JPH0561511A - 旋盤のワーク孔位置位相合せ方法 - Google Patents

旋盤のワーク孔位置位相合せ方法

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JPH0561511A
JPH0561511A JP25315691A JP25315691A JPH0561511A JP H0561511 A JPH0561511 A JP H0561511A JP 25315691 A JP25315691 A JP 25315691A JP 25315691 A JP25315691 A JP 25315691A JP H0561511 A JPH0561511 A JP H0561511A
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JP
Japan
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spindle
hole
work
coordinate value
touch sensor
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Pending
Application number
JP25315691A
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English (en)
Inventor
Kenji Igami
憲治 伊神
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローダ付き2軸タレット旋盤等に適用され、
偏心位置に孔加工されたワークを他の主軸へ装着し直し
た時に、回転位相に誤差が生じていても、これを適正位
置に補正できるようにする。 【構成】 主軸チャック14に把持されたワークWの貫
通孔Waにタレット5のタッチセンサ20をプログラム
による設定位置Cまで挿入する。貫通孔Waの内面がタ
ッチセンサ20に接触するまで主軸4を正逆に回転させ
て、接触時の主軸4の回転方向座標値を検出する。この
座標検出値から貫通孔Waの中心位置の回転方向座標値
を演算する。この孔中心位置の演算値と原点位置とを比
較してずれ量だけ主軸4の回転位相を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ローダ付きの2軸タ
レット旋盤等に適用される旋盤のワーク孔位置位相合せ
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ローダ付き2軸旋盤では、第1工程の主
軸で貫通孔を加工したワークを、ローダによって第2工
程の主軸に装着し直し、その貫通孔にタップ加工を施し
たり、貫通孔を基準とした各種の加工を施すことがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ローダによっ
てワークを2本の主軸間に受け渡すときに、ワークの回
転位相がずれ、貫通孔の位置が偏位することがある。そ
のため加工精度が低下したり、第2工程で加工不能にな
ったりするという問題点がある。
【0004】この発明の目的は、主軸へのワーク装着時
の回転位相に誤差が生じていても、これを適正位置に補
正することができ、加工精度の向上が図れる旋盤のワー
ク孔位置位相合せ方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この旋盤のワーク孔位
置位相合せ方法は、次の各過程を含む方法である。ま
ず、主軸チャック(14)に把持されたワーク(W)の
端面の孔(Wa)に刃物台(5)のタッチセンサ(2
0)を設定位置(C)まで挿入する。孔(Wa)の内面
がタッチセンサ(20)に接触するまで主軸(4)を正
逆に回転させて、接触時の主軸(4)の回転方向座標値
を検出する。この座標検出値から前記孔(Wa)の中心
位置の回転方向座標値を演算する。この孔中心位置の演
算値と設定値(例えば原点位置)とを比較してずれ量だ
け主軸(4)の回転位相を補正する。
【0006】
【作用】この方法によると、刃物台(5)のタッチセン
サ(20)を用いてワーク(W)の孔(Wa)の中心位
置の回転方向座標値を求め、ずれ量だけ回転位相を補正
するので、ワーク孔位置を適正位置に補正でき、加工精
度が向上する。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図5に基づ
いて説明する。図2はローダ付き2軸旋盤の概略正面図
である。旋盤本体1は、ベッド2の上面中央に主軸台3
を介して2本の主軸4を設け、主軸台3の両側に、刃物
台となるタレット5を各々搭載した2台のタレットキャ
リッジ6が設置してある。ローダ7は、旋盤本体1の上
方に架設したレール8上を横移動する走行台9に、前後
移動台10を介して昇降ロッド11を設置し、昇降ロッ
ド11の下端にローダヘッド12を設けたものである。
ローダヘッド12は、2個のローダチャック13を主軸
4の対向面と下面とに有し、両チャック13の位置は互
いに入替え駆動可能としてある。
【0008】図3に示すように、主軸4はワークWを把
持する主軸チャック14を軸端に有し、主軸モータ15
により高速回転および正逆の割出回転が行われる。主軸
チャック14は、スクロール式のチャック爪14aを有
するものである。タレットキャリッジ6は、ベッド2の
レール29上を横(X軸)移動自在に設置されたスライ
ドベース16に、インデックスハウジング17を前後移
動自在に設置したものであり、各々X軸サーボモータ1
8およびY軸サーボモータ19により送りねじを介して
送りが行われる。
【0009】タレット5は、正面形状が多角形のドラム
状のものであり、各周面部分からなる工具ステーション
Sにバイトや回転工具等の各種の工具(図示せず)が装
着され、インデックスハウジング17内の割り出し機構
により割出回転させられる。タレット5の工具ステーシ
ョンSの1か所に、各種の機内計測用のタッチセンサ2
0が設けてある。タッチセンサ20は、先端の球形の検
出子20aに物体が接触するとトリガ信号を発生するタ
ッチトリガプローブからなる。
【0010】図1は制御系を示す。NC装置21は、N
Cコードで記述された加工プログラムを演算制御部で解
読して各軸サーボモータ18,19および主軸モータ1
5に駆動指令を与えるものであり、加工プログラムのシ
ーケンスコードや、別に記憶したシーケンスプログラム
に従って旋盤の各種のシーケンス制御を行うプログラマ
ブルコントローラ(図示せず)を備えている。
【0011】このような基本構成のNC装置21に、セ
ンサ移動手段22と、主軸角度制御手段23と、座標値
読取手段24と、中心位置演算手段25と、補正手段2
6とが設けてある。
【0012】センサ移動手段22は、位相合せ指令aに
応答してタレット5の回転よるタッチセンサ20の割り
出しを行う共に、各軸サーボモータ18,19の駆動に
より、タッチセンサ20をワークWの貫通孔Waに挿入
するプログラムで構成される。タッチセンサ20の移動
は、スタート位置Pから経過位置Aまで早送りした後、
経過位置Bを経て計測位置Cに達するまでスキップ切削
送りするように設定してある。各位置P,A〜Cの座標
値は、予めセンサ移動手段22のプログラム上に指定さ
れる。センサ移動手段22には、タッチセンサ20が貫
通孔Waに挿入できなかった場合に、主軸4の回転後に
再度挿入を行わせる再試行手段28が設けてある。
【0013】主軸角度制御手段23は、主軸モータ15
を駆動して主軸4を設定角度θだけ正逆にスキップ回転
させる手段である。他の各手段24〜26の機能は、後
に動作の説明と共に説明する。なお、主軸4には角度検
出器27が設けてある。
【0014】次に、上記構成による孔位置の位相合せ方
法につき、図1および図5と共に説明する。貫通孔Wa
の加工されたワークWが主軸チャック14に把持される
と、適宜の手段で位相合せ指令aを発生させ、位相合わ
せを開始する。
【0015】タッチセンサ20は、スタート位置Pから
経過位置Aまで早送りした後、スキップ切削送りにより
貫通孔Wa内の計測位置Cまで移動させる(図5のステ
ップS1)。この後、主軸角度制御手段23により、主
軸4のスキップ回転によりワークWを回転させ、貫通孔
Waの内面がタッチセンサ20に接触したときの回転方
向座標値(機械座標値)を座標値読取手段24に読み取
って記憶する(S2)。ワークWは正逆に順次回転さ
せ、各々の座標値を記憶する。主軸4は、タッチセンサ
20の検出信号があると回転を停止させ、次の動作に移
るが、予め登録した孔径に応じた角度だけ回転させても
検出信号が得られるない場合も、次の動作に移行させ
る。
【0016】このように貫通孔Waの内面2か所の回転
方向座標値を検出した後、これら検出値から、貫通孔W
aの真の中心位置を中心位置演算手段25で演算する
(S3)。この演算結果を、補正手段26により設定座
標値(例えば原点位置)と比較し、ずれ量だけ主軸4を
回転させて回転位相を補正する(S4)。補正のための
主軸4の回転は、タッチセンサ20をスタート位置Pに
戻した後に行う。
【0017】このようにして貫通孔Waの位置を補正し
た後、貫通孔Waの加工、または貫通孔Waを基準とす
る加工を開始する。そのため、精度良く加工が行え、ま
たワークWの主軸4への装着不良によって加工不能とな
ることが防止される。
【0018】前記のセンサ挿入過程(S1)において、
貫通孔Waの位置ずれが大きくてタッチセンサ20が貫
通孔Waに挿入できなかった場合は、タッチセンサ20
が位置Bまで来たときにワークWに接触し、接触信号が
得られる。この信号に応答して、センサ移動手段22に
おける再試行手段28により、主軸4を設定角度θだけ
所定方向に回転させ、タッチセンサ20の挿入動作を繰
り返す。この繰り返し回数は再試行手段28に記憶して
おき、後に補正手段26で補正するときに回転角度θの
回数倍の値を加算する。
【0019】図1の各位置A〜Cは、詳しくは次の位置
とする。A位置は、B位置から+Z方向に所定のアプロ
ーチ移動量と、タッチセンサ20の検出子20aの半径
分だけシフトした位置である。B位置は、検出子20a
の中心がZ軸方向でワークWの端面と位置する位置であ
る。C位置は、B位置から−Z軸方向に所定のアプロー
チ移動量だけシフトした位置である。
【0020】なお、NC装置21にはアラーム手段(図
示せず)が設けてあり、前記各過程(S1,S2)でタ
ッチセンサ20が正規のプログラム位置以外でワークW
に接触した場合や、タッチセンサ20が主軸2の回転時
に貫通孔Waの片側方向にしか接触しなかった場合には
アラームを発生させる。
【0021】また、前記実施例は2軸のタレット旋盤に
適用した場合につき説明したが、この発明は回転工具を
有する各種の旋盤に適用することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明のワーク孔位置位相合せ方法に
よると、主軸チャックに把持されたワークの端面の孔に
刃物台のタッチセンサを設定位置まで挿入し、前記孔の
内面がタッチセンサに接触するまで主軸を回転させて接
触時の主軸の回転方向座標値を検出し、この座標検出値
から前記孔の中心位置の回転方向座標値を演算し、設定
値と比較してずれ量だけ主軸の回転位相を補正するよう
にしたため、ワーク孔位置を適正位置に補正でき、加工
精度が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用する旋盤とその制御
装置の概念構成を示す説明図である。
【図2】その旋盤の概略正面図である。
【図3】同旋盤の部分拡大平面図である。
【図4】同旋盤の主軸とタッチセンサとの関係を示す正
面図である。
【図5】同実施例のワーク孔位置位相合せ方法の過程を
示す流れ図である。
【符号の説明】
4…主軸、5…タレット(刃物台)、7…ローダ、14
…主軸チャック、15…主軸モータ、18…X軸サーボ
モータ、19…Y軸サーボモータ、20…タッチセン
サ、20a…検出子、21…NC装置、22…センサ移
動手段、23…主軸角度制御手段、24…座標値読取手
段、25…中心位置演算手段、26…補正手段、27…
角度検出器、W…ワーク、Wa…貫通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸チャックに把持されたワークの端面
    の孔に刃物台のタッチセンサを設定位置まで挿入する過
    程と、前記孔の内面が前記タッチセンサに接触するまで
    前記主軸を正逆に回転させて接触時の主軸の回転方向座
    標値を検出する過程と、この座標検出値から前記孔の中
    心位置の回転方向座標値を演算する過程と、この孔中心
    位置の演算値と設定値とを比較してずれ量だけ主軸の回
    転位相を補正する過程とを含む旋盤のワーク孔位置位相
    合せ方法。
JP25315691A 1991-09-03 1991-09-03 旋盤のワーク孔位置位相合せ方法 Pending JPH0561511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094899A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Murata Machinery Ltd 旋盤

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60259356A (ja) * 1984-06-04 1985-12-21 Okuma Mach Works Ltd 複合nc旋盤におけるc軸原点オフセツト制御方式

Patent Citations (1)

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