JPH0562131U - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
- Publication number
- JPH0562131U JPH0562131U JP239692U JP239692U JPH0562131U JP H0562131 U JPH0562131 U JP H0562131U JP 239692 U JP239692 U JP 239692U JP 239692 U JP239692 U JP 239692U JP H0562131 U JPH0562131 U JP H0562131U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grommet
- panel
- seal portion
- lock member
- wire harness
- Prior art date
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- Granted
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 グロメット本体のシール部を折曲せずに容易
にグロメットを車両等のパネルの係合孔に組付けでき
る。 【構成】 パネルの係合孔に嵌合係止される硬質のロッ
ク部材40と、ワイヤハーネスが挿通して固定される軟
質グロメット本体30とを具備し、前記本体30の基部
31にリップ状のシール部34を有すると共に、前記ロ
ック部材40を嵌合して成るグロメット20において、
前記シール部34の先端から根元にかけてリブ35を設
けた。
にグロメットを車両等のパネルの係合孔に組付けでき
る。 【構成】 パネルの係合孔に嵌合係止される硬質のロッ
ク部材40と、ワイヤハーネスが挿通して固定される軟
質グロメット本体30とを具備し、前記本体30の基部
31にリップ状のシール部34を有すると共に、前記ロ
ック部材40を嵌合して成るグロメット20において、
前記シール部34の先端から根元にかけてリブ35を設
けた。
Description
【0001】
本考案は車両等のパネルを貫通してワイヤハーネスを配索する場合、防水、防 音、ワイヤハーネスの損傷防止等のために用いられるグロメットに関する。
【0002】
従来、この種のグロメットの一例として実開昭63−101421号公報に示 されたものがあり、これを図4を用いて説明する。
【0003】 グロメットGは大径の基部1と小径の頭部2とから成り内部にワイヤハーネス 3を挿通した筒状の軟質グロメット本体Aと、このグロメット本体Aを固定する と共に車両等のパネルPの係合孔に嵌合係止される硬質樹脂製ロック部材Bとに より構成されている。
【0004】 グロメット本体Aの基部1には、ロック部材Bに嵌合係止される環状凹部11 を設け、さらに、基部1の先端には、外方へ突出したリップ状で先端部の肉厚が 薄く柔軟なシール部10を設けている。また頭部2は、挿通されたワイヤハーネ ス3を固定し、さらに頭部2の端部とワイヤハーネス3にテープ5を捲着して、 挿通されたワイヤハーネス3の固定をより確実にすると共に、頭部2の先端とワ イヤハーネス3との隙間を密封している。
【0005】 このような構成のグロメットGを用いてワイヤハーネス3を車両等のパネルP に配索するには、まずロック部材Bにグロメット本体Aの凹部11を嵌合係止す る。続いて、この嵌合係止されたグロメットGをワイヤハーネス3に嵌入し、パ ネルPに穿設された係合孔に向ってグロメット本体Aの基部1を押圧してロック 部材Bを係合孔に嵌合係止すると共に、グロメット本体Aのシール部10をパネ ルPに密着してグロメットGを密封している。
【0006】
しかしながら、ロック部材BをパネルPの係合孔に嵌合する際、図5に示すよ うにシール部10が薄く折曲しやすい構造のため、シール部10の先端が内側へ 折曲されたままでグロメットGがパネルPに組付けられる虞れがあった。このよ うな場合には、グロメットGが密封されず、雨が降りかかる所などではグロメッ トG内に漏水してしまうという問題があった。
【0007】 このため、シール部10の先端が折曲されないようにグロメットGを一個づつ パネルPに丹念に固定することもできるが、このようにするとワイヤハーネス3 の配索作業が遅れ、作業性が低下してしまうという問題がある。
【0008】 本考案は上記の点に着目しなされたもので、ワイヤハーネスを車両等に配索す る場合、グロメットをパネルに穿設された係合孔に組付けるとき、グロメット本 体のシール部が折曲されず、しかも容易にパネルの係合孔に組付けできるグロメ ットの提供を目的とする。
【0009】
上記目的を達成するために本考案では、パネルの係合孔に嵌合係止される硬質 のロック部材と、ワイヤハーネスが挿通して固定される軟質グロメット本体とを 具備し、前記本体の基部にリップ状のシール部を有すると共に、前記ロック部材 を嵌合して成るグロメットにおいて、前記シール部の先端から根元にかけてリブ を設けることとした。
【0010】
ワイヤハーネスを車両等に配索する場合、グロメットを車両等のパネルの係合 孔に組付けるときに、リブがシール部を補強するため、シール部を折曲せずにグ ロメットのロック部材をパネルの係合孔に嵌合係止できる。
【0011】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1〜図3は本考案に係るグロメットの一実施例を示す。図中、グロメット2 0は、大径の基部31と小径の頭部32とから成り内部にワイヤハーネス(図示 せず)を挿通した筒状の軟質グロメット本体30と、このグロメット本体30を 固定すると共に車両等のパネルの係合孔に嵌合係止される筒状の硬質ロック部材 40とにより構成される。
【0013】 グロメット本体30の基部31には環状凹部33を設け、さらに基部31の先 端に外方へ突出し先端部の肉厚が薄く柔軟なリップ状のシール部34を設けてあ る。このシール部34の外周面には、シール部34の曲げ剛性を増大するために 、シール部34の根元からその先端に向って放射状に延びた複数のリブ35を所 定の間隔をもって立設してある。なお、グロメット本体30は軟質の樹脂等で成 形される。
【0014】 ロック部材40は、筒部41と、その一端部から外方へ突設されグロメット本 体30の環状凹部に嵌合可能なフランジ部42とから成り、硬質の合成ゴム等で 成形される。
【0015】 筒部41の中間には、周壁の一部を切欠き外方へ突出させ、バネ作用を有する 係止部43を複数箇所、設けてある。
【0016】 このような構成のグロメットを用いて車両等のパネルにワイヤハーネスを配索 するには、まずグロメット本体30と硬質ロック部材40にワイヤハーネスを挿 通し、グロメット本体30の頭部32の端部と挿通されたワイヤハーネスにテー プを捲着する。続いてグロメット本体30の基部31を引き伸ばし拡径された環 状凹部33をロック部材40のフランジ部42に嵌合係止する。さらにロック部 材40の先端を車両等のパネルに穿設された係合孔に当接しグロメット本体30 を押圧する。このとき、シール部34は、リブ35により補強されているのでシ ール部34を内側へ折曲せずに、ロック部材40をパネルの係合孔に嵌合係止で きる。その結果、シール部34をパネルに密着できる。
【0017】 このようにグロメット20のパネルへの組付けが完了された状態では、グロメ ット本体30は密封されているので、雨などが降りかかった場合でも、グロメッ ト20内に漏水することはない。
【0018】
以上説明したように本考案によれば、グロメットを車両等のパネルの係合孔に 組付ける際に、シール部はリブにより補強されているので、シール部を折曲せず にグロメットのロック部材をパネルの係合孔に容易に嵌合係止できる。その結果 、シール部をパネルに密着でき、雨などが降りかかる場合でも、雨水がシール部 とパネルの間を通ってグロメット内に侵入され得ないという効果を有する。
【図1】本考案にかかるグロメットの一実施例を示す側
面図である。
面図である。
【図2】図1に示すグロメットの平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来のグロメットをパネルの係合孔に組付けた
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図5】シール部が内側へ折曲されてグロメットをパネ
ルの係合孔に組付けた場合の図4のグロメットの一部詳
細断面図である。
ルの係合孔に組付けた場合の図4のグロメットの一部詳
細断面図である。
20 グロメット 30 グロメット本体 31 基部 32 頭部 34 シール部 35 リブ 40 ロック部材
Claims (1)
- 【請求項1】 パネルの係合孔に嵌合係止される硬質の
ロック部材と、ワイヤハーネスが挿通して固定される軟
質グロメット本体とを具備し、前記本体の基部にリップ
状のシール部を有すると共に、前記ロック部材を嵌合し
て成るグロメットにおいて、 前記シール部の先端から根元にかけてリブを設け、前記
シール部を補強したことを特徴とするグロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992002396U JP2562754Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992002396U JP2562754Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | グロメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562131U true JPH0562131U (ja) | 1993-08-13 |
JP2562754Y2 JP2562754Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=11528082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992002396U Expired - Fee Related JP2562754Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562754Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020036477A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 矢崎総業株式会社 | グロメット |
JP2021102971A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-15 | 株式会社フジタ | 封止部材 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5550763B2 (ja) * | 2013-05-08 | 2014-07-16 | 矢崎総業株式会社 | グロメット |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58159823U (ja) * | 1982-04-17 | 1983-10-25 | 北川工業株式会社 | ブツシユ |
JPS59155783U (ja) * | 1983-04-05 | 1984-10-19 | 矢崎総業株式会社 | グロメツト |
JPS63101421U (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-01 | ||
JP3052229U (ja) * | 1998-03-12 | 1998-09-14 | ヴレヴァントトロワ株式会社 | 鞄等の表地用布 |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP1992002396U patent/JP2562754Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020036477A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 矢崎総業株式会社 | グロメット |
US11081262B2 (en) | 2018-08-30 | 2021-08-03 | Yazaki Corporation | Grommet |
JP2021102971A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-15 | 株式会社フジタ | 封止部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2562754Y2 (ja) | 1998-02-16 |
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