JPH0564811A - パトローネリサイクル装置及びこれに用いる整列装置 - Google Patents

パトローネリサイクル装置及びこれに用いる整列装置

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JPH0564811A
JPH0564811A JP3257019A JP25701991A JPH0564811A JP H0564811 A JPH0564811 A JP H0564811A JP 3257019 A JP3257019 A JP 3257019A JP 25701991 A JP25701991 A JP 25701991A JP H0564811 A JPH0564811 A JP H0564811A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 能率良くパトローネを分解し、その部品を材
質に応じて選別する。 【構成】 パトローネリサイクル装置10は、乱雑に集
められたパトローネ4を整列装置11で掬い上げ、整列
させた状態で分解装置12に順に供給する。分解装置1
2では、パトローネ4のスプールを軸方向に押して分解
する。選別装置13では、磁石を利用してパトローネ部
品を鉄とプラスチックとに選別する。選別されたパトロ
ーネ部品は、再生原料として利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回収されたパトローネ
を自動的に分解及び選別するパトローネリサイクル装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一眼レフやコンパクトカメラが広く普及
しており、これらのカメラにはパトローネ入り35mmフ
イルムが使用されている。このパトローネ4は、図17
に示すように、写真フイルムを巻き付けるプラスチック
製のスプール5と、これを収納する鉄製の胴部6及びキ
ャップ7とから構成されている。撮影済の写真フイルム
は、パトローネに収納された状態で現像所に提出され
る。現像所では、パトローネから撮影済の写真フイルム
を引き出し、これを現像処理,プリント処理する。他
方、パトローネは、分解装置で鉄製の胴部6及びキャッ
プ7と、プラスチック製のスプール5とに分解してか
ら、廃棄物として産業物処理業者に引き渡される。とこ
ろで、最近、工業製品による環境汚染や産業廃棄物の増
加が社会問題になりつつある。このような情況から使用
済パトローネに対しても資源の再利用を図り、例えばプ
ラスチック製部品は再生ペレットの原料に戻し、また鉄
製部品は再生鉄の原料に戻す、いわゆるリサイクルを行
うことが望まれている。
【0003】従来、パトローネから露光済の写真フイル
ムを取り出すためのパトローネ分解装置としては、実公
平1−21303号公報に記載されたものが知られてい
る。このパトローネ分解装置は、1個のパトローネをホ
ールドする手段と、ホールドされたパトローネのスプー
ルを押し出すロッドとをそれぞれ、モータで駆動される
カム機構により作動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
トローネ分解装置では、パトローネを手で1個ずつホー
ルド手段にセットするものであるから、露光済の写真フ
イルムを取り出す作業としては充分対応できるが、多量
なパトローネの分解を考慮すると、極めて煩わしい作業
となる。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、パトローネの分解及び材料別の選別を自動的かつ能
率良く行うことができるパトローネリサイクル装置及び
これに用いる整列装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のパトローネリサイクル装置は、パト
ローネ収容部からパトローネを掬い上げて一列に整列さ
せる整列手段と、整列されたパトローネが軸方向に動か
ないように保持した状態でスプール軸を押してパトロー
ネを順次分解する分解手段と、分解されたパトローネ部
品を鉄製部品とプラスチック製部品とに選別する選別手
段とから構成されている。
【0007】請求項2記載の整列装置は、パトローネが
収容される収容部と、収容部からパトローネを掬い上げ
て供給口まで搬送する搬送手段と、収容部と供給口との
間でパトローネが横になった状態で一列に整列させる整
列手段とから構成されている。また、請求項3記載の整
列装置では、前記搬送手段をパトローネ胴部の直径より
も高さが低く、かつこの直径よりも少し広い間隔を保っ
て配置された複数の仕切板を備え、送出し口の近くに配
置された上部回転部材と収納部に入り込んだ下部回転部
材との間に掛けられてエンドレスに移動するものとし、
さらに前記整列手段は、搬送手段がパトローネを掬い上
げて送出し口に向けて搬送する間に、立った状態のパト
ローネを仕切板から落とすための手段と、搬送手段がパ
トローネを掬い上げて送出し口に向けて搬送する間に、
1枚の仕切板に1個のパトローネが乗るように、横にな
った状態のパトローネを徐々に一方に寄せて一列に整列
させるためのガイド手段とから構成されている。
【0008】
【実施例】図1において、パトローネリサイクル装置1
0は、整列装置11、分解装置12、及び選別装置13
とから構成されている。整列装置11は、パトローネ収
容部15に収容されたパトローネ4を掬い上げてから一
列に整列させた状態でシュート16を介して分解装置1
2に供給する。分解装置12は、パトローネ4のスプー
ル5を軸方向に押して、パトローネ4を分解する。分解
装置12で分解されたパトローネ部品は、ベルトコンベ
ア17,18を介して選別装置13に供給される。この
選別装置13は、磁気的性質から鉄製部品とプラスチッ
ク製部品とに選別する。
【0009】図2及び図3において、整列装置11は、
パトローネ収容部15と、パトローネ4を搬送するコン
ベア部20とから構成されている。コンベア部20は、
モータ21で駆動される駆動軸22と従動軸23との間
にスプロケットホイール24,25を介して巻き付けら
れた2本のローラチェーン26,27とを備えている。
この2本のローラチェーン26,27には、図4に示す
ように取付金具28を介して断面L字型の仕切板29が
ローラチェーン26,27の移動方向に対し直交する方
向に一定ピッチで架設されている。仕切板29は、その
ピッチがパトローネ4の直径よりも僅かに大きく、パト
ローネ収容部15からパトローネ4を掬い上げ、横にな
った状態でシュート16へ搬送する。なお、仕切板29
は、台座部29bと起立部29aとからなり、この起立
部29aの高さは、パトローネ4の直径よりも短い低く
なっている。また、前記ローラチェーン26,27は、
弛みを防止するためにレール30の上をそれぞれ滑動す
る。
【0010】パトローネ収容部15は、パトローネ4が
コンベア部20の下部に集まるように、底面15aが傾
斜している。パトローネ収容部15の上方には、掻き落
としローラ32が配置されており、モータ33の駆動に
より図3に示す矢印B方向に回転し、立った状態のパト
ローネ4を掻き落とす。さらに掻き落としローラ32の
上方には、ガイド34が設けられている。このガイド板
34は、図2に示すように平面から見て傾斜した傾斜面
34aを有し、この傾斜面34aは、仕切板29の起立
部29aから突出したパトローネ4のキャップ7の側面
に当接するように配置されており、パトローネ4を図2
において左側へ徐々に寄せて一列に整列させる。なお、
傾斜面34aで仕切板29から押し出されたパトローネ
4は、搬送方向に沿って設けられた返却通路35に沿っ
て自然落下し、パトローネ収容部15に返却される。
【0011】図3に示すようにコンベア部20の上端左
側に、パトローネ4の落下を防止する案内板36が設け
られており、この案内板36に案内されながらパトロー
ネ4はコンベア部20からシュート16の入口16aに
導かれる。パトローネ4は、シュート16の内部を通っ
て出口16bから分解装置12に送り込まれる。なお、
シュート16の内部には、モータ21の駆動をON−O
FF制御するために設けられた一対の透過型のフォトセ
ンサ37,38が二箇所の位置に配置されている。
【0012】図5ないし図7において、シュート16の
出口16bの下方には、パトローネホルダ40が配置さ
れている。このパトローネホルダ40の外周には、パト
ローネ受入部41が円周方向に沿って一定ピッチで設け
られている。このパトローネ受入部41は、パトローネ
4の胴部6の外周に応じた円弧形状となっており、その
中央部に周方向に沿って溝42が形成されている。
【0013】なお、パトローネホルダ40は、胴部6に
対応する形状のパトローネ受入部41を複数形成した2
枚の円板と、溝42を形成するスペーサ用円板とを用
い、2枚の円板の間にスペーサ用円板をサンドイッチし
た構造にすると製作が簡単となる。
【0014】前記パトローネホルダ40は、回転軸43
に固定されており、モータ44によって右回転する。こ
の回転軸43は、シュート16から供給されるパトロー
ネ4のスプール5と平行に配置されているから、パトロ
ーネ4はそのスプール5が水平な状態でパトローネ受入
部41に入り込む。なお、パトローネ受入部41は、キ
ャップ7を支持しないようにするために回転軸43方向
の幅が胴部6の長さよりも短くなっている。
【0015】パトローネホルダ40の外周方向には、図
6に示すように回転方向に沿ってθ1の範囲でパトロー
ネ4をガイドするガイド板46が配置されている。ま
た、θ2の範囲には、パトローネ受入部41においてパ
トローネ4が動かないように、外側から押し付けるため
に2個の押え板47が配置されている。これらの押え板
47は、バネ47aによりパトローネ4の外周に向かっ
て付勢されている。なお、前記ガイド板46及び押え板
47とは、フレーム48に固定されている。
【0016】前記パトローネホルダ40の後方には、回
転軸43に固定されたロッド支持部材50が配置されて
いる。このロッド支持部材50には、各パトローネ受入
部41に対応するように複数の押出しロッド51が設け
られている。これらの押出しロッド51の各々は、パト
ローネ受入部41のほぼ中心に位置し、その先端がパト
ローネ受入部41に出入り自在にとなっている。なお、
押出しロッド41の先端の径は、スプール5の軸穴5a
よりも細く、またその先端はテーパ形状となっており、
この部分の径がスプール5の軸穴5a内に入り込む。
【0017】ロッド支持部材50の後方には、フレーム
52に固定されたカム部53が配置され、このカム部5
3のカム面54にバネ55で付勢された押出しロッド5
1の後端が当たっている。カム面54は、図6に示すθ
2の範囲に応じた部分にロッド支持部材50の方向に突
出したカム面54aが設けられており、ここの部分で押
出しロッド51をパトローネ受入部41に入り込む突出
位置に移動させ、その他の部分は退避位置とする。
【0018】また、図5に示すようにパトローネホルダ
40とロッド支持部材50との間には、プレート56が
設けられている。プレート56は、円周上に押出しロッ
ド51の先端を通過させる円弧溝56aが形成されてい
る。円弧溝56aは、押出しロッド51が退避位置にく
るときに、その先端に嵌まり込んだキャップ7を落下さ
せる。さらに、図6に示すようにパトローネホルダ40
の回転方向に沿って垂直線を超えた位置には、前記フレ
ーム48に固定された掻き落とし板57が設けられてい
る。この掻き落とし板57は、先端がパトローネホルダ
40の溝42に入り込んでおり、パトローネ受入部41
に引っ掛かっている胴部6を確実に掻き落とす。さら
に、分解装置12の下方には、分解されたパトローネ部
品を材料別に選別する選別装置13に搬送するためのベ
ルトコンベア17が配置されている。
【0019】選別装置の概略を示す図8において、ホッ
パ60内には、鉄製の胴部6及びキャップ7とプラスチ
ック製のスプール5とに分解したパトローネ部品が収容
される。このホッパ60の下部は、パトローネ部品を下
方に放出する出口61が設けられている。前記出口61
の上方には、図9詳細に示すような攪拌機構62が設け
られており、この攪拌機構62は、カム63にモータ6
4から駆動力が伝達されると、それに偏心して設けられ
た攪拌棒65がそれの他端を中心に回転し、パトローネ
部品が出口61につまらないようにしている。なお、符
号66はギヤであり、符号67は軸受である。
【0020】フィーダ部68は、2個のフィードローラ
69,70と、これらのフィードローラ69,70の下
方に配置され、それらの間から落下してくるパトローネ
部品を一定方向(図8に示す矢線A方向)に規制する規
制板71とから構成されている。前記フィードローラ6
9,70は、それらの間隔中心が前記出口61の中心に
合致した状態で、且つ図10に示すように外周の内側間
隔がLだけ離れた状態で回転自在に配置されている。こ
の間隔Lはパトローネ4の直径よりも僅かに長い寸法と
なっている。また、フィードローラ69,70の外周に
は、パトローネ部品を一定量ごとに落下させるために、
掻き落とし棒72が整列して設けられている。掻き落と
し棒72は、円周方向に沿って約90°ごとに設けられ
ている。
【0021】一方のフィードローラ70には、プーリ7
3が取り付けられており、ベルト74を介してモータ6
4で駆動される。このフィードローラ70の回転は、ギ
ヤ70a,70bを介してフィードローラ69に伝達さ
れ、二つのフィードローラ69,70が同じ速度で回転
する。なお、ギヤ70bは、ギヤ70cに噛合してお
り、またギヤ70cはギヤ66に噛合している。
【0022】選別ローラ75は、それの回転中心が規制
板71の下端とほぼ同じとなるように配置されている。
この選別ローラ75は、図11詳細に示すように中空状
の本体部76と側板76a,76bとから構成されてい
る。側板76bには、ベルト77を介してモータ64の
駆動力が伝達されるプーリ78が設けられている。ま
た、選別ローラ75の内側には、角度θの範囲となった
セクタ状の磁石79が設けられている。磁石79の支持
部79aは、それぞれ固定軸80に固定される。そし
て、磁石79は、その磁化範囲が図8に示す選別ローラ
75の上方から回転方向に沿って水平線を超えて回り込
む位置、好ましくは垂直線を超えた位置となるように固
定するのが望ましい。なお、本体部76は、アルミニウ
ム又はその合金等で形成されている。また、本体部76
の外周には、規制板71から落下してくる鉄製のパトロ
ーネ部品を受け止めるために、固定軸80に沿って放射
状に突出したリブ81が複数個設けられている。
【0023】前記選別ローラ75の下方には、二つの回
収容器83,84が配置されている。一方の回収容器8
3は、鉄製部品が選別ローラ75の外周に吸着保持した
まま搬送され、磁石79の吸着解除により落下する鉄製
部品を受けるように配置されている。他方の回収容器8
4は、選別ローラ75の回転中に自然落下するプラスチ
ック製部品を受けるように配置されている。
【0024】次に、上記構成の作用を図12ないし図1
5を参照しながら簡単に説明する。露光済フイルムが取
り出された空のパトローネ4は、現像所からフイルムメ
ーカ又は産業物処理業者等に渡される。集められた空の
パトローネ4は、先ず、図12に示すように整列装置1
1のパトローネ収容部15に投入される。投入されたパ
トローネ4は、コンベア部20の仕切板29で順次に掬
い上げられ、シュート16に向かって搬送される。その
後、立った状態のパトローネ4は、同図に示す矢線B方
向に回転している掻き落としローラ32によって掻き落
とされ、水平状態となった姿勢のパトローネ4だけが通
過し、同図に示す矢印A方向に搬送されてゆく。
【0025】パトローネ4は、図13に示すようにガイ
ド板34の傾斜面34aでパトローネ4が左方向に押圧
されながら搬送されてゆくから、駆動軸22近傍では仕
切板29の左縁で1列に整列した状態となる。その後、
図14に示すように案内板36で案内されながら駆動軸
22の外周に沿って回り込み、シュート16に供給され
る。なお、コンベア部20のモータ21は、シュート1
6の内部に溜まったパトローネ4によって、フォトセン
サ38が光遮断状態になると作動し、そして、フォトセ
ンサ37が光遮断状態になるとOFFするように制御さ
れている。これにより、整列装置11は分解装置12に
適当量のパトローネ4を供給するから、シュート16の
入口16aにパトローネ4が詰まって、コンベア部20
の故障或いは破損するのを防止する。
【0026】シュート16から供給されたパトローネ4
は、パトローネ受入部41に順次入り込む。パトローネ
4は、パトローネホルダ40の回転が進むに連れて、先
ずガイド板46でガイドされ、パトローネ受入部41内
で正しくセットされる。このときパトローネ受入部41
の押出しロッド51は、図15(A)に示すように退避
位置の状態となっている。さらにパトローネホルダ40
の回転が進むと、押え板47でパトローネ4が動かない
ようにしっかりと押え付けられる。この直後にカム面5
4の突出面54aにさしかかり、押出しロッド51は、
パトローネ受入部41の方向に向けて徐々に移動されて
ゆく。そして、押出しロッド51の先端がスプール5に
当接しこれを強く押す。このときには、押え板47で押
し付けられた状態のパトローネ4は、パトローネ受入部
41で僅かに押出しロッド51の押圧方向にずれ、一方
のキャップ7がパトローネ受入部41の縁に引っ掛か
る。
【0027】図15(B)に示したように、突出面54
aの先端に押出しロッド51の後端が位置したときに、
押出しロッド51が突出位置に移動する。この状態とな
ったときには、他方のキャップ7がスプール5に押圧さ
れて胴部6から外れ、また、パトローネ受入部41の縁
に引っ掛かている一方のキャップ7も胴部6から外れて
いる。この胴部6から外れた他方のキャップ7及びスプ
ール5とは、ベルトコンベア17の上に落下する。な
お、胴部6は押さ板47で押さえられているから落下す
ることはなく、また、押出しロッド51の先端には、一
方のキャップ7が引っ掛かっている。
【0028】シュート16の位置を基準としてパトロー
ネホルダ40が90度回転すると、押出しロッド51の
後端がカム面54の突出面54aを通過するから、図1
5(C)に示すように押出しロッド51の先端が、突出
位置から円弧溝56aを通って退避位置に移動する。そ
のとき、押出しロッド51の先端に嵌まり込んだキャッ
プ7だけがプレート56に引っ掛かるため、ベルトコン
ベア17の上に落下する。パトローネホルダ40の回転
が図6に示す角度範囲θ2を超えると、押え板47の押
え付けが解除されるから、胴部6がベルトコンベア17
の上に落下する。なお、パトローネ受入部41から落下
しない胴部6は、掻き落とし板57でベルトコンベア1
7の上に掻き落とされる。
【0029】ベルトコンベア17の上に落下したパトロ
ーネ部品は、ベルトコンベア18を介して選別装置13
のホッパ10に搬送される。選別装置13では、モータ
64の駆動によって攪拌機構61、フィードローラ6
9,10及び選別ローラ75がそれぞれが所定方向に回
転している。これによりパトローネ部品は、攪拌棒65
の攪拌により出口61からフィードローラ69,70の
間隔内に向けて放出される。フィードローラ69,70
は、掻き落とし棒72によってパトローネ部品を一定量
ごとに規制しながら放出する。この放出されたパトロー
ネ部品は、規制板71により図8に示す矢線A方向に落
下される。この落下位置には、同図において左回転して
いる選別ローラ75が配置されており、一対のリブ81
で仕切られた凹部内に収納された状態で運ばれる。
【0030】選別ローラ75の凹部内に収納されている
パトローネ部品が、鉄製の胴部6及びキャップ7の場合
には、回転中の選別ローラ75の外周から自然落下する
ことがなく、磁石79により選別ローラ75の外周に吸
着保持されたまま選別ローラ75の回転に沿って搬送さ
れ、鉛直線を超えたときに磁石79の吸着が解除され、
同図に示す矢線C方向に落下して回収容器83に入る。
また、プラスチック製のスプール5の場合には、選別ロ
ーラ75の回転中に、その外周から矢線B方向に自然落
下して容器84に入る。
【0031】このように回収容器83,84に収納され
たパトローネ部品は、それぞれ鉄再生工程又はプラスチ
ック再生工程に送られ、再生鉄又は再生ペレット等の原
料に戻される。
【0032】さらに、整列装置11としては、図16に
示すように二つの傾斜面90a,90bを設けたV字型
のガイド板90を配置したものでもよい。このガイド板
90を用いると、仕切板29の両側でパトローネ4を1
個ずつ整列させることができるので、1台の整列装置1
1に2ライン分の分解装置12及び選別装置13を接続
することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパトロー
ネリサイクル装置では、パトローネを自動的に分解及び
選別してゆくから、多量のパトローネを短時間でリサイ
クルすることが可能となる。また、本発明の整列装置で
は、一定ピッチで配置された仕切板によってパトローネ
を掬い上げ、送出し口へ搬送する間に起立したパトロー
ネを掻き落とし、そして、パトローネを仕切板上で一方
に寄せるようにしたから、パトローネ収容部内に乱雑に
収納されたパトローネを一列に整列した状態で送り出す
ことができる。また本発明の整列装置では、収容部から
供給口までパトローネを整列させながら搬送するため、
例えば、従来技術で説明したようにパトローネを一定方
向に1個ずつセットする作業を必要とせず、人件費の削
減及び作業効率のアップが図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパトローネリサイクル装置の概略を示
す説明図である。
【図2】図1に示した整列装置の正面図である。
【図3】整列装置の側面図である。
【図4】整列装置に用いたローラーチェーンの要部を示
す分解斜視図である。
【図5】図1に示した分解装置を示す側面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】分解装置の要部を示す斜視図である。
【図8】図1に示した選別装置の断面図である。
【図9】攪拌機構の要部を示す斜視図である。
【図10】フィードローラの要部を示す斜視図である。
【図11】選別ローラの要部を示す分解斜視図である。
【図12】パトローネ収容部でパトローネを掬い上げる
状態を示す説明図である。
【図13】パトローネを一列に整列させる状態を示す説
明図である。
【図14】パトローネをシュートに送り出す状態を示す
説明図である。
【図15】(A),(B),(C)は、分解装置の押出
しロッドの動作を示す説明図である。
【図16】パトローネを二箇所で整列させる整列装置の
実施例を示す正面図である。
【図17】パトローネの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 パトローネリサイクル装置 11 整列装置 12 分解装置 13 選別装置 15 パトローネ収容部 16 シュート 20 コンベア部 22 駆動軸 29 仕切板 32 掻き落としローラ 34 ガイド板 40 パトローネホルダ 41 パトローネ受入部 51 押出しロッド 54 カム面 75 選別ローラ 79 磁石 83,84 回収容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パトローネ収容部からパトローネを掬い
    上げて一列に整列させる整列手段と、整列されたパトロ
    ーネが軸方向に動かないように保持した状態でスプール
    軸を押してパトローネを順次分解する分解手段と、分解
    されたパトローネ部品を鉄製部品とプラスチック製部品
    とに選別する選別手段とからなることを特徴とするパト
    ローネリサイクル装置。
  2. 【請求項2】 パトローネが収容される収容部と、収容
    部からパトローネを掬い上げて供給口まで搬送する搬送
    手段と、収容部と供給口との間でパトローネが横になっ
    た状態で一列に整列させる整列手段とからなることを特
    徴とする整列装置。
  3. 【請求項3】 多数のパトローネを収納する収納部と、 パトローネ胴部の直径よりも高さが低く、かつこの直径
    よりも少し広い間隔を保って配置された複数の仕切板を
    備え、送出し口の近くに配置された上部回転部材と収納
    部に入り込んだ下部回転部材との間に掛けられてエンド
    レスに移動する搬送手段と、 前記搬送手段がパトローネを掬い上げて送出し口に向け
    て搬送する間に、立った状態のパトローネを仕切板から
    落とすための手段と、 前記搬送手段がパトローネを掬い上げて送出し口に向け
    て搬送する間に、1枚の仕切板に1個のパトローネが乗
    るように、横になった状態のパトローネを徐々に一方に
    寄せて一列に整列させるためのガイド手段とからなるこ
    とを特徴する整列装置。
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