JPH0553269A - 写真要素用新規イエローカプラー及び写真処理 - Google Patents

写真要素用新規イエローカプラー及び写真処理

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JPH0553269A
JPH0553269A JP4022206A JP2220692A JPH0553269A JP H0553269 A JPH0553269 A JP H0553269A JP 4022206 A JP4022206 A JP 4022206A JP 2220692 A JP2220692 A JP 2220692A JP H0553269 A JPH0553269 A JP H0553269A
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JP
Japan
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alkyl
group
aryl
couplers
coupler
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Application number
JP4022206A
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English (en)
Inventor
Philip T S Lau
テイー.エス.ラウ フイリツプ
Danny R Thompson
レイ トンプソン ダニー
Iii Frederick R Green
アール.グリーン,ザ サード フレデリツク
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/041,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes
    • C07D319/061,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes not condensed with other rings
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30511Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the releasing group
    • G03C7/305172-equivalent couplers, i.e. with a substitution on the coupling site being compulsory with the exception of halogen-substitution
    • G03C7/305352-equivalent couplers, i.e. with a substitution on the coupling site being compulsory with the exception of halogen-substitution having the coupling site not in rings of cyclic compounds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/36Couplers containing compounds with active methylene groups

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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規イエロー画像色素生成カプラーを提供す
る。 【構成】 新規イエロー画像色素生成カプラーは、活性
開鎖ケト−メチレン基、ケト−メチレン基に結合したア
ニリド基、並びにケト−メチレン基に結合した環状エー
テル基を含んでなる。環状エーテル基は2個の酸素原子
を含んでなる。アニリド基もしくは環状エーテル基のど
ちらかが、それが含有される層にカプラーを固定化でき
るバラスト基を担持してもよい。また、新規カプラーを
組み入れたカラー写真要素を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規アセトアニリドイ
エロー色素生成カプラー並びにそれらを含んで成るハロ
ゲン化銀写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】イエロー色素画像を提供する数多くのカ
プラー類が既知である。酸化された発色現像主薬との反
応上イエロー色素を生成するカプラー類は、典型的には
アシルアセトアニリド類である。それらは、例えば、B
ailey及びWilliamsの、「写真発色現像プ
ロセス(The Photographic Colo
r Development Process)」CH
EMISTRY OFSYNTHETIC DYES
(K.Venkataraman,ed.)、Acad
emic Press,Inc.New York及び
London,Vol.4,341(1971)に記載
されている。また、代表的なカプラー類が、米国特許第
2,298,443号、同2,407,210号、同
2,875,057号、同3,048,194号、同
3,265,506号、及び同3,447,928号明
細書、並びに「Farbkuppler−ein Li
teraturu bersicht」AGFA MI
TTEILUNGEN出版、Band III、112
〜126ページ(1961)に記載されている。
【0003】これらの化合物は、第一級芳香族アミノ現
像主薬の現像生成物と反応するカプラー化合物に共通の
カプリング官能基、官能基もしくは反応性基として反応
性メチレン基を含有する。反応性メチレンとは、カプリ
ング工程で反応性であるメチレン基のことである。例え
ば、メチレン基は、−CO−CH2 −CO−のように2
つの負中心の間に存在できる。
【0004】一般的には、2種のサブクラスのアセトア
ニリドイエローカプラー類が、カラー写真フィルム及び
ペーパー製品に用いられる。一方のサブクラスはピバロ
イルアセトアニリド原料に基づいており、もう一方は、
ベンゾイルアセトアニリド原料に基づいている。4当量
ピバロイルアセトアニリド−ベースカプラーは、高いpK
a を有し、pH10では容易にイオン化されない。従っ
て、一般的にはそれらは低いカプリング活性を有する。
この低いカプリング活性により、これらのカプラーはリ
バーサルフィルムで使用することは不適当であるとされ
ている。
【0005】リバーサルフィルムでは、画像色素の粒状
度に悪影響を与えることなく、生成物に使用される銀の
量を減少することはできない。従って、過剰の銀がいず
れの場合にも存在することになるとはいえ、リバーサル
フィルムの場合には4当量のカプラーを使用することが
有益である。これらのカプラーは、カプリング脱離基の
不在によって、より経済的に製造され、より少ない化学
的嵩を有する。この嵩の減少は、改良された光学的鮮鋭
さ用の薄膜を可能にする。更なる利点は、2当量カプラ
ーに関連することが多くそして処理溶液中でのカプリン
グ脱離基の蓄積によって生ずる処理スカムの排除であ
る。
【0006】通常の4当量イエローカプラー類は、リバ
ーサルフィルム製品での使用に際しては、充分なカプリ
ング活性を有さない。例えば、ピバロイルアセトアニリ
ド−ベースカプラー類は、リバーサルフィルムに使用し
た場合、反応性を増強したカプリング脱離基を必要とす
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、通常のイエ
ローピバロイルアセトアニリド−ベースカプラーにより
示される低いカプリング活性に関する課題を解決する。
それらの高いカプリング活性によって、本発明のカプラ
ーは、リバーサルフィルムに4当量イエローカプラーと
しても使用できる。本発明のカプラーは、安定であり、
カプリング脱離基を必要としても必要としなくても優れ
た色素生成能力を有し、そして良好な色相及び色素安定
性を有する。上記イエローカプラー類は、容易に入手可
能な出発材料より簡便かつ経済的に合成され、そして写
真特性、例えば色相及び色素安定性に影響を及ぼす多種
多様な置換基で置換してもよい。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のイエローカプラ
ー類は、活性開鎖ケト−メチレン基、ケト−メチレン基
に結合したアニリド基、並びに2個の酸素原子を含んで
成り上記ケト−メチレン基に結合した環状エーテル基を
含んで成る。本発明の好ましいカプラー類は、次式によ
り表わされる1,3−ジオキサン−5−カルボニルアセ
トアニリドカプラー類である。
【0009】
【化1】
【0010】上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異
なるものであって、水素、アルキル、シクロアルキル、
ビシクロアルキル、アリールもしくはバラスト基であ
り、R3 は、アルキル、アリール、アリールアルキルも
しくはバラスト基であり、Xは、水素もしくはカプリン
グ脱離基であり、Y及びR4 は、同一もしくは異なるも
のであって、水素、アルキル、O−アルキル、S−アル
キル、SO2 −アルキル、SO2NH−アルキル、SO
2 NH−アリール、NHCONH−アルキル、NHCO
NH−アリール、NHCO−アルキル、CO2 −アルキ
ル、O−アリール、SO2 −アリール、SO2 N(アル
キル)−アリール、NHCO−アリール、CO2 −アリ
ール、O(CH2 CH2 O)1-4 H、COOH、Cl、
F、CN、CF3 もしくはNO2 であり、あるいはR4
は、バラスト基であってもよく、そしてnは、0〜3で
ある。
【0011】本発明のカプラーを含んで成るカラー写真
要素は、この画像色素生成カプラーと組み合わさった少
なくとも1つの写真ハロゲン化銀乳剤層を担持する支持
体を含んで成る。
【0012】本発明の別の目的、特徴及び利点は、下記
詳細な説明により明らかとなるであろう。しかしなが
ら、詳細な説明及び本発明の好ましい態様に示されてい
る特定の例が、具体的な説明によって提示されていると
はいえ、本発明の精神及び範囲内で多様な変更及び修正
が、この詳細な説明により当業者らに明らかとなるであ
ろうことは、理解されるであろう。
【0013】本発明によるイエロー画像色素生成カプラ
ーは、活性開鎖ケト−メチレン基、ケト−メチレン基に
結合したアニリド基、並びにケト−メチレン基に結合し
た環状エーテル基を含んで成る。環状エーテル基は、2
個の酸素原子を含んで成る。アニリド基もしくは環状エ
ーテル基のどちらかは、バラスト基、すなわちそれが含
有される層にカプラーを固定化できる有機基、を含むこ
とができる。
【0014】本発明による好ましいアセトアニリドイエ
ローカプラーは、5−アルキル−5−ケト−1,3−ジ
オキサンアセトアニリド原料に基づいており、次式Iに
より示される。
【0015】
【化2】
【0016】上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異
なるものであって、水素、アルキル、シクロアルキル、
ビシクロアルキル、アリールもしくはバラスト基であ
り、R3 は、アルキル、アリール、アリールアルキルも
しくはバラスト基であり、Xは、水素もしくはカプリン
グ脱離基であり、Y及びR4 は、同一もしくは異なるも
のであって、水素、アルキル、O−アルキル、S−アル
キル、SO2 −アルキル、SO2NH−アルキル、SO
2 NH−アリール、NHCONH−アルキル、NHCO
NH−アリール、NHCO−アルキル、CO2 −アルキ
ル、O−アリール、SO2 −アリール、SO2 N(アル
キル)−アリール、NHCO−アリール、CO2 −アリ
ール、O(CH2 CH2 O)1-4 H、COOH、Cl、
F、CN、CF3 もしくはNO2 であり、あるいはR4
は、バラスト基であってもよく、そしてnは、0〜3で
ある。
【0017】R1 及びR2 に好ましい基は、水素、(C
1 −C20)−アルキル、シクロアルキル、ビシクロアル
キル、及び置換アリールを包含する(C6 −C30)−ア
リールである。R3 に好ましい基は、(C1 −C20)−
アルキル、(C6 −C30)−アリールもしくは(C7
30)−アリールアルキルである。
【0018】Xの定義に含まれるカプリング脱離基は、
当業者らに周知である。このような基は、カプラーの等
量を決定する。式IでXが水素である場合、すなわちメ
チレンが未置換である場合には、4当量カプラーが得ら
れる。Xが、いわゆる脱離基(COG)である場合に
は、2当量カプラーが得られる。カプリング脱離基は、
現像工程中アニオンとして脱離する。カプリング脱離基
は、カプラーの反応性を変え、又はカプラーより脱離
後、現像抑制、現像促進、漂白抑制、漂白促進及び色補
正などを初めとする作用を実施することにより、カプラ
ーが塗布される層もしくは別の層に好影響を与えうる。
代表的なカプリング脱離基のクラスとしては、ハロゲン
(詳細には、塩素、臭素及びフッ素)、アルコキシ、ア
リールオキシ、ヘテロサイクリルオキシ、スルホニルオ
キシ、アシルオキシ、カルボナミド、イミド、アシル、
ヘテロサイクリルイミド、チオシアノ、アルキルチオ、
アリールチオ、ヘテロサイクリルチオ、スルホナミド、
ホスホニルオキシ並びにアリールアゾが挙げられる。そ
れらは、例えば米国特許第2,355,169号、同3
227,551号、同3,432,521号、同3,4
76,563号、同3,617,291号、同3,88
0,661号、同4,052,212号及び同4,13
4,766号明細書に記載されており、その内容は、引
用することにより本明細書の内容となる。
【0019】本発明によるカプラーに用いられるカプリ
ング脱離基の具体例としては、下記のものが挙げられ
る。
【0020】
【化3】
【0021】好ましいアセトアニリドカプラー類は、バ
ラスト基、すなわちそれが含有される量にカプラーを固
定化できる有機基を含有する。このバラスト基は、アセ
トアニリド環もしくはジオキサン環のどちらかに結合し
て、別のアセトアニリドカプラーに見い出されることの
ない柔軟性度を提供する。
【0022】代表的なバラスト基としては、置換もしく
は未置換の炭素原子数8〜32個のアルキル基もしくは
アリール基が挙げられる。典型的な置換基としては、ア
ルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アル
キルチオ、アリールチオ、ヒドロキシ、ハロゲン、アル
コキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、カルボ
キシ、アシル、アシルオキシ、カルボナミド、カルバモ
イル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スル
ホナミド及びスルファモイル基が挙げられ、ここで炭素
原子数1〜30個及び炭素原子数6〜30個のアルキル
及びアリール置換基並びにアルコキシ、アリールオキ
シ、アルキルチオ、アリールチオ、アルコキシカルボニ
ル、アリールオキシカルボニル、アシル、アシルオキ
シ、カルボナミド、カルバモイル、アルキルスルホニ
ル、アリールスルホニル、スルホナミド及びスルファモ
イル置換基のアルキル及びアリール置換基部分は、個別
にこのような置換基で更に置換されうる。
【0023】第1の態様では、アニリド基が、それが含
有される量にカプラーを固定化できる有機基並びに活性
メチレン基に結合したカプリング脱離基を含んで成る。
これらのカプラーは、次式IIにより表される。
【0024】
【化4】
【0025】上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異
なるものであって、水素、アルキル、シクロアルキル、
ビシクロアルキル、アリールもしくはバラスト基であ
り、R3 は、アルキルもしくはアリールであり、Xは、
カプリング脱離基であり、Yは、水素、アルキル、O−
アルキル、S−アルキル、SO2 −アルキル、SO2
H−アルキル、SO2 NH−アリール、NHCONH−
アルキル、NHCONH−アリール、NHCO−アルキ
ル、CO2 −アルキル、O−アリール、SO2 −アリー
ル、SO2 N(アルキル)−アリール、NHCO−アリ
ール、CO 2 −アリール、O(CH2 CH2 O)
1-4 H、COOH、Cl、F、CN、CF 3 もしくはN
2 であり、R4 は、バラスト基であり、そしてnは、
0〜3である。
【0026】式IIによる2当量カプラー類は、カラーネ
ガティブフィルム及びカラーペーパーでの使用が特に好
ましい。
【0027】第2の態様では、アニリド基が、それが含
有される層にカプラーを固定できる有機基を再び含んで
成るが、活性メチレン基に結合したカプリング脱離基は
含有しない。これらのカプラーは、次式III により表さ
れる。
【0028】
【化5】
【0029】上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異
なるものであって、水素、アルキル、シクロアルキル、
ビシクロアルキル、アリールもしくはバラスト基であ
り、R3 は、アルキルもしくはアリールであり、Xは、
水素であり、Yは、水素、アルキル、O−アルキル、S
−アルキル、SO2 −アルキル、SO2 NH−アルキ
ル、SO2NH−アリール、NHCONH−アルキル、
NHCONH−アリール、NHCO−アルキル、CO2
−アルキル、O−アリール、SO2 −アリール、SO2
N(アルキル)−アリール、NHCO−アリール、CO
2 −アリール、O(CH2 CH2 O)1-4 H、COO
H、Cl、F、CN、CF 3もしくはNO2 であり、R
4 は、バラスト基であり、そしてnは、0〜3である。
式III による4当量カプラー類は、リバーサルフィルム
での使用が特に好ましい。
【0030】第3の態様では、ジオキサン環が、それが
含有される層にカプラーを固定できる有機基を含んで成
る。これらのカプラーは、次式IVにより表される。
【0031】
【化6】
【0032】上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異
なるものであって、水素、アルキル、シクロアルキル、
ビシクロアルキル、アリールもしくはバラスト基であ
り、R3 は、アルキル、アリールもしくはバラスト基で
あって、R1 ,R2 もしくはR3 のうちの少なくとも1
つがバラスト基であり、Xは、水素もしくはカプリング
脱離基であり、Y及びR4 は、同一もしくは異なるもの
であって、水素、アルキル、O−アルキル、S−アルキ
ル、SO2 −アルキル、SO2 NH−アルキル、SO2
NH−アリール、NHCONH−アルキル、NHCON
H−アリール、NHCO−アルキル、CO2 −アルキ
ル、O−アリール、SO2 −アリール、SO2 N(アル
キル)−アリール、NHCO−アリール、CO2 −アリ
ール、O(CH2 CH2 O)1-4 H、COOH、Cl、
F、CN、CF3 もしくはNO2 であり、あるいはR4
は、バラスト基であってもよく、そしてnは、0〜3で
ある。これらのカプラーは、各種のアニリド環の合成的
処理の使用を許容する。
【0033】本発明による代表的なカプラーの具体例を
以下に列挙する。
【0034】
【化7】
【0035】
【化8】
【0036】
【化9】
【0037】
【化10】
【0038】
【化11】
【0039】
【化12】
【0040】
【化13】
【0041】
【化14】
【0042】
【化15】
【0043】
【化16】
【0044】
【化17】
【0045】
【化18】
【0046】本発明によるイエローカプラーは、別のア
シルアセトアニリド−ベースイエローカプラー類には不
可能な化学的及び物理的性質を生ずる独特な構造上の特
徴を有する。6員ジオキサン環構造は、シス−トランス
/アキシャル−エクアトリアルの異性化が可能である。
その結果、カプラー溶剤へのこれら新規カプラーの溶解
度が著しく増加するため、それらより製造される分散体
及び塗布物は、望ましくない結晶化傾向を示さない。5
−アルキル−5−アシル−1,3−ジオキサン系の配座
及びNMRの研究は、カルボニル基がアキシャル位を取
ることを示しており、従ってカルボニル酸素は1,3−
ジオキサン環の2個の酸素原子と相互作用する。
【0047】アキシャル配座についてのカプラーの構造
優先性は、pKa 値に重要な関連性を有する。カルボニル
酸素をエノール化してジオキサン環の酸素原子とH−結
合を形成しやすいので、カプラーのpKa は、ピバロイル
アセトアニリド−ベースカプラー類よりも一般的には1
〜2単位低い。表1に示されるように、低いpKa 値は、
pH10でカプラーがより容易にイオン化され、酸化され
た発色現像主薬との高いカプリング活性が得られる。
【0048】本発明によるカプラー類、ビス−a−ビス
ピバロイルアセトアニリド−ベースカプラー類の優れた
カプリング活性は、図2〜4に詳細に示されている。図
2は、ジオキサン環にバラスト基を担持する本発明の2
当量及び4当量の両カプラーに対して比較しうるピバロ
イルアセトアニリド−ベースカプラーを比較するもので
ある。図3及び4は、本発明の4当量カプラーの、対応
するピバロイルアセトアニリド−ベースカプラーに対す
るより優れた活性を示すものである。
【0049】写真特性、例えば色相及びカプリング活性
に影響を与えるためにカプラー中に置換基を組み入れる
ことを試みる場合、低いpKa 値は特に重要である。本発
明のイエローカプラーのpKa がピバロイルアセトアニリ
ド−ベースカプラー類よりも充分に低いので、活性を損
なうことなく電子供与置換を実施できる。例えば、イエ
ローカプラーの望ましくないグリーン吸収量を低減させ
るために、写真フィルム及びペーパーに常用される市販
のピバロイルアセトアニリドイエローカプラーに相関し
て色相を2〜3nm浅色側にシフトさせることは望まし
い。本発明のカプラーは、低いpKa 値を有するため、カ
プリング活性を犠牲にすることなくアニリド環の電子供
与基、例えばメトキシによって色相を短波長側にシフト
できる。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】本発明のカプラーより誘導される画像色素
類は、λmax 範囲445〜455nmでピバロイルアセト
アニリド−ベースカプラーと同様の色相を有する。図1
及び図2を参照されたい。アニリド環上の置換基もしく
はカプリング脱離基(表2参照)あるいはジオキサン環
上の置換基(図1参照)の性質により、記載されるよう
に色相を変更してもよい。
【0053】これらのカプラーがピバロイルアセトアニ
リド−ベースカプラーに含まれることの優れた利点と
は、写真特性、例えば色相及び色素安定性を調整及び改
良するための数多くの合成的処理が可能であることであ
る。例えば、バラスト基が、アニリド環もしくはジオキ
サン環のどちらかまたは両方に存在してもよい。ジオキ
サン環上にバラスト基が存在する場合には、アニリド環
は別の置換基を含まない。
【0054】本発明のカプラーは、市販の出発材料より
経済的かつ都合良く製造できる。以下の代表的な反応ス
キームは、本発明のカプラーの合成方法を示すものであ
る。
【0055】
【化19】
【0056】好ましくは、本発明のカプラー類は、ハロ
ゲン化銀乳剤類に組み入れられ、その乳剤は、写真要素
を形成する目的で支持体上に塗布される。あるいは、本
発明のカプラー類は、ハロゲン化銀乳剤に隣接して写真
要素類中に組み入れることもでき、その場で、現像工程
中にカプラーは現像生成物、例えば、酸化された発色現
像主薬と組み合わさって反応性になるであろう。従っ
て、本明細書で用いられる「組み合わさった」の語は、
カプラーがハロゲン化銀乳剤層もしくは隣接した位置に
存在し、その場で、処理工程中に上記カプラーがハロゲ
ン化銀現像生成物と組み合わさって反応性になるであろ
うことを意味する。乳剤中に組み入れられるカプラーの
量は、一般的には約0.15〜0.25ミリモル/ft2
(1.62〜2.7ミリモル/m2 )である。バラスト
化されていないカプラー類は、コダクローム型プロセス
に使用してもよい。
【0057】本発明のカプラーが組み入れられる写真要
素類は、支持体及び単一ハロゲン化銀乳剤層を含んでな
る単一要素であってもよく、あるいはそれらは多層、多
色要素であってもよい。ハロゲン化銀乳剤層は、別の写
真カプラー化合物類、例えばカラードマスキングカプラ
ー類もしくは競争カプラー類を含有してもよく、あるい
はそれらと組み合わせてもよい。これらの別の写真カプ
ラー類は、本発明のカプラー類と同一のもしくは異なる
色彩及び色相の色素を生成することができる。更に、ハ
ロゲン化銀乳剤層及び写真要素の他の層は、別の通常の
添加剤類を含有できる。
【0058】写真要素は、単色要素もしくは多色要素で
あることができる。多色要素では、通常本発明のイエロ
ー色素画像形成カプラーは青感性乳剤と組み合わさって
いるであろうが、それは異なるスペクトル領域に対して
増感された乳剤と組み合わせてもよく、あるいはパンク
ロマチック増感、オルソクロマチック増感もしくは増感
されていない乳剤と組み合わせてもよい。多色要素類
は、3種の主要スペクトル領域の各々に対して感光性で
ある色素画像形成単位を含有する。各単位は、与えられ
たスペクトル領域に対して感光性である単一乳剤層もし
くは複数乳剤層を含んで成ることができる。画像形成単
位の層を包含する要素の層は、当業者らに既知の多様な
順序で配置できる。別のフォーマットでは、3種の主要
スペクトル領域の各々に対して感光性である乳剤類は、
単一区分層として、例えば1982年12月7日に発行
された米国特許第4,362,806号明細書に記載さ
れるように微細管を使用して配置できる。また、典型的
な多色写真要素は、フィルター層、中間層、オーバーコ
ート層及び下塗り層などの複数の追加の層を含有するこ
とができる。
【0059】典型的な多層多色写真要素は、イエロー色
素生成カプラーの少なくとも1つが本発明のカプラーで
ある少なくとも1つのイエロー色素生成カプラーと組み
合わさった青感性ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1つ
含んで成るイエロー色素画像形成単位、を担持する支持
体を含むであろう。更に、要素は、シアン色素画像形成
材料と組み合わさった赤感性ハロゲン化銀乳剤単位、並
びにマゼンタ色素画像形成材料と組み合わさった緑感性
ハロゲン化銀乳剤単位を含むであろう。各ハロゲン化銀
乳剤層は、1つ以上の層から成ることができる。それら
の単位及び層は各種の配置が可能である。
【0060】感光性ハロゲン化銀乳剤類は、粗、規則的
もしくは微細な粒子状のハロゲン化銀結晶もしくはそれ
らの混合物を含有することができ、そして塩化銀、臭化
銀、臭ヨウ化銀、塩臭ヨウ化銀及びそれらの混合物を初
めとするハロゲン化銀を含有できる。それらは、主にハ
ロゲン化銀粒子の表面にもしくは主にハロゲン化銀粒子
の内部に潜像を形成することができる。乳剤は、例えば
表面感光性乳剤もしくはカブらせていない内部潜像形成
乳剤のようなネガ型乳剤、又は現像が均一な露光処理も
しくは核生成剤の存在下で実施される場合にポジ型であ
るカブらせていない内部潜像形成型の直接ポジ型乳剤で
ありうる。
【0061】ハロゲン化銀乳剤は、化学増感及び分光増
感されうる。典型的には、乳剤はゼラチン乳剤であるで
あろうが、また別の親水性コロイド類も有用である。
【0062】支持体は、写真要素に用いられるいずれの
支持体であってもよい。典型的な支持体としては、硝酸
セルロースフィルム、酢酸セルロースフィルム、ポリビ
ニルアセタールフィルム、ポリエチレンテレフタレート
フィルム、ポリカーボネートフィルム及び関連フィル
ム、又は樹脂材料並びにガラス、紙及び金属などが挙げ
られる。一般的には、ポリマーフィルムもしくは紙支持
体のような柔軟性支持体が使用される。紙支持体は、ア
セチル化するか、あるいはバリタ及び/又はα−オレフ
ィンポリマー、特にポリエチレン、ポリプロピレン及び
エチレン−ブテンのコポリマー類などのような炭素原子
数2〜10個のα−オレフィンポリマーで被覆してもよ
い。
【0063】本発明の乳剤類及び要素類での使用に適す
る材料は、リサーチ・ディスクロージャー(Resea
rch Disclosure)、1989年12月、
Item 308119、(Kenneth Maso
n Publications Ltd.発行、Elm
sworth,Hampshire PO10 7D
Q,U.K.)に記載されており、引用することにより
その記載内容全てが本明細書の内容となる。この刊行物
は、ネガ型及びポジ型の両ハロゲン化銀乳剤類、本発明
のカプラー類に加えて使用されうる伝統的なカプラー
類、並びに適当な添加剤類、例えば、蛍光増白剤、カブ
リ防止剤及び安定剤、汚染防止剤及び画像色素安定剤、
光吸収剤及び散乱剤、硬膜剤、可塑剤及び滑剤、帯電防
止剤、マット剤及び現像変性剤、並びに写真層が塗布さ
れうる各種の支持体を記載している。
【0064】これらの写真要素は、典型的には可視スペ
クトル領域の化学輻射線に対して露光して潜像を形成さ
せ、次いで処理すると可視色素画像が形成される。可視
色素画像を形成させる処理工程には、要素を発色現像主
薬と接触させて現像可能なハロゲン化銀を還元して発色
現像主薬を酸化する工程が含まれる。酸化された発色現
像主薬はカプラーと続々に反応して色素を生成する。
【0065】好ましい発色現像主薬は、p−フェニレン
ジアミン類である。特に好ましいものは、4−アミノ−
N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ−3−メ
チル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ−
3−メチル−N−エチル−N−β−(メタンスルホナミ
ド)エチルアニリン硫酸塩水和物、4−アミノ−3−β
−(メタンスルホナミド)−エチル−N,N−ジエチル
アニリン塩酸塩及び4−アミノ−N−エチル−N−(2
−メトキシエトキシ)−m−トルイジン ジ−p−トル
エンスルホン酸が挙げられる。
【0066】ネガ型ハロゲン化銀を用いるこの処理工程
は、ネガ画像をもたらす。ポジ(もしくは反転)画像を
得るためには、非発色現像主薬で処理して色素を生成さ
せずに露光されたハロゲン化銀を現像し、次いでその要
素を均一にカブらせて露光されていないハロゲン化銀を
現像可能にし、続いて発色現像主薬で現像する工程を、
この工程に付随できる。あるいは、直接ポジ乳剤を用い
てポジ画像を得ることができる。現像後に、通常の漂
白、定着又は漂白定着工程に附して銀又はハロゲン化銀
を除去し、洗浄工程及び乾燥工程に附する。
【0067】数種の要因が、使用すべき4当量もしくは
2当量のカプラーの選択を左右する。4当量カプラー類
は、カプリング脱離基が存在しないので、より経済的に
製造され、そしてより嵩が少い。これは、改良された光
学的鮮鋭さ用の薄膜を生成可能にする。4当量カプラー
類の更なる利点は、2当量カプラー類に関連することが
多くそして処理溶液中カプリング脱離基の蓄積によって
生ずる処理スカムが取り除かれることである。
【0068】一方、2当量カプラー類は、銀の節約とい
う利点を提供する。しかし特定のカラー写真製品、例え
ばリバーサルフィルムでは、画像色素の粒状度に悪影響
を与えることなく、生成物に使用される銀の量を減少す
ることができず、従って経済的な4当量カプラー類を使
用することは有利であるだろう。しかし伝統的な4当量
ピバロイルアセトアニリド−ベースイエローカプラー類
は、リバーサルフィルム製品に使用するのに充分なカプ
リング活性を有さない。
【0069】本発明の4当量カプラー類は、リバーサル
フィルム製品に使用するのに充分なカプリング活性を有
し、提供する色素濃度は活性2当量ピバロイルアセトア
ニリド−ベースカプラー類に近いものが得られる。表3
を参照されたい。
【0070】
【表3】
【0071】従って、次式III により表される4当量カ
プラーは、リバーサルフィルムでの使用が特に好まし
い。
【0072】
【化20】
【0073】上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異
なるものであって、水素、アルキル、シクロアルキル、
ビシクロアルキル、アリールもしくはバラスト基であ
り、R3 は、アルキルもしくはアリールであり、Xは、
水素であり、Yは、水素、アルキル、O−アルキル、S
−アルキル、SO2 −アルキル、SO2 NH−アルキ
ル、SO2NH−アリール、NHCONH−アルキル、
NHCONH−アリール、NHCO−アルキル、CO2
−アルキル、O−アリール、SO2 −アリール、SO2
N(アルキル)−アリール、NHCO−アリール、CO
2 −アリール、O(CH2 CH2 O)1-4 H、COO
H、Cl、F、CN、CF 3もしくはNO2 であり、R
4 は、バラスト基であり、そしてnは、0〜3である。
【0074】カラーネガティブフィルム及びカラーペー
パーでの使用については、次式IIの2当量カプラーが好
ましい。
【0075】
【化21】
【0076】上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異
なるものであって、水素、アルキル、シクロアルキル、
ビシクロアルキル、アリールもしくはバラスト基であ
り、R3 は、アルキルもしくはアリールであり、Xは、
カプリング脱離基であり、Yは、水素、アルキル、O−
アルキル、S−アルキル、SO2 −アルキル、SO2
H−アルキル、SO2 NH−アリール、NHCONH−
アルキル、NHCONH−アリール、NHCO−アルキ
ル、CO2 −アルキル、O−アリール、SO2 −アリー
ル、SO2 N(アルキル)−アリール、NHCO−アリ
ール、CO 2 −アリール、O(CH2 CH2 O)
1-4 H、COOH、Cl、F、CN、CF 3 もしくはN
2 であり、R4 は、バラスト基であり、そしてnは、
0〜3である。
【0077】本発明の更なる具体的な態様を特許請求の
範囲との関連で以下に列挙する。
【0078】上記環状エーテルが、1,3−ジオキサン
である特許請求したカプラー。
【0079】上記ケト−メチレン基が、カプリング部位
でカプリング脱離基により置換される特許請求したカプ
ラー。
【0080】次式Iにより示される特許請求したカプラ
ー。
【化22】 上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異なるものであ
って、水素、アルキル、シクロアルキル、ビシクロアル
キル、アリールもしくはバラスト基であり、R3 は、ア
ルキル、アリール、アリールアルキルもしくはバラスト
基であり、Xは、水素もしくはカプリング脱離基であ
り、Y及びR4 は、同一もしくは異なるものであって、
水素、アルキル、O−アルキル、S−アルキル、SO2
−アルキル、SO2 NH−アルキル、SO2 NH−アリ
ール、NHCONH−アルキル、NHCONH−アリー
ル、NHCO−アルキル、CO2 −アルキル、O−アリ
ール、SO2 −アリール、SO2 N(アルキル)−アリ
ール、NHCO−アリール、CO2 −アリール、O(C
2 CH2 O)1-4 H、COOH、Cl、F、CN、C
3 もしくはNO2 であり、あるいはR4 は、バラスト
基であってもよく、そしてnは、0〜3である。
【0081】R1 およびR2 が、水素、(C1 −C16
−アルキル、シクロアルキル、ビシクロアルキル、未置
換もしくは置換(C6 −C30)−アリールもしくはバラ
スト基である特許請求したカプラー。
【0082】R3 が、(C1 −C20)−アルキル、(C
6 −C30)−アリール、(C7 −C 30)−アリールアル
キルもしくはバラスト基である特許請求したカプラー。
【0083】上記カプリング脱離基が、下記から成る群
より選ばれる特許請求したカプラー。
【化23】
【0084】R1 およびR2 が、水素及びメチルから成
る群より選ばれる特許請求したカプラー。
【0085】R3 が、メチル及び直鎖アルキルから成る
群より選ばれる特許請求したカプラー。
【0086】R1 およびR2 が、両方とも水素である特
許請求したカプラー。
【0087】R1 およびR2 が、両方ともメチルである
特許請求したカプラー。
【0088】R3 が、n−C8 17である特許請求した
カプラー。
【0089】R3 が、n−C1225である特許請求した
カプラー。
【0090】R3 が、メチルである特許請求したカプラ
ー。
【0091】R4 が、NHSO2 1633-n及び
【化24】 から成る群より選ばれる特許請求したカプラー。
【0092】次式IIで示される特許請求した2当量イエ
ロー画像色素生成1,3−ジオキサン−5−カルボニル
アセトアニリドカプラー。
【化25】 上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異なるものであ
って、水素、アルキル、シクロアルキル、ビシクロアル
キル、もしくはアリールであり、R3 は、アルキルもし
くはアリールであり、Xは、カプリング脱離基であり、
Yは、水素、アルキル、O−アルキル、S−アルキル、
SO2 −アルキル、SO2 NH−アルキル、SO2 NH
−アリール、NHCONH−アルキル、NHCONH−
アリール、NHCO−アルキル、CO2 −アルキル、O
−アリール、SO2 −アリール、SO2 N(アルキル)
−アリール、NHCO−アリール、CO 2 −アリール、
O(CH2 CH2 O)1-4 H、COOH、Cl、F、C
N、CF 3 もしくはNO2 であり、R4 は、バラスト基
であり、そしてnは、0〜3である。
【0093】次式III で示される特許請求した4当量イ
エロー画像色素生成1,3−ジオキサン−5−カルボニ
ルアセトアニリドカプラー。
【化26】 上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異なるものであ
って、水素、アルキル、シクロアルキル、ビシクロアル
キル、もしくはアリールであり、R3 は、アルキルもし
くはアリールであり、Xは、水素であり、Yは、水素、
アルキル、O−アルキル、S−アルキル、SO2 −アル
キル、SO2 NH−アルキル、SO2 NH−アリール、
NHCONH−アルキル、NHCONH−アリール、N
HCO−アルキル、CO2 −アルキル、O−アリール、
SO2 −アリール、SO2 N(アルキル)−アリール、
NHCO−アリール、CO 2 −アリール、O(CH2
2 O)1-4 H、COOH、Cl、F、CN、CF 3
しくはNO2 であり、R4 は、バラスト基であり、そし
てnは、0〜3である。
【0094】次式IVにより表される特許請求したイエロ
ー画像色素生成1,3−ジオキサン−5−カルボニルア
セトアニリドカプラー。
【化27】 上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異なるものであ
って、水素、アルキル、シクロアルキル、ビシクロアル
キル、アリールもしくはバラスト基であり、R2 は、水
素、アルキルもしくはバラスト基であり、R3 は、アル
キル、アリールもしくはバラスト基であって、R1 ,R
2 もしくはR3 のうちの少なくとも1つがバラスト基で
あり、Xは、水素もしくはカプリング脱離基であり、Y
及びR4は、同一もしくは異なるものであって、水素、
アルキル、O−アルキル、S−アルキル、SO2 −アル
キル、SO2 NH−アルキル、SO2 NH−アリール、
NHCONH−アルキル、NHCONH−アリール、N
HCO−アルキル、CO2 −アルキル、O−アリール、
SO2 −アリール、SO2 N(アルキル)−アリール、
NHCO−アリール、CO2 −アリール、O(CH2
2 O)1-4 H、COOH、Cl、F、CN、CF3
しくはNO2 であり、そしてnは、0〜3である。
【0095】上記環状エーテルが、1,3−ジオキサン
である特許請求したカラー写真要素。
【0096】上記ケト−メチレン基が、カプリング部位
でカプリング脱離基により置換される特許請求したカラ
ー写真要素。
【0097】上記カプラーが、次式Iの化合物である特
許請求したカラー写真要素。
【化28】 上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異なるものであ
って、水素、アルキル、シクロアルキル、ビシクロアル
キル、もしくはアリールであり、R3 は、アルキル、ア
リール、アリールアルキルもしくはバラスト基であり、
Xは、水素もしくはカプリング脱離基であり、Y及びR
4 は、同一もしくは異なるものであって、水素、アルキ
ル、O−アルキル、S−アルキル、SO2 −アルキル、
SO2 NH−アルキル、SO2 NH−アリール、NHC
ONH−アルキル、NHCONH−アリール、NHCO
−アルキル、CO2 −アルキル、O−アリール、SO2
−アリール、SO2 N(アルキル)−アリール、NHC
O−アリール、CO2 −アリール、O(CH2 CH
2 O)1-4 H、COOH、Cl、F、CN、CF3 もし
くはNO2 であり、あるいはR4 は、バラスト基であっ
てもよく、そしてnは、0〜3である。
【0098】上記カプリング脱離基が、下記から成る群
より選ばれる特許請求したカラー写真要素。
【化29】
【0099】R1 およびR2 が、水素及びメチルから成
る群より選ばれる特許請求したカラー写真要素。
【0100】R3 が、メチル及び直鎖アルキルから成る
群より選ばれる特許請求したカラー写真要素。
【0101】R1 およびR2 が、両方とも水素である特
許請求したカラー写真要素。
【0102】R1 およびR2 が、両方ともメチルである
特許請求したカラー写真要素。
【0103】R3 が、C8 17である特許請求したカラ
ー写真要素。
【0104】R3 が、C1225である特許請求したカラ
ー写真要素。
【0105】R3 が、メチルである特許請求したカラー
写真要素。
【0106】R4 が、NHSO2 1633-n及び
【化30】 から成る群より選ばれる特許請求したカラー写真要素。
【0107】カプラーが、イエロー画像色素生成1,3
−ジオキサン−5−カルボニルアセトアニリドカプラー
である画像色素生成カプラーと組み合わさった写真ハロ
ゲン化銀乳剤層を少なくとも1つ担持する支持体を含ん
で成るカラー写真要素。
【0108】要素がリバーサルフィルムであり、そして
カプラーが次式IIIにより表される4当量イエローカプ
ラーである特許請求したカラー写真要素。
【化31】 上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異なるものであ
って、水素、アルキル、シクロアルキル、ビシクロアル
キル、アリールもしくはバラスト基であり、R3 は、ア
ルキル、アリールもしくはバラスト基であり、Xは、水
素であり、Yは、水素、アルキル、O−アルキル、S−
アルキル、SO2 −アルキル、SO2 NH−アルキル、
SO2NH−アリール、NHCONH−アルキル、NH
CONH−アリール、NHCO−アルキル、CO2 −ア
ルキル、O−アリール、SO2 −アリール、SO2
(アルキル)−アリール、NHCO−アリール、CO 2
−アリール、O(CH2 CH2 O)1-4 H、COOH、
Cl、F、CN、CF 3もしくはNO2 であり、R
4 は、バラスト基であり、そしてnは、0〜3である。
【0109】要素がカラーネガティブフィルムもしくは
カラーペーパーであり、そしてカプラーが次式IIにより
表される2当量イエローカプラーである特許請求したカ
ラー写真要素。
【化32】 上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは異なるものであ
って、水素、アルキル、シクロアルキル、ビシクロアル
キル、アリールもしくはバラスト基であり、R3 は、ア
ルキル、アリールもしくはバラスト基であり、Xは、カ
プリング脱離基であり、Yは、水素、アルキル、O−ア
ルキル、S−アルキル、SO2 −アルキル、SO2 NH
−アルキル、SO2 NH−アリール、NHCONH−ア
ルキル、NHCONH−アリール、NHCO−アルキ
ル、CO2 −アルキル、O−アリール、SO2 −アリー
ル、SO2 N(アルキル)−アリール、NHCO−アリ
ール、CO 2 −アリール、O(CH2 CH2 O)
1-4 H、COOH、Cl、F、CN、CF 3 もしくはN
2 であり、R4 は、バラスト基であり、そしてnは、
0〜3である。
【0110】
【実施例】以下の例は、本発明の特定のカプラーの合成
方法並びに写真フィルムでの具体的なカプラーの用途を
具体的に説明するものである。
【0111】合成方法3,3−ビス(ヒドロキシメチル)−(R3 )−2−オ
【0112】
【化33】
【0113】一般式(1)の〔R3 〕−3,3−ビス
(ヒドロキシメチル)メチルケトンは、既知化合物であ
るか、又は適当な溶剤中ケトン(2)とホルムアルデヒ
ド(ホルマリン)の触媒縮合により構造式(2)の適当
なメチルケトンから製造できる。
【0114】
【化34】
【0115】(上式中、R3 は、メチル、エチル、高級
もしくは有枝アルキル、アリール、置換アリール、シク
ロアルキル及びビシクロアルキルなどである。)より詳
細には、縮合反応が、溶剤中、触媒の存在下、必要であ
れば加熱もしくは冷却しながら実施される。限定される
必要はないが、触媒としては、水酸化リチウム、炭酸カ
リウム及び水酸化カルシウムが挙げられ、後者が好まし
い。適する溶剤は、水、水性エチルアルコール、もしく
は代表的反応Iの別の水性媒体である。
【0116】
【化35】
【0117】反応例1:3,3−ビス(ヒドロキシメチ
ル)−2−ブタノン
【0118】
【化36】
【0119】2−ブタノン(216部)及び30%ホル
マリン(600部)を水(1,300部)に溶解した水
酸化カルシウム(1.9部)に加えた。その混合物を1
0〜15℃で6時間攪拌し、そして新たな水酸化カルシ
ウム(0.40部)を追加し続いて更に6時間攪拌し
た。混合物を中和し、そして溶液を酢酸エチルで抽出し
た。有機層と水層を分離して酢酸エチルを除去したとこ
ろ、減圧下で蒸留した場合の理論値の95%の残渣が得
られた(16mmHgにおけるb.p.138〜140℃)。そ
の蒸留物をクロロホルム及び石油エーテルの混合物より
再結晶した(m.p.60℃)。プロトンNMR及び燃
焼分析は、所望の生成物について予測されるそれらの値
と一致した。C6 123 についての燃焼分析−−−計
算値:C、54.5%;H、9.2%。実験値:C、5
4.8%;H、9.5%。
【0120】2−(R1 )−2−(R2 )−5−アセチ
ル−5−(R3 )−1,3−ジオキサン
【0121】
【化37】
【0122】(上式中、R1 及びR2 は、同一もしくは
異なるものであって、限定される必要はないが、水素、
メチル、エチル、高級もしくは有枝アルキル、アリー
ル、置換アリール、シクロアルキル、ビシクロアルキル
及びスピロなどであってもよく、そしてR3 は、アルキ
ル(C1 −C20)及びアリールアルキルなどである。)
【0123】2−(R1 )−2−(R2 )−5−アセチ
ル−5−(R3 )−1,3−ジオキサンは既知化合物で
あるか、又は適当な〔R3 〕−3,3−ビス(ヒドロキ
シメチル)メチルケトン類から製造されるかあるいは適
する置換メチルケトン類から直接製造されうる。限定さ
れる必要はないが、R3 部分に適する置換基としては、
メチル、エチル、高級もしくは有枝アルキル、アリー
ル、置換アリール、シクロアルキル、ビシクロ、スピ
ロ、縮合芳香族、脂環式及び縮合脂環式などが挙げられ
る。
【0124】一般式(3)の化合物類は、アルデヒドも
しくはケトン、又はそれらの化学当量体類、すなわち、
アセタール、環状アセタール、ケタール、環状ケター
ル、ジ(アルキルオキシ)アセタール(例えば2−ジメ
トキシプロパン)、ポリマーアルデヒド類、すなわち、
パラホルムアルデヒドもしくはパラセタアルデヒドなど
のカルボニルと、代表的反応II、III 及びIVa に示され
ているような一般式(1)の適当な(R3 )−3,3−
ビス(ヒドロキシメチル)メチルケトン、もしくは代表
的反応IVb に示されているようなメチル(R3 )−ケト
ンとの直接的な酸触媒縮合により製造される。
【0125】
【化38】
【0126】限定される必要はないが、Z部分は、ニト
ロ、アルキル、アリール、アルキルオキシ、アリールオ
キシ、ハロ、アルキルアミノ、複素環式、ヒドロキシ、
シクロアルキル、縮合芳香族もしくはシクロアルキル又
は別の置換脂環式部分などのような置換基を包含する群
より選択される。nは、0〜3である。
【0127】
【化39】
【0128】また、代表的反応Vは、シクロペンタノ
ン、シクロヘキサノン及び高級シクロケトン類のような
シクロアルカノン類に適用できる。
【0129】
【化40】
【0130】縮合反応は、不活性溶剤中、酸触媒存在
下、必要であれば加熱もしくは冷却しながら実施した。
限定される必要はないが、具体的な触媒としては、濃硫
酸、p−トルエンスルホン酸(p−TSA)、アンバー
リスト−15(Amberlyst−15)(強酸)イオ
ン交換樹脂、ナフィオン(Nafion)もしくはルイ
ス酸(Lewis acids)が挙げられる。適する
不活性溶剤は、炭化水素類(例えば、ベンゼン及びトル
エン)又はハロゲン含有炭素化合物類(例えば、クロロ
ホルムもしくはジクロロメタン)である。
【0131】反応例2:5−アセチル−2,2,5−ト
リメチル−1,3−ジオキサン
【0132】
【化41】
【0133】2,2−ジメトキシプロパン(418
部)、3,3−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ブタノ
ン(265部)及びアンバーリスト−15(40部)を
ジクロロメタン(1,320部)中で混合し、そして得
られた懸濁液を室温で約1時間激しく攪拌した。費やさ
れた樹脂を濾過によりその溶液から分離して、残りの溶
剤を減圧下で除去したところ、放置すると固化しうる淡
黄色の液状物が得られた。収率は理論値の87%であ
り、そして分析用試料をエチルエーテルから再結晶し
た。m.p.48〜50℃。プロトンNMR及び燃焼分析
は、所望の生成物について予測される値と一致した。C
9 163 についての燃焼分析−−−計算値:C、6
2.8%;H、9.4%。実験値:C、62.0%;
H、9.0%。
【0134】反応例3:5−アセチル−5−メチル−2
−(4−ニトロフェニル)−1,3−ジオキサン
【0135】
【化42】
【0136】3,3−ビス(ヒドロキシメチル)−2−
ブタノン(39.7部)及び4−ニトロベンズアルデヒ
ド(30.2部)をp−トルエンスルホン酸(p−TS
A)(1.0部)を含むトルエン(300部)中で混合
し、そしてディーンスターク(Dean−Stark)
水分トラップにより理論量の水分が除去されるまでその
混合物を還流した。その溶液を減圧下で濃縮し、そして
残渣を希炭酸ナトリウム溶液で1回洗浄した。生成物を
酢酸エチル−ヘプタン混合溶剤から再結晶したところ、
無色針状結晶が得られた、m.p.101〜102.5℃。
プロトンNMR及び燃焼分析は、所望の生成物について
予測される値と一緒した。C1315NO 5 についての燃
焼分析−−−計算値:C、58.9%;H、5.7%;
N、5.3%。実験値:C、59.0%;H、5.8
%;N、5.4%。
【0137】反応例4:5−アセチル−5−メチル−
1,3−ジオキサン
【0138】
【化43】
【0139】p−トルエンスルホン酸(1.9部)を含
むトルエン(250部)中、3,3−ビス(ヒドロキシ
メチル)−2−ブタノン(66.1部)及びs−トリオ
キサン(27部)を、ディーンスタークトラップにより
反応水を連続的に除去しながら還流した。その溶液を冷
却して固形重炭酸ナトリウムと攪拌することにより中和
し、そして濾過した。トルエンを減圧下で除去してその
残渣を50〜55℃、0.6mmHgで濃縮した。プロトン
NMR及び燃焼分析は、所望の生成物について予測され
る値と一致した。C7 123 についての燃焼分析−−
−計算値:C、58.3%;H、8.4%。実験値:
C、57.9%;H、8.2%。
【0140】反応例5:5−(n−オクチル)−5−ア
セチル−1,3−ジオキサン
【0141】
【化44】
【0142】2−ウンデカノン(170.3部)及びS
−トリオキサン(45部)を濃硫酸(10部)を含むク
ロロホルム(1,500部)に混合し、そしてその反応
混合物を1時間還流した。その反応混合物を冷却し、次
いで有機層を水洗して水性重炭酸ナトリウム溶液で中和
し、そして硫酸マグネシウムで乾燥した。反応溶剤を減
圧下で除去し、そして減圧下で残りの油状物を蒸留した
ところ(b.p.128〜135℃及び1.0mmHg)、最終
生成物が得られた。プロトンNMR及び燃焼分析は、所
望の生成物について予測される値と一致した。C1426
3 についての燃焼分析−−−計算値:C、69.4
%;H、10.8%。実験値:C、69.9%;H、1
1.0%。
【0143】反応例6:メチル2,2,5−トリメチル
−β−オキソ−1,3−ジオキサン−5−プロパノエー
【0144】
【化45】
【0145】洗浄水素化ナトリウムを、乾燥テトラヒド
ロフラン(900部)及びジメチルカーボネート(90
0部)の混合物に分散させた。水素化金属を無水メタノ
ールの滴下により活性化し、続いて不活性雰囲気下で攪
拌を続けながらテトラヒドロフラン中5−アセチル−
2,2,5−トリメチル−1,3−ジオキサンを数部添
加した。その反応混合物を加熱還流し(不活性雰囲気下
で攪拌を続けながら)、そしてその状態に反応混合物を
維持したまま、テトラヒドロフラン(800部)に溶解
した5−アセチル−2,2,5−トリメチル−1,3−
ジオキサン(172部)を滴下した(約0.5時間)。
上記1,3−ジオキサンの添加完了後、約1時間還流を
続けた。その反応混合物を冷却して無水メタノール(1
00部)を注意深くその混合物に添加し、次いで氷酢酸
(150部)を添加した。必要であれば、不活性雰囲気
下、攪拌及び冷却を続けながら、メタノール及び酢酸の
両者を滴下した。その反応混合物を水(1,000部)
中へ注ぎ入れ、水性生成物をリグロインで抽出した。リ
グロイン抽出液を分離して、飽和重炭酸ナトリウム溶液
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥して濾過し、そ
して減圧下でフラッシュエバポレートしたところ、茶色
モビール油状物として粗生成物(203部)が得られ、
それを蒸留により精製したところ、無色液状物(130
部、理論値の57%)が得られた、b.p.102〜105
℃。プロトンNNR及び燃焼分析は、所望の生成物につ
いて予測される値と一致した。C11185 についての
燃焼分析−−−計算値:C、57.4%;H、7.9
%。実験値:C、57.7%;H、8.0%。
【0146】反応例7:N−(5−ニトロ−2−メトキ
シフェニル)−2,2,5−トリメチル−β−オキソ−
1,3−ジオキサン−5−プロパナミド
【0147】
【化46】
【0148】2−メトキシ−5−ニトロアニリン(63
部)及びメチル2,2,5−トリメチル−β−オキソ−
1,3−ジオキサン−5−プロパノエート(90部)
を、n−オクタン(500部)及びm−キシレン(10
0部)に分散させた。不活性雰囲気下、ゆるやかにメタ
ノールを留去する間中、その混合物を激しく攪拌した。
反応系のメタノールと反応溶剤が共蒸留するため反応溶
剤を補充する必要があるので、さらなるm−キシレンを
追加した。その溶液を激しく攪拌しながら徐々に冷却し
たところ、約2時間後に黄橙色の固体が得られた。その
沈殿をエチルエーテルに溶解し、そしてそのエーテル含
有溶液を希塩酸で抽出して希重炭酸ナトリウムで1回、
水で1回洗浄し、有機層を水層から分取りして乾燥し、
そして過剰な溶剤を減圧下で除去した。その残渣をエチ
ルアルコールから再結晶した、m.p.113〜115℃。
プロトンNMR及び燃焼分析は、所望の生成物について
予測される値と一致した。C17222 7 についての
燃焼分析−−−計算値:C、55.7%;H、6.1
%;N、7.7%。実験値:C、55.6%;H、6.
1%;N、7.5%。
【0149】反応例8:N−(5−アミノ−2−メトキ
シフェニル)−2,2,5−トリメチル−β−オキソ−
1,3−ジオキサン−5−プロパナミド
【0150】
【化47】
【0151】N−(5−ニトロ−2−メトキシフェニ
ル)−2,2,5−トリメチル−β−オキソ−1,3−
ジオキサン−5−プロパナミド(22部)を乾燥テトラ
ヒドロフラン(250部)に溶解し、そしてパーボトル
(Parr bottle)に設置した。パー装置でP
d−C触媒(2.5部)を用いて低圧及び周囲条件下、
3.5時間かけてそのニトロ化合物を水素化した。薄層
クロマトグラフィーを用いて、所望のアミン以外の生成
物を伴うことなく、定量的に反応完了が認められること
をモニターした。その反応生成物は、濾過して消費した
触媒を除去したことを除いて、精製することなく次の合
成に使用した。
【0152】反応例9:N−〔5−〔〔4−〔2,4−
ビス(1,1−ジメチルプロピル)フェノキシ〕−1−
オキソブチル〕アミノ〕−2−メトキシフェニル〕−
2,2,5−トリメチル−β−オキソ−1,3−ジオキ
サン−5−プロパナミド
【0153】
【化48】
【0154】N,N−ジメチルアニリン(8.0部)及
びN−(5−アミノ−2−メトキシフェニル−2,2,
5−トリメチル−β−オキソ−1,3−ジオキサン−5
−プロパナミド(20部)をテトラヒドロフラン(25
0部)中で混合した。次いでテトラヒドロフラン(25
部)に溶解させたγ−(2,4−ジ−tert−アミルフェ
ノキシブチリル)クロリドを、攪拌したアミノ化合物溶
液に滴下した。その混合物の反応を濃塩酸(25部)を
含む冷水(750部)で停止した。その水性溶液をエチ
ルエーテルで抽出し、そしてそのエーテル含有溶液を希
重炭酸ナトリウム溶液で1回、そして水で1回洗浄し
た。エーテル抽出液を乾燥して濾過し、そしてフラッシ
ュエバポレートして、得られた生成物を酢酸エチル及び
ヘプタンの混合物から再結晶したところ、白色針状様固
形状物質が得られた、m.p.128〜129.5℃。収率
は、理論値の88.9%であった。プロトンNMR及び
燃焼分析は、所望の生成物について予測される値と一致
した。C37542 7 についての燃焼分析−−−計算
値:C、69.6%;H、8.5%;N、4.4%。 実験値:C、69.6%;H、8.4%;N、4.5
%。
【0155】反応例10:N−〔5−〔〔4−〔2,4
−ビス(1,1−ジメチルプロピル)フェノキシ〕−1
−オキソブチル〕アミノ〕−2−メトキシフェニル〕−
α−クロロ−2,2,5−トリメチル−β−オキソ−
1,3−ジオキサン−5−プロパナミド
【0156】
【化49】
【0157】反応例9のβ−ケトアミド(19.2部)
をジクロロメタン(350部)に溶解し、そして一定に
攪拌しながら室温で塩化スルフリル(4.35部)を滴
下して処理した。反応完了後、その溶液を約1時間攪拌
し、次いで減圧下で溶剤を蒸発したところ、次反応で使
用される無色針状物質が得られた。
【0158】反応例11:N−〔5−〔〔4−〔2,4
−ビス(1,1−ジメチルプロピル)フェノキシ〕−1
−オキソブチル〕アミノ〕−2−メトキシフェニル〕
2,2,5−トリメチル−β−オキソ−α−〔4−
〔〔4−(フェニルメトキシ)フェニル〕スルホニル〕
フェノキシ〕−1,3−ジオキサン−5−プロパナミド
【0159】
【化50】
【0160】反応例10由来のα−クロロ−β−ケトプ
ロパナミド(16.8部)及び4−〔〔4−(フェニル
メトキシ)フェニル〕スルホニル〕フェノール(8.5
部)並びにトリエチルアミン(2.8部)の混合物を、
約3.5時間還流し、その後、その混合物を濃塩酸(1
0部)を含む氷水(600部)中に注ぎ込んだ。得られ
た沈殿を採取してよく水洗し、そして風乾した。粗固体
をエチルエーテルに溶解し、続いて濁り点までヘプタン
を添加した。放置したところその溶液から白色微結晶が
分離した、m.p.110〜112℃。収率は、理論値の6
8%であった。プロトンNMR及び燃焼分析は、所望の
生成物について予測される値と一致した。C56682
11Sについての燃焼分析−−−計算値:C、68.8
%;H、7.0%;N、2.9%;S、3.3%。実験
値:C、68.4%;H、6.9%;N、2.9%;
S、3.3%。
【0161】反応例12:N−〔5−〔(ヘキサデシル
スルホニル)−アミノ〕−2−メトキシフェニル〕−
2,2,5−トリメチル−β−オキソ−1,3−ジオキ
サン−5−プロパナミド
【0162】
【化51】
【0163】反応例8のアミン生成物、N−(5−アミ
ノ−2−メトキシフェニル)−2,2,5−トリメチル
−β−オキソ−1,3−ジオキサン−5−プロパナミド
(18.5部)及びN,N−ジメチルアニリン(8.5
部)をテトラヒドロフラン(250部)中で混合し、そ
してテトラヒドロフラン(25部)に溶解した1−ヘキ
サデシルスルホニルクロリド(17.9部)の溶液を、
攪拌しながら約0.5時間に亘って滴下した。その反応
混合物を数時間放置し、次いで濃塩酸(5部)を含む氷
水(600部)中に注ぎ入れた。粗生成物をエチルエー
テルで抽出し、そしてエーテル含有層を、重炭酸ナトリ
ウム溶液で1回、水で1回洗浄して硫酸マグネシウムで
乾燥し、そして濾過し、次いで減圧下でフラッシュエバ
ポレートしたところ、理論量の90%の明淡褐色の生成
物が得られた。分析用試料をエチルアルコールから再結
晶した、m.p.83〜85℃。プロトンNMR及び燃焼分
析は、所望の生成物について予測される値と一致した。
33562 6 Sについての燃焼分析−−−計算値:
C、65.1%;H、9.3%;N、4.6%;S、
5.3%。実験値:C、65.6%;H、9.1%;
N、4.4%;S、5.0%。
【0164】適用例写真要素の製造 2当量及び4当量のカプラーを含む臭化銀乳剤を含有す
る写真感光層を70.2及び140.4mg/ft2 (75
8.2及び1516.3mg/m2 )〔各々、ゼラチン3
50mg/ft2 (3780mg/m2 )及び画像カプラー
0.20ミリモル/ft2 (2.16ミリモル/m2 )(そ
の重量の半量のフタル酸ジブチルに分散)〕で、酢酸酪
酸セルロースフィルム支持体に塗布することにより、単
一層写真要素を製造した。その写真感光層に、ゼラチン
250mg/ft2 (2700mg/m2 )及びビス−ビニル
スルホニルメチルエーテル硬膜剤を総ゲル量に基づいて
1.7重量パーセント含有する層をオーバーコートし
た。
【0165】各要素のサンプルを段階濃度試験片を介し
て像様露光し、そして下記発色現像液を用いて100°
F(37.8℃)で処理し、次いで低pH浴で停止して漂
白、定着、洗浄及び乾燥して段階カラー画像を作製し
た。
【0166】 発色現像液(2′) K2 CO3 37.50g Na2 SO3 4.25g KI 0.02g NaBr 1.30g ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.00g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル N−β−ヒドロキシエチルアニリン硫酸塩 3.55g 水を加えて1リットルに調製、pH10.0 低pH浴:3%酢酸(30″) 洗浄(2′) 漂白(4′): 臭化アンモニウム 150.00g EDTA第二鉄アンモニウム(1.56N) 175. ml 酢酸 9.5 ml 硝酸ナトリウム 35.00g 水を加えて1リットルに調製、pH6.0 洗浄(3′) 定着(4′) チオ硫酸アンモニウム(58%) 214.00g エチレンジニトリロ四酢酸2ナトリウム塩 1.29g メタ重亜硫酸ナトリウム 11.00g NaOH(50%) 4.70g 水を加えて1リットルに調製、pH6.5 洗浄(3′)
【0167】これらの画像の適当なカラー領域でのデン
シトメトリーにより、最低及び最高濃度(Dmin 及びD
max )並びにガンマ(いずれか2つの隣接した濃度ポイ
ントの間の勾配の最大値として規定される)の測度を得
た。
【0168】次いで得られた処理ストリップを、ライト
フェード(light fade)及びウェットオーブ
ン(wet oven)試験にかけた。ライトフェード
試験は、5.4Klux SANS 試験を1,3及び6週間行っ
た。ウェットオーブン試験は60℃/70%RH(湿
度)で1,3及び6週間行った。結果を表4に示す。
【0169】
【表4】
【0170】
【表5】
【0171】
【表6】
【0172】本発明を、特に好ましい態様に関して詳細
に述べてきたが、このような記述が具体的な説明もしく
は限定されたものであることは理解されるであろう。本
発明の範囲内での数多くの変更及び修正が、それらの精
神からそれることなく実施されてもよく、そして本発明
は、これらすべての修正を含んでなる。
【0173】
【発明の効果】本発明のカプラーは、高いカプリング活
性を有し、安定で、経済的に合成することができ、そし
て写真特性に影響を与える多種多様な置換基で置換され
うる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のカプラー及び伝統的なピバロ
イルアセトアニリドカプラーより誘導される画像色素の
λmax を比較するグラフである。
【図2】図2は、ジオキサン環にバラストを有する本発
明のカプラー類とピバロイルアセトアニリド−ベースカ
プラー類を比較するグラフである。
【図3】図3は、本発明の4当量カプラーと対応するピ
バロイルアセトアニリド−ベースカプラーを比較するグ
ラフである。
【図4】図4は、本発明の4当量カプラーと対応するピ
バロイルアセトアニリド−ベースカプラーを比較するグ
ラフである。
フロントページの続き (72)発明者 フレデリツク アール.グリーン,ザ サ ード アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミツ ドランド,キヤピトル ドライブ 109

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性開鎖ケト−メチレン基、 上記ケト−メチレン基に結合したアニリド基、並びに上
    記ケト−メチレン基に結合した環状エーテル基、を含ん
    で成るイエロー画像色素生成カプラーであって、上記環
    状エーテル基が2個の酸素原子を含んで成り、そして上
    記アニリド基及び上記環状エーテル基の1つが、それが
    含有される層にカプラーを固定化できる有機基を含んで
    成るイエロー画像色素生成カプラー。
  2. 【請求項2】 画像色素生成カプラーと組み合わさった
    少なくとも1つの写真ハロゲン化銀乳剤層を担持する支
    持体を含んで成るカラー写真要素であって、上記カプラ
    ーが、 活性開鎖ケト−メチレン基、 上記ケト−メチレン基に結合したアニリド基であって、
    上記アニリド基が、それが含有される層にカプラーを固
    定化できる有機基を含んで成るケト−メチレン基、並び
    に上記ケト−メチレン基に結合した環状エーテル基であ
    って、上記環状エーテル基が、2個の酸素原子を含んで
    成る環状エーテル基、を含んで成るカラー写真要素。
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