JPH056174U - ギヤーポンプ - Google Patents

ギヤーポンプ

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JPH056174U
JPH056174U JP6135991U JP6135991U JPH056174U JP H056174 U JPH056174 U JP H056174U JP 6135991 U JP6135991 U JP 6135991U JP 6135991 U JP6135991 U JP 6135991U JP H056174 U JPH056174 U JP H056174U
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JP
Japan
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pair
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Pending
Application number
JP6135991U
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English (en)
Inventor
康男 上野
啓充 森
明夫 近沢
登 増本
泰雄 坂口
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Hitachi Metals Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH056174U publication Critical patent/JPH056174U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】歯面応力が小さく且つ摺動シールを用いず、し
たがって安価で且つ寿命の長いギヤーポンプを提供す
る。 【構成】互いに噛み合った一対の歯車10A,10Bを
ケーシング内に配置したギヤーポンプにおいて、各歯車
に固定した一対の軸11A,11Bと、各軸に固定さ
れ、磁性体によって形成され、内周面等角度間隔に複数
の凸条13Aを有する一対の従動部材12Aと、各従動
部材の内部に且つ同軸に配置され、外周面等角度間隔に
前記複数と同数の磁極を有する一対の駆動部材23A
と、各駆動部材を回転駆動する一対のモーター20A
と、各従動部材と駆動部材との間に配置され、各々の従
動部材を前記ケーシング内に密封するように有底円筒状
に形成した一対の密封部材6A,7Aとを有することを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、互いに噛み合った一対の歯車をケーシング内に配置したギヤーポ ンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりギヤーポンプは図7に示すように、互いに噛み合った一対の歯車10 A,10Cをケーシング1内に配置し、両歯車の一方10Aを原動歯車となして モーター20のモーター軸21と直結し、他方の歯車10Cは従動歯車となして 原動歯車10Aによって回転駆動していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のギヤーポンプでは、作動流体による流体圧力ΔP、すなわち吸込側 作動流体の圧力Pと吐出側作動流体の圧力P+ΔPとの差ΔPは、吐出側より吸 込側に向う。他方、両歯車10A,10Cの噛合いによる力は、原動歯車10A については従動歯車の反力を受けて吸込側より吐出側に向い、すなわち流体圧力 ΔPを打消す方向に作用するのに対して、従動歯車10Cについては原動歯車の 駆動力を受けて吐出側より吸込側に向い、すなわち流体圧力ΔPを増加させる方 向に作用し、この結果従動歯車10Cの歯面応力が高く摩耗が激しい。また図7 より明らかなように、モーター軸21をシールするOリング30は、その内面に おいてモーター軸21と摺動するために、摩耗が激しい。
【0004】 これらのことから従来のギヤーポンプは第1に寿命が短いという問題点があっ た。また歯車の材料として許容応力が大きな材質を用いる必要があることから、 高価になるという第2の問題点があった。したがって本考案は、歯面応力が小さ く且つ摺動シールを用いず、したがって安価で且つ寿命の長いギヤーポンプを提 供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するためになされたものであり、すなわち互いに噛 み合った一対の歯車をケーシング内に配置したギヤーポンプにおいて、各々前記 歯車に固定した一対の軸と、各々前記軸に固定され、磁性体によって形成され、 内周面等角度間隔に複数の凸条を有する一対の従動部材と、各々前記従動部材の 内部に且つ同軸に配置され、外周面等角度間隔に前記複数と同数の磁極を有する 一対の駆動部材と、各々前記駆動部材を回転駆動する一対のモーターと、各々前 記従動部材と駆動部材との間に配置され、各々の従動部材を前記ケーシング内に 密封するように有底円筒状に形成した一対の密封部材とを有することを特徴とす るギヤーポンプである。
【0006】 その際、従動部材として磁石を用い、駆動部材として磁性体を用いることもで きる。すなわち前記従動部材と駆動部材とに代えて、各々前記軸に固定され、内 周面等角度間隔に複数の磁極を有する一対の従動部材と、各々前記従動部材の内 部に且つ同軸に配置され、磁性体によって形成され、外周面等角度間隔に前記複 数と同数の凸条を有する一対の駆動部材とを用いることができる。
【0007】 また駆動部材の内部に従動部材を配置することもできる。すなわち前記従動部 材と駆動部材とに代えて、各々前記軸に固定され、磁性体によって形成され、外 周面等角度間隔に複数の凸条を有する一対の従動部材と、各々前記従動部材の外 部に且つ同軸に配置され、内周面等角度間隔に前記複数と同数の磁極を有する一 対の駆動部材とを用い、あるいは各々前記軸に固定され、外周面等角度間隔に複 数の磁極を有する一対の従動部材と、各々前記従動部材の外部に且つ同軸に配置 され、磁性体によって形成され、内周面等角度間隔に前記複数と同数の凸条を有 する一対の駆動部材とを用いることができる。
【0008】
【作用】
両モーターを互いに反対方向に回転すると、磁石によって形成した両駆動部材 も回転し、磁性体によって形成した両従動部材も磁石の作用を受けて回転し、こ うして両歯車は互いに噛み合って回転し、吸込口より供給された流体は、歯溝内 に吸い込まれてケーシングの内周に沿って移動し、吐出口より圧送される。その 際両歯車はそれぞれ独自に回転駆動されているから、両歯車には専ら作動流体に よる流体圧力のみが作用し、この結果歯面応力は従来技術よりも低くなる。また 両歯車と共に回転する両軸と両従動部材は、ケーシングと密封部材との内部に密 封されているが、ケーシングと密封部材とは相互に運動しないから、両者間の密 封は劣化しない。
【0009】
【実施例】
本考案によるギヤーポンプを図面によって説明する。図1は本考案の第1実施 例の部分断面正面図、図2は要部拡大断面図であり、この実施例のケーシングは 、主ケーシング1と中間ケーシング3A,3Bと蓋4A,4Bとからなる。主ケ ーシング1の内部には、互いに噛み合った一対の歯車10A,10Bが装着され ており、該歯車10A,10Bを主ケーシング1内に装着可能とするために、主 ケーシング1の一側(図面右側)には取外し可能なカラー2が嵌入されている。 このカラー2を除いて、本実施例のギヤーポンプは左右対称に構成されており、 すなわち主ケーシング1の両側に、それぞれ中間ケーシング3A,3Bが、Oリ ングを介して液密に固定されており、中間ケーシング3A,3Bの他端には、そ れぞれ蓋4A,4Bが、Oリングを介して液密に固定されており、蓋4A,4B の他側には、それぞれモーター20A,20Bが固定されている。両歯車10A ,10Bにはそれぞれ軸11A,11Bが固定されており、軸11A,11Bの 一端は、それぞれベアリング5A,5Bによって軸支されている。
【0010】 以下、一方の歯車すなわち図面上方の歯車10Aについてのみ説明すると、歯 車10Aに固定した軸11Aには、従動部材12Aが固定されている。従動部材 12Aは磁性体によって筒状に形成され、図4に示すように内周面60°間隔に 、軸線方向に伸びる6個の凸条13Aが形成されている。従動部材12Aの内部 には、駆動部材23Aが従動部材12Aと同軸に配置されている。駆動部材23 Aは磁石によって形成され、従動部材12Aの凸条13Aと対向するように、外 周面60°間隔に6個の磁極が形成されている。この駆動部材23Aは、取付け 部材22Aを介して、モーター20Aのモーター軸21Aに固定されている。
【0011】 従動部材12Aと駆動部材23Aとの間には、従動部材12Aを主ケーシング 1、中間ケーシング3A、及び蓋4A内に密封するように密封部材が配置されて いる。本実施例の密封部材は円筒体6Aと円盤体7Aとからなり、円筒体6Aの 一端(図面右端)は、Oリングを介して液密に蓋4Aに固定されており、他端( 図面左端)はOリングを介して液密に円盤体7Aに固定されている。円盤体の一 側(図面左側)には、軸11Aの他端(図面右端)を軸支するベアリング8Aが 取付けられている。
【0012】 本実施例は以上のように構成されており、モーター20Aと20Bとを互いに 反対方向に回転すると、磁石によって形成した駆動部材23A,23B(23A のみ図示)も回転し、磁性体によって形成した従動部材12A,12B(12A のみ図示)も磁石の作用を受けて回転し、こうして歯車10A,10Bは互いに 噛み合って回転し、図3に示すように吸込口1Aより供給された流体は、歯溝内 に吸い込まれて主ケーシング1の内周に沿って移動し、吐出口1Bより圧送され る。その際両歯車10A,10Bはそれぞれ独自に回転駆動されているから、両 歯車には専ら作動流体による流体圧力のみが作用し、したがって歯面応力が減少 して歯車の損耗が軽減する。この結果歯車の材料として、ポリプロピレン、酢酸 ビニル塩化ビニル共重合体、3フッ化塩化エチレン樹脂、4フッ化エチレン樹脂 などのプラスチック材料を用いることができ、したがって耐食性を向上したギヤ ーポンプを得ることができる。また歯車10A,10Bと共に回転する軸11A ,11Bと従動部材12A,12B(12Aのみ図示)は、主ケーシング1、中 間ケーシング3A,3B、蓋4A,4B、円筒体6A,6B(6Aのみ図示)及 び円盤体7A,7B(7Aのみ図示)内に密封されているが、密封するための各 Oリングはいずれも摺動作用を受けない固定シールによっているから、Oリング の劣化を招くことがない。
【0013】 次に図5は第2実施例を示し、この実施例では従動部材に磁石を用い、駆動部 材に磁性体を用いたものである。すなわち歯車10Aに固定した軸11Aには、 取付け部材14Aを介して従動部材15Aが固定されており、従動部材15Aは 磁石によって筒状に形成され、図6に示すように内周面60°間隔に6個の磁極 が形成されている。従動部材15Aの内部には、駆動部材24Aが従動部材15 Aと同軸に配置されている。駆動部材24Aは磁性体によって形成され、従動部 材15Aの磁極と対向するように、外周面60°間隔に、軸線方向に伸びる6個 の凸条25Aが形成されており、モーター20Aのモーター軸21Aに固定され ている。このように構成しても上記第1実施例と同様の作用・効果を得ることが できる。
【0014】 以上の両実施例では、歯車10Aの軸11Aに固定した従動部材と、モーター 20Aのモーター軸21Aに取付けた駆動部材との位置関係が、従動部材が駆動 部材の外周に位置するように配置されていた。したがって更に別の実施例として 、駆動部材が従動部材の外周に位置するように配置することもできる。且つその 場合に、従動部材に磁石を用い駆動部材に磁性体を用いる場合と、従動部材に磁 性体を用い駆動部材に磁石を用いる場合とのいずれの構成も採用することができ る。なお以上の説明では駆動部材と従動部材との一方に磁石を用い他方に磁性体 を用いた場合を説明したが、駆動部材と従動部材との両方に磁石を用いることも 不可能ではない。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、ギヤーポンプの両歯車をそれぞれ独自に回転駆動しているから歯面 応力が小さく、また摺動シールを用いずにシール作用を達成している。したがっ て本考案は、安価にして寿命の長いギヤーポンプである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の部分断面正面図
【図2】該実施例の要部拡大断面図
【図3】図1中A−A線断面図
【図4】図1中B−B線断面図
【図5】第2実施例の要部拡大断面図
【図6】該実施例の図4に対応する図
【図7】従来例の部分断面正面図
【符号の説明】
1…主ケーシング 1A…吸込口 1B…吐出
口 2…カラー 3A,3B…中間ケーシング 4A,4B…蓋 5A,5B,8A…ベアリング 6A…円筒体 7
A…円盤体 10A,10B…歯車 11A,11B…軸 12A,15A…従動部材 13A…凸条 1
4A…取付け部材 20A,20B…モーター 21A…モーター軸 22A…取付け部材 23A,24A…駆動部材
25A…凸条
フロントページの続き (72)考案者 近沢 明夫 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)考案者 増本 登 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)考案者 坂口 泰雄 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに噛み合った一対の歯車をケーシング
    内に配置したギヤーポンプにおいて、 各々前記歯車に固定した一対の軸と、 各々前記軸に固定され、磁性体によって形成され、内周
    面等角度間隔に複数の凸条を有する一対の従動部材と、 各々前記従動部材の内部に且つ同軸に配置され、外周面
    等角度間隔に前記複数と同数の磁極を有する一対の駆動
    部材と、 各々前記駆動部材を回転駆動する一対のモーターと、 各々前記従動部材と駆動部材との間に配置され、各々の
    従動部材を前記ケーシング内に密封するように有底円筒
    状に形成した一対の密封部材とを有することを特徴とす
    るギヤーポンプ。
  2. 【請求項2】前記従動部材と駆動部材とに代えて、 各々前記軸に固定され、内周面等角度間隔に複数の磁極
    を有する一対の従動部材と、 各々前記従動部材の内部に且つ同軸に配置され、磁性体
    によって形成され、外周面等角度間隔に前記複数と同数
    の凸条を有する一対の駆動部材とを有する請求項1記載
    のギヤーポンプ。
  3. 【請求項3】前記従動部材と駆動部材とに代えて、 各々前記軸に固定され、磁性体によって形成され、外周
    面等角度間隔に複数の凸条を有する一対の従動部材と、 各々前記従動部材の外部に且つ同軸に配置され、内周面
    等角度間隔に前記複数と同数の磁極を有する一対の駆動
    部材とを有する請求項1記載のギヤーポンプ。
  4. 【請求項4】前記従動部材と駆動部材とに代えて、 各々前記軸に固定され、外周面等角度間隔に複数の磁極
    を有する一対の従動部材と、 各々前記従動部材の外部に且つ同軸に配置され、磁性体
    によって形成され、内周面等角度間隔に前記複数と同数
    の凸条を有する一対の駆動部材とを有する請求項1記載
    のギヤーポンプ。
JP6135991U 1991-07-08 1991-07-08 ギヤーポンプ Pending JPH056174U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502683A (ja) * 1999-06-21 2003-01-21 サラ リー/デーイー エヌ.ヴェー 濃縮物を計量された状態でホルダから配量するように構成された投与装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502683A (ja) * 1999-06-21 2003-01-21 サラ リー/デーイー エヌ.ヴェー 濃縮物を計量された状態でホルダから配量するように構成された投与装置
JP2003506668A (ja) * 1999-06-21 2003-02-18 サラ リー/デーイー エヌ.ヴェー 濃縮物をホルダから計量して分配するための投与器

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