JPH0565714U - 自動防眩水滴除去ミラー - Google Patents

自動防眩水滴除去ミラー

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JPH0565714U
JPH0565714U JP1454392U JP1454392U JPH0565714U JP H0565714 U JPH0565714 U JP H0565714U JP 1454392 U JP1454392 U JP 1454392U JP 1454392 U JP1454392 U JP 1454392U JP H0565714 U JPH0565714 U JP H0565714U
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Abstract

(57)【目的】 自動防眩水滴除去ミラーのミラーガラス背面
に配設される封止材の軽量化 【構成】 ミラーガラス背面のEC蒸着膜などの自動防
眩機構を例えば厚み寸法が100μm以下の薄膜状の封
止材で封止した。 【効果】 被振動物の質量を軽くして超音波振動素子の
負荷を軽減し、水滴除去性能を向上させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、降雨時などにおいてバックミラーの鏡面に付着した水滴を霧化する ことによって除去する装置に関し、特に自動防眩ミラーに最適な水滴除去装置に 係る。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の一例を示す説明図である。すなわち、この自動防眩ミラーは、 実開平3−6603号として公開された考案であって、透明なガラス基板30の 背面にエレクトロクロミック層31を設けたミラー本体32と、このミラー本体 32を覆うようにガラス製の保護基板33を配置している。さらに、保護基板3 3の背面には、保護基板を介してミラー本体を励振させるための超音波振動子を 配設している。とくに、保護基板の厚さ寸法をミラー本体のガラス基板よりも大 に設定したことを特徴としている。
【0003】 一方、図4は、実開平1−128226号考案を示すものであり、ガラス基板 50の上に下部電極51や上部電極52の引出電極53を配置し、その上にEC 蒸着膜層54を多重積層してさらにその外周を樹脂フィルム55で封止した構造 が開示されている。なお、この封止用樹脂フィルム55は、接着剤を塗布したP ET(ポリエステル)フィルムが使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記第1の従来例は、水滴を除去する場合に超音波振動子に励起した超音波振 動をガラスの保護基板を介してミラー本体に伝達して鏡面に付着した水滴を霧化 することによって除去している。しかし、この場合は、被振動物の質量が大きく なるために除去効率が悪くなるという課題がある。また、第2の従来例は、ガラ スの保護基板に換えて樹脂フィルムを使用しているものの冷熱サイクル試験など 急激な温度変化が加わるとガラス基板との線膨張差によって蒸着膜が剥離してし まうという課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自動防眩ミラーのミラーガラスの後面に振動板を介して超音波振動 素子を配設し、このミラーガラスを励振して水滴を除去する自動防眩水滴除去ミ ラーにおいて、 ミラーガラスの背面に配置したEC蒸着膜およびアルミニウム反射膜などの多 層体による自動防眩機構を薄膜状の封止材で封止したことを特徴とする自動防眩 水滴除去ミラーである。 また、上記封止材は、厚み寸法が100μm以下のポリイミドフイルムまたは 厚み寸法が100μm以下でかつタック付きのポリエステルフィルムか、または Si34などの蒸着またはスパッタリングによる窒化膜あるいは厚み寸法が10 0μm以下の金属箔フィルムで形成されたことを特徴としている。
【0006】
【考案の作用】
本考案は、振動板とEC蒸着膜層などの自動防眩機構を厚み寸法100μm以 下の薄膜状の封止材で封止したことにより、被振動体の重量を従来よりも軽減さ せたことにより、優れた水滴除去能力を発揮する。また、タック付き樹脂製フィ ルムを封止材に採用したことにより、ミラーガラスとの温度差によって仮に封止 材であるフィルムが伸長してもこのタック部分で吸収することによって剥離が生 じない機能を有している。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す断面図である。本考案の水滴除去ミラー1の構 成を示すと、一例として化学強化ガラスをミラーガラス2の基材として採用し、 その裏面に後述の薄膜状封止材3で封止されるEC蒸着層4、ITO蒸着層5お よび電極膜を兼用したアルミニウム反射膜6を配設している。なお、前記ガラス 2の周端部にはEC用の電極7を配設しており、これらの構成部材によって自動 防眩機構を形成している。そして、上記自動防眩機構は、図示省略のスイッチに よって作動される。
【0008】 次いで、振動機構について説明すると、一例としてチタンなどの軽量金属板で 形成した振動板10の周縁部をエポキシ系接着剤によってミラーガラス2に接合 し、その略中央部を碗状に曲成して形成された凹部11に自己温度制御型面状発 熱体すなわちヒータパネル12を配置している。このヒーターパネル12は、上 記振動板10の前面に粘着材13で緩衝体14を支持し、さらに、この緩衝体1 4の前面に固着した粘着材15によって支持されている。
【0009】 さらにまた、上記振動板10におけるヒータパネルの収納部(凹部11)の背 面側には、一例として圧電素子などの超音波振動素子16を接着剤などによって 貼着している。
【0010】 一方、前記EC蒸着膜層などの自動防眩機構は、次の薄膜状封止材3によって ミラーガラス2の背面に封止されている。すなわち、優れた耐熱性を発揮する厚 さ100μm以下のポリイミドフィルムまたは厚さ100μm以下でかつ多数の ひだすなわちタック3aを付設し裏面に接着剤層3bを具備したポリエステルフ ィルムまたはSi34(窒化ケイ素)などの耐熱性絶縁材を蒸着またはスパッタ リングした窒化膜あるいは厚さ100μm以下で耐熱性を有する金属箔フィルム などの質量の小さい薄膜状の封止材3である。
【0011】 なお、前記ポリエステルフィルムにタックを付けることでガラスとの線膨張差 をこのタックで吸収する機能が働き剥離防止機能を奏する。
【0012】 上記のように構成した本考案の自動防眩水滴除去ミラーは、雨天または霧中走 行時などで作動スイッチを入れると超音波振動素子からの振動を振動板によって ミラーに伝達し、鏡面に付着した水滴を霧化して除去する。 また、冬期や厳寒時などの凍結時には、ヒータパネルによってガラスの裏面か ら熱が表面側に伝達してガラス面を昇温かつ保温することにより霜や氷を溶解す る。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、前記のようにヒータパネルと自動防眩機構を機能させるECミラー において、EC自動防眩機構をガラス基板で封止していた従来例と相違して、耐 熱性のある薄膜状の封止材の採用によってEC自動防眩機構を封止したために被 振動物の軽量化を実現した。その結果、圧電素子など超音波振動発生素子からの 出力(振動)を軽量化したミラー面に低負荷でも作用させることができるように なり、水滴除去性能が大幅に向上した。 また、線膨張差が生じるポリエステルフィルムにタックを付設したことによっ て、急激な温度差による線膨張差をタックが吸収して、ガラス面からの剥離を防 止する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 図1は本考案の一実施例を示す断面図 図2は本考案の封止材を施した一例を示す断面図 図3は従来例を示す断面図 図4は他の従来例を示す断面図
【符号の説明】
1 ミラー 2 ガラス基板 3 封止材 3a タック 3b 接着剤層 4 EC蒸着層 5 ITO蒸着層 6 アルミニウム反射膜 7 電極 10 振動板 11 凹部 12 ヒーターパネル 13 粘着材 14 緩衝体 15 粘着材 16 超音波振動素子

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動防眩ミラーのミラーガラスの後面に
    振動板を介して超音波振動素子を配設し、ミラーガラス
    を励振して水滴を除去する自動防眩水滴除去ミラーにお
    いて、 ミラーガラスの背面配置したEC蒸着膜およびアルミニ
    ウム反射膜などの多層体による自動防眩機構を薄膜状の
    封止材で封止したことを特徴とする自動防眩水滴除去ミ
    ラー。
  2. 【請求項2】 上記封止材は、厚み100μm以下のポ
    リイミドフイルムである請求項1記載の自動防眩水滴除
    去ミラー。
  3. 【請求項3】 上記封止材は、厚み100μm以下でか
    つタック付きのポリエステルフィルムである請求項1記
    載の自動防眩水滴除去ミラー。
  4. 【請求項4】 上記封止材は、Si34などの蒸着また
    はスパッタリングによる窒化膜である請求項1記載の自
    動防眩水滴除去ミラー。
  5. 【請求項5】 上記薄膜体は、厚さ100μm以下の金
    属箔フィルムである請求項1記載の自動防眩水滴除去ミ
    ラー。
JP1992014543U 1992-02-17 1992-02-17 自動防眩水滴除去ミラー Expired - Lifetime JP2590564Y2 (ja)

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JPH0565714U true JPH0565714U (ja) 1993-08-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109572625A (zh) * 2018-11-27 2019-04-05 温州市华晖汽摩配件厂(普通合伙) 一种超声波除雾驱水镜片

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006603U (ja) * 1993-07-13 1995-01-31 愼 重根 萬年カレンダー
JP3042465U (ja) * 1996-01-24 1997-10-21 モートン インターナショナル,インコーポレイティド 運転者側エアバッグモジュールの膜型ホーンスイッチ

Patent Citations (2)

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