JPH0554204A - 信号記録装置及び/又は再生装置 - Google Patents

信号記録装置及び/又は再生装置

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JPH0554204A
JPH0554204A JP3244522A JP24452291A JPH0554204A JP H0554204 A JPH0554204 A JP H0554204A JP 3244522 A JP3244522 A JP 3244522A JP 24452291 A JP24452291 A JP 24452291A JP H0554204 A JPH0554204 A JP H0554204A
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Yoshiaki Oikawa
芳明 及川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ICメモリカード507を記録媒体として用
い、量子化データを不等長符号符号化部504、512
により不等長符号化して記録する。このとき書き込み速
度・時間制御回路517は、符号化されたフレーム当た
りのビット数に応じて、書き込む速度、あるいは書き込
み時間を制御する。フレーム当たりビット数が多いとき
には書き込む速度を速く、あるいは書き込み時間を長く
するように制御して、従来必要とされたバッファを不要
とする。 【効果】 バッファが不要となるため、ハードウェア規
模の増大がなく、バッファのオーバーフロー対策、アン
ダーフロー対策が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリを記録再
生媒体とするリアルタイムに記録及び/又は再生可能な
信号記録装置及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、不等長符号化方式を採用してい
ない従来の符号化装置の一例を示している。この図7に
おいて、入力されたアナログ楽音信号がA/D(アナロ
グ/ディジタル)変換器101でA/D変換されてディ
ジタル信号となり、フレーム処理を行なうために所定の
サンプル数のデータ毎にまとめられて出力される。この
データを周波数分析部102で周波数分析して、例えば
2つのバンド(周波数帯域)の信号に分ける。周波数分
析された各バンドの信号は、スケールファクタ算出部1
03、109に送られ、量子化のためのスケールファク
タがそれぞれ求められて、スケールファクタ量子化部1
04、110にそれぞれ送られる。スケールファクタ量
子化部104、110では所定のビット数で上記各スケ
ールファクタを量子化し、スケールファクタ逆量子化部
105、111およびマルチプレクサ107に送る。ス
ケールファクタ逆量子化部105、111では、量子化
された各スケールファクタをそれぞれ逆量子化する。こ
れらの逆量子化された値を量子化部106、108にそ
れぞれ供給するとともに、量子化ビット数決定部112
にも供給し、各バンド信号を量子化するためのビット数
をそれぞれ決定する。これらのビット数を量子化部10
6、108に送り、逆量子化された各スケールファクタ
と各ビット数により、上記周波数分析部102からの2
つのバンド信号のデータをそれぞれ量子化し、マルチプ
レクサ107へ出力する。マルチプレクサ107では、
各バンドの量子化されたデータと量子化されたスケール
ファクタを多重化して一定ビットレートの伝送路あるい
はDAT(ディジタルオーディオテープレコーダ)等の
記録再生系へビットストリームデータを出力する。
【0003】次に図8は、不等長符号化方式を採用して
いない従来の復号化装置の一例を示している。この図8
に示す復号化装置において、上述した符号化装置から出
力され、伝送路を介して取り出されあるいはDAT等か
ら再生されたビットストリームデータが、デマルチプレ
クサ201により上記各バンドの量子化されたデータと
量子化されたスケールファクタとに分けられる。上記各
バンドの量子化されたスケールファクタは、スケールフ
ァクタ逆量子化部204、207でそれぞれ逆量子化さ
れ、逆量子化部202、206及び量子化ビット数決定
部208にそれぞれ送られる。量子化ビット数決定部2
08では上記各バンド毎の量子化ビット数を決定し、逆
量子化部202、206へそれぞれ出力する。逆量子化
部202、206では上記各バンド毎の逆量子化された
スケールファクタと量子化ビット数とにより、上記各バ
ンドの量子化されたデータをそれぞれ逆量子化する。周
波数合成部203で各バンドの逆量子化されたデータよ
り合成を行ない、D/A(ディジタル/アナログ)変換
器205でD/A変換して出力する。
【0004】次に、上述した符号化、復号化システムに
不等長符号化を適用する場合を考える。この不等長符号
化とは、可変長符号化とも称され、データの発生確率に
より割り当てる符号の長さを変えて割り当てるという符
号化方式である。すなわち発生確率の高いものには短い
符号を割当、発生確率の低いものには長い符号を割り当
てることによって、平均符号長を短く効率的に符号化で
きるという方法である。代表的な方式にハフマン符号が
ある。一般にデータは統計モデル化されて扱われ、ガウ
シャン分布やラプラシアン分布などにモデル化される。
したがって、このような分布を持つデータは、小さい振
幅での発生確率が高いために、小さい振幅のデータは短
い符号が、大きい振幅での発生確率は低いので、大きい
振幅のデータには長い符号が割当られる。
【0005】従来の不等長符号化方式を適用した符号化
装置の符号化器を図9に、復号化装置を図10に示す。
図9に示す符号化装置において、A/D変換器301、
周波数分析部302、スケールファクタ算出部307、
312、スケールファクタ量子化部308、313、ス
ケールファクタ逆量子化部309、314及び量子化部
303、310の構成によるA/D変換、周波数分析、
各バンド毎のスケールファクタ及び量子化ビット数の決
定の処理、そして各バンドデータを量子化するまでは図
7の符号化装置と同様であるため、説明を省略する。こ
れらの量子化部303、310により量子化された各バ
ンドデータが不等長符号符号化部304、311に入力
され、不等長符号化される。これらのデータをマルチプ
レクサ305に入力する。したがって、マルチプレクサ
305の出力であるビットストリームデータは、フレー
ムごとに不等長のビット数となる。そのためビットスト
リームデータはバッファ306に蓄えられ、このバッフ
ァ306を介して、一定ビットレートの伝送路あるいは
DAT等の記録再生系へ出力される。
【0006】次に図10に示す復号化装置において、伝
送路あるいはDAT等から得られたビットストリームデ
ータがフレーム毎に不等長のビット数となるので、バッ
ファ401に蓄えられる。このビットストリームデータ
はデマルチプレクサ402によりメインデータとスケー
ルファクタとに分けられる。各バンドデータが不等長符
号復号部403、408へ入力されてそれぞれ復号化さ
れ、逆量子化部404、409へ送られる。スケールフ
ァクタ逆量子化部407、410、量子化ビット数決定
部411、周波数合成部405及びD/A変換器406
の各処理は、図8の復号化装置の場合と同様であるた
め、説明を省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
9、図10に示すような不等長符号化を採用した従来の
記録再生装置においては、伝送または記録するビットレ
ートが一定であるため、リアルタイムに記録再生するた
めにバッファを設けて処理を行なっている。すなわち、
ある時のバッファの状態は、 B(n) =B(n-1) +Bin(n) −Bout(n) 〔bits〕 ・・・(1) となる。この(1)式において、nはバッファの記憶更
新サイクルのn番目を示し、B(n) がバッファに蓄えら
れるデータ量を、Bin(n) がバッファ入力データ量を、
またBout(n)がバッファ入力データ量をそれぞれ示して
いる。この(1)式のBin(n) が不等長で、Bout(n)が
一定という状態である。このような場合において、例え
ば長い符号が集中的に割当られた場合には、バッファに
蓄えようとするデータ量B(n) がバッファ容量Bmax を
超えてしまう(B(n) >Bmax)ようないわゆるオーバ
ーフロー状態が発生し、短い符号が集中的に割当られた
場合には、バッファから送るまたは記録するものが無く
なってしまう(B(n) <0)ようないわゆるアンダーフ
ローが発生するという問題点がある。
【0008】これを解決するために、従来は (a)大きいメモリ容量をバッファに割り当てる。 (b)オーバーフローやアンダーフローが発生しそうな
場合に、量子化のためのスケールファクタを、発生を抑
制する方向の値に変更する。 等の対策がとられている。上記(b)の対策は、バッフ
ァの状態を監視し、オーバーフローが発生しそうな時に
はスケールファクタを大きくして、量子化される信号を
小さくする。小さい振幅の信号には短い符号が割当られ
ているので、オーバーフローを防ぐことができる。アン
ダーフローが発生しそうな場合にはスケールファクタを
小さくして、量子化される信号を大きくする。大きい振
幅の信号には長い符号が割当られているので、アンダー
フローを防ぐことができる、というものである。
【0009】しかしながら、これらの対策において、上
記(a)のバッファ容量を大きくするという対策はハー
ドウェア規模を増大することになり、上記(b)のスケ
ールファクタを操作するという対策は、所望の特性を得
られなくなるという問題点を持っている。
【0010】ところで、近年あるいは将来においては、
半導体メモリを記録媒体として用いることが考えられて
おり、具体的には、例えばいわゆるICメモリカードを
用いてオーディオ信号等を記録/再生するような装置が
考えられている。このようなICメモリカード等を用い
た信号記録/再生装置は、可動部が不要であり、高速の
アクセスが可能であり、小型化が容易である等の利点を
有しており、記憶容量が増大し低価格化が実現されれば
極めて有望な記録媒体である。このICメモリカード等
の半導体メモリを記録媒体として用いる際には、圧縮効
率を高める点で有力な不等長符号化方式を採用すること
が望ましいとされ、この場合に、上述した図9、図10
に示すような構成を用いると、オーバーフローやアンダ
ーフロー等による悪影響を防止することが必要とされ
る。
【0011】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、記録媒体に半導体メモリを用いるような
信号記録装置及び/又は再生装置において、不等長符号
化方式を採用した場合のバッファ処理を不要とし、バッ
ファのオーバーフローやアンダーフロー対策を不要とし
得るような信号記録装置及び/又は再生装置の提供を目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号記録装
置及び/又は再生装置は、半導体メモリを記録再生パッ
ケージメディアとするリアルタイムに記録再生可能な信
号記録装置及び/又は再生装置において、量子化された
データを不等長符号化して記録する際に、符号化された
フレーム当たりのビット数に応じて書き込む速度または
書き込み時間を制御(コントロール)し、読み出す際に
は、読み出すデータのフレーム当たりのビット数に応じ
て読み出す速度または読み出し時間をコントロールする
ことにより、上述の課題を解決する。
【0013】ここで、上記不等長符号化して記録する際
の符号化されたフレーム当たりのビット数に応じた書き
込む速度としては、ビット数が多い場合には高速で、ビ
ット数が少ない場合には低速で書き込むように書込(ラ
イト)信号を制御(コントロール)すればよい。あるい
は常に高速で書き込みを行なって、書き込み時間を制御
するようにライト信号をコントロールして信号を記録す
ればよい。また、読み出す際には、読み出すデータのフ
レーム当たりのビット数に応じて読み出す速度を、ビッ
ト数が多い場合には高速で、ビット数が少ない場合には
低速で読み出すように読出(リード)信号をコントロー
ルすればよい。あるいは常に高速で読み出しを行なっ
て、読み出し時間を制御するようにリード信号をコント
ロールして信号を再生すればよい。
【0014】
【作用】フレーム当たりのビット数に応じて書き込み速
度あるいは書き込み時間を制御しているため、バッファ
を用いることなく記録が行え、また、読み出し時も同様
に、フレーム当たりのビット数に応じて読み出し速度あ
るいは読み出し時間を制御しているため、バッファを用
いることなく再生が行える。従って、不等長符号を採用
した場合のバッファ処理及びオーバーフロー、アンダー
フロー対策が不要となる。
【0015】
【実施例】ここで、本発明の基本原理を簡単に説明する
と、半導体メモリを記録再生パッケージメディアとする
記録再生可能な信号記録装置及び/又は再生装置におい
ては、可動部が無いことから一定速度で書き込み/読み
出しを行なう必要が無いという性質を利用して、符号化
方式として不等長符号を採用した際に、メディアに書き
込む場合には、符号化されたフレーム当たりのビット数
に応じて書き込む速度や書き込み時間をコントロール
し、メディアから読み出す場合には、読み出すデータの
フレーム当たりのビット数に応じて読み出す速度や読み
出し時間をコントロールするものである。
【0016】以下、本発明の好ましい実施例について、
図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る信号
記録装置の一実施例を示すブロック回路図である。この
図1に示す信号記録装置において、入力されたアナログ
楽音信号がA/D(アナログ/ディジタル)変換器50
1でA/D変換されてディジタル信号となり、フレーム
処理を行なうために所定のサンプル数のデータ毎にまと
められて出力される。このデータを周波数分析部502
で周波数分析して、例えば2つのバンド(周波数帯域)
の信号に分ける。周波数分析された各バンドの信号は、
スケールファクタ算出部508、513に送られ、量子
化のためのスケールファクタがそれぞれ求められて、ス
ケールファクタ量子化部509、514にそれぞれ送ら
れる。スケールファクタ量子化部509、514では所
定のビット数で上記各スケールファクタを量子化し、ス
ケールファクタ逆量子化部510、515及びマルチプ
レクサ505にそれぞれ送る。スケールファクタ逆量子
化部510、515では、量子化された各スケールファ
クタをそれぞれ逆量子化する。これらの逆量子化された
値を量子化部503、511にそれぞれ供給するととも
に、量子化ビット数決定部516にも供給し、各バンド
信号を量子化するためのビット数をそれぞれ決定して量
子化部503、511に送る。量子化部503、511
では、上記逆量子化された各スケールファクタと各ビッ
ト数とにより、上記周波数分析部502からの2つのバ
ンド信号のデータをそれぞれ量子化する。これらの量子
化部503、511により量子化された各バンドデータ
が不等長符号符号化部504、512に入力され、それ
ぞれ不等長符号化される。これらの不等長符号化された
データをマルチプレクサ505に供給する。また、不等
長符号符号化部504、512から符号化されたトータ
ルビット数を出力し、書き込み速度・時間制御部517
へ送る。書き込み速度・時間制御部517では、そのフ
レームにおける符号化ビット数の合計を求め、マルチプ
レクサ505ヘ出力する。マルチプレクサ505では入
力された上述のデータを多重化して、ビットストリーム
データを書き込み装置506へ出力する。
【0017】書き込み速度・時間制御部517では、求
められたビット数の合計の値に応じてバンドデータの書
き込み速度について、ビット数が多い場合には高速で、
ビット数が少ない場合には低速で書き込むように、ライ
ト(書込)信号をコントロールして、書き込み装置50
6へ出力する。あるいは、常に高速で書き込みを行な
い、ライト信号の時間(書き込み時間)をコントロール
して書き込み装置506へ出力する。書き込み装置50
6では、上記ライト信号に応じてマルチプレクサ505
からのビットストリームデータを、半導体メモリである
ICメモリカード(ICカード)507に書き込むとい
う処理を行なう。
【0018】このように、フレーム当たりのビット数に
応じて、ICメモリカード507に対する書き込み速度
あるいは書き込み時間を制御しているため、従来のよう
なバッファを用いることなく不等長符号による記録が行
える。従って、従来のバッファ処理及びオーバーフロ
ー、アンダーフロー対策が不要となり、バッファによる
ハードウェア規模の増大がなく、オーバーフロー、アン
ダーフロー対策のためのスケールファクタ操作等による
特性劣化等の問題も生じない。
【0019】次に図2は、本発明に係る信号再生装置の
一実施例を示している。この図2に示す信号再生装置に
おいて、半導体メモリである例えばICメモリカード6
01から読み出し装置602、デマルチプレクサ603
を介して、先ずこれから読み出そうとするフレーム当た
りのデータのビット数を所定の読み出し速度で読み出
す。この値を読み出し速度・時間制御部612に送る。
読み出し速度・時間制御部612では、この符号化ビッ
ト数の合計に応じてメインデータの読み出し速度を、ビ
ット数が多い場合には高速で、ビット数が少ない場合に
は低速で読み出すようにリード(読出)信号をコントロ
ールして読み出し装置602へ出力する。あるいは常に
高速で読み出しを行ない、リード信号の時間をコントロ
ールして読み出し装置602へ出力する。読み出し装置
602ではリード信号に応じてICメモリカード601
からのビットストリームデータをデマルチプレクサ60
3へ読み込む。
【0020】上記ビットストリームデータはデマルチプ
レクサ603により上記各バンドの量子化されたメイン
データと量子化されたスケールファクタとに分けられ
る。メインの各バンドデータが不等長符号復号部60
4、609へ入力されてそれぞれ復号化され、逆量子化
部605、610に送られる。上記各バンドの量子化さ
れたスケールファクタは、スケールファクタ逆量子化部
608、611でそれぞれ逆量子化され、逆量子化部6
05、610及び量子化ビット数決定部613にそれぞ
れ送られる。量子化ビット数決定部613では上記各バ
ンド毎の量子化ビット数を決定し、逆量子化部605、
610へそれぞれ出力する。逆量子化部605、610
では上記各バンド毎の逆量子化されたスケールファクタ
と量子化ビット数とにより、上記各バンドの量子化され
たデータをそれぞれ逆量子化する。周波数合成部606
で各バンドの逆量子化されたデータより合成を行ない、
D/A(ディジタル/アナログ)変換器607でD/A
変換して出力する。
【0021】このような装置によれば、ICメモリカー
ド601から読み出すデータのフレーム当たりのビット
数に応じて、読み出す速度あるいは読み出し時間を制御
しているため、バッファを用いることなく再生が行え
る。従って、不等長符号を採用しても従来のようなバッ
ファ処理及びオーバーフロー、アンダーフロー対策が不
要となり、ハードウェア規模の増大がなく、オーバーフ
ロー、アンダーフロー対策のためのスケールファクタ操
作等による特性劣化等の問題も生じない。
【0022】次に図3は、ICメモリカードに対して書
き込み/読み出しされるデータのフレーム当たりのビッ
ト数に応じた動作を説明するために、例えばフレームF
L1〜FL5についての処理の様子の例を示すものであ
る。図3の(a)〜(c)において、いずれも横軸は時
間で、(a)の縦軸はフレーム当たりのビット数を示し
ている。図3の(b)はフレーム当たりのビット数に応
じて書き込み又は読み出し速度をコントロールした場合
を、また図3の(c)はフレーム当たりのビット数に応
じて書き込み時間又は読み出し時間をコントロールした
場合をそれぞれ示している。ここで、図3の(b)に示
すように書き込み又は読み出し速度を制御する場合に
は、例えばフレーム当たりのビット数が多いフレームF
L3等では高速とし、フレーム当たりのビット数が少な
いフレームFL4等では低速としている。また、図3の
(c)に示すように書き込み又は読み出し時間を制御す
る場合には、例えばフレーム当たりのビット数が多いフ
レームFL3等では長くし、フレーム当たりのビット数
が少ないフレームFL4等では短くしている。
【0023】次に、図4〜図6は、各方式でのフレーム
当たりのビットストリームの例を示すものである。すな
わち、図4が従来の図7、図8に示すシステムの場合、
図5が従来の図9、図10に示す不等長符号化方式を用
いたシステムの場合、図6が本発明の実施例となる図
1、図2に示すシステムの場合である。これらの図4〜
図6において、いずれも横軸にはフレーム番号が例えば
n−1、n、n+1の各フレームを配置し、縦軸には1
フレーム当たりのビット数をとっている。
【0024】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、例えば記録媒体となる半導体メモリ
は、ICメモリカードに限定されず、メモリカートリッ
ジやメモリパック等の形態も考えられる。また、本発明
は、信号記録専用装置、信号再生専用装置、信号記録再
生装置のいずれにも適用可能であることは勿論である。
さらに、具体的回路構成は図示の例に限定されず、例え
ば分割バンド数を3以上としてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る信号記録装置によれば、半
導体メモリを記録媒体とする信号記録装置において、量
子化されたデータを不等長符号化して記録する際に、符
号化されたフレーム当たりのビット数に応じて書き込む
速度または書き込み時間を制御しているため、バッファ
を使用せずに不等長符号化方式による記録を実現でき、
従来において不等長符号を採用した場合に必要とされた
バッファ処理やオーバーフロー対策、アンダーフロー対
策等が不要となる。また、本発明に係る信号再生装置に
よれば、半導体メモリを記録媒体とする信号再生装置に
おいて、不等長符号化して記録されたデータを再生する
際に、読み出すデータのフレーム当たりのビット数に応
じて読み出す速度または読み出し時間を制御しているた
め、従来のバッファ処理やオーバーフロー・アンダーフ
ロー対策が不要となる。従って、ハードウェアの規模を
増大することなく、また特性を劣化させることなく、不
等長符号化方式による信号記録/再生が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号記録装置の一実施例を示すブ
ロック回路図である。
【図2】本発明に係る信号再生装置の一実施例を示すブ
ロック回路図である。
【図3】本発明実施例におけるICメモリカードに対し
て書き込み/読み出しされるデータのフレーム当たりの
ビット数に応じた動作を説明するための図である。
【図4】従来の信号符号化/復号化装置の一例のフレー
ム当たりのビットストリームの例を示す図である。
【図5】従来の不等長符号化方式を用いた信号符号化/
復号化装置の一例のフレーム当たりのビットストリーム
の例を示す図である。
【図6】本発明実施例の信号記録/再生装置のフレーム
当たりのビットストリームの例を示す図である。
【図7】従来の信号符号化装置の一例を示すブロック回
路図である。
【図8】従来の信号復号化装置の一例の示すブロック回
路図である。
【図9】従来の不等長符号化方式を用いた信号符号化装
置の一例を示すブロック回路図である。
【図10】従来の不等長符号化方式を用いた信号復号化
装置の一例の示すブロック回路図である。 502・・・・・周波数分析部 503、511・・・・・量子化部 504、512・・・・・不等長符号符号化部 505・・・・・マルチプレクサ 506・・・・・書き込み装置 507・・・・・ICメモリカード 508、513・・・・・スケールファクタ算出部 509、514・・・・・スケールファクタ量子化部 510、515・・・・・スケールファクタ逆量子化部 516・・・・・量子化ビット数決定部 517・・・・・書き込み速度・時間制御部 601・・・・・ICメモリカード 602・・・・・読み出し装置 603・・・・・デマルチプレクサ 604、609・・・・・不等長符号復号化部 605、610・・・・・逆量子化部 606・・・・・周波数合成部 608、611・・・・・スケールファクタ逆量子化部 612・・・・・読み出し速度・時間制御部 613・・・・・量子化ビット数決定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体メモリを記録再生媒体とするリア
    ルタイムに記録及び/又は再生可能な信号記録装置及び
    /又は再生装置において、 量子化されたディジタルデータを不等長符号化して記録
    する際に、符号化されたフレーム当たりのビット数に応
    じて書き込む速度を制御し、 再生する際には、読み出すデータのフレーム当たりのビ
    ット数に応じて読み出す速度を制御することを特徴とす
    る信号記録装置及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 半導体メモリを記録再生媒体とするリア
    ルタイムに記録及び/又は再生可能な信号記録装置及び
    /又は再生装置において、 量子化されたディジタルデータを不等長符号化して記録
    する際に、符号化されたフレーム当たりのビット数に応
    じて書き込み時間を制御し、 再生する際には、読み出すデータのフレーム当たりのビ
    ット数に応じて読み出し時間を制御することを特徴とす
    る信号記録装置及び/又は再生装置。
JP3244522A 1991-08-29 1991-08-29 信号記録装置及び/又は再生装置 Pending JPH0554204A (ja)

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