JPH0564764A - スプレー塗装方法 - Google Patents

スプレー塗装方法

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JPH0564764A
JPH0564764A JP22576491A JP22576491A JPH0564764A JP H0564764 A JPH0564764 A JP H0564764A JP 22576491 A JP22576491 A JP 22576491A JP 22576491 A JP22576491 A JP 22576491A JP H0564764 A JPH0564764 A JP H0564764A
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JP
Japan
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paint
spray
distance
coating
spray gun
Prior art date
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Pending
Application number
JP22576491A
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English (en)
Inventor
Hironori Inoue
博紀 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装範囲を制限する遮断部材等の付加手段を
特に設けなくても、塗料の飛散を少なくし、塗装効率を
向上させ、かつ均一な塗布面を形成することができるス
プレー塗装方法を提供することを目的とする。 【構成】 塗装対象物の端部にスプレー塗装を施すにあ
たり、端部31での塗料噴霧口6と塗装面41との距離
LBを、端部以外32での塗料噴霧口6と塗装面42と
の距離LAより短くするとともに、端部31でのスプレ
ーガン1の移動速度を端部以外32でのスプレーガン1
の移動速度より早くして、端部31を塗装した後、塗料
噴霧口6を塗装対象物の中央部側に向けて幅方向に移動
させるとともに、塗料噴霧口と塗装面との距離及びスプ
レーガンの移動速度を、端部以外32での塗料噴霧口6
と塗装面42との距離LA及びスプレーガン1の移動速
度に戻して、端部31を重ね塗り塗装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業化住宅のユニット
外壁等をスプレー塗装するスプレー塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スプレー塗装方法に用いられるロボット
利用のスプレー塗装設備としては、図4に示す通り、ス
プレーガン1がロボット2のアームの先端に取付けられ
たものであり、このスプレーガン1はロボット2によ
り、ユニット外壁3の塗装面4に対し、スプレーガン1
から塗料が噴霧され、ユニット外壁3の塗装面4が塗装
されるようになっている。なお13はスプレーガン1よ
りスプレーされる塗料のスプレーパターンである。
【0003】このような設備を用いた従来の塗装方法で
は、図5に示す通り、スプレーガン1の塗料噴霧口6と
塗装面4との距離L及びスプレーガン1の幅方向の送り
ピッチPを一定として、スプレーガン1を矢印方向に移
動させながらユニット外壁3の塗装面4を重ね塗り塗装
している。7は塗料の塗布厚パターンである。
【0004】スプレーガン1の塗料噴霧口6と塗装面4
との距離Lは、これ以下の短い距離にすると、クレータ
ー等の塗装不良が発生するので、距離Lを一定として塗
装面が塗装され、また距離L以下では塗装されていなか
った。
【0005】このようにスプレーガン1の塗料噴霧口6
と塗装面4との距離Lを一定にしてユニット外壁3の塗
装面4が重ね塗り塗装されるので、ユニット外壁3の端
部では、斜線部分8の塗料が飛散することになり、塗装
効率の向上が妨げられていた。
【0006】この塗料の飛散防止ひいては非塗装面への
塗料付着を防止するために、塗装溜めを備え、噴霧され
た塗料の一部を遮断し、塗装範囲を制限する遮断部材と
この遮断部材に沿って空気を噴出する空気噴出部とを、
スプレーガンの近傍の塗装ロボットの先端に設けて、塗
料の飛散を制限する方法が、特開平1−22372号公
報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの従来の方法
では、塗料の飛散を防ぐ或いは塗装効率を向上させる手
段として塗装範囲を制限する遮断部材等の付加手段が用
いられているため、この付加手段を追加するための費用
がかかる等の欠点があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑み、塗装範囲を制
限する遮断部材等の付加手段を特に設けなくても、塗料
の飛散を少なくし、塗装効率を向上させ、かつ均一な塗
布面を形成することができるスプレー塗装方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗装対象物の
端部にスプレー塗装を施すにあたり、端部でのスプレー
ガンの塗料噴霧口と塗装面との距離を、端部以外でのス
プレーガンの塗料噴霧口と塗装面との距離より短くする
とともに、端部での塗料噴霧量を端部以外での塗料噴霧
量より少なくするか、スプレーガンの移動速度を早くす
るか、または塗料噴霧量を少なくするとともに移動速度
を早くするかして端部を塗装した後、スプレーガンの塗
料噴霧口を塗装対象物の中央部側に向けて幅方向に移動
させるとともに、スプレーガンの塗料噴霧口と塗装面と
の距離及びスプレーガンの移動速度を、端部以外でのス
プレーガンの塗料噴霧口と塗装面との距離及びスプレー
ガンの移動速度に戻して、端部を重ね塗り塗装すること
を特徴とするものである。
【0010】本発明に用いられるスプレー塗装装置とし
ては、図4に示される装置と特に変わるところがない
が、スプレーガンは、塗装対象物の塗装面に対し、接近
・離間自在に自動的に動作されるものとされる。
【0011】
【作用】端部での塗料噴霧口と塗装面との距離を、端部
以外の部分での塗料噴霧口と塗装面との距離より短くす
るとともに、端部での塗料噴霧量を端部以外での塗料噴
霧量より少なくするか、スプレーガンの移動速度を早く
するか、または塗料噴霧量を少なくするとともに移動速
度を早くするかして端部を塗装するので、端部の塗装面
に塗布する塗料の量が少なくてすみ、これにより塗料の
飛散が少なくなる。
【0012】また塗料噴霧口と塗装面との距離より短く
して端部を塗装したため、噴霧状態不良等の理由で生じ
た塗装面のクレーター等は、端部を塗装した後、スプレ
ーガンを移動させて端部を重ね塗り塗装することにより
無くすことができる。
【0013】
【実施例】以下図面の実施例により説明する。本発明の
スプレー塗装方法に用いられるスプレー塗装設備は、図
4の従来のスプレー塗装設備と特に変わるところはな
く、ロボット2のアームの先端に取付けられたスプレー
ガン1によりユニット外壁3の塗装面4が塗装される。
【0014】図1は本発明のスプレー塗装方法の一実施
例の説明図、図2は図1の実施例のスプレーガンの移動
経路を示す説明図である。図1において、1はスプレー
ガン、6は塗料噴霧口、3はユニット外壁、31はユニ
ット外壁3の端部、32はユニット外壁3の端部以外の
部分、41は端部31の塗装面、42は端部以外の部分
32の塗装面である。
【0015】LAはユニット外壁3の端部以外の部分3
2を塗装するときの塗料噴霧口6と塗装面42との距
離、LBはユニット外壁3の端部31を塗装するときの
塗料噴霧口6と塗装面41との距離で、距離LBは距離
LAより短い距離とされる。
【0016】LAは通常用いられる塗料噴霧口と塗装面
との距離とするのが望ましい。この通常用いられるスプ
レーガンの塗料噴霧口と塗装面との距離とは、標準作業
条件で、クレーター等が発生せず、良好な均一塗布面が
得られるスプレーガンの塗料噴霧口と塗装面との距離と
される。この実施例ではLA=400mm、LB=20
0mmとされている。
【0017】Pは端部以外の部分32でスプレーガン1
を幅方向に送る送りピッチ、PAは塗料噴霧口6をLB
の位置からLAの位置に戻すときの幅方向の送り距離で
ある。送りピッチPは端部以外の部分32でのスプレー
パターン9の幅の1/2、送り距離PAは端部31での
スプレーパターン5の幅の1/2とされている。LA=
400mm、LB=200mmとしたときのP、PAは
P=320mm、PA=150mmとされている。
【0018】なお10は端部31の塗装面41上の距離
LBのときの1ストロークの塗布厚パターン、11は端
部以外の部分32の塗装面42上の距離LAのときの1
ストロークの塗布厚パターンである。
【0019】次にこの一実施例のスプレー塗装方法を説
明する。まず最初にスプレーガン1の塗料噴霧口6を端
部31の塗装面41から距離LBの所に位置させて(A
の位置)、ユニット外壁3の端部31を、スプレーガン
1を図3のX方向に、距離LAのときのスプレーガン1
の移動速度より早い速度(この実施例では2倍の速度)
で移動させながら塗装する。スプレーガン1から噴霧さ
れる塗料の量は距離LAのときと同じ噴霧量とされる。
このとき塗装面41上には塗布厚パターン10が形成さ
れる。
【0020】次いで塗料噴霧口6をPAの距離だけ幅方
向に移動させるとともに、塗装面41と塗料噴霧口6と
の距離を、端部以外の部分32の塗装面42と塗料噴霧
口6との距離LAに戻して(Bの位置)、端部31の塗
装面41を、スプレーガン1を前記したと同様に図3の
X方向に距離LBのときのスプレーガン1の移動速度よ
り遅い速度(この実施例では1/2の速度)で移動させ
ながら重ね塗り塗装する。スプレーガン1から噴霧され
る塗料の量は距離LBのときと同じ噴霧量である。
【0021】次いで塗装面と塗料噴霧口との距離を一定
の距離LAとしたまま、Pの距離だけ幅方向に塗料噴霧
口6を移動させて(Cの位置)、ユニット外壁3の端部
以外の部分32を、スプレーガン1をX方向に同噴霧
量、同移動速度で移動させながら塗装する。
【0022】以下同様の方法で、図の矢印のようにD,
Eの順に塗料噴霧口6を移動させて一定のスプレーパタ
ーンで、ユニット外壁3の端部以外の部分32を重ね塗
り塗装する。
【0023】他方の端部31にさしかかったときは、塗
料噴霧口6をP+PAの距離だけ幅方向に移動させると
ともに、塗料噴霧口6と塗装面41との距離をLBの距
離として(Fの位置)、端部31を前記した端部の塗装
方法と同様の方法でスプレーガン1をX方向に移動させ
ながら塗装する。
【0024】次いで塗料噴霧口6を幅方向にPAの距離
だけ戻すとともに、塗装面41と塗料噴霧口6との距離
を、端部以外の部分32の塗装面42と塗料噴霧口6と
の距離LAに戻して(Gの位置)、ユニット外壁3の端
部31を、前記と同様の方法でスプレーガン1をX方向
に移動させながら重ね塗り塗装する。
【0025】上記実施例では、塗装対象物の端部を塗装
するのに、塗料の噴霧量を一定とし、移動速度を早くし
て塗装したが、本発明では、移動速度を一定とし、塗料
の噴霧量を減少させてもよい。また塗料の噴霧量を少な
くするとともに移動速度を早くしてもよい。これらの移
動速度及び噴霧量は端部の最大塗布厚さが、端部以外で
の最大塗布厚さとほぼ同じとなるように調整されるのが
好ましい。
【0026】次に本発明方法による塗装対象物の端部で
の塗装状況を、図1の要部拡大説明図である図3を参照
してさらに詳細に説明する。5は距離LBのときのスプ
レーパターン、9は距離LAのときのスプレーパターン
であり、図3の想像線は、スプレーガン1を端部31上
でLAの距離に置いたときのスプレーパターン9を示し
たものである。
【0027】スプレーガン1をLAの距離に置いたとき
よりLBの距離に置いたときの方がスプレーパターンの
幅が狭くなるので、LBの距離に置いたときの方が、塗
布面の最大塗布厚さを同じとするのに塗装面41に塗布
する塗料の量が少なくてすみ、これに付随して外部に飛
散する塗料の量が少なくなる。
【0028】PAは端部31を塗装した後、スプレーガ
ン1の塗料噴霧口6を塗装対象物の中央部側に向けて
(矢印の方向)幅方向に移動させるスプレーガン1の移
動距離である。スプレーガン1をLBの距離において端
部31を塗装した後、スプレーガン1を距離PAだけ移
動させるとともに塗料噴霧口6と塗装面41との距離を
LAとして端部31を重ね塗り塗装する。
【0029】この端部31の重ね塗り塗装により、端部
31でのスプレーガン1の噴霧口6と塗装面41との距
離を短くしたため、噴霧状態不良等の理由により塗装面
41上に生じたクレーター等は無くすことができる。こ
れにより均一で良好な端部31の塗装面41が得られ
る。
【0030】
【発明の効果】端部での塗料噴霧口と塗装面との距離
を、端部以外の部分での塗料噴霧口と塗装面との距離よ
り短くするとともに、端部での塗料噴霧量を端部以外で
の塗料噴霧量より少なくするか、スプレーガンの移動速
度を早くするか、または塗料噴霧量を少なくするととも
に移動速度を早くするかして端部を塗装するので、端部
の塗装面に塗布する塗料の量が少なくてすみ、これによ
り塗料の飛散が少なくなり、塗装効率が向上する。
【0031】また端部での塗料噴霧口と塗装面との距離
を短かくしたため、噴霧状態不良等の理由により生じた
クレーター等は、端部を塗装した後、スプレーガンを移
動させて端部を重ね塗り塗装することにより無くすこと
ができ、これにより端部に良好で均一な塗布面が形成さ
れる。
【0032】従って塗装範囲を制限する遮断部材等の付
加手段を特に設けなくても、塗料の飛散を少なくして、
塗装効率を向上させることができ、かつ塗装面に均一な
塗布面を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプレー塗装方法の一実施例の説明図
である。
【図2】図1のスプレーガンの移動経路を示す説明図で
ある。
【図3】図1の要部拡大説明図である。
【図4】スプレー塗装方法に用いられるスプレー塗装設
備の斜視図である。
【図5】従来のスプレー塗装方法を示した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 スプレーガン 2 ロボット 3 ユニット外壁 4,41,42 塗装面 5,9,13 スプレーパターン 6 塗料噴霧口 7,10,11 塗布厚パターン 31 端部 32 端部以外の部分 L,LA,LB 塗装面と塗料噴霧口間との距離

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装対象物の端部にスプレー塗装を施
    すにあたり、端部でのスプレーガンの塗料噴霧口と塗装
    面との距離を、端部以外でのスプレーガンの塗料噴霧口
    と塗装面との距離より短くするとともに、端部での塗料
    噴霧量を端部以外での塗料噴霧量より少なくするか、ス
    プレーガンの移動速度を早くするか、または塗料噴霧量
    を少なくするとともに移動速度を早くするかして端部を
    塗装した後、スプレーガンの塗料噴霧口を塗装対象物の
    中央部側に向けて幅方向に移動させるとともに、スプレ
    ーガンの塗料噴霧口と塗装面との距離及びスプレーガン
    の移動速度を、端部以外でのスプレーガンの塗料噴霧口
    と塗装面との距離及びスプレーガンの移動速度に戻し
    て、端部を重ね塗り塗装することを特徴とするスプレー
    塗装方法。
JP22576491A 1991-09-05 1991-09-05 スプレー塗装方法 Pending JPH0564764A (ja)

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