JPH055076Y2 - - Google Patents

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JPH055076Y2
JPH055076Y2 JP1909089U JP1909089U JPH055076Y2 JP H055076 Y2 JPH055076 Y2 JP H055076Y2 JP 1909089 U JP1909089 U JP 1909089U JP 1909089 U JP1909089 U JP 1909089U JP H055076 Y2 JPH055076 Y2 JP H055076Y2
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【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、ブロー成形手法にて成形される中空
樹脂製リヤスポイラーや中空樹脂製バンパー等の
自動車用中空樹脂製外装部材に対して、ストツプ
ランプやターンシグナルランプ等のランプ類を取
り付けるための取付構造に関するものである。
(背景技術) 近年、自動車の車体の外部に取り付けられるリ
ヤスポイラーやバンパー等の外装部材にあつて
は、軽量化や低コスト化のために、それを樹脂で
構成することが多くなつてきている。また、これ
と平行して、デザインや視認性の向上等の目的か
ら、それら樹脂製の外装部材に対して、ストツプ
ランプやターンシグナルランプ等のランプ類を取
り付けることが多くなつてきている。例えば、視
認性の向上のために、リヤスポイラーに対してス
トツプランプを装着する、所謂ハイマウントスト
ツプランプがその一例である。
ところで、上述のような樹脂製の外装部材に対
してランプ類を取り付ける場合、外装部材が繊維
強化樹脂(FRP)で成形されるものである場合
には、それが、通常、一重壁の一体成形品或いは
一重壁の成形品からなる組立体として構成される
ため、かかる外装部材に対してランプを装着する
ことはそれ程難しくない。しかし、かかるFRP
製の外装部材は、熱可塑製の樹脂材料で構成され
る外装部材に比してその重量が必然的に重くな
り、またその製造コストも必然的に高くなるた
め、重量面および価格面で熱可塑性樹脂製のもの
に劣るといつた問題を内在している。
一方、FRP製の外装部材を軽量・安価な熱可
塑性樹脂製の外装部材で代替させるには、外装部
材をブロー成形手法で一体中空成形品として成形
することがその剛性を保つ上で有利であるが、か
かるブロー成形手法で一体中空構造に成形される
外装部材は、それが一体中空構造として成形され
るものであるが故に、前述の如きランプ類を装着
するために種々の不具合を伴うといつた問題があ
る。
例えば、第4図は、熱可塑性樹脂材料を用いて
ブロー成形手法にて成形した一体中空構造のリツ
プタイプのリヤスポイラー2に対して、ストツプ
ランプを装着したランプハウジング4をビス6、
6で取り付ける、一般的に考えられる取付構造を
示すものであるが、かかるランプの取付構造で
は、第5図に示されているように、リヤスポイラ
ー2が三角形状断面の中空構造品として形成され
ているが故に、リヤスポイラー2の成形後におい
て、リヤスポイラー2のランプ装着壁である後方
壁7に対して、極めて面倒な加工手法でランプ装
着穴8を切り抜き形成することが必要となるので
あり、それ故ランプハウジング4の取付作業性が
著しく低いといつた問題を有しているのである。
また、このようなランプ取付構造では、リヤスポ
イラー2にランプハウジング4を取り付けるため
のビス6,6が外部から見えてしまうといつた外
観上の不具合もあるのである。
(解決課題) 本考案は、このような事情を背景として為され
たものであり、その解決すべき課題とするところ
は、ブロー成形手法にて成形される中空樹脂製外
装部材へのランプ類の取付けに際して、ランプ類
を外装部材に容易に装着し得て、しかも外装部材
の外観を損なうことのないランプ類の外装部材へ
の取付構造を提供することにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本考案
にあつては、ブロー成形手法にて成形される中空
樹脂製リヤスポイラーや中空樹脂製バンパー等の
自動車用中空樹脂製外装部材に、ストツプランプ
やターンシグナルランプ等のランプ類を取り付け
るための取付構造として、前記ランプ類が装着さ
れるべき前記外装部材の壁部部位に対して、該壁
部と対向する外装部材の壁部部位を可及的に接近
させた状態で該外装部材を成形して、該外装部材
の前記ランプ類が装着されるべき壁部部位の背面
側に、底壁部が該壁部部位と間隔の狭い二重壁構
造を成す凹所、若しくは該底壁部が該壁部部位と
一体壁構造を為す凹所を形成すると共に、該壁部
部位と該凹所の底壁部を貫通する状態で通孔を形
成し、更に、該凹所を形成する外装部材の壁部部
位に、前記ランプ類を装着するハウジングをボル
ト固定するためのネジ部若しくはネジ部材を成形
によつて一体に設け、該ハウジングの発光部が前
記外装部材の通孔内に位置するように、該ハウジ
ングを該ネジ部若しくはネジ部材に対して前記凹
所内に収容した状態でボルト固定してなる構造を
採用したのである。
(実施例) 以下、本考案をより一層具体的に明らかにする
ために、リツプタイプのリヤスポイラーに対する
ストツプランプの取付構造に本考案を適用した場
合について、その実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
先ず、第1図は、本考案に従う取付構造によつ
てストツプランプが取り付けられたリツプタイプ
のリヤスポイラー10の外観図を示すものであ
り、また第2図は、その要部の断面を拡大して示
すものであるが、それらの図から容易に推察され
るように、本実施例のリヤスポイラー10は、
PPEやPP、或いはナイロン等の適当な熱可塑性
樹脂材料を成形材料として、ブロー成形手法によ
つて一体に成形されたものであつて、全体とし
て、両端が閉じられた略三角柱状の一体中空構造
を成しており、その三角形状部の一面を構成する
取付壁12において自動車の車体外面に密着して
取り付けられるようになつている。そして、その
取付状態において、その三角形状部の別の一面が
車両後方に対して略垂直に面するようにされてお
り、その車両後方に面する後方壁14に対して、
ストツプランプ、より正確には、ストツプランプ
が装着されたランプハウジング16の発光部18
が、配置、装着せしめられるようになつている。
なお、リヤスポイラー10の三角形状部の残りの
一面は、便宜上、上部壁20と称する。
ここで、リヤスポイラー10の後方壁14に対
するランプハウジング16の発光部18の配設部
位に対応する取付壁12の部位は、その幅方向中
央部の所定長さ部分が後方壁14および上部壁2
0に向かつて著しく凹陥させられており、その凹
陥壁22の底壁部24が、後方壁14および上部
壁20に対して可及的に接近させられて、それら
後方壁14および上部壁20との間でそれぞれ二
重壁構造を形成させられている。そして、かかる
凹陥壁22の底壁部24と後方壁14との二重壁
構造部分に、第2図に示されているように、その
二重壁構造部分を内外に貫通する状態で、ランプ
ハウジング16の発光部18を挿入、配置するた
めの長手方向に伸びる通孔26が形成されてお
り、また上部壁20との間で2重壁構造を成す凹
陥壁22の底壁部24の部位には、その適所に位
置して、ネジ部材としての金属ナツト28が分散
して複数埋設せしめられている。
そして、第2図に示されているように、凹陥壁
22で囲まれた凹所30側から発光部18を通孔
26内に挿入されてランプハウジング16がその
装着位置に配置され、前記ナツト28の埋設部位
に対応して設けられた複数の取付穴において、ボ
ルト34によつてナツト28に締付け、固定せし
められている。
なお、前記通孔26は、ここでは、リヤスポイ
ラー10の成形後において、作業の容易な打ち抜
き加工手法にて打ち抜き形成されており、その通
孔26の打ち抜き加工部分の二重壁構造部分は、
内外壁が圧着せしめられている。また、前述の説
明から明らかなように、ここでは、取付壁12の
凹陥部形成部位、すなわち凹所30の形成部位
が、ランプの装着壁部部位(通孔26の形成壁部
部位)に対向する壁部部位とされている。
従つて、このようなストツプランプ(ランプハ
ウジング16)の取付構造によれば、ランプハウ
ジング16をリヤスポイラー10に固定するため
のボルト34が外部から見えることがなく、また
ランプハウジング16の発光部18をリヤスポイ
ラー10の後方壁14に配置、装着するための通
孔26が、極めて簡単な打ち抜き加工手法で形成
され得るため、ランプハウジング16がリヤスポ
イラー10に極めて容易に装着され得る一方で、
リヤスポイラー10の外観が良好に保持され得る
のであり、しかもランプハウジング16の装着部
位には、凹陥壁22が設けられて、その底壁部2
4が後方壁14および上部壁20と二重壁構造と
されているため、その剛性も充分良好に維持され
得るのである。
また、かかる取付構造によれば、ランプ通電用
のハーネスを配線するための穴をわざわざ開ける
必要がないといつた利点もある。
以上、本考案の一実施例を詳細に説明したが、
これは文字通りの例示であり、本考案がかかる具
体例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しな
い範囲内において、種々なる変更、修正、改良等
を施した態様で実施できることは、言うまでもな
いところである。
例えば、前記実施例では、凹陥壁22の底壁部
24が後方壁14および上部壁20と二重壁構造
を成すようにされていたが、凹陥壁22の底壁部
24は、必ずしも後方壁14および上部壁20と
の間で二重壁構造を成すようにされている必要は
なく、第3図に示されているリヤスポイラー36
のように、後方壁14および上部壁20と一体壁
構造とすることも可能である。ただし、この場合
には、リヤスポイラー10の剛性を高めるため
に、その凹陥壁22の底壁部24を成す一体壁構
造部分は、他の壁部分よりも厚くすることが望ま
しい。
また、前記実施例のリヤスポイラー10の通孔
26および第3図のリヤスポイラー36の通孔2
6は、何れも、通常、リヤスポイラー10,36
の成形後、打ち抜き手法で形成されることとなる
が、打ち抜き手法以外の手法で形成するようにす
ることも可能であり、またリヤスポイラー10,
36の成形と同時に形成するようにすることも可
能である。
更に、前記実施例では、ネジ部材としてのナツ
ト28が凹陥壁22に一体に埋め込まれて配設さ
れて、かかるナツト28へのボルト34の螺合に
よつてハウジング16がリヤスポイラー10,3
6に取り付けられるようになつていたが、凹陥壁
22に雌ネジ部を成形によつて一体に成形して、
かかる雌ネジ部に対するボルト34の螺合によつ
てハウジング16をリヤスポイラー10,36に
取り付けるようにすることも可能である。
加えて、前記実施例では、リヤスポイラーに対
してストツプランプを取り付けるための構造に本
考案を適用した例について述べたが、リヤスポイ
ラーに対してストツプランプ以外のランプ類を取
り付けるための構造として本考案を適用すること
も勿論可能であり、またブロー成形手法で成形さ
れたバンパーにターンシグナルランプを取り付け
るための構造等、他のブロー成形手法で成形され
た自動車用中空樹脂製外装部材に対して種々のラ
ンプ類を取り付けるための構造に本考案を適用す
ることも可能である。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案に従う
ランプ類の取付構造によれば、ブロー成形手法で
成形された中空樹脂製外装部材に対して、外装部
材の剛性を良好に保持しつつ、極めて良好な取付
作業性をもつて、外装部材の外観を損なうことな
く、ランプ類を取り付け得るのであり、これによ
り、軽量・安価で、外観的にも優れたランプ付樹
脂製外装部材を提供できることとなつたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従う取付構造によつて取り
付けられたストツプランプを有するリヤスポイラ
ーの外観図を示す斜視図であり、第2図は、第1
図における−断面拡大図である。第3図は、
本考案の別の一例を示す第2図に相当する図であ
る。第4図は、比較例を示す第1図に相当する図
であり、第5図は、第4図のリヤスポイラーの第
4図における−断面に相当する断面の拡大図
である。 10,36……リヤスポイラー(外装部材)、
12……取付壁、14……後方壁、16……ラン
プハウジング、18……発光部、20……上部
壁、22……凹陥壁、24……底壁部、26……
通孔、28……ナツト(ネジ部材)、30……凹
所、34……ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブロー成形手法にて成形される中空樹脂製リヤ
    スポイラーや中空樹脂製バンパー等の自動車用中
    空樹脂製外装部材に、ストツプランプやターンシ
    グナルランプ等のランプ類を取り付けるための取
    付構造であつて、 前記ランプ類が装着されるべき前記外装部材の
    壁部部位に対して、該壁部と対向する外装部材の
    壁部部位を可及的に接近させた状態で該外装部材
    を成形して、該外装部材の前記ランプ類が装着さ
    れるべき壁部部位の背面側に、底壁部が該壁部部
    位と間隔の狭い二重壁構造を成す凹所、若しくは
    該底壁部が該壁部部位と一体壁構造を為す凹所を
    形成すると共に、該壁部部位と該凹所の底壁部を
    貫通する状態で通孔を形成し、更に、該凹所を形
    成する外装部材の壁部部位に、前記ランプ類を装
    着するハウジングをボルト固定するためのネジ部
    若しくはネジ部材を成形によつて一体に設け、該
    ハウジングの発光部が前記外装部材の通孔内に位
    置するように、該ハウジングを該ネジ部若しくは
    該ネジ部材に対して前記凹所内に収容した状態で
    ボルト固定してなることを特徴とする自動車用中
    空樹脂製外装部材に対するランプ類の取付構造。
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