JPH0549722B2 - - Google Patents

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JPH0549722B2
JPH0549722B2 JP59007396A JP739684A JPH0549722B2 JP H0549722 B2 JPH0549722 B2 JP H0549722B2 JP 59007396 A JP59007396 A JP 59007396A JP 739684 A JP739684 A JP 739684A JP H0549722 B2 JPH0549722 B2 JP H0549722B2
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JP
Japan
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iron
ferritic
nickel
cast iron
ductile
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JP59007396A
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Bikutaa Kobakusu Bera
Mansuetsuto Noitsuki Rooman
Aasaa Suteitsukeruzu Chaaruzu
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Ford Motor Co
Original Assignee
Ford Motor Co
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Publication date
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Publication of JPS59140318A publication Critical patent/JPS59140318A/ja
Publication of JPH0549722B2 publication Critical patent/JPH0549722B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C37/00Cast-iron alloys
    • C22C37/04Cast-iron alloys containing spheroidal graphite

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 ダクタイル鋳鉄鋳物を製作する技術において、
最大の展性と最良の機械加工性が慾しいが高強度
は要求されていないとき、球状黒鉛鋳鉄鋳物に一
般に行なわれる完全な焼鈍を行なうことが一般的
である。その顕微鏡組織はフエライト地の球状黒
鉛に変換される。この顕微鏡組織はフエライト地
球状黒鉛鋳鉄と呼ばれ、(ダクタイル鋳鉄は球状
でない形状の黒鉛を含むことができるが、球状黒
鉛という技術用語はダクタイルという技術用語と
相互に同じ意味使うことができる)。それは代表
的な場合として40000psi(28.1Kg/mm2)の降伏点
と、60000psi(42.2Kg/mm2)の引つ張り強さ、18%
の伸び、及び137〜170BHNを有する。 しかしながら、そのようなフエライト地球状黒
鉛鋳鉄は例えばエンジン部品等の多くの自動車部
品に使用することのできるに充分な強度(室温及
び高温で)と耐食性(723℃)を示さない。その
ような鋳鉄がこれらの物理的性質で改善されるこ
とは望ましいことであろう。何故ならば鋼鍛造品
が最終製品に成形するのに相当の熱エネルギと機
械的エネルギを消費するのにその鋳鉄は相当の製
造での経済性を提供するからである。それに加え
て、そのような鋳物は充分の量の黒鉛が存在する
ために重量の節約をもたらす。 従来の技術はこれらの増加された物理的性質
(米国特許第3954133を見よ)を達成することは試
みていない。 珪素をより多く含むことは研究されており、4
%まで珪素の量が多くなると高温での相変化に対
抗するフエライト地を安定させること;及び珪素
の量が増えることは酸化を低下させるが然し珪素
のミクロ偏析勾配の均一性によつて珪素量が制限
されるということが分つている。しかしながら、
珪素は従来の技術に一般に受け入れられている量
では、室温でフエライトの展性を減小させる。よ
つて、従来の技術は、周囲の温度で最大の靭性を
得るため、珪素の量を可能な最低値に保つてき
た。その結果、実際の鋳鉄生産での珪素の最大値
は、鋳物を過度の困難性なく加工される能力によ
つて限定され、最大水準は2〜3%の範囲であつ
た。 本発明はフエライト地ダクタイル鋳鉄の強度が
劇的に増加され同時に展性を高い水準に維持する
ことができる方法を発見した。この方法は珪素含
有量をフエライト地ダクタイル鋳鉄に対する通常
の標準化学成分の珪素より高い値に本質的に増加
し、フエライト地のダクタイル鋳鉄鋳物に通常使
われるマンガンの量を本質的に半分の水準に下
げ、またモリブデンとニツケルを鋳物の充分な固
溶体強度を与える量だけ加えることによつて、高
い強度のフエライト地ダクタイル鋳鉄を作る経済
的方法である。 本発明の、高強度フエライト地ダクタイル鋳鉄
部品を作る方法は、ほぼ所望の部品の形状に鉄合
金溶湯を鋳込んで鋳物部品を作り、前記溶湯は、
基本的に重量比で 3.9〜6.0%の珪素; 3.0〜3.5%の炭素; 0.1〜0.3%のマンガン; 0.015%以下の硫黄; 0.06%以下の燐; (a)1.25〜5.0%のニツケルと、(b)1.25〜5.0%の
ニツケル及び0.35%以下のモリブデンと、から成
る二つの群a,bのうち、いずれか一つの群の成
分; 並びに残部の鉄より成り、前記溶湯は凝固に際
して黒鉛の球を形成する球状化剤で処理され、 該鋳物部品を熱処理してフエライト鉄顕微鏡組
織とし、該フエライト鉄顕微鏡組織は、容積比で
9〜14%の黒鉛、及び86〜91%フエライト鉄合金
を含み、該フエライト鉄合金は重量比で基本的に 3.9〜6.0%の珪素; 0.1〜0.3%のマンガン; 0.015%以下の硫黄; 0.06%以下の燐; (a)1.25〜5.0%のニツケルと、(b)1.25〜5.0%の
ニツケル及び0.35%以下のモリブデンと、から成
る二つの群a,bのうち、いずれか一つの群の成
分; 並びに残部の鉄より成り、 前記鋳鉄は少なくとも52.7Kg/mm2(75000psi)
の降伏点、少なくとも66.8Kg/mm2(95000psi)の
引つ張り強さ及び少なくとも17%の伸びを有する
ことを特徴とする。 もし前記の溶湯の化学成分が4.0〜4.2%の珪素
量、約1.25%のニツケル量及び約0.3%のモリブ
デン量に限定されると有利である。この化学成分
では、物理的性質は降伏点で80ksiの水準及び引
つ張り強さで100ksiの水準に改善されることがで
きる。このとき炭素値は球状黒鉛を促進するため
3.0〜3.5%の範囲にあることが好適である。 好適な場合として、鋳鉄は1600〓(871℃)に
2時間加熱し、1時間100〓(55.6℃)の割合で
1400〓(756℃)に冷却し、1400〓(756℃)に約
2時間保持し、そのあと1時間50〓(28℃)を越
さない速さで炉内冷却することにより少なくとも
220BHNの硬度まで上げるように熱処理される。
またはその代りとして、鋳鉄は等温臨界点以下の
焼鈍または1時間当たり50〜100〓(28゜〜55.6
℃)の速さで連続冷却してもよい。 結果として得られる本発明のダクタイル鋳鉄組
成物は、容積比で9〜14%の黒鉛、及び86〜91%
のフエライト鉄合金を含み、該フエライト鉄合金
は重量比で基本的に 3.9〜6.0%の珪素; 0.1〜0.3%のマンガン; 0.015%以下の硫黄; 0.06%以下の燐; (a)1.25〜5.0%のニツケルと、(b)1.25〜5.0%の
ニツケル及び0.35%以下のモリブデンと、から成
る二つの群a,bのうち、いずれか一つの群の成
分; 並びに残部の鉄より成り、 前記鋳鉄は少なくとも52.7Kg/mm2(75000psi)
の降伏点、少なくとも66.8Kg/mm2(95000psi)の
引つ張り強さ及び少なくとも17%の伸びを有する
ことを特徴とする。フエライト地ダクタイル鋳鉄
は、より高い珪素含有量のため改善された耐食性
とAc温度がより高いことによる改善された熱的
安定性を有する。 ダクタイル鋳鉄(一般に球状黒鉛鋳鉄と呼ばれ
る)は1948年頃発明された。この鋳鉄は1/8″
(3.2mm)から40″(1016mm)の肉厚を有する鋳物に
使用されている。これは通常セリウムまたはマグ
ネシウムの合金によつて溶湯を処理することによ
つて作られ、この処理は通常軟かい弱い鋳鉄鋳物
を作る。これらの特殊合金を加えることによつて
鋳物は球状をした黒鉛を有する。このようにして
作つた鋳物は通常の鼠鋳鉄より比較的優れた展性
を有する。合金とすることまたは熱処理によつ
て、例えばパーライト地またはフエライト地のよ
うな数個の型の地の組織が作られる。 ここでフエライトとは本質的に純鉄であること
のできる顕微鏡組織を言い、またはそれは固溶体
を作るようその中に溶ける他の金属を含むことが
できる。フエライトは常に事実上炭素を含まな
い。何故ならばそれは0.02%以下の炭素しか含む
ことができないからである。フエライトは、すべ
てフエライト地である低炭素鋼またはインゴツト
鉄の例のように、本質的に軟かい組織である。し
かしながら、鋳鉄ちフエライトはその中に溶けた
1〜3%の珪素を含む。これが硬度を僅か増加さ
せ、ある程度の強度と耐摩耗性を増加させる。フ
エライト地はしばしばその優れた機械加工性のた
め鉄の中に存在することが望まれる。 フエライト地は一般に焼鈍という熱処理の結果
である。フエライトの型の品位は、従来の技術で
典型的なもので、約60000psi(42Kg/mm2)の引つ張
り強さ、約40000psi(28Kg/mm2)の降伏点、約18%
の伸び、及び137〜170BHNの典型的硬度範囲を
有し、これは完全に焼鈍された状態にあるとき得
られる。鼠鋳鉄及びダクタイル鋳鉄鋳物工場協会
発行のCharles F.Walton著:鼠鋳鉄及びダクタ
イル鋳鉄鋳物ハンドブツク(1971年)を参照され
たい。 より大きい強度を他の物理的特性を保つて得る
好適な方法は以下に述べるものである。 1 合金鋳鉄の溶湯が所望の部品の形状とほぼ同
じ形に鋳込むため準備される。溶湯は、重量比
で3.9〜6.0%の珪素(4.2%が好ましい)、3.0〜
3.5%の炭素(3.0%が好ましい)、0.1〜0.3%の
マンガン(0.2%が好ましい)、0〜0.35%のモ
リブデン(0.3%が好ましい)、最大値0.015%
に維持した硫黄、0.06%に維持した燐、及び少
なくとも1.25%のニツケル(1.25%が好まし
い)、及び残余の純鉄から本質的に成り立つ。
要求される珪素量より低い場合は鋳鉄の降伏点
をして75000psi(52.7Kg/mm2)以下に低下させる
であろう。珪素値6.0%を越える材料はよりも
ろくなり伸びは17%以下となり、機械加工の問
題を起す。1.25%以下のニツケル含有量は不適
当な固溶体強度を与え、降伏点を75000psi
(52.7Kg/mm2)以下に降下させる原因となるであ
ろう。5.0%以上のニツケル含有量は所望の物
理的性質に影響することなく使用できるが、材
料の生産コストが5.0%以上では経済的でなく
なる。モリブデンを0.3%以上にすることはモ
リブデンの偏析を起こし、よりもろくなり伸び
は17%以下になる。 2 鋳込まれた部品はそこで熱処理されて、9〜
14%の容積の黒鉛を有し、少なくとも75000psi
(52.7Kg/mm2)の降伏点、少なくとも95000psi
(66.7Kg/mm2)の引つ張り強さと少なくとも17%
の伸びを有する完全にフエライト地の顕微鏡組
織を与える。 好適な方法としては、加熱は1600〓(871℃)
で約2時間行ない、次いで1400〓(756℃)ま
で1時間当たり50〓(28℃)の割合で冷却され
る。鋳物はこの1400〓(756℃)の温度に約2
時間保持され、そこで炉内で室温まで冷却され
る。炉内冷却は1時間当たり約50〜100〓(28゜
〜55℃)である。 ダクタイル鋳鉄の標準化学成分に4.2%の珪
素、1.25%のニツケル及び0.3%のモリブデン
を加えてフエライト地を作る焼鈍を行なうこと
によつて伸びを低下させることなく少なくとも
2倍の降伏点が得られる。フエライト地を作る
熱処理は1時間当たり50〜100〓(28〜55℃)
の速さの連続冷却または変態点下恒温焼鈍によ
つて達成される。両者の方法に対して強度的性
質は同じである。 ダクタイル鋳鉄のフエライト地を作る焼鈍の
他の技術として、第1の技術は(第1図を見
よ)、鋳物を1650〜1750〓(899〜954℃)に1
時間プラス肉厚1インチ(25.4mm)当り1時間
または1時間以上の時間、これは典型的な場合
として8時間に達するが、加熱し、そこで鋳物
はなんらかの好都合な方法でしかも残留応力を
避けるためには均一に1275〓(690℃)まで冷
却し、そして1275〓(690℃)に約5時間プラ
ス鋳物の肉厚1″(25.4mm)当り1時間のあいだ
(典型的時間は6〜10時間)保持し、ついで室
温まで冷却する。 第2の技術は(第2図を見よ)、1650〜1750
〓(899〜954℃)の温度水準に第1の技術と同
じ期間加熱し、次いで温度が450〓(232℃)と
1200〓(649℃)の間に低下するとき、1時間
当たり35〓(19℃)の速さを越えない冷却速度
で1200〓(649℃)に冷却する。鋳物はそこで
前記のように1200〓(649℃)に5時間プラス
鋳物肉厚1インチ(25.4mm)当たり1時間のあ
いだ保持され、次いで炉内で室温まで冷却され
る。 鋳鉄組織のフエライト化はその珪素量の大き
いことによつて増加する。珪素の偏析は炭素の
分散の触媒的加速を起こす。このようにしてフ
エライト化は球状黒鉛鋳鉄の従来の組織内のフ
エライト化と比べて相当加速される。 モリブデンとニツケルの両者は固溶体強を強
くすることに貢献することによつて重要な役割
を果たす。モリブデンとニツケルは互いに交換
することができる。即ちモリブデンを低くする
かまたはゼロとし、ニツケルを増加することが
できる。 結果として得られる鋳鉄の組織は完全にフエ
ライト地のダクタイル鋳鉄組織で、容積比で9
〜14%の黒鉛、86%〜91%のフエライト鉄合金
を含み、該合金は3.9〜6.0%の珪素、0.1〜3%
のマンガン、0〜0.35%のモリブデン、0.015
%を越えない硫黄、0.06%を越えない燐と、
1.25〜5.0%の量のニツケルを含み、前記鋳鉄
は少なくとも75000psi(52.7Kg/mm2)の降伏点、
少なくとも95000psi(66.8Kg/mm2)の引つ張り強
度及び少なくとも17%の伸びを有する。好適な
場合としてダクタイル鋳鉄の組織は約220ブリ
ネル硬度(以下「BHN」と記載する)の硬度
を有する。 高い展性と高い強度と共に良好な機械加工性
を併せもつ機械的性質はこの新しい型のフエラ
イト地球状黒鉛鋳鉄において極めて魅力あるも
のである。 この材料から作る鋳鉄部品の生産コストは同
様な鍛造部品と比べて相当小さい。相当な量の
コストが鍛造と関連する加熱と機械加工をなく
することによつて節約され、また別のコスト節
約が同じ仕事を行なうのにより少ない鉄材料を
使うことによつて得られる。 フエライト地ダクタイル鋳鉄の化学成分を変
えて一連のサンプルが作られた。各サンプルは
重量比で約0.2%のマンガン、3.0%の炭素及び
最大値0.015%以下の硫黄と最大値0.06%以下
の燐を含んでいた。各サンプルの溶湯はマグネ
シウムによつて球状化されたので、得られた鋳
鉄は0.02〜0.05%のマグネシウムと高い球状黒
鉛の含有率があつた。サンプルはすべて好適な
方法に従つてフエライト化熱処理化され、強度
と伸びの試験を行なつた。その結果を下の表1
に示す。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明に記載の方法に有
用であるそれぞれ二者択一の熱処理を示す、時間
に対する温度の関係を示す概念図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高強度フエライト地ダクタイル鋳鉄部品を作
    る方法において、 ほぼ所望の部品の形状に鉄合金溶湯を鋳込んで
    鋳物部品を作り、前記溶湯は、基本的に重量比で 3.9〜6.0%の珪素; 3.0〜3.5%の炭素; 0.1〜0.3%のマンガン; 0.015%以下の硫黄; 0.06%以下の燐; (a)1.25〜5.0%のニツケルと、(b)1.25〜5.0%の
    ニツケル及び0.35%以下のモリブデンと、から成
    る二つの群a,bのうち、いずれか一つの群の成
    分; 並びに残部の鉄より成り、前記溶湯は凝固に際
    して黒鉛の球を形成する球状化剤で処理され、 該鋳物部品を熱処理してフエライト鉄顕微鏡組
    織とし、該フエライト鉄顕微鏡組織は、容積比で
    9〜14%の黒鉛、及び86〜91%フエライト鉄合金
    を含み、該フエライト鉄合金は重量比で基本的に 3.9〜6.0%の珪素; 0.1〜0.3%のマンガン; 0.015%以下の硫黄; 0.06%以下の燐; (a)1.25〜5.0%のニツケルと、(b)1.25〜5.0%の
    ニツケル及び0.35%以下のモリブデンと、から成
    る二つの群a,bのうちいずれか一つの群の成
    分; 並びに残部の鉄より成り、 前記鋳鉄は少なくとも52.7Kg/mm2(75000psi)
    の降伏点、少なくとも66.8Kg/mm2(95000psi)の
    引つ張り強さ及び少なくとも17%の伸びを有す
    る、高強度フエライト地ダクタイル鋳鉄部品を作
    る方法。 2 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、前記珪素の含有量は重量比で溶解鋳鉄の4か
    ら4.2%であることを特徴とする高強度フエライ
    ト地ダクタイル鋳鉄部品を作る方法。 3 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、前記ニツケルは約1.25%であり前記モリブデ
    ンは約0.3%であることを特徴とする高強度フエ
    ライト地ダクタイル鋳鉄部品を作る方法。 4 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、前記ダクタイル鋳鉄は球状黒鉛を含む球状黒
    鉛鋳鉄であることを特徴とする高強度フエライト
    地ダクタイル鋳鉄部品を作る方法。 5 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、 前記ダクタイル鋳鉄は重量比で1.25から5.0%
    に限定されたニツケル含有量を有することを特徴
    とする高強度フエライト地ダクタイル鋳鉄部品を
    作る方法。 6 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、 前記鋳鉄部品は少なくとも200BENの硬度を有
    し、前記熱処理は2時間1600〓(870℃)に加熱
    し、1時間当り100〓(56℃)の速さで1400〓
    (757℃)まで冷却し、約2時間保持し、1時間当
    り50〓(27℃)をこえない速さで炉中で冷却する
    ことによつて特に行なわれることを特徴とする高
    強度フエライト地ダクタイル鋳鉄部品を作る方
    法。 7 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、 前記熱処理は等温臨界点以下焼鈍を使うことに
    より行なわれることを特徴とする高強度フエライ
    ト地ダクタイル鋳鉄部品を作る方法。 8 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、 前記熱処理は、少なくとも1600〓(870℃)の
    温度に少なくとも2時間の期間加熱し、次いで1
    時間当り50から100〓(28から56℃)の速さで室
    温まで連続冷却することにより行なわれることを
    特徴とする高強度フエライト地ダクタイル鋳鉄部
    品を作る方法。 9 高強度フエライト地ダクタイル鋳鉄組成物に
    おいて、 容積比で9〜14%の黒鉛、及び86〜91%のフエ
    ライト鉄合金を含み、該フエライト鉄合金は重量
    比で基本的に 3.9〜6.0%の珪素; 0.1〜0.3%のマンガン; 0.015%以下の硫黄; 0.06%以下の燐; (a)1.25〜5.0%のニツケルと、(b)1.25〜5.0%の
    ニツケル及び0.35%以下のモリブデンと、から成
    る二つの群a,bのうち、いずれか一つの群の成
    分; 並びに残部の鉄より成り、 前記鋳鉄は少なくとも52.7Kg/mm2(75000psi)
    の降伏点、少なくとも66.8Kg/mm2(95000psi)の
    引つ張り強さ及び少なくとも17%の伸びを有す
    る、高強度フエライト地ダクタイル鋳鉄組成物。 10 約220のブリネル硬度を有する、特許請求
    の範囲第9項に記載の高強度フエライト地ダクタ
    イル鋳鉄組成物。
JP59007396A 1983-01-24 1984-01-20 高強度フェライト地ダクタイル鋳鉄部品とその製造方法 Granted JPS59140318A (ja)

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