JPH0551621U - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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Publication number
JPH0551621U
JPH0551621U JP10151391U JP10151391U JPH0551621U JP H0551621 U JPH0551621 U JP H0551621U JP 10151391 U JP10151391 U JP 10151391U JP 10151391 U JP10151391 U JP 10151391U JP H0551621 U JPH0551621 U JP H0551621U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
parting surface
cavity
pressure receiving
receiving plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10151391U
Other languages
English (en)
Inventor
国人 山中
友三郎 志茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10151391U priority Critical patent/JPH0551621U/ja
Publication of JPH0551621U publication Critical patent/JPH0551621U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】常に正確にかつ容易にガス抜き空間7を形成す
ることができるとともに、金型の寿命が長い射出成形用
金型を提供する。 【構成】キャビティ型2およびコア型3の少なくとも一
方の型がそのパーティング面の所望位置に嵌合凹部を有
し、閉合時に他方の型の対応する面に当接して両型のパ
ーティング面間に所定のガス抜き空間7を形成する圧受
板4,5が、パーティング面より所定厚みだけ他方の型
方向へ突出するように前記嵌合凹部に分離自在に嵌合固
定されている構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形用金型は、キャビティ型とコア型とが接触するパーティング面の所々 に0.2mm程度の深さのガス溝が型外に達するまで設けられていて、キャビティ 型とコア型とを閉合した時に、このガス溝によってパーティングライン沿いに形 成されるガス抜き空間を介して成形時にキャビィティ内で発生するガスを型外に 排出し、空洞部分がなく精密な成形品を得るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来、上記ガス溝は、パーティング面の所望部分を切削加工するこ とによって形成するようになっているのであるが、切削を手加工によって行って いるため、熟練工であっても加工精度にバラツキがある。したがって、溝深さが 足りずに、ガス抜きが充分にできなかったり、溝深さが深すぎて、樹脂がガス溝 に入り込んで成形品にバリとして残ったりすることがある。
【0004】 また、正確にガス溝が形成されていたとしても、キャビティ型とコア型を閉合 すると、パーティング面に強い圧力がかかるため、長期間使用していると、パー ティング面が磨耗してガス溝がなくなってしまい、パーティング面を研磨してガ ス溝を再び形成すると言う保守作業を行わなければならないが、前述のように、 熟練工であっても簡単にできる保守作業ではなく、作業性の悪いものであった。
【0005】 しかも、あまりパーティング面を研磨しすぎると成形品に影響がでてくるため 、金型の寿命も短いと言う問題がある。 本考案は、このような事情に鑑みて、常に正確にかつ容易にガス抜き空間を形 成することができるとともに、金型の寿命が長い射出成形用金型を提供すること を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる射出成形用金型は、このような目的を達成するために、キャビ ティ型およびコア型の少なくとも一方の型がそのパーティング面の所望位置に嵌 合凹部を有し、閉合時に他方の型の対応する面に当接して両型のパーティング面 間に所定のガス抜き空間を形成する圧受板が、パーティング面より所定厚みだけ 他方の型方向へ突出するように前記嵌合凹部に分離自在に嵌合固定されている構 成とした。
【0007】 上記構成において、圧受板は、キャビティ型およびコア型のいずれか一方に設 けてもよいし、両型に対面するように設けても構わない。 また、圧受板の突出厚みは、特に限定されないが、閉合時にガス抜き空間の間 隙を0.2mm程度に形成できる厚みに設定しておくことが好ましい。 圧受板の材質は、キャビティ型およびコア型と同じ材質でもよいし、一方の型 のみに設ける場合は、他方の型の対応する面より少し柔らかい材質のものを用い ることが好ましい。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、一方の型にのみ圧受板を設けた場合、キャビティ型および コア型を閉合すると、圧受板が他方の型のパーティング面に当接し、両型のパー ティング面間に圧受板の突出厚みと略同じ間隙幅のガス抜き空間が均一に形成さ れる。
【0009】 したがって、キャビティ内に樹脂を充填すれば、キャビティ内に発生したガス は、このガス抜き空間を通って外部に排出されるため、正確に成形品を得ること ができる。 また、長期間使用していると、圧受板が磨耗してくるが、磨耗した圧受板は、 セットボルトなどの固定手段を解離して嵌合を解除し、機械加工等て正確に形成 された新しい圧受板を嵌合凹部に嵌合して再び所望のガス抜き空間ができるよう にすることができる。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案を、その実施例をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。 図1にみるように、この金型1は、キャビティ型2およびコア型3を備えてい て、成形品9としてプラスチックバケツを成形するようになっている。 キャビティ型2は、図2にみるように、パーティング面21に3つの嵌合凹部 (図2では1つしかあらわしていない)22が形成されていて、図3にみるよう にこの嵌合凹部22に3枚の圧受板4がそれぞれ嵌合され、図4にみるように、 その上端面をパーティング面21より0.1mm突出させるように調整してセット ボルト6,6,6によって固定されている。
【0011】 コア型3も図4にみるように、キャビティ型2の圧受板4に対応する位置に、 キャビティ型2と同様にして3枚の圧受板5がその上端面をキャビティ型3のパ ーティング面31より0.1mm突出させてパーティング面31の嵌合凹部に嵌合 固定されている。 なお、図1およひ図3中、11はゲートである。
【0012】 この金型1は、以上のように構成されており、図4にみるように、キャビティ 型2とコア型3とを閉合すると、圧受板4と圧受板5とが密着して、キャビティ 型2のパーティング面21とコア型3のパーティング面31との間に0.2mmの 間隙幅のガス抜き空間7を型の全周にわたって正確に形成する。なお、図4では 、考案を明瞭にするため、ガス抜き空間7の間隙幅を強調して図示しているが、 ギャビティ8からこのガス抜き空間7へ樹脂が流入してバリが発生しないように 、実際はもっと間隙幅が狭くなっている。
【0013】 従って、図1のように、ゲート11からキャビティ8内へ樹脂を充填すれば、 キャビティ8内に発生したガスは、このガス抜き空間7を通って型外へ排出され 、キャビティ8内には残らず、空洞のない精密な成形品9を得ることができる。 また、ガス抜き空間7が正確に所定の間隙幅になっているので、バリの発生もな くなる。
【0014】 しかも、この金型1は、長期間の使用で圧受板4(5)が磨耗してくると、セ ットボルト6,6,6を解いて磨耗した圧受板4(5)と予め機械製作によって 正確に作った予備の圧受板4(5)と交換するだけで、再び正確にガス抜き空間 7を形成することができるため、従来のようにパーティング面21(31)の再 研磨や手加工によるガス溝の形成などの作業が必要でなくなり、誰にでも簡単に 保守作業を行うことができる。
【0015】 また、キャビティ型2およびコア型3のパーティング面21,31は、閉合に より接触することがないので、磨耗がなく、金型の寿命が向上する。 本考案にかかる射出成形用金型は、上記の実施例に限定されない。たとえば、 上記の実施例では、対面する両方の圧受板を同じ寸法だけ突出させていたが、一 方だけを突出させるようにしても構わない。
【0016】
【考案の効果】
本考案にかかる射出成形用金型は、以上のように構成されているので、機械製 作によって正確に形成された圧受板を嵌合凹部に嵌合固定することによって正確 にガス抜き空間を形成することができ、常にバリのない精密な成形品を得ること ができる。
【0017】 しかも、圧受板の交換だけで、簡単に一定間隙のガス抜き空間を形成すること ができ、作業の熟練性が要求されないため、保守作業が誰にでも簡単に行えるよ うになる。 また、長期間使用していても圧受板が磨耗するだけであるで、金型本体の傷み が少なく、金型の寿命も短い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる射出成形用金型のコア型とキャ
ビティ型とを閉合してキャビティ内に樹脂を充満させた
状態をあらわす断面図である。
【図2】そのキャビティ型の圧受板部分を分解してあら
わす断面図である。
【図3】キャビティ型の型内を臨む正面図である。
【図4】図1のガス抜き空間部分をあらわす拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 金型 2 キャビティ型 3 コア型 4 圧受板 5 圧受板 7 ガス抜き空間 21 キャビティ型のパーティング面 22 嵌合凹部 31 コア型のパーティング面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビティ型およびコア型の少なくとも一
    方の型がそのパーティング面の所望位置に嵌合凹部を有
    し、閉合時に他方の型の対応する面に当接して両型のパ
    ーティング面間に所定のガス抜き空間を形成する圧受板
    が、パーティング面より所定厚みだけ他方の型方向へ突
    出するように前記嵌合凹部に分離自在に嵌合固定されて
    いることを特徴とする射出成形用金型。
JP10151391U 1991-12-10 1991-12-10 射出成形用金型 Pending JPH0551621U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10151391U JPH0551621U (ja) 1991-12-10 1991-12-10 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

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JP10151391U JPH0551621U (ja) 1991-12-10 1991-12-10 射出成形用金型

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JPH0551621U true JPH0551621U (ja) 1993-07-09

Family

ID=14302637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10151391U Pending JPH0551621U (ja) 1991-12-10 1991-12-10 射出成形用金型

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