JPH0548984A - 車載用tv受信装置 - Google Patents

車載用tv受信装置

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JPH0548984A
JPH0548984A JP20585991A JP20585991A JPH0548984A JP H0548984 A JPH0548984 A JP H0548984A JP 20585991 A JP20585991 A JP 20585991A JP 20585991 A JP20585991 A JP 20585991A JP H0548984 A JPH0548984 A JP H0548984A
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JP
Japan
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channel
tuner
video signal
same
broadcast
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JP20585991A
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English (en)
Inventor
Kazunori Tanaka
和範 田中
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の移動に応じて希望放送の聴取可能なチ
ャンネルを自動的に追尾できるようにする。 【構成】 制御部19の制御により、第1のTVチュー
ナ6で希望放送を受信させるとともに、第2のTVチュ
ーナ9でチャンネルサーチをさせ、第1のTVチューナ
6と第2のTVチューナ9で受信された映像信号に対
し、照合部11がテスト信号ラインを含む特定部分を比
較して同一放送か否か判別する。同一放送のとき、受信
状態比較回路17で第1のTVチューナ6と第2のTV
チューナ9の受信状態を比較した結果、サーチ側の第2
のTVチューナ9の方が受信状態が良好のとき、制御部
19は第1のTVチャンネル6の受信チャンネルをその
時点での第2のTVチューナ9のサーチチャンネルに切
り換えさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用TV受信装置に係
り、とくに、車両の移動に応じて希望放送の聴取可能な
チャンネルを自動的に追尾できるようにした車載用TV
受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カーライフの充実を図る目的でオ
ーディオとビジュアルを組み合わせたAVシステム化が
進んでいる。ビジュアルシステムの中心は、車載用TV
受信装置であり、液晶パネル等の採用で省スペース、か
つ、高品質な受信装置が開発されている。ラジオ放送に
較べて1つのTV放送塔の持つサービスエリアはかなり
狭いが、同一内容の放送を複数のTV放送塔から流すよ
うにしているので、車両の移動に関わらず、ユーザは希
望放送を続けて視聴することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同一内容を
放送するTV放送塔は、周波数を同一にすると画面にゴ
ーストが生じるため、互いに異なるチャンネル周波数が
割り当てられている。よって、ユーザが同一放送を行っ
ている複数のTV放送塔のサービスエリアに跨がって走
行するとき、同一内容の放送を視聴し続けるためには、
途中で、VHF帯からUHF帯にわたるTV帯の中から
同一放送を行っている他のチャンネル周波数に切り換え
る必要があり、操作が煩わしいという問題があった。
【0004】以上から本発明の目的は、車両の移動に応
じて希望放送の聴取可能なチャンネルを自動的に追尾で
きるようにした車載用TV受信装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、一方で希望放送を受信し、他方でチャンネルサー
チをする2つのTVチューナと、2つのTVチューナで
受信された映像信号に対し、テスト信号ラインを含む特
定部分を比較して同一放送か否か照合する照合手段と、
2つのTVチューナの受信状態を比較する受信状態比較
手段と、2つのTVチューナの一方で希望放送を受信さ
せるとともに、他方でチャンネルサーチをさせ、照合手
段が同一放送と判別し、更に、受信状態比較手段がサー
チ側のTVチューナの方が受信状態良好と判別したとき
のサーチ側チャンネルに希望放送受信チャンネルを切り
換えさせる制御手段と、を設けたことにより達成され
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、2つのTVチューナの一方で
希望放送を受信させるとともに、他方でチャンネルサー
チをさせ、2つのTVチューナで受信された映像信号に
対し、テスト信号ラインを含む特定部分を比較して同一
放送か否か照合し、同一放送のとき、更に、2つのTV
チューナの受信状態を比較し、サーチ側のTVチューナ
の方が受信状態良好のとき、サーチ側チャンネルに希望
放送受信チャンネルを切り換えさせる。これにより、車
両の移動により希望放送の聴取可能なチャンネルが変わ
るとき、これを追尾するようにして受信チャンネルが自
動的に切り換わるので、ユーザはチャンネル切り換え操
作をしなくても、希望放送を続けて視聴することができ
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る車載用TV受
信装置の全体構成図である。
【0008】図において、1〜4は4本のアンテナ、5
はダイバーシティ回路であり、後述する第1のチューナ
から映像信号を入力して、定期的に、アンテナを短時間
の内に順に切り換えて、受信状態を比較し、受信状態の
一番良好なアンテナを選択する。6は第1のチューナで
あり、希望放送に同調して、第1の映像信号と音声信号
を出力する。第1のチューナ6に対する同調制御は後述
する制御部によってなされる。7は第1のチューナ6か
ら出力された第1の映像信号を増幅して映像出力端子V-
OUT より外部へ出力させる第1の映像増幅回路、8は第
1のチューナ6から出力された音声信号を増幅して音声
出力端子A-OUT から外部へ出力させる音声増幅回路、9
は第2のチューナであり、VHF帯とUHF帯のTV帯
に割り当てられたTVチャンネルのサーチを行いなが
ら、第2の映像信号を出力する。第2のチューナ9に対
するチャンネルサーチ制御は制御部によってなされる。
10は第2のチューナ9から出力された第2の映像信号
を増幅する増幅回路である。映像出力端子V-OUT にはモ
ニタTVが接続されており、音声出力端子A-OUT にはア
ンプと接続されている。
【0009】11は照合部であり、第1のチューナ6、
第2のチューナ9で受信された第1の映像信号と第2の
映像信号に対し、テスト信号ラインを含む特定部分を比
較して放送内容が同一か照合する。12は同期分離・タ
イミング発生回路であり、第1の映像増幅回路7から出
力された第1の映像信号から水平・垂直同期信号を分離
し、これらの同期信号より比較タイミング用の第1〜第
3のウインドウパルス(図2のWP1 〜WP3 参照)を
発生する。本実施例では、第1のウイドウパルスは17
Hの全期間、第2のウインドウパルスは130Hの中央
部分に係る1H/5の期間、第3のウインドウパルスは
131Hの中央部分に係る1H/5期間である。
【0010】図2に示す如く、17Hには、局側で放送
設備の調整に用いるVITS信号の中のテスト信号が乗
っており、130Hと131Hの中央部分は画面の丁度
中央に相当する通常の映像信号の一部分が乗っている。
テスト信号は同一放送であればチャンネルの相違に関わ
らず同一であり、130Hや131Hでは、放送が異な
れば映像信号が大きく異なっている可能性が高い。この
点、画面の縁の1H分の映像信号は、背景等のため、放
送内容が異なっていても、映像信号が大きく異なってい
るとは限らない。
【0011】13は映像比較回路であり、第1の映像信
号と第2の映像信号に対する第1のウインドウ期間(第
1のウインドウパルスWP1 がHとなっている期間、以
下同様)、第2のウインドウ期間、第3のウインドウ期
間の各ウインドウ期間での比較を行う。映像比較回路1
3は具体的には図3の如く構成されている。13aは第
1の映像信号に一定レベル加算して上側レファレンス信
号を作成する加算回路、13bは第1の映像信号より一
定レベル減算して下側レファレンス信号を作成する減算
回路、13cは上側レファレンス信号と第2の映像信号
を比較する第1のコンパレータ、13dは第2の映像信
号と下側レファレンス信号を比較する第2のコンパレー
タ、13eは第1〜第3のウインドウパルスWP1 〜W
3 のORをとるOR回路、13fは第1,第2のコン
パレータ13c,13dとOR回路13eの出力のNA
NDをとるNAND回路である。このように構成された
映像比較回路13により、第1〜第3のウインドウ期間
における連続的な映像比較がなされる。例えば、第1の
ウインドウ期間において、第2の映像信号のレベルがず
っと第1の映像信号に対し一定幅以内に入っていると
き、比較信号は連続したLレベルとなり、一定幅から外
れれば、外れている間Hレベルとなる。第1のウインド
ウ期間の前後の期間では、第1のウインドウパルスWP
1 がLレベルとなるので比較信号はHレベルとなる。他
の第2,第3のウインドウパルスWP2 ,WP3につい
ても同様である。
【0012】14は映像比較回路13の出力を0(=L
レベル)か1(=Hレベル)にサンプリングするA/D
変換回路、15はA/D変換回路14でのサンプリング
値0の数をカウントするカウンタであり、ウインドウパ
ルスの立ち上がりでクリアされたあと、ウインドウパル
スがHレベルの間、カウント動作を行う。16は判定部
であり、第1のウインドウパルスWP1 の立ち下がりに
付勢されてカウンタ15から第1のウインドウ期間にお
けるカウント値WD1 を入力し、所定の基準値C1 以上
のとき、第1,第2の映像信号の17Hが互いに同一と
判定し、第2のウインドウパルスWP2 の立ち下がりに
付勢されてカウンタ15から第2のウインドウ期間にお
けるカウント値WD2 を入力し、所定の基準値C2 以上
のとき、第1,第2の映像信号の130Hが互いに同一
と判定し、第3のウインドウパルスWP3 の立ち下がり
に付勢されてカウンタ15から第3のウインドウ期間に
おけるカウント値WD3 を入力し、所定の基準値C
3 (=C2 )以上のとき、第1,第2の映像信号の13
1Hが互いに同一と判定する。そして、17H、130
H、131Hの全てにつき同一と判定したとき、第1の
映像信号に係る放送と第2の映像信号に係る放送が同一
と判定する。
【0013】ここで、本実施例では、基準値C1 は第1
のウインドウ期間中、比較信号がずっとLレベルであっ
たときのWC1 の9/10に設定されており、同様に、
基準値C2 (C3 )は、第2のウインドウ期間中(第3
のウインドウ期間中)、比較信号がずっとLレベルであ
ったときのWC2 (WC3 )の同じく9/10に設定さ
れている。
【0014】照合部11は上記した構成を持つことによ
り、信号レベル上及び時間軸上で一定の許容範囲を持た
せた上で、第1の映像信号に係る放送と第2の映像信号
に係る放送が同一か否かの照合を行うことができる。
【0015】17は受信状態比較回路であり、第1のT
Vチューナ6と第2のTVチューナ9から、各々、第1
の映像信号と第2の映像信号を入力して受信状態の比較
を行い、結果を制御部へ出力する。18は操作部であ
り、ユーザがマニュアルで選局操作を行う。19は制御
部であり、操作部18で選局操作がなされると、当該チ
ャンネルに第1のTVチューナ6を同調させて希望放送
の受信を行わせる。また、第2のTVチューナ9に対し
TV帯の各チャンネルのサーチを行わせながら、各サー
チチャンネルにおける判定部16の出力をチェックし、
同一放送を行っていると判定されれば、該サーチチャン
ネルに第2のTVチューナ9を同調し続けさせて、受信
状態比較回路17の出力をチェックし、第1のTVチュ
ーナ6の方が受信状態が良好であれば、該第1のTVチ
ューナ6に対する受信チャンネルの切り換え制御はせ
ず、第2のTVチューナ9に対するチャンネルサーチ制
御を再開する。逆に、第2のTVチューナ9の方が受信
状態が良好であれば、その時の第2のTVチューナ9の
受信チャンネルに第1のTVチューナ6の受信チャンネ
ルを切り換えさせ、そして、第2のTVチューナ9に対
するチャンネルサーチ制御を再開する。
【0016】20はマイコン構成のコントローラであ
り、判定部16、制御部19の各機能を果たす。
【0017】図4はコントローラ20の動作を示す流れ
図であり、以下、この図を参照して説明する。
【0018】電源スイッチがオンされると、コントロー
ラ20の制御部19は所定の初期設定処理を行い、前回
電源オフ直前の受信チャンネルデータjに基づき、例え
ば、j=4であれば、4チャンネルに第1のTVチュー
ナ6を同調させる(図4のステップ101)。よって、
モニタTVには前回電源オフ直前の受信チャンネル4の
画面が映り、スピーカからはその音声が流れる。ユーザ
が操作部18で希望チャンネル、例えば、6チャンネル
への切り換え操作を行うと、制御部19は第1のTVチ
ューナ6を6チャンネルに同調させるとともにj=6と
する(ステップ102〜104)。車両の現在位置が6
チャンネルの放送サービスエリアの内、比較的、電界強
度の強い地域に入っていれば、画面には希望放送がはっ
きりと映り、スピーカからはその音声が流れる。この
際、ダイバーシティ回路5により、6チャンネルの放送
を受信するのに最適なアンテナが選択されるので、画面
の乱れは少ない。
【0019】制御部19は、操作部18で選局操作がさ
れないとき、第2のTVチューナ9に対するチャンネル
サーチ制御を繰り返し行う。このサーチ制御ではまず、
制御部19はサーチチャンネルを示すiを1とし(ステ
ップ105)、iが第1のTVチューナ6側の受信チャ
ンネルと異なっていることを条件に、TV帯の一番下の
1チャンネルに第2のTVチューナ9を同調させる(ス
テップ106、107)。そして、コントローラ20は
第2のTVチューナ9が安定するまで一定時間待つ(ス
テップ108)。ステップ108のあと、コントローラ
20の判定部16は、第1のウインドウパルスWP1
立ち下がりに付勢されて、まず、第1のウインドウ期間
におけるカウンタ15のカウント値WC1 を入力し(ス
テップ109)、基準値C1 と比較する(ステップ11
0)。ここで、車両の現在位置が1チャンネルの放送サ
ービスエリアに入っていれば、第2の映像増幅回路10
から第2の映像信号が出力され、映像比較回路13にお
いて、第1の映像増幅回路7から出力されている第1の
映像信号と、第1,第2,第3のウインドウ期間の別に
比較され、各ウインドウ期間別に、比較信号がA/D変
換器14で所定のサンプリング周波数の下に0(比較信
号がLレベルのとき)かまたは1(比較信号がHレベル
のとき)にサンプリングされるとともに、カウンタ15
でサンプル値0の数がカウントされる。
【0020】但し、第1の映像信号と第2の映像信号の
VITS信号が全く異なっているとき、第1のウインド
ウ期間に出力される比較信号は、殆どの期間においてH
レベルなので、WC1 <C1 となる。このとき判定部1
6は第1,第2の映像信号の17Hは互いに非同一と判
定し、第1の映像信号に係る放送と第2の映像信号に係
る放送が非同一と判定し(ステップ110でNO)、判
定結果を制御部19へ出力する。
【0021】この場合、制御部19は第1のTVチュー
ナ6に対する受信チャンネルの切り換え制御はせず、i
がTV帯の一番上のチャンネルか判断し(ステップ11
1)、NOなので、iをインクリメントして2とし(ス
テップ112)、iが第1のTVチューナ6の受信チャ
ンネルと同一でないので、第2のTVチューナ9の同調
チャンネルを2とする(ステップ106、107)。そ
して、コントローラ20は第2のTVチューナ9が安定
するまで一定時間待つ(ステップ108)。第2のTV
チューナ9が新たなチャンネルに同調したとき、車両の
現在位置が2チャンネルの放送サービスエリアに入って
いなければ、第2のTVチューナ9からは第2の映像信
号が出力されないので、映像比較回路13の比較信号
は、第1〜第3のウインドウ期間のいずれにおいても、
Hレベルのままか、ノイズの影響でごく短期間Lレベル
となるだけなので、判定部16はステップ110におい
て、NOと判断する。このとき、制御部19は、まだサ
ーチチャンネルかTV帯の一番上のチャンネルでないの
で、iをインクリメントしたあと(ステップ111でN
O、112)、コントローラ20はステップ102に戻
り、以下、同様の処理を行う。
【0022】その後、例えば、15チャンネルまで第2
のTVチューナ9を順に同調させていったとき(但し、
6チャンネルは除かれる。ステップ106でNOの判
断)、いずれのチャンネルでも、車両現在位置が放送サ
ービスエリアに入っていないか、入っていても、6チャ
ンネルと全く異なる放送であり、テスト信号も異なって
いるとき、各チャンネルにつき、判定部16が第1のウ
インドウ期間が非同一であり、第1の映像信号に係る放
送と第2の映像信号に係る放送が非同一と判定するの
で、第1のTVチューナ6に対する受信チャンネルの切
り換え制御はなされない。
【0023】第2のTVチューナ9が次の16チャンネ
ルに同調されたとき、車両現在位置が6チャンネルとと
もに16チャンネルの放送サービスエリアに入ってお
り、16チャンネルが6チャンネルとは放送内容が異な
るがたまたま17Hにおいて同じテスト信号を送信して
いるとき、映像比較回路13は第1のウインドウ期間に
おいてほとんどLレベルだけを出力する。よって、カウ
ンタ15によるサンプル値0の数をカウントした値WC
1 が大きくなってC1を越える。判定部16は第1のウ
インドウパルスWP1 の立ち下がりに付勢されてカウン
タ15からカウント値WC1 を入力し、C1 と比較する
が、WC1 ≧C1 なので、判定部16は第1の映像信号
と第2の映像信号の17Hが同一と判定する(ステップ
109、110)。但し、テスト信号が同一なだけで
は、放送が異なるかも知れないので、判定部16は続い
て第2のウインドウパルスWP1 の立ち下がりに付勢さ
れて、カウンタ15から第2のウインドウ期間における
カウント値WC2 を入力し、C 2 と比較する(ステップ
113、114)。
【0024】けれども、16チャンネルの放送は6チャ
ンネルの放送と異なっているので、130Hの映像信号
は全く異なったものとなっており、第2のウインドウ期
間において映像比較回路13の出力はほとんどHレベル
だけとなる。よって、カウンタ15のカウント値WC2
が非常に小さくなり、WC2 <C2 となるので、判定部
16は第1の映像信号と第2の映像信号は130Hにお
いて非同一と判定し、第1の映像信号に係る放送と第2
の映像信号に係る放送が非同一と判定する(ステップ1
14でNO)。
【0025】よって、制御部19は第1のTVチューナ
6に対する受信チャンネルの切り換え制御はせず、第2
のTVチューナ9のチャンネルアップを行う(ステップ
111、112、107)。その後、17チャンネルか
ら34チャンネルの各チャンネルについても、第1の映
像信号と第2の映像信号がいずれも非同一と判定されれ
ば、第1のTVチューナ6の受信チャンネル切り換えは
されない。第2のTVチューナ9が次の35チャンネル
に同調されたとき、車両現在位置が6チャンネルととも
に35チャンネルの放送サービスエリアに入っており、
かつ、互いに同一放送であるとき、17Hのテスト信
号、130H、131Hは全て同一である。この場合、
映像比較回路13が第1〜第3の各ウインドウ期間に出
力する比較信号は、各期間中ほとんどLレベルとなり、
各期間でのカウンタ15のカウント値CW1 〜CW
3 は、各々、C1 〜C3 より大きくなる。
【0026】この場合、判定部16は、まず、第1のウ
インドウパルスWP1 の立ち下がりに付勢されて、カウ
ンタ15から第1のウインドウ期間に係るカウント値W
1 を入力し、C1 と比較する。ここでは、WC1 ≧C
1 なので、第1の映像信号と第2の映像信号の17Hが
互いに同一と判定する(ステップ109、110)。但
し、テスト信号が同一なだけでは、放送が異なるかも知
れないので、判定部16は、続いて第2のウインドウパ
ルスWP2 の立ち下がりに付勢されて、カウンタ15か
ら第2のウインドウ期間におけるカウント値WC2 を入
力し、C2 と比較する(ステップ113、114)。こ
こでも、WC2≧C2 なので、第1の映像信号と第2の
映像信号の130Hが互いに同一と判定する。このよう
に17Hと130Hが互いに同一であれば、同一放送の
可能性が極めて高いが、念のため、判定部16は更に、
第3のウインドウパルスWP3 の立ち下がりに付勢され
て、カウンタ15から第3のウインドウ期間におけるカ
ウント値WC3 を入力し、C3 と比較する(ステップ1
15、116)。ここでも、WC3 ≧C3なので、第1
の映像信号と第2の映像信号の131Hが互いに同一と
判定し、最終的に第1の映像信号に係る放送と第2の映
像信号に係る放送が同一と判定し、判定結果を制御部1
9へ出力する。
【0027】2つの放送が同一であることを示す判定結
果を受けた制御部19は、受信状態比較回路17から第
1のTVチューナ6と第2のTVチューナ9の受信状態
の比較結果を入力し、いずれが受信状態が良いか判定す
る(ステップ117)。ここで、若し、車両の現在位置
が6チャンネルの放送サービスエリアの内、まだ電界強
度が比較的強い場所に有り、対して、35チャンネルの
放送サービスエリアの内、電界強度の比較的弱い場所に
あって、第1のTVチューナ6の方が受信状態がよけれ
ば、そのまま6チャンネルを受信し続ければ良いので当
該第1のTVチューナ6に対する受信チャンネルの切り
換えはしない。このとき、制御部19は、まだサーチチ
ャンネルかTV帯の一番上のチャンネルでないので、i
をインクリメントしたあと(ステップ111でNO、1
12)、コントローラ20はステップ102側に戻り、
前述と同様にして第2のTVチューナ9に対するチャン
ネルアップ制御を行う。
【0028】以下、チャンネルサーチ中に、放送サービ
スエリアは車両の現在位置に入っているが、6チャンネ
ルと同一の放送を行っているチャンネルがないか、6チ
ャンネルと同一の放送を行っているチャンネルがあって
も、受信状態が良くなければ、TV帯の一番上のチャン
ネルまで終えたところで、再び、TV帯の一番下にサー
チチャンネルを戻して同様の処理を繰り返す(ステップ
111でYES、105)。ここでは、簡単のため、3
5チャンネルだけが6チャンネルと同じ放送を行ってい
るものとする。
【0029】その後、車両が6チャンネルの放送サービ
スエリアの端に近づき、35チャンネルの放送サービス
エリア内にある程度入ったとき、第1のTVチューナ6
で受信している画面の映りや音質は徐々に落ちてくる。
この場合、制御部19により第2のTVチューナ9のサ
ーチチャンネルが35チャンネルとされたところで、前
述と同様にして、映像比較回路13により、第1〜第3
のウインドウ期間における第1の映像信号と第2の映像
信号の比較がなされ、カウンタ15で比較信号のサンプ
ル値0の数がカウントされるが、17Hがともに同一な
ので第1のウインドウ期間のカウント値WC1 はC1
上回り、130Hがともに同一なので第2のウインドウ
期間のカウント値WC2 はC2 を上回り、131Hがと
もに同一なので第3のウインドウ期間のカウント値WC
3 はC3 を上回る。このため、判定部16は第1の映像
信号に係る放送と第1の映像信号に係る放送が同一であ
ると判定する(ステップ110〜116)。
【0030】このとき、制御部19は受信状態比較回路
17から第1のTVチューナ6と第2のTVチューナ9
の受信状態の比較結果を入力し、いずれのチューナが受
信状態が良いかチェックするが(ステップ117)、こ
こでは受信状態の比較結果は第2のTVチューナ9の方
が良くなっているので、制御部19は、第1のTVチュ
ーナ6の受信チャンネルをその時点での第2のTVチュ
ーナ9のサーチチャンネル35に切り換えさせる(ステ
ップ118)。これにより、車両位置が6チャンネルの
放送サービスエリアから外れても、ユーザは何ら受信チ
ャンネルの切り換え操作をすることなく、希望放送を適
切なチャンネルで続けて視聴することができる。
【0031】なお、第1のTVチューナ6が35チャン
ネルに同調することで、第1のTVチューナ6から出力
される第1の映像信号は35チャンネルに係るものに変
わる。
【0032】ステップ118のあと、制御部19はjを
第1のTVチューナ6側の受信チャンネルである35に
変え(ステップ119)、ステップ105に戻って、第
2のTVチューナ9側での1チャンネルからのチャンネ
ルサーチを再開し、各サーチチャンネル毎に、判定部1
6が第2のTVチューナ9から出力される第2の映像信
号が35チャンネルに係る第1の映像信号と同一か判定
し、判定結果が非同一であれば、制御部19は単にサー
チチャンネルのアップ制御を行い、判定結果が同一であ
れば、受信状態比較信号をチェックして、いずれのチュ
ーナの受信状態がより良いか判断し、第1のTVチュー
ナ6の方がよければ、該第1のTVチューナ6の受信チ
ャンネルの切り換えはしない。これにより、車両が35
チャンネルの放送サービスエリア内の比較的受信状態の
良好な地域を走行する限り、35チャンネルでの受信が
続行することになる。
【0033】その後、車両が再び6チャンネルの放送サ
ービスエリア内に戻り、ステップ117で、TVチュー
ナ9の方が受信状態が良くなったと判断されたときは、
その時点でのサーチチャンネル(6)に第1のTVチュ
ーナ6の受信チャンネルを切り換える(ステップ11
8)。よって、ユーザは何らチャンネル切り換え操作を
しなくても、希望放送の受信を継続することができる。
【0034】なお、6チャンネルと同じ放送を行ってい
るチャンネルが2以上存在している場合も全く同様にし
て、第1のTVチューナ6と同一放送を行っており、か
つ、受信状態のより良いチャンネルが見出されたところ
で、第1のTVチューナ6の受信チャンネルがその時点
でのサーチチャンネルに切り換えられるので、車両が同
一放送を行っている2つのチャンネルのサービスエリア
に跨がって走行しても、セットは同一放送を行っている
新たなチャンネルを自動追尾していくので、ユーザは何
ら受信チャンネルの切り換えをすることなく、希望放送
を続けて視聴することができる。
【0035】なお、上記した実施例では、第1の映像信
号と第2の映像信号について、17Hのテスト信号ライ
ンの比較を行うようにしたが、280H等のテスト信号
ラインに替えたり、17Hと280Hの両方のテスト信
号ラインで比較するようにしてもよい。また、テスト信
号ライン以外に130Hと131Hでの比較を行うよう
にしたが、これを他のVITS信号ライン以外の2つの
ラインに替えてもよい。また、17H(または280
H)等の1つのテスト信号ラインだけで第1の映像信号
に係る放送と第2の映像信号に係る放送が同じか否かの
比較・判定を行うようにしたり、或いは、17H(また
は280H)等の1つのテスト信号ラインと他のVIT
S信号以外の特定の1ラインとの2つのラインで比較・
判定を行うようにしてもよい。
【0036】また、上記した実施例では、第1のTVチ
ューナ6側だけダイバーシティを行うようにしたが、図
5に示す如く、アンテナ1〜4に分配器1a〜4aを介
してダイバーシティ回路21を設け、このダイバーシテ
ィ回路21により、第2のTVチューナ9から取り出し
た映像信号に基づき、第2のTVチューナ9の受信状態
が一番良くなるようなアンテナを選択させるようにし
て、第1のTVチューナ6側とは別個・独立にダイバー
シティを行わせるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上本発明によれば、一方で希望放送を
受信し、他方でチャンネルサーチをする2つのTVチュ
ーナと、2つのTVチューナで受信された映像信号に対
し、テスト信号ラインを含む特定部分を比較して同一放
送か否か照合する照合手段と、2つのTVチューナの受
信状態を比較する受信状態比較手段と、2つのTVチュ
ーナの一方で希望放送を受信させるとともに、他方でチ
ャンネルサーチをさせ、照合手段が同一放送と判別し、
更に、受信状態比較手段がサーチ側のTVチューナの方
が受信状態良好と判別したときのサーチ側チャンネルに
希望放送受信チャンネルを切り換えさせる制御手段と、
を設け、2つのTVチューナの一方で希望放送を受信さ
せるとともに、他方でチャンネルサーチをさせ、2つの
TVチューナで受信された映像信号に対し、テスト信号
ラインを含む特定部分を比較して同一放送か否か照合
し、同一放送のとき、更に、2つのTVチューナの受信
状態を比較し、サーチ側のTVチューナの方が受信状態
良好のとき、サーチ側チャンネルに希望放送受信チャン
ネルを切り換えさせるように構成したから、車両の移動
により希望放送の聴取可能なチャンネルが変わるとき、
これを追尾するようにして受信チャンネルが自動的に切
り換わるので、ユーザはチャンネル切り換え操作をしな
くても、希望放送を続けて視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車載用TV受信装置の
全体構成図である。
【図2】映像信号とウインドウパルスの関係を示すタイ
ムチャートである。
【図3】映像比較回路の具体的な構成を示す回路図であ
る。
【図4】図1のコントローラの動作を示す流れ図であ
る。
【図5】本発明の変形例を示す一部省略した構成図であ
る。
【符号の説明】
6 第1のチューナ 9 第2のチューナ 11 照合部 17 受信状態比較回路 19 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方で希望放送を受信し、他方でチャン
    ネルサーチをする2つのTVチューナと、 2つのTVチューナで受信された映像信号に対し、テス
    ト信号ラインを含む特定部分を比較して同一放送か否か
    照合する照合手段と、 2つのTVチューナの受信状態を比較する受信状態比較
    手段と、 2つのTVチューナの一方で希望放送を受信させるとと
    もに、他方でチャンネルサーチをさせ、照合手段が同一
    放送と判別し、受信状態比較手段がサーチ側のTVチュ
    ーナの方が受信状態良好と判別したときのサーチ側チャ
    ンネルに希望放送受信チャンネルを切り換えさせる制御
    手段と、 を設けたことを特徴とする車載用TV受信装置。
JP20585991A 1991-08-16 1991-08-16 車載用tv受信装置 Withdrawn JPH0548984A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0829973A2 (de) * 1996-09-13 1998-03-18 FUBA Automotive GmbH Frequenzdiversity-Anordnung für mobilen Fernsehempfang
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US9015770B2 (en) 2012-04-18 2015-04-21 Mitsubishi Electric Corporation Digital broadcasting reception apparatus and digital broadcasting reception method

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