JPH08167339A - グロメット - Google Patents

グロメット

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JPH08167339A
JPH08167339A JP6307516A JP30751694A JPH08167339A JP H08167339 A JPH08167339 A JP H08167339A JP 6307516 A JP6307516 A JP 6307516A JP 30751694 A JP30751694 A JP 30751694A JP H08167339 A JPH08167339 A JP H08167339A
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Masahiko Hashimoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメットにおける防水性、壁部への取付強
度の向上、バーリング孔の先端部分による損傷防止、バ
ーリング角度が異なる場合にも壁部に取付けることがで
きるようにすること。 【構成】 壁部17に設けた貫通孔17aの縁部17b
と係合する環状の係合溝18とワイヤハーネスを遊挿す
る第1挿通孔13aを設けた大径部13と、第1挿通孔
13aと連通する第2挿通孔14aを設けた大径部から
突出する小径部14とを備える。係合溝の第1側壁20
の外端部に第1リップ部22を設ける。第1側壁に環状
の第1凹部23を設けて上記第1凹部と係合溝の底壁1
9の間に第2リップ部24を形成する。係合溝の第2側
壁21の先端に第3リップ部26を設ける。第1リップ
部と第3リップ部が互いに重なり合う。底壁と上記第2
側壁の接続部分に環状の収容溝25を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体や機器の
パネル等の壁部に設けたワイヤハーネス挿通用の貫通孔
に装着するグロメットに関し、特に、防水性、取付強度
の向上、及び、バーリングタイプの貫通孔に装着する場
合の損傷防止等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のワイヤハーネスでは、車体や
機器のパネル等の壁部に設けた貫通孔にワイヤハーネス
を挿通する場合、弾性材料からなるグロメットにワイヤ
ハーネスを予め挿通させておき、この状態でグロメット
を貫通孔に装着して防水を図っている。
【0003】例えば、特開平4−249817号公報に
は、図6(A),(B)に示すようなグロメットが開示
されている。このグロメット1はワイヤハーネスW/H
を貫通させて支持する小径部1aと、ワイヤハーネスW
/Hを遊挿する大径部1bを一体に設け、大径部1aの
外周に壁部3に設けたバーリングタイプの貫通孔(バー
リング孔)3aと係合するための環状の係合溝4を設け
ている。また、グロメット1には、リップ部5,6を設
けており、このリップ部5,6が壁部3に弾性的に押圧
されることにより、外部側Aから内部側Bへの水分の浸
入が防止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
2つのリップ部5,6を設けただけでは、例えば、高圧
洗車時に高圧の噴射流がグロメット1にかかった場合
に、リップ部5,6から水分が漏れて外部側Aから内部
側Bに水分が浸入するおそれがある。
【0005】また、上記のグロメット1は、リップ部5
が壁部3を内部側Bから押圧する一方、リップ部5と対
向する壁部7が壁部3を外部側Aから押圧することによ
り壁部3に固定されているため、ワイヤハーネスW/H
を小径部1aの先端部分で曲げた場合等に係止溝4から
壁部3が外れてしまうおそれがあり、取付強度が十分で
ない。
【0006】さらに、上記のグロメット1では、バーリ
ング孔3aの立ち上がり部3bの先端部3cが上記側壁
部7に当接しているため、この先端部3cのエッジによ
りグロメット1が損傷するおそれもある。
【0007】さらにまた、図6では、上記バーリン孔3
aの立ち上がり部3bと壁部3のなす角度(バーリング
角度θ)は90°であるが、加工精度が十分でない等の
理由により、このバーリング角度θが異なる場合には係
止溝4に壁部3を嵌め込むことができない問題がある。
【0008】本発明は、上記の従来のグロメットにおけ
る問題を解決し、防水性の向上、壁部への取付強度の向
上を図ることを目的とするものである。また、本発明
は、バーリング孔の先端部分による損傷を防止すること
を目的とする。さらに、本発明はバーリング角度θが異
なる場合にも壁部に取付けることができるようにするこ
とを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1は、壁
部に設けた貫通孔の縁部と係合する環状の係合溝とワイ
ヤハーネスを遊挿する第1挿通孔を設けた大径部と、上
記第1挿通孔と連通する第2挿通孔を設けた上記大径部
から突出する小径部と、を備えるグロメットであって、
上記係合溝の第1側壁の外端部に第1リップ部を設ける
と共に、該第1側壁に環状の第1凹部を設けて上記第1
凹部と係合溝の底壁の間に第2リップ部を形成し、上記
係合溝の第2側壁の先端に第3リップ部を設けたことを
特徴とするグロメットを提供するものである。
【0010】請求項2のように、上記第1側壁に、上記
第1凹部と間隔をあけて環状の第2凹部を設け、上記第
1凹部と第2凹部の間に第4リップ部を設ける構成とし
てもよい。
【0011】請求項3のように、上記第3リップ部の先
端が上記第1凹部内に位置し、第1リップ部と第3リッ
プ部が互いに重なり合う構成とすることが好ましい。
【0012】請求項4のように、上記底壁と上記第2側
壁の接続部分にバーリング孔の先端部を収容するための
環状の収容溝を設けることが好ましい。
【0013】請求項5のように、上記第2側壁が、上記
底壁から上記第1側壁に向けて傾斜していることが好ま
しい。
【0014】
【作用】請求項1のグロメットでは、貫通孔の縁部を係
止溝内に嵌め込むと、壁部の一方の面に第1リップ部と
第2リップ部が弾性的に押圧され、壁部の他方の面に第
3リップ部が弾性的に押圧される。
【0015】請求項2のように、第4リップ部を設けた
場合には、貫通孔の縁部を係止溝内に嵌め込むと、壁部
の一方の面に第1リップ部、第2リップ部及び第3リッ
プ部が弾性的に押圧され、壁部の他方の面に、第3リッ
プ部が弾性的に押圧される。
【0016】請求項3のように、第3リップ部の先端が
第1凹部内に位置し、第1リップ部と第3リップ部が互
いに重なり合う構成とした場合には、第1リップ部と第
3リップ部がもとの形状に復帰しようとする弾性的な力
が大きいため、第1リップ部及び第3リップ部と壁部の
密着度が高く、かつ、壁部は第1リップ部と第3リップ
部により強固に挟持される。
【0017】請求項4のように、環状の収容溝を設けた
場合には、バーリング孔の先端部のエッジがグロメット
に接触せず、グロメットにきず、亀裂等の損傷が生じな
い。
【0018】請求項5のように、第2側壁が上記底壁か
ら上記第1側壁に向けて傾斜している場合には、種々の
バーリング角度を有するバーリング孔にグロメットを装
着することができる。
【0019】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づいて本発明に
ついて本発明について詳細に説明する。図1及び図2に
示す本発明の第1実施例に係るグロメット11は、ゴ
ム、弾性樹脂等の弾性材料からなり、外形がほぼ円錐状
であってワイヤハーネスW/Hが遊挿される第1挿通孔
13aを設けた大径部13と、第1挿通孔13aと連通
し、ワイヤハーネスW/Hを挿通、保持する第2挿通孔
14aを設けた小径部14とを備えている。
【0020】上記小径部14は、大径部13側に屈曲自
在なジャバラ状部14bを備えると共に、先端側にワイ
ヤハーネス止め部14cを備えている。ワイヤハーネス
止め部14cは、その内径をワイヤハーネスW/Hの外
径よりも小さく設定しており、ワイヤハーネスW/Hを
グロメット11に挿通したときに、このワイヤハーネス
止め部14cの部分がワイヤハーネスW/Hの外周に密
着するようにしている。また、ワイヤハーネス止め部1
4cの先端にはテープ止め用の環状リブ14dを設けて
おり、ワイヤハーネス止め部14c及びワイヤハーネス
W/Hの外周に粘着テープ15を巻き付けることによ
り、ワイヤハーネスW/Hをグロメット11に固定でき
るようにしている。
【0021】上記大径部13の外周には、自動車の車体
や機器のパネル等からなる壁部17に設けたバーリング
タイプの貫通孔(バーリング孔17a)の縁部17bに
係合するための環状の係止溝18を設けている。
【0022】この係止溝18は、平坦な底壁19を備え
ると共に、この底壁19の両側に互いに対向する第1及
び第2側壁20,21を備えている。
【0023】上記小径部14と反対側(大径部13の開
口部13b側)の第1側壁20は、底壁19に対してほ
ぼ垂直(壁部17に対してほぼ平行)であって、外端部
に環状の第1リップ部22を設けており、この第1リッ
プ部22は小径部14に向けて突出している。この第1
リップ部22の立ち上がり部分には、環状の第1凹部2
3を設けており、第1凹部23と上記底壁19の間に平
坦な環状部分からなる第2リップ部24を形成してい
る。
【0024】上記小径部14と反対側(大径部13の開
口部13b側)の第2側壁21と底壁19の連結部分に
は、断面円形で環状の収容溝25を設けている。この収
容溝25には、後述するように、バーリング孔17aの
先端部17dが収容される。
【0025】上記第2側壁21は上記底壁19との連結
部分から、上記第1側壁20に向かって傾斜しており、
本実施例では、第2側壁21と底壁19とのなす角度α
を45°としている。さらに、第2側壁21は、先端側
に向けて徐々に狭幅となるテーパー形状を呈しており、
先端部分が第3リップ部26を構成している。この第3
リップ部26は上記第1側壁20に設けた第1凹部23
内に位置している。第3リップ部26と上記第1側壁2
0側の第1リップ部22はラップ代Rだけ互いに重なり
合ってる。
【0026】この第1実施例のグロメットでは、係止溝
18の開口部18a側から底壁19側に向けて、第1リ
ップ部22、第3リップ部26、第2リップ部24の順
でリップ部が位置している。また、係止溝18のうち第
2リップ部24、底壁19及び第2側壁21に囲まれた
部分が断面三角形状の環状空間18cを形成している。
【0027】上記の構成からなる第1実施例のグロメッ
ト11をバーリング孔17aに装着する場合には、図1
中矢印Cで示すように、小径部14側からバーリング孔
17aへ挿通し、バーリング孔17aの縁部17bを係
止溝18内に嵌め込む。バーリング孔17aの縁部17
bを係止溝18内に完全には嵌め込むと、図3に詳細に
示すように、壁部17の内部側Bの面17eには、第1
リップ部22と第2リップ部24が弾性的に押圧される
一方、壁部17の外部側Aの面17fには、第3リップ
部26が弾性的に押圧される。このように第1実施例で
は、第1リップ部22から第3リップ部26の3つのリ
ップ部が壁部17に押圧されているため、バーリング孔
17aからの水分の浸入が確実に防止される。
【0028】また、第1実施例のグロメット11では、
上記のように第1リップ部22から第3リップ部26の
3つのリップ部によりバーリング孔17aの縁部17b
を挟持することにより壁部に固定されるため、小径部1
4の先端から突出するワイヤハーネスW/Hを屈曲した
場合のように、ワイヤハーネスW/Hに引っ張り力が作
用した場合にも、グロメット11が壁部17から外れて
しまうことがなく、十分な取付強度を得ることができ
る。
【0029】特に、上記のように第1リップ部22と第
3リップ部26はラップ代Rだけ互いに重なり合ってい
るため、グロメット11をバーリング孔17aに装着し
て、第1リップ部22の先端と第3リップ部26の先端
の間に壁部17を挟持した状態では第1リップ部22と
第3リップ部26は互いに離反する方向に大きく変形し
ており、図3中矢印X,Yで示す第1リップ部22と第
3リップ部26がもとの形状に復帰しようとする弾性的
な力は非常に大きい。そのため、第1実施例では、第1
リップ部22及び第3リップ部26と壁部17の密着度
が高く水分の浸入が確実に防止されると共に、この第1
リップ部22と第3リップ部26との間に壁部17を強
固に挟持しているため、取付強度も高い。
【0030】上記図3に示すように、壁部17とバーリ
ング孔17aの立ち上がり部17cの接続部分が第2リ
ップ部24と底部19の接続部分に位置し、立ち上がり
部17cの先端部17dは、上記収容溝25内に位置し
ている。そのため、立ち上がり部17cの先端部17d
がグロメット11に接触しておらず、先端部17dのエ
ッジによりグロメット11にきず、亀裂等の損傷が生じ
ることがなく、損傷部分からグロメット11が劣化する
のを防止することができる。
【0031】また、第1実施例では、上記のように第2
側壁21を第1側壁20向けて傾斜させて、係止溝18
に断面三角形状の環状空間18cを設けているため、図
3中、一点鎖線で示すように、バーリング孔17aのバ
ーリング角度θが90°以上の鋭角になった場合にも、
壁部17に第1リップ部22から第3リップ部26の3
つのリップ部が弾性的に押圧され、かつ、立ち上がり部
17cの先端部17dは収容溝25内に位置する。この
ように第1実施例では、バーリング角度θが異なる場合
にも、バーリング孔17aにグロメット11を装着する
ことができる。なお、第1実施例では、上記第2側壁2
1と底壁19とのなす角度αを45°としているため、
バーリング角度θが90°〜45°の範囲であれば、グ
ロメット11をバーリング孔17aに装着することがで
きる。
【0032】図4は、本発明の第2実施例に係るグロメ
ット11’を示している。この第2実施例に係るグロメ
ット11’では、上記第1壁部17の第1凹部23と底
壁19の間に、第1凹部23と平行に環状の第2凹部2
7を設け、第1凹部23と第2凹部27の間に第4リッ
プ部28を形成している。第2実施例のその他の構造
は、上記第1実施例と同一である。
【0033】図5に示すように、この第4実施例のグロ
メット11’をバーリング孔17aに装着すると、壁部
17の内部側Bの面17eには、第1リップ部22、第
2リップ部24及び第4リップ28部が弾性的に押圧さ
れる一方、壁部17の外部側Aの面17fには、第3リ
ップ部が弾性的に押圧され、合計4つのリップ部が壁部
17に押圧される。そのため、バーリング孔17aから
の水分の浸入が確実に防止され、かつ、十分な取付強度
が得られる。
【0034】また、上記のように第1リップ部22と第
3リップ部26はラップ代Rだけ互いに重なり合ってい
るため、第1リップ部22及び第3リップ部26と壁部
17の密着度が高く水分の浸入が確実に防止されると共
に、この第1リップ部22と第3リップ部26との間に
壁部17を強固に挟持しているため、取付強度も高い。
【0035】さらに、バーリング孔17aの立ち上がり
部17cの先端部17dは、収容溝25に位置し、グロ
メット11’と接触しないため、先端部17dのエッジ
によりグロメット11’の損傷と、この損傷によりグロ
メット11’が劣化するのを防止することができる。
【0036】さらにまた、第1実施例と同様に、第2側
壁21を第1側壁20向けて傾斜させて、係止溝18に
断面三角形状の環状空間18cを設けているため、図5
中、一点鎖線で示すように、バーリング孔17aのバー
リング角度θが90°以下の鋭角になった場合にも、グ
ロメット11’をバーリング孔17aに装着することが
できる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されず種
々の変形が可能である。例えば、上記実施例では、収容
溝25の断面形状を円形としているが、収容溝25の断
面形状は円形に限定されず、三角形、四角形等の多角
形、楕円形等のバーリング孔17aの先端部17dを挿
入できる形状であれば、どのように形状であってもよ
い。また、上記実施例では係止溝18の大径部13の開
口部13b側を第1側壁20、小径部14側を第2側壁
としているが、第1側壁20を小径部14側、第2側壁
21を開口部13b側に設けても良い。さらにまた、小
径部14の形状も図1のものに限定されず、例えば、じ
ゃばら状部14bを設けずに全体を円管状としてもよ
い。なお、図3及び図5では、バーリング孔17aにグ
ロメット11,11’を取付けているが、グロメット1
1,11’を立ち上がり部17cのない通常の貫通孔に
取付けることも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1のグロメットでは、係合溝の第1側壁の第1リップ部
を設けると共に、第1凹部を設けて第1凹部と係合溝の
底壁の間に第2リップ部を形成し、係合溝の第2側壁の
先端に第3リップ部を設けている。そのため、請求項1
のグロメットでは、貫通孔の縁部を係止溝内に嵌め込む
と、壁部の一方の面に、第1リップ部と第2リップ部が
弾性的に押圧され、壁部の他方の面には、第3リップ部
が弾性的に押圧される。このように請求項1のグロメッ
トでは3つのリップ部が壁部を押圧されるため、貫通孔
からの水分の浸入を確実に防止することができ、かつ、
壁部に対して強固に取付けることができる。
【0039】請求項2のように、第1側壁に、上記第1
凹部と間隔をあけて環状の第2凹部を設け、上記第1凹
部と第2凹部の間に第4リップ部を設けた場合には、第
1リップ部から第4リップ部の4つのリップ部が壁部を
押圧されるため、貫通孔からの水分の浸入を確実に防止
することができ、かつ、壁部に対して強固に取付けるこ
とができる。
【0040】請求項3のように、第3リップ部の先端が
第1凹部内に位置し、第1リップ部と第3リップ部が互
いに重なり合う構成とした場合には、第1リップ部と第
2リップ部がもとの形状に復帰しようとする弾性的な力
は非常に大きく、第1リップ部及び第3リップ部と壁部
の密着度が高く水分の浸入を確実に防止することができ
ると共に、第1リップ部と第2リップ部との間に壁部を
強固に挟持しているため、壁部への取付強度を一層向上
することができる。
【0041】請求項4のように、底壁と第2側壁の接続
部分にバーリング孔の先端部を収容するための環状の収
容溝を設けた場合には、先端部のエッジによりグロメッ
トにきず、亀裂等の損傷が生じることがなく、損傷部分
からグロメットが劣化するのを防止することができる。
【0042】請求項5のように、上記第2側壁が、上記
底壁から上記第1側壁に向けて傾斜した場合には、種々
のバーリング角度を有するバーリング孔にグロメットを
装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るグロメットを示す
断面図である。
【図2】 図1の部分IIを示す部分拡大断面図である。
【図3】 第1実施例のグロメットを壁部に取付けた状
態を示す要部拡大断面図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係るグロメットを示す
要部拡大図である。
【図5】 第2実施例に係るグロメットを壁部に取付け
た状態を示す要部拡大断面図である。
【図6】 (A)は従来のグロメットの一例を示す断面
図、(B)は(A)の要部拡大図である。
【符号の説明】
11,11’ グロメット 13 大径部 13a 第1挿通孔 14 小径部 14a 第2挿通孔 19 底壁 20 第1側壁 21 第2側壁 22 第1リップ部 23 第1凹部 24 第2リップ部 25 収容溝 26 第3リップ部 27 第2凹部 28 第4リップ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁部に設けた貫通孔の縁部と係合する環
    状の係合溝とワイヤハーネスを遊挿する第1挿通孔を設
    けた大径部と、上記第1挿通孔と連通する第2挿通孔を
    設けた上記大径部から突出する小径部と、を備えるグロ
    メットであって、 上記係合溝の第1側壁の外端部に第1リップ部を設ける
    と共に、該第1側壁に環状の第1凹部を設けて上記第1
    凹部と係合溝の底壁の間に第2リップ部を形成し、 上記係合溝の第2側壁の先端に第3リップ部を設けたこ
    とを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 上記第1側壁に、上記第1凹部と間隔を
    あけて環状の第2凹部を設け、上記第1凹部と第2凹部
    の間に第4リップ部を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のグロメット。
  3. 【請求項3】 上記第3リップ部の先端が上記第1凹部
    内に位置し、第1リップ部と第3リップ部が互いに重な
    り合うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    グロメット。
  4. 【請求項4】 上記底壁と上記第2側壁の接続部分にバ
    ーリング孔の先端部を収容するための環状の収容溝を設
    けていることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れか1項に記載のグロメット。
  5. 【請求項5】 上記第2側壁は、上記底壁から上記第1
    側壁に向けて傾斜していることを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれか1項に記載のグロメット。
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