JPH05504514A - 溝中にトーラス・ジョイントを取付けるための方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 溝中にトーラス・ジヨイントを取付けるための方法と装置技術分野 本発明の主題は、回転体の部品または回転体の部品の一部の溝中にトーラス・ジ ヨイントを取付けるための方法と装置である。

背景技術 現在まで、一般にトーラス・ジヨイントまたは○リングと呼ばれるトーラス・ジ ヨイント・パッケージは、工具の援助を得て、手動または機械的方法で溝の中に 取付けられてきている。すべての場合において、トーラス・ジヨイントの直径を 拡大して溝の外径と等しくする必要がある。直径が非常に小さいトーラス・ジヨ イントの場合、トーラス・ジヨイントを拡大するため、および、トーラス・ジヨ イントを溝中に押込むために使用される工具がトーラス・ジヨイントに損害を与 える危険が大きい。

発明の概要 本発明の目的は、溝中にトーラス・ジヨイントを取付けることであり、特に、ト ーラス・ジヨイントを拡大し押込むために工具またはその他の固体部材の介入を 必要とすることなく、直径が非常に小さいトーラス・ジヨイントをピストンの溝 中に取付けることである。

本発明に従った方法の特徴は、トーラス・ジヨイントが、トーラス・ジヨイント の直径と事実上等しい直径を有する補助円筒形ロッド上を摺動すること、および 、回転体の部品の端が前記ロッドの端に対して同軸にあてがわれること、および 、圧縮空気を手段として、トーラス・ジヨイントが円筒形ロッドから回転体の部 品に移るように作られることである。

本発明に従った装置の特徴は、同装置が、圧縮空気源、同圧縮空気源に接続され 、少なくともトーラス・ジヨイントの内径にほぼ等しい直径のロッドに確実に固 定されていて円筒のボディから突出するピストンを収容している円筒、および、 円筒の底とピストンとの間を圧縮するばねから成り、ピストンとピストン・ロッ ドにはみぞ（フルーティング）があり、円筒のボディの端はピストン・ロッドと 同軸であって、圧縮されたトーラス・ジヨイントを回転体の部品と凹部の壁との 間を通過させることができる直径の円筒状凹部を有するピストンの端を囲み、ピ ストンの運動は、ばねが完全に圧縮されたときピストン・ロッドの端が凹部中に あり、トーラス・ジヨイントの断面の直径に等しい長さだけ凹部の底を通過する 運動であるという事実である。

ピストンが完全に引込んだ位！にある場合、ピストンのみぞ下に送られた圧縮空 気は、先ずＯリングを半径方向に戻押す効果（トーラス・ジヨイントを拡大する ように押す効果）を有し、次に、回転体の部品の溝の中に落ち看（までＯリング を軸方向に押す効果を有する。したがって、トーラス・ジヨイントを拡大させ、 トーラス・ジヨイントを溝中に押込むための手段は、圧縮空気だけによって構成 される。圧縮空気にはトーラス・ジヨイントを損傷する危険がない。

本発明に従った方法は、直径が非常に小さなトーラス・ジヨイントのためはもち ろん、直径が大きなトーラス・ジヨイントのためにも使用することができる。

図面の簡単な説明 添付図面は、−例として、本発明に従った方法を実行するための装置の実施例を 、２種類の変種とともに示す。

図１はピストンにトーラス・ジヨイントを取付けるための装置の略図であり、図 １ａは円筒１の前面から見た図である。

図２ないし図５は、図１の装置の基本部品の断面図であり、同基本部品の連続動 作位置を示す。

図６は、シャフトの端から特定の距離にある溝中にトーラス・ジヨイントを取付 けるための、図１ないし図５に従った装置の実施例の第１変種の部分断面図であ る。

図７は、シャフトの端から特定の距離にある溝中にトーラス・ジヨイントを取付 けるための装置の実施例の第２変種の部分断面図である。

好適な実施例の詳細な説明 図１および図２に休止状態で示されている装置は、円筒ｌから成り、円筒ｌの中 には、ロッド３を備え、ピストン２および円筒１の端にねじ止めされたプラグ５ との間において圧縮作用をするばね４によって円筒１の一端に対して突きあった 状態に維持されるピストン２が装置されている。このプラグ５には軸穴６が貫通 しており、プラグ５は、ダクト７によって、適切な弁を備えた圧縮空気源８に接 続されている。ピストン２とロッド３には、ピストン２とピストン・ロッド３の 全長に沿って延伸する４個の長さ方向みぞ９．１０．１１．１２　（図１ａと図 ２）がある。ロッド３の側上に置かれた円筒ｌのボディの端には円筒状凹部１３ がある。

休止時、ロッド３は、円筒ｌのボディのこの端を越えて通過する。ピストン２と ピストン・ロッド３の長さは、ばね４が完全に圧縮されたとき（図３）、取付け られることになるトーラス・ジヨイント１４の断面の直径に等しい長さだけロッ ド３が凹部１３の底を越えて通過する長さである。凹部１３の直径は、一方では 、トーラス・ジヨイント１４の断面によって決定され、他方では、トーラス・ジ ヨイント１４が取付けられることになる溝１６中の回転体１５の部品の直径によ って決定される。すべての場合において、凹部１３の直径がトーラス・ジヨイン ト１４の断面の直径の２倍だけ増加させた回転体１５の部品の直径未満であり、 回転体１５の部品と凹部１３の壁との間にトーラス・ジヨイント１４が圧入され なければならない。凹部１３の直径がトーラス・ジヨイントの断面の直径の１． ４倍から１．８倍までだけ増加させた回転体１５の部品の直径に等しいことが望 ましい。

回転体１５の部品の溝１６中へのトーラス・ジヨイント１４の取付けを、以下、 図２ないし図５を参照して説明する。

先ず、手によって、トーラス・ジヨイント１４をロッド３の端上を摺動させる（ 図２）。トーラス・ジヨイント１４の内径がロッド３の直径に等しいので、この 取付けは非常に容易に実施される。この直径の一致が非常に近似であるだけで十 分であることは明らかである。

次に、自動機構を使用し、ロッド３を押戻してばね４を完全に圧縮するために十 分な圧力で、回転体１５の部品をロッド３の端に対して同軸に持込む。図３に示 されたこの位置において、ロッド３の端は凹部１３の内部にあり、トーラス・ジ ヨイント１４の断面の直径に等しいか同直径より僅かに小さい長さだけこの凹部 の底を越えて通過する。結果的に、このトーラス・ジヨイントは凹部１３の底と 部品１５の端との間に保持される。

次に、ダクト６　およびみぞ９ないし１２を通して、円筒１に圧縮空気を送る。

前記みぞは、ロッド３の端において、一方ではトーラス・ジヨイント１４によっ て、他方では、部品１５によって閉鎖される。結果的に、トーラス・ジヨイント １４は、圧縮空気の圧力の効果の下で拡大し、トーラス・ジヨイント１４の直径 が凹部１３の直径に達するまで、トーラス・ジヨイント１４の直径を弾力的に増 大させる（図４）。この位置において、トーラス・ジヨイント１４は空気の通路 を閉じ続け、結果的に、部品１５の端と凹部１３の壁とによって形成されるショ ルダ１７の間に閉じ込められ、圧縮される。ひとたびトーラス・ジヨイント１４ が溝１６上の位置に来ると、トーラス・ジヨイント１４はこの溝１６中に弾力的 に落着き（図５）、部品１５を後方に引込んで他の部品１５と交換することがで きるようにする。もちろん、例えば空気方式によって、この過程を自動的に起こ させることができる。

凹部１３の深さはショルダ１７の長さの関数である。ロッドまたはシャフト上に 形成された溝の場合、このショルダを比較的長くすることができる。−例が図６ に示されている。溝１６から部品１５の端を隔てている部品１７°は、比較的長 い。結果的に、凹部１３に対応する凹部１３゛の深さも、同様に、比較的大きい 。他の部分については、図６に示された装置は図２ないし図５に示された装置と 同一である。

図６は、図３と同様、圧縮された位置にある装置を示す、圧縮空気の効果の下で 、トーラス・ジヨイント１４は部品１７”と円筒状凹部１３゛の壁との間に駆動 され、最終的に、溝１６内に落着く。

図７は、スピンドル２１の２個の軸受は面↓９，２０の間に形成された溝１８へ のトーラス・ジヨイント１４の取付けを示す。したがって、満１８の内径はシャ フト２１の直径に等しい。この事例においても、溝１８はシャフト２１の端から 特定の距離に位置する。図６のチャンバ１３°に対応するチャンバ１３”は、結 果的に、同じ深さである。この凹部１３”は、軸受は面１９の直径とシャフト２ １の直径との差異だけ増大させた凹部１３゛の直径に等しい直径を有する第２部 分２２に開いている。前述の実施例の場合と同様に、シャフト２１とチャンバ１ ３”の壁との間のスペースはトーラス・ジヨイント１４の断面の直径より小さく 、例えば、トーラス・ジヨイントの断面の直径の１．４ないし１．８倍だけ増大 させたシャフト２１の直径に等しい。図７は、図３の場合と同様に、圧縮された 位置にある装置を示す。圧縮空気の効果の下で、トーラス・ジヨイント１４は先 ず凹部１３゛の直径まで拡大し、次に、凹部２２中の軸受は面１９に対して突き あうまで、シャフト２１と凹部１３”の壁との間に駆動される。その後、トーラ ス・ジヨイント１４は、軸受は面１９上を通過して溝１８中に部分的に落着くま で、さらに拡大することができる。

Ｎ釣婁 国際調査報告

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．回転体の部品または回転体の部品の一部の溝内にトーラス・ジョイントを取 付けるための方法であって、 トーラス・ジョイントの直径と事実上等しい直径の補助円筒形ロッド上をトーラ ス・ジョイントを摺動させること、 回転体の部品の端を前記ロッドの端に対して同軸にあてがうこと、および圧縮空 気を手段としてロッドから回転体の部分まで通過するようにトーラス・ジョイン トが作られていること を特徴とする方法。
2. ２．圧縮空気源（８）、この圧縮空気源に接続され、少なくともトーラス・ジョ イントの内径に等しい直径のロッド（３）に確実に固定され、円筒のボディから 突出するピストンを収容円筒（１）、および、円筒の底とピストンとの間に圧縮 を働かせるばね（４）から成ること、および、ピストンとピストン・ロッドはみ ぞ（９ないし１２）を有し、円筒のボディの端は、ロッドと同軸であって圧縮さ れたトーラス・ジョイントが回転体の部分と凹部の壁との間を通過することがで きるようにする直径を有する円筒状凹部（１３）を有するピストン・ロッドを囲 み、ピストンの運動は、ばね（４）が完全に圧縮されるときはピストン・ロッド の端が凹部内にあってトーラス・ジョイントの断面の直径に等しい長さだけこの 凹部の底を越えて通過する運動であることを特徴とする請求項１の方法を実行す るための装置。
3. ３．凹部の直径が、トーラス・ジョイントの断面の直径の１．４ないし１．８倍 だけ増大させた回転体の部分の直径に等しいことを特徴とする請求項２に従った 装置。