JPH0560508U - ストレーナ - Google Patents

ストレーナ

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JPH0560508U
JPH0560508U JP776692U JP776692U JPH0560508U JP H0560508 U JPH0560508 U JP H0560508U JP 776692 U JP776692 U JP 776692U JP 776692 U JP776692 U JP 776692U JP H0560508 U JPH0560508 U JP H0560508U
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JP
Japan
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opening
pipe
screen
shaft
pressing member
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Application number
JP776692U
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English (en)
Inventor
進 小原
Original Assignee
エスワイ産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管内損失水頭が小さく、ポンプ等への取り付
け面積が小さく、構造の簡単なストレーナを提供するこ
と。 【構成】 筒状の管11の側面に開口部111を設け
る。軸17の一端を固定した固定部材21を管11内に
固定することで該管11の略中心軸上に軸17を配置す
る。軸17に筒状であってその表面に多数の孔を設けた
スクリーン15を挿入して該スクリーン15の一端側を
前記固定部材21に押し付け、他端側には該スクリーン
15の他端面を覆うように盲板23を取り付ける。管1
1の盲板23を取り付けた側の端部開口を蓋27で塞
ぎ、管11の側面に設けた開口部111を流体の入口と
し、管11の塞がない側の開口113を流体の出口とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、製油所,化学工場等に於いて配管のプレハブ化に対応し、海外建設 現場やプレハブ工場で簡単にプラント配管に組み込んで利用されるストレーナー に関するものである。
【0002】
【従来技術】
図6は従来のT型ストレーナ80をポンプ90に接続した状態を示す図である 。同図に示すように、このT型ストレーナ80は筒状に形成された本体81の側 面に管状の流出部83を設け、該本体81内に網目状のスクリーン(図示せず) を挿入し、その一端を盲板85で覆い、その他端を管径を広げるレジューサー8 7に接続して構成されている。T型ストレーナ80の流出部83はポンプ90の 吸入管91に接続され、レジューサー87は上方から引き下げられて直角に折り 曲げられる入口管89に接続される。
【0003】 そして同図に矢印で示すように、流体は入口管89からレジューサー87を通 ってT型ストレーナ80の本体81内に導入され、内部のスクリーンで不純物が 取り除かれた後に、流出部83から吸入管91を通ってポンプ90に導入される 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記T型ストレーナ80においては、T型ストレーナ80をポンプ90の吸入 管91に対して直角に接続する構造なので、入口管89内を導かれてきた流体は ポンプ90に導入されるまでにその進行方向が2度直角に曲げられる。このため 管内損失水頭が大きくなってしまうという問題点があった。
【0005】 またT型ストレーナ80とこれに接続される入口管89がポンプ90の吸入管 91に対して直角に接続されるので、横方向に張り出してその取り付け面積が大 きくなってしまうという問題点もあった。
【0006】 本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、管内損失水頭が 小さく且つポンプ等への取り付け面積が小さく、構造の簡単なストレーナを提供 することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本考案は、筒状の管11の側面に開口部111を設 け、軸17の一端を固定した固定部材21を該管11内に固定することで該管1 1の略中心軸上に該軸17を配置し、該軸17に筒状であってその表面に多数の 孔を設けたスクリーン15を挿入して該スクリーン15の一端側を前記固定部材 21に押し付けて他端側に該スクリーン15の他端面を覆うように盲板23を取 り付け、該管11の盲板23を取り付けた側の端部開口を蓋27で塞ぎ、前記管 11の側面に設けた開口部111を流体の入口とし、該管11の塞がない側の端 部開口を流体の出口としてストレーナ1を構成した。
【0008】 また本考案は、かご状であってその表面に多数の孔を設けたスクリーン53の 底面側に底面押え部材57を配設し開口面側に開口面押え部材55を配設し、該 スクリーン53内を貫通する軸59によって底面押え部材57と開口面押え部材 55間を連結して締め付けて一体に固定し、これを筒状であってその側面に開口 部511を設けた管51の内部に挿入し、開口面押え部材55の外周を該管51 内に設けた係止突起517に係合させると共に該開口面押え部材55側の管51 の端面を蓋61で塞ぎ、開口面押え部材55から所定寸法だけ突出せしめた軸5 9の端部を該蓋61の面に当接せしめ、管51の側面に設けた開口部511を流 体の入口とし、該管51の塞がない側の端部開口を流体の出口としてストレーナ 5を構成した。
【0009】
【作用】
上記本考案にかかるストレーナ1,5によれば、開口部111,511から流 入した流体はスクリーン15,53によって濾過された後に、管11,51の塞 がれていない側の開口から流出される。ストレーナ1,5の開口部111,51 1に接続される入口管内を導かれてきた流体はポンプに導入されるまでに1度し か曲げられることはなく、管内損失水頭は小さくなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案にかかるストレーナ1を示す側断面図である。同図に示すように このストレーナ1は、筒状の管11内に、筒状のスクリーン15を挿入し、この スクリーン15を軸17と軸受部材19と固定部材21と盲板23とナット25 によって管11内に固定し、管11の側面に設けた開口部111から流入する流 体をスクリーン15を透過させて管11の一方の開口113から流出させるよう に構成している。以下各構成部品について説明する。
【0011】 管11は円筒状であり、その両端は開放され、またその側面には開口部111 が設けられている。また該管11の一方の端部近傍の外周にはフランジ部材11 5が固定されている。
【0012】 スクリーン15は円錐状であってその両端が開放され、その面上に多数の孔を 設けて構成されている。
【0013】 軸受部材19は中央に円筒状の軸受部191を設け連結部193を介してその 外周にフランジ部195を設けて構成されている。軸受部191の内径は軸17 が回動自在に貫通できる寸法とする。
【0014】 固定部材21は中央に円筒状の軸固定部211を設け連結部213を介してそ の外周側面にリング状の固定部215を設けて構成されている。軸固定部211 には軸17の端部が溶接等の手段によって固定され、また固定部215は溶接な どの手段によって管11の内周面に固定されている。つまり軸17は固定部材2 1によって管11の中心軸上に固定されている。
【0015】 そしてこのストレーナ1を組み立てるには、管11内の中心軸上に固定された 軸17に左側から軸受部材19,スクリーン15,盲板23を挿入し、該盲板2 3の中央部に設けた孔に軸17の先端を挿入し、該軸17の先端に切ったネジに ナット25を螺合して締め付ける。これによってスクリーン15は軸17に確実 に固定される。
【0016】 次に管11のフランジ部115にボルトナット29によって蓋27を固定して これを塞ぐ。これによってこのストレーナ1が完成する。
【0017】 そしてこの管11の開口部111を流体の入口とし、開口113を流体の出口 とする。
【0018】 図2はこのストレーナ1をポンプ90の吸入管91に接続したときの状態を示 す図である。同図に示すように、本考案においては、ポンプ90の吸入管91に ストレーナ1の開口113が接続され、ストレーナ1の開口部111にレジュー サー87を介して入口管89が接続される。
【0019】 そして同図に矢印で示すように、流体は入口管89からレジューサー87を通 ってストレーナ1内に導入され、吸入管91を通ってポンプ90内に導入される 。このときストレーナ1内には図1に矢印で示すように流体が移動するため、ス クリーン15の外周面にゴミや塵等が堆積され、除去されることとなる。そして 図2に示すように本考案によれば、入口管89からポンプ90に導入される流体 はその途中で1度直角に曲げられるだけであるから、その損失水頭は小さい。ま た図6に示す従来のT型ストレーナ80の場合に比べて配管は1度直角に曲がる だけで横方向には張り出さず、従ってその取り付け面積が小さくなり、配管の接 続作業も簡単になる。
【0020】 なお図1に示すスクリーン15が目づまりした場合は、蓋27を取り外してナ ット25を取り外し、盲板23,スクリーン15,軸受部材19を取り外し、こ れらを洗浄して再び前述のようにして取り付ければ良く、その作業は容易である 。
【0021】 図3は本願の他の考案にかかるストレーナ5を示す側断面図である。同図に示 すようにこのストレーナ5は、管51内に、スクリーン53と開口面押え部材5 5と底面押え部材57と軸59を一体としたものを挿入し、該管51の一方の開 口を蓋61で塞いで構成されている。以下各構成部品について説明する。
【0022】 管51は円筒状であり、その両端は開放され、その側面には開口部511が設 けられている。また該管51の一方の端部近傍の外周にはフランジ部材515が 固定されている。
【0023】 スクリーン53はかご状に形成され、その開口面は斜めにカットされている。 またこのスクリーン53の面上には多数の孔が設けられている。
【0024】 底面押え部材57は中央に円筒状の軸固定部571を設け連結部573を介し てその外周にリング状の円周部575を設けて構成されている。軸固定部571 には軸59の端部が固定されている。
【0025】 次に図4は開口面押え部材55を図3の左側からみたときの図である。同図に 示すように、開口面押え部材55はその中央に円筒状の軸挿入部551を設け連 結部553を介してその外周にリング状の円周部555を取り付けて構成されて いる。
【0026】 次にこのストレーナ5の組み立て方法を説明する。まずスクリーン53の右側 (底面側)から該スクリーン53内に軸59を挿入して該軸59の先端をスクリ ーン53の開口から左方向に突出させる(このとき軸59の先端にはリング状の 金具63は取り付けられていない)。
【0027】 次に該軸59の先端から開口面押え部材55の軸固定部551を挿入してその 円周部555をスクリーン53の開口面に当接させる。そして図5にその詳細を 示すように軸59に設けたネジにナット65を螺合して締め付け、スクリーン5 3を底面押え部材57と開口面押え部材55間に挾み込んでこれらを一体に固定 する。
【0028】 次に軸59の先端に図5に示すように、金具63を螺合して固定する。
【0029】 そして図3に示すように、これら一体化したものを管51の左側からその内部 に挿入して開口面押え部材55の外周側面を管51内に設けた係止突起517に 係合させる。
【0030】 次に該管51の左端面に蓋61を図示しないボルトナットで固定してこれを塞 ぐ。このとき該蓋61の面には金具63が当接し、該金具63の当接と前記係止 突起517への開口面押え部材55の係止によって、スクリーン53等を一体化 したものはこの位置に固定される。
【0031】 そしてこのストレーナ5の開口部511を流体の入口とし、管51の一方の開 口513を流体の出口とし、前記図2に示す状態でポンプに接続される。
【0032】 そして図3に矢印で示すように、開口部511からストレーナ5内に導入され た流体に含まれるゴミや塵等は、スクリーン53の内面に堆積され、除去される 。
【0033】 スクリーン53が目づまりした場合は、蓋61を取り外してスクリーン53等 の一体となったものをそのまま引き出し、その後ナット65を取り外して全体を ばらせばスクリーン53内の洗浄が容易に行える。
【0034】 なおスクリーン53の開口面は斜めでなく垂直にカットしてもよく、この場合 はその開口面の形状に合わせて開口面押え部材55の形状も変更する。
【0035】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかるストレーナによれば、以下のよう な優れた効果を有する。 ストレーナをポンプの吸入管等に直線的に接続する構造なので、該ストレー ナに接続される入口管内を導かれてきた流体はポンプに導入されるまでに1度し か曲げられず、このため管内損失水頭が小さい。
【0036】 ストレーナをポンプの吸入管等に直線的に接続する構造なので、その取り付 け面積が小さい。
【0037】 構造が簡単である。
【0038】 ストレーナの蓋を取り外すだけで容易にスクリーンの取外しができ、その洗 浄も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるストレーナ1を示す側断面図で
ある。
【図2】ストレーナ1をポンプ90の吸入管91に接続
したときの状態を示す図である。
【図3】他の考案にかかるストレーナ5を示す側断面図
である。
【図4】開口面押え部材55を図3の左方向からみたと
きの図である。
【図5】軸59に螺合するナット65と金具63の状態
を示す図である。
【図6】従来のT型ストレーナ80をポンプ90に接続
した状態を示す図である。
【符号の説明】
1,5 ストレーナ 11,51 管 111,511 開口部 15,53 スクリーン 17,59 軸 21 固定部材 23 盲板 27,61 蓋 517 係止突起 55 開口面押え部材 57 底面押え部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の管の側面に開口部を設け、軸の一
    端を固定した固定部材を該管内に固定することで該管の
    略中心軸上に該軸を配置し、該軸に筒状であってその表
    面に多数の孔を設けたスクリーンを挿入して該スクリー
    ンの一端側を前記固定部材に押し付けて他端側に該スク
    リーンの他端面を覆うように盲板を取り付け、該管の盲
    板を取り付けた側の端部開口を蓋で塞ぎ、前記管の側面
    に設けた開口部を流体の入口とし、該管の塞がない側の
    端部開口を流体の出口としたことを特徴とするストレー
    ナ。
  2. 【請求項2】 かご状であってその表面に多数の孔を設
    けたスクリーンの底面側に底面押え部材を配設し開口面
    側に開口面押え部材を配設し、該スクリーン内を貫通す
    る軸によって底面押え部材と開口面押え部材間を連結し
    て締め付けて一体に固定し、これを筒状であってその側
    面に開口部を設けた管の内部に挿入し、開口面押え部材
    の外周を該管内に設けた係止突起に係合させると共に該
    開口面押え部材側の管の端面を蓋で塞ぎ、開口面押え部
    材から所定寸法だけ突出せしめた軸の端部を該蓋の面に
    当接せしめ、管の側面に設けた開口部を流体の入口と
    し、該管の塞がない側の端部開口を流体の出口としたこ
    とを特徴とするストレーナ。
JP776692U 1992-01-27 1992-01-27 ストレーナ Pending JPH0560508U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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