JPH0552703U - 電磁ピックアップセンサ - Google Patents

電磁ピックアップセンサ

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JPH0552703U
JPH0552703U JP10255691U JP10255691U JPH0552703U JP H0552703 U JPH0552703 U JP H0552703U JP 10255691 U JP10255691 U JP 10255691U JP 10255691 U JP10255691 U JP 10255691U JP H0552703 U JPH0552703 U JP H0552703U
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coil bobbin
coil
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pickup sensor
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勇秀 青木
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日本電子機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁ピックアップセンサにおけるコネクタ部及
び取り付け部の形状変更が容易な構造とする。 【構成】コイルボビン11を樹脂成形するときに固定用の
穴18を形成しておく。そして、前記コイルボビン11の外
側に、コネクタ部16及び取り付け部17を一体に樹脂成形
して別部品として設けるときに、前記穴18に押さえピン
19を挿入してコイルボビン11を固定する。ここで、コネ
クタ部16又は取り付け部17の形状変更が行なわれても、
コイルボビン11に影響がない構成であるから、コイルボ
ビン11は共通に用い、コネクタ部16又は取り付け部17の
成形型のみを変更する構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁ピックアップセンサに関し、詳しくは、機関クランク軸の回転 角検出等に用いられる電磁ピックアップセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子制御式の燃料噴射装置を備えた内燃機関では、その燃料噴射量や 点火時期などを制御するために、クランク軸の回転角を検出するクランク角セン サが設けられている(特開昭59−155540号公報等参照)。 かかるクランク角センサとしては、クランク軸又は該クランク軸に連動して回 転する軸(カム軸等)に軸支された強磁性体製のロータの所定角度位置に突起部 (被検出体)を形成する一方、該突起部に臨んで電磁ピックアップセンサを設け 、前記突起部が電磁ピックアップセンサ近傍を通過する際に生じる磁束量の変化 に対応して発生する逆起電力に基づいて前記突起部を検知するよう構成されたも のがある。
【0003】 前記電磁ピックアップセンサとしては、例えば図2に示すような構造のものが あった。 図2に示す電磁ピックアップセンサ1において、コネクタ部2a及び取り付け 部2bが一体成形された樹脂製のコイルボビン3の外側に検出コイル4を巻回し てあり、前記コイルボビン3の中空部には、コア5が挿通されている。前記コア 5は、コアトップ5a,永久磁石5b,コアボトム5cの3部品から構成される 。
【0004】 ここで、前記コイルボビン3の成形時に、一端がコネクタ部2に露出し、他端 が検出コイル4が巻回される部分に露出するように一対の端子6を埋設させ、検 出コイル4を巻回するときに、その端部を前記端子6にそれぞれ接続することで 、検出コイル4の出力が外部に取り出せるようになっている。 そして、検出コイル4が巻回されたコイルボビン3に対して、前記コア5を挿 通させると、前記検出コイル4の周囲及びコアボトム5c側の開口等を外側から 覆うようにして外装部7を樹脂成形している。
【0005】 尚、前記コイルボビン3の外側に外装部7を樹脂成形して一体化させるときに は、コイルボビン3の固定が必要となり、従来では、コネクタ部2とコアトップ 5aの先端とをそれぞれ支持してコイルボビン3の固定を行なっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような電磁ピックアップセンサにおいては、上記のようにコ イルボビンとコネクタ部と取り付け部とを一体的に樹脂成形させた部品に対して 、検出コイル4やコア5等を組付け、その後、外装を樹脂成形によって覆うよう にしている。このため、例えばコネクタ部と取り付け部との相対位置を変更する 必要が生じた場合や、コネクタ部又は取り付け部の形状変更の必要が生じた場合 には、コイルボビンの基本形状に変更がない場合であっても、成形型を外装部品 のものも含めて全て作り直すことが必要となり、前記相対位置関係や形状を容易 に変更することができないという問題があった。
【0007】 ここで、コネクタ部及び取り付け部を、コイルボビンとは別部品として成形さ せ、コイルボビンを共通に用いる構成とすれば、コネクタ部,取り付け部の変更 があっても、コイルボビンの成形型については変更する必要がなくなるが、前記 コネクタ部(又は取り付け部)は、従来コイルボビンの固定部として用いていた ため、コイルボビンと一体にコネクタ部及び取り付け部を成形しない構成とする と、コイルボビンの外側を樹脂成形によって覆うときに、コイルボビンを固定す ることができなくなってしまうという問題があった。
【0008】 本考案は上記問題点に鑑みなされたものであり、電磁ピックアップセンサにお いて、コネクタ部,取り付け部の変更があっても、コイルボビンを共通に用いる ことができるようにして、コネクタ部,取り付け部の変更自由度を確保できるよ うにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案にかかる電磁ピックアップセンサでは、コイルの起電力を外部 に取り出すためのコネクタ部及び電磁ピックアップセンサを取り付けるための取 り付け部を一体として、別部品として樹脂成形されたコイルボビンの外側に樹脂 成形によって設けると共に、コイルボビンをコネクタ部及び取り付け部の樹脂成 形時に固定するための固定部をコイルボビンに形成して構成した。
【0010】
【作用】
かかる構成によると、コネクタ部及び取り付け部に対して、コイルボビンが別 部品として樹脂成形される構成であり、コイルボビンに設けられた固定部によっ てコイルボビンを固定した状態で、コネクタ部及び取り付け部を一体としてコイ ルボビンの外側に樹脂成形させることができる。
【0011】 ここで、コイルボビンと、コネクタ部及び取り付け部とは、別部品で構成され るから、コネクタ部,取り付け部の変更がコイルボビンに影響することがなく、 コイルボビンを共通的に用いることが可能となる。
【0012】
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明する。 一実施例を示す図1において、コイルボビン11は、樹脂材料によって中空円筒 状に成形されるものであり、図で下方側の先端部にコイル12が巻回される小径部 11aが形成され、その中空部13は前記小径部11aに対応して縮径される段差部14 を有して設けられている。
【0013】 前記中空部13に挿通されるコア15は、中空部13先端側の小径部13aに挿通され ると共に、基端側に拡径部を有したコアトップ15aと、該コアトップ15aの拡径 部と略同じ外径に形成される円柱状の永久磁石15bと、コアトップ15aの拡径部 と略同じ外径に形成される円柱状のコアボトム15cとから構成されており、コア トップ15a,永久磁石15b,コアボトム15cの順で、前記中空部13の大径部側か ら挿通され、コアトップ15aの基端側拡径部が中空部13の段差部14に当接するこ とで先端方向への位置決めが行なわれるようになっている。
【0014】 また、前記コイルボビン11の基端側の端面には、該コイルボビン11の外側を覆 うようにしてコネクタ部16や取り付け部17を樹脂成形させる際に、コイルボビン 11を固定するための押さえピンが挿入される先端が閉塞された2つの固定用穴18 (固定部)を、端面から軸方向に設けてある。 コネクタ部16及び取り付け部17を一体的に樹脂成形する際には、コイルボビン 11の先端部から突出するコアトップ15aの先端を支持すると共に、前記固定用穴 18に押さえピン19を挿入して、コイルボビン11を図で上下方向から支えるように して固定する。そして、コイルボビン11の外側を覆うようにして、コネクタ部16 及び取り付け部17を一体に樹脂成形して設けてある。
【0015】 コネクタ部16及び取り付け部17が樹脂成形された後は、前記押さえピン19を抜 くことになり、この押さえピン19が挿入されていた部分が穴として残ることにな るが、先端が閉塞される穴であり、然も樹脂部分で囲まれて、コア15やコイル12 に接することはないようにしてあるので、特に問題はない。 かかる構成によると、コネクタ部16と取り付け部17との相対位置を変更したい 場合や、コネクタ部16や取り付け部17の形状を変更したい場合には、コネクタ部 16及び取り付け部17を樹脂成形させるための成形型のみを変更すれば良く、コイ ルボビン11は影響を受けないので、全ての成形型を作り直す場合に比べてコスト 高となることなく変更が可能となり、コネクタ部16や取り付け部17の形状が異な る電磁ピックアップセンサを複数種作る場合にも、コイルボビン11は共通に用い ることができる。
【0016】 尚、本実施例では、コイルボビン11をコネクタ部16等の樹脂成形時に固定する ために穴18をコイルボビン11に形成したが、前記穴18の代わりに、コネクタ部16 の成形後も外部に露出することになる固定部としての突起部をコイルボビン11に 一体的に成形し、この突起部を把持することでコイルボビン11の固定を行なわせ ることもできる。
【0017】 また、穴18を設ける場合に、穴18の方向は本実施例のように軸方向(図1の縦 方向)に限定されるものではなく、コイルボビン11の基端部の周壁に横方向に開 口させても良い。 更に、本実施例では、コネクタ部16及び取り付け部17を一体に樹脂成形させる ときに、コイルボビン11の先端部までも覆うよう構成したが、コイルボビン11の 基端部にコネクタ部16及び取り付け部17を樹脂成形によって設け、コイル12の周 囲は、他のカバー部材で樹脂成形後に覆う構成としても良い。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によると、コイルボビンに対してコネクタ部及び取 り付け部を後から樹脂成形して設けるときに、コイルボビンを固定しておくため の固定部を設ける構成としたことにより、コネクタ部及び取り付け部と、コイル ボビンとを別部品で構成できるようになり、コネクタ部や取り付け部の変更がコ イルボビンに影響することを回避でき、コネクタ部や取り付け部の変更がコスト 的に比較的容易に行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】従来の電磁ピックアップセンサの一例を示す断
面図。
【符号の説明】
11 コイルボビン 12 コイル 15 コア 15b 永久磁石 16 コネクタ部 17 取り付け部 18 固定用穴 19 押さえピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空のコイルボビンにコイルを巻回する一
    方、少なくとも一部に永久磁石を配してなるコアを前記
    中空部に挿通してなり、前記コアに磁性体である被検出
    体が離接することによって生じる磁束量の変化をコイル
    の起電力の変化として取り出すよう構成された電磁ピッ
    クアップセンサであって、 前記コイルの起電力を外部に取り出すためのコネクタ部
    及び該電磁ピックアップセンサを取り付けるための取り
    付け部を一体として、別部品として樹脂成形された前記
    コイルボビンの外側に樹脂成形によって設けると共に、
    前記コイルボビンをコネクタ部及び取り付け部の樹脂成
    形時に固定するための固定部を前記コイルボビンに形成
    してなる電磁ピックアップセンサ。
JP10255691U 1991-12-12 1991-12-12 電磁ピックアップセンサ Expired - Lifetime JP2542371Y2 (ja)

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JP2542371Y2 JP2542371Y2 (ja) 1997-07-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997004318A1 (fr) * 1995-07-21 1997-02-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Capteur de vitesse de rotation magnetique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997004318A1 (fr) * 1995-07-21 1997-02-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Capteur de vitesse de rotation magnetique
US6064200A (en) * 1995-07-21 2000-05-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic sensor with detection block, connector block and cap/cover

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