JPH0558147A - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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Publication number
JPH0558147A
JPH0558147A JP21956091A JP21956091A JPH0558147A JP H0558147 A JPH0558147 A JP H0558147A JP 21956091 A JP21956091 A JP 21956091A JP 21956091 A JP21956091 A JP 21956091A JP H0558147 A JPH0558147 A JP H0558147A
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JP
Japan
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air
mode
seat
rear seat
conditioning
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Pending
Application number
JP21956091A
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English (en)
Inventor
Yuji Ishihara
裕二 石原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH0558147A publication Critical patent/JPH0558147A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後席乗員の空調快適性を向上する。 【構成】 センサ群1と、空調風の風量を増減する風量
調節手段2と、空調風の風温を調節する風温調節手段3
と、吹出口モードをヒータ,バイレベル,ベントのいず
れかの吹出口モードに決定する吹出口モード決定手段4
と、吹出モードを集中,拡散,回避のいずれかの吹出モ
ードに決定する吹出モード決定手段6及び空調風を上下
に揺動する上下風向決定手段7よりなり空調風を前席集
中,前席拡散,前席回避,後席のいずれかの空調風モー
ドに決定する空調風モード決定手段5と、繰り返される
空調風モードの吹出時間を変更する空調風モード時間変
更手段8と、後席乗員検知手段9と、車の前後方向に離
れた位置に設けられた熱負荷検知手段10と、空調風を
吹出すベンチレータ吹出口11とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内の熱環境を快適
にするための、自動車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空調装置としては、例え
ば、車幅方向に少なくとも2つの熱負荷センサを設け、
該センサからの信号により熱負荷に応じて、空調風を乗
員の左右に揺動しながら、風量および揺動速度を変化さ
せたものがある(例えば、実開昭62−189215号
公報,特開昭62−275824号公報参照)。
【0003】また、熱環境が定常状態になったときに、
空調風吹出口の風向可変手段と風量可変手段とを動作さ
せて後席へ配風する自動車用空調装置が特開昭63−1
21519号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例の前者は前席の空調快適性を確保する制御手段であ
り、後席に乗員が存在する場合には、後席乗員の空調快
適性は確保されない。例えば、クールダウン状態を終
え、定常状態になった状態では、前席乗員は空調風があ
たり続けて不快になっているにもかかわらず、後席乗員
は熱さを訴える。また、車長方向の位置で日射等によっ
て熱負荷に差がある場合には、着座位置によって乗員間
に不快さに対する差ができる。したがって、温冷感の前
後バランスが悪く、快適性を確保することが困難であっ
た。
【0005】また、前記従来例の後者は後席乗員に空調
風を送るため、前席シートの間や前席乗員頭上にベント
グリルを向けて固定している。このため、空調気流が後
席乗員のある部分のみに直接あたり後席乗員の空調快適
性が悪化していた。例えば、前席シートの後ろ付近に後
席乗員が着座していて、センターグリルから前席シート
の間に向けて空調風を吹き出した場合、後席乗員の腕や
肩等の身体側部に直接空調風があたり続け、不快になる
等の問題点があった。
【0006】次に、インストルメントパネル上の中央部
とドア部に矩形の吹出口4つを設けた従来の自動車用空
調装置での後席吹出しの問題点について説明する。
【0007】図33〜図36は、車両中央部のインスト
ルメントパネル41上に設けた空調グリル101から前
席シート40の間を通し後席47へ、および、車両ドア
側のインストルメントパネル41上に設けた空調グリル
102から前席シート40とドアの間を通し後席47
へ、グリル101,102からの水平線に対して上向き
に空調風を吹き出した場合の流れ図で、図33は前席シ
ート中央断面の側面図(図34A−A断面図)、図34
は図33のB−B断面での平面図、図35は車両中央断
面の側面図(図36C−C断面図)、図36は図35の
D−D断面での平面図である。
【0008】この吹き出し方での特徴的な流れを以下に
述べる。なお、これら流れの様子は乗員が存在する場合
にも基本的には同じである。
【0009】図33及び図35に見られるように後席4
7上に大きな渦が存在する。この渦が後席乗員へ吹出口
からの空調風が効率よく送風されるのを悪化させてい
る。また、後席乗員の前にこの渦が停滞することによ
り、乗員やシート等と熱交換して温度が上がる。このた
め、後席乗員まわりの空気温度は上がり、快適性を悪化
させている。
【0010】また、図35に見られるように、車両中央
部から吹き出した流れは、後席シートやリヤウインドに
当たり後席47から前席40へ戻るかなり速い流れが存
在する。中央部吹出口101から流れ出た噴流が当たる
後席空間の車両横手方向の中央部は十分に冷えるが、流
れのほとんどの部分はそのまま前席空間に戻ってしま
い、後席乗員の側面部のみに空調風が当たり快適性が低
下する。
【0011】図34では、前席シート40の間および前
席シート40とドアとの間を通る吹出口からの噴流が見
られる。これらの噴流は後席空間で打ち消し合い、乗員
上半身付近の流れが小さくなる。このため、後席乗員の
横手方向の流れはほとんど無く、後席乗員の側面部のみ
が冷やされる。
【0012】図36のルーフ付近の流れに、後席空間か
ら前席空間への流れが見られる。また図示はしていない
が、フロア付近にも遅い後席空間から前席空間への流れ
がある。そして、この前席へ戻る流れと渦のために後席
乗員は、空調快適性を損なわれている。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、前後席乗員に快適感を与える
ことができる自動車用空調装置を提供することを目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため本発明は図1に
図示したように、室温センサ等のセンサ群1と、空調風
の風量を増減する風量調節手段2と、空調風の風温を調
節する風温調節手段3と、吹出口モードをヒータモー
ド,バイレベルモード,ベントモードのいずれかの吹出
口モードに決定する吹出口モード決定手段4と、吹出モ
ードを集中モード,拡散モード,回避モードのいずれか
の吹出モードに決定する吹出モード決定手段6及び空調
風を上下に揺動する上下風向決定手段7を有し空調風を
前席集中モード,前席拡散モード,前席回避モード,後
席モードのいずれかの空調風モードに決定する空調風モ
ード決定手段5と、繰り返される空調風モードの吹出時
間を変更する空調風モード時間変更手段8と、後席乗員
検知手段9と、車の前後方向に離れた少なくとも2箇所
に設けられ熱負荷を個々に検出する熱負荷検知手段10
とを設け、ベンチレータ吹出口11より空調風モード決
定手段5で決められた空調風を吹き出すようにした。
【0015】
【作用】車両の長手方向位置で熱負荷に差がある場合、
該熱負荷に応じて、空調風の吹出口モード、吹出モー
ド、上下風向等の空調風モード、時間、風量、および風
温を制御することにより、前・後席乗員に快適感を与え
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
2〜図15は、本発明の第1実施例を示す図である。
【0017】まず構成を説明する。図2に全体構成を示
す。空調装置本体20は、ブロアユニット21、クーリ
ングユニット22、ヒータユニット23を連結して構成
されている。前記ブロアユニット21には、外気吸入口
24と内気吸入口25とを開閉するインテークドア2
6、および、ブロワファンモータ27を駆動源とする送
風手段たるブロアファン28が設けられており、前記イ
ンテークドア26にはインテークドア・アクチュエータ
29が連係されている。前記クーリングユニット22内
にはエバポレータ30が、また、前記ヒータユニット2
3内にはエンジン冷却水を熱源とするヒータコア31が
置設されており、該ヒータコア31の前面にはエアミッ
クスドア・アクチュエータ32に連係されたエアミック
スドア33が枢設されている。さらにヒータユニット2
3には、ベンチレータ吹出口11、デフロスタ吹出口3
4、足元吹出口35が形成されており、各々の吹出口1
1,34,35の基端部には、ベントドアアクチュエー
タ36に連係したベントドア37、デフロスタ・足元切
換ドアアクチュエータ38に連係するデフロスタ・足元
切換ドア39が枢支されている。
【0018】ベンチレータ吹出口11は、図3に示すよ
うに前席40の前方に配設されたインストルメントパネ
ル41に複数設けられている。なお、図3において、イ
ンストルメントパネル41は、ベンチレータ吹出口11
を分かり易くするため計器類等は除いて描いてある。
【0019】また、ベンチレータ吹出口11から吹き出
す空調風を制御する空調風モード決定手段であるベンチ
レータ吹出口装置12は、コントローラ13からの指令
によりアクチュエータ14で駆動され吹出モードを切換
える吹出モード決定手段であるモード切換部15、アク
チュエータ16で駆動され上下に空調風の向きを切換え
る上下風向決定手段である上下風向切換部17及びこの
両切換部15,17をつなぐ配風ダクト部18で構成さ
れている。
【0020】一方、制御装置たるコントローラ13の入
力部には、外気温センサ42、室温センサ43、室温設
定器44、熱負荷検知手段である熱負荷センサ45、ベ
ンチレータ吹出口11の吹出口温度を検出する吹出口温
センサ46、後席47の乗員着座センサ48からの検出
信号が入力されるようになっている。また、コントロー
ラ13の出力部からは、前記空調装置本体20の各アク
チュエータ29,32,36,38、及びブロアファン
・モータ27、そして、ベンチレータ吹出口装置12の
アクチュエータ14,16に制御信号を出力するように
構成されている。
【0021】図4に、ベンチレータ吹出口装置12を示
す。15はモード切換部、17は上下風向切換部、18
は配風ダクト部、51,52,53はダンパ、54は、
モード切換部15の内壁に固定された仕切板、55はガ
イドベーン、56は空調風導入部、57は吹出モード切
換プーリ、58はレバー、59はロッド、60はダンパ
回転軸である。
【0022】図5には、モード切換部15を拡大して、
また図6にはダンパ51,52,53を単独で示す。ダ
ンパ51,52,53はダンパ回転軸60に角度を変え
て(図4〜図6においては90°)取り付けられ、互い
に交差状に組み合わされている。
【0023】また、ダンパ51は51a,51b,51
cと異なる面積に形成され、ダンパ52及びダンパ53
も同様に異なる面積52a,52b及び53a,53b
に形成されている。ダンパ51,52,53の回転軸面
空調風流通断面積は、仕切板54により変えられてい
る。
【0024】この例では、アクチュエータ14で吹出モ
ード切換プーリ57を回転させれば、回転力がロッド5
9を介してレバー58に伝わり、ダンパ回転軸60を回
転させるので吹出モードを切り換えることができる。
【0025】なお、図4において矢印61は集中モード
の場合の空調風の流れを示している。
【0026】次に本発明の制御動作の一例を図7および
図8に示すフローチャートにより説明する。
【0027】まず、電源を入れることによって装置がス
タートする。
【0028】ステップ101では、このフローチャート
で用いている定数の初期値セットを行う。すなわち、目
標吹出温Tofの計算式に用いる定数A〜Eとエアミッ
クスドア33の開度Xの計算式に用いる定数F〜Hのセ
ットである。
【0029】ステップ102ではセンサー群1の各セン
サよりデータを入力する。すなわち外気温センサ42よ
り外気温Ta、室温センサ43より室温Tic、室温設
定器44による室温設定値Tset、日射量センサ49
より日射量Sを入力する。
【0030】ステップ103では、風量調節手段2によ
り風量を調節する、すなわち、ブロワファン28の風量
をブロワファン印加電圧により制御するために、室温と
室温設定値との差、すなわち(Tic−Tset)によ
りブロワファン印加電圧Vfanを決める。具体的に
は、この偏差が大きいほど印加電圧を増加し、風量を大
きくすることで室温設定値に早急に近づける。
【0031】ステップ104では、風温調節手段3のた
めに目標吹出温Tofを外気温Ta、室温Tic、室温
設定値Tset、日射量Sを用い計算式Tof=A・T
a+B・Tic+C・Tset+D・S+E(A〜Eは
定数)により計算する。
【0032】ステップ105では、ステップ104で算
出した目標吹出温度Tofに基づいてエアミックスドア
の開度Xを計算式X=F・Tof2+G・Tof+H
(F〜Hは定数)により算出し、開度を決定する。
【0033】ステップ106では、ステップ104で算
出した目標吹出温度Tofに基づいて吹出口モード決定
手段4によって吹出口モードを決定する。すなわち目標
吹出温Tofが高ければヒータモード、中程度であれば
バイレベルモード、低ければベントモードである。
【0034】ステップ107では、吹出口モードがベン
トモードであるかどうかを判断し、ベントモードであれ
ばステップ108へ進み、そうでなければステップ11
7へ進む。
【0035】ステップ108では、室温Ticと室温設
定値Tsetとの差Tic−Tsetが2℃より小であ
るか否かを判別する。2℃より小さければステップ11
0へ進み、そうでなければステップ109へ進む。
【0036】ステップ109では、室温Ticと室温設
定値Tsetとの差Tic−Tsetが2℃より大であ
るので、車室内は乗員によって設定された所望の室温設
定値Tsetに近い温度に到達していない。従って、前
席室温を速く室温設定値Tsetに近づけるために、吹
出モード決定手段6によって空調風吹出モードを前席集
中モードにしてステップ117へ進む。
【0037】ステップ110では、後席47に乗員が居
るか否かを後席着座センサ48からの信号により判断
し、後席47に乗員が居ればステップ112へ進み、居
なければステップ111へ進む。
【0038】ステップ111では、後席47に乗員が居
ないことより、前席乗員への空調風吹出モードを前席集
中モードと前席拡散モードとを交互に繰り返す前席集中
・拡散モードとしてステップ117へ進む。
【0039】ステップ112では車室内の前後方向に離
れた少なくとも2箇所に設置した熱負荷センサ45によ
り検出された、前方熱負荷QF及び後方熱負荷QRを読み
込む。
【0040】ステップ113では、前方熱負荷QFと後
方熱負荷QRとの比較を行い、その差が予め設定した熱
負荷の値qよりも大きいか否か、また前後いずれの熱負
荷の方が大きいかを判断する。熱負荷の値qは、車室内
の前後位置での熱負荷に、その大きさの差があると不快
さを感じる程度の値に設定する。
【0041】ステップ114は、例えば車室内の前方か
ら日射が当たり、後方より前方の方が温度が高い場合
等、前部熱負荷QFが後部熱負荷QRと熱負荷設定値qと
の和QR+qより大きい場合である。
【0042】図9を用いてステップ114の制御内容を
説明する。車室の前方の方が後方より温度が高いので、
図9(c)に示すように空調風モード時間変更手段8に
より空調風吹出モードは前席集中モードの時間を他のモ
ードよりも大きく設定する。ブロワファン印加電圧は、
図9(b)に示すように、空調風吹出モードが前席集中
モード及び前席拡散モードのときには、ステップ103
で決められた印加電圧Vfanを印加し、空調風吹出モ
ードが後席モードのときはこの印加電圧よりΔVだけ小
さく設定される。ブロワファン印加電圧補正量ΔVは、
計算式ΔV=AF(QF−QB)+BFにより算出する。こ
こに、AF,BFは定数である。また、エアミックスドア
開度Xは、図9(a)に示すように、空調風吹出モード
が前席集中モード及び前席拡散モードのときにはステッ
プ105で計算した値Xに設定し、後席モードのときに
は、この計算値よりΔXだけ小さく(温度が上がる方
向)設定する。エアミックスドア補正量ΔXは、計算式
ΔX=CF(QF−QB)+DFにより算出する。ここにC
F,DFは定数である。
【0043】ここで、後席モードを図10〜図13によ
り説明する。図10および図11は前席乗員は含まずに
前席シート40とドア62との間から後席47へ向かう
空気流1,空気流3と、前席40中央の間から後席47
に向かう空気流2により、後席47に効率的に空調風を
送風している状態を示す。また、図12〜図13は前席
乗員を含まず上下風向決定手段7によって空調風を上向
として、前席乗員の頭上を越して後席47の空間に送風
する空気流4により後席47に効率的に空調風を送風し
ている状態を示す。ステップ114の後席モードは、図
10〜図11に示す吹き出し方法と、図12〜図13に
示す吹き出し方法の2つの吹き出し方法を、後席モード
時間の間、ある時間比率、もしくはランダムに交互に繰
り返して空調風を後席47へ送風する。
【0044】これら2つの吹き出し方法を交互に繰り返
すことにより、後席乗員の身体の一部分にのみ空調風が
当たるのを避けると共に、変動風となることにより、後
席47の快適性が向上する。なお、後述するステップ1
15及びステップ116の後席モードについても同様で
ある。
【0045】ステップ116は、例えば車室内の後方か
ら日射が当たり、前方より後方の方が温度が高い場合、
または、後席に空調風が十分に届かない場合等、後部熱
負荷QBが前部熱負荷QFと熱負荷設定値qとの和QF
qより大きい場合である。
【0046】図14によりステップ116の制御内容を
説明する。この場合は後席熱負荷が大きいので図14
(c)に示すように空調風モード時間変更手段により後
席モード時間を他のモードよりも大きく設定する。ま
た、図14(b)の如くブロワファン電圧は前席集中モ
ード、前席拡散モードのときにはステップ103で決め
られた印加電圧を印加し、後席モードのときには、この
印加電圧よりもΔVだけ大きく設定される。このファン
印加電圧補正量ΔVは、ΔV=AB(QF−QB)+BB
より算出する。ここにAB,BBは定数である。
【0047】また、エアミックスドア開度は、図14
(a)に示すように、前席集中モード及び前席拡散モー
ドのときには、ステップ105で計算した値にセット
し、後席モードのときはこの計算値よりΔXだけ大きく
温度が下がる方向に設定される。エアミックスドア開度
補正量ΔXは、ΔX=CB(QF−QB)+DBにより算出
する。ただし、CB,DBは定数である。
【0048】ステップ115はステップ114及びステ
ップ116以外のときである。図15によりステップ1
15の制御内容を説明する。ステップ115において
は、図15(c)に示すように、後席吹出モードの時間
を他のモードよりも大きく設定する。図15(b)に示
すように、ブロワファン電圧は前席集中、前席拡散モー
ドにはステップ103で決められた印加電圧を印加し、
後席モードにはこの印加電圧よりもΔVだけ大きく設定
される。ファン印加電圧補正量ΔVは、ΔV=B0によ
り算出する。ここにB0は定数である。また、図15
(a)に示すようにエアミックスドア開度は、前席集
中、前席拡散モードにはステップ105で計算した値に
セットし、後席モードにはこの計算値よりもΔXだけ大
きく(温度が下がる方向)設定される。ΔX=D0によ
り、エアミックスドア補正量を算出する。ここに、D0
は定数である。
【0049】ここで、前後熱負荷がほとんどない場合
(ステップ115)にも後席モード時間を長く、ブロワ
ファン電圧を上げ、エアミックス開度を大きくする意味
を説明する。例えば冷房時の場合、後席47に冷風を送
ると吹き出し口から後席空間への距離が長く、また、前
席40や前席乗員などの障害物のため、有効に吹き出し
た冷風が後席乗員へ伝わらない。そこで、前後熱負荷が
ほとんどない場合においても、前席集中モードに比べて
後席モードの場合には、後席モード時間を長めに、吹き
出し風量を多めに、空調風温を低めに補正する必要があ
る。
【0050】ステップ117では、ステップ103で決
定、および、114,115,116で修正したブロワ
ファンの風量設定電圧をブロワファンへ出力する。
【0051】ステップ118では、各ドアのアクチュエ
ータに出力し、ドアを設定する。
【0052】こうして1回のループを終了する。そして
ステップ102へ戻り、このループを再度繰り返す。
【0053】このようにして、一旦前席乗員の快適性を
確保できる熱環境状態に達した後で、かつ、後席47に
乗員が存在する場合は、前席乗員のみへ送っていた風を
前席40および後席空間の熱負荷に応じて、前席40お
よび後席47に変動風を送ることにより乗員全員の空調
快適性を向上させる。また、後席空間へ空調風を送る場
合には、吹出口から後席乗員の距離が遠く、壁面やシー
トなどが存在し、また、壁面やシートと空調風の熱交換
を考慮してブロワファン電圧および吹出温すなわちエア
ミックス開度を前後空間の熱負荷に応じて修正している
ので、前後の熱環境状態の差を改善できる。本発明は前
席40だけに乗っている確立が高いこと、特に運転者に
早く快適になってもらい安全運転を助けることなどか
ら、後席用に別に空調装置をもつ余裕の無い自動車にお
いて有益である。特に、前席40がセパレートタイプの
自動車においては、そのまま本発明装置を採用すること
ができる。
【0054】図16〜図27に本発明の第2実施例を示
す。この実施例は、前記第1実施例においては、空調風
モードが後席モードのときに前席乗員への送風がなくな
るのに対して、後席モードになった場合にも前席乗員へ
の空調風を絶えず送風するようにしたものである。
【0055】図16に第2実施例の全体構成図を示す。
上下風向切換部17を、前・後席それぞれ独立に上下風
向を切り換えられるように17a,17bと2つに分
け、アクチュエータも各独立して上下風切換部17aに
アクチュエータ16aを上下風切換部17bにアクチュ
エータ16bを連結してある。それ以外は前記第1実施
例の図2と同じである。
【0056】次に制御動作を前記第1実施例のフローチ
ャートと異なるステップのみ、図17〜図19により説
明する。
【0057】第1実施例のステップ114に相当するス
テップ214では、図17に示すように前席乗員に前席
集中モードと前席拡散モードとを交互に繰り返して空調
風を送風する。
【0058】ステップ214の状態は、車両前部の熱負
荷QFが車両後部の熱負荷QBと熱負荷qとの和より大き
い場合、例えば車室内の前方から日射が当たり、後方よ
り前方の方が温度が高い場合である。そこで、早急に運
転者の空調快適性を向上させて安全運転を確保する。
【0059】第1実施例のステップ116に相当するス
テップ216では、図19に示すように後席モードの時
間を長く設定する。
【0060】ステップ216の状態は、後部熱負荷QB
が前部熱負荷QFと熱負荷qとの和より大きい場合、例
えば車室内の後方から日射が当たり、前席40より後席
47の方が温度が高い場合、または、後席47に空調風
が十分に行き届かない場合等である。従って後席47へ
多く空調風を送り、後席乗員の空調快適性を高める。
【0061】第1実施例のステップ115に相当するス
テップ215はステップ214及びステップ216以外
のときで、図18に示した制御内容で空調風を吹き出
し、前・後席乗員の空調快適性を持続する。
【0062】ステップ215及びステップ216の後席
モードを図20〜図21および図22〜図23により説
明する。図20〜図21は吹出口全体から吹き出す拡散
吹き出しと同様である。この図で、流れは前席シート4
0とドアの間から後席47へ向かう空気流5および空気
流6と、前席40中央の間から後席47へ向かう空気流
7および前席乗員への吹き出し風(空気流8,空気流
9)により構成される。また、図22〜図23は前席シ
ート40とドアの間から後席47へ向かう空気流10お
よび空気流11と、前席40中央の間から後席47へ向
かい上方に向いた空気流12および前席乗員への拡散吹
き出し風(空気流13、空気流14)により構成され
る。ステップ215及びステップ216の後席モードは
これら2つの吹き出し方法を後席モード時間の間、ある
時間比率でもしくはランダムで交互に繰り返すか、空気
流12を揺動させることを意味している。これら2つの
吹き出し方法を繰り返すことにより、前席乗員には絶え
ず空調風を送ると共に、後席乗員の身体の1部分に空調
風があたるのを避け、変動風となることにより、後席乗
員の快適性が向上する。
【0063】このようにして、一旦前席乗員の快適性を
確保できる熱環境状態に達した後は、前席シート40の
中央から後席47に送風する部分と前席乗員へ送風する
部分を独立に上下風向を切り換えられる上下風向切換部
17a,17bを制御する事により、後席47へも空調
風を送る。第1実施例および従来例では後席47へ空調
風を送っている場合には前席乗員へ送風できなくなり、
前席乗員、特に運転者、に不快感を与えかねないが、こ
の実施例では前席乗員へは絶えず空調風が送風されるた
め、運転者に不快感を与えることなく後席乗員の空調快
適性を向上させることができる。
【0064】また、ステップ214の前席集中・拡散モ
ードを、前席拡散モードに固定すれば、定常状態になっ
た後に前席乗員へ絶えず空調風を送ることができ、無風
状態による熱環境の悪化を防止することができる。
【0065】図24〜図27は、本発明の第3実施例に
おける後席モードの空調風の状態を示す図である。図1
0〜図13に示した第1実施例の後席モードに、図24
〜図27に示す後席モードを付加することにより、後席
乗員への空調風をよりいっそう変動させ、後席乗員の空
調快適性を向上させる。例えば、後席吹き出しモード時
間で図10,11,12,13,24,25,26,2
7の吹き出しモードの順に、ある時間間隔もしくはラン
ダムに変えることにより、後席乗員の身体の1部分に空
調風があたるのを避け、さらに、変動風となることによ
り少ない風量でも後席乗員の快適性が向上させることが
できる。
【0066】図28〜図32には、本発明の第4実施例
における空調風の状態を示す。この実施例は、後席空間
に停在する渦を無くす。車両横手方向の中央部、すなわ
ち、前席シート40間を通る後席空間から前席空間への
逆流を抑える。後席空間で、車両横手方向の流れをつく
ることを目的としている。
【0067】前述した図2におけるベンチレータ吹出口
11の運転席側(図の右側)からは、前席乗員の首部に
向けて拡散モードの吹き出しを行い、助手席側(図の左
側)からは、略水平の吹き出し角度で車両中央部からの
み前席回避モードで吹き出している場合を図28〜図3
2に示す。
【0068】図28は前席シート中央断面の側面図(図
29A−A断面)、図29は図28のB−B断面での平
面図、図30は車両中央部の側面図(図31C−C断面
図)、図31は図30のD−D断面での平面図で、各々
流れの様子を示した図である。また図32は流れの様子
を立体的に表した斜視図である。
【0069】なお、前席回避モードの吹き出しのとき
に、車両中央部あるいはドア側のみから吹き出させるに
は、図6に示したダンパ52もしくは53のダンパ角を
90°回転して取り付け、ダンパ51と同じ角度とすれ
ば良い。
【0070】次に、従来技術の欄で従来の問題点として
説明した図33〜図36と対比させて、本実施例の効果
を説明する。図28に示すように従来例(図33)に見
られた後席空間に停在する渦は無くなっている。また図
30に示すように車両の中央断面では、左右の吹出口か
ら扇状に噴流が吹き出されるため、従来例(図35)に
図示したような後席47から前席への逆流は無くなって
いる。更に、図29及び図31に示すように、後席空間
では車両右側から左側に向かう流れが存在している。
【0071】以上の流れを図32によって立体的に説明
すると、運転席側から吹き出される拡散風が前席シート
40を越えて後席空間を横に流れ、助手席側のルーフ付
近やフロア付近およびドア付近を後方から前方に流れ、
一つの大きな循環を形成している。この流れは、従来の
自動車用空調装置では達成できない。
【0072】このように、第1実施例の制御動作を表す
フローチャートのステップ114〜ステップ116の後
席モードを、以上説明したような吹き出し方に変えるこ
とにより、効率的に後席空間を空調でき、しかも、安全
運転上重要な運転者には絶えず空調風が送風される。
【0073】また、運転者側ベンチレータ吹出口11か
らの吹出モードを前席乗員の首ではなく、乗員の頭上と
すれば、後席空間への循環風量は多くなる。
【0074】なお、運転席側と助手席側との吹出モード
を以上説明した第4実施例と左右対称的に変える、すな
わち、運転席側を前席回避モード、助手席側を前席拡散
モードとすれば、後席空間の流れは左から右に流れるよ
うになる。従って、後席モードの時間中左右の吹き出し
方法を対称的に変えることにより、後席空間に左右逆の
変動流を生じさせることができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ばインストルメントパネル部近傍にしか吹出口を有さな
いシングルエアコンのような車室内全体を同時に空調で
きない限られた空調能力しかもたないものであっても、
必ず乗員がいる前席部を優先的に所望の熱環境温度にし
た後、車室内前後方向の熱負荷の相違に応じて空調風の
各吹出モード、風量、および、風温を前後空間の違いに
より増減させ、また、空調吹出口から後席乗員までの距
離や、車室内壁面やシートと空調風との熱交換量を補正
して前後席乗員へ配風することにより、前後乗員に快適
感を与えることができる。
【0076】さらに、後席専用の吹出口を設けること無
く、前席吹出口からの後席乗員への吹き出しモードを変
動させることにより、後席乗員の空調快適性を向上さ
せ、かつ、センターグリルから前席シートの間に向けて
空調風を吹き出した場合、後席乗員の腕や肩等の身体側
部に直接空調風があたり続け不快になるという、空調気
流が後席乗員のある部分のみに直接あたり後席乗員の空
調快適性が悪化するのを避けることができる。
【0077】さらに、第2,第4実施例では上述の効果
に加え、前席および後席両方の乗員に対して絶えず空調
風を送風することができ、無風状態による熱環境悪化を
防止し、より一層の快適感を前後乗員に提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能的構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施例の構成を示す全体構成図。
【図3】同じく第1実施例のインストルメントパネルを
示す斜視図。
【図4】同じく第1実施例のベンチレータ吹出口装置を
示す斜視図。
【図5】同じく第1実施例のモード切換部を示す斜視
図。
【図6】同じく第1実施例のダンパ部を示す斜視図。
【図7】同じく第1実施例の制御動作を説明するフロー
チャートのステップ101からステップ107までを示
す図。
【図8】同じく第1実施例の制御動作を説明するフロー
チャートのステップ108からステップ118までを示
す図。
【図9】同じく第1実施例の制御動作を説明するフロー
チャートのステップ114の制御内容を説明する図。
【図10】同じく第1実施例の後席モードの空気流の状
態を示す側面図。
【図11】同じく第1実施例の後席モードの空気流の状
態を示す平面図。
【図12】同じく第1実施例の後席モードの空気流の状
態を示す側面図。
【図13】同じく第1実施例の後席モードの空気流の状
態を示す平面図。
【図14】同じく第1実施例の制御動作を説明するフロ
ーチャートのステップ116の制御内容を説明する図。
【図15】同じく第1実施例の制御動作を説明するフロ
ーチャートのステップ115の制御内容を説明する図。
【図16】本発明の第2実施例の構成を示す全体構成
図。
【図17】同じく第2実施例の制御動作を説明するフロ
ーチャートのステップ214の制御内容を示す図。
【図18】同じく第2実施例の制御動作を説明するフロ
ーチャートのステップ215の制御内容を説明する図。
【図19】同じく第2実施例の制御動作を説明するフロ
ーチャートのステップ216の制御内容を説明する図。
【図20】同じく第2実施例の後席モードの空気流の状
態を示す側面図。
【図21】同じく第2実施例の後席モードの空気流の状
態を示す平面図。
【図22】同じく第2実施例の後席モードの空気流の状
態を示す側面図。
【図23】同じく第2実施例の後席モードの空気流の状
態を示す平面図。
【図24】本発明の第3実施例の後席モードの空気流の
状態を示す側面図。
【図25】同じく第3実施例の後席モードの空気流の状
態を示す平面図。
【図26】同じく第3実施例の後席モードの空気流の状
態を示す側面図。
【図27】同じく第3実施例の後席モードの空気流の状
態を示す平面図。
【図28】本発明の第4実施例の空調風の状態を示す側
面図。
【図29】同じく第4実施例の空調風の状態を示す平面
図。
【図30】同じく第4実施例の空調風の状態を示す側面
図。
【図31】同じく第4実施例の空調風の状態を示す平面
図。
【図32】同じく第4実施例の空調風の状態を示す斜視
図。
【図33】従来の空調風の状態を示す側面図。
【図34】従来の空調風の状態を示す平面図。
【図35】従来の空調風の状態を示す側面図。
【図36】従来の空調風の状態を示す平面図。
【符号の説明】
11…ベンチレータ吹出口 13…コントローラ 15…モード切換部 17…上下風向切換部 18…配風ダクト 45…熱負荷センサ 48…後席着座センサ 51,52,53…ダンパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温センサ等のセンサ群と、空調風の風
    量を増減する風量調節手段と、空調風の風温を調節する
    風温調節手段と、吹出口モードをヒータモード,バイレ
    ベルモード,ベントモードのいずれかの吹出口モードに
    決定する吹出口モード決定手段と、吹出モードを集中モ
    ード,拡散モード,回避モードのいずれかの吹出モード
    に決定する吹出モード決定手段及び空調風を上下に揺動
    する上下風向決定手段を有し空調風を前席集中モード,
    前席拡散モード,前席回避モード,後席モードのいずれ
    かの空調風モードに決定する空調風モード決定手段と、
    繰り返される空調風モードの吹出時間を変更する空調風
    モード時間変更手段と、後席乗員検知手段と、車の前後
    方向に離れた少なくとも2箇所に設けられ熱負荷を個々
    に検知する熱負荷検知手段とを備えたことを特徴とする
    自動車用空調装置。
JP21956091A 1991-08-30 1991-08-30 自動車用空調装置 Pending JPH0558147A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6152217A (en) * 1995-12-25 2000-11-28 Denso Corporation Air temperature control system for a vehicle
KR100849893B1 (ko) * 2007-03-22 2008-08-04 박순세 마스크 일체형 양압 호흡기

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