JPH0549167A - 直流電源装置の保護回路 - Google Patents
直流電源装置の保護回路Info
- Publication number
- JPH0549167A JPH0549167A JP3199447A JP19944791A JPH0549167A JP H0549167 A JPH0549167 A JP H0549167A JP 3199447 A JP3199447 A JP 3199447A JP 19944791 A JP19944791 A JP 19944791A JP H0549167 A JPH0549167 A JP H0549167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- capacitor
- trip coil
- power supply
- voltage
- Prior art date
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- Pending
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H9/00—Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
- H02H9/001—Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection limiting speed of change of electric quantities, e.g. soft switching on or off
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 選定が難しく寿命のあるヒューズを使用する
ことなく直流電源装置の保護を図る。 【構成】 直流電流を平滑する平滑コンデンサ５への突
入電流を制限する制限抵抗３と直列に他の抵抗７と整流
器１の入力を遮断するブレーカ６のトリップコイル１０
とを接続し、さらにこのトリップコイル１０と並列にコ
ンデンサ８を接続し、このコンデンサ８の両端の電圧が
所定値以上になったときトリップコイル１０を励磁して
ブレーカ６を開放することにより、制限抵抗３の焼損を
防止し直流電源装置の保護を図る。
ことなく直流電源装置の保護を図る。 【構成】 直流電流を平滑する平滑コンデンサ５への突
入電流を制限する制限抵抗３と直列に他の抵抗７と整流
器１の入力を遮断するブレーカ６のトリップコイル１０
とを接続し、さらにこのトリップコイル１０と並列にコ
ンデンサ８を接続し、このコンデンサ８の両端の電圧が
所定値以上になったときトリップコイル１０を励磁して
ブレーカ６を開放することにより、制限抵抗３の焼損を
防止し直流電源装置の保護を図る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、整流器の後段に設け
られる平滑コンデンサへの突入電流制限用抵抗の焼損を
未然に防止することが可能な直流電源装置の保護回路に
関する。
られる平滑コンデンサへの突入電流制限用抵抗の焼損を
未然に防止することが可能な直流電源装置の保護回路に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図４にこの種の従来例を示す。同図にお
いて、１は整流器、２はヒューズ、３は突入電流制限用
抵抗、４は接触器、５は平滑コンデンサ、６はブレーカ
で、これらによって直流電源装置が構成される。すなわ
ち、ブレーカ６を投入することで直流電源装置は運転を
開始するが、このとき平滑コンデンサ５への突入電流は
抵抗３により制限され、突入電流が所定値以下となる時
点を見計らって接触器４を投入することにより、図示さ
れない負荷に対して直流電力が供給される。このとき、
何らかの異常によって接触器４が投入されない状態で負
荷に給電すると、負荷電流はすべて抵抗３を通って流れ
ることになる。しかるに、この抵抗３は通常接触器投入
直後の短時間定格しかもたないため、連続して負荷電流
を流すと抵抗３は焼損してしまう。そこで、従来は図示
のようにヒューズ２（低圧限流ヒューズまたは温度ヒュ
ーズが用いられる）を挿入し、その熔断作用を利用して
保護を図るようにしている。
いて、１は整流器、２はヒューズ、３は突入電流制限用
抵抗、４は接触器、５は平滑コンデンサ、６はブレーカ
で、これらによって直流電源装置が構成される。すなわ
ち、ブレーカ６を投入することで直流電源装置は運転を
開始するが、このとき平滑コンデンサ５への突入電流は
抵抗３により制限され、突入電流が所定値以下となる時
点を見計らって接触器４を投入することにより、図示さ
れない負荷に対して直流電力が供給される。このとき、
何らかの異常によって接触器４が投入されない状態で負
荷に給電すると、負荷電流はすべて抵抗３を通って流れ
ることになる。しかるに、この抵抗３は通常接触器投入
直後の短時間定格しかもたないため、連続して負荷電流
を流すと抵抗３は焼損してしまう。そこで、従来は図示
のようにヒューズ２（低圧限流ヒューズまたは温度ヒュ
ーズが用いられる）を挿入し、その熔断作用を利用して
保護を図るようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ヒ
ューズとしては突入電流では熔断せずに短絡状態で熔断
するもの、また制限抵抗としてはヒューズの連続定格に
対応して連続使用可能なものを選ばねばならず、その選
定が困難で両者の保護協調を図るのが難しいという問題
がある。また、熔断したヒューズは取り替えなければな
らず、作業が煩雑になるという問題もある。したがっ
て、この発明の課題はかかる保護協調を図る必要がな
く、煩雑な作業の不要な保護回路を提供することにあ
る。
ューズとしては突入電流では熔断せずに短絡状態で熔断
するもの、また制限抵抗としてはヒューズの連続定格に
対応して連続使用可能なものを選ばねばならず、その選
定が困難で両者の保護協調を図るのが難しいという問題
がある。また、熔断したヒューズは取り替えなければな
らず、作業が煩雑になるという問題もある。したがっ
て、この発明の課題はかかる保護協調を図る必要がな
く、煩雑な作業の不要な保護回路を提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、この発明では、整流器と、その出力電流を平滑する
平滑コンデンサと、この平滑コンデンサへの突入電流を
制限する制限抵抗とを備えてなる直流電源装置に対し、
前記制限抵抗に別の抵抗を介して前記整流器の入力遮断
用ブレーカのトリップコイルを接続するとともに、この
トリップコイルと並列にコンデンサを接続し、このコン
デンサ電圧が所定値以上になったとき前記トリップコイ
ルを励磁して前記入力遮断用ブレーカを解放することに
より、前記制限抵抗の焼損を防止することを特徴として
いる。
め、この発明では、整流器と、その出力電流を平滑する
平滑コンデンサと、この平滑コンデンサへの突入電流を
制限する制限抵抗とを備えてなる直流電源装置に対し、
前記制限抵抗に別の抵抗を介して前記整流器の入力遮断
用ブレーカのトリップコイルを接続するとともに、この
トリップコイルと並列にコンデンサを接続し、このコン
デンサ電圧が所定値以上になったとき前記トリップコイ
ルを励磁して前記入力遮断用ブレーカを解放することに
より、前記制限抵抗の焼損を防止することを特徴として
いる。
【０００５】
【作用】平滑コンデンサの入力電流制限用抵抗の両端電
圧を監視し、これが所定値以上になったとき入力ブレー
カのトリップコイルを動作させることによりヒューズを
省略可能とし、保護協調を図る必要がなく煩雑な作業が
不要な保護回路を提供し得るようにする。
圧を監視し、これが所定値以上になったとき入力ブレー
カのトリップコイルを動作させることによりヒューズを
省略可能とし、保護協調を図る必要がなく煩雑な作業が
不要な保護回路を提供し得るようにする。
【０００６】
【実施例】図１はこの発明の実施例を示す構成図であ
る。同図からも明らかなように、この実施例は図４に示
す従来例に対し、ヒューズを省略しそのかわりに抵抗
７，コンデンサ８，定電圧ダイオード９およびトリップ
コイル１０を設けた点が特徴である。なお、定電圧ダイ
オード９はトリップコイル１０に過大な電圧が印加され
ないよう、これを保護するために設けられている。図２
は図１の正常時の動作を説明するためのタイミングチャ
ートで、（イ）は入力電圧波形、（ロ）は抵抗３の両端
電圧、（ハ）はコンデンサ８の両端電圧、（ニ）は接触
器４の動作波形をそれぞれ示している。すなわち、通常
時は抵抗３の両端電圧は図２（ロ）に示すように、入力
突入時の短時間だけブレーカ６のトリップコイル１０の
動作電圧を越えるが、抵抗７とコンデンサ８の時間遅れ
のため、実際のトリップコイル１０の電圧は同図（ハ）
のように動作電圧までは上昇せず、したがって接触器４
が同図（ニ）の如く投入されることになる。
る。同図からも明らかなように、この実施例は図４に示
す従来例に対し、ヒューズを省略しそのかわりに抵抗
７，コンデンサ８，定電圧ダイオード９およびトリップ
コイル１０を設けた点が特徴である。なお、定電圧ダイ
オード９はトリップコイル１０に過大な電圧が印加され
ないよう、これを保護するために設けられている。図２
は図１の正常時の動作を説明するためのタイミングチャ
ートで、（イ）は入力電圧波形、（ロ）は抵抗３の両端
電圧、（ハ）はコンデンサ８の両端電圧、（ニ）は接触
器４の動作波形をそれぞれ示している。すなわち、通常
時は抵抗３の両端電圧は図２（ロ）に示すように、入力
突入時の短時間だけブレーカ６のトリップコイル１０の
動作電圧を越えるが、抵抗７とコンデンサ８の時間遅れ
のため、実際のトリップコイル１０の電圧は同図（ハ）
のように動作電圧までは上昇せず、したがって接触器４
が同図（ニ）の如く投入されることになる。
【０００７】これに対し、接触器４の異常により抵抗３
の両端電圧が図２（ロ）のように減衰せずに図３（ロ）
のようになる場合は、コンデンサ８の両端電圧は図３
（ハ）のように抵抗６との時定数によって上昇して行
き、或る時点ｔでトリップコイル１０の動作電圧を越え
る。これによってトリップコイル１０は励磁され、ブレ
ーカ６が図３（ニ）のように開放されて整流器１の入力
は遮断され、抵抗３の保護が行なわれることになる。な
お、図３は図１の異常時の動作を説明するためのタイミ
ングチャートで、（イ）は入力電圧波形、（ロ）は抵抗
３の両端電圧、（ハ）はコンデンサ８の両端電圧、
（ニ）はブレーカの動作波形をそれぞれ示している。
の両端電圧が図２（ロ）のように減衰せずに図３（ロ）
のようになる場合は、コンデンサ８の両端電圧は図３
（ハ）のように抵抗６との時定数によって上昇して行
き、或る時点ｔでトリップコイル１０の動作電圧を越え
る。これによってトリップコイル１０は励磁され、ブレ
ーカ６が図３（ニ）のように開放されて整流器１の入力
は遮断され、抵抗３の保護が行なわれることになる。な
お、図３は図１の異常時の動作を説明するためのタイミ
ングチャートで、（イ）は入力電圧波形、（ロ）は抵抗
３の両端電圧、（ハ）はコンデンサ８の両端電圧、
（ニ）はブレーカの動作波形をそれぞれ示している。
【０００８】
【発明の効果】この発明によれば、コンデンサとトリッ
プリレーとを用い寿命のあるヒューズを使用しないよう
にしたので、面倒な作業を回避し得るだけでなく、安全
性を向上させることができる利点が得られる。
プリレーとを用い寿命のあるヒューズを使用しないよう
にしたので、面倒な作業を回避し得るだけでなく、安全
性を向上させることができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例を示す構成図である。
【図２】図１の正常時の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図３】図１の異常時の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図４】従来例を示す構成図である。
１ 整流器 ２ ヒューズ ３ 制限抵抗 ４ 接触器 ５ 平滑コンデンサ ６ ブレーカ ７ 抵抗 ８ コンデンサ ９ 定電圧ダイオード １０ トリップリレー
Claims (1)
- 【請求項１】 整流器と、その出力電流を平滑する平滑
コンデンサと、この平滑コンデンサへの突入電流を制限
する制限抵抗とを備えてなる直流電源装置に対し、前記
制限抵抗に別の抵抗を介して前記整流器の入力遮断用ブ
レーカのトリップコイルを接続するとともに、このトリ
ップコイルと並列にコンデンサを接続し、このコンデン
サ電圧が所定値以上になったとき前記トリップコイルを
励磁して前記入力遮断用ブレーカを解放することによ
り、前記制限抵抗の焼損を防止することを特徴とする直
流電源装置の保護回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3199447A JPH0549167A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 直流電源装置の保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3199447A JPH0549167A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 直流電源装置の保護回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0549167A true JPH0549167A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16407969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3199447A Pending JPH0549167A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 直流電源装置の保護回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0549167A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008529159A (ja) * | 2005-01-31 | 2008-07-31 | ジョージア テック リサーチ コーポレイション | アクティブサージ電流制限器 |
| US8039994B2 (en) | 2005-10-24 | 2011-10-18 | Georgia Tech Research Corporation | Reduction of inrush current due to voltage sags |
| US8325455B2 (en) | 2007-04-05 | 2012-12-04 | Georgia Tech Research Corporation | Voltage surge and overvoltage protection with RC snubber current limiter |
| US9270170B2 (en) | 2011-04-18 | 2016-02-23 | Innovolt, Inc. | Voltage sag corrector using a variable duty cycle boost converter |
| US9299524B2 (en) | 2010-12-30 | 2016-03-29 | Innovolt, Inc. | Line cord with a ride-through functionality for momentary disturbances |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP3199447A patent/JPH0549167A/ja active Pending
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008529159A (ja) * | 2005-01-31 | 2008-07-31 | ジョージア テック リサーチ コーポレイション | アクティブサージ電流制限器 |
| US8035938B2 (en) | 2005-01-31 | 2011-10-11 | Georgia Tech Research Corporation | Active current surge limiters |
| US8766481B2 (en) | 2005-01-31 | 2014-07-01 | Georgia Tech Research Corporation | Reduction of inrush current due to voltage sags with switch and shunt resistance |
| JP4847970B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2011-12-28 | ジョージア テック リサーチ コーポレイション | アクティブサージ電流制限器 |
| US8643989B2 (en) | 2005-01-31 | 2014-02-04 | Georgia Tech Research Corporation | Active current surge limiters with inrush current anticipation |
| US8587913B2 (en) | 2005-01-31 | 2013-11-19 | Georgia Tech Research Corporation | Active current surge limiters with voltage detector and relay |
| US8582262B2 (en) | 2005-01-31 | 2013-11-12 | Georgia Tech Research Corporation | Active current surge limiters with disturbance sensor and multistage current limiting |
| US8488285B2 (en) | 2005-10-24 | 2013-07-16 | Georgia Tech Research Corporation | Active current surge limiters with watchdog circuit |
| US8039994B2 (en) | 2005-10-24 | 2011-10-18 | Georgia Tech Research Corporation | Reduction of inrush current due to voltage sags |
| US9048654B2 (en) | 2005-10-24 | 2015-06-02 | Georgia Tech Research Corporation | Reduction of inrush current due to voltage sags by impedance removal timing |
| US9065266B2 (en) | 2005-10-24 | 2015-06-23 | Georgia Tech Research Corporation | Reduction of inrush current due to voltage sags by an isolating current limiter |
| US8411403B2 (en) | 2007-04-05 | 2013-04-02 | Georgia Tech Research Corporation | Voltage surge and overvoltage protection with current surge protection |
| US8335068B2 (en) | 2007-04-05 | 2012-12-18 | Georgia Tech Research Corporation | Voltage surge and overvoltage protection using prestored voltage-time profiles |
| US8335067B2 (en) | 2007-04-05 | 2012-12-18 | Georgia Tech Research Corporation | Voltage surge and overvoltage protection with sequenced component switching |
| US8593776B2 (en) | 2007-04-05 | 2013-11-26 | Georgia Tech Research Corporation | Voltage surge and overvoltage protection using prestored voltage-time profiles |
| US8325455B2 (en) | 2007-04-05 | 2012-12-04 | Georgia Tech Research Corporation | Voltage surge and overvoltage protection with RC snubber current limiter |
| US9071048B2 (en) | 2007-04-05 | 2015-06-30 | Georgia Tech Research Corporation | Voltage surge and overvoltage protection by distributed clamping device dissipation |
| US9299524B2 (en) | 2010-12-30 | 2016-03-29 | Innovolt, Inc. | Line cord with a ride-through functionality for momentary disturbances |
| US9270170B2 (en) | 2011-04-18 | 2016-02-23 | Innovolt, Inc. | Voltage sag corrector using a variable duty cycle boost converter |
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