JPH0566768U - メモリーカード脱落防止装置 - Google Patents

メモリーカード脱落防止装置

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JPH0566768U
JPH0566768U JP1706992U JP1706992U JPH0566768U JP H0566768 U JPH0566768 U JP H0566768U JP 1706992 U JP1706992 U JP 1706992U JP 1706992 U JP1706992 U JP 1706992U JP H0566768 U JPH0566768 U JP H0566768U
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JP
Japan
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memory card
leaf spring
card
slit
case body
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Withdrawn
Application number
JP1706992U
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English (en)
Inventor
弘之 森本
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
Application filed by スズキ株式会社 filed Critical スズキ株式会社
Priority to JP1706992U priority Critical patent/JPH0566768U/ja
Publication of JPH0566768U publication Critical patent/JPH0566768U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的振動等に伴なうメモリーカードの自然
脱落を防止する装置を提供すること。 【構成】 ケース本体3に形成されたスリット3Aを画
成する側壁4の部分に板ばね7が収容される一方、スリ
ット3A内に挿入されるメモリーカード2の一部には前
記板ばね7が嵌入される凹部2Aが形成されている。メ
モリーカード2がスリット3A内の所定装填位置にある
ときには、板ばね7は凹部2Aに嵌入してメモリーカー
ド2のケース本体3外への脱落を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、メモリーカード脱落防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時における計測器等の電子化の普及に伴い、測定情報等の記録用としてメモ リーカードが用いられており、かかるカードを記録装置に挿入し、所定の測定作 業終了後にエジェクト装置を介して記録装置よりメモリーカードを押し出すもの が知られている。
【0003】 図4および図5には、従来例におけるメモリーカード脱落防止装置が示されて いる。これらの図において、測定器等の記録装置1内にはメモリーカード2が挿 入されて、これを保持するケース本体3が装備されている。このケース本体3の 図4中上下における両側壁4の一部には凹部5が形成されているとともに、この 凹部5内にはメモリーカード2の両端を圧接して当該カード2をケース本体3内 に保持し、当該カードの脱落防止するための板ばね7がそれぞれ設けられている 。
【0004】 前記ケース本体3における一方の側壁7には、プッシュボタン10を軸方向移 動自在に支持するブラケット11が突設されている。プッシュボタン10はロッ ド状部10Aと板状部10Bとにより構成されており、この板状部10Bの基端 には付勢手段としてのコイルばね13の一端が連結されているとともに、このコ イルばね13の他端は、図示しないベースに固定されたクランク状の支持ブラケ ット14に連結されており、これによりプッシュボタン10は常時はカード2の 反押出方向に向けて付勢されるようになっている。
【0005】 前記支持ブラケット14の上面にはプッシュボタン10の移動方向に沿って延 びるスリット16が形成されており、このスリット16を介してプッシュボタン 10と当該プッシュボタン10の移動に追従して揺動される伝達機構18が連結 されている。
【0006】 前記伝達機構18は、基端がプッシュボタン10の配置位置とは反対側におけ るケース本体3の一部に軸支されるとともに、先端が前記プッシュボタン10に 連結された長寸の旋回アーム19と、この旋回アーム19の略中間位置に支持さ れたカムプレート20とを備えて構成されている。カムプレート20の側壁はケ ース本体3に形成された突条ガイド22により案内されるよう構成され、これに よりカムプレート20は旋回アーム19の旋回に伴って移動する際にプッシュボ タン10の移動方向と平行な方向に正確に移動されるようになっている。
【0007】 前記カムプレート20の長手方向一端側、すなわち第6図中右端側には一対の 揺動アーム25の一端側が係合されている。この揺動アーム25は、その中間部 にて揺動可能に軸支されており、他端側には係合ピン26が設けられている。こ の係合ピン26はメモリーカード2がケース本体3内に挿入されたときに、当該 メモリーカード2の先端縁に係合されるようになっている。
【0008】 以上の構成において、図4に示されるカード2の保持状態から、当該カード2 をケース本体3の外方へ押し出す際には、前記プッシュボタン10を押圧して移 動させれば、プッシュボタン10に連結された伝達部材18の作用によりカムプ レート20の一端縁が揺動アーム25の一端を押し込み、これによって係合ピン 26がカード2の押出方向に揺動される結果、この係合ピン26に係合するカー ド2は揺動アーム25の揺動量に相当する量を押し出されることとなる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来装置においては、ケース本体3内におけるメモリーカ ード2の保持力は、当該カード2に圧接する板ばね7によって得ているものであ り、かつ、プッシュボタン10はコイルばね13の付勢力によって常時はカード の反押出方向に向けて付勢されている状態であり、かかる付勢力が伝達機構18 および揺動アーム25を介して常にカード2へ押出力として作用されていること となる。
【0010】 従って、機械的振動ないし衝撃等によってカード2が押し出されてしまう場合 を回避しえず、特に測定作業等における記録の際に、種々の不都合を発生すると いう問題があった。
【0011】
【考案の目的】
ここに本考案の目的は、カード保持状態において、前記外的要因に起因した押 し出しを排除し、安定した保持を実現することのできるメモリーカード脱落防止 装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、ケース本体に所定形状のメモリーカード が挿入可能なスリットを設けるとともに、前記スリットを画成する本体の少なく とも一側壁に板ばねを収容し、この板ばねの押圧力で前記メモリーカードの脱落 を防止する装置において、前記メモリーカードをスリット内に挿入した所定位置 で前記板ばねが当接するメモリーカードの一部に板ばねの一部が収容可能な凹部 を形成したものである。
【0013】
【作用】
前記ケース本体のスリットにメモリーカードを挿入し、所定装填位置に達する ときに、当該メモリーカードに形成された凹部内に板ばねの一部が入り込み、こ れによって一定の摩擦係合力が得られてカードの脱落が防止される。また、カー ドが所定装填位置に入り込む際には凹部と板ばねとによってクリック動作が得ら れ、正確な位置決めが可能となる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0015】 なお、以下の説明において前記従来例と同一もしくは同等の構成については同 一符号を用いるものとし、説明を省略もしくは簡略にする。
【0016】 図1に示されるように、メモリーカード2の幅方向2箇所位置には湾曲に形成 された凹部2A,2Aが形成されている。これら凹部2A,2Aは、ケース本体 3のスリット3A内の所定装填位置で前記板ばね7と嵌まり合う位置に形成され ている。
【0017】 凹部2A,2Aの形状は、本考案では、湾曲とされているが、少なくとも板ば ね7の一部を収容し得る形状である限り限定的なものではない。
【0018】 次に、本考案の作用につき図2および図3をも参照しながら説明する。
【0019】 メモリーカード2がケース本体3に装填されていない状態では、図3に示され るように、コイルばね13の付勢力により旋回アーム19の自由端側は右方にあ り、同時にカムプレート20も右方に位置されている。このカムプレート20に 係合する揺動アーム25は、ピン26がカード押出方向側に位置されている。
【0020】 ここで、メモリーカード2をスリット3Aに挿入すると、当該メモリーカード 2の先端縁が初めにピン26に当接し、さらに挿入すると、揺動アーム25はピ ン26に加えられる押圧力で反転する。従って、揺動アーム25に係合するカム プレート20は図中左側に移動し、同時に旋回アーム18もその自由端側が左側 に移動する。
【0021】 メモリーカード2が所定装填位置に達する際には、板ばね7の一部が凹部2A にクリック動作をもって入り込み、これにより、カード2の装填が完了する。こ の時、プッシュボタン10はコイルばね13によって常時はカードの反押出方向 に付勢されているため、メモリーカード2を押出す力が若干作用しているが、凹 部2Aと板ばね7との間に生ずる摩擦力によって自然脱落が阻止し得るようにな っている。
【0022】 メモリーカード2をケース本体3外へ取り出すときは、プッシュボタン10を 押圧すれば、機械的動作によって難なく取り出しをすことができる。
【0023】 従って、このような実施例によれば、従来のように、メモリーカードの側部を 単に板ばねで押圧していた場合に比べ、凹部2Aに板ばね7を部分的に嵌合せし める構成としたから、より大きな摩擦係合力が得られ、コイルばね13の付勢力 が作用していても、機械的振動等による自然脱落を有効に防止できるという効果 がある。
【0024】 加えて、メモリーカード2の一部を凹部2A,2Aとすることのみによって所 望の効果を得るよう構成したものであり、従って、製造コストの高謄を招来する ような不都合も全くない。
【0025】 なお、実施にあたり、凹部形成数は2箇所に限らず、少なくとも1箇所にあれ ば足りるものであるため、前記実施例に示した一方の凹部2A及び板ばね7は省 略しても良い。但し、2箇所の場合には、摩擦係合力をバランスよく維持できる ため、カード保持上有利である。
【0026】 また、板ばね7の配置位置は図示例の側壁4部分に限らない。要するに、スリ ット3Aを画成する壁部に設ける限り、前記と同一の作用,効果を得ることがで きる。
【0027】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成され、かつ、作用するのでこれによると、極めて 簡単な構造によって、従来装置の大幅な設計変更を加えることなく、メモリーカ ードの脱落を有効に防止することのできる装置を提供できるとういう効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるメモリーカードの平面図であ
る。
【図2】ケース本体にメモリーカードを装填した状態を
一部切欠いて示した平面図である。
【図3】メモリーカード非装填時を示す図2と同様の図
である。
【図4】従来例を説明するための図2と同様の図であ
る。
【図5】図4の側面図である。
【符号の説明】
2 メモリーカード 2A 凹部 3 ケース本体 4 側壁 7 板ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体に所定形状のメモリーカード
    が挿入可能なスリットを設けるとともに、前記スリット
    を画成するケース本体の少なくとも一側壁に板ばねを収
    容し、この板ばねの押圧力で前記メモリーカードの脱落
    を防止する装置において、前記メモリーカードをスリッ
    ト内に挿入した所定位置で前記板ばねが当接するメモリ
    ーカードの一部に板ばねの一部が収容可能な凹部を形成
    したことを特徴とするメモリーカード脱落防止装置。
JP1706992U 1992-02-21 1992-02-21 メモリーカード脱落防止装置 Withdrawn JPH0566768U (ja)

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JP1706992U JPH0566768U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 メモリーカード脱落防止装置

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JP1706992U JPH0566768U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 メモリーカード脱落防止装置

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Publication Number Publication Date
JPH0566768U true JPH0566768U (ja) 1993-09-03

Family

ID=11933702

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JP1706992U Withdrawn JPH0566768U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 メモリーカード脱落防止装置

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JP (1) JPH0566768U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7070429B2 (en) 2003-12-26 2006-07-04 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Card connector that can prevent both leaping-out and ejection failure of a card

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606