JPH0549012A - 走査線数変換装置 - Google Patents

走査線数変換装置

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JPH0549012A
JPH0549012A JP3200474A JP20047491A JPH0549012A JP H0549012 A JPH0549012 A JP H0549012A JP 3200474 A JP3200474 A JP 3200474A JP 20047491 A JP20047491 A JP 20047491A JP H0549012 A JPH0549012 A JP H0549012A
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JP
Japan
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line
scanning line
television signal
scanning
signal
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JP3200474A
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Inventor
Akira Sotoguchi
明 外口
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フィールドメモリの内容を他の用途にも兼用
できる走査線数変換装置を提供する。 【構成】 ラインメモリ7から出力される遅延された1
走査線分の信号をD1、フィールドメモリ5から得られ
る1走査線分の信号をD、ライン内挿係数をK、出力
信号をDOUTとしたとき、DOUT=K・D+(1
−K)・D(0≦K≦1)なる演算を行う荷重合成回
路8を有し、第1のテレビジョン信号の走査線のうち、
荷重合成回路8におけるライン内挿係数を1にするとこ
ろの走査線のラインアドレスを読み飛ばすことにより第
2のテレビジョン信号の走査線Aになる走査線Bを読み
出さないで、この読み出さない走査線Bに隣接する第2
テレビジョン信号の各走査線をライン内挿係数K=1/
2に設定した荷重合成回路8に供給することにより得た
走査線Cを、走査線Aに代わって出力するようフィール
ドメモリ及び荷重合成回路8を制御回路9で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(VTR)などにおいて、方式変換を行うために用いら
れる走査線数変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、PAL方式(1フレーム当りの
走査線数が625本で、50フィールド/秒)とNTS
C方式(1フレーム当りの走査線数が525本で、60
フィールド/秒)との間で放送方式の変換をする場合に
は、色信号の方式を変換するカラー変換と、1秒間の画
像のフィールド数を変換するフィールド変換と、1フレ
ーム内の走査線数を変換する走査線数変換(「ライン変
換」とも云う)の3つの変換を要する。
【0003】その中で、ライン変換については、例えば
特開平2−75290号公報に記載されているが、まず
この公報に記載されている如き従来のライン変換の技術
について述べる。
【0004】図9は従来のライン変換装置を示してお
り、切り替えスイッチS1に入力されるディジタル化さ
れたNTSCテレビジョン信号をPALテレビジョン信
号に変換するときは、スイッチS1〜S4は制御信号C
Sによって図示の位置、即ちNP側に切り替えられてい
る。
【0005】従って、NTSC信号はスイッチS1、S
2を介してフィールドメモリ1に一旦記憶される。そし
て、このフィールドメモリ1から読み出された信号はス
イッチS3を通過し、荷重合成回路3にラインメモリ2
にて1H遅延されたデータとして供給される。一方、フ
ィールドメモリ1から読み出された信号は直接荷重合成
回路3に供給される。この荷重合成回路3は入力される
各信号に対し重み付け値の乗算を行った後、両者を加算
する動作を行うようになっており、荷重合成回路3の出
力はスイッチS4を介して出力される。
【0006】即ち、ラインメモリ2及び荷重合成回路3
によりNTSC−PALの走査線数の変換が行われる
が、図7はこの変換動作の様子を示している。尚、実際
にはNTSCは1フィールドが525本の走査線からな
り、PALは1フィールドが625本の走査線からなる
が説明の簡略化のため、図7のごとく走査線を5本から
6本に変換するものとする。
【0007】例えば、PALの走査線(図7の右側の実
線)を作るには、出力PALテレビジョン信号による
出力画面と入力NTSCテレビジョン信号による入力画
面を重畳した状態において、NTSCの走査線(図7の
左側の実線)とこれに隣接する走査線に対し、それ
ぞれの走査線の位置から前記PALの走査線の位置ま
での距離Lに反比例した重み付け値Qを乗算後、両者を
加算することにより得られる。
【0008】尚、以下の説明においても、PALの走査
線とNTSCの走査線との距離Lとは、出力PAL(ま
たはNTSC)テレビジョン信号による出力画面上の当
該出力走査線の位置と、入力NTSC(PAL)テレビ
ジョン信号による入力画面上の当該入力走査線の位置と
の入出力両画面重畳状態での相対間隔である。
【0009】この場合、NTSCの走査線とPALの
走査線との距離は1/2、NTSCの走査線とPA
Lの走査線との距離は1/2であるので、重み付け値
もそれぞれ1/2となる。同様に、PALの走査線を
作る場合、NTSCの走査線とPALの走査線との
距離は1/4、NTSCの走査線とPALの走査線
との距離は3/4であるので、重み付け値はNTSCの
走査線に対しては3/4、NTSCの走査線に対し
ては1/4になる。同様にして、残りの走査線に対して
も図示のような距離および重み付け値となり、図のよう
な走査線数の変換がなされる。
【0010】このような手法は、フィールド内直線ライ
ン内挿と呼ばれており、上記重み付け値はまた、ライン
内挿係数によって設定される。
【0011】次に、切り替えスイッチS1に入力される
ディジタル化されたPALテレビジョン信号をNTSC
テレビジョン信号に変換するときは、制御信号CSによ
ってスイッチS1〜S4はPN側に切り替えられる。
【0012】従って、PAL信号はスイッチS1を通過
し、荷重合成回路3にラインメモリ2にて1H遅延され
たデータとして供給される。荷重合成回路3は入力され
る各信号に対し重み付け乗算を行った後、両者を加算す
る動作により、走査線数の変換を行うようになってお
り、荷重合成回路3の出力はスイッチS2を介してフィ
ールドメモリ1に格納される。そして、フィールドメモ
リ1から読み出された信号はスイッチS3,S4を介し
て出力される。
【0013】この場合も、ラインメモリ2及び荷重合成
回路3によりPAL−NTSCの走査線数の変換が行わ
れるが、図8はこの変換動作の様子を示している。ま
た、先の場合と同様にNTSCは1フィールドが525
本の走査線からなり、PALは1フィールドが625本
の走査線からなるが説明の簡略化のため、図8のごとく
走査線を6本から5本に変換するものとする。
【0014】例えば、NTSCの走査線(図8の右側の
実線)を作るのには、PALの走査線(図8の左側の
実線)とこれに隣接する走査線に対し、前記NTS
Cの走査線までの距離Lに反比例した重み付け値Qを
乗算後、加算することにより得られる。この場合、PA
Lの走査線とNTSCの走査線との距離は3/8、
PALの走査線とNTSCの走査線との距離は5/
8であるので、重み付け量は、PALの走査線に対し
ては5/8、PALの走査線に対しては3/8にな
る。同様に、NTSCの走査線を作る場合、PALの
走査線とNTSCの走査線との距離は1/2、PA
Lの走査線とNTSCの走査線との距離は1/2で
あるので、重み付け値はNTSCの走査線に対して1
/2、NTSCの走査線に対しても1/2になる。同
様にして、残りの走査線に対しても図示のような距離お
よび重み付け値となり、図示の如く走査線数の変換がな
される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のような走査線数
の変換方法では、フィールドメモリの容量がNTSC信
号の1フィールド分の容量で済むが、フィールドメモリ
に対するラインメモリの位置を変換方式に応じて切り替
えるために多くのスイッチ回路を必要とし、回路が複雑
になる欠点がある。
【0016】また、PAL−NTSC変換時には、フィ
ールドメモリには加工されたデータ(隣接する走査線の
データに重み付け値を掛け、両者を加算することにより
変換されたデータ)が入っているので、このフィールド
メモリに格納されたデータを他の画像処理機能の為のデ
ータ(例えばピクチャー・イン・ピクチャーのためのデ
ータ)として使用できない。
【0017】ところで、テレビジョン信号はインターレ
ース走査によって、1フレームの画像を構成しているの
で、方式変換の際に例えば図10に示すように入力フィ
ールドがODD(奇数)フィールドのとき、出力する信
号をODDフィールドまたはEVEN(偶数)フィール
ドに変換する操作、および入力フィールドがEVENフ
ィールドのとき、出力される信号をODDフィールドま
たはEVENフィールドに変換する操作を必要とする。
尚、図10において、実線はODDフィールドの走査
線、破線はEVENフィールドの走査線、( )内の数
字は走査線番号を示す。
【0018】かかる操作は、インターレースライン変換
と呼ばれており、かかる変換はフィールドメモリのアド
レスおよび荷重合成回路における内挿係数を操作するこ
とによって行われるが、図9の構成ではNTSC−PA
L変換の場合には、走査線数が変換される前にフィール
ドメモリに先に書き込まれているので、図10に示す上
記4通りの変換が可能である。しかし、図9の構成で、
PAL−NTSC変換の場合にはフィールドメモリに書
き込む前に既に走査線数が変換されてしまっているの
で、図11に示すインターレース変換のうち、ODD−
EVEN,EVEN−EVENの変換(即ち、EVEN
への変換)か、或るいはODD−ODD,EVEN−O
DDへの変換(即ち、ODDへの変換)かの2通りの変
換に限定されてしまう。この結果、図9の構成では変換
後の画像の垂直解像度の劣化や画像のブレなどが生じる
と云う欠点がある。尚、図11において、実線はODD
フィールドの走査線、破線はEVENフィールドの走査
線、( )内の数字は走査線番号、[ ]内の数字は重
み付け値を示す。
【0019】したがって、本発明は上記各欠点を解決す
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のテレビ
ジョン信号をそれとは1フレーム当りの走査線数が少な
い第2のテレビジョン信号に、またはその逆の変換をす
るテレビジョン信号の走査線数変換装置であって、第1
のテレビジョン信号の1フィールド分を記憶可能な容量
を持つフィールドメモリと、このフィールドメモリの後
段に設けられるとともにテレビジョン信号の1走査線分
を記憶可能な容量を持つラインメモリと、前記ラインメ
モリから出力される遅延された1走査線分の信号をD
1、前記フィールドメモリから得られる1走査線分の信
号をD0、ライン内挿係数をK、出力信号をDOUTとした
とき、
【0021】
【数2】
【0022】なる演算を行う荷重合成回路と、前記フィ
ールドメモリのアドレス制御及び前記荷重合成回路にラ
イン内挿係数の値を設定するデータを供給する制御回路
とを備え、上記制御回路は、前記フィールドメモリに記
憶された第1のテレビジョン信号を第2のテレビジョン
信号に変換する際、第1のテレビジョン信号の走査線の
うち、荷重合成回路におけるライン内挿係数Kを1にす
るところの走査線のラインアドレスを読み飛ばすことに
より、第2のテレビジョン信号の走査線Aになる走査線
Bを読み出さないようになすとともに、この読み出さな
い走査線Bに隣接する第1テレビジョン信号の各走査線
をライン内挿係数をK=1/2に設定した荷重合成回路
に供給することにより得られる走査線Cを、前記走査線
Aに代わって出力するようフィールドメモリ及び荷重合
成回路を制御するようにした構成を特徴とするものであ
る。
【0023】また、前記読み出されない走査線Bは、イ
ンターレース関係にある上下隣接ライン同士にならない
よう選定される。
【0024】さらに、少なくとも前記フィールドメモリ
から読み出されない第1のテレビジョン信号を記憶する
付加メモリを設け、第1のテレビジョン信号を第2のテ
レビジョン信号に変換する際、前記フィールドメモリか
ら読み出されない第1のテレビジョン信号を前記付加メ
モリから読み出すようにした。
【0025】
【作用】上記の構成によれば、フィールドメモリから読
み出されない走査線に代わって、該走査線の上下で隣接
する走査線のデータに1/2の重み付けがされ、両者を
加算して得た走査線が出力される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0027】図1は本発明を実施した走査線数変換回路
のブロック図を示しており、5は端子6から入力される
ディジタル化されたNTSCまたはPAL方式のテレビ
ジョン信号が格納されるフィールドメモリであって、こ
のメモリは少なくともPALテレビジョン信号の1フィ
ールド分のデータを格納できる容量がある。7はライン
メモリであって、入力される信号を1H(H:水平期
間)遅延させる。8は荷重合成回路であって、この回路
にはラインメモリ7にて1H遅延された信号D1とフィ
ールドメモリ5から直接得られる信号D0とが供給され
るが、この荷重合成回路8は入力される各信号D0 ,D
1に対し、制御回路9からのデータによって設定される
ライン内挿係数K(0≦K≦1)による重み付け値を乗
算し、この後両者が加算されるようになっている。かか
る荷重合成回路8の動作は、次式で表される。
【0028】
【数3】
【0029】また、フィールドメモリ5は、制御回路9
によってアドレス制御されデータの読み出しが制御され
る。
【0030】この図1の回路構成において、NTSC−
PALの走査線数の変換動作は、図9の従来の回路の場
合と同様に図7で説明したフィールド内直線ライン内挿
動作を行うが、これを再度説明する。
【0031】図7において、PALの走査線(図7の右
側の実線)を作るのには、NTSCの走査線(図7の
左側の実線)とこれに隣接する走査線に対し、前記
PALの走査線までの距離Lに反比例した重み付け値
が乗算されるライン内挿係数Kを乗算後、加算すること
により得られる。この場合、NTSCの走査線とPA
Lの走査線との距離は1/2、NTSCの走査線と
PALの走査線との距離は1/2であるので、重み付
け値もそれぞれ1/2となる。同様に、PALの走査線
を作る場合、NTSCの走査線とPALの走査線
との距離は1/4、NTSCの走査線とPALの走査
線との距離は3/4であるので、ライン内挿係数はN
TSCの走査線に対する重み付け値は3/4、NTS
Cの走査線に対する重み付け値は1/4になる。同様
にして、残りの走査線に対しても図示のような距離およ
び重み付け値となる。このようにして、NTSC−PA
Lの走査線数の変換が行われる。
【0032】次に、図1におけるPAL−NTSCの走
査線数の変換動作について述べる。
【0033】まず、図1の回路でPAL−NTSCの走
査線数の変換動作するに当り、注意すべきことは、PA
Lの1フィールド期間に対し、NTSCの1フィールド
期間が短いので、フィールドメモリ5に記憶されたPA
Lの1フィールド分の信号を、NTSCの1フィールド
周期で読み出すためには走査線を読み飛ばす様に制御回
路9によって、フィールドメモリ5の読み出しアドレス
を制御する必要があるが、この際、読み飛ばすライン
は、変換後のラインに重心歪みが生じないようにしなけ
ればならない。
【0034】そこで、本実施例では、図9の回路におけ
るPAL−NTSCの走査線の変換動作において、その
ままNTSCの走査線として出力されるべきPALの走
査線(本来ライン内挿係数K=1で荷重合成される走査
線)が読み飛ばされる。
【0035】図2は図9の回路によるPAL−NTSC
変換動作と、図1の回路によるPAL−NTSC変換動
作の様子をまとめて表した図であり、図2の中央の実線
は変換前のPALの走査線、右側の実線は図9の回路に
よる変換後の信号、左側の実線は図1の回路による変換
後の信号をそれぞれ示している。
【0036】この図2において、上記の説明から図1の
回路で読み飛ばされる走査線は、中央の走査線である
ことが理解されよう。
【0037】そして、読み飛ばした走査線に代えて、
この走査線の両隣の走査線,のそれぞれにライン
内挿係数をK=1/2にすることにより得られる重み付
け値(=1/2)を乗算して、加え合わせたものを変換
後の走査線(図2の左側の実線の走査線)にしてい
る。このようにすることにより、走査線の読み飛ばしに
よる重心歪みが生じることを招来することなく、変換さ
れた走査線を得ることができる。
【0038】尚、図1の回路によって、変換後のNTS
C信号の走査線,,,を得る方法は、図9のP
AL−NTSC変換と同じであるのでその説明は省略す
る。
【0039】また、図1の実施例によれば、NTSC−
PAL変換のみならず、PAL−NTSC変換の場合で
も、走査線数が変換される前にフィールドメモリに書き
込まれるので、図11に示す4通りのインターレース変
換が可能である。
【0040】更に、このような走査線の変換動作をする
となると、図11では変換されるテレビジョン信号(中
央の信号)のうち走査線(3)と走査線(316)、及
び走査線(6)と走査線(319)が読み飛ばされるこ
とになる。これら読み飛ばされる走査線の2つの組、即
ち、走査線(3)(316)及び走査線(6)(31
9)はそれぞれ互いにインターレース関係にある上下隣
接ラインである。従って、画像を形成する走査線の組が
読み飛ばしによって欠落すると、画像の内容によっては
ラインフリッカーが生じる。
【0041】このような、ラインフリッカーを低減する
ためには、読み飛ばすライン同士が画面上で上下隣接関
係とならないよう、インターレースライン変換時に読み
飛ばすラインを4つの場合で、図4の表に示す例の如く
分けるようにすれば良い。
【0042】また、この方法に加えて、このとき読み飛
ばす走査線を、複数の組み合わせの中から適当に選ぶよ
うに切り替えることにより、画面上の欠落個所の分散平
均化を図ることにより、視覚上ラインフリッカーを更に
軽減することができる。
【0043】図3は本発明の他の実施例を示しており、
図1と同一部分には、同一符号を付して、その説明は省
略する。
【0044】図3の走査線数変換装置と図1のそれと異
なる点は、制御回路9によって、書き込み及び読み出し
のアドレスが制御される付加メモリ10と、制御回路9
からの切り換え信号(JUMP)によってフィールドメ
モリ5または付加メモリ10の出力を選択する切り換え
スイッチSWが設けられている点である。前記付加メモ
リ10は、フィールドメモリ5の容量と同一でもよい
し、またそれ以下でもよいが、少なくともフィールドメ
モリ5の読み出しの際、読み飛ばされる走査線数分のデ
ータが制御回路の書き込みアドレス制御で書き込まれる
ようになっている。
【0045】そして、PAL−NTSC変換において、
制御回路9は、フィールドメモリ5の読み出しの際に、
読み飛ばされる信号を補間する第2番目の信号が読み出
されているときのみ、スイッチSWを1H期間の間端子
Nから端子Jに切り換える。従って、PAL−NTSC
に変換するときにおいても、入力PAL信号を間引くこ
とがなく、図2の右側の実線への変換と同様の変換が行
えるので、高画質のまま走査線数の変換が行える。
【0046】かかる動作を図2を用いて更に具体的に説
明する。いま、入力PAL信号の走査線が読み出され
るタイミングがきたとする。この走査線は二つ前の走
査線ととも1/2ずつ重み付け値が乗算され、互いに
加算されて、入力PAL信号の走査線の代わりになる
左側の走査線を形成するものであるが、走査線が読
み出されている間スイッチSWが端子Jに切り替わる。
このスイッチSWが端子Jに切り替わっているとき、付
加メモリ10からは入力PAL信号の走査線が制御回
路9によって読み出されスイッチSWを介して荷重合成
回路8に供給される。このとき、制御回路9からのライ
ン内挿係数はK=1に設定されるので、荷重合成回路8
の出力としては、入力PAL信号の走査線がそのまま
出力される。
【0047】また、NTSC−PAL変換は、切り換え
スイッチSWは端子N側に切り換えられたままになるの
で、図1と同様の動作が行われる。
【0048】図5は上記制御回路9の詳細なブロック図
を示しており、動作モード作成回路13は、入力および
出力TV方式(PALかNTSC)を示す信号と入力及
び出力フィールド情報(ODDフィールドかEVENフ
ィールドか)の情報を受け、当該制御回路9の動作モー
ドを設定する。
【0049】11はアドレス制御回路であって、フィー
ルドメモリの読み出しアドレスは入力されるVD(垂直
同期信号)およびHD(水平同期信号)を基準に作成さ
れるとともにモード作成回路からの動作モード設定信号
により、それに対応したアドレスを出力する。カウンタ
12はVD,HDをもとに走査線数をカウントするが、
このカウント値nは、モード作成回路13により設定さ
れる。ライン内挿係数発生回路14はカウンタ12から
の走査線情報とモード作成回路13からの動作モード設
定信号により、予め設定された係数を選択し、順次ライ
ン内挿係数Kをnラインごとに繰り返し出力する。ライ
ン内挿係数発生回路14は、また、フィールドメモリ5
内で読み飛ばされるラインの情報(ラインJUMP情
報)を出力する。
【0050】図6は本発明の応用例を示しており、同図
(イ)は輝度信号処理系(Y系)に適用した場合であっ
て、このY系では図3の回路を、フィールドメモリ10
を付加メモリとして共通に使用できる様に2つ組み合わ
せ、これらの出力を荷重合成回路15に加えることによ
り、フィールド内挿処理を行っている。
【0051】また、同図(ロ)は色信号処理系(C系)
に適用した場合を示しており、このC系では図1の回路
をそのまま使用している。尚、C系に図1の回路を使用
したのは、色信号は輝度信号ほど正確に変換されなくて
も人間の視覚上、それ程影響を与えないからである。ま
た、図6において、上記各実施例と同一部分には同一符
号を付しており、CSはアドレスデータ等の制御信号で
ある。
【0052】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、簡単な回
路構成で走査線数を変換できる装置を得ることができ
る。また、フィールドメモリ内には常にデータが加工さ
れていない走査線データが格納されるので、このデータ
を他の画像処理のために使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走査線数変換装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の走査線数変換装置の動作説明図であ
る。
【図3】本発明の走査線数変換装置の他の実施例を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の装置において、フィールドメモリから
読み出さないラインを示す図。
【図5】本発明の走査線数変換装置の要部の詳細図であ
る。
【図6】本発明の応用例を示す図である。
【図7】NTSC−PAL変換を説明するための図であ
る。
【図8】従来装置によるPAL−NTSC変換を示す図
である。
【図9】従来の走査線数変換装置である。
【図10】NTSCからPAL信号へのインターレース
変換を示す図である。
【図11】PALからNTSC信号へのインターレース
変換を示す図である。
【符号の説明】
5 フィールドメモリ 7 ラインメモリ 8 荷重合成回路 9 制御回路 10 付加メモリ SW 切り替えスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のテレビジョン信号をそれとは1フ
    レーム当りの走査線数が少ない第2のテレビジョン信号
    に、またはその逆の変換をするテレビジョン信号の走査
    線数変換装置であって、 第1のテレビジョン信号の1フィールド分を記憶可能な
    容量を持つフィールドメモリと、 このフィールドメモリの後段に設けられるとともにテレ
    ビジョン信号の1走査線分を記憶可能な容量を持つライ
    ンメモリと、 前記ラインメモリから出力される遅延された1走査線分
    の信号をD1、前記フィールドメモリから得られる1走
    査線分の信号をD0、ライン内挿係数をK、出力信号を
    DOUTとしたとき、 【数1】 なる演算を行う荷重合成回路と、 前記フィールドメモリのアドレス制御及び前記荷重合成
    回路にライン内挿係数の値を設定するデータを供給する
    制御回路とを備え、 上記制御回路は、前記フィールドメモリに記憶された第
    1のテレビジョン信号を第2のテレビジョン信号に変換
    する際、第1のテレビジョン信号の走査線のうち、荷重
    合成回路におけるライン内挿係数Kを1にするところの
    走査線のラインアドレスを読み飛ばすことにより、第2
    のテレビジョン信号の走査線Aになる走査線Bを読み出
    さないようになすとともに、この読み出さない走査線B
    に隣接する第1テレビジョン信号の各走査線をライン内
    挿係数をK=1/2に設定した荷重合成回路に供給する
    ことにより得られる走査線Cを、前記走査線Aに代わっ
    て出力するようフィールドメモリ及び荷重合成回路を制
    御するようにした走査線数変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記読み出されない
    走査線Bは、インターレース関係にある上下隣接ライン
    同士にならないよう選定されるようにした走査線数変換
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、少なくとも前記フィ
    ールドメモリから読み出されない第1のテレビジョン信
    号を記憶する付加メモリを設け、第1のテレビジョン信
    号を第2のテレビジョン信号に変換する際、前記フィー
    ルドメモリから読み出されない第1のテレビジョン信号
    を前記付加メモリから読み出すようにした走査線数変換
    回路。
JP3200474A 1991-08-09 1991-08-09 走査線数変換装置 Pending JPH0549012A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328007A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Alpine Electronics Inc 平面表示装置

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JP2007328007A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Alpine Electronics Inc 平面表示装置

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