JPH0566868U - 乾電池アダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイズの異なる乾電池であっても、いかなる
特定サイズの乾電池である電気機器にも適用出来るよう
にするアダプタを提供する。 【構成】 いかなる特定サイズ（単１ないし単４のサイ
ズ）の乾電池のみが装着可能な電気機器に対しても、接
続部１のサイズをアダプタにより変化させ、当該電気機
器に適用可能なサイズに変える。その変えた接続部１
を、当該電気機器の乾電池部分に接続しつつ、乾電池ボ
ックス部分２にはその際利用可能なサイズの乾電池を収
納する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電気機器の乾電池ボックスに接続し、任意の乾電池がその電気機器 で使用出来る乾電池アダプタに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、電気機器の乾電池ボックスは機器本体と一体化したものであり、分離す ることは不可能であった。しかも、１種類の乾電池しか乾電池ボックスに使用す ることが出来ないものであった。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

上記した従来例では、単一の種類しか乾電池ボックスに使用することは出来な いため、種類の異なる乾電池を同時に乾電池ボックスに使用するという要求には 応えることは出来なかった。又、そのため電池駆動に必要な電力を、その時利用 出来るサイズの乾電池では、電気機器に加えることが出来ない場合もあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題の解決を目的としてなされたもので、請求項１記載の考案 では、複数種類のサイズの乾電池を収納する乾電池ボックス部、前記乾電池ボッ クス部に電気的に接続されており、電気機器本体と電気的に接続されるべき接続 部、前記接続部のサイズを前記電気機器に必要な乾電池のサイズに変更させるア ダプタとから構成される乾電池アダプタとしたものである。

【０００５】

【作用】

上記の構成により、本考案の実施例によれば、本考案の乾電池アダプタにより 、いかなる特定サイズ（単１ないし単４のサイズ）の乾電池のみが装着可能な電 気機器に対しても、接続部のサイズをアダプタにより変化させて構成して、当該 電気機器に適用可能なサイズに変える。その変えた接続部を、当該電気機器の乾 電池部分に接続しつつ、乾電池ボックス部分にはその際利用可能な、単１、単２ 、及び単３のサイズの乾電池を収納すれば、サイズの異なる乾電池であっても、 いかなる特定サイズの乾電池である電気機器にも適用出来ることとなる。この結 果乾電池のサイズにこだわることなく、いかなる特定のサイズの電気機器にも乾 電池を電気的に接続することが可能となり、乾電池使用の際、使用者にとっての 柔軟性が増すこととなる。又、本考案の乾電池ボックスは電気機器本体とは、分 離しており、電気機器の使用状態に適した乾電池の使用が可能となる。

【０００６】

【実施例】

以下、図面に示した本考案の実施例に基ずき、本考案を詳細に説明する。図面 を通して、同一の参照符号は同一の機構部品を示す。尚、これによって、本考案 は、これらの実施例に限定されるものではないことは勿論である。

【０００７】 図１は、本考案の一実施例による乾電池アダプタの全体の平面図、図２は該乾 電池アダプタの全体の正面図、図３は該乾電池アダプタの全体の側面図である。 本考案の乾電池アダプタは、主として３つの構成部分から構成されており、図１ ないし図３において、１は電気機器に装備されている乾電池ボックスとの接続部 であり、２は乾電池ボックス部分、３はアダプタ収納部分を示す。 乾電池ボッ クス部分２には、単１サイズの乾電池４、単２サイズの乾電池５、単３サイズの 乾電池６が、それぞれ２個収納されている。アダプタ収納部分３には、単１サイ ズ用のアダプタ７、単２サイズ用のアダプタ８、単３サイズ用のアダプタ９が、 それぞれ１個収納されている。

【０００８】 アダプタ収納部分３には、単１から単３までのサイズのアダプタ７、８、９が 収納されており、これらのアダプタのそれぞれは接続部１にかぶせるようになっ ている。いずれかのアダプタが接続部１にかぶせられた結果、接続部１が単１な いし単３のサイズのいずれかのサイズに構成される。元来の接続部１自体の大き さは市販の単４乾電池と同じサイズである。

【０００９】 従って、仮に、単１サイズの乾電池のみが装着可能な電気機器に対し、他のサ イズの乾電池を装着させたい場合には、本考案の乾電池アダプタを利用出来るこ ととなる。そのために、図４の（１）に示すように、まず、本考案の乾電池アダ プタのアダプタ収納部分３から、この場合に適当なアダプタとして単１サイズの 用のアダプタ７を取り出す。次いで、図４の（２）に示すように、アダプタ７を 接続部１にかぶせて取り付ける。かくて、図４の（３）に示すように、単１サイ ズの接続部１として構成する。

【００１０】 その接続部１を単１サイズの乾電池が装着可能な電気機器に接続する。一方、 同時に、乾電池ボックス部分２には、当該他のサイズの乾電池を収納させる。す ると、当該他の乾電池が、図４のように構成された接続部１を通じて、所望の電 気機器に電気的に接続されることとなる。

【００１１】 このように、本考案の乾電池アダプタにより、いかなる特定サイズ（単１ない し単４のサイズ）の乾電池のみが装着可能な電気機器に対しても、接続部１のサ イズをアダプタにより変化させて構成して、当該電気機器に適用可能なサイズに 変える。その変えた接続部１を、当該電気機器の乾電池部分に接続しつつ、乾電 池ボックス部分２にはその際利用可能な、単１、単２、及び単３のサイズの乾電 池を収納すれば、サイズの異なる乾電池であっても、いかなる特定サイズの乾電 池である電気機器にも適用出来ることとなる。

【００１２】 図５は本考案の乾電池アダプタの乾電池ボックス部分２の断面図である。図６ は、本考案の乾電池アダプタの斜視図である。図６に示すように、電気機器に装 備されている乾電池ボックスと接続される接続部１があり、更に、乾電池ボック ス部分２の近傍にアダプタ収納部分３が設けられている。乾電池ボックス部分２ には、単１サイズの乾電池４、単２サイズの乾電池５、単３サイズの乾電池６が 、それぞれ２個収納されている。乾電池アダプタの蓋１０を開けて、乾電池ボッ クス部分２とアダプタ収納部分３を示した図である。このように、乾電池ボック ス部分２とアダプタ収納部分３は、一連きの蓋１０によって、開閉自在となって おり、アダプタと乾電池が出し入れ出来るようになっている。図６が示すように 、乾電池ボックス部分２には、リボン１１が設けられており、このリボン１１を 乾電池の下側に配置しておくことで、収納された乾電池を容易に取り出すことが 出来る。更に、図６が示すように、乾電池ボックス部分２には、乾電池を収納し た場合に固定する爪と溝が設けられている。 図６に示すように、乾電池ボック ス部分２に、単１型、単２型、単３型の３種類の乾電池が配置出来るように、乾 電池ボックス部分２の中央部分にやや複雑な形状の電極１２が設けられている。

【００１３】 図７は、本考案の乾電池アダプタ構造の電気回路図である。上述したように、 本考案の乾電池アダプタは、乾電池ボックス部分２に、単１サイズの乾電池４、 単２サイズの乾電池５、単３サイズの乾電池６が、それぞれ２個収納されている 。こうした６本の乾電池が、図７に示すように、相互に並列に接続される。その ため、長時間の使用に耐える電力が供給出来ることとなる。

【００１４】 図８の（１）と（２）は、本考案の乾電池アダプタに適用されるアダプタの一 例の断面図と側面図をそれぞれ示す。このアダプタは、単４サイズに設計された 接続部１を、単１ないし単３のサイズのいずれかに変更するためのアダプタ７（ あるいは８や９）の基本的な構造を示している。アダプタは、接続部１が収納さ れる部分１３を内部に含み、そこに接続部１が収納されることで、接続部１が任 意のサイズとなる。アダプタの中心線と、接続部１が収納されるべき部分１３の 中心線は一致してはいないので、接続部１はアダプタの中心よりも外側の、アダ プタ本体により近い部分に装着される。

【００１５】 以上、単１ないし単４の乾電池サイズを例にして本考案を説明したが、乾電池 のサイズの種類はこれらに限られることはない。その他、本考案は上記しかつ図 面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適 宜変形して実施できることは勿論である。

【００１６】

【効果】 以上のように、本考案の乾電池アダプタにより、いかなる特定サイズ（単１な いし単４のサイズ）の乾電池のみが装着可能な電気機器に対しても、接続部のサ イズをアダプタにより変化させて構成して、当該電気機器に適用可能なサイズに 変える。その変えた接続部を、当該電気機器の乾電池部分に接続しつつ、乾電池 ボックス部分にはその際利用可能な、単１、単２、及び単３のサイズの乾電池を 収納すれば、サイズの異なる乾電池であっても、いかなる特定サイズの乾電池で ある電気機器にも適用出来ることとなる。又、本考案の乾電池ボックスは電気機 器本体とは、分離しており、電気機器の使用状態に適した乾電池の使用が可能と なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例における乾電池アダプタの平面
図である。

【図２】図１の乾電池アダプタの正面図である。

【図３】図１の乾電池アダプタの側面図である。

【図４】図１の接続部の側面図である。

【図５】図１の乾電池ボックス部分の断面図である。

【図６】図１の乾電池ボックス部分とアダプタ収納部分
の斜視図である。

【図７】図１の乾電池アダプタの電気回路図である。

【図８】本考案によるアダプタの断面図と側面図であ
る。

【符号の説明】

１ 接続部 ２ 乾電池ボックス部分 ３ アダプタ収納部分 ４ 単１型乾電池 ５ 単２型乾電池 ６ 単３型乾電池 ７ 単１サイズのアダプタ ８ 単２サイズのアダプタ ９ 単３サイズのアダプタ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数種類のサイズの乾電池を収納する乾
   電池ボックス部、前記乾電池ボックス部に電気的に接続
   されており、電気機器本体と電気的に接続されるべき接
   続部、 前記接続部のサイズを前記電気機器に必要な乾電池のサ
   イズに変更させるアダプタとから構成されることを特徴
   とする乾電池アダプタ。
2. 【請求項２】 上記アダプタを上記乾電池ボックス部と
   ともに収納する乾電池アダプタの構造としたことを特徴
   とする上記請求項１記載の乾電池アダプタ。