JPH0566858U - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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JPH0566858U
JPH0566858U JP1338792U JP1338792U JPH0566858U JP H0566858 U JPH0566858 U JP H0566858U JP 1338792 U JP1338792 U JP 1338792U JP 1338792 U JP1338792 U JP 1338792U JP H0566858 U JPH0566858 U JP H0566858U
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circuit
relay
leakage
switch
earth leakage
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JP1338792U
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Inventor
博之 外山
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河村電器産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチ機構に接続されるリレーの小型化
を図って漏電遮断器の小型化を可能にするとともにコス
トの低い漏電遮断器を提供する。 【構成】 零相変流器11を介して漏電検出回路14
により漏電を検出した場合、遮断スイッチ13Aに対し
てはリレー回路18から出力される駆動信号の出力タイ
ミングを遅延回路15により一定時間遅延させるととも
に、遮断スイッチ13Bに対してはリレー回路19から
の駆動信号の出力タイミングを遅延させることなく遮断
スイッチ13Bを駆動する。これにより、遮断スイッチ
13Aの接点においてアークが発生することを防止し、
リレー回路18におけるリレーを小型化して漏電遮断器
10自体の小型化とコストの低減を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は漏電遮断器に関し、特に、2個のリレー回路と各リレー回路からの出 力に対応して作動する2個の遮断スイッチ機構を有し一方の遮断スイッチ機構の スイッチ動作を他方の遮断スイッチ機構のスイッチ動作に比して遅延させる機能 を備えた漏電遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から各種の漏電遮断器が提案されており、リレー回路を介して電路遮断の ための遮断スイッチ機構を作動させるものとしては、例えば図2に示すような漏 電遮断器が存在する。図2は従来におけるリレー式漏電遮断器の制御ブロック図 を示し、かかる漏電遮断器は公知のように電圧線の電源側と負荷側との間に配設 されて使用されるものである。
【0003】 図2において、電圧線L1、L2に地絡電流が流れて漏電が生じた場合零相変 流器(ZCT)1に電圧が誘起される。このように零相変流器1に誘起された電 圧は漏電検出回路2に入力され、漏電検出回路2はこの入力に基づいてスイッチ ング回路3に駆動信号を送出する。かかる駆動信号を受けたスイッチング回路3 は、相互に並列接続されたリレー回路4及びリレー回路5に対して同時に励磁信 号を送出し、更に、リレー回路4、5は励磁信号に基づいて前記電圧線L1、L 2にそれぞれ接続された遮断スイッチ6、7を介して電路の遮断を行なうもので ある。
【0004】 このように、従来の漏電遮断器では、スイッチング回路3からリレー回路4及 び5に対して同時に励磁信号が送出されるようにされているので、各遮断スイッ チ6、7はほぼ同時に電路を遮断するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前記した従来の漏電遮断器においては、各遮断スイッチ6、7 がほぼ同時に電路を遮断することから、両遮断スイッチ6、7における各接点部 分に同時にアークが生じてしまうので、接点部分にアークが生じても十分安全に 漏電遮断機能を果たすためには、両遮断スイッチの各接点に遮断容量の大きな接 点を使用する必要がある。
【0006】 このように、漏電遮断器の遮断容量が大きくなると、リレー回路4、5に内設 される電磁コイル等が大型化してリレー自体も大型化するとともに、両遮断スイ ッチ6、7のそれぞれに対して2個の大型リレーを配設しなければならないこと となるので、漏電遮断器が全体として大型化し、更に、コストが高くなるいう問 題点が存在する。
【0007】 本考案は前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、2個の 遮断スイッチ機構の内一方の遮断スイッチ機構のスイッチ動作を他方の遮断スイ ッチ機構のスイッチ動作に比して遅延させることによりアークが両遮断スイッチ 機構の接点部分に同時に生じないようにし、もって一方の遮断スイッチ機構に接 続されるリレーの小型化を図って漏電遮断器の小型化を可能にするとともにコス トの低い漏電遮断器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、漏電を検出する零相変流器と、零相変流器 に誘起された電圧を検出する漏電検出回路と、漏電検出回路からの検出出力によ り作動するスイッチング回路と、スイッチング回路からの出力によりスイッチ動 作を行う2個のリレー回路と、各リレー回路に対応して設けられ各リレー回路か らの出力により作動して電路の遮断を行なう2個の遮断スイッチ機構とを有する 漏電遮断器において、前記一方のリレー回路からの出力を他方のリレー回路から の出力よりも遅延させる遅延回路を設け、前記一方の遮断スイッチ機構のスイッ チ動作を前記他方の遮断スイッチ機構のスイッチ動作に比して遅延させるように した構成とされる。
【0009】
【作用】
前記した構成を有する本考案では、零相変流器により漏電が検出されると零相 変流器に誘起された電圧が漏電検出回路を介して検出される。漏電検出回路はか かる漏電検出出力をスイッチング回路に送出し、更に、スイッチング回路が2個 のリレー回路のそれぞれを駆動して各スイッチング回路に対応して設けられた各 遮断スイッチ機構を作動させる。
【0010】 このとき、一方のリレー回路には遅延回路が設けられているので、一方のリレ ー回路から遮断スイッチ機構への出力は他方のリレー回路から遮断スイッチ機構 への出力よりも遅延され、これにより各遮断スイッチ機構による電路の遮断が同 時に行なわれることは防止される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例に基づいて図1を参照しつつ詳細に説明す る。ここに、図1は本実施例に係る漏電遮断器の制御ブロック図を示す。
【0012】 図1において、漏電遮断器10は基本的に零相変流器11、制御回路12及び スイッチ機構13から構成される。零相変流器11は公知のように電圧線L3、 L4に介挿されており、電圧線L3、L4に漏電が生じた場合その漏電電流を検 出して所定の電圧を誘起するものである。
【0013】 また、制御回路12は漏電検出回路14、遅延回路15、2個のスイッチング 回路16、17、及び、各スイッチング回路16、17のそれぞれに接続された リレー回路18、19から構成される。
【0014】 漏電検出回路14には前記零相変流器11が接続されており、前記のように零 相変流器11により誘起された電圧が漏電検出回路14に入力される。また、漏 電検出回路14には、遅延回路15、スイッチング回路16及びリレー回路18 が直列に接続され、更に、前記遅延回路15等とは並列してスイッチング回路1 7、リレー回路19が接続されている。
【0015】 ここに、漏電検出回路14は、零相変流器11により誘起された電圧を検出し たときに、その検出出力を各遅延回路15及びスイッチング回路17に出力する ものであり、また、遅延回路15は漏電検出回路14からの検出出力を受けて後 一定時間(100V、50Hzで20msec、100V、60Hzで16.7 msec以上)遅延させて出力信号をスイッチング回路16に出力するものであ る。
【0016】 また、スイッチング回路16は遅延回路15からの遅延された出力信号を受け てリレー回路18に駆動信号を出力し、スイッチング回路17は漏電検出回路1 4からの検出出力を受けてリレー回路19に駆動信号を出力するものである。
【0017】 更に、リレー回路18、19は公知のように電磁コイルと接触子とを有するも のであり、各スイッチング回路16、17からの駆動信号を受けて電磁コイルを 介して接触子を駆動して遮断スイッチ機構13の遮断スイッチ13A、13Bを それぞれ開成遮断する作用をなす。
【0018】 遮断スイッチ機構13は電圧線L3、L4中に配設された2つの遮断スイッチ 13A、13Bからなり、両遮断スイッチ13A、13Bは正常状態で図1に示 すように閉成されているが、漏電が発生した場合には図1中点線で示すように、 一方の遮断スイッチ13Aはリレー回路18により開成遮断され、また、他方の 遮断スイッチ13Bはリレー回路19により開成遮断される。
【0019】 次に、前記のように構成された漏電遮断器10の動作について説明する。電圧 線L3、L4に漏電が発生すると零相変流器11が漏電電流を検出し、これによ り誘起された電圧を漏電検出回路14に出力する。漏電検出回路14はかかる零 相変流器11からの出力を受けて検出出力を遅延回路15及びスイッチング回路 17に出力する。
【0020】 このとき、遅延回路15においては前記したようにスイッチング回路16への 出力信号が約20msec遅延させられるので、スイッチング回路16へ出力さ れる出力信号のタイミングは、漏電検出回路14からスイッチング回路17に検 出出力が出力されるタイミングよりも約20msec遅延される。
【0021】 この結果、スイッチング回路16からリレー回路18に駆動信号が出力される タイミングは、スイッチング回路17からリレー回路19に駆動信号が出力され るタイミングよりも約20msec遅延されることとなる。
【0022】 従って、遮断スイッチ13Bがリレー回路19を介して開成遮断された後約2 0msec経過した時点で、遮断スイッチ13Aがリレー回路18を介して開成 遮断されるものである。尚、遮断スイッチ13Bが先に開成遮断される時に遮断 スイッチ13Bの接点部分でアークが発生するが、遮断スイッチ13Aが後に開 成遮断される時にはアークが発生することはない。
【0023】 このように、本実施例に係る漏電遮断器10では、漏電検出時に遮断スイッチ 13Aと13Bとが同時に開成遮断されることはなく、相互に一定時間ずれて開 成遮断されるものである。
【0024】 以上詳細に説明した通り本実施例に係る漏電遮断器10では、制御回路12に おいて一方の遮断スイッチ13Aを他方の遮断スイッチ13Bよりも遅延させて 開成遮断すべく遅延回路15を設けたので、先に開成遮断される遮断スイッチ1 3Bの接点部分でアークが生じるものの後に開成遮断される遮断スイッチ13A の開成遮断時にはアークが生じることは防止され、これにより遮断スイッチ13 Aの接点として大きな遮断容量の接点を使用する必要をなくすことができる。
【0025】 従って、遮断スイッチ13Aの小型化を図ることによりリレー回路18におけ るリレー自体の小型化を実現することができるとともに、かかるリレーが内蔵さ れる漏電遮断器10自体をも小型化することができる。また、これに伴い遮断ス イッチ13Aについては小型のリレーを使用できるので、漏電遮断器10全体と してコストを低減することができる。
【0026】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しな い範囲内で種々の変形、改良が可能である。例えば、前記実施例では遅延回路1 5が漏電検出回路14とスイッチング回路16との間に接続されているが、かか る遅延回路15はスイッチング回路16とリレー回路18との間に接続してもよ いことは勿論である。
【0027】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案は、2個の遮断スイッチ機構の内一方の遮断スイッチ 機構のスイッチ動作を他方の遮断スイッチ機構のスイッチ動作に比して遅延させ ることによりアークが両遮断スイッチ機構の接点部分で同時に生じないようにし 、もって一方の遮断スイッチ機構に接続されるリレーの小型化を図って漏電遮断 器の小型化を可能にするとともにコストの低い漏電遮断器を提供することができ 、その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る漏電遮断器の制御ブロック図を
示す。
【図2】従来の漏電遮断器の制御ブロック図を示す。
【符号の説明】
1、11 零相変流器 2、13 漏電検出回路 3、16、17 スイッチング回路 4、5、18、19 リレー回路 6、7、13A、13B 遮断スイッチ 13 スイッチ機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漏電を検出する零相変流器と、零相
    変流器に誘起された電圧を検出する漏電検出回路と、漏
    電検出回路からの検出出力により作動するスイッチング
    回路と、スイッチング回路からの出力によりスイッチ動
    作を行う2個のリレー回路と、各リレー回路に対応して
    設けられ各リレー回路からの出力により作動して電路の
    遮断を行なう2個の遮断スイッチ機構とを有する漏電遮
    断器において、 前記一方のリレー回路からの出力を他方のリレー回路か
    らの出力よりも遅延させる遅延回路を設け、 前記一方の遮断スイッチ機構のスイッチ動作を前記他方
    の遮断スイッチ機構のスイッチ動作に比して遅延させる
    ようにしたことを特徴とする漏電遮断器。
JP1338792U 1992-02-10 1992-02-10 漏電遮断器 Pending JPH0566858U (ja)

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JP1338792U JPH0566858U (ja) 1992-02-10 1992-02-10 漏電遮断器

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