JPH0559696A - ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法 - Google Patents

ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法

Info

Publication number
JPH0559696A
JPH0559696A JP3219116A JP21911691A JPH0559696A JP H0559696 A JPH0559696 A JP H0559696A JP 3219116 A JP3219116 A JP 3219116A JP 21911691 A JP21911691 A JP 21911691A JP H0559696 A JPH0559696 A JP H0559696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
flame
base paper
backing
retardant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3219116A
Other languages
English (en)
Inventor
Mina Yoshida
美奈 吉田
Isao Morikawa
勳 森川
Toshinori Otake
利則 大竹
Yoshiaki Kabayama
佳明 椛山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP3219116A priority Critical patent/JPH0559696A/ja
Publication of JPH0559696A publication Critical patent/JPH0559696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁紙施工後の再剥離性に優れたビニル壁紙裏
打ち用難燃紙の製造方法を提供する。 【構成】 針葉樹晒クラフトパルプ、ポリエステル繊
維、水酸化アルミニウム、中性サイズ剤及び抄紙助剤か
らなるコブ吸水度が5〜20g/m2 の坪量13g/m2
のビニル壁紙裏打ち用原紙にSBRラテックスとカルボ
キシメチルセルロースの混合物からなり、粘度が50〜
100cPの表面塗布液をサイズプレスにより原紙重量
当り3.7%塗布し、内部結合強さを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビニル壁紙裏打ち用に用
いられる難燃紙の製造方法に関し、特に壁紙施工後の再
剥離性に優れたビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】難燃紙は各種壁紙の基紙として広く用い
られており、ビニル壁紙裏打ち紙としても多用されてい
る。
【0003】難燃紙としては、紙に難燃性物質を塗布あ
るいは含浸させたものあるいはセルロースパルプに難燃
性の有機物質や無機物質を湿式で抄紙して含有させたも
のがある。アスベスト、水酸化アルミニウムなどの無機
物質を混抄した無機質紙は難燃性に優れる反面、難燃紙
の表面にペースト法あるいはカレンダー法により塩化ビ
ニル加工を行い、さらに印刷、エンボス等の工程を経て
製品化され、壁面施工に用いられた場合、壁面施工後の
再剥離性が悪いという問題がある。
【0004】再剥離性の良好な壁紙としては、水不溶性
で140℃以上の融点を有する脂肪酸金属塩を塗布する
方法(特開昭52−21407号公報)、ポリオレフィ
ン繊維を配合率50〜90%で短繊維化して添加し、ポ
リオレフィン繊維を互いに融合させる方法(特開昭55
−6591号公報)、熱硬化性水溶性樹脂に微粒子充填
剤を均一に分散させた混合物を壁紙用の紙に含浸させ、
乾燥する方法(特開昭55−40854号公報)などが
知られているが、工程が増える、コストがかかるなどの
問題がある。
【0005】また、水酸化アルミニウムを高い割合で配
合した裏打ち用難燃紙については、難燃性の良い裏打ち
用難燃紙(特開昭61−6399号公報および特開平2
−61200号公報)、アルカリ性下地に貼る場合の強
度・寸法変化の少ない裏打ち用難燃紙(特開平3−89
2号公報)、耐ブリスター性の良い裏打ち用難燃紙(特
開平2−221496号公報)などの開発がされている
が、層間剥離性の良い水酸化アルミニウム混抄紙につい
ては開示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、無機物と
して水酸化アルミニウムを含有する原紙に表面塗布剤を
塗布してなるビニル壁紙裏打ち用難燃紙のこれらの問題
点を解決すべく検討した結果、2本ロールで塗布する表
面塗布剤の粘度を特定の範囲に維持することによって、
壁面施工後の再剥離性の向上が可能であることを見い出
し、本発明を完成させた。
【0007】従って、本発明は壁面施工後の再剥離性に
優れた難燃紙の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、無機物
として水酸化アルミニウムを含有する原紙に表面塗布剤
を塗布してなるビニル壁紙裏打ち用難燃紙において、2
本ロールで塗布する表面塗布剤の粘度を50cP以上100cP
以下とすることを特徴とするビニル壁紙裏打ち用難燃紙
の製造方法である。
【0009】本発明の第二は表面塗布前の原紙のコブ吸
水度を20g/m2 以下とすることを特徴とする本発明
第一に記載のビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法であ
る。
【0010】原紙の原料としては、針葉樹晒クラフトパ
ルプ(NBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉
樹晒サルファイトパルプ(NBSP)、広葉樹晒サルファイ
トパルプ(LBSP)サーモメカニカルパルプ(TMP)、そ
の他の木材パルプなどがあり、これら1種または2種以
上のパルプを適宜選択混合して用いても良い。また、合
成繊維または無機繊維の1種または2種以上をパルプ中
に配合することにより寸法安定性向上を図っても良い。
【0011】本発明に用いられる無機物質の水酸化アル
ミニウムは加熱により結晶水を放出し、吸熱分解するた
め自己消火性がある。本発明では、水酸化アルミニウム
として単一粒子径のもの、または2種類以上の異なった
粒子径のものを混合して用いる。最適な水酸化アルミニ
ウムの粒子径は、単一粒子径の場合は0.6〜8μm、
好ましくは0.6〜1.0μmである。一方、2種類以
上の異なった粒子径の水酸化アルミニウムを混合して用
いる場合、粒子径が小さいものは0.6〜8μm、好ま
しくは0.6〜1.0μmである。粒子径が大きいもの
としては粒子径は15〜25μm、好ましくは15〜1
7μmである。また、粒径分布に3つ以上の山を設ける
目的で粒子径の小さいものと大きいものを混合する場
合、中間の粒子径、例えば8〜15μmの水酸化アルミ
ニウムを併用しても良い。これらの粒子径の異なる水酸
化アルミニウムの混合割合は粒子径の小さいものと大き
いものが重量比で1:1〜1:5、好ましくは1:2〜
1:4の範囲である。水酸化アルミニウムの含有率は6
0〜90%、好ましくは70〜90%である。90%以
上にすると、水酸化アルミニウム歩留の低下や原紙の強
度の低下が起こり好ましくない。また、60%以下では
原紙の難燃性が劣るため使用できない。
【0012】上記パルプと水酸化アルミニウムを混合
し、歩留助剤やバインダーを適宜選択し、通常の抄造方
法によって抄紙する。歩留助剤としては、例えばカチオ
ン性高分子としては、カチオン化でんぷん、カチオン性
ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリアミド
ポリアミンエピクロルヒドリン、カチオン変性グアーガ
ム、カチオン変性ポリビニルアルコール、その他のカチ
オン性高分子などがあり、特に限定されない。アニオン
性高分子としては、ポリアクリルアミド、ポリメタクリ
ルアミド、酸化でんぷん、その他のアニオン性高分子な
どがあり、どれを用いても良い。その他にも、ベントナ
イトクレーなどがあり、これらを1種類または2種類以
上用いることができる。また、バインダーとしては、ビ
ニロンバインダー、ラテックスなどが用いられる。
【0013】通常、抄紙の際に内添サイズ剤を添加して
抄造する。この理由は、次の表面塗布剤を塗布する際
に、塗布剤が原紙の中に浸透しないようにするためであ
る。塗布剤が原紙の中にしみこむと、原紙の層間剥離強
度が上がり、壁紙に加工後施工した場合に、再剥離性が
悪くなる。また、表面に塗布剤がとどまらないため、水
酸化アルミニウムの脱落を防止できず、塩ビとの密着性
も悪化する。また、塗布剤の消費量が増え、コスト高に
もつながる。
【0014】本発明においては、抄紙工程において、1
種類または2種類以上の異なる種類のサイズ剤を選択し
て添加する。2種類以上を組み合わせる場合には、添加
直後、サイズ効果がすぐ表れるサイズ剤と、時間がたっ
てから効果を表すサイズ剤とを組み合わせるのが良い。
これにより、抄紙後、表面塗布剤をオンマシンで塗布す
る工程までにサイズ効果がすぐ表れるサイズ剤によって
サイズがきき、塗布剤の原紙への浸透を防止することが
できる。また、時間がたってから効果を表すサイズ剤に
より、壁紙裏打紙を製造後塩ビを塗布して加工する際に
塩ビペーストがしみこむのを防げ、壁紙施工の際に糊が
しみこむのを防ぐこともできる。但し、本発明では、表
面塗布剤の粘度を特定の範囲に維持することにより塗布
剤の原紙へのしみこみを防いでいるため、1種類のサイ
ズ剤だけの使用でも良い。
【0015】内添サイズ剤としては、例えば時間がたっ
てから効果を表すサイズ剤としてはアルキルケテンダイ
マーなど、サイズ効果がすぐ表れるサイズ剤としてはス
チレンアクリル系、スチレンアミド系などのサイズ剤を
適宜選択して用いる。抄紙した原紙のコブ吸水度は20
g/m2以下、好ましくは5〜20g/m2になるように
サイズ剤を内添する。コブ吸水度が小さいとサイズ剤の
多量添加による抄紙工程での発泡トラブルを誘発し、2
0g/m2より大きいと表面塗布組成物のしみこみが容
易となるので適さない。内添サイズ剤の配合割合は、1
種類の場合には時間がたってから効果を表すサイズ剤を
0.1〜0.4%、好ましくは0.2〜0.3%添加す
る。サイズ効果がすぐ表れるサイズ剤だけを用いようと
すると大量に添加しなければならず、コスト高となり、
好ましくない。2種類以上の場合は、時間がたってから
効果を表すサイズ剤を0.05〜0.3%、好ましくは
0.1〜0.2%、およびサイズ効果がすぐ表れるサイ
ズ剤を0.1〜0.6%、好ましくは0.2〜0.5%
加える。これらの範囲未満では実質的なサイズ効果が得
られず、またこれらの範囲を越えると抄紙工程でのトラ
ブルを起こす上コストが高くなるので不適である。
【0016】本発明では、抄紙工程にて壁紙裏打紙の表
面塗布を行う。この理由は、(1)水酸化アルミニウムの
紙匹からの脱落を防ぎ、(2)塩ビ加工をする際に塩ビと
の密着性を良くするためである。
【0017】本発明に用いる表面塗布組成物は、例えば
ラテックスエマルジョン、ポリアクリルエマルジョン、
でんぷん、PVA、スチレンアクリルエマルジョンなど
があり、適宜選択して増粘剤と混合して用いる。この表
面塗布組成物を濃度 5〜20%の水溶液として原紙に
塗布するのであるが、その量は原紙当たり2〜10重量
%(固形分として)である。塗布量が2重量%以下では
水酸化アルミニウムの紙匹からの脱落を防ぐことができ
ない。一方、表面塗布剤を10重量%以上塗布すること
はコスト高を招き望ましくない。表面塗布組成物の粘度
は、50cP以上100cP以下が望ましい。表面塗布
組成物の粘度が50cP以下では紙匹へのしみこみが大
きくなるため、原紙の層間剥離強度が上がるので好まし
くない。また、100cPP以上では、原紙の層間剥離
強度の改善は頭打ちとなり、また表面性が悪くなった
り、塗布ムラが出るので適当ではない。
【0018】本発明の表面塗布組成物の塗布方法は、2
本ロールサイズプレスを用いる。塗布はオンマシンで原
紙を抄造する際に行われる。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明はこれによって限定されるもの
ではない。尚、以下において%とあるのは重量%を示
す。
【0020】実施例1〜3 パイン、スプルースを主原料としたNBKPを離解後、
常法により300mlまで叩解し、無機填料として水酸
化アルミニウムの粒径を1μmと13μmの重量比が2
8:72とし、原紙重量当たり70%添加し、合成繊維
としてポリエステル繊維(直径1.4d×繊維長5m
m、ユニチカ社製)を全重量当たり2%添加した。ま
た、歩留助剤としてエピノックス(カチオン系:ディッ
ク・ハーキュレス社製)を0.1%、パーコール173
(アニオン系:アライドコロイド社製)を0.01%、
中性サイズ剤としてアルキルケテンダイマー(荒川化学
社製)を0.2%添加して紙料を調成した後、坪量13
5g/m2,密度0.7g/m3のビニル壁紙裏打ち用原
紙を実験室手抄マシンで作成した。この原紙のコブ吸水
度は18g/m2であった。
【0021】次に、SBRラテックスT−2418C
(JSR社製)とAGガムHE−300(カルボキシメ
チルセルロース:第一工業製薬社製)を50:1、10
0:2.3、100:2.4の割合で混合し、12.5
%濃度で粘度が60cP、85cP、95cPの塗布液
を調製した。これらの表面塗布組成物をそれぞれ実験室
サイズプレスにより、原紙当たり3.7%両面塗布し
た。これらの裏打ち用難燃紙の内部結合強さをJ.TAPPI
18に従い測定した。
【0022】実施例4〜6 アルキルケテンダイマーの添加量を0.3%とした以外
は実施例1〜3と同様に原紙を作成し、実験室サイズプ
レスで原紙当り3.7%両面塗布し、獲られた裏打ち用
難燃紙の内部結合強さを測定した。原紙のコブ吸水度は
14g/m2であった。
【0023】比較例1〜3 SBRラテックスT−2418Cと、AGガムHE−3
00との配合割合を70:1、100:1.6、10
0:2.8とし、12.5%濃度で粘度が30cP、4
5cP、120cPの塗布液を用いた以外は実施例1〜
3と同様に原紙を作成し、実験室サイズプレスで原紙当
たり3.7%両面塗布し、得られた裏打ち紙の内部結合
強さを測定した。原紙のコブ吸水度は18g/m2であ
った。
【0024】比較例4〜6 アルキルケテンダイマーの添加量を0.3%とした以外
は比較例1〜3と同様に原紙を作成し、実験室サイズプ
レスで原紙当たり3.7%両面塗布し、獲られた裏打ち
用の内部結合強さを測定した。原紙のコブ吸水度は14
g/m2であった。
【0025】比較例9〜12 アルキルケテンダイマーの添加量を0.1%とし、SB
RラテックスT−2418Cと、AGガムHE−300
との配合割合を70:1、100:1.6、50:1、
100:2.3、100:2.4、100:2.8の割
合で混合し、12.5%濃度で粘度が30cP、45c
P、60cP、85cP、95cP、120cPの塗布
液を用いた以外は実施例1〜3と同様に原紙を作成し、
実験室サイズプレスで原紙当り3.7%両面塗布し、得
られた裏打ち紙の内部結合強さを測定した。原紙のコブ
吸水度は23g/m2であった。実施例及び比較例の測
定結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明は粘度が50cP〜100cPの
表面塗布組成物を用いることにより、オンマシン2本ロ
ールサイズプレスでの表面塗布組成物のしみこみを防
ぎ、裏打ち紙の内部結合強度を低減することができる。
これにより、壁紙加工後、施工時の再剥離性に優れた原
紙を提供できる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、無機物
として水酸化アルミニウムを含有する原紙に表面塗布剤
を塗布してなるビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
おいて、2本ロールで塗布する表面剤の粘度を50cP
以上100cP以下とすることを特徴とするビニル壁紙
裏打ち用難燃紙の製造方法である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明に用いる表面塗布組成物は、例えば
ラテックスエマルジョン、ポリアクリルエマルジョン、
でんぷん、PVA、スチレンアクリルエマルジョンなど
があり、適宜選択して増粘剤と混合して用いる。この表
面塗布組成物を濃度5〜20%の水溶液として原紙に塗
布するのであるが、その量は原紙当たり2〜10重量%
(固形分として)である。塗布量が2重量%以下では水
酸化アルミニウムの紙匹からの脱落を防ぐことができな
い。一方、表面塗布剤を10重量%以上塗布することは
コスト高を招き望ましくない。表面塗布組成物の粘度
は、50cP以上100cP以下が望ましい。表面塗布
組成物の粘度が50cP以下では紙匹へのしみこみが大
きくなるため、原紙の層間剥離強度が上がるので好まし
くない。また、100cP以上では、原紙の層間剥離強
度の改善は頭打ちとなり、また表面性が悪くなったり、
塗布ムラが出るので適当ではない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】実施例1〜3 パイン、スプルースを主原料としたNBKPを離解後、
常法により300mlまで叩解し、無機填料として水酸
化アルミニウムの粒径を1μmと13μmの重量比が2
8:72とし、原紙重量当たり70%添加し、合成繊維
としてポリエステル繊維(直径1.4d×繊維長5m
m、ユニチカ社製)を全重量当たり2%添加した。ま
た、歩留助剤としてエピノックス(カチオン系:ディッ
ク・ハーキュレス社製)を0.1%、パーコール173
(アニオン系:アライドコロイド社製)を0.01%、
中性サイズ剤としてアルキルケテンダイマー(荒川化学
社製)を0.2%添加して紙料を調成した後、坪量13
5g/m2、密度0.7g/cm3 のビニル壁紙裏打ち用
原紙を実験室手抄マシンで作成した。この原紙のコブ吸
水度は18g/m2であった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】実施例4〜6 アルキルケテンダイマーの添加量を0.3%とした以外
は実施例1〜3と同様に原紙を作成し、実験室サイズプ
レスで原紙当り3.7%両面塗布し、得られた裏打ち用
難燃紙の内部結合強さを測定した。原紙のコブ吸水度は
14g/m2であった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 27/36 17/67 27/20 7199−3B D21H 1/02 C 7199−3B 3/78 (72)発明者 椛山 佳明 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子製 紙株式会社商品研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機物として水酸化アルミニウムを含有
    する基紙に表面塗布剤を塗布してなるビニル壁紙裏打ち
    用難燃紙において、2本ロールで塗布する表面塗布剤の
    粘度を50cP以上100cP以下とすることを特徴と
    するビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法。
  2. 【請求項2】 表面塗布前の原紙のコブ吸水度を20g
    /m2 以下とすることを特徴とする請求項1に記載のビ
    ニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法。
JP3219116A 1991-08-30 1991-08-30 ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法 Pending JPH0559696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3219116A JPH0559696A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3219116A JPH0559696A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0559696A true JPH0559696A (ja) 1993-03-09

Family

ID=16730502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3219116A Pending JPH0559696A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0559696A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257627A (ja) * 2005-02-18 2006-09-28 Nippon Paper Industries Co Ltd 壁紙用裏打ち紙
JP2006257629A (ja) * 2005-02-18 2006-09-28 Nippon Paper Industries Co Ltd 壁紙用裏打ち紙
JP2007077526A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Nippon Paper Industries Co Ltd 壁紙用裏打ち紙
WO2010109629A1 (ja) 2009-03-26 2010-09-30 味の素ゼネラルフーヅ株式会社 焙煎されたコーヒー豆から抗酸化物質を得る方法、得られた抗酸化物質、およびそれを含む食品

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257627A (ja) * 2005-02-18 2006-09-28 Nippon Paper Industries Co Ltd 壁紙用裏打ち紙
JP2006257629A (ja) * 2005-02-18 2006-09-28 Nippon Paper Industries Co Ltd 壁紙用裏打ち紙
JP2007077526A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Nippon Paper Industries Co Ltd 壁紙用裏打ち紙
WO2010109629A1 (ja) 2009-03-26 2010-09-30 味の素ゼネラルフーヅ株式会社 焙煎されたコーヒー豆から抗酸化物質を得る方法、得られた抗酸化物質、およびそれを含む食品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2406142C (en) Newspaper for offset printing
JPH08100389A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙
JPH0559696A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JPH06280192A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JP2002180399A (ja) 壁紙用裏打ち紙及び壁紙
JPH06136689A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JPH0559699A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JPH0559698A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JP2550936B2 (ja) 張り替え易い壁紙用難燃紙の製造方法
JP3737036B2 (ja) 耐水印刷用紙
JPH0681298A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙
JPH05125699A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JP2933188B2 (ja) 難燃紙及びその製造方法
JPH05125700A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JPH04361699A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JPH06280191A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JP3532017B2 (ja) ビニル壁紙裏打ち用無機シートの製造方法
JPH05156599A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JPH05331799A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙
JP2506737Y2 (ja) 化粧材用素材
JPH05125698A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙の製造方法
JPH08100394A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙
JPH08325997A (ja) 非塩化ビニル壁紙裏打ち用無機質紙
JPH07243197A (ja) ビニル壁紙裏打ち用難燃紙
JPH0742096A (ja) 化粧板用コート紙