JPH056111U - 電磁駆動バルブ - Google Patents
電磁駆動バルブInfo
- Publication number
- JPH056111U JPH056111U JP6063791U JP6063791U JPH056111U JP H056111 U JPH056111 U JP H056111U JP 6063791 U JP6063791 U JP 6063791U JP 6063791 U JP6063791 U JP 6063791U JP H056111 U JPH056111 U JP H056111U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- sub
- valve
- electromagnetic valve
- energized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電磁力により開閉弁される電磁バルブを駆動す
るコイルの通電時の制御性や応答性の改善を図る。 【構成】電磁バルブ1を電磁力により駆動するメインコ
イル3に先行して通電するサブコイル4を付設し、電磁
バルブ1の駆動時には、まずサブコイル4に通電し、そ
のオフ時とメインコイル3のオンとをコントローラ5に
より同時にスイッチ部6を制御して、サブコイル4のオ
フ時に発生する起電力をメインコイル3への通電に重畳
させてその立上り特性を改善する。
るコイルの通電時の制御性や応答性の改善を図る。 【構成】電磁バルブ1を電磁力により駆動するメインコ
イル3に先行して通電するサブコイル4を付設し、電磁
バルブ1の駆動時には、まずサブコイル4に通電し、そ
のオフ時とメインコイル3のオンとをコントローラ5に
より同時にスイッチ部6を制御して、サブコイル4のオ
フ時に発生する起電力をメインコイル3への通電に重畳
させてその立上り特性を改善する。
Description
【0001】
本考案はソレノイドコイルに通電時の立上り特性を改善しようとする電磁駆動 バルブに関する。
【0002】
従来よりエンジンの吸排気バルブは、クランク軸の回転に対応して作動するリ ンクやカムなどにより駆動される吸排気バルブが使用されているが、バルブの開 閉タイミングの変更や、バルブの駆動力を適切に制御するため、電磁力によるバ ルブ駆動装置が本出願人により特開平2−181006号に示されている。
【0003】
上述の特許公報に示された提案では、バルブのステム部に永久磁石を取付け、 その上方に電磁石を配置し、電磁石のコイルに電力を供給して生ずる電磁力によ り永久磁石を駆動し開閉弁を行っているが、コイルには自己インダクタンスや内 部抵抗により定まる固有の時定数を有しており、このため、磁束を生じさせる電 力を印加してもコイルの時定数により電流が遅れて磁力の立上りに時間を要し、 制御性や応答性が悪化するという問題がある。
【0004】 本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は電磁バルブ を駆動するコイルにサブコイルを付加して応答性を改善しようとする電磁駆動バ ルブを提供することにある。
【0005】
上述の目的を達成するために本考案によれば、ソレノイド状に巻回されたコイ ルに通電し、その電磁力により吸/排気用のバルブを駆動して開閉弁せしめる電 磁駆動バルブにおいて、前記コイルに先行して通電せしめるサブコイルと、該サ ブコイルのオフと前記コイルのオンとを同時に制御してサブコイルのオフ時の逆 起電力のエネルギーを通電時の電力に重畳せしめる通電制御手段とを有する電磁 駆動バルブが提供される。
【0006】
つぎに、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
【0007】 図1は本考案にかかる電磁駆動バルブの一実施例を示す構成ブロック図であり 、図2は本実施例における回路の説明図である。
【0008】 これらの図面において、1は電磁バルブで、例えばエンジンの吸気流路に設け られてその開閉により、シリンダへの吸気を制御するものであり、強磁性体から なるステム11はシリンダヘッド2のバルブガイド21により保持され、電磁バ ルブ1の上昇時には下方の弁部12はバルブシート22に密接して吸気流路を閉 鎖するように形成されている。
【0009】 3はソレノイド状に巻回されたメインコイルで、その通電により発生する磁力 によって電磁バルブ1のステム11を吸引して流路を閉鎖するものであり、4は サブコイルで、メインコイル3に近接して配置され、電磁バルブ1の駆動時には メインコイル3への通電に先駆けて作動させ、その電流断時の逆起電力を利用し てメインコイル3の立上り特性を改善するものである。
【0010】 コントロール部5は電子回路からなり、電磁バルブ1の駆動時にスイッチ部6 の有するメインコイル3用のスイッチS2 およびサブコイル4用のスイッチS1 を制御して、電源部7からの電力をそれぞれのコイル3,4に通電し電磁バルブ 1を作動させるものである。
【0011】 なお、図2におけるD1 およびD2 は半導体素子からなるダイオードで、所定 方向の電流は通ずるが、逆方向の電流は遮断して逆流を防止するもので、特にD 2 は後述するサブコイル4のオフ時の起電力の消滅を防止するものである。
【0012】 つぎに、このように構成された本実施例の作動を説明すると、電磁バルブ1の 駆動時は、メインコイル3への通電に先駆けて、サブコイル4への通電を行うた め、スイッチ部6のスイッチS1 をオンとし、続いてスイッチS1 のオフ、スイ ッチS2 のオンを同時に制御する。この場合、スイッチS1 のオフにてサブコイ ル4への通電は断たれるが、該サブコイル4の電磁誘導作用により、印加された 電源部7と同方向の起電力が生じ、この起電力がD1 を介して、電源部7からの 電力とともにメインコイル3に印加される。
【0013】 図3はこの状態の電流波形の説明図で、図3の斜線部分にて示すサブコイル4 からの電気エネルギーが加わることにより、図4に示すサブコイルの無い場合の 波形に比してスイッチング時の立上り特性のよい電流がメインコイル3に通電さ れることになる。
【0014】 以上、本考案を上述の実施例によって説明したが、本考案の主旨の範囲内で種 々の変形が可能であり、これらの変形を本考案の範囲から排除するものではない 。
【0015】
上述の実施例のように本考案によれば、電磁バルブを駆動するメインコイルへ の通電に先行してサブコイルへの通電を行い、該サブコイルのオフとメインコイ ルのオンを同時に制御して、サブコイルのオフ時に発生する起電力をメインコイ ルに印加し電源部の電力に加えるので、メインコイルの電流の立上りが早くなり 、その制御や応答性が改善され、また電源部の電力の負担が減ずるという効果が 得られる。
【図1】本考案にかかる電磁駆動バルブの一実施例を示
す構成ブロック図である。
す構成ブロック図である。
【図2】本実施例における回路の説明図である。
【図3】本実施例におけるメインコイルに通ずる電流波
形の説明図である。
形の説明図である。
【図4】サブコイルの無い場合のメインコイルの電流波
形の説明図である。
形の説明図である。
1…電磁バルブ 3…メインコイル 4…サブコイル 5…コントロール部 6…スイッチ部 7…電源部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】ソレノイド状に巻回されたコイルに通電
し、その電磁力により吸/排気用のバルブを駆動して開
閉弁せしめる電磁駆動バルブにおいて、前記コイルに先
行して通電せしめるサブコイルと、該サブコイルのオフ
と前記コイルのオンとを同時に制御してサブコイルのオ
フ時の逆起電力のエネルギーを通電時の電力に重畳せし
める通電制御手段とを有することを特徴とする電磁駆動
バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991060637U JP2592375Y2 (ja) | 1991-07-06 | 1991-07-06 | 電磁駆動バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991060637U JP2592375Y2 (ja) | 1991-07-06 | 1991-07-06 | 電磁駆動バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056111U true JPH056111U (ja) | 1993-01-29 |
JP2592375Y2 JP2592375Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=13148032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991060637U Expired - Fee Related JP2592375Y2 (ja) | 1991-07-06 | 1991-07-06 | 電磁駆動バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592375Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005291494A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-10-20 | Woodward Governor Co | 弁の全閉点に基づき電磁弁の制御電圧を適応制御し、これを導き出す方法 |
WO2016174820A1 (ja) * | 2015-04-27 | 2016-11-03 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4899526A (ja) * | 1972-04-06 | 1973-12-17 | ||
JPH02291412A (ja) * | 1989-05-01 | 1990-12-03 | Isuzu Ceramics Kenkyusho:Kk | バルブのステッピング駆動装置 |
-
1991
- 1991-07-06 JP JP1991060637U patent/JP2592375Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4899526A (ja) * | 1972-04-06 | 1973-12-17 | ||
JPH02291412A (ja) * | 1989-05-01 | 1990-12-03 | Isuzu Ceramics Kenkyusho:Kk | バルブのステッピング駆動装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005291494A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-10-20 | Woodward Governor Co | 弁の全閉点に基づき電磁弁の制御電圧を適応制御し、これを導き出す方法 |
JP4585335B2 (ja) * | 2004-03-05 | 2010-11-24 | ウッドワード・ガバナー・カンパニー | 弁の全閉点に基づき電磁弁の制御電圧を適応制御し、これを導き出す方法 |
WO2016174820A1 (ja) * | 2015-04-27 | 2016-11-03 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
JP2016205294A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2592375Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3629362B2 (ja) | エンジンバルブ駆動用電磁バルブの駆動方法 | |
JP3715460B2 (ja) | 機関弁の電磁駆動装置 | |
JPH09317419A (ja) | 吸排気用電磁駆動弁の異常検出方法 | |
JP3550989B2 (ja) | 電磁バルブ用駆動装置 | |
WO1990007636A1 (en) | Electromagnetic valve actuator | |
JPH02181008A (ja) | 電磁駆動バルブ | |
JP2000027615A (ja) | 電磁アクチュエータの制御装置 | |
JP2526651B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP2592375Y2 (ja) | 電磁駆動バルブ | |
ES8703214A1 (es) | Maquina motriz de combustion interna | |
JP2006336525A (ja) | 電磁駆動弁 | |
JP4389140B2 (ja) | 燃料噴射装置および燃料噴射弁の制御方法 | |
JPS63201366A (ja) | 電磁作動式燃料噴射装置 | |
JP3175204B2 (ja) | エンジン吸排気用電磁駆動バルブ | |
JPH051805U (ja) | 電磁駆動バルブ | |
US7295417B2 (en) | Electromagnetic valve actuation with series connected electromagnet coils | |
JPH05280315A (ja) | 電磁駆動バルブ | |
JPH0893956A (ja) | ステップ流量制御弁 | |
JP2697052B2 (ja) | 電磁駆動バルブ | |
JPH06288211A (ja) | 電磁駆動バルブ | |
JP2001349462A (ja) | バルブ駆動装置 | |
JPH05280316A (ja) | 電磁駆動バルブ | |
JP2002147641A (ja) | バルブ駆動装置 | |
JP2009019619A (ja) | 電磁駆動バルブ装置 | |
JP2004019533A (ja) | 電磁駆動弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |