分SH2の各点の濃度の平均
値とSH1の各点の濃度の平均値が同じになるようにS
H2の濃度に修正を加える。
【0032】次ぎに、合成位置が求まったら、第2フレ
ームメモリ52に画像Ec1を読み出し、画像Ea1と画像
Ec1との合成位置を同様にしてパターンマッチングによ
って求める。そして、画像Ea1と他の各画像Ed1〜Ei1
との合成位置を同様にしてそれぞれ求めていく(ステッ
プ8)。
【0033】次に、図7に示すように、画像Ea1と画像
Eb1とをパターンマッチングによって求めた合成位置と
SEaとを一致させて画像Eb1と画像Ea1とを合成する
(ステップ9)。この合成の際に、画像Eb1からSH2
の部分の画像データを予めカットしておく。すなわち、
SH2をカットした画像Eb1と画像Ea2とを合成するも
のである。そして、これら画像Ea1とEb2とに濃度差が
あると境界線L1が生じる。
【0034】いま、図7に示すX上の画像Ea1の濃度レ
ベルを図8に示すようにM1とし、画像Eb1の濃度レベ
ルM2とする。そして、画像Eb1の点ObからX方向へ行
くにしたがって画像Eb1の濃度を図8の破線で示すよう
に濃度処理していく。この濃度処理は、例えば次式によ
って行なう。
【0035】 MN={(M1−M2)((R1ーr1)/R1)2}+M2 ただし、r1は点ObからのX方向の距離、MNはr1点に
おける濃度、R1は点Obから画像Ebの周端までのX方
向の距離である。
【0036】そして、境界線L1上の各点を起点にして
X方向へ同様な修正処理を行なうことにより境界線L1
を消すものである(ステップ10)。
【0037】そして、ステップ11では、全画像につい
て合成処理と濃度処理が行なわれたか否かが判断され
る。ノーであれば、ステップ9へ戻り、図9に示すよう
に、濃度処理した画像(Ea1+Eb1)に画像Ec1を合成
する。この合成の際に、画像Ea1と画像Ec1とをパター
ンマッチングによって求めた位置SEcとSEa1とを一致
させ、さらに、画像(Ea1+Eb1)と画像Ec1とが重な
る部分SH2を画像Ec1から予めカットしておいて合成
する。
【0038】これら合成画像には、図9に示すように、
濃度差により境界線L2が生じるが、Y方向について上
記と同様な濃度処理(ステップ10)をすることにより
境界線L2を消す。同様に、ステップ9,10を繰り返し
実行することにより画像Ed〜Eiを順次合成し濃度処理
してパノラマ画像を作成するものである。
【0039】全画像について合成や濃度処理が行なわれ
ると、ステップ12へ進み、合成されたパノラマ画像が
記憶装置に記憶され、ステップ13でパノラマ画像がデ
ィスプレイ55に表示される。
【0040】このように、画像の合成は、制御装置がパ
ターンマッチングによって各画像の合成位置を求め、さ
らに合成位置を一致させて各画像を合成していくもので
あるから、その合成は短時間で行なうことができる。ま
た、従来のように、各画像の共通部分における3点をプ
ロットする必要がなく、そのプロットのための厄介な手
作業を必要としないので、非常に便利なものとなる。
【0041】図11は他の実施例を示したものであり、
これは、指標板61に発光ダイオード31aのみを設
け、指標板61をX,Y方向へ移動させるようにしたも
のである。指標板61は図示しないモータによってガイ
ドレール62に沿ってX方向へ移動し、そして、ガイド
レール62はステージ板63に設けられており、このス
テージ板63はガイドレール64に沿ってY方向へ図示
しないモータによって移動するものである。X,Y方向
の移動量はエンコーダ66,67によって検出される。
【0042】この実施例では、撮影毎に予め定められた
X,Y方向へ指標板61,ステージ板63を移動させ、エ
ンコーダ66,67によって検出される移動量に基づい
てモータを制御することにより、発光ダイオード31a
を図2に示す発光ダイオード31b〜31iの位置と等位
置へ移動させていくものである。
【0043】また、この実施例の場合、眼底をいくつか
に分けるモードスイッチを設けるとともに、モード設定
に応じて指標板61,ステージ板63の移動量を予め定
めておき、そして、モードスイッチのモード設定に応じ
た移動量だけ撮影毎に指標板61,ステージ板63を移
動させるようにしてもよい。
【0044】さらに、指標板61,ステージ板63を手
動で移動させるようにするとともに、眼底カメラをその
画像処理部(制御装置53,記憶装置54等)を切り離
したスチルカメラ本体のみの構成とし、撮像したスチル
ビデオに日付等のデータとともにエンコーダ66,67
によって検出される指標板61,ステージ板63の移動
量を写し込む構成としてもよい。この場合、別個な合成
処理装置によって合成を行い、この合成の際にスチルビ
デオに写し込んだ移動量を読み込んで、その移動量から
画像の重なる部分を求め、そして、その部分のパターン
マッチングを行なって合成を行なう。
【0045】撮影光学系2が変倍光学系を備えている場
合、変倍によって画角が異なるので、倍率を検知する倍
率検知部材を設けておき、この倍率検知部材によって検
知する倍率に基づいて指標板61,ステージ板63の移
動量を演算させ、この演算した移動量だけ、撮影毎に指
標板61,ステージ板63を移動させるようにしてもよ
い。
【0046】また、指標板61,ステージ板63を任意
に移動できるようにし、その移動量から画像の重なる部
分の面積を演算し、この演算した面積を表示するように
すれば、重なる部分の面積を適正の大きさにした画像の
撮影を行うことができる。
【0047】図12は、被検眼を固定して眼底の撮像箇
所を変える例を示したものであり、これは、結像レンズ
を光軸と直交する方向へ移動させて撮像箇所を変えるも
のである。
【0048】図12において、71は結像レンズ14を
保持したレンズ保持体で、このレンズ保持体71はガイ
ドレール72に沿って左右方向へモータ81(図13参
照)によって移動するようになっている。ガイドレール
72の両端は摺動部材73によって保持され、この摺動
部材73は上下方向に延びたガイドレール74に沿って
モータ82(図13参照)により摺動移動するようになっ
ている。90,91はレンズ保持体71,摺動部材73の
移動量を検出するエンコーダである。
【0049】結像レンズ14の移動量は、眼底の撮像箇
所によって決定されるので、撮像箇所と結像レンズ14
の移動量との関係を示すデータと、エンコーダ90,9
1が検出する移動量とに基づいてモータ81,82を制
御すれば、各画像との重なる部分の面積を一定にしたパ
ノラマ画像を撮像することができる。
【0050】モータ81,82は図13に示すモータ制
御装置83によって制御されるもので、キーボード56
の操作により眼底Erの撮像箇所を入力すると、制御装
置53は撮像箇所に応じた結像レンズレンズ14の移動
位置を求め、モータ制御装置83がその移動位置とエン
コーダ90,91が検出する移動量とに基づいてモータ
81,82を制御して結像レンズ14をその移動位置へ
移動させるものである。
【0051】なお、上記実施例では、フレームメモリを
2つ使用しているが、9個使用すれば画像のパターンマ
ッチングの処理を速く行なうことができる。また、上記
実施例では、眼底画像の合成について説明したが他の画
像でもよい。また、9枚の画像の合成について説明して
いるが、これに限らず、例えば2枚の画像を合成する場
合でもよいことは勿論である。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、第1画像の同一部分
内における小領域部分の小領域画像データと、第2画像
の同一部分内における各小領域部分の画像データとのパ
ターンマッチングを行なって、パターンマッチングの相
関係数が最大となる第2画像の小領域部分位置を求め、
この小領域部分位置と第1画像の小領域部分位置とを一
致させて第1画像と第2画像とを合成するので、その合
成は短時間で行なうことができる。また、従来のよう
に、各画像の共通部分における3点をプロットする必要
がなく、そのプロットのための厄介な手作業を必要とし
ないので、非常に便利なものとなる。
【0053】また、画像の重なる部分の面積を一様にす
るとともに眼底の隅々まで撮像したパノラマ画像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる眼底カメラの実施例の光学系
の配置を示した光学配置図、
【図2】指標板に設けた発光ダイオードの配置状態を示
した平面図、
【図3】眼底の撮像箇所を示した説明図、
【図4】眼底カメラの制御系の構成を示したブロック
図、
【図5】画像Eaと画像Ebとの位置関係を示した説明
図、
【図6】画像Ebと小領域部分との関係を示した説明
図、
【図7】画像Ea1と画像Eb1との合成状態を示した説明
図、
【図8】画像Ea1と画像Eb1との濃度差を示したグラ
フ、
【図9】画像Ea1と画像Eb1と画像Ec1との合成状態を
示した説明図である。
【図10】制御装置の動作を示したフロー図、
【図11】指標を移動させる構成を示した説明図、
【図12】結像レンズを移動させる構成を示した説明
図、
【図13】モータを制御する制御系の構成を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
16 撮像素子 50 制御装置 51 フレームメモリ 52 フレームメモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部分が重なるようにして撮像された第
    1画像と第2画像をそれらの同一部分を一致させて重ね
    ることにより連続した画像に合成する画像合成方法であ
    って、 第1画像の前記同一部分内における所定位置の小領域部
    分の小領域画像データと、第2画像の前記同一部分内に
    おける各小領域部分の画像データとをパターンマッチン
    グして、このパターンマッチングの相関係数が最大とな
    る第2画像の小領域部分位置を求め、この小領域部分位
    置と第1画像の前記所定位置とを一致させて第1画像と
    第2画像とを合成することを特徴とする画像合成方法。
  2. 【請求項2】 被写体を一部分が重なるように複数に分
    割してこれら各分割部分を撮像し、これら撮像した複数
    の画像を同一部分を一致させて重ねることによりパノラ
    マ画像を作成する画像合成方法であって、 各画像と他の各画像との同一部分内における各画像の所
    定位置の小領域部分の小領域画像データと、他の各画像
    の前記同一部分内にける各小領域部分の画像データとを
    パターンマッチングして、このパターンマッチングの相
    関係数が最大となる他の各画像の小領域部分位置を求
    め、これら小領域部分位置と対応する各画像の所定位置
    とを一致させて各画像をそれぞれ重ねることによりパノ
    ラマ画像を作成することを特徴とする画像合成方法。
  3. 【請求項3】 中心画像から所定距離はなれた周辺画像
    を、その一部分が前記中心画像と重なるように撮像可能
    とする撮像箇所変更手段を備えていることを特徴とする
    画像撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像箇所変更手段は、結像レンズを
    光軸と直交する任意の方向へ所定距離移動可能に設けて
    構成したことを特徴とする請求項3の画像撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像箇所変更手段は、それぞれ互い
    に所定距離離れた複数の指標で構成したことを特徴とす
    る請求項3の画像撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像箇所変更手段は指標を光軸と直
    交する任意の方向へ移動できるように構成され、その移
    動量を検出する検出手段を設けたことを特徴とする請求
    項3の画像撮像装置。
JP17005491A 1991-07-10 1991-07-10 画像合成方法と画像撮像装置 Pending JPH0567208A (ja)

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