JPH0553419A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0553419A
JPH0553419A JP23378691A JP23378691A JPH0553419A JP H0553419 A JPH0553419 A JP H0553419A JP 23378691 A JP23378691 A JP 23378691A JP 23378691 A JP23378691 A JP 23378691A JP H0553419 A JPH0553419 A JP H0553419A
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JP
Japan
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polygon motor
image forming
time
counter value
writing
Prior art date
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Application number
JP23378691A
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English (en)
Inventor
Fumio Kawamura
文夫 川村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリゴンモータのばらつきや経時劣化の影響
を受けず、フアーストコピー時間を最大限短くすること
ができる画像形成装置を提供する。 【構成】 給紙開始から書き込み開始までの時間でロツ
ク状態に達するキヤプチヤレジスタ32のカウンタ値よ
りも、キヤプチヤレジスタ32の記録内容をある周期で
記憶する記憶手段に記憶されたカウンタ値が小さくなつ
た時点で給紙の開始を行うように制御した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリゴンスキヤナを利
用してレーザビームにより感光体上に静電潜像の書き込
みを行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来例に係るポリゴンモータの制
御ブロツク図を示す。従来のポリゴンモータ制御回路
は、ポリゴンモータ50の回転数の基準となるクロツク
に対し、ポリゴンモータ50に直結されたエンコーダの
出力(FG)との位相差を位相比較器51で得て、この
信号をLPF(ローパスフイルタ)52を通しDC成分
として得、そのレベルに対応してVCO(電圧制御発振
器)53よりパルスを発生させて電流のPWM(パルス
幅変調)を行い、ポリゴンモータ50の回転数を制御す
るPLL方式(位相同期ループ方式)を用いている。そ
して、このポリゴンモータ50の回転数が目標の回転数
に達したかどうかは、LPF52の出力から判断してい
る。
【0003】即ち、LPF52の出力がコンパレータ5
4,55により、ある基準電圧値の範囲内にあると判断
されれば、ポリゴンモータ50が定常回転をしているこ
とを示すポリゴンモータロツク信号を、アンド回路56
を介してプリンタを制御しているCPUに出力してい
る。そして、CPUからは基準クロツク、スタート信号
がポリゴンモータ制御回路に入力されるが、通常、ポリ
ゴンモータ制御回路部は、メイン制御部と位置が離れて
いるので、これらの信号はワイヤハーネスを介して送受
信されている。
【0004】ところで、従来、ポリゴンモータ50は待
機中は停止し、プリント動作の開始と共に回転を開始
し、その後ポリゴンモータロツク信号を検知してから給
紙を開始していたので、ポリゴンモータ50がロツクす
るまでの時間をフアーストコピー時間に当てていた。即
ち、ポリゴンモータ50がロツクするまでの時間を予め
予測し、給紙時間とポリゴンモータ50がロツクするま
での時間を重複させることでフアーストコピー時間の短
縮を図つていた。しかし、実際はポリゴンモータカ50
がロツクするまでの時間が装置ごとにばらついたり、経
時変化するため、ポリゴンモータ50がロツクする前に
給紙が開始されることがないように、タイミングに余裕
を持たせて給紙を開始させていた。
【0005】また、装置の待機中は目標回転数よりも低
い回転数でポリゴンモータ50を回転させ、フアースト
コピーにおけるポリゴンモータ50がロツクするまでの
時間を短縮する方法も提案されている。この場合も装置
のばらつき等を考慮してポリゴンモータ50の回転数を
最適待機回転数(最も給紙時間に近い時間でポリゴンモ
ータ50がロツクする回転数)よりも高めに設定してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来装置に
おいては、ポリゴンモータの装置ごとのばらつきや経時
変化に対応するために、余裕を持つた一律のタイミング
で給紙を開始させていたので、結果的にはフアーストコ
ピー時間があまり短縮されないという問題があつた。
【0007】また、待機中もポリゴンモータを回転させ
ている場合、フアーストコピー時間を早めるために、通
常の待機回転時よりも高速でポリゴンモータを回転させ
るので、ポリゴンモータの消耗が激しく、寿命を短くし
てしまうという問題があつた。
【0008】本発明はこのような背景に基づいてなされ
たものであり、ポリゴンモータのばらつきや経時劣化の
影響を受けず、フアーストコピー時間を最大限短くする
ことができ、また、ポリゴンモータの寿命を延ばすこと
ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ポリゴンス
キヤナを用いてレーザビームにより感光体上に静電潜像
の書き込みを行う画像形成装置において、書き込み開始
位置を一定にするため画像形成領域外でレーザビームを
検知する同期検知器と、該同期検知器より出力される同
期検知信号によりカウントの開始及びクリアが行われる
主走査方向カウンタと、該主走査方向カウンタがクリア
された時のカウンタ値を一時記録するキヤプチヤレジス
タと、ポリゴンモータが設定された範囲の回転数で回転
するロツク状態にあることを検出する検出手段と、前記
ポリゴンモータを回転開始させてからロツク状態に達す
るまでの前記キヤプチヤレジスタの記録内容をある周期
で記憶する記憶手段と、画像形成動作開始時、停止状態
にあつた前記ポリゴンモータの回転を開始させ、前記キ
ヤプチヤレジスタのカウンタ値を調べて、給紙開始から
書き込み開始までの時間で前記ロツク状態に達する前記
キヤプチヤレジスタのカウンタ値よりも、前記記憶手段
に記憶されたカウンタ値が小さくなつた時、転写紙の給
紙を開始させる制御を行う制御手段とを備えた第1の手
段により達成される。
【0010】また上記目的は、ポリゴンスキヤナを用い
てレーザビームにより感光体上に静電潜像の書き込みを
行う画像形成装置において、書き込み開始位置を一定に
するため画像形成領域外でレーザビームを検知する同期
検知器と、該同期検知器より出力される同期検知信号に
よりカウントの開始及びクリアが行われる主走査方向カ
ウンタと、該主走査方向カウンタがクリアされた時のカ
ウンタ値を一時記録するキヤプチヤレジスタと、ポリゴ
ンモータが設定された範囲の回転数で回転するロツク状
態にあることを検出する検出手段と、給紙開始から書き
込み開始までの時間で前記ロツク状態に達する前記キヤ
プチヤレジスタのカウンタ値になるような前記ポリゴン
モータの回転数を規定する基準クロツクを予測し、画像
形成動作を行わない時、その基準クロツクに従つた回転
数で前記ポリゴンモータを回転させるよう制御する制御
手段とを備えた第2の手段により達成される。
【0011】
【作用】第1の手段においては、ポリゴンモータが停止
して待機中の画像形成装置の画像形成動作が開始された
時、制御手段は、給紙開始から書き込み開始までの時間
でロツク状態に至るキヤプチヤレジスタのカウンタ値よ
りも記憶手段に記憶されたカウンタ値が小さくなつた
時、給紙を開始させる制御を行うことで、ポリゴンモー
タがロツク状態に至るまでの時間が経時変化しても、常
に最適なタイミングで給紙が開始される。
【0012】即ち、用紙が給紙部からレジストローラに
至り、感光体上における静電潜像の書き込みが開始され
るタイミングまでに、ポリゴンモータがロツク状態に立
ち上がる。用紙が給紙部からレジストローラに至る時間
は一定であるから、この時間内にポリゴンモータのロツ
ク状態までの立ち上がり時間を吸収することで、結果的
に余計なフアーストコピー時間を必要としない。
【0013】第2の手段においては、ポリゴンモータが
回転して待機中の画像形成装置の画像形成動作が行われ
ない時、制御手段は、給紙開始から書き込み開始までの
時間でロツク状態に達するキヤプチヤレジスタのカウン
タ値になるようなポリゴンモータの回転数を規定する基
準クロツクを予測し、その基準クロツクに従つた回転数
でポリゴンモータを回転させるよう制御する。
【0014】従つて、用紙が給紙部からレジストローラ
に達するまでの間にポリゴンモータがロツク状態に立ち
上がる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、実施例に係る半導体レーザを用いた書込
光学系を模式的に示す斜視図である。1は半導体レーザ
(LD)、2はポリゴンミラー、3は感光体ドラム、4
はfθレンズ、5は集光レンズ、6はシリンドリカルレ
ンズ、7はミラー、8は書き出し位置を一定にするため
の同期検知器である。
【0016】このような構成において、半導体レーザ1
から出射されたレーザ光ビームは、集光レンズ5におい
て平行ビームにされ、この平行ビームは、シリンドリカ
ルレンズ6によりポリゴンミラー2上に線状に集光され
る。ポリゴンミラー2で反射されたビームは、fθレン
ズ4によつて感光体ドラム3上に結像させられることに
より、レーザ光ビームはポリゴンミラー2の回転により
感光体ドラム3上を走査する。
【0017】図2は、上記の書込光学系を備えた本実施
例のプリンタ装置の概略構成を示したものであり、書込
光学系11のビーム出射部には防塵ガラス12が設けら
れており、書込光学系11は密閉構造になつている。3
は感光体ドラム、13は帯電器、14は現像器、15は
転写紙、16はクリーニング器、17は給紙ローラ、1
8はレジストローラである。感光体ドラム3は、図示さ
れていない駆動手段により矢印方向に回転させられ、帯
電器13により帯電させられる。その後、書込光学系1
1からのレーザビームにより走査露光されて、潜像が形
成される。そして、現像器14により顕像化され、転写
点において転写紙15上に像が転写される。また、感光
体ドラム3上に残されたトナーは、クリーニング器16
により除去される。
【0018】図3に、プリンタ装置の全体制御ブロツク
図を示す。この制御回路は、主制御装置、ポリゴンモー
タ制御部、LD(レーザダイオード)駆動部、同期検知
器の相互関係に注目して示しており、主制御装置(CP
U)21はポリゴンモータ制御部(PMC)22に対
し、16ビツトタイマ23の矩形波レートジエネレータ
モードによつて発生させる、モータ回転数の基準となる
基準クロツクを送信する。この基準クロツクを変化させ
ると、PMC22の制御によりポリゴンミラー2を回転
駆動する図示しないポリゴンモータの回転数が変化す
る。このことはプリンタ装置の書き込み密度を変化させ
るのに有効である。例えば、400dpiの書き込み密
度の時基準クロツクの周波数を4.6KHz、300d
piの時、240dpiの時、と順に周波数を変化させ
ることにより、画像情報源の密度に応じてポリゴンモー
タの回転速度を変化させることができるから、フレーム
メモリを用いることなく、また、記録画像にひずみを生
じない画像形成を行わせることができる。
【0019】一方、CPU21からポリゴンモータのス
タート・ストツプ信号を送信し、ポリゴンモータの回転
開始および停止を指令する。画像情報は、デジタルスキ
ヤナデータや、ホストコンピユータデータまたはフアク
シミリ受信データ等の画像データであり、これらは例え
ば、4ビツト(16階調)のデジタルデータで構成され
る。画像データの転送スピードを制御するための転送ク
ロツクは画像情報と共にビデオ制御ゲートアレイ24に
入力される。
【0020】画像情報の転送スピードとLD駆動部25
のオン/オフによつて感光体ドラム3に書き込む書込ス
ピードとは同一でないのが通常であるため、書込みクロ
ツクを別に発生させてビデオ制御ゲートアレイ24に入
力させる。さらに、感光体ドラム3に書き込む1ライン
毎にそれぞれ1ライン分の画像データを記憶できるRA
M(1)26,RAM(2)27の2つのRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)を有して、トグルバツフアリング
を行う。これは、送られてきた初めの1ライン分は転送
クロツクに従つてRAM(1)26に書き込み、次のラ
インはRAM(2)27に書き込ませると同時に、RA
M(1)26の内容を書き込みクロツクのスピードに合
わせて読み出し、次にRAM(2)27の内容を読み出
す操作を繰り返すことによつて転送クロツクと書き込み
クロツクのスピード差を調整するものである。
【0021】書き込みクロツクに従つて読み出された画
像データは、1ドツトの時間内を15段階にパルス幅変
調されたLD点灯信号に変換される。これによつて画像
データ(濃淡情報)毎に1ドツトの濃淡を表現できる。
次に、書き出し位置を一定にするために、感光体ドラム
3近傍に置かれた同期検知器8から出力される同期検知
信号の働きについて説明する。ビデオ制御ゲートアレイ
24は、内部に書込みクロツクをカウントする主走査カ
ウンタを備えており、同期検知器8による同期検知を行
わせるカウンタ値の時に、LD1を強制点灯し、同期検
知器8にそのレーザ光を通過照射させる。この時のレー
ザ光の受光によつて光信号から電気信号に変換された同
期検知信号がビデオ制御ゲートアレイ24に入力する。
ゲートアレイ24はこの同期検知信号が入つた時の主走
査カウンタのカウンタ値を後述するキヤプチヤレジスタ
に記録し、主走査カウンタをクリアし、再度、書込みク
ロツクのカウントを開始させる動作を繰り返す。
【0022】ビデオ制御ゲートアレイ24内部の主走査
カウンタ周辺部の回路構成を図4に示す。主走査カウン
タ31は同期検知信号によりクリアされると共に、その
時のカウンタ値がキヤプチヤレジスタ32に出力され記
録される。CPU21より設定されるレジスタ33〔強
制点灯(アドレス)33a、書き込み開始(アドレス)
33b、同期検知(アドレス最大)33c、同期検知
(アドレス最小)33d〕は予め設定された値を登録し
ている。
【0023】まず、ポリゴンモータが通常回転している
時に、同期検知器8をレーザ光ビームが通過すると思わ
れる強制点灯(アドレス)33aの設定値以上のカウン
タ値になると(コンパレータ34によるA≦Bの判
断)、LD1は強制点灯され、それによつて同期検知器
8から同期検知信号が発生する。ポリゴンモータが回転
を開始したばかりの時点では、定常回転時よりも同期検
知信号を検知するまでの時間が長く、同期検知(アドレ
ス最大)33cの設定値より大きなカウンタ値がキヤプ
チヤレジスタ32に記録されているためコンパレータ3
6の出力はローになり、ポリゴンロツク信号はハイ状態
にならない。ポリゴンモータが定常回転になると、同期
検知(アドレス最大)33c、同期検知(アドレス最
小)33dに登録されているカウンタ値の中にキヤプチ
ヤされたカウンタ値が入るため、ポリゴンモータロツク
状態を表すポリゴンロツク信号がCPU21に発せられ
る(コンパレータ36のA≧B,コンパレータ37のA
≦B、アンド回路38による判断)。
【0024】書き込み密度を変える時は、まず書き込み
クロツクを変え(複数個の発振器への接続を切り替え
る)、ポリゴンモータの基準クロツクを変え、強制点灯
(アドレス)33a、書き込み開始(アドレス)33
b、同期検知(アドレス最大)33c、同期検知(アド
レス最小)33dを書き換え、ポリゴンモータを回転開
始させる。書き込み密度が変わると同期検知の周期も変
えなければならないため、本実施例のように、同期検知
の周期の範囲をCPU21から設定できることは有効で
あり、また同期検知周期の最大、最小を設定して同期検
知範囲を可変にすることで、許容範囲内におけるポリゴ
ンモータの回転のふらつきを吸収した同期検知制御が可
能である。
【0025】また、ポリゴンモータを長時間使用し、耐
久寿命に近くなると回転が不安定になり、時々ロツクは
ずれを起こすようになる。CPU21へ入力されたポリ
ゴンモータロツク信号を、CPU21によつてある一定
時間(10msec程度)毎に検査し、ロツクはずれし
ていないか検出することもできるが、この検査間隔で発
生したロツクはずれを見逃すこともある。そこで、ロツ
クはずれ対策をCPU21の割り込み処理とすることも
できるが、そのための割込要因(CPUに対する)が増
え、それを取り込むためのハードウエアが必要になり、
割り込み処理も複雑になる。従つて、ポリゴンモータロ
ツク信号を検査するための信号に基づいてロツクはずれ
を検知し、ある回数ロツクはずれを起こしたら、ロツク
はずれ状態をラツチし、CPU21にロツクはずれ信号
を発する構成とすることができる。
【0026】図5にそのような構成のロツクはずれ検査
回路を示す。CPU21はポリゴンモータの回転を開始
させた後、時々ポリゴンモータロツク信号を検査して監
視を行う。ポリゴンモータロツク信号がロツク状態にな
つたら、予め設定されたロツクはずれカウント回数をダ
ウンカウンタ41にロードする信号を発する。ポリゴン
モータロツク信号がロツクはずれ状態になると発生する
クロツクをダウンカウンタ41がカウントし、カウント
ダウンする。ロツクがはずれつぱなしになつた時でも、
同期検知信号がオア回路42を介して、ダウンカウンタ
41のクロツク信号として加わるので、やはりカウント
ダウンされる。予め設定されたロツクはずれカウント回
数以上ロツクはずれ時のクロツクをカウントするとパル
ス信号が発生し、CPU21へロツクはずれ信号として
出力される。ロツクはずれ信号は反転されて、クロツク
と共にアンド回路を介して帰還されるので、ロツクはず
れ信号が出力された後は、ダウンカウンタ41にクロツ
クが入力されないため、ロツクはずれ状態はラツチさ
れ、CPU21はこのロツクはずれ信号を検査すること
により必ず認識できる。
【0027】また、ある一定時間毎に前記ロツク信号が
ロツクはずれ状態になつていないことを確認し、ロード
端子を再度ロードにすることによつてロツクはずれカウ
ントが累積しないためポリゴンモータの完全な劣化状態
の時だけロツクはずれ状態を検知するようにすることが
できる。つまり、ある一定期間中に、ある回数ロツクは
ずれを生じた時にのみポリゴンモータの寿命として検出
することができる。
【0028】次に、本発明のポリゴンモータの立ち上げ
制御について説明する。本実施例では図4におけるキヤ
プチヤレジスタ32の記録内容をCPU21がリード可
能になつている。CPU21は電源投入時にPMC22
に目標回転数に応じた基準クロツクを与え、ポリゴンモ
ータを回転開始させる。その後、CPU21の内部タイ
マ(インターバルタイマ)によつてある一定周期(例え
ば100ミリ秒)ごとに割り込み処理を発生させ、その
度にキヤプチヤレジスタ32の記録内容を読み取る。
【0029】この動作はポリゴンモータの回転開始直後
に行つてもよいし、例えばポリゴンモータがロツクする
まで6秒程度かかる場合は、回転開始後3秒程度経過し
てから行つてもよい。CPU21は読み取つたキヤプチ
ヤレジスタ32の記録内容を全てワークRAM上にポリ
ゴンモータがロツクするまで記録する。
【0030】以後の説明において、給紙を開始してから
転写紙がレジストローラ18に達するまでに2.5秒掛
かるものと仮定する。LD1による書き込み動作はこの
レジストローラ18に転写紙が到達した後に開始させる
と共に、感光体12上の書き込み位置と転写紙の先端が
合うようにレジストローラ18の回転を開始させ、顕画
像を転写紙に転写させる。
【0031】まず、待機時にポリゴンモータを停止させ
ている場合の立ち上げ制御を説明する。CPU21はキ
ヤプチヤレジスタ32の記録内容を検索し、ロツク状態
になる2.5秒前のキヤプチヤレジスタ32の内容をチ
エツクしておく。CPU21はプリント動作を開始する
トリガ(例えば、デジタル複写機であれば操作部のコピ
ースタートボタンの押下による指令)を得るとポリゴン
モータを回転開始させ、ある一定期間(100ミリ秒)
ごとにインターバルタイマ割み込み処理を発生させ、そ
の度にキヤプチヤレジスタ32をチエツクし記録内容を
ワークRAMに記録する。
【0032】この値がロツク2.5秒前にチエツクした
記録データより小さな値となつたら給紙を開始する。こ
の時点からLD1による書き込みを開始する、即ち、転
写紙がレジストローラ18に到達するまで2.5秒ある
ため、レジストローラ18に転写紙が到達した時点で
は、ポリゴンモータは既にロツクしている。CPU21
は電源投入時にも同様に、ポリゴンモータがロツクする
までキヤプチヤレジスタ32の記録内容をワークRAM
上に記録する。
【0033】つまり、待機状態からプリント動作を開始
するごとにポリゴンモータがロツクするまでのキヤプチ
ヤレジスタ32の内容を記録するワークRAMの内容が
更新される。従つて、ポリゴンモータがロツクするまで
の時間が経時変化しても正常なプリント動作が保証され
る。
【0034】次に、待機中にポリゴンモータを回転させ
る場合の立ち上げ制御を説明する。フアーストコピー時
間を短縮するために、待機時にロツク状態になる2.5
秒前のキヤプチヤレジスタ32の記録内容に相当する回
転速度でポリゴンモータを回転させ(即ち、その回転数
に相当する基準クロツクを与える)、プリント動作開始
時に給紙と同時にプリントする際の目標回転数に相当す
る基準クロツクを与え、ポリゴンモータを回転させる。
これによつてポリゴンモータがロツクするまでの時間
を、給紙からレジストローラ18に到達するまでの時間
に吸収させることができる。
【0035】上述の実施例の説明において、待機中にポ
リゴンモータを停止させておく場合も、2.5秒後にロ
ツクする回転数に落とす場合も、1段目の給紙段からの
給紙を行う動作を前提として述べたが、給紙段が2〜4
段ある場合はそれぞれの給紙段からの給紙開始〜レジス
ト送り開始までの時間が異なるため、選択された(プリ
ンタであればホストコンピユータ、デジタル複写機であ
れば操作部よる選択)給紙段に対応した時間で立ち上げ
処理するようにしても良い。
【0036】本実施例ではポリゴンモータがロツクする
までの時間を6秒として説明したが、これは目標回転数
に対応する基準クロツクをポリゴンモータ制御部22に
与えた場合のことであり、他の制御方法によりロツクす
るまでの時間をもつと早めることもできる。即ち、基準
クロツクを目標回転数よりも高い回転数のクロツクに
し、ポリゴンモータを回転開始させる。
【0037】その後、一定周期でキヤプチヤレジスタ3
2の記録値を監視し、目標回転数に相当する同期検知周
期のある割合(例えば80%)になつたら、実際の目標
回転数に相当する基準クロツクに切り替える。これによ
つてポリゴンモータのロツクまでの時間を短くすること
ができ、また、給紙開始〜レジスト送り開始間の時間に
吸収させる方法も同様に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像形成
動作開始時、用紙の給紙開始からレジストローラへの到
達時間内にポリゴンモータがロツク状態に達するタイミ
ングで給紙動作を行うようにしたので、ポリゴンモータ
の装置分のばらつきや経時劣化に対しても精度よくフア
ーストコピー時間を早めることができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、画像形成動
作を行わない時、給紙開始からレジスト送り開始までの
時間でロツク状態に達する同期検知信号の周期に対応し
た基準クロツクでポリゴンモータを回転させるため、画
像形成動作開始時にポリゴンモータがロツク状態に達す
るまでの時間がフアーストコピー時間に含まれず、結果
的にフアーストコピー時間を早めることができると共
に、ポリゴンモータの早期劣化を防止できる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、選択された
用紙収納部によつて給紙開始のタイミングを変えるの
で、ポリゴンモータがロツク状態に達するまでの時間を
無駄なく給紙時間に吸収することができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、選択された
用紙収納部によつて画像形成待機中のポリゴンモータの
回転数を変えるので、ポリゴンモータがロツク状態に達
するまでの時間を無駄なく給紙時間に吸収することがで
きる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、目標回転数
よりも高い回転数に相当する基準クロツクをポリゴンモ
ータに与えて回転開始させ、キヤプチヤレジスタの値が
目標回転数に対応した周期のある割合に達したら、目標
回転数に相当する基準クロツクに切り換えるようにした
ので、ロツク状態に達するまでの時間を短縮し、フアー
ストコピー時間を早めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体レーザを用いた書
込光学系のを示す斜視図である。
【図2】半導体レーザを用いた書込光学系を備えた本発
明の実施例のプリンタ装置の構成図である。
【図3】プリンタ装置の全体制御ブロツク図である。
【図4】主走査カウンタ周辺部の詳細回路ブロツク図で
ある。
【図5】ロツクはずれ検査回路を示すブロツク図であ
る。
【図6】従来例に係るポリゴンモータ制御ブロツク図で
ある。
【符号の説明】
2 ポリゴンミラー 3 感光体ドラム 8 同期検知器 17 給紙ローラ 18 レジストローラ 21 CPU 22 ポリゴンモータ制御部 31 主走査カウンタ 32 キヤプチヤレジスタ 33 レジスタ 34,35,36,37 コンパレータ 50 ポリゴンモータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリゴンスキヤナを用いてレーザビーム
    により感光体上に静電潜像の書き込みを行う画像形成装
    置において、書き込み開始位置を一定にするため画像形
    成領域外でレーザビームを検知する同期検知器と、該同
    期検知器より出力される同期検知信号によりカウントの
    開始及びクリアが行われる主走査方向カウンタと、該主
    走査方向カウンタがクリアされた時のカウンタ値を一時
    記録するキヤプチヤレジスタと、ポリゴンモータが設定
    された範囲の回転数で回転するロツク状態にあることを
    検出する検出手段と、前記ポリゴンモータを回転開始さ
    せてからロツク状態に達するまでの前記キヤプチヤレジ
    スタの記録内容をある周期で記憶する記憶手段と、画像
    形成動作開始時、停止状態にあつた前記ポリゴンモータ
    の回転を開始させ、前記キヤプチヤレジスタのカウンタ
    値を調べて、給紙開始から書き込み開始までの時間で前
    記ロツク状態に達する前記キヤプチヤレジスタのカウン
    タ値よりも、前記記憶手段に記憶されたカウンタ値が小
    さくなつた時、転写紙の給紙を開始させる制御を行う制
    御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 ポリゴンスキヤナを用いてレーザビーム
    により感光体上に静電潜像の書き込みを行う画像形成装
    置において、書き込み開始位置を一定にするため画像形
    成領域外でレーザビームを検知する同期検知器と、該同
    期検知器より出力される同期検知信号によりカウントの
    開始及びクリアが行われる主走査方向カウンタと、該主
    走査方向カウンタがクリアされた時のカウンタ値を一時
    記録するキヤプチヤレジスタと、ポリゴンモータが設定
    された範囲の回転数で回転するロツク状態にあることを
    検出する検出手段と、給紙開始から書き込み開始までの
    時間で前記ロツク状態に達する前記キヤプチヤレジスタ
    のカウンタ値になるような前記ポリゴンモータの回転数
    を規定する基準クロツクを予測し、画像形成動作を行わ
    ない時、その基準クロツクに従つた回転数で前記ポリゴ
    ンモータを回転させるよう制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、制御手段は給
    紙距離の異なる用紙収納部が選択された時、それに応じ
    て給紙開始タイミングを変える制御を行うことを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の記載において、制御手段は給
    紙距離の異なる用紙収納部が選択された時、それに応じ
    て前記ポリゴンモータの回転数を規定する基準クロツク
    を変える制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2の記載において、制御
    手段は画像形成動作開始時、前記ポリゴンモータの回転
    数を規定する基準クロツクを、当初、目標回転数よりも
    高い回転数となる周波数に設定し、回転開始後、前記キ
    ヤプチヤレジスタのカウンタ値が、目標回転数に対応す
    る前記キヤプチヤレジスタのカウンタ値の所定の割合に
    達したら、目標回転数に対応する基準クロツクに切り換
    える制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093948A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US9170540B2 (en) 2013-12-11 2015-10-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and method to determine an operation start time point of a photoconductor driving unit

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