JPH0551905U - 衣料用保形材 - Google Patents
衣料用保形材Info
- Publication number
- JPH0551905U JPH0551905U JP10988491U JP10988491U JPH0551905U JP H0551905 U JPH0551905 U JP H0551905U JP 10988491 U JP10988491 U JP 10988491U JP 10988491 U JP10988491 U JP 10988491U JP H0551905 U JPH0551905 U JP H0551905U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shape
- synthetic resin
- resin film
- clothing
- core material
- Prior art date
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- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Garments (AREA)
- Corsets Or Brassieres (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保形性が強く、通気性と透湿性に優れると共
に、肌当りが柔らかく感触が良くなる。 【構成】 開口率25〜90%の孔明き合成樹脂膜3
と、該合成樹脂膜3以上のガラス転移点を持つ素材の不
織布4を接合して芯材とする。該芯材2を適宜形状に形
成し、表裏面に生地5,6を一体に設ける。
に、肌当りが柔らかく感触が良くなる。 【構成】 開口率25〜90%の孔明き合成樹脂膜3
と、該合成樹脂膜3以上のガラス転移点を持つ素材の不
織布4を接合して芯材とする。該芯材2を適宜形状に形
成し、表裏面に生地5,6を一体に設ける。
Description
【0001】
本考案は、ブラジャー,ボディスーツ等のファンデーションおよびスポーツ用 衣料,アウターウェア等における衣料品のシルエット整形(保形)に用いられる 衣料用保形材に関するものである。
【0002】
女性用ファンデーションの主たる要求機能は、着用者の体型を整容しシルエッ トを美しく見せることである。具体例として代表的女性用ファンデーションであ るブラジャーを取りあげれば、***を覆うバストパット部分の主要機能は着用者 の胸部を美しく見せることと、胸部の形状保形性および必要に応じて要求される 整形性にある。
【0003】 これに続く重要な機能として、肌当りの良さと柔軟性,発汗を逃すための透水 ,透湿性、着用者の運動時に体表面の変化に沿う形状の追随性等があげられる。
【0004】 従来のブラジャー用バストパットは、上記要求機能をほぼ満足させるものとし て発泡ウレタンを主要構造としたパットが多用されている。その他にもインナー ウエア本来の要求機能である肌当りの良さに重点をおいた不織布を主要構造材と したパット等がある。
【0005】
しかしながら、発泡ウレタンパットの場合は、発泡ウレタン芯の厚みを増すか 、または発泡ウレタン自体を固くすることで形状保持機能の向上を計っている。 厚みを増して形状保持を図ることは、必要以上にボリューム感が出てしまい体型 を美しく見せる要求にこたえられないばかりか、着用時に違和感があった。
【0006】 また、発泡ウレタン自体の剛性を高めることは柔軟性がなくなり、肌当りの感 触を低下させることになる。従って、美しくみせる整形性の要求と肌当りの両方 を満足させることは素材の相反することになり単一素材では限界があった。さら に、発泡ウレタンは通気性(透水性)が悪く、発汗すると肌が蒸れたり、あるい は伸縮性が少なく形状が固定しているので、体型に沿わない場合に着用者の肌と パット内面の間に空間ができてしまい、着用安定感が良くなかった。
【0007】 一方、不織布を用いたパットは、柔軟性に富み肌当りも良く通気性もあり*** の形状に沿い、ぴったりフイットするが、非常に柔軟なため、保形機能が弱く、 別途カップ部下辺に鋼線と併用することで一般的に使用されている。保形性をさ ほど要求されない場合は不織布を裁断と縫製で立体形状として多用されているが 、シームレスカップブラでの使用は少ない。
【0008】 本考案はこのような課題を解決したもので、従来の発泡ウレタンパットの保形 機能を損なうことなく、かつ肌当りと通気性を良くしたファンデーションおよび スポーツ用アウターウエア等における衣料用保形材を提供するものである。
【0009】
上記目的を達成するため、本考案の衣料用保形材は、芯材として開口率25〜 90%の孔明き合成樹脂膜と、該合成樹脂膜以上のガラス転移点を持つ素材の不 織布で構成し、この芯材を適宜形状に形成して表裏面に生地を接合したものであ る。
【0010】
本考案による保形材は芯材の外層の孔明き合成樹脂膜によって保形性が得られ ると共に、内層の不織布で肌当りが良くてそれぞれ分担することになり、パット の全体厚さと保形機能の強さを別々に配慮することができ、従来保形性を向上さ せようとした時は発泡ウレタンが分厚くなったり、肌当りが低下していたものが 薄く柔らかくても十分に本来の機能を満足することが可能となる。
【0011】 また、保形効果を持たせている合成樹脂膜の開口率を変化させることで、バス トカップの部分部分の剛性を素材に変えることなく変化させられる。さらにパッ トにおける各層の機能分担が明確になることで、素材の選択の幅が増え、結果的 に満足度の高い高品質の製品、すなわち広い範囲の柔軟性と保形性の変化が実現 可能となる。
【0012】
以下、本考案の実施例としてブラジャーのバストパットを図面にもとづいて説 明する。パット本体1の芯材2は、孔明き合成樹脂膜3と不織布4で構成されて いる。この孔明き合成樹脂膜3は、厚さが0.8mm のエチレン酢酸ビニル共重合樹 脂で全面に6メッシュ(6ホール/吋)、4.0 ×3.0mm の開口孔3aが格子状に 設けられていて開口率60%以上に成型されている。
【0013】 4は厚さ5mm、目付量 50g/m2 のポリエステル不織布で、該不織布4が肌側に なるよう孔明き合成樹脂膜3と接着剤で一体に接合してある。5は芯材2の表面 に設けたポリエステル編地、6は裏面に設けた綿編地6で、熱モールドプレス機 で適宜形状に形成する。この時、同時に周縁部分を一定間隔毎に熱融着7すると 共にバイアステープ8で周辺を縫着したものである。
【0014】 なお、開口率が25〜80%の範囲を逸脱すると、保形性,柔軟性において良 好な効果が得られず、その中でも40〜60%の開口率が最適である。 上記実施例においては、保形材をバストパットで説明したが、これに限ること なく、肩パット等においても用いられるのは勿論のことである。
【0015】
本考案の衣料用保形材は、芯材を開口率25〜90%の孔明き合成樹脂膜と不 織布の2層とで構成されているから、合成樹脂膜によって保形性が優れると共に 、通気性,透湿性が良くなり蒸れたりすることがなくなる。また、不織布によっ て肌当りが柔らかく肌への感触もよく、より薄くて軽いパットになる。
【0016】 孔明き合成樹脂膜と不織布との機能分担が明確化されることで、素材の選択幅 が増え、満足度の高い高品質の製品、すなわち広い範囲の柔軟性と保形性の変化 が可能になる。
【0017】
【図1】ブラジャーの裏面図
【図2】バストパットの平面図
【図3】バストパットの拡大断面図
【図4】バストパットの一部拡大断面図
【図5】バストパットの周辺部の拡大斜視図
【0018】
1 パット本体 2 芯材 3 孔明き合成樹脂膜 4 不織布 5,6 生地
Claims (1)
- 【請求項1】 開口率25〜90%の孔明き合成樹脂膜
3と、該合成樹脂膜3以上のガラス転移点を持つ素材の
不織布4を組み合わせて芯材2とし、該芯材2を適宜形
状に形成し、表裏面に生地5,6を一体に設けてなる衣
料用保形材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10988491U JPH0551905U (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 衣料用保形材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10988491U JPH0551905U (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 衣料用保形材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551905U true JPH0551905U (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=14521610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10988491U Pending JPH0551905U (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 衣料用保形材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0551905U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010026844A (ko) * | 1999-09-09 | 2001-04-06 | 김만성 | 브래지어 컵 내피 및 그 제조방법 |
JP2014163018A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Asahi Kasei Fibers Corp | 防振性に優れるブラジャー |
JP2018044278A (ja) * | 2017-12-14 | 2018-03-22 | アンドール株式会社 | カップ付き衣類 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS533867U (ja) * | 1976-06-29 | 1978-01-13 | ||
JPS5429934U (ja) * | 1977-08-01 | 1979-02-27 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP10988491U patent/JPH0551905U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS533867U (ja) * | 1976-06-29 | 1978-01-13 | ||
JPS5429934U (ja) * | 1977-08-01 | 1979-02-27 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20010026844A (ko) * | 1999-09-09 | 2001-04-06 | 김만성 | 브래지어 컵 내피 및 그 제조방법 |
JP2014163018A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Asahi Kasei Fibers Corp | 防振性に優れるブラジャー |
JP2018044278A (ja) * | 2017-12-14 | 2018-03-22 | アンドール株式会社 | カップ付き衣類 |
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