JP3632159B2 - 拡管装置 - Google Patents

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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ガス管や水道管の配管工事において、管と継手、又は、管と管とを接続する際に、管の端部を拡張する為に用いられる拡管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼管や鉛管、銅管、ポリエチレン管などの端部を拡張する拡管装置として、本願出願人は、特願平8ー45435号に、図5に示すものを提案した。
【0003】
この従来の拡管装置は、先端方向へ広がる傾斜面を有する円錐台部52a、52bを段階状に連続して設けた拡張ヘッド53を先端部に有するロッド50と、内側に傾斜面54を有する複数の駒55が前記ロッド50の周面を囲んで配設されて弾性リング56a、56bで集束形成された拡管部材51とから構成され、ロッド50を基端方向に油圧ラム57で引き込むことにより、拡管部材51の基端面51aをラム57の先端面57aに圧接させ、ロッド50の拡張ヘッド53で拡管部材51を拡張することにより拡管部材51の外周面にセットされた管58の端部を拡径するものである。
【0004】
この従来の拡管装置は、拡管部材51を寸長とし、作動時に於ける拡張ヘッド53と拡管部材51との圧接箇所を前後二ヶ所に分けて、管58の拡管部分58aを寸長に拡張するとともに、拡張ヘッド53の第一の円錐台部52aの傾斜角度と作動時に圧接する駒55の内側の傾斜面54の傾斜角度を異なる角度に設定することにより圧接ヶ所を線接触とし、摺動するときの摩擦抵抗を小さくして装置の動きを軽快にしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の拡管装置は、管58の端部を寸長に、且つ軽快に拡張形成できるものであるが、ロッド50を引き込むことにより拡管部分58aの基端側、即ち、管58の奥から開口端へ向かう拡張ヘッド53の動きによって拡管部材51に拡張圧力をかけて拡管する構成であるので、拡管部分58aの基端側と開口端側とに拡張圧力をバランスよくかけることが難しく、管58の材質や肉厚によっては、拡管部分58aの開口端側の拡張が基端側に比較して不充分になり、また、ロッド50の引き込み力を強くすると弾性リング56a、56bの集束力のバランスが崩れて不均一に拡管されてしまうなど、装置の調整が面倒であった。
【0006】
また、鉛管や銅管のように塑性変形して拡径されるものは、拡管状態が維持されるので拡管部分58aが均一平行に拡管されていれば管の接続作業に何等問題がないが、ポリエチレン管のように弾性変形して拡張されるものは、拡管された部分が弾性復帰するために拡径直後に収縮が始まり、管の接続作業時間が短くなる。従って、拡径状態を出来るだけ長時間確保して接続作業を容易にする必要があり、拡管部分58aの開口端側を基端側よりも径大にして円錐台形状に拡管しておくことが好ましい。しかしながら、上記従来の拡管装置ではそのような形状の拡管形成はできなかった。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、拡管部分にバランスよく拡張圧力をかけて管の端部を確実に均一平行に拡径できるとともに、拡管部分が弾性収縮するポリエチレン管に好適な円錐台形状にも拡径できるように改良することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ラムによって稼動するピストンに突設され先端方向へ広がる円錐台部を先端部に備えたロッドと、前記ロッドの周面を囲んで配設された複数の駒が径方向へ伸縮自在に弾性リングで集束されてなる拡管部材と、前記ロッドに貫通されて前記拡管部材の背後に装着され先端方向へ窄まる円錐筒部を備えたテーパーブッシュとからなり、前記テーパーブッシュを前記ラムの先端面に当接させ、前記ピストンを稼動させて前記ロッドを引き込んで、前記拡管部材を前記円錐台部と前記円錐筒部とで前後から拡張することにより管部分をバランスよく拡張することができる。
【0009】
また、円錐筒部の軸方向の寸法を円錐台部の軸方向の寸法よりも長寸とすることにより、拡管部分を円錐台形状に拡張することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1乃至図4は、本発明の拡管装置における好ましい実施の形態の一つを示すものであり、図1および図2に示すように、ラム1によって稼動するピストン2に取り付けられ先端方向へ広がる円錐台部4を先端部に備えたロッド3と、このロッド3の周面を囲んで配設された6個の駒11が径方向へ伸縮自在に弾性リング12a、12bで集束されてなる拡管部材10と、ロッド3に貫通されて装着され拡管部材10へ後方から挿入される先端方向へ窄まる円錐筒部21を備えたテーパーブッシュ20とから構成されている。
【0012】
ラム1は、シリンダー1a内のピストン2に取り付けられたロッド3を稼動させる油圧式のものである。尚、ロッド3を稼動させる機構は油圧式ラムに限るものではなく、スクリュウやバネを用いたものでもよい。
【0013】
ロッド3は、ピストン2の中央に貫通して基端部においてナット5で取り付けられたボルト状の鋼棒であり、その先端部は前記円錐台部4に続く短寸の平行部6を介して、この平行部6よりも径大なボルトヘッド7に形成されており、該ボルトヘッド7にはドライバの差し込み溝8が設けられている。
【0014】
拡管部材10は、ロッド3を中心にしてその周面に六割り状に囲んで配設された駒11と(図2)、この駒11外周にかけられてロッド3を軸に駒11を径方向へ伸縮自在に集束する弾性リング12とで構成されている。
【0015】
駒11は、断面がL字状で拡管部材10の平行な筒状部10aと鍔部10bとを構成しており、筒状部10aの前方外周面と鍔部10bの外周面の二ヶ所には弾性リング12a、12bが嵌装する凹溝13a、13bが凹設されている。
【0016】
また、拡管部材10の軸孔10dの前後端には、円錐台部4と円錐筒部21とが前後方向から覗く傾斜孔14、15が形成されている。この前後二ヶ所の傾斜孔14、15と円錐台部4および円錐筒部21の傾斜面の傾斜角度は同一角度に設定されている。そして、装置が作動したとき、即ち、ロッド3がラム1内へ引き込まれたとき拡管部材10の前後端二ヶ所の傾斜孔14、15が前後二つの円錐部4、21の二ヶ所でそれぞれ面接触して摺動するようになっている。
【0017】
尚、円錐筒部21に圧接する拡管部材10後端の傾斜孔14の傾斜角度を円錐筒部21の傾斜角度よりも広角に設定し、後方の摺接ヶ所を線接触とすることにより摩擦抵抗をより小さくすることも可能であることは言うまでもない(図示省略)。
【0018】
また、弾性リング12a、12bは、コイルバネや金属バネ、ゴムなどの弾性材料で形成され、拡管部材10の凹溝13a、13b内にかけ外し自在に設けられている。
【0019】
テーパーブッシュ20は、鍔部22とその中央に突設された円錐筒部21とからなる一体物であり、ロッド3が軸孔10dに貫通して拡管部材10の背後に拡管部材10と同軸に装着されている。そして、この円錐筒部21の軸方向の寸法M1はロッド3の円錐台部4の軸方向の寸法M2よりも長寸に設定されている。また、円錐筒部21の先端面21aは、拡管部材10後端の傾斜孔14に覗く寸径となっている。
【0020】
以上にように構成された本実施の形態の拡管装置を用いて拡管作業をするときは、図3に示すように、拡管部材10の筒状部10aを拡管しようとする管25の端部に挿入し、ラム1でピストン2を稼動させてロッド3を引き、拡管部材10とともにこれと同軸に連動するテーパーブッシュ20をラム1側に引き付け、テーパーブッシュ20の後端面20aをラム1の先端面1bに圧接させる。
【0021】
更にロッド3を引き込むと、テーパーブッシュ20の円錐筒部21が拡管部材10後端の傾斜孔14に圧入し、後方の弾性リング12aの集束力に抗して拡管部材10を後方から押し開くと同時に、ロッド3の円錐台部4も拡管部材10の先端の傾斜孔15に圧入し、前方の弾性リング12bの集束力に抗して拡管部材10を先方から押し開く。
【0022】
従って、拡管部材10は、前後端二つの傾斜孔14、15と前後二つの円錐部4、21とによって前後両側から内側に向かって拡張され、管25の拡管部分25aは前後均衡した拡張圧力で拡管形成される。
【0023】
また、円錐台部4および円錐筒部21の傾斜面の傾斜角度は同一角度に設定されているので、駒11は平行状態のまま径方向に移動し、拡管部材10の先端10cの傾斜孔14が円錐台部4の最大径部である平行部6に達するまではロッドの引き込み量に比例して均一平行に拡張することができる(図3)。
【0024】
従って、金属管のように塑性変形する管25を均一平行に拡管するときは、ロッド3の引き込み量によって拡管部分25aの拡径寸法を所望の大きさに調節すればよい。
【0025】
また、本実施の形態にあっては、円錐筒部21の軸方向の寸法M1を円錐台部4の軸方向の寸法M2よりも長寸に形成してあり、図3に示す平行な拡管状態から更にロッド3を引き込むと、図4に示すように、拡管部材20の先端10cがボルトヘッド7に当接するとともに、拡管部材20の鍔部22側のみが更に円錐筒部21で拡張され、拡管部分25aを開口の広い円錐台形状に拡張することがでる。
【0026】
従って、ポリエチレン管のように、拡管部分25aが弾性復帰して拡径直後に収縮が始まり、管の接続作業時間が短くなってしまうものには好適な拡管方法であり、拡管部分25aの開口側を大きく拡径して接続作業の時間を確保する事ができる。
【0027】
上記拡管工程が終わると、ロッド3を突き出して拡管部材10の拡張力を解消する。すると、拡管部材10は弾性リング12a、12bの集束力で二つの円錐部4、21の傾斜面を滑り元の形状に収縮する。従って、拡管装置から管25を簡単に引き外して拡管作業は完了する。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】
請求項1に記載の拡管装置によれば、先端方向へ広がる円錐台部を先端部に備えたロッドの周面を囲んで複数の駒を配設し、これを弾性リングで径方向へ伸縮自在に集束して拡管部材を構成するとともに、前記拡管部材と同軸に円錐筒部を備えたテーパーブッシュを設け、ロッドを引き込むことにより、拡管部材を円錐台部と円錐筒部とで前後から楔を打ち込むように拡張するようにしたので、拡張圧力が拡管部分の基端側と開口端側とにバランスよく同時にかかり、装置の複雑な調整をすることなく拡管部分を寸長に且つ歪みなく拡径することができる。
【0030】
また、請求項2に記載の拡管装置では、上記の効果に加えて、円錐筒部の軸方向の寸法を円錐台部の軸方向の寸法よりも長寸にしたので、平行な拡管状態から更にロッドを引き込むことにより、拡管部材の鍔部側を更に拡張し、拡管部分を開口の広い円錐台形状に拡張できる。従って、ポリエチレン管のように弾性復元性のある管の拡管部分の収縮を遅延させることができ接続作業が容易になる。また、一つの装置で拡管部分を平行にも円錐台形状にも拡張できるので、多様な材質の管に対応可能となり経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の拡管装置の断面図。
【図2】図1の拡管装置に使用される拡管部材の背面図。
【図3】図1の拡管装置により拡管部分を平行に拡張した作動状態を示す断面図。
【図4】図1の拡管装置により拡管部分を円錐台形状に拡張した作動状態を示す断面図。
【図5】従来の拡管装置を示す断面図。
【符号の説明】
1 ラム,1b 先端面,2 ピストン,3 ロッド,4 円錐台部,10 拡管部材,11 駒,12a、12b 弾性リング,20 テーパーブッシュ,21 円錐筒部

Claims (2)

  1. ラムによって稼動するピストンに突設され先端方向へ広がる円錐台部を先端部に備えたロッドと、前記ロッドの周面を囲んで配設された複数の駒が径方向へ伸縮自在に弾性リングで集束されてなる拡管部材と、前記ロッドに貫通されて前記拡管部材の背後に装着され先端方向へ窄まる円錐筒部を備えたテーパーブッシュとからなり、前記テーパーブッシュを前記ラムの先端面に当接させ、前記ピストンを稼動させて前記ロッドを引き込んで、前記拡管部材を前記円錐台部と前記円錐筒部とで前後から拡張することにより拡管することを特徴とする拡管装置。
  2. 円錐筒部の軸方向の寸法が円錐台部の軸方向の寸法よりも長寸であることを特徴とする請求項1記載の拡管装置。
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