JPH0560824U - 熱硬化性樹脂用逆流防止弁 - Google Patents

熱硬化性樹脂用逆流防止弁

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JPH0560824U
JPH0560824U JP1058592U JP1058592U JPH0560824U JP H0560824 U JPH0560824 U JP H0560824U JP 1058592 U JP1058592 U JP 1058592U JP 1058592 U JP1058592 U JP 1058592U JP H0560824 U JPH0560824 U JP H0560824U
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JP
Japan
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thin shaft
resin
thermosetting resin
screw
shaft portion
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Pending
Application number
JP1058592U
Other languages
English (en)
Inventor
栄二郎 岡田
由純 杉江
Original Assignee
株式会社名機製作所
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Publication date
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Priority to JP1058592U priority Critical patent/JPH0560824U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融樹脂の逆流を防ぎ射出量を一定に保つこ
とができる熱硬化性樹脂用逆流防止弁であって、加熱筒
内やリング近辺の清掃を容易に行うことができる熱硬化
性樹脂用逆流防止弁を提供する。 【構成】 射出装置30の加熱筒31の内孔に嵌装した
スクリュ本体部12の先端に、ウェアプレート16を介
して細軸部14と先端部15を有するスクリュヘッド1
3を取り付けるとともに、前記細軸部に、筒方向に二分
した分割片21,22よりなるリングバルブ20を、前
記スクリュヘッドの細軸部との間に樹脂流路19を形成
しつつ前記加熱筒の内筒に嵌装する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は熱硬化性樹脂用逆流防止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を射出成形するための射出装置のス クリュは、図4に示されるような、スクリュ本体から先細のスクリュ先端部を一 体に形成したいわゆる一体物スクリュが用いられる。符号40はスクリュ、41 はスクリュ本体、符号42はスクリュ先端部である。
【0003】 しかしながら、このスクリュ40には逆流防止弁が設けられていないので、射 出時の溶融樹脂の逆流の問題があり、樹脂の射出量がばらつき製品の品質管理上 の問題が生じていた。
【0004】 そこで、図5に示すように、従来から熱可塑性樹脂に使用している逆流防止弁 を熱硬化性樹脂に適用すると、スクリュヘッド52とリングバルブ54との間、 およびウェアプレート55とリングバルブ54との間で樹脂の滞留を生ずること があった。また、樹脂の通過面積が狭いために、溶融樹脂の発熱硬化を起こすお それがあった。 かかる構造にあっては、一旦樹脂が硬化するとスクリュヘッドを取り外して硬 化した樹脂を叩き割ったりするなど、かかる樹脂の除去作業に多くの手間と労力 を費やしていたが、リングバルブ内側や細軸部などで硬化した樹脂は完全に除去 することが困難であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記した問題点を解決するために提案されたものであって、溶融樹 脂の逆流を防ぎ射出量を一定に保つことができる熱硬化性樹脂用逆流防止弁であ って、加熱筒内やリング近辺の清掃を容易に行うことができる熱硬化性樹脂用逆 流防止弁を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、射出装置の加熱筒の内孔に嵌装したスクリュ本体部の 先端に、ウェアプレートを介して細軸部と先端部を有するスクリュヘッドを取り 付けるとともに、前記細軸部に、筒方向に二分した分割片よりなるリングバルブ を、前記スクリュヘッドの細軸部との間に樹脂流路を形成しつつ前記加熱筒の内 孔に嵌装したことを特徴とする熱硬化性樹脂用逆流防止弁に係る。
【0007】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の逆流防止弁の一例を示す切欠縦断面図、図2はこの考案の逆 流防止弁に用いられるリングバルブの一例を示す斜視図、図3は図2のリングバ ルブを分割した状態を示す斜視図である。
【0008】 図1にこの考案の熱硬化性樹脂用逆流防止弁10の一例を示す。 図中の符号11は射出装置30において加熱筒31の内孔に嵌装したスクリュ で、その本体部12の先端にウェアプレート16を介してスクリュヘッド13が 固定されている。
【0009】 スクリュヘッド13は、細軸部14と該細軸部の先端に形成された先端部15 を有していて、前記スクリュ本体部12に螺合(図示せず)によって取り付けら れている。
【0010】 前記細軸部14には、リングバルブ20が前記細軸部14との間に樹脂流路1 9を形成しつつ嵌装されている。 このリングバルブ20は、射出時に溶融樹脂が逆流するのを防止するために、 射出装置30の加熱筒内を摺動する円筒状弁部材で、その筒方向に二分される分 割片21,22よりなり、図2および図3に示されるように、前記リングバルブ 20の分割片21の分割面23には凹部25が形成され、対応する分割片22の 分割面24には前記凹部25に係着する凸部26が形成されていて、嵌め外し自 在に構成される。
【0011】 それによって、従来の熱硬化性樹脂用射出装置のスクリュ清掃方法を用い、加 熱筒先端よりスクリュヘッド13およびリングバルブ20を突出させたのち前記 リングバルブ20を分割して、その内面やスクリュヘッド13の細軸部14を確 実に清掃することができる。
【0012】 この実施例において、前記リングバルブ20の分割片21,22の前後端27 および28にはテーパ面29が形成されている。 一方、図1に示されるように、スクリュヘッド13の先端部15およびウェア プレート16とに、前記リングバルブ20のテーパ面29と当接するテーパ面1 7,18を設けることにより、前記樹脂流路19が広くかつ滑らかに形成するこ とができ溶融樹脂が滞留し発熱硬化するのを防ぐ。
【0013】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の熱硬化性樹脂用射出装置のリングバル ブによれば、射出装置の加熱筒の内孔に嵌装したスクリュ本体部の先端に、ウェ アプレートを介して細軸部と先端部を有するスクリュヘッドを取り付けるととも に、前記細軸部に、筒方向に二分した分割片よりなるリングバルブを、前記スク リュヘッドの細軸部との間に樹脂流路を形成しつつ前記加熱筒の内筒に嵌装して いるので、溶融樹脂の逆流を防ぎ射出量を一定に保ち成形品の重量精度を高める ことができるだけでなく、加熱筒内やリング近辺の清掃を容易に行うことができ 、作業効率を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の熱硬化性樹脂用逆流防止弁の一例を
示す切欠縦断面図である。
【図2】この考案の熱硬化性樹脂用逆流防止弁に用いら
れるリングバルブの一例を示す斜視図である。
【図3】図2のリングバルブを分割した状態を示す斜視
図である。
【図4】一般的な熱硬化性樹脂用射出装置のスクリュの
一例を示す側面図である。
【図5】その他の例を示す要部を切り欠いた側面図であ
る。
【符号の説明】
10 逆流防止弁 11 スクリュ 12 スクリュ本体部 13 スクリュヘッド 14 細軸部 15 先端部 16 ウェアプレート 19 樹脂流路 20 リングバルブ 21 分割片 22 分割片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出装置の加熱筒の内孔に嵌装したスク
    リュ本体部の先端に、ウェアプレートを介して細軸部と
    先端部を有するスクリュヘッドを取り付けるとともに、
    前記細軸部に、筒方向に二分した分割片よりなるリング
    バルブを、前記スクリュヘッドの細軸部との間に樹脂流
    路を形成しつつ前記加熱筒の内孔に嵌装したことを特徴
    とする熱硬化性樹脂用逆流防止弁。
JP1058592U 1992-01-31 1992-01-31 熱硬化性樹脂用逆流防止弁 Pending JPH0560824U (ja)

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JPH0560824U true JPH0560824U (ja) 1993-08-10

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0653121U (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 株式会社新潟鉄工所 射出成形機の逆流防止リング
JP2007040316A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Smc Corp 環状磁石およびそれを用いた流体圧シリンダ
WO2019214919A1 (de) * 2018-05-08 2019-11-14 Kraussmaffei Technologies Gmbh Rückströmsperre für die schnecke einer plastifziereinheit einer spritzgiessmaschine

Cited By (4)

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WO2019214919A1 (de) * 2018-05-08 2019-11-14 Kraussmaffei Technologies Gmbh Rückströmsperre für die schnecke einer plastifziereinheit einer spritzgiessmaschine
US11826937B2 (en) 2018-05-08 2023-11-28 Kraussmaffei Technologies Gmbh Nonreturn valve for the screw of a plasticising unit of an injection-moulding machine

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