JP2002283616A - 画像形成装置と画像形成装置のレーザダイオード制御方法 - Google Patents

画像形成装置と画像形成装置のレーザダイオード制御方法

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JP2002283616A
JP2002283616A JP2001085291A JP2001085291A JP2002283616A JP 2002283616 A JP2002283616 A JP 2002283616A JP 2001085291 A JP2001085291 A JP 2001085291A JP 2001085291 A JP2001085291 A JP 2001085291A JP 2002283616 A JP2002283616 A JP 2002283616A
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laser diode
synchronization detection
clock
scanning line
polygon motor
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Yoshiaki Kawai
義昭 川合
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素密度変更時に、次走査ラインの同期検知
信号検出のLD強制発光タイミングを制御する追従モー
ドにより、同期検知信号を確実に検出する。 【解決手段】 600dpiから400dpi移行時、
600dpiのプロット終了するで、通常モードから
追従モードの変更により、同期検知カウンタの値(M)
とレジスタに保持する前走査ラインのカウント値(M
0)から差(ΔM)を計算、次走査ラインのC期間の設
定値は、前走査ラインの設定値C0から(C0+ΔM)
に設定する。追従モードので、ポリゴンモータのクロ
ックを400dpiに切り換えると、1ラインの走査時
間は徐々に長くなり、400dpiの走査時間に安定す
る。このC期間の設定値に前走査ラインとの走査時間の
変化量ΔMを反映するので、余計な期間(感光体上)で
LDの発光はなく。ポリゴンモータの回転数の安定時点
ので、通常モードに切り換えて画素クロックと主走査
ステートカウンタの設定値も400dpiの設定値と
し、次走査ラインから400dpiの動作に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置,デジタル複写機,レーザプリンタ、これらの各機能
を有する複合機等の画像形成装置に係り、光学系レーザ
ビームの光源を用いた電子写真方式の画像形成装置と画
像形成装置のレーザダイオード制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像形成装置は、レーザ
ダイオード(以下、LDという)等のレーザ光源より出
射されるレーザビームを、ポリゴンモータで回転される
ポリゴンミラーにより走査すると共にレーザビームを結
像光学系により、非走査面である感光体にレーザスポッ
トとして結像する光書込部を備え、帯電手段により感光
体を帯電し、前記光書込部による光書き込みにより静電
潜像を形成し、この静電潜像を現像手段の現像剤(トナ
ー等)により現像して顕像化し、この顕像を転写手段に
より記録紙等の転写材に転写した転写画像を定着手段に
より定着してプリントや複写画像を得る。これら電子写
真プロセスを用いた画像形成装置が知られており、ファ
クシミリ装置,レーザプリンタ,デジタル複写機等とし
て製品化されている。
【0003】近年、レーザプリンタをはじめとするレー
ザ走査の光学系を有する画像形成装置には、高密度化、
高速化の要求が強くなってきている。この高密度化、高
速化の要求に応えるため、従来の画像形成装置において
は、ページ間で画素密度を変化させるとポリゴンモータ
の回転数が安定するまでの間は、次走査ラインの同期検
知信号を検出するためのLD強制発光位置が所望の位置
からずれてしまい、不要な走査ラインで感光体上を露光
してしまい、転写ローラの汚れ、記録紙の汚れにつなが
ってしまう。
【0004】これらの問題を解決するために、特開平9
−6151号公報には、画像書き込み以外のタイミング
で画像書き込み手段に同期検知のための光書き込みを行
わせる画像形成装置において、この書き込みによって形
成された潜像が対向するとき現像器を離間させてトナー
が付着するのを防止することが記載されている。
【0005】また、特開平10−319331号公報で
は、レーザ光源を用いた走査光学系を備えた画像形成装
置において、走査手段停止時から最初の同期信号を得る
ためにレーザ光源を点灯する際に、光強度を静電潜像が
顕像化するための最小光強度より小さく、同期信号を得
るために必要な最小光強度より大きくし、不要な露光走
査ラインによる静電潜像の顕像化を防止することが記載
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の画像形成装置は、不要な露光を行う走査ライ
ンでは現像をOFFする等の制御を実施すれば良いが、
この制御を行ってもトナーの付着量を少なくすることは
できるが、完全になくすことはできない。
【0007】また、特開平9−6151号公報のように
現像器を離間させる構成にすれば回避することができる
が、これを実施するための構成を必要としコストアップ
となってしまう。さらに、特開平10−319331号
公報のようにLDの光強度を調整すれば回避できるが、
静電潜像が顕像化するための最小光強度の方が、同期検
知信号を発生させるために必要な最小光強度よりも小さ
い場合には回避することができないという問題があっ
た。
【0008】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ことに指向するものであり、ページ間で画素密度の変更
に伴う設定切り換え時に、次走査ラインの同期検知信号
を検出するためのLD強制発光タイミングを制御する追
従モードにより、同期検知信号を確実に検出できる画像
形成装置と画像形成装置のレーザダイオード制御方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る画像形成装置と画像形成装置のレーザ
ダイオード制御方法における画像形成装置は、プロッタ
の副走査ラインを走査するポリゴンモータの回転数と、
画像データの転送速度を決定する画素クロックの周波数
とを可変にすることにより複数の画素密度でレーザビー
ムを走査する画像形成装置において、入力クロックに応
じて回転数を可変にするポリゴンモータと、ポリゴンモ
ータへのクロックを生成するポリゴンモータクロック発
生手段と、基準高周波クロックを画素密度に応じた周波
数のクロックに分周する画素クロック発生手段と、レー
ザダイオードの走査ライン上に配置された同期検知手段
と、同期検知手段で発生した同期検知信号をトリガにし
て記憶手段に設定した値によって主走査方向の各ステー
ト毎のレーザダイオード発光を制御する主走査ステート
カウンタと、同期検知信号の検出から次の同期検知信号
の検出までの期間を計測する同期検知カウンタと、同期
検知カウンタ値を保持するレジスタとを備え、現走査ラ
インの同期検知カウンタ値と前走査ラインの同期検知カ
ウンタ値との差を計算し、この差に基づいて次の同期検
知信号を得るためのレーザダイオード強制発光タイミン
グを制御する追従モードと、記憶手段に設定した値に基
づいてレーザダイオード発光を制御する通常モードとを
有することを特徴とする。
【0010】また、プロッタの副走査ラインを走査する
ポリゴンモータの回転数と、画像データの転送速度を決
定する画素クロックの周波数とを可変にすることによ
り、複数の画素密度でレーザビームを走査する画像形成
装置において、入力クロックに応じて回転数を可変にす
るポリゴンモータと、ポリゴンモータへのクロックを生
成するポリゴンモータクロック発生手段と、基準高周波
クロックを画素密度に応じた周波数のクロックに分周す
る画素クロック発生手段と、レーザダイオードの走査ラ
イン上に配置された同期検知手段と、同期検知手段で発
生した同期検知信号をトリガにして記憶手段に設定した
値によって主走査方向の各ステート毎のレーザダイオー
ド発光を制御する主走査ステートカウンタと、次の同期
検知信号を得るためのレーザダイオード強制発光期間の
主走査ステートカウンタ値を保持するレジスタとを備
え、現走査ラインのレーザダイオード強制発光期間と前
走査ラインのレーザダイオード強制発光期間との差を計
算し、この差に基づいて次の同期検知信号を得るための
レーザダイオード強制発光タイミングを制御する追従モ
ードと、記憶手段に設定した値に基づいてレーザダイオ
ード発光を制御する通常モードとを有することを特徴と
する。
【0011】また、前記追従モード時に、ポリゴンモー
タからの定常回転状態を示すロック信号の検出により通
常モードに移行すること、または、ライン走査時間の変
化量が規定値以下の値に収まった時に通常モードに移行
することを特徴とする。
【0012】また、画像形成装置のレーザダイオード制
御方法は、プロッタの副走査ラインを走査するポリゴン
モータの回転数と、画像データの転送速度を決定する画
素クロックの周波数とを可変にすることにより複数の画
素密度でレーザビームを走査する画像形成装置のレーザ
ダイオード制御方法において、記憶手段に設定した値に
基づいてレーザダイオード発光を制御する通常モード時
の画素密度変更に伴い、レーザダイオードの走査ライン
上に配置された同期検知手段において発生した同期検知
信号を検出し、次の同期検知信号の検出までの期間を同
期検知カウンタにより計測し、同期検知カウンタ値をレ
ジスタに保持し、同期検知カウンタ値の現走査ラインと
前走査ラインとの差を計算し、この差に基づき次の同期
検知信号を得るためのレーザダイオード強制発光タイミ
ングを制御する追従モードに移行し、画素密度変更後に
通常モードとなることを特徴とする。
【0013】また、プロッタの副走査ラインを走査する
ポリゴンモータの回転数と、画像データの転送速度を決
定する画素クロックの周波数とを可変にすることにより
複数の画素密度でレーザビームを走査する画像形成装置
のレーザダイオード制御方法において、記憶手段に設定
した値に基づいてレーザダイオード発光を制御する通常
モード時の画素密度変更に伴い、レーザダイオードの走
査ライン上に配置された同期検知手段で発生した同期検
知信号をトリガにして主走査方向の各ステート毎のレー
ザダイオード発光を制御する主走査ステートカウンタか
らのレーザダイオード強制発光期間の値をレジスタに保
持し、現走査ラインと前走査ラインのレーザダイオード
強制発光期間との差を計算し、この差に基づき次の同期
検知信号を得るためのレーザダイオード強制発光タイミ
ングを制御する追従モードに移行し、画素密度変更後に
通常モードとなることを特徴とする。
【0014】前記構成によれば、同期検知カウンタによ
って同期検知信号を検出してから次の同期検知信号を検
出するまでの期間を計測する追従モードにより、画素密
度変更を行うための切り換え時に感光体上を露光するこ
となく、同期検知信号を確実に検出できる。
【0015】また、画素クロックにより次走査ラインの
同期検知信号を検出するためのLD強制発光領域の期間
を計測する追従モードにより、画素密度変更を行うため
の切り換え時に感光体上を露光することがなく、同期検
知信号を確実に検出できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にお
ける実施の形態を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の実施の形態1における画像
形成装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示
すように、この画像形成装置は、この装置全体を制御す
るCPU1と、CPU1の制御用プログラムを格納した
ROM2と、装置の動作に関する各種のデータを格納す
る記憶手段のRAM3を有する。
【0018】また、装置の動作状態等の情報を表示する
LCD等のディスプレイと、ユーザが各種指示の入力操
作を行うキーボード等の入力キースイッチとを備えた操
作表示部4と、原稿の画像データを光学的に読み取る画
像読取部であるスキャナ部5と、記録紙に画像データを
印刷するレーザ記録のプロッタ部6と、記録紙をプロッ
タ部6へ給紙する給紙部7と、通信回線を介して相手フ
ァクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号の交換を
行い制御手段を実行する通信制御部8と、送信時には画
像情報を符号化(圧縮)し、受信時には符号化された画
像情報を原データに復号化(再生)する符号化復号化部
9と、スキャナ部5で読み取った画像データ或いはファ
クシミリ受信した画像データを印刷するためにページ単
位で画像データを蓄積するページメモリ10と、PC
(パーソナルコンピュータ)12から印刷要求の画像デ
ータをプロッタ部6に転送するプリンタコントローラ1
1を有する。
【0019】図2は本実施の形態1における画像形成装
置のプロッタ部分の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画素クロック発生部13は高周波ク
ロックを分周して後述する同期検知信号に同期させた画
素クロック(WCLK)を発生させ、主走査ステートカ
ウンタ14は同期検知信号をトリガにして主走査方向の
各ステート(画像データ領域外、画像データ領域、同期
検知領域等)を作成するカウンタであり、画素密度及び
記録用紙幅に応じてRAM3に設定された各ステート値
をカウントし、LD18をON/OFFさせる制御信号
(主走査カウンタ出力)を出力する。
【0020】同期検知部20はLD18の走査ライン上
に設けられ、LDが同期検知部20を走査した期間に同
期検知信号(パルス信号)を出力して、同期検知カウン
タ21は、この同期検知信号が検出されてから次走査ラ
インの同期検知信号を検出するまでの期間、画素クロッ
ク(WCLK)をカウントし、結果をレジスタ22に保
持する。
【0021】また、ポリゴンモータ19は入力されるポ
リゴンモータクロック(PMCLK)の周波数に応じた
回転数で回転し、副走査の走査ライン間隔をレーザビー
ムを走査する画素密度に応じて変更でき、ポリゴンモー
タクロック発生部16のポリゴンモータクロック(PM
CLK)を高周波クロックから分周して作成する。
【0022】通信制御部8を介して受信した画像デー
タ、またはスキャナ部5で読み取った画像データは、ペ
ージメモリ10に蓄積され、プロットデータ制御部15
では、パラレル画像データを書き込み1ラインの同期信
号である同期検知信号、画素クロックに同期させてシリ
アル画像データに変換する。その際、スムージング処理
等の画像処理を施し、主走査ステートカウンタ14から
出力の画像データ領域期間でプロットデータ(LDDA
T)としてLDドライブ部17に出力し、そのプロット
データ(LDDAT)に従ってLD18を発光させ、図
示せぬ感光体上に露光する。画像データ領域以外の期間
では主走査ステートカウンタ14の出力に従って、LD
18はON/OFF制御される。
【0023】また、PC12から印刷要求の画像データ
はプリンタコントローラ11でキャラクタデータからビ
ットマップデータに変換され、プリンタコントローラ1
1内部のページメモリ(図示せず)に展開し、規定のタ
イミングでプロットデータ制御部15に転送され、主走
査ステートカウンタ14の出力の画像データ領域期間で
プロットデータとしてLDドライブ部17に出力され
る。以下同様の動作で印刷される。
【0024】図3はプロッタの主走査1ラインのタイミ
ングチャートであり、これを用いて図2を参照しながら
主走査1ラインの動作を説明する。プロッタの主走査1
ラインには、同期検知信号をトリガとしてA〜Dのステ
ート(期間)がある。Bは画像データ領域、Dは同期検
知信号を検知するためのLD強制発光領域であり、B,
Dの期間でLDが発光する。但し、B期間はプロット
(作図)する画像データがある場合に限り、その画像デ
ータに応じて、LDをON/OFFさせる。それ以外の
A,Cの期間ではレーザダイオードは消灯する。
【0025】RAM3には予め各ステートの値(A〜
C)が設定されており、同期検知信号(s1)が検出さ
れると(図3では信号の立ち上がりを検出)、主走査ス
テートカウンタ14は画素クロックをA回カウントす
る。A回カウントした後、次はB期間で画素クロックを
B回カウントする。同様にC期間で画素クロックをC回
カウントした後に、次走査ラインの同期検知信号(s
2)を得るためにLDを強制発光し、カウンタを動かし
ながら次の同期検知信号(s2)を待つ。
【0026】同期検知信号(s2)が検出されると、前
述の動作を繰り返し行う。同期検知カウンタ21は、同
期検知信号(s1)が検出されてから次走査ラインの同
期検知信号(s2)が検出するまでの期間をカウント
し、走査ラインごとに結果(M)をレジスタ22に保持
している。
【0027】次に、本実施の形態1の動作について図
2,3を参照しながら説明する。いま、画像形成装置が
400dpiと600dpiの2種類の画素密度でレー
ザビームを走査する例として、複写,ファクシミリ受信
時は400dpiでレーザビームを走査し、プリンタ時
は600dpiでレーザビームを走査する場合があると
する。その場合に、副走査方向の走査速度は感光体の線
速を変えずに、ポリゴンモータ19の回転数を400:
600の比で変化させることで行うものとする。また、
画素クロックの周波数は画素クロック発生部13で40
0^2:600^2の比で変化させることになる。1走
査ラインの長さは400dpi時も600dpi時も変
化しないので、主走査ステートカウンタ14の各ステー
トの設定値も400:600の比で変化させる。
【0028】ここで、複数枚の連続出力を行なっている
途中で画素密度の変更があった場合を考える。例えば、
600dpiでプリンタ動作をしている最中に、ファク
シミリ受信を受けたり、割り込みで複写をする場合にそ
ちらを優先し、400dpiに切り換えてレーザビーム
を走査(印刷)することがある。この印刷の動作を60
0dpiから400dpiに切り換えるには、画素クロ
ックの設定,ポリゴンモータクロックの設定,主走査ス
テートカウンタの設定を、600dpiの設定から40
0dpiの設定に切り換えることになる。
【0029】画素密度の切り換えはページ間で行われる
が、ポリゴンモータ19を回転させながら、かつ電子写
真プロセス(帯電、現像、転写等)の制御を通常のペー
ジ間と同様の制御で実施することが、最もタイムロスを
少なくする方法である。画素クロックと主走査ステート
カウンタ14の設定は、CPU1がセットした後の最初
の同期検知信号ですぐに有効になるが、ポリゴンモータ
19の回転はポリゴンモータクロックを切り換えても、
瞬時には400dpiの回転数に移行せず、徐々に40
0dpiの回転数に近づいていく。このため、ポリゴン
モータの回転数が安定するまでは、主走査ステートカウ
ンタ14で作られるD期間(次走査ラインの同期検知用
LD強制発光領域)の開始位置が本来の位置とはずれて
しまい、同期検知信号が検出できない走査ラインがで
き、その結果、感光体上に露光してしまう場合がある。
この露光された部分にはトナーが付着するので、例えば
転写手段に転写ローラ等を用いた電子写真プロセスの場
合は、転写ローラに直接トナーが付着し、転写ローラの
汚れ、ひいては記録紙の汚れ等につながる恐れがある。
【0030】図4は本実施の形態1における600dp
iから400dpiに移行する時の切り換え動作を説明
する図である。図4において、通常モードA〜Dの各期
間におけるA1〜D1は600dpi、A2〜D2は4
00dpiのRAMの設定値であり、横軸に主走査方向
の時間、縦軸に副走査方向の時間の流れを示している。
また、横軸の左端が現走査ラインの同期検知信号を検出
した位置である。600dpiのプロットが終了する
と、の位置までは画素クロック、ポリゴンモータクロ
ック、主走査ステートカウンタの設定値は600dpi
の設定のままなので、600dpi時の主走査ステート
カウンタの各設定値をA1、B1、C1とすると、次走
査ラインの同期検知用のLD強制発光の開始位置は、現
走査ラインの同期信号が検出されてから、A1+B1+
C1後の位置となる。
【0031】図4に示すの位置で、通常モード(60
0dpi)から追従モードに動作モードが変更される
と、同期検知カウンタ21でカウントした値(M)とレ
ジスタ22に保持されている前走査ラインのカウント値
(M0)から差(ΔM)を計算し、次走査ラインのC期
間のステートカウンタの設定値は前走査ラインで設定し
た設定値をC0とすると、(C0+ΔM)を設定する。
ポリゴンモータ19の回転数が安定している場合には、
ΔMはほぼゼロになるので、(C0+ΔM)はC1にほ
ぼ等しくなる。
【0032】追従モードのままの位置で、ポリゴンモ
ータ19のクロックを400dpiのクロックに切り換
えると、ポリゴンモータ19の回転数は徐々に遅くな
り、1ラインの走査時間は徐々に長くなり、ある時点で
400dpiの走査時間に安定する。この追従モードと
することにより、C期間の設定値に前走査ラインとの走
査時間の変化量ΔMを反映するので、余計な期間(感光
体上)でLD18を発光させることはない。
【0033】ポリゴンモータ19の回転数が安定した時
点のの位置で、通常モードに切り換え、画素クロック
と主走査ステートカウンタ14の設定値も400dpi
の設定値にすれば、次走査ラインから反映され、400
dpiの動作に移行できるので、画素密度の切り換えに
よって、感光体上をLD18が露光することはない。
【0034】の位置の追従モードから通常モードへの
切り換えは、ポリゴンモータ19からのロック信号を検
出した時点や、ΔMが規定値以下になった時点で実施す
れば良い。
【0035】また、図5は400dpiから600dp
iに移行する時の切換動作を説明する図であるが、40
0dpi時の主走査ステートカウンタ14の各設定値を
A2、B2、C2とすると、図4と同様に通常モード
(400dpi)時はその値で動作し、の位置で追従
モードに切り換えるとC期間では(C0+ΔM)の設定
で動作する。の位置でポリゴンモータクロックを60
0dpiのクロックに切り換えると、ポリゴンモータの
回転数は徐々に速くなり、1ラインの走査時間は徐々に
短くなり、ある時点で600dpiの走査時間に安定す
る。この時、ΔMは負の値となる。ポリゴンモータ19
の回転数が安定した時点のの位置で、通常モードに切
り換え、画素クロックと主走査ステートカウンタの設定
値も600dpiの設定値にすれば、次走査ラインから
反映され、600dpiの動作に移行できる。
【0036】以上のことから、同期検知カウンタによっ
て同期検知信号を検出してから次の同期検知信号を検出
するまでの期間を計測する追従モードにより、画素密度
変更を行うための切り換え時に感光体上を露光すること
がない。
【0037】次に、図6は本発明の実施の形態2におけ
る画像形成装置のプロッタ部分の内部構成を示すブロッ
ク図である。ここで、前記実施の形態1を示す図2にお
いて説明した構成部材に対応し実質的に同等の機能を有
するものには同一の符号を付してこれを示す。
【0038】本実施の形態2において、実施の形態1の
図2示した構成の同期検知カウンタ21によって、同期
検知信号が検出されてから次走査ラインの同期検知信号
を検出するまでの期間、画素クロック(WCLK)をカ
ウントし、結果をレジスタ22に保持することに代え
て、レジスタ22には、主走査ステートカウンタ14で
カウントしたD期間のカウント値(D)を走査ラインご
とに保持する構成とする。
【0039】これによって、レジスタ22に保持された
前走査ラインのD期間のカウント値(D0)と現走査ラ
インのカウント値(D)から走査時間の変化量ΔDを求
め、追従モード時にはその値を用いて主走査ステートカ
ウンタ14のC期間を制御する。動作としては、実施の
形態1と同様であり、図4および図5の(ΔM)の部分
が(ΔD)に置き換わる。
【0040】以上のことから、画素クロックにより次走
査ラインの同期検知信号を検出するためのLD強制発光
領域の期間を計測する追従モードにより、画素密度変更
を行うための切り換え時に感光体上を露光することがな
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次走査ラインの同期検知信号を検出するためのLD強制
発光タイミングを制御する追従モードにより、ページ間
で画素密度の変更に伴う設定切り換え時にも感光体上を
露光することがなく、同期検知信号を確実に検出きると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像形成装置の
概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における画像形成装置の
プロッタ部分の内部構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1におけるプロッタの主走
査1ラインのタイミングチャート
【図4】本発明の実施の形態1における600dpiか
ら400dpiに移行する時の切り換え動作を説明する
【図5】本発明の実施の形態1における400dpiか
ら600dpiに移行する時の切り換え動作を説明する
【図6】本発明の実施の形態2における画像形成装置の
プロッタ部分の内部構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 操作表示部 5 スキャナ部 6 プロッタ部 7 給紙部 8 通信制御部 9 符号化復号化部 10 ページメモリ 11 プリンタコントローラ 12 PC 13 画素クロック発生部 14 主走査ステートカウンタ 15 プロットデータ制御部 16 ポリゴンモータクロック発生部 17 LDドライブ部 18 LD(レーザダイオード) 19 ポリゴンモータ 20 同期検知部 21 同期検知カウンタ 22 レジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロッタの副走査ラインを走査するポリ
    ゴンモータの回転数と、画像データの転送速度を決定す
    る画素クロックの周波数とを可変にすることにより複数
    の画素密度でレーザビームを走査する画像形成装置にお
    いて、 入力クロックに応じて回転数を可変にするポリゴンモー
    タと、前記ポリゴンモータへのクロックを生成するポリ
    ゴンモータクロック発生手段と、基準高周波クロックを
    画素密度に応じた周波数のクロックに分周する画素クロ
    ック発生手段と、レーザダイオードの走査ライン上に配
    置された同期検知手段と、前記同期検知手段で発生した
    同期検知信号をトリガにして記憶手段に設定した値によ
    って主走査方向の各ステート毎のレーザダイオード発光
    を制御する主走査ステートカウンタと、同期検知信号の
    検出から次の同期検知信号の検出までの期間を計測する
    同期検知カウンタと、前記同期検知カウンタ値を保持す
    るレジスタとを備え、 現走査ラインの同期検知カウンタ値と前走査ラインの同
    期検知カウンタ値との差を計算し、前記差に基づいて次
    の同期検知信号を得るためのレーザダイオード強制発光
    タイミングを制御する追従モードと、前記記憶手段に設
    定した値に基づいてレーザダイオード発光を制御する通
    常モードとを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 プロッタの副走査ラインを走査するポリ
    ゴンモータの回転数と、画像データの転送速度を決定す
    る画素クロックの周波数とを可変にすることにより複数
    の画素密度でレーザビームを走査する画像形成装置にお
    いて、 入力クロックに応じて回転数を可変にするポリゴンモー
    タと、前記ポリゴンモータへのクロックを生成するポリ
    ゴンモータクロック発生手段と、基準高周波クロックを
    画素密度に応じた周波数のクロックに分周する画素クロ
    ック発生手段と、レーザダイオードの走査ライン上に配
    置された同期検知手段と、前記同期検知手段で発生した
    同期検知信号をトリガにして記憶手段に設定した値によ
    って主走査方向の各ステート毎のレーザダイオード発光
    を制御する主走査ステートカウンタと、次の同期検知信
    号を得るためのレーザダイオード強制発光期間の前記主
    走査ステートカウンタ値を保持するレジスタとを備え、 現走査ラインのレーザダイオード強制発光期間と前走査
    ラインのレーザダイオード強制発光期間との差を計算
    し、前記差に基づいて次の同期検知信号を得るためのレ
    ーザダイオード強制発光タイミングを制御する追従モー
    ドと、前記記憶手段に設定した値に基づいてレーザダイ
    オード発光を制御する通常モードとを有することを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記追従モード時に、ポリゴンモータか
    らの定常回転状態を示すロック信号の検出により、通常
    モードに移行することを特徴とする請求項1または2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記追従モード時に、ライン走査時間の
    変化量が規定値以下の値に収まった時に、通常モードに
    移行することを特徴とする請求項1または2記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 プロッタの副走査ラインを走査するポリ
    ゴンモータの回転数と、画像データの転送速度を決定す
    る画素クロックの周波数とを可変にすることにより複数
    の画素密度でレーザビームを走査する画像形成装置のレ
    ーザダイオード制御方法において、 記憶手段に設定した値に基づいてレーザダイオード発光
    を制御する通常モード時の画素密度変更に伴い、レーザ
    ダイオードの走査ライン上に配置された同期検知手段に
    おいて発生した同期検知信号を検出し、次の同期検知信
    号の検出までの期間を同期検知カウンタにより計測し、
    前記同期検知カウンタ値をレジスタに保持し、前記同期
    検知カウンタ値の現走査ラインと前走査ラインとの差を
    計算し、前記差に基づき次の同期検知信号を得るための
    レーザダイオード強制発光タイミングを制御する追従モ
    ードに移行し、画素密度変更後に通常モードとなること
    を特徴とする画像形成装置のレーザダイオード制御方
    法。
  6. 【請求項6】 プロッタの副走査ラインを走査するポリ
    ゴンモータの回転数と、画像データの転送速度を決定す
    る画素クロックの周波数とを可変にすることにより複数
    の画素密度でレーザビームを走査する画像形成装置のレ
    ーザダイオード制御方法において、 記憶手段に設定した値に基づいてレーザダイオード発光
    を制御する通常モード時の画素密度変更に伴い、レーザ
    ダイオードの走査ライン上に配置された同期検知手段に
    おいて発生した同期検知信号をトリガにして主走査方向
    の各ステート毎のレーザダイオード発光を制御する主走
    査ステートカウンタからのレーザダイオード強制発光期
    間の値をレジスタに保持し、現走査ラインと前走査ライ
    ンのレーザダイオード強制発光期間との差を計算し、前
    記差に基づき次の同期検知信号を得るためのレーザダイ
    オード強制発光タイミングを制御する追従モードに移行
    し、画素密度変更後に通常モードとなることを特徴とす
    る画像形成装置のレーザダイオード制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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