JPH0564961A - 感熱記録体の製造方法 - Google Patents

感熱記録体の製造方法

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JPH0564961A
JPH0564961A JP4043089A JP4308992A JPH0564961A JP H0564961 A JPH0564961 A JP H0564961A JP 4043089 A JP4043089 A JP 4043089A JP 4308992 A JP4308992 A JP 4308992A JP H0564961 A JPH0564961 A JP H0564961A
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protective layer
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coating liquid
heat
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Kiyomi Okada
きよみ 岡田
Gensuke Matoba
源輔 的場
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は感熱記録体の製造方法に関し、特に支
持体としてフィルムまたは合成紙を使用する感熱記録体
の、感熱記録層上に保護層を形成する際に発生するバー
筋やストリークおよびスクラッチを解消する方法を提供
する。 【構成】支持体としてフィルムまたは合成紙を使用し、
且つ感熱記録層上に保護層を形成する感熱記録体の製造
方法において、感熱記録層表面のベック平滑度を500
〜6000秒に調節した後で保護層を形成することによ
り上記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持体としてフィルム
または合成紙を使用した感熱記録体の製造方法に関し、
特に記録層上に保護層を形成する際に発生するバー筋や
ストリークおよびスクラッチなどを解消した感熱記録体
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無色ないし淡色の塩基性染料と、有機な
いし無機の呈色剤との呈色反応などを利用し、熱によっ
て記録像を得るようにした感熱記録体は各種の態様で知
られている。この感熱記録体は記録方式の著しい進歩に
伴い、その利用分野や形態が多様化しており、感熱ファ
クシミリや感熱プリンタ用の記録媒体としてのみなら
ず、磁気感熱記録、POSラベル、チケット、プリペイ
ドカード、シールレス定期など、新しい用途に使用され
るようになってきた。そして、このような用途の拡大に
伴って、例えば記録像の保存性を改良するなどの目的
で、記録層上に保護層を形成するケースが多くなり、使
用される支持体も紙だけでなく、フィルムや合成紙のよ
うに保存性のあるシートが利用されるようになってき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、支持体とし
てフィルムや合成紙を使用した感熱記録体では、記録層
上に保護層を形成するために他の塗液を塗布すると、バ
ー筋やストリークおよびスクラッチなどの条跡トラブル
が発生し易く、最終製品の品質が大幅に低下する虞れが
あるため、保護層形成塗液の塗布に際しては、塗布液や
塗布条件の極めて注意深い調節が必要であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる現状に鑑み、本発
明者等は支持体としてフィルムや合成紙を使用した感熱
記録体で発生する上記の如きバー筋やストリークおよび
スクラッチなどの条跡トラブルの解消について、鋭意研
究の結果、感熱記録層表面のベック平滑度を特定の範囲
に調節した後で保護層を形成すると、このような条跡ト
ラブルが極めて効率良く解消され、結果的に保護層形成
塗液の塗布が極めて容易に安定して実施できることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】而して、本発明は、支持体としてフィルム
または合成紙を使用し、且つ感熱記録層上に保護層を形
成する感熱記録体の製造方法において、該感熱記録層表
面のベック平滑度を500〜6000秒に調節した後に
保護層を形成することを特徴とする感熱記録体の製造方
法である。
【0006】
【作用】一般に、支持体としてフィルムまたは合成紙を
使用した感熱記録体では、支持体の平滑面が影響して、
記録層塗液を塗布した後の記録層表面のベック平滑度は
7000秒以上の高い数値を示す。しかし、このように
高い平滑度を有する記録層表面に保護層塗液を塗布する
と、前述の如き条跡トラブルが発生する。また、一方ベ
ック平滑度が数百秒という平滑度の低い記録層表面に保
護層塗液を塗布するような場合は、保護層表面の平滑度
も低くなり製品の平滑性が悪くなってしまい、感熱記録
時に記録ヘッドと感熱記録体表面の密着が悪く記録画像
が鮮明にならない。そして時には記録面がヘッドに掻き
取られるなどのトラブルが発生する。このため、本発明
の感熱記録体の製造方法では、感熱記録層表面のベック
平滑度を500〜6000秒、より好ましくは1500
〜4500秒に調節した後で保護層塗液を塗布するもの
である。
【0007】感熱記録層表面のベック平滑度を上記の如
き特定の領域に調節する方法については、例えば感熱記
録層中に配合する顔料の平均粒子径や配合割合を調節し
たり、記録層を構成する接着剤の種類や配合割合を調節
する方法は、得られる感熱記録体の記録特性などの調節
も容易なため、本発明の製造方法における好ましい実施
態様の一つである。
【0008】フィルムや合成紙を支持体として使用する
本発明の方法では、支持体として通常の紙を使用する場
合と異なり、記録層形成塗液の支持体中への浸み込みが
殆どなく、しかも支持体表面が非常に平滑なため、記録
層形成塗液を構成する顔料や接着剤の種類や配合割合を
少し変化させるだけで、記録層表面の平滑性を大きく変
化させることが可能となる。従って、本発明の方法では
記録層表面の平滑度が前記特定の値となるように、記録
層を構成するこれらの材料の種類や配合割合などを適宜
調節することによって本発明の所望の効果が得られるも
のである。
【0009】記録層を構成する反応系については各種の
方式が知られており、本発明の方法でも、例えば有機燐
系鉄塩と配位子化合物との組み合せ、ジアゾニウム塩お
よびカプラーと塩基性化合物との組み合せなどを使用で
きるが、特に塩基性染料と呈色剤を使用した系で、より
優れた効果が得られるため、以下の説明はこの系に基づ
いて行う。
【0010】無色ないし淡色の塩基性染料と無機ないし
有機の呈色剤との組み合せは、多数の特許出願や文献で
紹介されており、塩基性染料としては、例えば各種のト
リアリールメタン系染料、ジフェニルメタン系染料、チ
アジン系染料、スピロ系染料、ラクタム系染料、フルオ
ラン系染料、フルオレン系染料などが知られており、呈
色剤としては、例えば各種の芳香族カルボン酸類、フェ
ノール性化合物類、フェノール樹脂類、およびこれらの
呈色剤の多価金属塩などが知られている。本発明の方法
では、これらの各種染料や呈色剤が使用でき、勿論必要
に応じて二種以上の染料や呈色剤を使用することも可能
である。
【0011】一般に感熱記録層を構成する塗液中には、
例えばデンプン類、セルロース類、蛋白質類、アラビア
ガム、ポリビニルアルコール類、水溶性共重合体塩類、
共重合体エマルジョン類、スチレン−ブタジエン共重合
体ラテックス、ウレタンラテックスなどのラテックス
類、スチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン−ブタジエ
ン樹脂、ウレタン樹脂などの樹脂類などの接着剤が配合
されるが、本発明の方法では、前述の如くこれらの接着
剤の種類や配合割合を適宜調節して、記録層表面のベッ
ク平滑度を500〜6000秒、より好ましくは150
0〜4500秒に調節する。なお、接着剤の配合割合は
記録層形成塗液全固型分に対して5〜60重量%、好ま
しくは10〜50重量%、最も好ましくは15〜40重
量%程度の範囲で調節するのが望ましい。そして、接着
剤の種類は例示した中でも、スチレン−ブタジエン共重
合体ラテックス、ウレタンラテックス、スチレン−ブタ
ジエン樹脂、ウレタン樹脂が特に望ましい。接着剤の種
類の選択は例示の中から一種または複数を選択して併用
してもよい。
【0012】また、感熱記録層を構成する塗液中には、
例えば脂肪酸アミド類、脂肪族エステル類、脂肪族エー
テル類、芳香族エステル類、芳香族エーテル類などの各
種熱可融性物質や、ワックス類、脂肪酸金属塩類、シリ
コンオイル類などの滑剤、さらには、例えば分散剤、紫
外線吸収剤、消泡剤、螢光染料、着色染料などの各種助
剤などを適宜添加することもできる。
【0013】本発明の方法では、前述の如く保護層形成
塗液を塗布する前の感熱記録層表面のベック平滑度を5
00〜6000秒、より好ましくは1500〜4500
秒に調節する必要があるが、そのために記録層形成塗液
中に適量の顔料を配合するのが望ましく、例えばカオリ
ン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、焼成カオリン、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水
シリカ、無定形シリカ、活性白土などの各種顔料の一種
または複数を選択して配合する。中でもカオリン、炭酸
カルシウム、焼成カオリン、無定形シリカが特に望まし
い。その際に顔料の平均粒子径や配合割合を適宜調節し
て、記録層表面のベック平滑度を上記特定の範囲に調節
する。ここで使用される顔料の平均粒子径は0.5〜
4.0μm、より好ましくは0.6〜3.0μm、最も
好ましくは0.7〜2.0μm、のものが望ましい。ま
た、これらの顔料の配合割合は全固型分に対して5〜5
0重量%、より好ましくは10〜45重量%、最も好ま
しくは15〜40重量%程度の範囲で調節することが望
ましい。
【0014】かくして調製された記録層形成塗液は、プ
ラスチックフィルムまたは合成紙からなる支持体上に塗
布される。プラスチックフィルムとしては、例えばポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリウレタンなどの延伸、無延
伸のプラスチックフィルムが使用されるが、中でもポリ
プロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネ
ートの延伸プラスチックフィルムが好ましく使用され
る。また、合成紙としては、例えば上記と同じ材料を用
いてフィルム法またはファイバー法で合成紙としたもの
が使用され、中でもポリプロピレン、ポリエステル、ホ
リアミド、ポリカーボネートのフィルム法で合成紙とし
たものが好ましく使用される。そして、塗布装置などに
ついては特に限定されず一般の製造方法で行われる。例
えばブレードコーター、バーコーター、グラビアコータ
ーなどの塗布装置、さらにはグラビアロールで塗液を塗
布後バーでスムージング処理する塗布装置などによっ
て、塗布量が乾燥重量で2〜12g/m2 程度、好まし
くは3〜10g/m2 程度となるように塗布乾燥され
る。なお、記録層形成塗液を塗布するのみで、記録層表
面の平滑度を前記特定の範囲に調節するのが、製造工程
の簡便さという点で最も好ましいが、例えば塗布後の記
録層表面を粗面化ロールなどで処理して前記特定の平滑
度に調節してもよい。
【0015】本発明の方法では、かくして形成された5
00〜6000秒、より好ましくは1500〜4500
秒のベック平滑度を有する感熱記録層上に保護層形成塗
液が塗布されるが、保護層は一般に水溶性高分子を主成
分とする塗液を塗布する方法で製造される。ここで用い
られる水溶性高分子としては、例えば各種の鹸化度重合
度のポリビニルアルコール、そのアセトアセチル基変
性、カルボキシ変性、シリコン変性などの変性PVA、
アクリル樹脂、ポリオレフィン系樹脂などがあげられ
る。なお、保護層形成塗液中には常法に従って、各種の
顔料や各種の助剤などを適宜添加してもよい。なお、保
護層形成塗液の粘度は20〜400cps、望ましくは
40〜250cpsである。そして、塗布装置は、例え
ばメータリングバー(メータリングロッド、以下同
じ)、スムージングバー、ワイヤー巻きバー、彫刻バ
ー、ハイドロバー、ブレードホルダーバーなどのバーコ
ーターあるいはロッドコーター、そして、トレーリング
ブレード、ポンドブレード、インバーテッドブレード、
フレキシブレード、フラデッドニップブレード、フアウ
ンテンブレード、ショートドウエルブレード、などのそ
れぞれベベルやベントの使用方法によるブレードコータ
ーなどの塗布装置が使用される。さらにはグラビアロー
ルで塗液を塗布後バーやロッドでメータリングとスムー
ジング処理する塗布装置などによって塗布される。その
塗布量は、乾燥重量で一般に、0.5〜20g/m2
度、好ましくは1〜10g/m2 程度の範囲で調節され
る。また、支持体の裏面に帯電防止層や保護層を設けた
り、支持体に下塗り層を設けることも勿論可能であり、
さらに支持体裏面に粘着剤加工を施すなどの感熱記録体
製造分野における各種の公知技術が付加し得るものであ
る。
【0016】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、本発明の方法は勿論これらに限定されるも
のではない。また、特に断らない限り、例中の部および
%はそれぞれ重量部と重量%を示す。
【0017】実施例1 A液調製:3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン10部、
ジベンジルテレフタレート20部、メチルセルロース5
%水溶液5部、水65部をサンドミルで平均粒子径が2
μmになるまで粉砕した。 B液調製:4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフ
ェニルスルホン30部、メチルセルロース5%水溶液5
部、水65部をサンドミルで平均粒子径が2μmになる
まで粉砕した。 記録層形成塗液の調製:A液100部、B液100部、
無定形シリカ(平均粒子径:1μm)20部、スチレン
−ブタジエン共重合体ラテックス30部(固形分)、水
75部を混合して記録層形成塗液を調製した。 記録層の形成:坪量60g/m2 のポリプロピレンフィ
ルム上に、上記の記録層形成塗液をグラビアロールを用
いて固形分で10g/m2 転写し、グラビアロールの後
方に設けたロッド(ワイヤー巻きバー)コーターで、乾
燥後の記録層塗布重量が5g/m2 となるように計量化
と平滑化処理して塗布し、乾燥した。記録層表面のベッ
ク平滑度を表1に示す。 保護層の形成:ポリビニルアルコール50部、カオリン
40部、水300部を混合して調製した保護層形成塗液
を、上記の記録層表面に、乾燥重量が4g/m2 となる
ように、グラビアロールによる転写とロッド(ワイヤー
巻きバー)コーターによる計量化と平滑化処理によって
塗布乾燥し、保護層を有する感熱記録体を製造した。
【0018】実施例2 実施例1のA液調製において、3−(N−エチル−N−
イソアミルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオランの代わりに、3−(N−エチル−N−イソブ
チルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ランを使用した以外は実施例1と同様にして保護層を有
する感熱記録体を得た。
【0019】実施例3 実施例1のB液調製において、4−ヒドロキシ−4′−
イソプロポキシジフェニルスルホンの代わりに、4,
4′−イソプロピリデンジフェノールを使用した以外は
実施例1と同様にして保護層を有する感熱記録体を得
た。
【0020】実施例4 実施例1の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの代わりに、炭酸カルシウム(平均粒子径1μm)を
使用した以外は実施例1と同様にして保護層を有する感
熱記録体を得た。
【0021】実施例5 実施例1の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの平均粒子径を1μmから1.5μmに替えた以外は
実施例1と同様にして保護層を有する感熱記録体を得
た。
【0022】実施例6 実施例1の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの配合割合を20部から30部に増量した以外は実施
例1と同様にして保護層を有する感熱記録体を得た。
【0023】実施例7 実施例1の記録層形成塗液の調製において、スチレン−
ブタジエン共重合体ラテックスの代わりにウレタンラテ
ックスを使用した以外は実施例1と同様にして保護層を
有する感熱記録体を得た。
【0024】実施例8 実施例1の記録層形成塗液の調製において、スチレン−
ブタジエン共重合体ラテックスの配合割合を30部から
20部に減量した以外は実施例1と同様にして保護層を
有する感熱記録体を得た。
【0025】実施例9 実施例1の保護層の形成において、ポリビニルアルコー
ルの代わりにアクリル樹脂を使用した以外は、実施例1
と同様にして、保護層を有する感熱記録体を得た。
【0026】比較例1 実施例1の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの配合割合を20部から5部に減量した以外は実施例
1と同様にして、保護層を有する感熱記録体を得た。
【0027】比較例2 実施例2の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの配合割合を20部から5部に減量した以外は実施例
2と同様にして、保護層を有する感熱記録体を得た。
【0028】比較例3 実施例3の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの配合割合を20部から5部に減量した以外は実施例
3と同様にして、保護層を有する感熱記録体を得た。
【0029】比較例4 実施例1の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの配合割合を20部から10部に減量した以外は実施
例1と同様にして、保護層を有する感熱記録体を得た。
【0030】比較例5 実施例4の記録層形成塗液の調製において、炭酸カルシ
ウムの配合割合を20部から10部に減量した以外は実
施例4と同様にして保護層を有する感熱記録体を得た。
【0031】比較例6 実施例7の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの配合割合を20部から5部に減量した以外は実施例
7と同様にして、保護層を有する感熱記録体を得た。
【0032】比較例7 実施例9の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの配合割合を20部から5部に減量した以外は実施例
9と同様にして、保護層を有する感熱記録体を得た。
【0033】比較例8 実施例1の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの代わりに平均粒子径が0.1μmのコロイダルシリ
カを使用した以外は実施例1と同様にして保護層を有す
る感熱記録体を得た。
【0034】比較例9 実施例1の記録層形成塗液の調製において、無定形シリ
カの平均粒子径を1μmから0.5μmに替えた以外は
実施例1と同様にして保護層を有する感熱記録体を得
た。
【0035】比較例10 実施例1の記録層形成塗液の調製において、スチレン−
ブタジエン共重合体ラテックスの配合割合を30部から
60部に増量した以外は実施例1と同様にして保護層を
有する感熱記録体を得た。
【0036】比較例11 実施例1の記録層形成塗液の調製において、スチレン−
ブタジエン共重合体ラテックスの配合割合を30部から
50部に増量した以外は実施例1と同様にして保護層を
有する感熱記録体を得た。
【0037】かくして得られた20種類の感熱記録体に
ついて、バー筋やストリークおよびスクラッチの発生状
況を下記の評価基準に基づいて目視評価し、その結果を
表1に記載した。また実用感熱プリンタ(三菱電機製,
三菱SCTP−65)で記録を行い、記録像の発色濃度
をマクベス濃度計(マクベス社製,RD−914型)で
測定し、その結果を表1に記載した。さらに、上記20
種類の感熱記録体を製造する過程で、保護層塗液を塗布
する前の感熱記録層表面のベック平滑度を測定し、その
結果も表1に併記した。 〔評価基準〕 ○:バー筋、ストリーク、スクラッチが
全く認められない。 △:バー筋、ストリーク、スクラッチが僅かに認められ
る。 ×:バー筋、ストリーク、スクラッチが著しく認められ
る。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の方法で製造された感熱記録体では、バー筋やストリー
クおよびスクラッチの発生が全く認められなかった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体としてフィルムまたは合成紙を使用
    し、且つ感熱記録層上に保護層を形成する感熱記録体の
    製造方法において、該感熱記録層表面のベック平滑度を
    500〜6000秒に調節した後に保護層を形成するこ
    とを特徴とする感熱記録体の製造方法。
  2. 【請求項2】感熱記録層表面のベック平滑度を1500
    〜4500秒に調節した後に保護層を形成する請求項1
    記載の感熱記録体の製造方法。
  3. 【請求項3】感熱記録層中に配合する顔料の平均粒子径
    と配合割合を調節することにより感熱記録層表面のベッ
    ク平滑度を調節する請求項1または2記載の感熱記録体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】感熱記録層中に配合する接着剤の種類と配
    合割合を調節することにより感熱記録層表面のベック平
    滑度を調節する請求項1〜3記載の感熱記録体の製造方
    法。
JP4043089A 1991-03-07 1992-02-28 感熱記録体の製造方法 Pending JPH0564961A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4182291 1991-03-07
JP3-41822 1991-03-07

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JP4043089A Pending JPH0564961A (ja) 1991-03-07 1992-02-28 感熱記録体の製造方法

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