JPH0550062U - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
- Publication number
- JPH0550062U JPH0550062U JP9993591U JP9993591U JPH0550062U JP H0550062 U JPH0550062 U JP H0550062U JP 9993591 U JP9993591 U JP 9993591U JP 9993591 U JP9993591 U JP 9993591U JP H0550062 U JPH0550062 U JP H0550062U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- dust
- water
- dust pan
- drain valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアクリーナのダストパンに溜まった水をエ
アクリーナの外部に排出する際に、この水と一緒に排出
されるダストが、ダストパンと水抜き弁との間に挟まる
ことによる、この水抜き弁のシール機能の低下を防止し
得るエアクリーナを提供する。 【構成】 エアクリーナケースの下方に設けられるダス
トパンの下面に水抜き穴を形成し、この水抜き穴を閉塞
し、且つ、弾性を有する水抜き弁を前記ダストパンの下
面に設け、この水抜き弁の弾性力によって前記ダストパ
ンの下面にシール状態で当接する前記水抜き弁の当接面
に環状のエッジ部を形成した。
アクリーナの外部に排出する際に、この水と一緒に排出
されるダストが、ダストパンと水抜き弁との間に挟まる
ことによる、この水抜き弁のシール機能の低下を防止し
得るエアクリーナを提供する。 【構成】 エアクリーナケースの下方に設けられるダス
トパンの下面に水抜き穴を形成し、この水抜き穴を閉塞
し、且つ、弾性を有する水抜き弁を前記ダストパンの下
面に設け、この水抜き弁の弾性力によって前記ダストパ
ンの下面にシール状態で当接する前記水抜き弁の当接面
に環状のエッジ部を形成した。
Description
【0001】
本考案は、エアクリーナの改良に関し、更に詳しくはエアクリーナケースの下 方に設けられるダストパンの下面と、この下面に設けた水抜き弁との間を確実に シールすることができるエアクリーナに関する。
【0002】
エアクリーナは、エンジンに導入される吸入気を濾過するために使用され、濾 過部材としてのエアクリーナエレメントを収容するエアクリーナケースと、これ の下方に一体的に設けられるダストパンとからなり、エンジンへ新気を送り込む 際に、吸気に混じって吸入されるダストや水分を、このエアクリーナ内に設けた エアクリーナエレメントで濾過することによって取り除く働きをしている。また 、このエアクリーナによって取り除かれ、エアクリーナケースの下方に設けられ るダストパンに溜まった水は、ダストと共に、このダストパンの下面に設けられ た水抜き穴から外部に排出されるようになっている。
【0003】 また、通常外部からこの水抜き穴を通ってエアクリーナ内に雨水やゴミが侵入 しないように、この水抜き穴を覆うように閉塞する水抜き弁を前記ダストパンの 下面に設けている。このような、エアクリーナとしては、例えば実開昭60−1073 58号公報に提案されているように、ダストパンの下面に設けられる前記水抜き弁 の縁部が前記ダストパンの外壁に面で当接するようにして、エアクリーナの中に 雨水や、ゴミ等が入らないようにシールしている。また、この水抜き弁を設けた ダストパンの下面に、筒状のホルダを設けて、このホルダの下面にフィルタ部材 を取り付けることによって、この水抜き弁とダストパンとの間から、エアクリー ナの中にゴミ等が侵入し難くなるようにしている。
【0004】
しかしながら、このようにフィルタ部材をダストパンの下部に設けただけでは 、このフィルタ部材によって外部からエアクリーナ内に侵入する比較的に大きな ゴミを除去することはできるが、水や細かい塵等は、このフィルタ部材を通過し てしまい、用を成さない。更に、このエアクリーナのダストパンから外部に水が 排出される際に、この水と同時に排出されるダストが、前記水抜き弁とダストパ ンとの間に挟まると、この水抜き弁のシール能力が低下してしまい、エアクリー ナの外部から、このエアクリーナの内部に雨水や塵等が侵入し、エアクリーナエ レメントの濾過能力を上回る量のダストや水の一部が、前記エアクリーナエレメ ントを通過してしまい、エンジンに損傷を与えるという問題がある。
【0005】 本考案は、以上の問題点に鑑みて、エアクリーナのダストパンに溜まった水を エアクリーナの外部に排出する際に、この水と一緒に排出されるダストが、ダス トパンと水抜き弁との間に挟まることによる、この水抜き弁のシール機能の低下 を防止し得るエアクリーナを提供することを目的とする。
【0006】
前記目的を達成するための本考案に係るエアクリーナは、エアクリーナケース の下方に設けられるダストパンの下面に水抜き穴を形成し、この水抜き穴を閉塞 し、且つ、弾性を有する水抜き弁を前記ダストパンの下面に設け、この水抜き弁 の弾性力によって前記ダストパンの下面にシール状態で当接する前記水抜き弁の 当接面に環状のエッジ部を形成したことを特徴とする構成である。
【0007】
本考案のエアクリーナは、以上の構成を有しているので、ダストパンに溜まっ たダストが、水と共に外部に排出され、前記水抜き弁とダストパンとの間に残留 した場合であっても、水抜き弁のダストパンに接触する部分には、環状のエッジ 部が形成されているので、ダストはこのエッジ部の両側に押し退けられて、ダス トパンの下面と水抜き弁のエッジ部は、シール機能を損なうことなく密着するの で、このエアクリーナの内部に、雨水や塵等が外部から侵入することを防止する ことができる。
【0008】
次に図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1に示すように、本考案の エアクリーナ1は、エアクリーナケース2と、その下方に設けられるダストパン 3を、分離板4の外周を取り囲むようにして設けたシール部材5を介して一体と している。この分離板4は、エアクリーナエレメント6の下部を支持すると共に 、このエアクリーナエレメント6によって、水やダストを濾過した後の空気によ って満たされている上部室7と、矢印Aのように吸気口から吸入されたダストや 水分が混じった空気がエアクリーナエレメント6に濾過される前に除去されて、 矢印Bのように落とし込まれる下部室8とを隔てる隔壁として機能している。ま た、この分離板4にはエアクリーナケース2とエアクリーナエレメント6の間に 穴9が設けられ、この穴9を通して、ダストや水を前記下部室8に落とし込んで いる。
【0009】 また、このエアクリーナ1のダストパン3の下部には水抜き穴10が形成されて おり、このダストパン3の中に溜まったダスト混じりの水をこの水抜き穴10から エアクリーナ1の外部に排出するようになっている。また、このダストパン3の 下部には弾性部材からなる水抜き弁11が、前記水抜き穴10を閉塞すると共に、こ のダストパン3の外壁に弾性的に密着するように設けられており、前記ダストパ ン3の内部に溜まったダストや水が、その水圧によって、前記水抜き弁11を押し 開ける程度まで溜まると、この水抜き弁11が前記水圧によって開弁され、エアク リーナ1の外部にダスト混じりの水を排出する。
【0010】 この水抜き弁11は、本実施例では平面視で円形に形成されており、図2及び図 3に示すように、基板となる本体部11aに、ダストパン3の外壁に弾性的に押圧 状態で密着する同心円状のリップ11bを設け、更にこのリップ11bの先端にエッ ジ部11cを形成している。また、中央部には取付突起11dが形成されており、こ の取付突起11dをダストパン3の下面に形成した取付穴12に嵌着することによっ て、この水抜き弁11をダストパン3の下面に固定している。
【0011】 また、このダストパン3に溜まったダスト混じりの水が、その水圧によって、 水抜き弁11を開弁すると、図4のように水抜き弁11のエッジ部11cがダストパン 3の外壁から離れて、このエッジ部11cとダストパン3との間にできた隙間をダ スト混じりの水が図中に示す矢印Cのように流れる。 このようにしてダストパン3に溜まったダスト混じりの水がある程度このエア クリーナ1から排出されると、水抜き弁11の弾性力が前記ダストパン3の内部に 残っているダスト混じりの水の水圧に打ち勝って、前記リップ11bの先端のエッ ジ部11cをダストパン3の下面の外壁に押圧状態で当接させることとなる。この 閉弁の際には、図4のようにダストパン3の下面や、エッジ部11cの表面に付着 したダストDが、図5に示すように水抜き弁11のエッジ部11cに集中してかかる 弾性力によって、このエッジ部11cの両側に押し退けられ、このエッジ部11cと ダストパン3は押圧される如く当接するので、この水抜き弁11によって、水抜き 穴10は確実にシールされ、エアクリーナ1の外部からこの水抜き穴10を通って前 記エアクリーナ1の下部室8に雨水やゴミが侵入することを防止することができ る。
【0012】 また、図6に示すように、前記ダストパン3の下面に、水流を避けるための筒 体13を前記水抜き弁11を包囲するようにスポット溶接等によって取り付け、更に 、この筒体13の下方に図7に示すような多数の貫通穴14を開口したメッシュプレ ート15を取り付けて、外部からエアクリーナ1内にゴミが侵入し難くなるように すると、この水抜き弁11が水流や、ゴミの衝突等によってめくられて、シール機 能を損なうことを防止することができ、好ましい。更に、図6に示すように前記 ダストパン3の内側の底部に多数の貫通穴14を開口したメッシュプレート16を取 り付けることによって、ダストパン3の内部に入り込んでしまったゴミ等が、エ アクリーナエレメント6の方に廻り込むことを最小限に抑えることができるので 、更に好ましい。
【0013】 尚、本実施例では、この水抜き弁11の形状を円形のものとしたが、特にこの形 状に限定されるものではなく、更に、リップ11bの個数についても本実施例のよ うな4個のものに限定されるものではない。また、このリップ11bの個数を多く することによって、ダストパン3の下面に当接するエッジ部11cの接触面積を増 大させることができ、水抜き弁11のシール能力を向上させることができる。
【0014】
本考案のエアクリーナは、エアクリーナケースの下方に設けられるダストパン の下面に水抜き穴を形成し、この水抜き穴を閉塞し、且つ、弾性を有する水抜き 弁を前記ダストパンの下面に設け、この水抜き弁の弾性力によって前記ダストパ ンの下面にシール状態で当接する前記水抜き弁の当接面に環状のエッジ部を形成 したことを特徴とするので、以下の効果を奏することができる。
【0015】 ダストパンの下面や、エッジ部の表面に付着したダストが、水抜き弁のエッジ 部によって、この環状のエッジ部の両側に押し退けられ、このエッジ部とダスト パンは密着状態で当接されるので、この水抜き弁によって、水抜き穴は確実にシ ールされ、エアクリーナの外部からこの水抜き穴を通って前記ダストパンの下部 室に雨水やゴミが侵入することを防止することができる。
【0016】 また、このようにエアクリーナの内部に、雨水や塵等が外部から侵入すること を防止することができるので、エアクリーナエレメントに水やダストが吸着され ることによる濾過機能の低下を最小限に抑えることができ、エンジンに吸入され る空気に水分やダストが混入することを防止することができる。
【図1】本考案エアクリーナの断面図である。
【図2】図1のE部における実施例1の拡大図である。
【図3】本考案のエアクリーナに使用される水抜き弁の
一部平面図である。
一部平面図である。
【図4】本考案のエアクリーナの水抜き弁の開弁時を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図5】本考案のエアクリーナの水抜き弁の閉弁時を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図6】図1のE部における実施例2の拡大図である。
【図7】図6に示すメッシュプレートの一部平面図であ
る。
る。
1 エアクリーナ 2 エアクリーナケース 3
ダストパン 10 水抜き穴 11 水抜き弁 11c
エッジ部。
ダストパン 10 水抜き穴 11 水抜き弁 11c
エッジ部。
Claims (1)
- 【請求項1】 エアクリーナケースの下方に設けられる
ダストパンの下面に水抜き穴を形成し、この水抜き穴を
閉塞し、且つ、弾性を有する水抜き弁を前記ダストパン
の下面に設け、この水抜き弁の弾性力によって前記ダス
トパンの下面にシール状態で当接する前記水抜き弁の当
接面に環状のエッジ部を形成したことを特徴とするエア
クリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9993591U JPH0550062U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9993591U JPH0550062U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | エアクリーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550062U true JPH0550062U (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=14260585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9993591U Pending JPH0550062U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | エアクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550062U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020054731A1 (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | いすゞ自動車株式会社 | エアクリーナ |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP9993591U patent/JPH0550062U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020054731A1 (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | いすゞ自動車株式会社 | エアクリーナ |
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