JPH05500095A - 電磁式回転調整器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電磁式回転調整器 「技術分野］ 本発明は、請求項１に上位概念として記載した形式の回転調整器に関するもので ある。

口背景技術］ この形式の回転調整器はすでにドイツ連邦共和国特許出願公開第３７２８５８９ 号明細書に基づいて公知であるが、該回転調整器の回転滑り弁は、２つのケーシ ング部分内でガイドされる軸を中心として回転可能に支承されている。この背景 技術では空圧部分と電気部分との間のシール作用は、空圧ケーシング内で制御開 口を被覆する絞り機構によって行なわれるが、しかしながら該絞り機構は、トレ ランスを必要とするとは云え、制御開口に「ぎつく擦れる」ようなことがあって はならない。充分には浄化されなかった燃焼空気によって連行されるダスト粒子 、切粉又は水滴がシールギャップを通って回転調整器の電気部分内に到達すると 、機能トラブルや腐食を生じることがある。更に又、不都合にも電気部分から空 気が吸出されて、所望の空燃比に誤差が生じることになる。

〔発明の構成コ 前記背景技術に対比して、請求項１記載の構成手段を有する本発明の電磁式回転 調整器は、電気部分と空圧部分とのシール作用が改善されかつ漏れ空気量が減少 されるという利点を有しいる。この利点は、回転滑り弁用軸の軸受の改善によっ て、しかも殊にただ１つのケーシング部分にトレランスを減少させるように前記 軸を支承することによって得られ、この結果、絞り機構と制御開口との間の作動 空気ギャップが著しく減少される。他面において空圧部分と電気部分との間の転 がり軸受は調整モータを保護するためのパツキンとして作用する。

請求項２以降に記載した手段によって、請求項１記載の回転調整器の有利な構成 及び改良が可能である。

回転調整器の電気部分と空圧部分とを、請求項２に記載のように絞り機構の一方 の軸受によって仕切るのが特に有利である。転がり軸受内に残存しているギャッ プはカバー円板とグリースとによって充分に閉鎖されるので、ダストや液滴が効 果的に抑止される。請求項４に記載のように絞り機構を配置することによって、 ダスト粒子は主として、シール機構の、シール面から離反した方の背面に付着す ることになる。ロータ軸の単純な構成と、シール作用を有する転がり軸受の保持 とによって回転調整器の製造と組立が筒便になる。請求項８に記載の突起によっ て、組付は時におけるロータの永久磁石による山形ディスクの吸着やずれが防止 される。

口図面の簡単な説明］ 図面は本発明の１実施例を示す縦断面図である。

［発明を実施するための最良の形態３ 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。

回転調整器１は調整モータ２を有し、該調整モータのロータ９は、バイパス導管 ４に設けたケーシング１２内に配置された絞り機構３に作用する。前記バイパス 導管４は両側で、内燃機関のアイドリング時燃焼空気を調整するための絞り弁を 有する吸気管５に接続されている。絞り機構３は、バイパス導管４を切断するケ ーシング１２の開口部１５内に位置しかつ回転滑り弁として構成されており、該 回転滑り弁はバイパス導管４の給気側の制御開口６を、程度の差こそあれ閉鎖す る。矢印はバイパス導管４における流動方向を示す。

調整モータ２は、界磁巻線８を有する中央のステータ７とポット形のロータ９と からなり、該ロータは、ジャケット状の円筒周壁に配置された２つの永久磁石セ グメントｌＯを有している。該永久磁石セグメントはシェル形でありかつそれぞ れ約１３５’の角度範囲を被っている。ロータ９は、段を有しない平滑なロータ 軸１１を備え、該ロータ軸は、ケーシング１２内に保持されていて前記絞り機構 ３を間に挟んで配置された２つの軸受１３，１４内に低摩擦で軸支されており、 該ロータ軸の上端からロータ９の円筒周壁が延びている。ロータ軸１１には、ケ ーシング１２の開口部１５内に侵入していてバイパス導管４を制御する絞り機構 ３が固定されている。バイパス導管４と絞り機構３は相俟って回転調整器１の空 圧部分１６を形成しているのに対して、ステータ７とロータ９とは回転調整器１ の電気部分１７を形成している。該電気部分１７はケーシングキャップ１８によ ってカバーされており、該ケーシングキャップ内においてステータ７は片側で固 定されている。

転がり軸受として構成された軸受１３の内レース２０が、空圧部分１６と電気部 分１７との間に、場合によってはリング１９を介してロータ軸１１にプレス嵌め されている。前記軸受１３の外レース２１はケーシング１２内に装嵌されており かつ山形ディスク２２によって保持される。該山形ディスクはケーシングキャッ プ１８に形成された段部２３によって軸受１３に圧着される。ケーシング１２に 軸受１３を圧着しかつトレランスを補正するために軸受１３と山形ディスク２２ との間には円板ばね２４が押入されている。ステータ７の組付は時にロータ９が 所属の永久磁石セグメントｌＯの吸引力によってケーシング１２から再び引出さ れな°いようにするために、山形ディスク２２は、ケーシング１２の方に向いた 複数の突起２５を有している。該突起はケーシング１２に形成されたアンダーカ ット溝２６内に係合している。ケーシングキャップ１８は、図示は省いたが、ケ ーシングと１２とねじ締結されている。

転がり軸受１３には、潤滑のためばかりでなく、シール作用を高めるためにもグ リースが充填されている。

軸受内にグリースを保持しかつダストや水分の侵入に対して防護するために軸受 １３の固定外レース２１にはカバー円板２７が装着されている。軸受１３と軸受 １４はケーシング１２内で開口部１５の両側に配置されている。

回転調整器の組付けは、ロータ軸１１に回転滑り弁３、軸受１３，１４及びロー タ９を装着した状態でがつ山形ディスク２２を挿し嵌めた状態でロータ軸１１を ケーシング１２内へ上から押入することによって行なわれる。次いで山形ディス ク２２がケーシング１２に圧着されるので、突起２５が係止する。最後にケーシ ングキャップ１８が、組付けたステータ７と一緒にロータ９の上に被せ嵌められ てケーシング１２に圧着されかつねじ締結される。それによって山形ディスク２ ２は軸受１３に圧着されて該軸受を位置固定する。

ケーシング１２内に画軸受１３．１４を配置することによって、軸受用の保持開 口部及び回転滑り弁３用の開口部１５をチャックした状態で極めて正確に加工す ることが可能になるので、回転滑り弁は極めて正確に円運動を行ない、回転滑り 弁及び開口部の直径製作誤差を僅かにすることができ、これによって著しく小さ な漏れギャップしか生じなくなる。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．ケーシングに対して固定のステータと、制御開口を程度の差こそあれ開く絞 り機構の軸に固定されていてケーシングに対して回転可能なロータとを備えた、 特に内燃機関の作動媒体を導く導管内の絞り横断面を制御するための電磁式回転 調整器において、絞り機構（３）のロータ軸（１１）が、該絞り機構（３）を挟 む両側に位置する２つの軸受（１３，１４）で軸支されており、該軸受が一体の ケーシング（１２）内に配置されていることを特徴とする、電磁式回転調整器。
2. ２．一方の軸受（１３）が回転調整器（１）の空圧部分（１６）と電気部分（１ ７）との間で、該両部分（１６と１７）を互いに分離するように配置されている 、請求項１記載の回転調整器。
3. ３．一方の軸受（１３）が、グリースの充填された転がり軸受であり、該転がり 軸受の内室が、カバー円板（２７）でシールされている、請求項１又は２記載の 回転調整器。
4. ４．絞り機構（３）がバイパス導管（４）の給気側に配置されている、請求項１ から３までのいずれか１項記載の回転調整器。
5. ５．ロータ軸（１１）が、段のない平滑な軸である、請求項１から４までのいず れか１項記載の回転調整器。
6. ６．軸受（１３）がばね力によってケーシング（１２）に圧着される、請求項１ から５までのいずれか１項記載の回転調整器。
7. ７．軸受（１３）が、電気部分（１７）をカバーするケーシングキャップ（１８ ）の段部（２３）に接触する山形ディスク（２２）によって保持される、請求項 １から６までのいずれか１項記載の回転調整器。